JP2989411B2 - 水中翼取付け構造 - Google Patents

水中翼取付け構造

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JP2989411B2
JP2989411B2 JP5048645A JP4864593A JP2989411B2 JP 2989411 B2 JP2989411 B2 JP 2989411B2 JP 5048645 A JP5048645 A JP 5048645A JP 4864593 A JP4864593 A JP 4864593A JP 2989411 B2 JP2989411 B2 JP 2989411B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中翼船における水中
翼の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の水中翼船における水中翼の取付け
構造としては図4に示すようなものがあり、船体から下
方へ突設された支柱2の下端において、水中翼1が横方
向のピン20で取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の水中翼取付け構造では、水中翼船の大型化に伴
い水中翼1が大きくなると、同水中翼1に作用する荷重
も大きくなるので、大きなピン20が必要となり、重量の
増加や水抵抗の増加を招くことになる。そこで、支柱下
端のフランジ部材と水中翼上面から起立した支持フレー
ム部材とを上下方向の接合ボルトで緊締することが考え
られるが、このようにしても、上記接合ボルトにかかる
水平方向の荷重に対処するためには、同接合ボルトの径
を大きくしなければならないという問題点がある。本発
明は、上述の諸問題の解消をはかろうとするもので、支
柱下端のフランジ部材と水中翼上の支持フレーム部材と
の相対的な水平移動を拘束することにより、上記両部材
を締付け固着する上下方向の接合ボルトに水平荷重がか
からないようにした、水中翼取付け構造を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の水中翼取付け構造は、船体から下方へ突設
された支柱と、同支柱の下端部に取付けられた水中翼と
の結合部において、上記支柱の下端に同支柱と一体に設
けられたフランジ部材と上記水中翼の上面から上方へ突
設された支持フレーム部材とをそなえるとともに、上記
フランジ部材と上記支持フレーム部材の上縁部とを締結
する上下方向の接合ボルトをそなえ、上記のフランジ部
材と支持フレーム部材との相対的な水平移動を拘束すべ
少なくとも両部材の両外側を挟持しながら両部材に跨
がるストッパーが設けられて、同ストッパーと上記両部
材とが一体に緊締されたことを特徴としている。
【0005】また、本発明の水中翼取付け構造は、上記
接合ボルトへの水平荷重の伝達を防止すべく同接合ボル
トの挿通されるボルト穴が同接合ボルトよりも大径に形
成されたことを特徴としている。
【0006】さらに、本発明の水中翼取付け構造は、上
記支持フレーム部材が左右に対をなして2個設けられ、
上記ストッパーが、上記2個の支持フレーム部材の各外
側面と上記フランジ部材の上面とに接する外ストッパー
と、上記2個の支持フレーム部材の各内側面と上記フラ
ンジ部材の下面とに接する内ストッパーとで構成された
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】上述の本発明の水中翼取付け構造では、船体下
方に突設された支柱の下端におけるフランジ部材に、接
合ボルトを介して水中翼上面の支持フレームが締結され
るが、上記のフランジ部材と支持フレームとの相対的な
水平移動はストッパーにより阻止されるので、上記接合
ボルトには水平荷重がかからないようになる。特に、上
記接合ボルトの挿通されるボルト穴が同接合ボルトより
も大径に形成されて、両者間にクリアランスが存在して
いる場合は、上記接合ボルトへの水平荷重の伝達が十分
に防止される。また、上記支持フレーム部材が左右に対
をなして設けられ、同支持フレーム部材の相互間に内ス
トッパーが設けられると、上記左右の支持フレーム部材
の外側から上記フランジ部材の上面までを覆う外ストッ
パーと相まって、上記のフランジ部材と支持フレーム部
材との相対的な水平移動が十分に防止される。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
水中翼取付け構造について説明すると、図1は水中翼船
の全体構成を概略的に示す正面図、図2は図1のA部の
詳細構造を示すもので、図2(a)はその縦断面図、図2
(b)は図2(a)のB−B矢視断面図、図2(c)は図2(a)の
C−C矢視断面図であり、図3は図2(a)のD−D矢視
断面図である。
【0009】図1に示すように、大型の双胴型水中翼船
において、左右の船体部分3,3からそれぞれ下方へ突
設されて左右に対をなす支柱2,2の下端に、水中翼1
が結合支持されており、その結合部Aは図2(a),(b),
(c)および図3に示すように構成されている。すなわ
ち、支柱2の下端に同支柱2と一体に設けられた水平な
フランジ部材2aと、水中翼1の上面から上方へ突設さ
れた左右一対の支持フレーム部材9の水平な上縁部9a
とは、上下方向に配設される多数の接合ボルト4により
締結されている。なお、支柱2には補強リブ2′が設け
られ、支持フレーム部材9にも補強リブ9′が設けられ
ている。
【0010】また、この水中翼取付け構造の前後部に
は、それぞれフランジ部材2aと支持フレーム部材9と
の相対的な水平移動を拘束するためのストッパーとし
て、左右の支持フレーム部材9,9の各外側面とフラン
ジ部材2aの上面とに跨がる外ストッパー6と、各支持
フレーム部材9の内側面とフランジ部材2aの下面とに
接する内ストッパー7とが設けられ、これらのストッパ
ー6,7とフランジ部材2aおよび支持フレーム部材9
の上縁部9aとは、上下方向に貫通するボルト5で一体
に緊締されている。さらに、接合ボルト4への水平荷重
