JPS6251687B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6251687B2
JPS6251687B2 JP24763783A JP24763783A JPS6251687B2 JP S6251687 B2 JPS6251687 B2 JP S6251687B2 JP 24763783 A JP24763783 A JP 24763783A JP 24763783 A JP24763783 A JP 24763783A JP S6251687 B2 JPS6251687 B2 JP S6251687B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
mandrel
metal tube
container
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP24763783A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60141328A (ja
Inventor
Toshiro Kimura
Makoto Ishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Metal Corp
Original Assignee
Mitsubishi Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Metal Corp filed Critical Mitsubishi Metal Corp
Priority to JP24763783A priority Critical patent/JPS60141328A/ja
Publication of JPS60141328A publication Critical patent/JPS60141328A/ja
Publication of JPS6251687B2 publication Critical patent/JPS6251687B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Of Metal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は金属管の押出加工装置に関する。
一般に、Cu−Al−Zn合金(例えばブロツクリ
ング材、形状記憶合金)等の金属から管を製造す
る場合には、それらの金属が熱間加性に優れる
が、冷間加工性に劣るため、通常押出加工が採用
され、押出加工によつて製品寸法に近い寸法の管
を押し出し加工することにより、後工程での冷間
加工を極力回避するようにしている。
このような押出加工に用いられる金属管の押出
加工装置としては、従来、第1図に示すものが知
られている。ここで、この押出加工装置について
簡単に説明すると、図中符号1は筒状のコンテナ
であり、その先端面にはダイス2が設けられてい
る。また、コンテナ1の内部にはマンドレル3が
配置されている。このマンドレル3の先端部外周
とダイス2との間の環状のすきま4が形成されて
おり、このすきま4から加圧板5によつて素材6
を押し出すことにより、金属管7が製造されるよ
うになつている。なお、符号8はシリンダ装置で
あり、メインシリンダ9と、加圧板5を押圧する
ためのマンドレルシリンダ10と、マンドレル3
が固定された支持部材11とから構成されてい
る。そして、マンドレルシリンダ10が加圧板5
を押圧する際には、支持部材11がマンドレルシ
リンダ10と等速度で逆方向に向かつて相対移動
し、マンドレル3が停止状態となるように構成さ
れている。
ところで、上記の押出加工装置においては、ダ
イス2およびマンドレル3の製作誤差、それらの
取付け誤差、さらには装置全体の組立て誤差等に
より、ダイス2とマンドレル3との軸線がずれる
ことがある。ダイス2とマンドレル3との軸線が
ずれると、すきま4の周方向における各部の間隔
に差が生じてしまう。このため、金属管7の肉厚
が周方向の各部において変化し、いわゆる偏肉が
発生するという問題があつた。
また、このような偏肉の問題とは別に、上記の
押出加工装置においては、内径の小さい金属管を
製造することが困難であるという問題があつた。
すなわち、内径の小さい金属管7を製造するため
には、マンドレル3を細くする必要がある。とこ
ろが、マンドレル3は、押出加工中、素材6によ
つて多大な引張力を受ける。このため、マンドレ
ル3を細くすると破断する危険性があり、したが
つてマンドレル3を細くすることができず、細い
金属管7を製造することができなかつたのであ
る。
この発明は、上記問題を解消するためになされ
たもので、偏内を大幅に軽減することができ、し
かも細い金属管を製造することができる金属管の
押出加工装置を提供することを目的とする。
ここで、まず、この発明の特徴について述べる
と、第1の発明の特徴は、マンドレルの少なくと
も先端部をその軸線と直交する方向へ変位可能と
なし、かつダイスから適宜離間した前方に、その
ダイスから押し出された金属管を縮径する第2の
