JPS6251574A - 紡機における自動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は紡機における自動機に係り、詳しくは紡機機
台に沿って床面を走行し管替、糸継、篠替等の作業を行
う管替機、糸継機、篠替機等の自動機に関するものであ
る。

（従来の技術） この種の自動機は従来精紡機において多く使用され、紡
機機台に沿って走行する作業時には自動機自身の駆動機
構で移動するが、伯の紡機機台と対応する位置まで移動
する場合にはキャリアに搭載された状態で機台間を移動
するようになっていた。そのため、ギヤリアの分だけコ
スト高となるばかりでなく、キャリアが常時紡機機台群
の通路に存在するため他の通行の妨げどなるという不都
合もあった。さらに、第７図に示ず精紡機３１にＪ３Ｇ
プる管８ｎ３２の搬送の場合のように、キャリア３３は
精紡機機台の一側に機台の長手方向と直交する方向に敷
設されたレール３４上を、管替機３２をレール３４と直
交する状態に搭載して機台間を移動するため、キレリア
３３の移動通路を広くとらねばならないという不都合も
ある。又、精紡機の管替機のように自動機が１組ずつ同
時にキャリＡ７により運搬される場合は支承ないが、粗
紡機の場合のＪ：うに自動機を１台ずつ運搬する場合に
はキャリアの片側にのみ自動機が搭載された場合にも転
倒しないようにするため、キャリアの重量を弔くする必
要があり移動のためのエネルギーを多く必要とするとい
う問題もある。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は管′ＶＩ機、糸継機、篠替機等の自動機をキ
ャリアを使って作業を必要とする紡ｇＭｍ台と対応する
位置に運搬することに伴うコスト高、キャリアが常時機
台群の通路に存在することにより他の通行の妨げとなる
こと、キャリヤの移動通路を広く確保しな（）ればなら
ないこと、エネルギー消費の増大等の問題点を解決する
ものである。

発明の偶成 （問題点を解決するための手段） 前記の問題点を解決するためこの発明においては、自動
機が紡ｇＭ機台に沿って走行する際の駆動機構により各
紡機機台間をも走行可能にした。すなわち、紡機機台に
沿って床面を走行する自動機の機体を支持する車輪が宙
に浮いた状態で機体を床面と平行に回動可能に支持する
支軸と、前記車輪を床面から浮上させるための昇降装置
と、前記車輪が宙に浮いた状態で前記支軸を中心に機体
全体を回動させる駆動手段とを設けるという構成を採用
した。

（作用） この発明の自動機は管替、糸継、篠替等の作業を行う際
には従来と同様紡機機台に沿って移動し作業を行う。所
定の作業を完了した後、管Ｎ等を必要とする他の紡機機
台と対応する位置に移動する際には、紡機機台の一側に
設けられた通路において昇降装置が作動され自動機の機
体を支持する車輪が宙に浮いた状態で自動機が支軸によ
り支持される。この状態で駆動手段が作動し機体全体が
支軸を中心にほぼ９０度回動される。そして再び７？降
装買が作動され車輪が床面あるいはレール面と接する位
置まで下降移動され、その状態で作業を必要とする紡機
機台と対応する位置まで移動する。そして該位置におい
て再び紡ｖ３ＦｊＭ台と平行となる状態に機体全体が回
動され、その状態から紡Ｒ機台に沿って移動して管替等
の作業を行う。

（実施例） 以下この発明を粗紡機の自動様に具体化した一実施例を
第１〜５図に従って説明する。自動１１には粗紡機機台
２と平行に敷設された一対の機台内レール３あるいは粗
紡機機台２の一側において前記機台内レール３と直交す
る状態に敷設された機台間レール４に沿って転動する２
組の巾軸５が装備されている。車輪５はブラヶッ１へ６
に回転自在に支持された巾軸７に一体回転可能に固定さ
れ、一方の車軸７が図示しない正逆回転可能の駆動モー
タにより減速機、歯車等を介して回転駆動されるように
なっている。

