JPH09103819A - 引抜き加工による形状精度が優れたパイプの製造方法及び引抜き加工用工具 - Google Patents

引抜き加工による形状精度が優れたパイプの製造方法及び引抜き加工用工具

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JPH09103819A
JPH09103819A JP28806895A JP28806895A JPH09103819A JP H09103819 A JPH09103819 A JP H09103819A JP 28806895 A JP28806895 A JP 28806895A JP 28806895 A JP28806895 A JP 28806895A JP H09103819 A JPH09103819 A JP H09103819A
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pipe
tube
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Hisashi Hori
久司 堀
Shinya Makita
慎也 牧田
Harumichi Hino
治道 樋野
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法精度,真円度,真直度に優れたパイプを
得る。 【構成】 素管の引抜き加工方向に関して縮径部11の
後方に径大部12を設けた縮管ダイス10を使用し、径
大部12に拡管中子20を配置し、縮管ダイス10で縮
径された素管1を径大部12に向けて拡管中子20によ
り拡管整形する。拡管中子20は、形状精度を上げるた
め、単数又は複数の整形中子23を備えることができ
る。矯正加工の開始時においては、素管1の先端を縮管
ダイス10を経て拡管中子20に押し込み、チャック中
心軸に素管の管軸を一致させた状態で素管の先端をチャ
ックで把持する。 【効果】 拡径中子20の外側に縮径ダイス10の内壁
である径大部が位置しているので、外径精度,内径精度
が向上し、真円度及び真直度に優れたパイプが得られ
る。また、拡管時の引張り歪みによる割れの発生も防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寸法精度及び形状精度
に優れた金属パイプを引抜き加工により製造する方法及
び引抜き加工用工具に関し、特にアルミニウム,アルミ
ニウム合金,これらをマトリックスとする複合材等から
なるパイプの製造に有効である。
【0002】
【従来の技術】押出し,溶接等で製造されたパイプは、
引抜き加工,縮管加工,ロール矯正等で真円度や真直度
を向上させている。引抜き加工では、通常、管端を口付
け加工した後、口付け部をチャックしたパイプを引抜き
ダイスに通すことによって矯正加工している。この方法
は、寸法精度に優れたパイプを製造できるが、口付け及
び引抜きが別工程で行われるため、生産性が悪い。ま
た、長い口付け部を必要とすることから、歩留りが低い
ことも欠点である。空引きと称される縮管加工では、図
1に示すように素管1をダイス2に通し、ベアリング面
3での加工により真円度を向上させている。この場合、
ベアリング面3における摩擦抵抗は、素管1の曲がりに
応じて異なっているため、加工後のパイプ4は、素管1
の曲がりの影響を受ける。その結果、素管1のアールR
0 に由来するアールR1 が加工後のパイプ4に生じ易
い。このようなことから、高い真直度が要求されるパイ
プの製造には、ロール矯正法が採用されている。ロール
矯正法では、搬送ラインに沿って配置した複数個のカリ
バーロールの間に素管を通すことにより、パイプの外周
形状を矯正する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ロール矯正法
では、パイプ長手方向に関して両端部の真直度や真円度
が劣る。この欠点は、特にロールスタンド間距離よりも
短尺の素管を矯正するとき顕著に現れる。そのため、高
い真円度や真直度が要求されるパイプを製造する場合
