JPS62502751A - 多重置換ピリジン‐1‐オキサイド類、それらの製造方法、それらを含む医薬およびそれらの使用 - Google Patents
多重置換ピリジン‐1‐オキサイド類、それらの製造方法、それらを含む医薬およびそれらの使用Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
多重置換ピリジン−1−オキサイド類、それらの製造方法、それらを含む医薬お
よびそれらの使用抗気管支痙彎活性を有する置換−6−二トロ(およびシアン)
−4−アミノピリジン類の製造については西独特許出願公開第2,900,50
4号明細書に記載されている。
しかしながら相当するピリジン1−オキサイド類はこの刊行物に記載されていな
い。米国特許第6,54ス935号明細書は除草活性を有する6−二トロビリジ
ン類に関するものであって、一般構造式を記述するための置換分の定義は特に2
,6−ジアルキル−4−ジアルキルアミノ−5−二トロビリジン1−オキサイド
を泣含してはいルカ、このタイプの化合物は実施例や、名称掲載によっては開示
されていない。更に、西独特許出願公開第3.209,274号および第3.2
09.276号明細書は虚血および/または低酸素症に起因する障害の治療に適
しているといわれる、4位に炭素原子を介して結合する置換分を有する3−ピリ
ジンカルボン酸エステルおよび3.5−ピリジンジカルボン酸エステル類を記載
している。更に文献には抗健忘症作用を有する2−シアノ−3−フェノキシピリ
ジン1−オキサイド類(sic) (米国特許第4,187,379号および第
4,229,457号明細書)および3−フェノキシピリジ/および誘導体(J
、 Med、 Chem、 24.346 (1981)およびベルイー特許第
87/1.389号明細書〕が開示されている。
今般、驚くべきことに、西独特許出願公開第2,900,504号明細書に記載
された構造タイプのピリジン誘導体の1位に酸素原子を導入することによシ、も
はや抗気管支痙彎活性は示さないが他の価値ある薬理作用を有する新しい化合物
の得られることが見出された。これらのうちで主なものは血小板凝集阻害作用お
よび抗浮腫作用を伴う著しい脳保護作用である。本発明による化合物は、この点
に関し技術水準として述べた他Q文献記載の化合物(そのうちの代表的な剤につ
いては同じく薬理研究に含めである)よりも相当に優れている。何故ならば既知
の化合物相当に低活性であるかまたは不活性でさえあることが判明しているから
である。更に、本発明化合物は他の価値ある薬剤の製造用出発物質としても適当
である。
従って、本発明は関連の塩を含む新規な多重置換ピリジン1−オキサイド類、そ
れらの製造方法、それらを含む医薬、特に血管性および退化性の要因に起因する
脳障害の予防および治療処置を可能にするもの、および式■で示されるピリシン
1−オキサイド類および/または塩の、血管性および退化性要因に起因する脳障
害の予防および治療に用いられる医薬の製造のための使用に関する。
すなわち、本発明は式l(請求の範囲1参照)〔式中、R1およびR2は、それ
ぞれ、同一かまたは異なシそして1〜6個、好ましくは1〜3個の炭素原子を有
する直鎖状または分枝鎖状アルキル、特にメチルを表わし、R5は水素を表わし
、そして
R4は4個までの炭素原子を有するメルカゾトアルキルを表わし、あるいは、
R3およびR4は4−位窒素原子と共に、2個までのへテロ原子を有する5員〜
7負の飽和複素環を形成し、その場合、第2のへテロ原子は酸素、硫黄(これは
2個までの酸素原子を有していてもよい)、またはNR”基(式中R6は水素、
2個までの炭素原子を有するアルキル、アルキル部分に2個までの炭素原子を有
するフェニルアルキルまたはフェニルでラシ、後二者の基におけるフェニル環は
