JPS6252173A - ジルコニア系焼結体の製造方法 - Google Patents
ジルコニア系焼結体の製造方法Info
- Publication number
- JPS6252173A JPS6252173A JP60191132A JP19113285A JPS6252173A JP S6252173 A JPS6252173 A JP S6252173A JP 60191132 A JP60191132 A JP 60191132A JP 19113285 A JP19113285 A JP 19113285A JP S6252173 A JPS6252173 A JP S6252173A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はジルコニア系焼結体の製造方法に関するもので
あり、更に詳細にはY2O3を含有する部分安定化ジル
コニア粉末にA124crz 03の固溶体を添加した
後焼結することによるジルコニア系焼結体の製造方法に
関するものである。
あり、更に詳細にはY2O3を含有する部分安定化ジル
コニア粉末にA124crz 03の固溶体を添加した
後焼結することによるジルコニア系焼結体の製造方法に
関するものである。
(従来の技術)
Y2O13を安定化剤とする部分安定化ジルコニア焼結
体は高強度、高靭性を特徴とするため、最近極めて活発
に開発が検討されており、例えば特開昭60−8607
3号公報にはY2O31,5〜5モル%含有するジルコ
ニア50〜98重量%にAj220.又はMgAj!、
204を50〜2重量%添加して熱間静水圧プレス処理
を行うことにより高強度焼結体を得る方法が記載されて
いる。
体は高強度、高靭性を特徴とするため、最近極めて活発
に開発が検討されており、例えば特開昭60−8607
3号公報にはY2O31,5〜5モル%含有するジルコ
ニア50〜98重量%にAj220.又はMgAj!、
204を50〜2重量%添加して熱間静水圧プレス処理
を行うことにより高強度焼結体を得る方法が記載されて
いる。
しかし該方法では熱間静水圧処理することが必須であり
、熱間静水圧処理をしない焼結体ではY2O31,5〜
5モル%含有するジルコニア粉末にAl2O3又はMg
Aj220斗を添加しても高強度化はなされない。
、熱間静水圧処理をしない焼結体ではY2O31,5〜
5モル%含有するジルコニア粉末にAl2O3又はMg
Aj220斗を添加しても高強度化はなされない。
(発明が解決しようとする問題点)
かかる事情下に鑑み本発明者らはY2O3を安定化剤と
する部分安定化ジルコニア・焼結体の高強度化について
鋭意検討した結果、特定量のY2O3を含有するジルコ
ニア粉末に特定物質よりなる固溶体を添加した後焼結す
る場合には熱間静水圧処理しなくても高強度を有する焼
結体が得られることを見出し、本発明方法を完成するに
至った。
する部分安定化ジルコニア・焼結体の高強度化について
鋭意検討した結果、特定量のY2O3を含有するジルコ
ニア粉末に特定物質よりなる固溶体を添加した後焼結す
る場合には熱間静水圧処理しなくても高強度を有する焼
結体が得られることを見出し、本発明方法を完成するに
至った。
(問題点を解決するための手段)
すなわち本発明は、2〜4モル%のY2O3を含有する
部分安定化ジルコニア粉末100重量部にAl2−xC
r2O3の固溶体(式中Xは0.1≦x≦1である)を
5〜50重量部添加した後焼結することを特徴とするジ
ルコニア系焼結体の製造方法を提供するにある。
部分安定化ジルコニア粉末100重量部にAl2−xC
r2O3の固溶体(式中Xは0.1≦x≦1である)を
5〜50重量部添加した後焼結することを特徴とするジ
ルコニア系焼結体の製造方法を提供するにある。
以下、本発明方法を更に詳細に説明する。
本発明方法の実施に際し使用するY2O3含有のジルコ
ニア粉末は従来公知の共沈法或いは加熱加水分解法で製
造される1μ以下の微粉末である。
ニア粉末は従来公知の共沈法或いは加熱加水分解法で製
造される1μ以下の微粉末である。
ジルコニア中のy2o3含量が2モル%未満、或いは4
モル%を越える場合には得られた焼結体の強度が弱く、
Al2−xCr2O3固溶体を添加しても強度の絶対値
は低い。
モル%を越える場合には得られた焼結体の強度が弱く、
Al2−xCr2O3固溶体を添加しても強度の絶対値
は低い。
ジルコニア粉末100重量部に対し添加するAl2−x
CrxO3の固溶体は5〜50重量部である。Al2−
xCrx03固溶体の添加量が5重量部未満の場合には
添加による強度上昇効果は得難く、又50重量部を越え
る場合にはY2O3含有のジルコニアの本来の高強度特
性が有効に発現されないので好ましくない。
CrxO3の固溶体は5〜50重量部である。Al2−
xCrx03固溶体の添加量が5重量部未満の場合には
添加による強度上昇効果は得難く、又50重量部を越え
る場合にはY2O3含有のジルコニアの本来の高強度特
性が有効に発現されないので好ましくない。
Y2O3による部分安定化ジルコニア粉末に添加混合さ
れるA e、−えCrz03固溶体は部分安定化ジルコ