ダイスを設けた点にある。また、第2の発明の特
徴は、第1の発明の特徴に加え、さらに第2のダ
イスによつて縮径された金属管を引つ張る引張装
置を設けた点にある。
以下、この発明の一実施例について第2図ない
し第4図を参照して説明する。なお、これらの図
において上記従来例と同様な部分には同一符号を
付してその説明を省略する。
これらの図に示す押出加工装置においては、支
持部材12の先端部に筒状の連結部材13がねじ
止め固定されている。この連結部材13の内周に
は、第3図に示すように、後端側から先端側へ向
かうにしたがつて漸次小径となるテーパ孔部14
が形成されている。また、連結部材13には、マ
ンドレル15の後端部が挿入されており、そこに
はテーパ孔部14の壁面に対向するテーパ部16
が形成されている。このテーパ部16のテーパ角
は、テーパ孔部14のテーパ角より2〜3゜大き
く設定されている。この結果、テーパ部16はテ
ーパ孔部14の壁面に環状に線接触するようにな
る。したがつて、マンドレル15はその後端部を
支点として傾動することができ、これによつてマ
ンドレル15の先端部が軸線と直交する方向へ変
位可能となつている。
また、この押出加工装置においては、マンドレ
ル15自体もその先端部が後端部に対して傾動し
得る構造になつている。すなわち、マンドレル1
5は、支持部材12に連結された本体部17と、
この本体部17の先端部にねじ止め固定された筒
状部18と、この筒状部18に後端部が挿入され
た可動部19とから構成されている。これら筒状
部18と可動部19との間の構造は、前述した連
結部材13とマンドレル15の後端部との間の構
造と同様になつており、筒状部18の内周にはテ
ーパ孔部20が形成され、可動部19の後端部に
は、テーパ角がテーパ孔部20のテーパ角より大
きく設定されたテーパ部21が形成されている。
そして、これによつて可動部19が本体部17に
対して傾動し得るようになつている。
また、この押出加工装置においては、ダイス機
構22が第1および第2のダイス部23,24を
有している。第1のダイス部(ダイス)23は、
前述した従来の押出装置におけるダイス2に相当
し、マンドレル15とによつてすきま4を形成す
るものである。一方、第2のダイス部(第2のダ
イス)24は、第1のダイス部23から適宜間隔
離間した前方側に配置され、第1のダイス部23
から押し出された金属管を縮径するものであつ
て、その内径が第1のダイス部23の内径より小
さく設定されている。
また、ダイス機構22の前方には、第2のダイ
ス部24によつて縮径された金属管7を引つ張る
ための引張装置(図示せず)が設置されている。
この引張装置は、素材6に対する押圧力を減少さ
せるために補助的に設けたものであり、設置しな
い場合もある。
上記のように構成された押出加工装置におい
て、マンドレル15とダイス機構22(第1のダ
イス部23)との軸線がずれている場合には、金
属管7の肉厚の厚い部分と薄い部分とが生じるは
ずである。ところが、肉厚の薄い部分に作用する
圧力は、厚い部分に作用する圧力より高くなる。
この圧力の差によつてマンドレル15は、その後
端部を支点として全体が傾動せしめられるととも
に、可動部19がその後端部を支点として傾動せ
しめられる。これによつて、第1のダイス部23
とマンドレル15との間に形成されるすきま4の
広さが各部において自動的に等しくなる。したが
つて偏肉を大幅に軽減することができる。
また、第1のダイス部23から押し出された金
属管7を第2のダイス部24によつて縮径するよ
うにしているから、マンドレル15を細くするこ
となく金属管7の内径を小さくすることができ
る。しかも、金属管7を縮径するのであるから、
その際の抵抗は小さく、それ故素材6に対する押
圧力もほとんど増加しない。したがつて、マンド
レル15を太くする必要はほとんどない。
なお、金属管7の内径を小さくすることができ
るという利点については、マンドレル15を傾動
し得るように構成したことからも得られる。すな
わち、従来の押出加工装置においては、マンドレ
ルが支持部材に固定されているため、素材に作用
する圧力に差が生じた場合には、その差圧によつ
て曲げ力を受ける。したがつて、マンドレルを比
較的太くする必要がある。この点、この発明の押
出加工装置においては、マンドレル15を傾動可
能(変位可能)としているから、マンドレルに曲
げ力が作用することがない。したがつて、マンド
レル15を比較的細くすることができ、金属管7
の内径を小さくすることができる。
また、引張装置を設置した場合には、素材6に
対する押圧力を小さくすることができ、ひいては
マンドレル15に作用する引張力を小さくするこ
とができる。この分マンドレル15をより細くす
ることができ、より一層細い金属管7を製造する
ことができる。
さらに、マンドレル15を傾動可能(変位可
能)とした点と2つのダイス部23,24を設け
た点とが相俟つて、金属管7の内径の真円度の悪
化を防止することができる。すなわち、単に2つ
のダイス部23,24を設けると、偏肉が生じた
状態で金属管を縮径することになる。この場合、
肉厚が薄い部分は、厚い部分より大きく変形す
る。この変形量の差は、金属管の外径が第2のダ