に、歩留りを低下させる要因となる。しかも、内径精度
及び外径精度は、ロール矯正によっても向上しない。こ
の点、芯金引抜き加工方法は、内径精度及び真円度が優
れたパイプの製造に適している。芯金引抜き加工方法で
は、図2に示すように、先端に中子5を装着した連結棒
6を素管1に挿通した状態で、ダイス2により引抜き加
工する。この方法で真直度の高いパイプを製造するため
には、素管1と中子5との間の隙間Gが大きいと空引き
と同様に加工前の素管1の曲がりの影響を受け易いの
で、隙間Gを極力小さくする必要がある。
【0004】しかし、加工前のバラツキを考慮した通常
の加工では、加工されたパイプ4の内径に比較して中子
5の径を若干大きく設計する必要があるため、素管1の
断面積を大きく減少させる加工方法となる。したがっ
て、大きな引抜き加工力を要することから、素管1の口
付け加工が必要になり、工数を増加させる結果となる。
また、素管1の真円度が悪く或いは偏肉が大きいと、素
管1の軸心から口付け軸がずれ易く、これによってもパ
イプ4の真直度が低下する。ところで、管端を拡開して
口付けする工程を拡管引抜き装置で行うことにより、1
ラインでパイプを拡管加工する方法が特開平7−603
85号公報で紹介されている。しかし、この方法では、
加工のたびに拡管用中子を取り外す必要がある。また、
管端から拡管用中子を引き込むとき、伸びの低い管材で
は引張り歪みによって割れが発生し易い。更に、拡管加
工のため、素管に生じている局部的な凹凸(熱処理のへ
こ,打痕等)の矯正が困難である。本発明は、このよう
な問題を解消すべく案出されたものであり、縮管と拡管
とを組み合わせることにより、口付け加工及び矯正加工
を同時に行うことができ、局部的な凹凸も矯正され、内
径及び外径の寸法精度,真円度,真直度に優れたパイプ
を製造することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパイプ製造方法
は、その目的を達成するため、素管の引抜き加工方向に
関して縮径部の後方に径大部を設けた縮管ダイスの前記
径大部内に前方に案内部を形成した拡管中子を配置し、
前記縮管ダイスで縮径された前記素管を前記縮管ダイス
の径大部に向けて案内部を経て前記拡管中子により拡径
することを特徴とする。形状精度を上げるため、拡管中
子の後方に単数又は複数の整形中子を配置することがで
きる。また、矯正加工の開始時においては、素管の先端
を縮管ダイスを経て拡管中子に押し込むことにより、チ
ャック中心軸に素管の管軸を一致させた状態で素管の先
端をチャックで把持することができる。更に、拡管時の
素管外径より径大部内径を小さくすることにより、素管
外周に生じる円周方向の引っ張り歪みによるパイプの割
れ発生を防止できる。
【0006】
【作用】本発明は、芯金引抜き加工のように素管の断面
積を強制的に減少させることなく、縮管と拡管の組合せ
により素管を矯正加工する。すなわち、図3に示すよう
に、加工される素管1の管軸方向に関して異なる位置に
縮管ダイス10の縮径部11及び拡管中子20を配置す
る。縮管ダイス10は、テーパをつけた内周面及び平行
部11Aをもつ縮径部11に続いて、若干大きな内径を
もつ径大部12を備えている。拡管中子20は、縮径部
11により縮径された素管1が拡径部21に安定して導
かれるように形成されたテーパ状の案内部18に続いて
拡径部21が形成され、縮管ダイス10の径大部12内
に配置されている。拡管中子20は、連結棒22によっ
て固定されている。また、拡管中子20の後方には、必
要に応じ単数又は複数の整形中子23が連接されてい
る。縮管ダイス10及び拡管中子20により素管1を矯
正加工するとき、拡管中子20と素管1の内周面との間
に図2で説明した隙間Gをもたせる必要がなく、径大部
12と拡管中子20の外周21との間隙が整形空間17
となる。
【0007】素管1は、真円度0.1mm程度の真円度
の高い縮管ダイス10で縮径され、拡径中子20で拡径
されるため、真円度及び内径寸法精度が著しく向上す
る。また、図2に示す隙間Gがマイナス値となっている
