JPS6252294B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6252294B2
JPS6252294B2 JP54073852A JP7385279A JPS6252294B2 JP S6252294 B2 JPS6252294 B2 JP S6252294B2 JP 54073852 A JP54073852 A JP 54073852A JP 7385279 A JP7385279 A JP 7385279A JP S6252294 B2 JPS6252294 B2 JP S6252294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoreceptor
latent image
potential
register
fatigue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54073852A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55166657A (en
Inventor
Masumi Ikesue
Isao Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP7385279A priority Critical patent/JPS55166657A/ja
Publication of JPS55166657A publication Critical patent/JPS55166657A/ja
Publication of JPS6252294B2 publication Critical patent/JPS6252294B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は感光体表面に露光により静電潜像を形
成し、該潜像をトナーで現像可視化しこれを記録
紙に転写する、電子写真方式の記録装置に関し、
特に、この種の記録装置における記録画像品質の
制御方法に関する。 以下複写機を例にとつて説明すると、一般に転
写方式の電子写真複写機(以下単に複写機と云
う)における感光体は、露光や帯電、除電によつ
て影響されて使用回数が増加するにしたがつて、
特性が変化する。この現象を感光体の疲労という
が、特性の変化すなわち疲労が生ずると画像地肌
部に相当する感光体部分の電位が上昇し、地肌部
分も現像されて地肌汚れが発生したり、帯電チヤ
ージヤによる帯電電位が低くなつて複写濃度が低
下することもある。 このように感光体の疲労は複写サイクルの繰返
し数すなわち総複写枚数に関係を持つので、総複
写枚数に応じて現像バイアス電圧等を制御して疲
労を補正し、複写画質の劣化を防ぐことが行なわ
れているが、複写時の原稿サイズで露光時間が異
なつたり、周囲温湿度で帯電状態が変つたりして
疲労の進行度合が毎回異るため単に複写枚数のみ
による制御では充分な補正が期待できない。 このため複写時における露光、帯電、除電及び
温湿度等の諸データを検出して、それらの検出デ
ータの累積値に応じて感光体の疲労を補正するこ
とが提案されている。例えば、原稿サイズ検出装
置、露光量検出装置、帯電量検出装置、温湿度検
出装置及び複写枚数検出装置等を設けて、疲労要
因となる露光量、帯電量、温湿度及び複写枚数等
を複写時毎に検出し、それらの検出データを記憶
装置に送つて累積加算して記憶させる。制御信号
発生装置は記憶装置の各記憶内容を総合してその
時点の疲労度合を判断すると共に、その疲労度合
に対比してあらかじめ設定された補正データによ
つて制御信号を発生し、露光制御回路、帯電電圧
制御回路又は現像バイアス電圧制御回路等を制御
して感光体の疲労を補正しようとするものであ
る。 しかしながら複写機は断続して使用され、その
使用停止期間中に感光体の疲労がある程度回復す
るが、従来この停止時間を無視して補正していた
ので補正過度となつてしまい、正確に感光体の疲
労を補正することができなかつた。そこで、複写
時における感光体の疲労要因となる情報を検出し
て記憶し、その記憶内容によつて感光体の疲労を
補正するように帯電条件、露光条件又は現像バイ
アス電圧のうち少くとも1つを制御すると共に、
感光体の疲労回復要因となる複写停止時間を検出
してその複写停止時間に応じて疲労要因の記憶内
容を修正するようにして、常に良好な複写画質を
得ることができる電子写真複写機およびそれにお
ける感光体疲労補正方法等が提案されている。 このような従来のいずれの補正方法によつて
も、最終的には記録に供する感光体面を更新せざ
るを得ず、通算記録枚数が設定値以上となると、
あるいは設定疲労限界を越えると、ドラム交換や
自動巻込み(シート状の感光体部材が用いられる
場合)で感光体面を更新している。このように感
光体面を更新した場合、感光体面が一般に新鮮で
あるので、前述した感光体の疲労補正は初期スタ
ート条件に手動で(ドラム交換のとき)又は自動
的に(シート状の感光体部材の巻込みのとき)戻
される。したがつて、コピー使用者が連続複写や
一連の原稿の遂次コピーをおこなつているときに
感光体面の更新がおこなわれると、その後のコピ
ーの画像品質がきわめて高くなり(通常は地汚れ
が少なく、濃度が高い鮮明なコピーとなる)、一
連の原稿のコピーの中に画像品質が低いものと高
いものが混在する。特に記録濃度(地肌濃度に対
する画像濃度)のバラツキが大きい。このような
コピーを更に原稿としてコピーしたり、あるいは
マイクロフイルム撮影、フアクシミリ送信等に利
用するときにこのようなバラツキが大きな問題と
なる。つまり、原稿の濃度を遂次確認して濃度設
定、露光時間設定、スレツシユホールドレベル設
定等を遂次調整しないと、所望の画像を再現しえ
なかつたり、あるいは判読が困難になつたりす