−・ロゲンおよびメトキシよシ成る群からの2個までの同一のまたは異なる置換
分を有することができる)の形の窒素であシ、また前記複素環は未置換であるか
、またはヒドロキシおよび2個までの炭素原子を有するアールキルよシ成る群か
らの2個までの同一のまたは異なる置換分を有し、そして
Xは、シアノまたはニトロ基または基−Co−R5(式中R5はアミン、ヒドロ
キシル、または1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基を表わす)を表わす〕
で示される置的に許容される塩に関する。
R1とR2は共同して8個を超えない、特に6個を超えない炭素原子を含むのが
好ましい。R4においてメルカプトアルキル基は好ましくは2個までの炭素原子
を含有する。R3とR4とで形成された環およびフェニルアルキル基におけるア
ルキル基は1または2個の炭素原子を含む5、とができ、そしてフェニル環のノ
ーロゲンは、特に弗素、塩素または臭素であってもよい。
式Iで示される好ましい化合物およびそれらの塩は、R1およびR2が各々メチ
ルを表わし、Xがシアノまたはニトロ基を表わし、そして基N R3R4が、少
くとも4個の炭素原子を有する複素環好ましくはチオモルホリン、モルホリン、
ピロリジン、ピペリジン、ヘキサメチレンイミン、ピペラジンまたはホモピペラ
ジン環であって未置換であるか2個までの炭素原子を有する1個のアルキルによ
ジ置換されているものを表わすかまたは未置換であるかまたはフェニル核が1個
の一ヘロゲンによジ置換されている4−フェニルピペラジン残基を表わすもので
ある。
これらの化合物のうち、特に注目すべき式■の化合物およびそれらの塩は、R1
およびR2が各々メチルを表わし、Xがシアノ基を表わし、そしてNR5R”が
チオモルホリン、ピペリジンまたはへキサメチレンイミン環を表わすもの、特に
6−ジアツー2,6−ジメテルー4−(4−チオモルホリニル〕−ピリジン1−
オキサイドである。
式Iで示される化合物は新規でオシ、また冒頭に記載したとおり価値ある薬理作
用、特に脳保護作用を有する。
本発明は更に、
a)式■(請求の範囲第6項参照)で示される化合物を酸化して式■(請求の範
囲第6項参照)で示されるピリジン1−オキサイド化合物とし、次いで後者を式
HNR”R4(IV)で示されるアミンと反応させて式(1) (R’〜R4お
よびXは前述の意味を有しそしてZは−・ロゲン原子特に塩素または臭素を表わ
す)で示されるピリジン1−オキサイド化合物とし、または
b)式V(請求の範囲第6項参照)(式中R1〜R4およびXは前述の意味を有
する)で示される化合物を酸化して式Iで示されるピリジン1−オキサイド化合
物とし、基NR5R’に含まれるチオエーテル基も同時に酸化し、そしてa)ま
たはb)によシ得られた生成物を単離し、あるいは、
C) 式1 (式中NR3R4基はスルホキシまたはスルホン基を含む)で示さ
れる化合物を製造するために、工程a)により得られるチオエーテル化合物中の
硫黄を更に、適切な場合には段階的に酸化し、または
d)式I(式中Xは基−CONH2を表わす)で示される化合物を製造するため
に、式Iで示される3−シアン化合物をアミドに加水分解するかi fcは式I
で示される6−カルボン酸エステルをアンモニアと反応させ、またはe)式■(
式中Xはカルボキシル基を表わす)で示される化合物を製造するために、式Iで
示される6−カル?ン酸エステルを加水分解し、式Iで示される化合物を遊離し
た形で、ちるいは適切な、すなわち生理学的に許容される酸との、または、Xが
C0OH基乞表わす場合には、適当な、すなわち生理学的に許容される塩基との
生理学的に許容される塩を形成して単離することより成る式lで示されるビリノ
ン1−オキサイド類およびそれらの土酸付加塩の製造に適した酸としては例えば