の伝達を防止できるように、同接合ボルト4のボルト穴
8の直径は、同接合ボルト4の直径よりも2mmぐらい大
きく設定されている。
【0011】本発明の実施例としての水中翼取付け構造
は上述のように構成されているので、船体下方に突設さ
れた支柱2の下端におけるフランジ部材2aに、接合ボ
ルト4および緊締用ボルト5を介して水中翼1の上面の
支持フレーム部材9が締結されることにより、同水中翼
1の支持が行なわれ、しかもフランジ部材2aと支持フ
レーム9との相対的な水平移動はストッパー6,7によ
り阻止されるようになる。すなわち、左右に対をなす支
持フレーム部材9の相互間に内ストッパー7が設けられ
ると、上記左右の支持フレーム部材9の外側から上記フ
ランジ部材の上面までを覆う外ストッパー6と相まっ
て、フランジ部材2aと支持フレーム部材9との相対的
な水平移動が的確に防止されるようになる。したがっ
て、接合ボルト4および緊締用ボルト5には水平荷重が
かからないようになる。特に、接合ボルト4の挿通され
るボルト穴8が同接合ボルト4よりも大径に形成され
て、両者間にクリアランスが存在しているので、接合ボ
ルト4への水平荷重の伝達は十分に防止される。
【0012】このようにして、水中翼1を支持する接合
ボルト4は、水平荷重を受けないように保護されるた
め、強度上著しく有利になり、大型の双胴型水中翼船に
おいて水中翼が大型化しても、接合ボルト4の直径の増
加を抑制できるようになる効果が得られる。なお、ボル
ト5はフランジ部材2aおよび支持フレーム部材9と各
ストッパー6,7とを一体に緊締するためのものである
から、同ボルト5を用いる代わりに、上記の各部材2
a,9および各ストッパー6,7を金属バンド等で束ね
て一体に緊締するようにしてもよい。また、上述の支柱
2の下端部や支持フレーム部材9,ボルト4,5,スト
ッパー6,7などを覆うカバーを設けて、外形を抵抗の
少ない形状に整えることが望ましい。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の水中翼取
付け構造によれば、次のような効果ないし利点が得られ
る。 (1) 船体下方に突設された支柱2の下端におけるフラン
ジ部材に、接合ボルトおよび緊締用ボルトを介して水中
翼の上面の支持フレーム部材が締結されることにより、
同水中翼の支持が行なわれ、しかもフランジ部材と支持
フレームとの相対的な水平移動はストッパーにより阻止
されるようになる。 (2) 左右に対をなす支持フレーム部材が設けられる場
合、これらの相互間に内ストッパーが設けられると、上
記左右の支持フレーム部材の外側から上記フランジ部材
の上面までを覆う外ストッパーと相まって、フランジ部
材と支持フレーム部材との相対的な水平移動が的確に防
止されるようになる。 (3) 上記(1),(2)項により上記接合ボルトには水平荷重
がかからないようになる。 (4) 接合ボルトの挿通されるボルト穴が同接合ボルトよ
りも大径に形成されて、両者間にクリアランスが存在し
ているので、接合ボルトへの水平荷重の伝達は十分に防
止される。 (5) 水中翼を支持する接合ボルトが、水平荷重を受けな
いように保護されるため、強度上著しく有利になり、水
中翼が大型化しても、接合ボルトの直径の増加を抑制で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水中翼船の全体構成を概略的に示す正面図であ
る。
【図2】図1のA部について本発明の一実施例としての
水中翼取付け構造を示すもので、(a)はその縦断面図,
(b)は(a)のB−B矢視断面図,(c)は(a)のC−C矢視断
面図である。
【図3】図2(a)のD−D矢視断面図である。
【図4】従来の水中翼取付け構造の側面図である。
【符号の説明】
1 水中翼 2 支柱 2′補強リブ 2a フランジ部材 3 左右の船体部分 4 接合ボルト 5 緊締用ボルト 6 外ストッパー 7 内ストッパー 8 ボルト穴 9 支持フレーム部材 9′ 補強リブ 9a 支持フレーム部材の上縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63B 1/24 F16B 31/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体から下方へ突設された支柱と、同支
    柱の下端部に取付けられた水中翼との結合部において、
    上記支柱の下端に同支柱と一体に設けられたフランジ部
    材と上記水中翼の上面から上方へ突設された支持フレー
    ム部材とをそなえるとともに、上記フランジ部材と上記
    支持フレーム部材の上縁部とを締結する上下方向の接合
    ボルトをそなえ、上記のフランジ部材と支持フレーム部
    材との相対的な水平移動を拘束すべく少なくとも両部材
    の両外側を挟持しながら両部材に跨がるストッパーが設
    けられて、同ストッパーと上記両部材とが一体に緊締さ
    れたことを特徴とする、水中翼取付け構造。
  2. 【請求項2】 上記接合ボルトへの水平荷重の伝達を防
    止すべく同接合ボルトの挿通されるボルト穴が同接合ボ
    ルトよりも大径に形成されたことを特徴とする、請求項
    1に記載の水中翼取付構造。
  3. 【請求項3】 上記支持フレーム部材が左右に対をなし
    て2個設けられ、上記ストッパーが、上記2個の支持フ
    レーム部材の各外側面と上記フランジ部材の上面とに接
    する外ストッパーと、上記2個の支持フレーム部材の各
    内側面と上記フランジ部材の下面とに接する内ストッパ
    ーとで構成されたことを特徴とする、請求項1または2
    に記載の水中翼取付け構造。
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KR101310171B1 (ko) * 2011-09-27 2013-09-23 (주)그린오션라이프 딩기정의 밸러스트 탈부착 구조
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