る。 本発明は、一連の記録処理の繰り返しにおいて
感光体面の更新があつても略一定画品質の記録を
行なう、記録画像品質の制御方法を提供すること
を目的とする。 上記目的を達成するために本発明においては、
感光体、感光体表面を均一に荷電する荷電手段、
荷電した感光体表面に画像光を投影する露光手
段、露光した感光体表面の潜像を顕像化する現像
手段および感光体表面の顕像を記録媒体に転写す
る転写手段を備える電子写真方式の記録装置にお
いて、 a 潜像電位検出手段で感光体の更新前の潜像電
位を検出し、メモリ手段に記憶し、 b 感光体が更新されると、該メモリ手段の潜像
電位情報を参照して、該潜像電位をもたらす潜
像形成パラメータを設定し、 c 設定した潜像形成パラメータで記録を行な
う。 これによれば、一連の記録処理の繰り返しにお
いて感光体面の更新があると、更新直後に更新前
の潜像電位を更新された感光体に形成する潜像形
成パラメータが設定されて記録が行なわれるの
で、該一連の記録処理の繰り返しの潜像電位が実
質上同一になり、その間に感光体の更新があるに
もかかわらず記録濃度が略一定の記録が得られ
る。感光体の更新があつても、単数又は複数の原
稿の一連のコピー(複数)の記録濃度のばらつき
が低減する。 本発明の他の目的および特徴は、図面を参照し
た以下の実施例の説明より明らかになろう。 第1図に本発明を1つの態様で実施する複写装
置の側断面図を示す。第1図において1は燥作ボ
ードである。この複写装置においては、プリント
スタートされると、モータによつて回転駆動され
る感光体ドラム11の感光体表面に帯電チヤージ
ヤ12によつて均一な電荷が帯電され、ハロゲン
ランプ6とミラー7とを一体としたスキヤナが原
稿台2に沿つて点線位置から失示A方向に移動
し、原稿を順次照射して、その反射光がミラー
7,8、レンズ10、ミラー9,9を介して
感光体ドラム11上の感光体表面を露光し、その
表面に潜像が形成される。この潜像が現像装置1
3によりキヤリアに付着されたトナーに接触され
顕像化され、トナー像となる。一方、ペーパカセ
ツト22又は22に収容されているペーパが
送り出され、レジストローラ18によつて所定の
タイミングで感光体ドラム11にペーパが供給さ
れ、転写チヤージヤ14により感光体表面上のト
ナー像がペーパに転写される。その後、ペーパは
分離装置17によりコピー感光体表面から分離さ
れ、定着装置19で定着処理が施こされた後、コ
ピー受け20へ排出される。感光体表面は転写後
除電チヤージヤ15で除電され、クリーニング装
置16で清掃され、再び使用される。21は現像
剤供給装置、23,23は給紙コロである。
感光体表面に疲労を与える物理量は後述するよう
に各部で検出され、それらの物理量および通算コ
ピー枚数に応じてチヤージヤ12の印加電圧、現
像バイアス電圧およびハロゲンランプ6の発光強
度が調整される。そしてこれらの調整限界となる
と、ドラム11内の感光体シートローラ11bに
感光体シート11aが巻取られ、新鮮な感光体シ
ートがドラム11の表面に、ローラ11cより引
き出される。 ミラー7とハロゲンランプ6が第1図に点線で
示す待機位置にあるとき、ハロゲンランプ6が発
する光の一部を受光する位置に、露光強度検出用
のフオトセンサ4が設置されており、かつミラー
7とハロゲンランプ6がこの待期位置にあると
き、およびコンタクトガラス板2の画像読取位置
まで進む間にミラー7に映る位置に標準パターン
を塗つたプレート3が設置されている。したがつ
て、ミラー7およびハロゲンランプ6が待機位置
にあるとき、および、プリントスタートからそれ
らが画像読取位置に進むまで標準パターンが感光
体表面に投影される。ランプ6が点灯され帯電チ
ヤージヤ12が付勢されていると、感光体表面に
標準パターンに対応した静電潜像が形成され、こ
の静潜像の電位が電位検出電極5で検出される。
24は温度センサー、25は湿度センサーであ
る。 操作ボード1部の平面図を第2図に示す。操作
ボード1には、各種スイツチ31〜31、デ
ジタル表示ユニツト32,32および各種表
示灯33,33が装着されている。第3図に、
上記各部の動作制御をおこなうマイクロコンピユ
ータ35の構成を示す。このマイクロコンピユー
タ35は、前述した複写機各部の複写動作シーケ
ンスプログラム、保護動作シーケンスプログラ
ム、各種センサの情報に基づいて、カセツトの存
否、ペーパの存否、ペーパジヤム、ペーパ残量、
トナー濃度不足、現像剤不足等々のトラブルを検
出するプログラム、これらのプログラムを実行す
る上において参照するタイミングデータ、制御パ
ラメータデータ等の、複写動作制御一般のプログ
ラムデータおよび参照データを格納した読み出し
専用の記憶装置(以下ROMと称する)35a、
ROM35aよりそのプログラムに従つて読み出
されるプログラムデータおよび参照データと、外
部より入出ポート35bに入力される情報を一時
保持する読み書き記憶装置(以下RAMと称す
る)35c、中央処理ユニツト又はマイクロプロ
セツサと呼ばれる中央処理装置(以下CPUと称
する)35d、クロツクパルス発振器35e、不
揮発性のRAM35f、および35fを主電源投
入後も二次電池36の出力で不揮発制御する電池
バツクアツプ素子(IC:インテグレーテツドサ
ーキツト)35gで構成される。 ROM35aには更に、感光体の疲労補正制御
をおこなうプログラムデータ(プログラム制御A
の実行データ)および定数テーブルA,B,Cお
よびDがメモリされている。定数テーブルAは、
ドラム11の外表面にセツトされた感光体面の通
算コピー枚数W;露光量累積値ΣTd2・V(但
し、Td2は一回の複写機使用時間、Vはその使用
終了時のセンサー4の検出値);検出電位累積値
ΣTd2・U(Uは標準パターンの潜像電位);温
度累積値ΣTd1・T1+ΣTd2・T2(Td1は不使用
時間、T1は電源投入直後のセンサー24の検出
