JPS602029Y2 - トラック、トレ−ラ−等の側部バンパ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 荷物を積載して陸上を輸送するトラック、トレー・ラー
の荷台下部には事故から防ぐため側部バンパーが取付け
られている。

本考案はトラック、トレーラ−の側部バンパーに関する
ものである。

従来技術 通常の側部バンパーは事故防止の為であるから荷台下部
に容易に取りはずすことが出来ないよう強固に固着され
ていた。

又実公昭５８−１６４４８に示されるような係合溝に係
合ピンを着脱可能に取付けたものもある。

考案が解決しようとする問題点 通常の側部バンパーは荷台下部に容易に取りはずすこと
が出来ないように固着されているため、前記側部バンパ
ー内側に装着されている工具箱、タイヤハンガー特にタ
ンクローりにあってはバルブ、計器類等の附属品を取扱
う際前記側部バンパーが邪魔になり取扱うのが大変不便
であった。

又側部バンパーを前記附属品を取扱うのに邪魔にならな
いような位置に取付けると充分に保護出来ない等の問題
があった。

さらに前記昭５８−１６４４８に示されるような係合溝
に係合ピンを脱着可能に取付けたものもあるが、サイド
ガードとしての機能、例えば衝突時サイドガード自体が
はずれてしまい実際に内側の機器を充分に保護し得たか
どうか疑わしい。

問題を解決するための手段 本案は上記の問題を解決する為に、トラック、トレラー
の荷台下部より下方に一対の互に平行な支持棒を平行に
延設し、これら一対の支持棒に断面１字型の案内部材を
互に対向して固着し、この案内部材の下部に係止部材を
設け、長方形の防護板の両端縁を前記案内部材の内側に
脱着自在に嵌合し、前記防護板の下端縁を前記係止部材
で支持したトラツ久トレーラ−の側部バンパーを提供す
る。

作用 上記構成の側部バンパーによれば、断面コ字型の案内部
材の内側に脱着自在に長方形の防護板が嵌合しているの
で、工具箱、タイヤハンガー、特にタンクローりにあっ
てはバルブ、計器類等の附属品を取扱う際は前記防護板
を上、下に移動させることによって取扱いスペースを得
ることができる。

さらに防護板の両端縁が］字型の案内部材内側に嵌合し
ているので強固に取付けられ、例え衝突したとしても容
易にはずれることはない。

又長方形の防護板は例えば道板として他の使用もできる
。

実施例 以下図面により本案の実施例について述べる。

第１図はトラック１の荷台２に本案の側部バンパーを装
着した状態を示す。

第２図は側部バンパーの正面図を示す。

第３図は第２図のＡ−Ａ矢視図を示す。

第６図は第２図のＢ−Ｂ矢視図を示す。

本案実施例に示す側部バンパーはトラック１の荷台２（
本実施例ではトラックであるが、タンクローりではタン
ク本体を支持する部分）の下端より下方に複数本の支持
棒３，３’、４を延設し、これら支持棒のうち一対３，
３′は互に平行で、且つ一対の支持棒３，３′に断面］
字型の案内部材５，５を互に対向して固着しこの案内部
材５゜５の下端に係止部材１１を設け、長方形の防護板
６の両端縁を前記案内部材５，５の内側に脱着自在に嵌
合し、前記防護板６の下端縁を前記係止部材１１で支持
している。

防護板６はアルミ型材、プラスチック、合板の両面にア
ルミ板を張った物、等で形成され、この防護板は防護板
としてだけでなく、単独に取りはずして例えば道板とし
ても使用できる。

支持棒４の下部には断面−型の係止片７を固着し、この
係止片７に前記防護板６の下端縁を係止すれば防護板６
はさらに強固なものとなる。

次に案内部材５，５の内側に脱着自在に嵌合した防護板
６の上部で支持棒３，３′に留めピン８．８を挿脱自在
に挿通して防護板６が上方に抜は出るのを防止している
。

本実施例では留めピン８，８で固定しているボルトその
他の方法でも防護板６の固定は可能である。

第４図は本案の他の実施例を示す。

この実施例では上記係止部材１１の代りに留めピン８，
８を挿脱自在に挿通して防護板６を支持している。

従って防護板６を下方に抜くにはこのピン８をはずせば
よい。

第５図は本案のさらに他の実施例を示す。

この実施例では防護板を上、下２段の防護板９．９に分
割し、間隙部材１０．１０を設けて軽量にしている。

効果 本案は以上の構成からなっているので、防護板６．９の
取付、取はすしが極めて容易で、荷台２の下に人が入り
やすく工具箱、タイヤハンガーバルブ等の修理に非常に
都合がよい。

断面］字型の案内部材内側に防護板６の両端縁を取付け
たので強固に取付けられている。

仮に防護板６が破損しても交換するのが容易である。

さらに防護板６を単独に取りはずして道板に使用出来る
。

【図面の簡単な説明】

第１図はトラックの荷台に本案の側部バンパーを装着し
た状態を示す。 第２図は側部バンパーの正面図を示す。 第３図は第２図のＡ−Ａ矢視図を示す。 第４図は本案の他の実施例を示す。第５図は本案のさら
に他の実施例を示す。 第６図は第２図のＢ−Ｂ矢視図を示す。 １・・・・・・トラック、２・・・・・・荷台、３，３
′・・・・・・支持棒、４・・・・・・支持棒、５・・
・・・・案内部材、６・・・・・・防護板、訃・・・・
ピン、１１・・・・・・係止部材。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）トラック、トレーラ−の荷台下部より下方に一対
   の互に平行な支持棒３，３′を平行に延設し、これら一
   対の支持棒３，３′に断面１字型の案内部材５，５を互
   に対向して固着し、この案内部材５，５の下部に係止部
   材を設け、長方形の防護板６の両端縁を前記案内部材５
   ，５の内側に脱着自在に嵌合し、前記防護板６の下端縁
   を前記係止部材で支持したトラック、トレーラ−の側部
   バンパー。
2. （２）支持棒３，３′にピン８，８を挿脱自在に挿通し
   て防護板６が抜は出るのを防止した実用新案登録請求の
   範囲第（１）項記載のトラック、トレーラ−の側部バン
   パー。