JPS6252726A - 光学式ピツクアツプの傾斜調整機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は光学式ピックアップ本体の傾斜を調整可能とす
る光学式ピックアップの傾斜調整機構に関する。

［従来の技術］ 近年、情報にｙ：Ｊ達する産業の進展が目ざましく、扱
われる情報量も飛躍的に増大する傾向にある。

そのため、従来の磁気ヘッドを用いて情報を記録したり
、再生したりするヘッドの代りに、光を用いた光学式ヘ
ッドまたは光学式ピックアップによって、高密度に記録
したり、高速度で再生したりすることのできる光学式の
情報記録再生装置が注目される状況にある。

」−記光学式゛ピックアップは、目標トラックに迅速に
アクセスできることが望ましく、このため光学式ピック
アップ自体をＩＩＭ化することが望まれる状況にある。

又、量産に適したｖ４造にして低コスト化することが望
まれる状況にある。

このため、光学式ピックアップ本体をプラスチック部材
を用いて形成すれば、十分ｔｉＩ■化できるし、量産に
も適したものとなる。しかしながら、プラスデック部材
では金属部材を用いた場合よりも寸法精度が低くなるた
め、可動されるキャリッジに取付けた場合の取付は角度
等にばらつきが大きくなる。このため、本体内の光学系
の光軸がずれる等して、対物レンズから記録媒体に照射
される光ビームが記録媒体面に垂己な方向からずれてし
まい、従って光ディテクタで受光される光量が減少し、
Ｓ／Ｎが低下して、記録あるいは再生した場合の誤りが
多くなったり、光学式ピックアップの制ｔｉｌ＋機構、
例えば、フォーカスナーボ及びトラッキングリーボ等の
制御が不安定になってしまうという欠点がでてくる。

このため、金属部材を用いた場合以上に、本体をキャリ
ッジに取付けた場合の傾斜を調整できるようにすること
が必要とされる。

ところで本体を取付けた場合の傾斜調整機構の従来例と
しては例えば実開昭５８−１０９８３５号公報及び実開
昭５８−１０９８３６号公報がある。

上記従来例は本体を本体取付は台を介してキャリッジに
取付けるようにすると共に、上記本体取付は台を支点と
異なる２箇所の固定ねじで固定することによって、傾斜
を調整できるようにしている。

この他特開昭５９−２２３９５２号公報に開示された従
来例でも本体をガイド棒に沿って可動される（単一の）
キャリッジに直接取付けられないで角瓜が調整される台
を介して取付Ｇｉるようにしている。

［発明が解決すべき問題点］ 上述の従来例は傾斜調整あるいは角度調整ｍ構が複雑に
なり。プラスチック部材で−・体内に成形するに適しな
い。このため、製造コストが高くなるという欠点がある
。

本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、プラ
スチック部材を用いて部品点数が少く、量産化に適づる
光学式ピックアップの傾斜調整機構を提供することを目
的とする。

［問題点を解決するための手段及び作用１本発明は、ピ
ックアップ本体と、このピックアップ本体を可動するキ
ャリッジと、これらピックアップ本体及びキャリッジと
の連結部とをプラスチック部材で一体的に成形すると共
に、ねじ等によって連結部に対して屈曲又はねじれの少
なくとも一方を働かせる傾斜調整手段を設け、この傾斜
調整手段によって、ピックアップ本体の傾斜を調整でき
るようにしている。

［実施例１ 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図ないし第４図は本発明の１実施例に係り、第１図
は１実施例に係る光学式ピックアップの斜視図を示し、
第２図は第１図の正面図を示し、第３図はＸｌＮ１方向
に関する傾斜を調整できる様子を示し、第４図はＹ軸方
向に関する傾斜を調整できる様子を示す。

１実施例の傾斜調整機構を備えた光学式ピックアップ１
は、光学系が収納固定される箱体状の光学式ピックアッ
プ本体２と、可動するためのキャリッジ３と、これら本
体２及びキャリッジ３とを連結する連結部４とがプラス
チック部材で一体成形されている。

上記本体２の上面には円形状開口を設けて対物レンズ５
を移動可能とするアクチュエー・タロが取付けている。

上記対物レンズ５′は円盤状記録媒体としてのディスク
７に対向し、光ビームを集光してディスク面に照射でさ
るようにしである。

上記本体２の長手方向に対向づる一方の端面ば連結部４
で対向するキャリッジ３の端面と連結され、このキャリ
ッジ３にはこの連結部４の軸方向と直交づる方向に透孔
が設けてあり、この透孔にはガイド棒８が嵌入され、こ
のガイド棒８に案内されてキャリッジ３と共に本体２を
このガイド棒８の軸方向（ディスクの半径方向又はＸ方
向とも記す。）に移動できるようにしである。