温度、T2は電源遮断直前のセンサー24の検出
温度)および湿度累積値ΣTd1・S1+ΣTd2・S2
(S1は電源投入直後のセンサー25の検出湿度、
S2は電源遮断直前のセンサー25の検出湿度);
をアドレスとして、それらの値において最適画質
をうるための、転写チヤージヤ電圧、現像バイア
ス電圧、ランプ6付勢電圧(トリガー位相)およ
びそれらの電圧に設定したときの標準パターンの
潜像電位N(つまり目標電位)の値のメモリであ
り、定数テーブルBは、「前回使用時間(Td2)・
ΣY/前回休止時間Td1」をアドレスとして、感
光体の疲労回復補正値α(チヤージヤ電圧に対
するもの)、β(現像バイアス電圧に対するも
の)およびγ(ランプ付勢電圧に対するもの)
をメモリしたものである。なお、ΣYは、ドラム
11の外表面にセツトされた感光体表面の、連続
複写コピー枚数累積値である。定数テーブルC
は、チヤージヤ電圧R1、現像バイアス電圧Q1
よびランプ付勢電圧P1をアドレスとして、それら
が可制御範囲内にある:「0」か、又は範囲外:
「1」すなわち感光体面の更新要をメモリしたも
のである。定数テーブルDは、電極5で検出した
標準パターンの潜像電位Uと濃度設定摘子の位置
を示すLとの積U×Lを、テーブルAで読み出し
た目標電位Nで割つた値U×L/Nをアドレスと
して、補正他α(チヤージヤ電圧に対するも
の)、β(現像バイアス電圧に対するもの)お
よびγ(ランプ付勢電圧に対するもの)をメモ
リしたものである。 マイクロコンピユータ35は、ROM35aに
固定メモリとされたこれらのプログラムデータお
よび定数データに基づいて複写動作制御をおこな
い、その動作制御において感光体疲労に対する補
正制御、疲労が限界に達したときの感光面更新制
御および感光面更新直後の画質均一化制御をおこ
なう。 次にROM35aに固定メモリとされたプログ
ラムデータに基づいた前述の各制御動作を第4a
図〜第4e図に示すフローチヤートを参照して説
明する。まず、制御動作各ステツプにおいてデー
タ格納用に用いられるCPU35dの内部RAMお
よびRAM35c、ならびに不揮発性RAM35f
のメモリ領域を次の第1表に示すようにレジスタ
a〜レジスタyと名称を付すものとし、それらの
レジスタには同じく第1表に示すデータが格納さ
れるものとする。以下この第1表に示すレジスタ
名を参照して説明する。なお、第1表において丸
印は、不揮発性RAM35fに記録領域が定めら
れているものである。
【表】 第4a図〜第4c図が電源スイツチ31がオ
ンとされてからオフとされるまでの動作制御フロ
ーの全体を示し、第4d図はその中の「プログラ
ムA」とした感光体疲労補償制御フローを示し、
第4e図はその中の「複写」とした一枚のコピー
動作制御フローを示す。 まず第4a図〜第4c図に示す動作制御フロー
の全体を説明する。電源スイツチ31がオンと
されると、これによりマイクロコンピユータ35
に電源が投入され、この電源投入時に発生される
電源投入信号に応答してマイクロコンピユータ3
5は自己を初期化し、次いで電源投入シーケンス
制御プログラムデータをROM35aより読み出
し、これに基づいて複写機各部に所定のタイミン
グで電源を投入する。なお、不揮発性RAM35
fのデータは電池バツクアツプ素子35gの作用
で電源スイツチ31のオン・オフにかかわりな
く保持されている。更には電子時計26も独自の
電源で電源スイツチ31のオン・オフにかかわ
りなく常時計時動作をしている。この電子時計2
6は1組のマイクロコンピユータを備え、このマ
イクロコンピユータが計時制御をしており、その
表示盤面の、月、日、時、分および秒を表わす7
セグメントキヤラクタデイスプレイは電源スイツ
チ31がオンとされてから複写機本体側の電源
を利用して表示付勢する。各部に電源を投入した
後マイクロコンピユータ35は、現時刻つまりス
イツチ31オン時の時刻Tsをレジスタaにメ
モリし、この時刻Tsより、レジスタbにメモリ
されている前回の複写機使用終了時刻(電源スイ
ツチ31オフ時刻)Tf1を引いて差値Td1(つ
まりこの使用直前の休止時間)をレジスタcにメ
モリする。そしてレジスタdの内容にTd1を加え
て加算値をレジスタdに更新メモリする。そして
感光体表面クリーニング、ヒータウオームアツ
プ、ハロゲンランプ6点灯等々の複写準備を開始
し、クロツクパルスのカウントを開始する(つま
りタイマー1オン)。そして温度センサ24の検
出値T1とTd1の積(これは前回休止中の温度積算
値と見なしている)Td1・T1と湿度センサ25の
検出値S1とTd1の積(これは前回休止中の湿度積
算値と見なしている)をそれぞれレジスタpおよ
びqの内容に加えて加算値を更新メモリする。そ
して複写機各部のセンサー、回路等の状態を読ん
でそれらの状態が待機状態であると「プログラム
制御A」に進み、待機状態にない場合には表示灯
を点灯してオペレータに注意をうながし、クロツ
クパルスのカウント値Tn1を読み、更にカウント
値TnxがTnx−Tnx≧設定値となると、タイマー
2オーバとしてまた状態入力が待機状態になつた
か否かを見る。待機状態になるまでこの異常表示
が続けられる。 「プログラム制御A」は、概略して言えば、所
定の物理量でROM35aのテーブルAをアクセ
スして、それらの物理量に対応して最も適切な画
品質をおこなうに適した帯電チヤージヤ12の電
圧、現像バイアス電圧およびハロゲンランプ6付
勢電圧(ランプ6の通電を制御する位相制御素子
のトリガー位相)ならびにそれらの電圧設定とし
たときに標準パターン(3)が形成するはずの潜像電
位N(すなわち目標電位N)を読み出し、それら
の電圧値に、前回使用時間(Td2:レジスタsに
メモリされているデータ)、前回休止時間Td1
よび現在ドラム11の表面に設定されている感光
体についての積算連続複写枚数ΣZで定まる補正