ので、加工後のパイプ4は、素管1の曲がりの影響を受
け難い。更に、素管1とダイスとの接点が軸線方向に2
か所あるので、牽引時の振れの影響も抑制される。その
結果、加工されたパイプ4は、真直度の優れた製品とな
る。更に、拡管中子20に続く整形中子23を連結する
とき、素管1とダイスとの接点が3か所になるので、一
段と真直度の優れた製品が得られる。また、局部的な凹
凸は、整形空間17を素管1が通過するとき、凹側が拡
径部21で、凸側が径大部12で矯正される。更に、径
大部12の寸法を拡径時のパイプ外径以下に設定する
と、設定値を超えたパイプは整形空間17で矯正され、
外径寸法精度が向上する。
【0008】縮管加工後に拡管加工を行うとき、縮管加
工によって加工時割れ等の発生しない限界歪みが縮管前
に比較して低下した材料を拡管加工することになる。特
に限界歪みの低い材料では、拡管加工時には限界歪みが
1〜3%となる。このような加工法では、拡管による引
張り歪みが破断限界を超え、拡管時に割れが発生し易く
なる。その結果、破断限界の低い材料を拡管加工する
際、拡管率[(拡管後の素管外径−縮管後の素管外径)
/(縮管後の素管外径)×100]が非常に小さくな
り、素管の寸法バラツキを考慮すると、単に拡管ダイス
のみでは安定した加工が困難である。この点、整形空間
17において、拡管された素管が径大部12と接するよ
うに設定し、限界歪みを超える引張り歪みが発生しない
ようにするとき、拡管時の割れ発生が防止できる。すな
わち、限界歪み以上の素管円周方向引張り歪みが発生す
る拡管率であっても、拡管時に径大部と接触させること
により圧縮応力が発生する。この圧縮応力により、限界
歪みが大きくされ、割れの発生が防止される。素管の形
状,材質により拡管率を素管の限界歪み以下とすること
が可能な場合、拡管時の素管外径より径大部を大きくす
れば、小さい加工力で矯正できる。この場合、クリアラ
ンス率[(径大部内径−拡管後の素管外径)/(径大部
外径)×100]を0〜1.0%にすることが良い。ク
リアランス率が0%を下回ると加工力が大きくなり、
1.0%を超えると局部的凹凸が矯正されない。このよ
うな作用を効果的に得るためには、素管1の外径を縮管
ダイス10で縮管率で0.5〜25%程度減少させる必
要がある。縮管率が0.5%以下では、素管の寸法バラ
ツキを考慮すると、縮管加工されない場合がある。逆に
25%を超える縮管率では、アルミニウム材料の加工が
できないほどに大きな加工力を必要とする。
【0009】素管1と矯正後のパイプ4の寸法変化が小
さい矯正を行うためには、素管1をパイプ4に加工する
とき、パイプ4の外径Dout 及び内径dout がそれぞれ
素管1の外径Din及び内径dinに等しくなるように、縮
径部11,径大部12,拡径部21,整形中子23を設
計する。このとき、拡管中子20が縮管ダイス11の中
を通るようにダイス寸法を設計する。この場合の縮管ダ
イス10と拡管中子20との間にできた整形空間17
を、図4に拡大して示す。また、素管1を製品サイズよ
り大きく作り、パイプ4の外径Dout 及び内径dout
素管1の外径Din及び内径dinより小さくなるように設
計して、目標寸法に加工する。また、パイプ4の外径D
out 及び内径dout は、素管1の外径Din及び内径din
より大きくなるように設計することもできる。この場合
は、拡管中子20等を縮管ダイス10の径大部12から
縮径部11の方に入れてセットする。素管1の真円度及
び真直度が多少悪くても、縮管及び拡管された後の自由
端をチャッキングする方式を採用すると、チャッキング
時に素管1の中心軸とチャッキング軸とのズレが非常に
小さくなり、真直度に優れた矯正加工が安定して行われ
る。その結果、加工後のパイプ4は、真直度が一層向上
する。更に高い真直度が要求される場合、素管1又はパ
イプ4の搬送方向に沿って複数の拡管中子20に加えて
単数又は複数の整形中子23を配置することにより、パ
イプ4の真直度を向上させることができる。
【0010】
【実施例】本実施例においては、図5に設備構成を示す
矯正装置を使用した引抜き加工によって素管を矯正し
