JPS6252753A - 磁気テ−プ装置の駆動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープ装置の駆動方法に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

従来よシ、この種の磁気テープ装置は、磁気テープを供
給する供給側リールモータと、磁気テープを巻取る巻取
シ側リールモータとを備え、キャプスタンモータで磁気
テープの駆動を行なっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このような従来の磁気テープ装置におい
ては、キャプスタンモータの回転の有無および磁気テー
プの走行立上がり速度に無関係に、駆動開始と同時にキ
ャプスタンモータによる磁気テープの駆動を行なってい
るため、再生あるいは記録開始時等に磁気テープに異常
なテンショ／が加わってしまうという不具合な点があっ
た。

すなわち、キャプスタンモータと供給側および巻取り側
リールモ〜りによるテープ送シ機構とは、一般にその駆
動開始立上がり速度特性が異っておシ、両者の質量の差
から言って、キャプスタンモータの立上がシ速度の方が
祉るかに早い。殊に、回転ヘッドを用いたヘリカルスキ
ャン形のビデオチーブレコーダでは、磁気テープの走行
停止中において、磁気テープの磁性粉による回転ヘッド
のヘッドづまシや磁気テープ自体の傷付き防止の為に、
磁気テープを回転ヘッドの周囲にたるませている。した
がって、磁気テープの再生あるいは記録等を行なおうと
して、キャプスタンモータで１＠。

激に磁気テープの駆動を開始すると、供給側リールモー
タの立上がシ速度の遅れから、たるんでいる磁気テープ
だけキャプスタンモータで送られた後、供給側リールモ
ータからの磁気テープの供給が開に合わず、供給側リー
ルモータとキャプスタンモータとで磁気テープを引き合
うことになる。

この引き合いにより、磁気テープに異常なテン７ヨンが
加わり、磁気テープのみならずビデオヘッドやテープ走
行系等に損傷を与え、これらの寿命を蝮くしていた。

（震甲題点を解決するための手段〕 本発明は、この上５な問題点に鑑みてなされρもので、
供給側および巻取り側リール七−夕で磁気テープを駆動
した後、所定時間経過後、キャプスタンモータによる磁
気テープの駆動を開始するようにしたものである。

〔作用〕

したがって、この発明による方法によれば、記録あるい
は再生開始時に、予め供給側および巻取り側リールモー
タを用いて磁気テープのたるみを取り除き、磁気テープ
に適正テンションを加えた後、キャプスタンモータによ
る磁気テープの駆動を開始するようにすることが可能と
なる。

〔実施例〕

以下、本発明に係る磁気テープ装置の駆動方法を詳細に
説明する。図は、この磁気テープ装置の駆動方法を適用
した磁気テープ装置の一実施例を示す構成図であシ、回
転ヘッドを用いたビデオテープレコーダである。同図に
おいて、１は供給側リールモータ、２は巻取シ側リール
モータ、３は回転ヘッド、４は磁気テープである。供給
側リールモータ１よシ供給される磁気テープ４は、テー
プタイマローラ５、テンションアーム６、回転ローラ７
に接して、回転ヘッド３の回転ヘッドシリンダに巻き付
けられた後、磁気テープの走行移相を検出するコントロ
ールトラックヘッド８および回転ロー２９に接して、巻
取り側リールモータ２に送られるようになっている。コ
ントロールトラックヘッド８と回転ローラ９との間の磁
気テープ走行路上には、ピンチローラ１０とキャプスタ
ンモータ１１とが磁気テープ４を挾むようにして対向配
Ｋｉされており、図示せぬソレノイドコイルの吸引力に
よセビンチローラ１０を移動させた時、磁気テープ４が
キャプスタンモータ１１とピンチローラ１０とで挟圧さ
れるようになっている。つまり、ピンチローラ１０にソ
レノイドコイルの吸引力が作用していない場合、磁気テ
ープ４はキャプスタンモータ１１とピンチローラ１０と
の作る所定間ｐｃ内にピンチローラ１０に対して非接触
に付性している。