係数α、βおよびγをそれぞれ乗じた値を
それぞれの設定電圧として入出力ポート35bに
設定(ラツチ)し、このように求めた電圧が設定
範囲外であると、現在ドラム11表面にある感光
体は使用し尽したとして新しい感光体をドラム1
1に更新巻回し、この感光体面の更新がタイマー
1オーバまでにおこなわれると、つまり複写準備
終了までにおこなわれると、この場合には第1枚
目のコピーから新しい感光体面を使用した鮮明な
コピーが得られるので、新しい感光体面に適合し
た新しい設定値にチヤージヤ電圧等の電圧に設定
し、複写準備終了後におこなわれると、すでに数
枚のコピーをしたと見なして、以前の感光体面を
使用した場合の画質に新しい感光体面を使用した
コピーの画質に合わせるようにチヤージヤ電圧等
を設定とする、というものである。この「プログ
ラム制御A」は第4d図を参照して詳細に後述す
る。 この「プログラム制御A」が「状態入力レデ
イ?」がYESの後でおこなわれた後に、所定の
タイミングをとつて標準パターン(3)の潜像電位U
を検知し、これをレジスタkにメモリする。そし
てタイマー1がオーバとなるのを待つて、つまり
複写準備完了となるのを待つて、レデイランプ3
を点灯する。これによりプリントキー31
の色が緑色に照明される。この状態ではコピース
タート信号とテンキー31の操作による連続複
写枚数の入力を待つことになり、テンキー31
入力があるとレジスタeに連続コピー設定枚数Z
がメモリされる。このテンキー入力読取以下の第
4c図に示すフローは、主に1組の連続複写の後
にそれで用が足りたとして電源スイツチ31
オフとされるか、あるいは再度同じ設定枚数でも
しくはテンキー操作で別の枚数を設定してコピー
が指定されるかを判定するものである。これは、
第4b図に示すフローを説明した後に詳細に説明
する。 第4a図に示すフローにおいて、テンキー操作
とせずしてプリントキー31が操作されると
(この場合一枚の単一コピー動作)、あるいはテン
キー操作をしてプリントキー31が操作される
と(この場合連続複写動作)、コピースタート信
号が入出力ポート35bに与えられ、これに応答
してマイクロコンピユータ35は、クロツクパル
スのカウントを開始し(タイマー3オン)、第4
b図に示す「複写」の動作制御に移る。この「複
写」は各部の付勢を所定のシーケンスでおこなう
ものであり、第4e図を参照して詳細に後述す
る、標準パターンの潜像電位検出ステツプと、こ
の検出電位Uと濃度調整摘子の設定位置Lと目標
電位Nからチヤージヤ電圧等に補正を加えるステ
ツプとを除くと、従来のマイクロコンピユータに
よる複写動作タイミング制御と格別に異なる点は
ない。 そしてキヤリツジの反転を表わす信号、記録紙
の所定位置への到達を表わす信号等々の、1コピ
ー終了と見なしうる所定の信号(以下1コピー終
了信号という)が到来するのを待つて、それがタ
イマー3のタイムオーバまでに到来しないと異常
対処動作に移り、タイムオーバ前に到来すると連
続コピー済枚数をメモリするレジスタfと、更新
設定されてから次に更新排除されるまでのドラム
11表面の感光面についての通算コピー枚数をメ
モリするレジスタgの内容にそれぞれ1を加えて
加算値をそれぞれのレジスタfとgに更新メモリ
する。そしてレジスタfの内容Yとレジスタeの
内容Zとを比較し、Y≧Zのとき、つまり設定枚
数Z(これはテンキー31による枚数入力がな
かつたとき、あるいはクリアキーが操作されたと
きには10進で00となつている)以上に複写枚数が
到達したときには、Zの値をレジスタiに加算メ
モリし、レジスタfをクリアしてコピースタート
信号の到来やテンキー操作あるいは電源スイツチ
31のオフ操作を待つ。 Y<Zのとき、つまりコピー枚数が設定枚数に
到達していないと、レジスタhに、感光体面更新
と画品質固定(旧感光体面でおこなつた最終コピ
ーの画品質に新感光体面でおこなうコピーの画品
質を合わせるためのチヤージヤ電圧等の所定値へ
の固定)を表わす「1」がメモリされているか否
かを見て、「1」がメモリされていると画品質補
償をおこなわないで、つまり「プログラム制御
A」を実行しないでもう一枚のコピー動作に移
り、画品質固定:「1」がレジスタhにメモリさ
れていないと、「プログラム制御A」を実行して
もう一枚のコピー動作に移る。コピースタート信
号の到来待ち、ならびに、テンキー入力読取およ
び電源スイツチ31オフ待機において第4c図
に示す如く電源スイツチ31がオフとなると、
マイクロコンピユータ35は、電子時計26より
今回停止時刻Tf2を読んでレジスタbにメモリ
し、レジスタaの使用開始時刻Tsを引いてTf2
−Ts=Td2すなわち今回の使用時間Td2をレジス
タrにメモリする。そしてTd2をレジスタsに加
算メモリし、今回使用時間Td2の露光量累積値T
d2・V、検出電位累積値Td2・U、温度累積値Td
・T2および湿度累積値Td2・S2をそれぞれレジ
スタn,o,pおよびqの内容に加算して加算値
をそれぞれに更新メモリする。そして各部の電源
を所定のシーケンスで遮断し、この遮断の最後に
マイクロコンピユータ35の電源が落とされる
が、その後も不揮発性RAM35fのデータ(第
1表に丸印を付したもの)は保持される。 次に「プログラムA」を説明する、これにおい
ては、まずレジスタg,n,o,pおよびqの内
容でアクセスしてROM35aの定数テーブルA
よりチヤージヤ電圧Rs、現像バイアス電圧Qs
ランプ付勢電圧(トリガー位相)Psおよび標準
パターン(3)の潜像電位N(これはRs、Qsおよび
sの設定としたときに得られるはずの潜像パタ
ーン潜像電位)を読み出してそれぞれレジスタ
t,u,vおよびwにメモリする。感光体の疲労
は、通算コピー枚数W、露光量累積値ΣTd2
V、付加電位累積値(これは電極5による標準パ
ターン検出電位Uの累積値ΣTd2・Uで近似し
た)、温度の作用(これは休止中の温度累積値Σ