た。この矯正装置は、リニアベアリング(図示せず)上
にシリンダ機構24,移動クランプ13A,13B,1
3C,縮管ダイス10及びキャリッジ16がセットされ
ており、それぞれの中心のズレ量が0.2mm以下に調
整されている。拡管中子20は、駆動装置(図示せず)
によって矢印方向に前後進する連結棒22の先端に取り
付けられている。連結棒22は、縮管ダイス10内の定
位置に先端がセットされたとき、固定されているシリン
ダ機構24の後端部で止まり、それ以上に前進しない機
構となっている。また、移動クランプ13で支持された
素管1は、シリンダ機構24により先端が縮管ダイス1
0,更に拡管中子20を通過するように押し込まれる。
これにより整形加工された先端部をチャック14に達す
るまで更に押し込み、把持可能な位置でシリンダ機構2
4を停止させ、素管1の先端部をチャックする。チャッ
ク14は、素管1の先端を挟持した状態で、送りネジ1
5でピッチ送りされるキャリッジ16によって引っ張ら
れる。
【0011】チャック14は、図6に示すように溝が刻
設された外チャック30,及び同じく溝が刻設された内
チャック31及びチャッキング棒32を備えている。素
管1の先端がチャック14の中に入ったとき、チャッキ
ング棒32を引くことにより内チャック31を広げ、外
チャック30と内チャック31との間で素管先端を挟持
する。このとき、外チャック30は、後進しないように
油圧機構によって駆動されている。パイプ4の加工が終
了すると、外チャック30が後進し、チャッキング棒3
2が前進し、パイプ4をチャッキング状態から解放す
る。この矯正装置において、先ず連結棒22が最も後退
した(図5では左側に)位置で素管1を移動クランプ1
3にセットする。そして、連結棒22を前進させ(図5
では右側に)て縮管ダイス10内の定位置にセットした
後、シリンダ機構24により素管1を前進させ、縮管ダ
イス10及び拡管中子20で素管1の先端を矯正する。
矯正によって真円度,真直度及び寸法精度が向上した素
管1の先端がチャック14の中に押し込まれ、加工後の
パイプ中心軸にあったリング状のチャック14で素管1
の先端が挟持される。この状態でチャック14をキャッ
リジ16で引っ張りながら、素管1を全長にわたって矯
正加工した。
【0012】素管として表1に示した形状をもつアルミ
合金JIS A6061の管材を使用し、矯正加工後の
寸法諸元を素管と比較して表1に示す。なお、表1で
は、図2で説明した芯金引抜き加工によって矯正された
パイプを比較例として示した。真円度は、円周方向に8
点測定し、8点の平均半径からの最大ズレ量で表した。
真直度は、定盤上にパイプを置き、スキマケージで測定
した最大隙間により評価した。表1中、加工前の素管と
してそれぞれ10本の材料を準備し、これら素管から本
発明実施例1用,同実施例2用の試料をそれぞれ切り出
して試験したものである。また、比較例では、実施例と
は同材質で別の材料から切り出された試料を使用した。
各寸法は、それぞれの材料の最大値,最小値と最大値〜
最小値の範囲を示す。実施例1では、内径100.6m
mの平行部11A及び内径101.6mmの径大部12
をもつ縮径ダイス10と外径95.8mmの拡径部21
をもつ拡管中子20を使用した。実施例2では、更に外
径101.6mmの整形中子を拡管中子20の後方に配
置した。また、比較例では、内径97.5mmのダイス
及び外径101.7mmの中子を使用し、図2の方法を
利用した。表1の対比から明らかなように、本発明に従
って矯正加工されたパイプは、内径精度,外径精度,真
円度及び真直度の何れも優れていることが判る。また、
複数の拡管ダイスの後方に整形ダイスを使用することに
より、形状精度が一層改善されることが判る。これに対
し、芯金引抜き法で矯正した比較例では、内径精度,外
径精度,真円度が劣り、しかも口付け加工が必要とされ
ることから作業も複雑であった。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、素管を縮管ダイスで縮径した後、縮管ダイスの後方