、鉱酸例えば硫酸または燐酸または・−ロゲン化水素酸、特に塩酸、および有機
酸例えば−塩基性〜三塩基性酸、例えば酢酸、乳酸、マレイン酸、フマール酸、
シュウ酸、酒石酸、クエン酸またはグルコン酸、またはその他の生理学的に許容
される酸例えばスルホン酸例えばp−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、
トリフルオロメチルスルホン酸オよびシクロへキシルアミドスルホン酸などが挙
げられる。
式I(式中Xはカルボキシル基乞表わす)で示される化合物は、塩基性反応剤、
例えば水酸化物、アルコラード、炭酸塩および重炭酸塩と共に水溶性の安定なア
ルカリ金属およびアルカリ土類金属塩を形成することができる。
式■および■で示される出発物質の大部分は文献上知られているか、または文献
記載の方法により容易に製造することができる。
適当な化合物■としては、例えば対称性2.6−ジアルキル−4−一・ログノー
6−ニトロビリジン類例えば4−クロロ−2,6−ジメテルー3−二トロピリジ
ン(P、 Na、ntka−Nam1rski 、 ACta Po1on、
Pharm、 18 、449 (1961) )および4−クロロ−2,6−
シクロビルー6−ニトロピリジンが挙げられるが、それらはいずれもアシル酢酸
エステルから6−アルキル−6−アシル−2,3−ジヒドロ−2,4−ジオキソ
ビラン類を経て、アンモニアと反応させた後6位をニトロ化しそして4位を−・
ロゲン化することによシ得ることができる。t 7’C2,6−ジアルキル−3
−シアノ−4−ハロゲノピリジン類例えば4−クロロ−3−シアノ−2,6−シ
メチルビリノ:y (T、 Kato et al、、 YakugakuZa
sshi 91 、740(1971) )および4−クロロ−3−シアノ−2
,6−ジプロピルピリジン、および2,6−ジアルキル−4−ハロゲノビリノン
−3−カルボン酸エステル例えばエテル2,6−シメチルー4−クロロビリノ>
′−3−カルボキシレート〔それらは3−アルキル−6−アミノアクリル酸エス
テルをオキシ三塩化燐と縮合させる(J。
N、Ph1llips et al、、 Angew、 Chem、 88 、
539 (1976) )かまたはアシル酢酸エステルと縮合させる( Cze
choslovak。
キル誘導体例えば6−置換2−へキシル−6−メチル−および6−へキシル−2
−メチル−4−クロロピリジン類〔それらは例えば相当する3−アルキル−6−
アミノアクリル酸エステルをジケテy (T、 Kato 6t al、 、
Yakug;akuチルと反応させた後、加水分解、脱カルゲキシル化、ニトロ
化、異性体分離および・・ロゲン化を行うことによシ合成することができる〕も
適している。更に式■(式中Xはシアン基を表わす)で示される化合物も捷た、
相当するニトロ化合物から、そのニトロ基をアミノ基に還元ことにより得ること
ができ(c−Ratb、 Liebigs pmn−Chem、486.95(
1951) )、その場合に銅山塩で触媒するのが有利である。この反応シーケ
ンスは、式■で示される3−二トロ〜ピリジン1−オキサイF類に適用すること
ができ、従ってそれらをこの場合にも相当する3−シアノピリジン1−オキサイ
ド類に変えることができる。
大部分の出発化合物■は西独特許出願公開第2,900,504号明細書に開示
されているか、または同様な方法で3−・置換2,6−ジアルキル−4−、−・
ログノビジノン類をアミン■と反応させることによって容易に製造することがで
きる。
方法a)によるピリジン誘導体■の中間体■へのN−酸化、および方法b)によ
る置換4−アミノピリノン■の本発明化合物IへのN−酸化の両者に適した剤の
例としては、過酸化水素、および過ホウ酸塩が挙げられるが、好ましくは有機過