一方、テンションアーム６は図示せぬバネの付勢力によ
って磁気テープ４に押しつけられており、通常、このテ
ンションアーム６は磁気テープ４のテンシコンとバネの
イ：ｊ勢力とが釣り合う点に位置するようになっている
。そして、このテンションアーム６の位置に応じた信号
がテンンヨンサーボコントロール部１２０入力端子１２
ａに入力されるようになっている。そして、テンション
サーボコントロール部１２は、入力端子１２１より入力
されるテンションアーム６の位置に応じた信号を基に磁
気テープ４のテンションの強弱を検出し、テンションア
ーム６付近の磁気テープ４のテンションを所定のテンシ
ョンに制御する制御化３を、出力端子１２ｂを介して、
供給側リールモータ１へ送出するように力っている。そ
して、供給側リールモータ１は、この制御信号を受けて
そのトルクが制御されるようになっている。本実施例に
おいては、テンションサーボコントロール部１２の入力
端子ｆ２ｅに、再生または記録モードを示すＰＬＡＹ　
−ＲＥＣ荀号りが入力された時、テンションアーム６付
近の磁気テープ４のテンションを再生モード時のテンシ
ョンである１５０ｇになるように制御し始めるようにな
っている。オた、巻取シ側リールモータ２は巻取シ側リ
ールモータ駆動部１３によって駆動されるようになって
おり、この巻取り側リールモータ駆動部１３は、入力端
子１３＆にＰＬＡＹ−ＲＥＣ信号りが入力された時、回
転ローラ９付近の磁気テープ４のテンションを再生モー
ド時のテンションである３５０ｇに制御する制御信号を
、出力端子１３１）を介して、巻取り側リールモータ２
に送出するようになっている。

また、ＰＬＡＹ−ＲＦＣ信号りは、遅延回路１４０入力
端子１４ｍにも入力されるようになっており、遅延回路
１４はこのＰＬＡＹ−ＲＥＣ信号りを受けると、０．２
秒遅延をかけて出力端子１４ｂより出力信号を送出する
ようになっている。この出力端子１４ｂの送出する出力
信号は、ピンチローラ駆動部１５およびキャプスタンサ
ーボコントロール部１６の入力端子１５ｍおよび１６ａ
に入力されるようになっており、遅延回路１４の出力信
号を受けたピンチローラ駆動部１５は出力端子１５ｂよ
シビンチローラ駆動信号を送出するように々っている。

そして、このピンチローラ駆動信号によって、前述した
ソレノイドコイルが駆動され、このソレノイドコイルの
吸引力によシビンチローラ１０がキャプスタンモータ１
１に圧接するようになっている。

また、キャプスタンサーボコントロール部１６は、遅延
回路１４の送出する出力信号を受けて、出力端子１６ｂ
よシキャプスタンモータ１１１！転させるキャプスタン
モータ駆動信号を送出するようになっておシ、このキャ
プスタンモータ駆動信号は、入力端子１６ｃに設定され
る基準信号１、入力端子１６４に入力されるコントロー
ル信号すおよび入力端子１６・に入力されるキャプスタ
ンタックパルスｅｌｃ基づいて適値に制御され、キャプ
スタンモータ１１の回転速度および位相が制御されるよ
うになっている。すなわち、通常再生、インサート編集
モードの記録および再生、およびアセンブル編集モード
のプリレコード（ＰＲＥ−ＲＥＣＵＲＤ　）期間におい
ては、磁気テープ４からコントロールトラックヘッド８
によって再生されるコントロール信号すの位相が基準信
号ａの位相と一致する如く、キャプスタンモータ１１の
回転速度および位相を制御するようになっている。通常
記録およびアセンブル編集モードの記録期間には、キャ
プスタンモータ１１の回転速度に比例したパルスを発生
するキャプスタンタッグパルス発生器（図示せず）から
のキャプスタンタックパルスＣの周期が基準信号１の周
期とある一定の関係になるように、キャプスタンモータ
１１の回転を制御するようになっている。つまシ、キャ
プスタンモータ１１の回転を制御することによって、キ
ャプスタンモータ１１によシ駆動される磁気チーブ４の
走行速度および位相が制御されるようになっている。

次に１このように構成されたビデオテープレコーダの動
作の一例として、停止モード（ＳＴＯＰモード）から再
生モード（ＰＬＡＹモード）へ移行するときの動作につ
いて説明する。すなわち、停止モードにおいては、供給
側リールモータ１、巻取シ側リールモータ２およびキャ
プスタンモータ１１は停止しておシ、磁気テープ４０走
行も停止している。このような状態から再生モードへ移
行すると、再生モードを示すＰＬＡＹ　＠ＲＥＣ信号り
がテンションサーボコントロール部１２、巻取シ側リー
ルモータ駆動部１３および遅延回路１４へ入力される。

このＰＬＡＹ−ＲＥＣ信号りを受けて、テンションサー
ボコントロール部１２は、テンションアーム６付近の磁
気テープ４のテンションを１５０．にするように、供給
側リールモータ１のトルク制御を開始し、巻取シ側リー
ルモータ駆動部１３は、回転ローラ９付近の磁気テープ
２のテンションを３５０ｇにするように巻取シ側リール
モータ２のトルク制御ヲ始める。このテンションサーボ
コントロール部１２と巻取シ側リールモータ駆動部１３
との働きによって回転ドラム３付近の磁気テープ４のた
るみは徐々に取シ除かれ、ＰＬＡＹ−ＲＥＣ信号りを受
けてから０．１５〜０．２０秒後には磁気テープ４のテ
ープテンションが各設定値に安定する。