ニア粉末とは別個に調整される。例えば水溶性アルミニ
ウム塩及び水溶性クロミウム塩をAffi/Cr= (
2−x):xの比になるように溶解した水溶液からアン
モニア等のアルカリによって共沈させた後焼成して酸化
物にするか、アルミニウム及びクロミウムの水酸化物を
混合した後焼成するか、更にはアルミナ及びクロミアの
粉末を混合し、調整する等その製法は特に制限されない
が、いずれの方法においても部分安定化ジルコニア粉末
と均一分散を達成し易いように1μ以下の微粉末として
用いることが好ましい。
れるA e、−えCrz03固溶体は部分安定化ジルコ
ニア粉末とは別個に調整される。例えば水溶性アルミニ
ウム塩及び水溶性クロミウム塩をAffi/Cr= (
2−x):xの比になるように溶解した水溶液からアン
モニア等のアルカリによって共沈させた後焼成して酸化
物にするか、アルミニウム及びクロミウムの水酸化物を
混合した後焼成するか、更にはアルミナ及びクロミアの
粉末を混合し、調整する等その製法は特に制限されない
が、いずれの方法においても部分安定化ジルコニア粉末
と均一分散を達成し易いように1μ以下の微粉末として
用いることが好ましい。
またAff2−エCr工03固溶体のXの値が0.1≦
x≦1の条件を外れる場合にはA7!2−χCrχ03
固溶体の添加効果が得られず好ましくない。
x≦1の条件を外れる場合にはA7!2−χCrχ03
固溶体の添加効果が得られず好ましくない。
部分安定化ジルコニア粉末とAJ2−エCrZO3固溶
体粉末相互の混合は通常、水溶液或いはアルコールに分
散し、ボールミル中で湿式混合する方法が通用される。
体粉末相互の混合は通常、水溶液或いはアルコールに分
散し、ボールミル中で湿式混合する方法が通用される。
混合後これらの粉体は通常の成形方法、例えばラバープ
レス法、押出成形法、ドクターブレード法等で成形し、
空気中或いは真空中で焼結することにより高強度の焼結
体を得ることができる。勿論本発明方法に熱間静水圧プ
レス処理を併用する場合には得られる焼結体の強度が更
に向上する。
レス法、押出成形法、ドクターブレード法等で成形し、
空気中或いは真空中で焼結することにより高強度の焼結
体を得ることができる。勿論本発明方法に熱間静水圧プ
レス処理を併用する場合には得られる焼結体の強度が更
に向上する。
本発明方法においてAl1−工Crχ03固溶体の添加
が何故Al2O3又はMgAl2O4を添加する場合に
比較して常圧焼結成いは真空焼結により得られたジルコ
ニア焼結体の強度の改善がなされるのか、その原因は詳
らかではないが、Al2O3又はMg/1204に比較
しA 12−1Cr z O3の方が熱膨張係数が大き
いためか焼結体中でマトリックスの部分安定化ジルコニ
アにかける圧縮応力が相対的に小さくなり、マトリック
ス中に微小クラックを発生することなく焼結できるため
ではないかと推測される。
が何故Al2O3又はMgAl2O4を添加する場合に
比較して常圧焼結成いは真空焼結により得られたジルコ
ニア焼結体の強度の改善がなされるのか、その原因は詳
らかではないが、Al2O3又はMg/1204に比較
しA 12−1Cr z O3の方が熱膨張係数が大き
いためか焼結体中でマトリックスの部分安定化ジルコニ
アにかける圧縮応力が相対的に小さくなり、マトリック
ス中に微小クラックを発生することなく焼結できるため
ではないかと推測される。
(発明の実施例)
以下、本発明方法を実施例により更に詳細に説明するが
、本発明方法はこれらの実施例によって制限されるもの
ではない。
、本発明方法はこれらの実施例によって制限されるもの
ではない。
実施例1
硝酸アルミニウムと硝酸クロムをAβ/ Cr =3と
なる如く水中に加え、アンモニア水で中和し濾過、水洗
した後1000℃の温度で2時間焼成し、更に振動ミル
で粉砕し、0.8μの平均粒子径を有するA 11.S
Cr 0.5o3の固溶体粉末を得た。
なる如く水中に加え、アンモニア水で中和し濾過、水洗
した後1000℃の温度で2時間焼成し、更に振動ミル
で粉砕し、0.8μの平均粒子径を有するA 11.S
Cr 0.5o3の固溶体粉末を得た。
この粉末15重量部に共沈法によって得られたY2O3
を3モル%含む平均粒子径0.5μのジルコニア粉末1
00重量部をアルコール中でボールミルを使用して24
時時間式混合した後濾過、乾燥し、原料粉末を調整した
。次いでこの原料粉末をラバープレスを用い40 X
50 X 4 mmに成形した後空気中で1550℃の
温度で2時間焼結した。
を3モル%含む平均粒子径0.5μのジルコニア粉末1
00重量部をアルコール中でボールミルを使用して24
時時間式混合した後濾過、乾燥し、原料粉末を調整した
。次いでこの原料粉末をラバープレスを用い40 X
50 X 4 mmに成形した後空気中で1550℃の
温度で2時間焼結した。
この様にして得られた焼結体をX線回折でその結晶構成
を調べたところ正方晶を主成分とする部分安定化ジルコ
ニアとA I!203 Cr2 o3の固溶体からなる
ことが確認された。
を調べたところ正方晶を主成分とする部分安定化ジルコ