上記本体２は、一体成形された連結部４と反対側の端面
には光源としてのレーザダイオード１１が取付けられ、
このレーザ光はコリメータレンズ１２で平行光束にされ
て偏光ビームスプリッタ１３に入射されるようにしであ
る。この偏光ビームスプリッタ１３によって、例えばＰ
偏光の光が透過し、この光は１７４波長板１４で円偏光
にされ、反射プリズム１５で全反射して上方に進行し、
対物レンズ５で集光されてディスク７に照射されるよう
にしである。上記ディスク７には同心円状又は螺旋状に
情報記録用トラックが形成され、各トラックに沿ってビ
ットにより情報が記録されており、ビットの有無によっ
て反射率が異なるため、この反射光を受光することによ
って記録情報を再生できるようにしである。

上記ディスク７で反射された光は対物レンズ５で集光さ
れ、反射プリズム１５で反射され、１／４波長板１４に
よってＳ偏光にされる。したがって、偏光ビームスプリ
ッタ１３で反射され、臨界角プリズム１６で反射された
光が集光レンズを介して、４分割光ディテクタ１７で受
光されるようにしである。

上記４分割光デイテクタ１７は、Ｘ軸方向に２分された
１対の受光素子の差動出力によって、対物レンズ５を通
った光がディスク面でスポット状になるフォーカス状態
で照射できるようにするための臨界角法によるフォーカ
スエラー検出を行うようにしである。

又、上記４分割光デイテクタ１７は、高８方向（Ｚ軸方
向）に関して２分された１対の受光素子の差動出力によ
って、対物レンズ５を通った光が所定のトラック上をス
ー１ヤンするトラッキング状態に保持づるための（プッ
シュプル法による）トラッキングエラー検出を行えるよ
うにしである。

又、上記４分割光デイテクタ１７における各受光素子の
加算出力によって記録情報の再生を行うことができるよ
うにしである。

上記光ディテクタ１７によるフォーカスエラー信号Ｗｉ
流をアクチュエータ６のフォーカスコイル（図示略）に
流すことによって、対物レンズ５をディスク面と垂直な
Ｚ軸方向に微動してフォーカス状態に保持できる。又、
光ディテクタ１７によるトラッキングエラー信号電流を
アクチュエータ６のトラッキングコイル（図示略）に流
すことによって、対物レンズ５をガイド棒８の軸方内、
つまりＸ軸方向に微動して、ディスク面に照射される光
ビームを所定のトラックに保持できる。

ところで、上記本体２が例えばＸ軸方向あるいはＹ軸方
向に傾斜していると、対物レンズ５の光軸がディスク面
と垂直にならないため、反射光を効率良く受光できない
。

このため、この光学式ピックアップ１には上記Ｘ軸方向
及びＹ軸方向の傾斜を解消する傾斜調整機構が設けであ
る。

即ち、本体２における円柱状の連結部４がＸ軸方向に関
する中央で上部寄りに設けである端面には、さらに下方
寄りの位置で、例えば連結部４の位置を二等辺三角形の
頂点とする２１０所にねじ孔２１ａ、２１ｂが設けであ
る。

又、上記各ねじ孔２１ａ、２１ｂに対向する位置のキャ
リッジ３板面には高さ方向（Ｚ軸方向）が長子Ｉノ向と
なる長孔２２ａ、２２ｂが設けてあり、これら各長孔２
２ａ、２２ｂを貫通して固定用ねじ２３ａ、２３ｂにて
本体２をキャリッジ３に（連結部４を含めると３箇所で
）固定できるようにしである。

又、上記固定用ねじ２３ａ、２３ｂによる固定方法によ
って、Ｘ軸方向及びＹ軸方向の傾斜を解消する傾斜調整
機構を形成している。

上記Ｘ軸方向の傾斜を解消する機構は次のようになる。

各長孔２２ａ、２２ｂを通してねじ２３ａ、２３ｂで本
体２をキｙリッジ３に固定する場合、例えばねじ２３ａ
は長孔２２ａの中央を通して固定し、他方のねじ２３　
ｂｌ、：ＩＩＩしては本体２のＸ軸方向に閏する傾斜に
応じて、その傾斜がなくなるように長孔２２ｂを通る高
さ位置を変えて固定りることによって、連結部４をその
軸の回りでねじる力を作用させてＸ軸方向の傾斜を解消
できるようにしである。

Ｙ軸方向の傾斜を解消する機構は次のようになる。

上記Ｘ軸方向の傾斜を解消する状態でねじ２３ａ１２３
ｂを螺入る。

しかして、Ｙ軸方向に傾斜がある場合には、両ねじ２３
ａ、２３ｂをさらに螺入方向又は逆方向に回動すること
によって、連結部４が屈曲してＹ軸方向の傾斜を解消で
きる。

尚、本体２における連結部４が設けられたのに対向する
他方の端面には球状部材２５が取付けられており、この
球状部材２５は、該球状部材２５が嵌入される凹部を、
上記ガイド棒８の軸方向に設けた軸受部材で支持できる
ようにしである。