d1・T1と稼動中の温度累積値ΣTd2・T2の和で
近似した。もつともT1は稼動直前の温度、T2
停止直前の温度であるので、休止中や稼動中の温
度変化に正確に合わせた累積値ではない。休止中
や稼動中においても時々刻々の温度Tiを時間積
分することにより、温度作用の累積を表わす量は
より正確になる。)、湿度の作用(これも休止中の
湿度累積値ΣTd1・S1と稼動中の湿度累積値ΣT
d2・S2の和で近似した。もつともS1は稼動直前の
湿度、S2は停止直前の湿度であるので、休止中や
稼動中の湿度変化に正確に合わせた累積値ではな
い。休止中や稼動中においても時々刻々の湿度S
iを時間積分することにより、湿度作用の累積を
表わす量はより正確になる)、連続コピーの繰り
返し頻度および連続コピーのくり返し間隔および
その他の物理量に依存する。これは感光体が光照
射、電圧印加、電子、イオン衝撃や注入、温度、
湿度等によつて疲労し、この疲労もある程度回復
するが、どの程度回復するかはそれらの物理量に
よる感光体の疲労程度や、十分な回復時間が与え
られるか否かの度合にかかわつているからであ
る。したがつて、感光体の使用寿命を長くすると
いう観点からは、上記した各物理量を監視して感
光体の疲労を推定し、疲労が大きいと見なされる
ときには、記録画品質を少々損なつても疲労を与
える物理量を軽疲労側に設定するという制御態様
を「プログラムA」で設定すればよい。しかしな
がらこの実施例においては、「プログラムA」
は、以下に説明するように、記録画像品質を一定
に維持するという観点から、疲労が大きいと見な
されると、それにおいてもなおかつ所定の画品質
の記録が得られる側(通常これは疲労を更に大き
くする作用がある)に物理量(この実施例ではチ
ヤージヤ電圧、現像バイアス電圧およびランプ付
勢電圧)を設定するという具合にROM35aの
テーブルAのデータがメモリ設定されている。も
つとも、これにおいても特に感光体面を更新した
初期においては、各物理量はその状態で得られる
最適な画像品質よりもかなり低い画像品質を得る
値とされており、これにより均一画像品質が得ら
れる通算コピー枚数Wを比較的に多くするように
して、感光体面の効率的な使用をするようにして
いる。 テーブルAのデータ(Rs、Qs、PsおよびN
を1組とする)は、これを概念的に説明すると、
通算コピー枚数Wを1軸xのアドレスとし、露光
量累積値ΣTd2・Vをもう1軸yのアドレスとし
て1つのデータグループを特定し、そのグループ
内の各データを検出電位累積値ΣTd2・Uをx軸
のアドレスとし、検出温度累積値(ΣTd1・T1
ΣTd2・T2)プラス検出湿度累積値(ΣTd1・S1
+ΣTd2・S2)をy軸のアドレスとして特定して
読み出すようにアドレスを定めてメモリされてお
り、各データ(Rs、Qs、PsおよびUで1組)
は、その読み出しアドレス決めに用いられた物理
量における感光体の疲労状態において、所定の画
像品質の記録をおこなうに必要なチヤージヤ電
圧、現像バイアス電圧、ランプ付勢電圧と、それ
らの電圧設定において得られるはずの標準パター
ン電位を表わす。このようなデータは、つまると
ころ、前述の通算コピー枚数W、露光量累積値Σ
d2・V、付加電位累積値ΣTd2・U、温度の作
用ΣTd1・T1+Td2・T2および湿度の作用ΣTd
・S1+ΣTd2・S2による感光体の疲労に対応し
て、なおかつ均一な画品質を得る設定値であり、
これには感光体の回復特性が反映されていない。
そこで、この回復特性を幾分とも反映させるた
め、ROM35aのテーブルBより回復特性を反
映する補正係数α、βおよびγを読み出し
て、前述のデータ(但しUを除いたもの)のそれ
ぞれに乗ずる。これらの補正係数α、β、γ
も1組のデータとして、複数組のデータが、前
回使用時間(レジスタrのメモリデータ)×ΣY
(レジスタiのメモリデータ)/前回休止時間
(レジスタcのメモリデータ)をアドレスとして
ROM35aに固定メモリされている。これがテ
ーブルBである。このテーブルBの内容(メモリ
データα、β、γ)の概要を説明すると、
前回使用時間(Td2)が長ければ長い程感光体の
疲労が大きいと見なし、前回休止時間がTd1が長
ければ長い程感光体の疲労回復が大きいと見な
し、ΣZすなわち複数枚の連続複写の累積値が大
きければ大きい程感光体の疲労が大きいと見なし
て、テーブルBのデータ読み出しアドレスは疲労
が大きいと大きい値に、疲労が少ないと小さい値
に定められ、大きい値のアドレスには画像品質を
より高くするに必要な補正係数α、β、γ
がメモリされている。テーブルBよりの読出しデ
ータの各係数α、β、γはそれぞれレジス
タt,uおよびvのメモリデータRs、Qsおよび
sと掛け合わされて積R1、Q1およびP1がそれぞ
れレジスタt,uおよびvに更新メモリされる。 これらのデータ(R1、Q1およびP1)に対応した
チヤージヤ電圧、現像バイアス電圧およびランプ
付勢電圧の1つ又は2つ以上は、も早や設定範囲
を越えており、そこで感光体面の更新が必要とな
ることがある。そこで、ROM35aのテーブル
CよりそれらのデータR1、Q1およびP1をアドレ
スとして感光体面更新指令データ「1」がメモリ
されているか否かを読み取る。読出メモリが
「0」であると更新の必要はないとして、つまり
設定しうるデータであるとし、第4a図又は第4
d図に示すメインフローに戻る。テーブルCより
の読出しが「1」であるときには、感光体面更新
指令を入出力ポート35bに与えレジスタkのメ
モリ内容を読む。レジスタkは電源投入時の初期
化においてクリアされているので、その後1度も
コピー動作がおこなわれていなければメモリ内容
は全ビツトが「0」であり、後述するようにコピ
ー動作が一回でもおこなわれると、標準パターン
の潜像電位が「複写」動作中にメモリされてい
る。そこでレジスタkのメモリが全ビツト「0」