カルボン酸、例えば過蟻酸、過酢酸、トリフルオロ過酢酸、モノ過マレイン酸、
モノ過コー・り酸、過安息香酸、4−ニトロ過安息香酸、モノ過フタール酸、特
に6−クロロ過安息香酸などである。しかしながら、電気化学的酸化も可能であ
る。
過カルボン酸との反応は、反応に開力するものに対して不活性であり、そして反
応速度に相当な効果を有することが経験的に示される溶媒または分散媒中で行う
のが有利である。一般に反応は大気圧下に行われるが、高圧または減圧を用いる
ことも同じく可能である。過カルゴン酸と水素結合を形成し得る溶媒または分散
媒は一般に反応速度を低下させるので、エーテル例えばジエチルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフランまたはエチレンクリコールジメチルエーテル、アル
コール、エステルおよびカルボン酸よりも芳香族炭化水素、例えばベンゼン、ト
ルエン、マたはキシレン、およびハロゲン化炭化水素例えばノクロロメタン、ク
ロロホルムまたはテトラクロロメタンまたはそれらの混合物の方がしばしば好ま
しい。通常反応は、+10℃〜個々の溶媒すなわち反応媒質の沸点の温度、好ま
しくは20〜70℃で行われるが、反応時間は数時間まで延長することができる
。過カルピン酸は通常単離された形で反応に用いられるが、例えば相当するカル
ボン酸と過酸化水素から反応混合物中、系内でそれらを生成させることも可能で
ある。
方法a)による、4位がハロゲン化されているピリジン1−オキサイド類■とア
ミン■との反応もま九、反応成分に対し不活性な溶媒または分散媒中で行うのが
有利である。この目的に適した例としてはアルコール、例えばメタノール、エタ
ノール、イソゾロパノール、n−プロパツール、各種ブタノールおよびそれらの
混合物、およびそれらのエーテル例えばテトラヒドロフランおよびジオキサンと
のまたは炭化水素例えばベンゼン、トルエンおよびキシレンとの混合物、および
非プロトン溶媒例えばピリジン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミr
bジメチルスルホキシドおよびヘキサメチル燐酸トリアミドなどが挙げられる。
化合物■とアミン■との反応にはアミンのモル量の少くとも2倍を用いるのが有
利であシ、またそれら二反応成分を等モル量ずつ用いることもできるが、その場
合には、酸結合剤、例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属水酸化物または
炭酸塩、または有機塩基、例えばトリエチルアミンを少くとも化学量論的な量添
加するのがよい。反応は一般に、0℃〜個々の溶媒すなわち反応媒質の沸点の温
度、好ましくは20〜100℃で行われるが、反応時間は数時間までとすること
ができる。
適当なアミン■としては例えば、ピロリジノ、ピペリジン、4−ヒドロキシピペ
リジン、ヘキサメチレンイミン、モルホリン、チオモルホリン、2−メチ上チオ
モルホリン、2−メルカプトエテル−アミン、ピペラジン、ホモピペラジンおよ
びモノ置換ピペラジン、例えば1−メチル−11−ベンジル−11−フェニル−
11−(4−メトキシフェニル)−1i−(s−クロロフェニル)−または1−
(4−フルオロフェニルクーピペラジン、およびチオモルホリン1−オキサイド
および1.1−ジオキサイドなどが挙げられる。
方法C)による、式■(式中NR5R”基はチオエーテル基を含む)で示される
本発明化合物のスルホキシドまたはスルホンへの酸化は、常法によシ、例えば硝
酸、元素状塩素、過ホウ素酸塩、前述の過カルボン酸、又は過酸化水素を用いて
行われるが、スルホキシドの製造には、過沃素酸塩例えば過沃素酸テトラブチル
アンモニウムおよびメタ過沃素酸ナトリウムを用いるのが好ましい。基本的には