自動機１のベース８のほぼ中央部−側にはケーシング９
が固定されている。ケーシング９内にはモータ１０によ
り駆動されるウオーム１１が前記ベース８と平行に配設
されている。前記ウオーム１１とともに自動機１の機体
全体を回動させる駆動手段を構成するウオームホイール
１２は、前記ベース８に対して垂直となる状態で支持筒
部１３において軸受１４を介してケーシング９に対して
回動可能に支持されている。前記つ４−ムホイール１２
の支持筒部１３には、前記車軸５が宙に浮いた状態で自
動機１の機体を支持する支軸１５のスプライン部１５ａ
が、前記ベース８に形成された透孔１６を経て嵌挿され
るとともに、ケーシング９の上部に配設された昇降装置
としての油圧シリンダ１７のピストンロッド１８に球面
継手を介して連結されている。前記支軸１５の下端には
前記両レール３．４が交差する床面の所定位置に配設さ
れた位置決めピン１９と嵌合可能な１さ；合凹部２０ａ
を有する支持盤２０が固着されでいる。位置決めピン１
つはその頂部が円錐状に形成されている。

次に前記のように構成された装置の作用を説明する。

自動ｂ’ｌ　１は油圧シリンダ１７のピストンロッド１
８が引込まれ支軸１５の下端に装備された支持盤２０が
床面から浮き上がり、車輪５により機体が支持された状
態で機台内レール３あるいは機台間レール４上を走行す
る。

自動機１が粗紡機機台２に沿って移動し管替、糸継等の
作業を完了した後火に作業を必要とする粗紡ｉ機台２と
対応する位置に移動する際には、第２図に示すように機
台内レール３ど機台間レール４とが交差する方向転換位
置まで移動する。方向転換位置には前記位置決めピン１
９が所定位置に突設されており、自動機１は支持盤２０
の嵌合凹部２０ａが前記位置決めピン１９と対応する所
定位置に停止する必要がある。自動機１は所定位置近傍
までは高速で走行され、ついで低速走行に移り所定位置
に設けられた近接スイッチの作用により駆動モータが停
止され支持盤２０の嵌合凹部２０ａが位置決めピン］９
と対応する位置に停止トされる。次に油圧シリンダ１７
が作動されてそのピストンロッド１８が突出され、支軸
１５とともに支持盤２０が下降移動される。支持盤２０
の嵌合凹部２０ａが位置決めピン１９とｌ■合し、支持
盤２０の底面が床面に接した後もさらに油圧シリンダ１
７が作動されて自動機１の機体全体が上昇され、第１図
に示すように車輪５が機台内レール３上から離れ宙に浮
いた状態となる。この場合位置決めピン１９の先端が円
錐状に形成されているので、第３図に示ずように自ａ機
１の停止位置が所定の停止位置より位置決めピン１９の
半径以内のずれで停止した場合にも支持盤２０の下降に
伴い嵌合凹部２０ａが位置決めピン１９と係合し、係合
状態で下降するに従い自動機１の停止位間が自動的に所
定位置に修正される。

油圧シリンダ１７のピストン［１ツド１８が突出状態に
保持され、自動機１の機体が支軸１５のみにより支持さ
れた状態でモータ１０によりウオーム１１が回転駆動さ
れると、つＡ−ム１１の回転力がウオームホイール１２
に伝達され、スプライン部１５ａを介してウオームホイ
ール１２の支持筒部１３に嵌挿されている支軸１５に対
してもその回転力が伝達される。しかし、支！１１１１
５はその下端に固着された支持盤２０が位置決めピン１
つの作用により固定状態に保持されているため回転する
ことができず、ウオーム１１を介してケーシング９全体
が自動機１の機体とともに支軸１５を中心に回ｉｌｌさ
れる。そして、第２図に鎖線で示すように自動機１がほ
ぼ９０度回動された時点でモータ１０が停止される。次
に油圧シリンダ１７が作動されてピストンロッド１８が
引込まれ、自動機１の機体が降下し車輪５が機台間レー
ル４上に載置される。その状態からさらにピストンロッ
ド１８が引込まれ、支持盤２０が引上げられ嵌合凹部２
０ａと位置決めピン１９との１■合が解除される。この
状態で走行用モータが駆動され自動機１は作業を必要と
する粗紡１Ｍ機台２と対応する位置まで移動する。そし
て所定位置に停止した後前記と同様に油圧シリンダ１７
とモータ１０とが順次駆動され自動機１の車輪５が機台
内レール３上に載置された状態となり、その１１台内レ
ール３上を粗紡機機台に治って移動し管替、糸継簀の作
業を行う。

