JPS6142644Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6142644Y2 JPS6142644Y2 JP1983120201U JP12020183U JPS6142644Y2 JP S6142644 Y2 JPS6142644 Y2 JP S6142644Y2 JP 1983120201 U JP1983120201 U JP 1983120201U JP 12020183 U JP12020183 U JP 12020183U JP S6142644 Y2 JPS6142644 Y2 JP S6142644Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- billet
- press plate
- face
- extrusion
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Extrusion Of Metal (AREA)
Description
この考案は、金属、例えば銅及び銅合金を熱間
押出成形する場合に、その最終時に発生するビレ
ツト端面からの酸化スケール等の巻き込み欠陥を
抑制するための押盤に関するものである。 酸化され易い金属、例えば銅を熱間押出する時
にビレツト加熱炉内を還元性雰囲気に保持してい
ても、炉内搬送路中に起る表面酸化等によつて押
出し時にその酸化物の巻込み欠陥が発生すること
は良く知られている。 この巻き込み欠陥の原因として次の理由が考え
られている。 (1) ビレツト外表面からの巻き込み(押出材の外
周部に発生する) (2) ビレツト端面からの巻き込み(押出材の内周
部に発生する) これを図面を参照して説明すると、第1図およ
び第2図に示すように従来の押盤形状は端面3が
平面のものが一般的であつた。もつとも第1図お
よび第2図に示したものは、マンドレル製管方式
に使用する押盤1であるのでマンドレルの挿通孔
2を有しているが、端面3は図面のように平面で
あつた。このような端面を有する押盤で押出され
るビレツト中の金属材料の流れは第3図の押出中
のビレツトの断面に示すように、ビレツト外表面
からの流れaによつて押出材の外周部に巻き込み
が発生する現象と、ビレツト端面からの流れbに
よつて、押出材の内周部に巻き込みが発生する現
象が現われる。時には、第3図のCで示すよう
に、押出材の内表層近くで剥離状の欠陥となつて
現われることもある。 このような巻き込み現象の防止対策としては、
次の手段が考えられてきた。 (1) ビレツト外表面からの巻き込み防止のために
は、「シエル残し押出し」「潤滑押出し」等があ
り、 (2) ビレツト端面からの巻き込み防止のために
は、押出し末期に、ビレツト端面が流れ始める
位置で押出しを終了し、あとのビレツトを残す
方法、 すなわち、「押残り」という手法をとつている
のが一般的である。 しかし、押出し歩留りにおいて押残りの占める
割合は非常に高く、5乃至10%に及んでいる。し
たがつて、押出し歩留り向上のために、押残り厚
みをできるだけ薄くするということが重大な目的
になつている。 この考案は、上記押残りを小さくしても酸化ス
ケールの巻き込みにより欠陥が減少するような形
状を有する押盤であつて、その構成は、ステム先
端に配備される押盤のビレツト当接面に隅部が角
形にして径が漸次に減径する同心円状の複数の凹
部を設けることを特徴とする金属押出し用押盤で
ある。 図面を参照して、具体的に説明すると、この発
明の押盤11の端面13に同心円状の凹部4およ
び5を設け、その隅部6および7を角形に形成し
ているものである。 この凹所は段階的に多数設けるのがよいといえ
るが、押盤の外径が360mm程度のとき段部は5mm
程度の厚まが必要であり、段階が多くなると必然
的に押残りの厚さを大にしなければならないの
で、具体例のように2段ないし、3段程度適当で
ある。 このような端面を有する押盤で押し出されてい
るビレツトは第6図に示す形状になつおり、そ場
合の端面の形状は押盤の端面の形状に対応して、
端面13′および段4′,5′に分割されることに
なる。この場合の端面の金属の流れはb′,b″,b
に分割され、1つの段から巻き込み酸化スケー
ルの量は激減する。またスケールが製品の長手方
向に入る深さも、従来の押盤を用いた場合は、第
3図に示すように端面全体の金属が一つの流れb
になるために長かつたが、この考案の押盤を用い
ると端面の金属の流れが分割されるので製品に入
る深さも小さくなる。また、従来発生していた剥
離状の欠陥も表−1に示すように皆無となつた。
押出成形する場合に、その最終時に発生するビレ
ツト端面からの酸化スケール等の巻き込み欠陥を
抑制するための押盤に関するものである。 酸化され易い金属、例えば銅を熱間押出する時
にビレツト加熱炉内を還元性雰囲気に保持してい
ても、炉内搬送路中に起る表面酸化等によつて押
出し時にその酸化物の巻込み欠陥が発生すること
は良く知られている。 この巻き込み欠陥の原因として次の理由が考え
られている。 (1) ビレツト外表面からの巻き込み(押出材の外
周部に発生する) (2) ビレツト端面からの巻き込み(押出材の内周
部に発生する) これを図面を参照して説明すると、第1図およ