ニアとA I!203 Cr2 o3の固溶体からなる
ことが確認された。
次いでこの焼結体をダイヤモンドカッターで切断(4X
3X40u)L、3点曲げ強度を測定した結果、140
kg/I1m!であった。
3X40u)L、3点曲げ強度を測定した結果、140
kg/I1m!であった。
なお、比較のためA jl! +、5Cr 6.5 o
3固溶体粉末に代えAN−203の高純度粉末を用いた
他は全〈実施例1と同様にして得た焼結体及びA I!
1,5Cr 6,503固溶体やAz2o3等の添加
剤を一切添加しない他は全〈実施例1と同様に、して得
た焼結体の3点曲げ強度を測定したところAA 2o3
添加のそれは105kg/ui”、無添加のそれは11
0kg/會♂であった。
3固溶体粉末に代えAN−203の高純度粉末を用いた
他は全〈実施例1と同様にして得た焼結体及びA I!
1,5Cr 6,503固溶体やAz2o3等の添加
剤を一切添加しない他は全〈実施例1と同様に、して得
た焼結体の3点曲げ強度を測定したところAA 2o3
添加のそれは105kg/ui”、無添加のそれは11
0kg/會♂であった。
実施例2
第1表に示す条件の他は実施例1と同様にして種々の焼
結体を得、該焼結体の強度を測定した。
結体を得、該焼結体の強度を測定した。
その結果を第1表に示す。
第 1 表
(発明の効果)
以上詳述した本発明方法によれば、Y2O3で部分安定
化されたジルコニア粉末にAj?2−χc rz O3
固溶体を分散させ、常圧焼結または真空焼結するという
極めて簡 単な方法によりY2O3で部分安定かされたジルコニア
焼結体の結合強度改善を計ることを可能ならしめたもの
で、その工業的価値は頗る大なるものである。
化されたジルコニア粉末にAj?2−χc rz O3
固溶体を分散させ、常圧焼結または真空焼結するという
極めて簡 単な方法によりY2O3で部分安定かされたジルコニア
焼結体の結合強度改善を計ることを可能ならしめたもの
で、その工業的価値は頗る大なるものである。
Claims (1)
- 2〜4モル%のY_2O_3を含有する部分安定化ジ
ルコニア粉末100重量部にAl_2_−_xCr_x
O_3の固溶体(式中xは0.1≦x≦1である)を5
〜50重量部添加した後焼結することを特徴とするジル
コニア系焼結体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60191132A JPS6252173A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | ジルコニア系焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60191132A JPS6252173A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | ジルコニア系焼結体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6252173A true JPS6252173A (ja) | 1987-03-06 |
Family
ID=16269409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60191132A Pending JPS6252173A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | ジルコニア系焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6252173A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0218355A (ja) * | 1988-07-07 | 1990-01-22 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ジルコニア基焼結体 |
JP2009029667A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Kyocera Corp | 導電性セラミックスおよびその製法 |
-
1985
- 1985-08-30 JP JP60191132A patent/JPS6252173A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0218355A (ja) * | 1988-07-07 | 1990-01-22 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ジルコニア基焼結体 |
JP2009029667A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Kyocera Corp | 導電性セラミックスおよびその製法 |
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