イス部によつて拘束されているため、内径の変形
となつて現われる。このため、金属管の内径の真
円度が悪化してしまう。この点、この押出加工装
置においては、予め偏肉の発生を防止するように
しているから、金属管7の内径の真円度の悪化を
防止することができる。
次に、上記の押出加工装置によつて金属管を製
造した際の実験データを示すことにより、この発
明をより一層明らかにする。
第1実験例 ブロツクリング用銅合金(Cu−30Zn−3Al−
1Si)のφ200インゴツトを1650Tの複動プレスに
よつて押し出した。従来の押出加工装置では、マ
ンドレルの強度上、φ80×5tが限界であつたが、
この発明に係る押出加工装置によれば、φ60×8t
の金属管を製造することができた。また、偏肉に
ついては、従来7%もあつたものを3%に軽減す
ることができた。
第2実験例 上記の条件の下に、さらに引張装置を設置し、
金属管を2Tの力で引つ張つた。φ60×7.5tの金属
管を製造することができ。
また、第5図はこの発明の他の実施例における
支持部材25とマンドレル26との連結構造を示
すものである。この実施例においては、支持部材
25にねじ止め固定された連結部材27の内周に
球面座28が形成され、これに対応してマンドレ
ル26の後端部に球面部29が形成されている。
この場合には、球面どうしの接触であるから、マ
ンドレル26の傾動を円滑に行わせることがで
き、接触部間の強度を大きくすることができる。
なお、球面どうしを接触させて連結する点につい
ては、上記実施例におけるマンドレル15自体の
構造に適用してもよいのは勿論である。
なお、上記の実施例においては、マンドレル1
5を支持部材12に対して傾動可能とするととも
に、マンドレル15自体をもその先端部が後端部
に対して傾斜し得る構造としているが、いずれか
一方のみを採用してもよい。また、マンドレル1
5を支持部材12に対して傾動させることなく、
軸線と直交する方向へ平行移動させるようにして
もよい。
以上説明したように、この発明の金属管の押出
加工装置によれば、マンドレルの少なくとも先端
部をその軸線と直交する方向へ変位可能となし、
かつダイスから適宜離間した前方にそのダイスか
ら押し出された金属管を縮径する第2のダイスを
設けているから、第1のダイスとマンドレルとの
すきまに片寄りが生じたとしても、速やかにかつ
円滑に修正することができることにより、金属管
の偏肉を大幅に軽減することができると共に、前
記第1のダイスとマンドレルとのすきまによつて
形成された金属管をさらに第2のダイスによつて
縮径することにより、マンドレルを細くすること
なく、金属管を、特にその内径を縮小させること
ができ、かつその際、金属管に圧縮力が加わるこ
とにより、第2のダイスと金属管の間の抵抗が小
さく、従つて素材に対する押出力をほとんど増加
させることなく、容易に細い金属管を製造でき、
さらに金属管の内径の真円度の悪化を防止するこ
とができる。また、第2のダイスによつて縮径さ
れた金属管を引つ張る引張装置を設置すれば、よ
り一層細い金属管を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の金属管の押出加工装置の一例を
示す縦断面図、第2図ないし第4図はこの発明の
一実施例を示し、第2図は縦断面図、第3図は支
持部材とマンドレルとの連結構造を示す拡大縦断
面図、第4図はマンドレルの先端部の構造を示す
拡大縦断面図、第5図はこの発明の他の実施例を
示す拡大縦断面図である。 1……コンテナ、4……すきま、6……素材、
7……金属管、15……マンドレル、23……第
1のダイス部(ダイス)、24……第2のダイス
部(第2のダイス)、26……マンドレル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 筒状をなすコンテナと、このコンテナの先端
    部に設けられたダイスと、前記コンテナの内部に
    軸線をコンテナの軸線方向に向けて配置されたマ
    ンドレルとを備え、このマンドレルの先端部を前
    記ダイスの内周に臨ませ、前記コンテナ内に挿入
    された素材を、前記ダイスの内周と前記マンドレ
    ルの先端部外周との間に形成される環状のすきま
    から押し出して金属管を製造する金属管の押出加
    工装置において、前記マンドレルの少なくとも先
    端部をその軸線と直交する方向へ変位可能とな
    し、かつ前記ダイスから適宜離間した前方に、そ
    のダイスから押し出された金属管を縮径する第2
    のダイスを設けたことを特徴とする金属管の押出
    加工装置。 2 筒状をなすコンテナと、このコンテナの先端
    部に設けられたダイスと、前記コンテナの内部に
    軸線をコンテナの軸線方向に向けて配置されたマ
    ンドレルとを備え、このマンドレルの先端部を前
    記ダイスの内周に臨ませ、前記コンテナ内に挿入
    された素材を、前記ダイスの内周と前記マンドレ
    ルの先端部外周との間に形成される環状のすきま
    から押し出して金属管を製造する金属管の押出加
    工装置において、前記マンドレルの少なくとも先