一方、遅延回路１４は、ＰＬＡＹ−ＲＦＣ信号りを受け
た後、０．２秒の遅延をかけて出力端子１４ｂより出力
信号を送出する。この出力信号はピンチローラ駆動部１
５およびキャプスタンサーボコントロール部１６に入力
され、ピンチロ−２駆動部１５は出力端子１５ｂよシピ
ンチローラ駆動信号を送出し、ピ／チロ−２１０を磁気
テープ４を介してキャプスタンモータ１１に圧接させる
。また、これと同時にキャプスタンサーボコントロール
部１６は、出力端子１６ｂよシキャプスタン駆動信号を
送出し、キャプスタンモータ１１の回転を開始する。

これにより、出猟テープ４がピンチローラ１０とキャプ
スタンモータ１１とによシ挟圧された状態で、巻取シ側
リールモータ２側へ送られるようになり、以降、磁気テ
ープ４の走行速度および位相はキャプスタンモータ１１
によって規定されるようになる。つまり、ＰＬＡＹ−Ｒ
ＥＣ信号りを受けた後、０．２秒経過後、キャプスタン
モータ１１による磁気テープ４の駆動が開始されるよう
Ｋなる。磁気テープ４のテンションは、前述した通シ、
供給側および巻取υ側リールモータ１および２の作用に
より、ＰＬＡＹ−ＲＥＣ信号りを受けてから０．１５〜
０．２秒後には適正値に安定しておシ、シたがって、キ
ャプスタンモータ１１による磁気テープの駆動によって
、磁気テープ４に異常なテンションが加わるということ
がなく、滑らかな磁気テープの駆動を行なうことができ
る。

尚、ＰＬＡＹ−ＲＥＣ信号りが入力されてから、キャプ
スタンモータ１１による磁気テープ４の駆動を開始する
までに０２秒の遅れ時間が生ずるか、この遅れ時間は、
例えば再生開始時に実際に走行する磁気テープ長が実時
間より短くなるという不具合を起す。この不具合を解消
するためには、例えばキャプスタンモータ１１による磁
気テープ４の駆動開始後、所定時間経過する間（例えば
２秒）、キャプスタンモータ１１の回転数を変調して、
実際に走行した磁気テープ長が実時間と一致するように
、いわゆる調和をかけるようにすればよい。

また、本実施例では、回転ヘッドを用いたビデオテープ
レコーダについて説明したが、回転ヘッドを用いないオ
ーディオテープレコーダに適用しても同様な効果を得る
ことができる。さらに、本実施例ではピンチローラを使
用して磁気テープをキャプスタンモータに圧接したが、
例えば負圧を利用してキャプスタンモータに磁気テープ
を圧接するような構造の磁気テープ装置に適用しても同
様な効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明による磁気テープ装置の駆
動方法によると、供給側および巻取り側リールモータで
磁気テープを駆動した後、所定時間経過後、キャプスタ
ンモータによる磁気テープの駆動を開始するようにした
ので、記録あるいは再生開始時に供給側および巻取シ側
リールモータを用いて磁気テープのたるみを取シ除き、
磁気テープに適正テンションを加えた後、キャプスタン
モータによる磁気テープの駆動を開始するようにするこ
とが可能となシ、駆動開始時に磁気テープに異常なテン
ションが加わらないようにすることができ、磁気テープ
のみならずヘッドおよびテープ走行系の機構部品等の寿
命を従来に比して延ばすことができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係る磁気テープ装置の駆動方法を適用した
磁気テープ装置の一実施例を示す構成図である。 １・・・・供給側リールモータ、２・・・・巻取り側リ
ールモータ、３・・・・回転ヘット、４・・・・磁気テ
ープ、１０−−・φピンチローラ、１１・・・・キャプ
スタンモータ、１４−・・・遅延回路。 特許出顔人　日本電気株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気テープを供給する供給側リールモータと、磁気テー
   プを巻取る巻取り側リールモータと、磁気テープを駆動
   するキヤプスタンモータとを備え、前記供給側および巻
   取り側リールモータで磁気テープを駆動した後、所定時
   間経過後前記キヤプスタンモータによる磁気テープの駆
   動を開始するようにしたことを特徴とする磁気テープ装
   置の駆動方法。