このように構成された光学式ピックアップ１におけるＸ
＠力方向びＹ軸方向の傾斜調整機構の動作を以下に説明
する。

Ｙ軸方向く半径方向）から見たディスク面が第３図に示
づようになる場合、このディスク面と平行にＸ＠力方向
選んだ場合、（ねじ２３ａ、２３ｂて固定する萌の状態
が）本体２の上面（または下面〉が細線及び細い点線で
示すように（右下がりに）わずかに傾斜しているとする
。

上記の場合、例えばねじ２３ａは長孔２２ａの中央を通
しでその先端側を本体２のねじ孔２１ａに螺入して固定
する。一方、ねじ２３ｂについては該ねじ２３ｂの座金
がキャリッジ３板面に圧接して固定される位置を上記ね
じ２３ａの場合よりも微小量δだけ上部側になるように
して固定することによって、連結部４を微小量ねじり、
本体２の（右側が下がっているのをガイド棒８が１１１
１通されたキャリッジ側に矢印へで示すように引き上げ
て右下がりの）Ｘ＠力方向傾斜を解消できる。

一方、Ｙ軸方向からディスク７を見た場合のディスク面
に対し、（ねじ２３ａ、２３ｂによる固定前の状態が）
本体２の上面又は下面が第４図のように長手方向に関し
て左側が上がった傾斜状態にあるとする。

この場合には、ねじ２３ａ、２３Ｅ）を螺入して本体２
を固定する場合、両ねじ２３ａ、２３ｂ先端側のねじ孔
２１ａ、２１ｂへの螺人聞を多くすることによって図示
のように連結部４を上に凸となるように屈曲させて、左
上がりのＹ軸方向の傾斜を実線で示ずように解消できる
。

尚、上記説明においては本体２の上面あるいは下面の傾
斜を調整するよう述べであるが、本体２内の光学系の光
軸が上記上面と垂直であるという条件が想定されている
。従って、上記条件からずれている場合には、対物レン
ズ５の光軸がディスク面に直交するように（前記対物レ
ンズ５の光軸方向を決定する本体２側の）２つの方向に
関する傾斜を調整することになる。

尚、本発明は光ビームを照射して記録又は再生又は消去
のいずれかを行う光学式記録再生装置に広く適用できる
しのであり、上述した構造の光学式ピックアップに限定
されるものでない。

又、本発明は円盤状記録媒体に限らず、カード状の記録
媒体を用いた装置にも適用できる。さらに本発明は光学
式の装置に限らず、静電古川その他の方式のピックアッ
プを用いた［１にも適用できる。

尚、連結部のねじれ又は屈曲の一方のみを利用する場合
も本発明に属する。又、連結部の形状は図示のものと異
なるものでも良く、例えば平行な一対の板状連結部を設
け、〜・方を傳クシで、この薄い方の板面に孔を設けて
ねじを負通させてその先端を厚い方の板面に固定するこ
とによって、傾斜を調整することができるようにするこ
ともできる。

本発明は本体と連結部とキャリッジとをプラスチック部
材で一体成形ザることによって、少ない部品点数で傾斜
調整機構を実現でき、又低コスト化にも有利である。ざ
らに、これらを一体成形することによって、ギヤリッジ
と対物レンズの光軸との精度を向上できるし、光学式ピ
ックアップを小型にできる。さらに、軽量化でき、ピッ
クアップを可動する駆動手段として小型のもので十分と
なる。

しかしながら、本体、連結部、キャリッジがプラスチッ
ク部材で一体成形したものに限らず、これらのうち複数
部材を一体成形した場合にも十分な場合がある。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によればピックアップ本体と連
結部とキ１ｒリッジとをプラスチック部材で一体成形す
ると共に、連結部をねじれ又は屈曲でさるようにして傾
斜調整手段を設けているので、少ない部品点数を少なく
、ｆｌ、つ低コストで光学式ピックアップを実現できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の１実施例に係り、第１図
は１実施例を備えた光学式ピックアップを示す斜視図、
第２図は光学式ピックアップの正面図、第３図はＸ＠力
方向傾斜を調整する場合の様子を示す側面図、第４図は
Ｙ軸方向の傾斜を調整する場合の様子を示す正面図であ
る。 １・・・光学式ピックアップ ２・・・（光学式ピックアップ）本体 ３・・・キャリッジ　　　　　４・・・連結部５・・・
対物レンズ　　　　　６・・・アクチュエータ７・・・
ディスク　　　　　　８・・・ガイド棒２１ａ、２１ｂ
＝・・ねじ孔 ２２ａ、２２ｂ・・・長孔 ２３ａ、２３ｂ−ｂＵ 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録媒体に光ビームを照射して記録又は再生又は消去を
   行うことのできる光学式ピックアップにおいて、 光学系が収納されるピックアップ本体と、該ピックアッ
   プ本体を可動するキャリッジと、前記ピックアップ本体
   及びキャリッジを連結する連結部とをプラスチック部材
   で一体的に成形し、且つ前記連結部にねじれ及び屈曲の
   少なくとも一方を作用させる手段を設けて、ピックアッ
   プ本体の傾斜を調整可能にしたことを特徴とする光学式
   ピックアップの傾斜調整機構。