び第2図に示すように従来の押盤形状は端面3が
平面のものが一般的であつた。もつとも第1図お
よび第2図に示したものは、マンドレル製管方式
に使用する押盤1であるのでマンドレルの挿通孔
2を有しているが、端面3は図面のように平面で
あつた。このような端面を有する押盤で押出され
るビレツト中の金属材料の流れは第3図の押出中
のビレツトの断面に示すように、ビレツト外表面
からの流れaによつて押出材の外周部に巻き込み
が発生する現象と、ビレツト端面からの流れbに
よつて、押出材の内周部に巻き込みが発生する現
象が現われる。時には、第3図のCで示すよう
に、押出材の内表層近くで剥離状の欠陥となつて
現われることもある。 このような巻き込み現象の防止対策としては、
次の手段が考えられてきた。 (1) ビレツト外表面からの巻き込み防止のために
は、「シエル残し押出し」「潤滑押出し」等があ
り、 (2) ビレツト端面からの巻き込み防止のために
は、押出し末期に、ビレツト端面が流れ始める
位置で押出しを終了し、あとのビレツトを残す
方法、 すなわち、「押残り」という手法をとつている
のが一般的である。 しかし、押出し歩留りにおいて押残りの占める
割合は非常に高く、5乃至10%に及んでいる。し
たがつて、押出し歩留り向上のために、押残り厚
みをできるだけ薄くするということが重大な目的
になつている。 この考案は、上記押残りを小さくしても酸化ス
ケールの巻き込みにより欠陥が減少するような形
状を有する押盤であつて、その構成は、ステム先
端に配備される押盤のビレツト当接面に隅部が角
形にして径が漸次に減径する同心円状の複数の凹
部を設けることを特徴とする金属押出し用押盤で
ある。 図面を参照して、具体的に説明すると、この発
明の押盤11の端面13に同心円状の凹部4およ
び5を設け、その隅部6および7を角形に形成し
ているものである。 この凹所は段階的に多数設けるのがよいといえ
るが、押盤の外径が360mm程度のとき段部は5mm
程度の厚まが必要であり、段階が多くなると必然
的に押残りの厚さを大にしなければならないの
で、具体例のように2段ないし、3段程度適当で
ある。 このような端面を有する押盤で押し出されてい
るビレツトは第6図に示す形状になつおり、そ場
合の端面の形状は押盤の端面の形状に対応して、
端面13′および段4′,5′に分割されることに
なる。この場合の端面の金属の流れはb′,b″,b
に分割され、1つの段から巻き込み酸化スケー
ルの量は激減する。またスケールが製品の長手方
向に入る深さも、従来の押盤を用いた場合は、第
3図に示すように端面全体の金属が一つの流れb
になるために長かつたが、この考案の押盤を用い
ると端面の金属の流れが分割されるので製品に入
る深さも小さくなる。また、従来発生していた剥
離状の欠陥も表−1に示すように皆無となつた。
【表】
この考案の
0% 10%
押盤
0% 10%
押盤
Claims (1)
- ステム先端に配備される押盤のビレツト当接面
に隅部が角形にして径が漸次に減径する同心円状
の複数の凹部を設けることを特徴とする金属の押
出し用押盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12020183U JPS6028908U (ja) | 1983-08-03 | 1983-08-03 | 金属の押出し用押盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12020183U JPS6028908U (ja) | 1983-08-03 | 1983-08-03 | 金属の押出し用押盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6028908U JPS6028908U (ja) | 1985-02-27 |
JPS6142644Y2 true JPS6142644Y2 (ja) | 1986-12-03 |
Family
ID=30275574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12020183U Granted JPS6028908U (ja) | 1983-08-03 | 1983-08-03 | 金属の押出し用押盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6028908U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5435148U (ja) * | 1977-08-12 | 1979-03-07 |
-
1983
- 1983-08-03 JP JP12020183U patent/JPS6028908U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5435148U (ja) * | 1977-08-12 | 1979-03-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6028908U (ja) | 1985-02-27 |
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