であると、第4a図の、複写開始前の「プログラ
ム制御A」であることになり、Uがレジスタkに
メモリされていると、第4b図の、少なくとも1
回のコピー動作後の「プログラム制御A」であ
る。前者の場合には、感光体面の更新が終了する
のを待つてレジスタb,c,d,g,i,n,o
およびsをクリアして、前の感光体面に関する疲
労推定データをクリアする。なおレジスタpとq
をクリアしないのは、前の感光体面が受けた温、
湿度の作用を、更新した感光体面も受けていると
見なしうるからである。そして前者の場合にはレ
ジスタkにUのメモリがないので、つまり、未だ
コピーをしていない状態での感光体面の更新であ
るので、「プログラム制御A」の先頭に戻つて新
しい感光体面の疲労推定データ(レジスタg,
n,o,p,qのメモリデータ)でアクセスして
テーブルAを読み、ついでR1、Q1、P1を求めて
テーブルCを読んで(この場合当然NOの方向に
行く)R1、Q1、P1をレジスタt,uおよびvに
メモリし第4a図に示すメインフローに戻る。こ
の場合、新しい感光体面に対応した新しい電圧設
定となる。これは電源投入後未だ一枚もコピーを
していないので、画品質の変化があり得ないから
である。 これに対して後者の場合、つまり電源投入後少
なくとも一枚のコピーをし終つた後の「プログラ
ム制御A」、第4b図では、感光体面の更新を指
令した後、テーブルAのメモリデータの中の標準
電位データNがUを示すものをサーチし、それと
一組とされているチヤージヤ電圧、現像バイアス
電圧およびランプ付勢電圧を読んでそれぞれレジ
スタt,uおよびvに更新メモリする。つまり、
新しい感光体を使用したコピーの潜像電位を前の
感光体でコピーしたときの潜像電位Uに定めるに
必要なチヤージヤ電圧、現像バイアス電圧および
ランプ付勢電圧をテーブルAより読んでそれぞれ
レジスタt,uおよびvに更新メモリし、レジス
タhに「1」をメモリする。この「1」は、電源
スイツチ31がオフとされるまで、現在レジス
タt,u,vおよび入出力ポート35bに設定し
た電圧値で複写を継続する、という指令を意味す
る。そして、前述のようにレジスタkにUがメモ
リされているので、次の複写動作に移る。次の
複写動作以降では、レジスタhのメモリが「1」
であるので、第4b図に示す「プログラム制御
A」はおこなわれず、したがつて電源スイツチ3
がオフとなるまで、同じ電圧設定でコピーが
おこなわれる。それ故、感光体面が途中で更新さ
れたにもかかわらず、画像品質はほぼ同等なコピ
ーが得られ、品質の大きなバラツキがなくなる。 電源が遮断された後、レジスタhのメモリ
「1」が消え、しかも電源投入直後の初期化でレ
ジスタh,t,u,v等がクリアされるので、次
回の電源投入後のコピーにおいては、新しい感光
体面に対応したプログラム制御Aが開始される。 このように、この実施例においては、電源スイ
ツチ31をオフするまでは、1枚又は数枚のコ
ピーをした後に感光体面の更新があつてもほぼ同
一の画像品質のコピーがおこなわれ、電源を再投
入してから新しい感光面に最も適合した電圧設定
がおこなわれる。なお、前述した如き、感光体面
の更新が数枚のコピーの途中でおこなわれたとき
に、画像記録品質を前と同様とする設定は、連続
複写設定の間だけおこなうようにしてもよい。そ
の場合には、たとえば前述した実枝例において
は、レジスタhをコピースタート信号が到来する
毎にクリアするようにすればよい。また、感光面
更新時点にタイマーをトリガして、それがタイム
オーバするとレジスタhをクリアするようにする
と、感光面更新から所定時間後に、新しい感光面
に対応した適切な記録品質設定となる。さらに
は、感光面更新直後は前の記録品質と同程度と
し、コピー枚数が増える間に次第に記録品質を新
しい感光面に適合する本来の値にシフトさせる態
様としてもよい。その場合には、たとえば前述し
た実施例を引用すると、感光体面の更新からコピ
ー枚数のカウントを開始し、カウント値が増える
に従がつてテーブルAの読出しアドレスを1ステ
ツプづつ高品質側にシフトしてレジスタt,u,
vのメモリを更新して入出力ポート35bにラツ
チし、これをその読出しにおけるN値がレジスタ
g,n,o,p,qの内容でアドレスしてテーブ
ルAより読み出したN値と等しくなるまで続ける
ようにすればよい。 次に、詳細を第4e図に示す「複写」について
説明する。これにおいては、まずオペレータが操
作しうる濃度設定摘子の設定値Lをレジスタyに
ラツチし、次いでレジスタk,yおよびwの内容
U、LおよびNよりUL/Lを演算し、テーブル
DよりUL/Nに対応する補正係数α、β
よびγを読み出し、これらをそれぞれレジスタ
t,uおよびvの内容R1、Q1およびP1のそれぞ
れと掛け合せて積R2=α2R1、Q2=β2Q1および
P2=γ2P1をそれぞれ入出力ポート35bのチヤ
ージヤ電圧出力ポート、現像バイアス電圧出力ポ
ートおよびランプ付勢電圧出力ポートにそれぞれ
更新ラツチする。なお、これまでには、第4a図
のフローの「標準パターンの電位Uをレジスタk
にメモリ」のステツプにおいて、電位検出に先立
つてそれらの出力ポートに、「プログラム制御
A」においてレジスタt,uおよびvにメモリし
た値R1、Q1およびP1がラツチされている。 このようにUL/Nに対応する補正係数α
βおよびγを求めて最終のチヤージヤ電圧
R2、現像バイアス電圧Q2およびランプ付勢電圧
P2を設定するのは、第1に、前述したテーブルA
〜Cのデータが濃度設定摘子の標準値に対応づけ
たものであるので、その設定が標準値と異なると
その分だけ電圧設定を変更するためであり、第2
には、「プログラム制御A」で求めた標準パター
ンの目標電位Nに対する実測電位Uとの誤差分を
吸収する電圧調整をおこなうためである。したが
つてテーブルDには、UL/Nをアドレスとして
その値に対応した補正係数(α、β、γ