前記のようにこの発明の自動様は紡＋ｆｆｉ　１台２の
一側に設けられた方向変換位置において機台の長手方向
がレールと平行となるＪ：うに進行方向をほぼ９０度変
換した後作業を必要とする他の紡機機台と対応する位置
まで移動し、該紡機機台と対応する位置において再びそ
の進行方向を変換し／こ後紡機機台に沿って移動するの
で、方向転換位置のみ広い幅にｌ＋１保しておけばよく
その池の通路の幅は自動機の幅分だけあればよく、第４
図に示すように紡機機台を設置する工’Ａ等の設置スペ
ースに社２１等の障害物がある場合にも支承なく紡機の
機台配置を行うことができる。又、問合間レール走行位
置から機台内レール走行位置へと方向転換を行う際の回
動方向を変更することにより、粗紡機機台２を第５図に
示すようにそれぞれ向かい合った状態に配置した場合に
ム容易に作業を行うことが可能となり、粗紡機機台２の
設置に必要な床面積を減少することが可能となる。

なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、例えば、第６図に示Ｊように回動１構としてウオーム
とウオームホイールとの組合わせに代えて支軸１５が嵌
挿される歯車２２とケーシング９に固定されたモータ２
３により駆動される歯車２４との組合わせを採用したり
、車輪５をレール３，４上から）ダき上がらせるための
構成として車輪５を臂降させる機構を設けるとともに支
持盤２０が床面に載置された状態で該車輪昇降機構を駆
動するようにしてもよい。又、前記実施例においては粗
紡機の自［＋機に具体化したが、精紡機の自動機に具体
化することももちろん可能である。

発明の効果 以上シＴｊホしたように、この発明によれば自動機に装
備された１つの走行駆動装置により紡機機台の長手方向
に沿）て敷設された機台内レール及び機台内レールと直
交する状態に敷設された機台間レール上を移動するので
、従来装置と異なり自動機を作業を必要とする紡機と対
応する位置に運搬するためのキャリアを必要とせず、装
置の製造コストを低くすることができるとともに自動機
の移動のための通路を狭くすることができ、紡績工場の
床面積を有効に利用することが可能となる。又、自動機
が移動する際に必要となるバンパーあるいは障害物検知
装′ｆ３等の走行安全装置を機台内及び機台間レールに
兼用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１〜５図はこの発明を粗紡機の自動機に具体化した一
実施例を示すものであって第１図は一部破断要部正面図
、第２図は粗紡機機台と管替機との位置関係を示す概略
平面図、第３図は作用を示す要部断面図、第４図は粗紡
機機台とレールの配置関係を示す平面図、第５図は別の
粗紡機機台の配置状態を示す平面図、第６図は変更例の
駆動機構を示す一部破断要部正面図、第７図は従来装置
を示す平面図である。 自動機１、粗紡機機台２、機台内レール３、機台間レー
ル４、車輪５、駆動手段としてのウオーム１１、ウオー
ムホイール１２、支軸１５、昇降装置としての油圧シリ
ンダ１７１位置決めピン１９、支持盤２０、嵌合凹部２
０ａ０ 特許出願人　　株式会社　豊田自ｌ］織機製作所日清ｆ
Ｊｊ績　株式会社 代　理　人　　弁理士　　恩１）博宣 第１　図　　　　　　図面その 第３図 第２図 第４図　　　　　第５図 第６図 後図面無し

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、紡機機台に沿つて床面を走行する自動機の機体を支
   持する車輪が宙に浮いた状態で機体を床面と平行に回動
   可能に支持する支軸と、前記車輪を床面から浮上させる
   ための昇降装置と、前記車輪が宙に浮いた状態で前記支
   軸を中心に機体全体を回動させる駆動手段とを備えた紡
   機における自動機。 ２、前記支軸は床面の所定位置に配設された位置決めピ
   ンと嵌合可能な支持盤をその下端に備え、機体底部に固
   設されたケーシング内にその底部側から遊嵌されるとと
   もに、該ケーシング上部に配設された昇降装置としての
   油圧シリンダのピストンロッドに球面継手を介して連結
   されている特許請求の範囲第１項に記載の紡機における
   自動機。 ３、前記支軸にはスプライン部が形成され、該支軸と直
   交する状態に配設されたウォームとともに機体全体を回
   動させる駆動手段を構成し前記ケーシングに対して回動
   可能に支持されたウォームホイールに対して、該支軸の
   スプライン部が嵌挿されている特許請求の範囲第２項に
   記載の紡機における自動機。