    端部をその軸線と直交する方向へ変位可能とな
    し、かつ前記ダイスから適宜離間した前方に、そ
    のダイスから押し出された金属管を縮径する第2
    のダイスを設け、さらにこの第2のダイスの前方
    に、第2のダイスによつて縮径された金属管を引
    つ張る引張装置を設けたことを特徴とする金属管
    の押出加工装置。
JP24763783A 1983-12-29 1983-12-29 金属管の押出加工装置 Granted JPS60141328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24763783A JPS60141328A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 金属管の押出加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24763783A JPS60141328A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 金属管の押出加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60141328A JPS60141328A (ja) 1985-07-26
JPS6251687B2 true JPS6251687B2 (ja) 1987-10-31

Family

ID=17166459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24763783A Granted JPS60141328A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 金属管の押出加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60141328A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102294393B (zh) * 2011-09-02 2013-07-24 昆山市友森精密机械有限公司 一种自行车铝合金立管成型设备及成型工艺
CN103909110A (zh) * 2013-01-08 2014-07-09 苏州昆仑重型装备制造有限公司 防喷器油缸的制造方法及其所用的反挤压模具
CN104084446B (zh) * 2014-06-26 2016-03-02 梧州恒声电子科技有限公司 一种具有反挤压和拉伸工序的拉管类产品的生产工艺
CN109848233A (zh) * 2019-02-15 2019-06-07 常州金方圆新材料有限公司 一种铜锭的挤压装置和挤压方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60141328A (ja) 1985-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7401486B2 (en) Die, method of manufacturing stepped metal pipe or tube, and stepped metal pipe or tube
JPS6251687B2 (ja)
JP3549750B2 (ja) 高拡管の成形方法及び高拡管
JPS6161884B2 (ja)
JP3152707B2 (ja) 懸架装置用ダンパの製造方法
JP4798875B2 (ja) 金属管管端の拡管方法
JPH09103819A (ja) 引抜き加工による形状精度が優れたパイプの製造方法及び引抜き加工用工具
JPS61283422A (ja) パイプ曲げ方法およびその装置
JPH0428402A (ja) 内面高フィン管及び内面高フィン型二重管の製造方法
JP3313870B2 (ja) 管のカスケード引き抜き時にプラグ室を形成する方法およびこの方法を実施するための装置
JPH06304644A (ja) 内径テーパ管の製造方法
EP0789936B1 (en) Method of extruding a superconducting rod
JP3616673B2 (ja) 曲げ加工装置
JPH0857561A (ja) 管路気中ケーブルのシース拡管方法
JPS594205B2 (ja) キンゾクパイプ
JP2002219512A (ja) 金属溶接管用素材および金属溶接管用素材の製造方法ならびに金属溶接管の製造方法
JPH0871634A (ja) 押出しによる金属管の製造方法およびその方法に使用するマンドレル
JPS6142644Y2 (ja)
JP2524037B2 (ja) ひれ付管押出用マンドレルおよび押出方法
JPH06114435A (ja) 熱間押出し製管用ダイス
JPH07185725A (ja) ロールとその製造方法
JP2736003B2 (ja) 異形断面管
JPH0724857B2 (ja) 同芯異径二重管の製造方法
JPS586731A (ja) 薄肉管の曲げ加工方法
JPS6357986A (ja) 多重クラツド管及びその製造法