が一組のデータとしてメモリされている。 このように各電圧R1、Q1、P1に補正電圧R2
Q2、P2を入出力ポート35aにラツチした後、
キヤリツジの前進スタートとタイミングパルスの
カウントが開始され、カウント値が所定値になる
毎に、従来の複写タイミング制御と同様に、各機
構部、回路に付勢信号が与えられる。そして標準
パターン(3)の潜像が検出電極5に対向する時点に
検出電位Uがレジスタkに更新メモリされる。そ
して更にタイミング制御をおこなつた後に、第4
b図に示すメインフローに戻る。 なお、上記説明においては、シート状の感光体
をロール状にしてドラム11内に保持し、感光面
更新指令があると自動的にドラム11の1巻分の
感光面を更新するタイプの複写機を実施例として
示したが、本発明はエンドレスベルト状の感光体
シートを備える複写機や、画像読取系を備えない
同様な記録装置にも同様に実施しうる。またドラ
ム交換によつて感光体面を更新する記録装置にも
適用しうる。トラムを交換して感光体面を更新す
る記録装置では、通常電源スイツチをオフとして
からドラム交換をしたり、あるいは装置カバーを
外すと自動的に電源がオフとなるようになつてい
るので、前述の実施例の如くマイクロコンピユー
タの動作ロジツクつまりプログラムデータを設定
したのでは、ドラム交換後には新しい感光体に対
応した記録画像品質となり、交換前の品質とかな
りの差を生ずる。そこでこのような場合には、た
とえばレジスタhを不揮発性RAM35fに割り
当て、第4a図のフローの「プログラム制御A」
の直前に第4b図の場合と同様に「レジスタhの
メモリは「1」か?」の判定ステツプを入れ、か
つキーボード1に複写終了キーを備えて、このキ
ーが操作されるとレジスタhをクリアするように
すればよい。また、装置カバーが外されたときに
は、マイクロコンピユータ35の電源は断とせ
ず、しかもコンピユータ35には電源オフ信号が
与えられないようにしてもよい。連続複写設定枚
数のコピーが得られるまでレジスタhに「1」を
保持する態様では、Y≧Zでレジスタhをクリア
するようにし、かつ装置カバーが外されたときに
は、マイクロコンピユータ35の電源は断とせ
ず、しかもコンピユータ35には電源オフ信号が
与えられないようにすればよい。その他、記録装
置自身の構造設計やコンピユータ35のプログラ
ム設定で、記録装置のタイプに応じて同様に、所
定のコピー終了条件が整うまで感光体更新後の画
像品質を更新前の値とほぼ同じレベルに保持させ
うる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を一態様で実施する複写機の構
成を示す側断面図、第2図はそのキーボード1を
示す平面図、第3図はその中央制御ユニツトを構
成するマイクロコンピユータ35のブロツク図、
第4a図、第4b図、第4c図、第4d図および
第4e図は、マイクロコンピユータ35の制御動
作を示すフローチヤートである。 1:キーボード、2:コンタクトガラス板、
3:プレート、4:フオトセンサ、5:電位検出
電極(3〜5:潜像電位検出手段)、6:ハロゲ
ンランプ、7,8,9,9:ミラー、10:
レンズ(6〜10:露光手段)、11:ドラム、
11a:感光体シート(感光体)、12:帯電チ
ヤージヤ(荷電手段)、13:現像装置(現像手
段)、14:転写チヤージヤ(転写手段)、15:
除電チヤージヤ、16:クリーニングローラ、1
7:分離装置、18:レジストローラ、19:定
着装置、20:コピー受け、21:現像剤供給装
置、22,22:カセツト、23,23
:給紙コロ、24:温度センサ、25:湿度セ
ンサ、26:電子時計、28:キーカウンタ、3
〜31:スイツチ、32,32:表示
ユニツト、33:表示灯、33:レデイラン
プ、35:マイクロコンピユータ、RAMc:
RAM(メモリ手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 感光体、感光体表面を均一に荷電する荷電手
    段、荷電した感光体表面に画像光を投影する露光
    手段、露光した感光体表面の潜像を顕像化する現
    像手段および感光体表面の顕像を記録媒体に転写
    する転写手段を備える電子写真方式の記録装置に
    おいて、 a 潜像電位検出手段で感光体の更新前の潜像電
    位を検出し、メモリ手段に記憶し、 b 感光体が更新されると、該メモリ手段の潜像
    電位情報を参照して、該潜像電位を更新された
    感光体にもたらす潜像形成パラメータを設定
    し、 c 設定した潜像形成パラメータで記録を行な
    う、 電子写真方式の記録における記録画像品質の制御
    方法。 2 潜像形成パラメータは、荷電手段に印加する
    チヤージヤ電圧である、前記特許請求の範囲第1
    項記載の、電子写真方式の記録における記録画像
    品質の制御方法。 3 潜像形成パラメータは、感光体表面に画像光
    を投影するために原稿を照明する照明灯の発光強
    度である、前記特許請求の範囲第1項記載の、電
    子写真方式の記録における記録画像品質の制御方
    法。
JP7385279A 1979-06-12 1979-06-12 Controlling method of recording image quality in recording of electrophotographic system Granted JPS55166657A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7385279A JPS55166657A (en) 1979-06-12 1979-06-12 Controlling method of recording image quality in recording of electrophotographic system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7385279A JPS55166657A (en) 1979-06-12 1979-06-12 Controlling method of recording image quality in recording of electrophotographic system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55166657A JPS55166657A (en) 1980-12-25