に形成した径大部に向けて素管を拡径ダイスで拡径する
ことにより、外径精度,内径精度,真円度及び真直度の
高いパイプを製造している。この方法によるとき、従来
の芯金引抜き加工で行われていた口付け加工が不要にな
り、簡単な操作で形状精度に優れたパイプが製造され
る。また、拡管時に円周方向に発生する引張り歪みによ
る割れも防止され、局部的な凹凸も矯正された製品が得
られ、更に引抜き加工力も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の縮管加工による矯正の説明図
【図2】 従来の芯金引抜き加工による矯正の説明図
【図3】 本発明に従った矯正加工の説明図
【図4】 縮管ダイスと拡管ダイスとの位置関係を示す
側面図
【図5】 実施例で使用した矯正装置
【図6】 チャックの構造を示す左側面図(a)及び縦
断面図(b)
【符号の説明】
1:素管 2:ダイス 3:ベアリング面 4:
加工後のパイプ 5:芯金 6:連結棒 10:縮管ダイス 11:縮径部 11A:平行部
12:径大部 13:移動クランプ 14:チャック 15:送りネ
ジ 16:キャリッジ 17:整形空間 18:テーパ状案内部 20:拡管中子 21:拡径部 22:連結棒
23:整形中子 24:シリンダ機構 30:外チャック 31:内チャック 32:チャ
ッキング棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋野 治道 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素管の引抜き加工方向に関して縮径部の
    後方に径大部を設けた縮管ダイスの前記径大部に拡管中
    子を配置し、前記縮管ダイスで縮径された前記素管を前
    記縮管ダイスの径大部に向けて前記拡管中子により拡径
    することを特徴とする引抜き加工による形状精度が優れ
    たパイプの製造方法及び引抜き加工用工具。
  2. 【請求項2】 加工前の素管の内径以下の外径をもつ拡
    管中子を使用する請求項1記載の形状精度が優れたパイ
    プの製造方法。
  3. 【請求項3】 拡管中子の後方に配置した単数又は複数
    個の整形中子を使用する請求項1記載の形状精度が優れ
    たパイプの製造方法。
  4. 【請求項4】 素管の先端を縮管ダイスを経て拡管中子
    に押し込むことにより整形された前記素管の先端をチャ
    ックで把持し、該チャックで前記素管を引っ張りながら
    前記縮管ダイスによる縮径加工及び前記拡管中子による
    拡径加工を施すことを特徴とする請求項1〜3の何れか
    に記載の形状精度が優れたパイプの製造方法。
  5. 【請求項5】 [(拡管後の素管外径−縮管後の素管外
    径)/(縮管後の素管外径)×100]で定義される拡
    管率(%)が縮管後の素管を拡管する際に割れを発生し
    ない限界歪み率以下となる拡管中子を使用し、[(径大
    部内径−拡管後の素管外径)/(径大部内径)×10
    0]で定義されるクリアランス率(%)が0〜1.0%
    となるようにした請求項1〜4の何れかに記載の形状精
    度が優れたパイプの製造方法。
  6. 【請求項6】 縮径部による縮管率が0.5〜25%で
    引抜き加工する請求項1〜5の何れかに記載の形状精度
    が優れたパイプの製造方法。
  7. 【請求項7】 拡管中子と縮管ダイスの径大部との間の
    クリアランスを拡管時における素管外周と径大部が接す
    る寸法に設定する請求項1〜4の何れかに記載の形状精
    度が優れたパイプの製造方法。
  8. 【請求項8】 縮径部と縮径部の引抜き方向後方に径大
    部が形成された縮管ダイスと、縮管ダイスの径大部内に
    配置される拡管中子を備え、縮管ダイスの径大部と拡管
    中子との間の隙間により素管の局部的変形を矯正するこ
    とを特徴とするパイプの引抜き加工用工具。
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