JPS6252294B2 true JPS6252294B2 (ja) 1987-11-04

Family

ID=13530086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7385279A Granted JPS55166657A (en) 1979-06-12 1979-06-12 Controlling method of recording image quality in recording of electrophotographic system

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS55166657A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04203493A (ja) * 1990-11-30 1992-07-24 Matsushita Seiko Co Ltd 扇風機の保護網取付け装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57127262A (en) * 1981-01-29 1982-08-07 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Data gathering device for recording device
JPS58181070A (ja) * 1982-04-19 1983-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真複写機における現像バイアス電圧制御方法
JPS60189767A (ja) * 1984-03-09 1985-09-27 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 画像形成装置
JPS61190360A (ja) * 1985-02-19 1986-08-25 Sharp Corp 複写機の露光調整装置
JP2530141B2 (ja) * 1987-02-04 1996-09-04 コニカ株式会社 感光体疲労を補償した複写装置
JP7151212B2 (ja) * 2018-06-28 2022-10-12 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110942A (ja) * 1974-07-17 1976-01-28 Ricoh Kk

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110942A (ja) * 1974-07-17 1976-01-28 Ricoh Kk

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04203493A (ja) * 1990-11-30 1992-07-24 Matsushita Seiko Co Ltd 扇風機の保護網取付け装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55166657A (en) 1980-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3542085B2 (ja) トナー濃度制御方法及び画像形成装置
US5105219A (en) Developing toner detecting device
JPS6252294B2 (ja)
JP3010687B2 (ja) 画像形成装置
JPH0895317A (ja) 画像形成装置
US5200780A (en) Adjustment of surface potential sensor responsive to photoconductive element of image forming apparatus
JPH0215070B2 (ja)
JPH07253691A (ja) 画像形成装置の画質補償装置
JP3442161B2 (ja) 画像形成装置及びその作像プロセス後処理方法
JP3033986B2 (ja) 画像形成装置
JP3136030B2 (ja) 画像形成装置のプロセスカートリッジおよびそれを用いた画像形成装置
JP2585354B2 (ja) 画像濃度設定方法
JP2583993B2 (ja) トナー濃度制御装置
JPH047510B2 (ja)
JP2002169359A (ja) 画像形成装置
JP3406754B2 (ja) 画像形成装置
JP2001125365A (ja) 画像形成装置
JPH03161782A (ja) 画像形成装置
JPH02146565A (ja) 画像形成装置の停止時間演算装置
JPH06301257A (ja) 電子写真装置
JPH09211963A (ja) トナー濃度制御装置
JPH0830145A (ja) 電子写真装置
JPH01122852A (ja) 給紙装置
JPS63261376A (ja) 露光量制御装置
JPH0588491A (ja) 電子写真方式の画像形成装置及びその電位センサの較正方法