、スルホンの製造にも同じ酸化剤が適しているが硝酸、塩素、そして特に過酸化
水素が好ましい。このための希釈剤としては水を用いるのが好ましい。更に、カ
ルボン酸例えば酢酸を添加するのがこのためにしばしば有益である。反応温度は
一般に一20°〜+100℃、好ましくは00〜80”Cである。
方法d)による、本発明の式Iのシアン化合物およびカルボン酸エステルの式I
の関連アミドへの転化、および方法e)による本発明のカルボン酸エステルの式
Iのカルボン酸への転化は常法により行われる。すなわち、シアン化合物のアミ
ドへの加水分解は、酸性または好ましくはアルカリ性、特に強アルカリ性の条件
下に行うことができ、またその方法は、低級アルコール、エーテルまたは特に水
中で、アルカリ性反応剤、好ましくはアルカリ金属水酸化物例えば水酸化ナトリ
ウムまたはカリウムを添加して20°〜個々の溶媒の沸点の温度で行われる。本
発明によるカルボン酸エステルのアンモニアによるアミン分解も、反応成分に対
して不活性な溶媒、好ましくはアルコール例えばメタノール、エタノールまたは
インプロパツール中で行うのが有利であり、また高められた圧力および100〜
200℃の温度を用いるのがよい。本発明によるカルボン酸エステルの式■で示
される酸への加水分解も同様に酸性またはアルカリ性条件下に行うことができる
研、シかしながら、アルカリ性加水分解が好ましくまた、溶媒例えば水、エーテ
ル、ケトンまたは低級アルコール、好ましくはエチレングリコール中、アルカリ
性反応剤好ましくはアルカリ金属水酸化物または炭酸塩特に水酸化ナトリウムま
たはカリウムの存在下に適切な場合には高められた温度で行うのが有利である。
本発明による式Iのぎり・クン1−オキサイド類およびそれらの生理学的に許容
される塩は、それらの薬理作用の故に、医薬として、特に、血管性および変性性
要因に起因する脳障害の予防および治療処置のための医薬として用いることがで
き、またそれらは、単独で、例えばマイクロカプセルの形で相互の混合物として
、あるいは適当な助剤および/またはビイクルと組み合わせて投与される。
このように、本発明はまた、少くとも一つの式Iの化合物を、適切な場合にはそ
の生理学的に許容される塩の形で活性化合物として含むかまたはそれよシ成シ、
そして薬剤学を真に豊かにする医薬である。
一般に、本発明による医薬は杼口投与または非経腸投与される。しかしながら、
基本的に直腸または皮下投与も可能である。適当な固体または液体製剤例は顆粒
、粉末、錠剤、被覆錠、(マイクロ)カプセル、坐剤、シロップ、乳濁液、懸濁
液、エーロゾル、滴剤、またはアンプル形態の注射溶液であり、乾燥アンプルも
特別製剤として含まれるほか、活性化合物の持続放出製品も含まれる。それらの
製造には通常助剤、例えばビイクル、崩壊剤、結合剤、核覆および膨潤剤、放出
剤または潤滑剤、香味剤、甘味剤、緩衝物質、抗酸化剤または可溶化剤などが用
いられる。しばしば用いられる助剤例としては炭酸マグネシウム、二酸化チタン
、ラクトース、マンニトールおよびその他の糖類、タルク、ラクトアルブミン、
ゼラチン、スターチ、ビタミン、セルロースおよびその誘導体、動物および植物
油、ポリエチレングリコール、および溶媒例えば滅菌水、アルコール、グリセロ
ールおよびその他の多価アルコールが挙げられる。
前述の製剤は、各々活性成分として規定用量の式Iの化合物を、適切な場合には
その生理学的に許容される塩の形で含有する投与量ユニットとして製造しまた投
与するのが好ましい。固体投与量ユニット例えば錠剤、カプセルおよび坐剤の場
合には、この用量はi、ooomgまでとすることができるが、好ましくは10
0〜ろOO■であシ、またアンプル形態の注射溶液の場合にはそれは200■ま
でとすることができるが好ましくは20〜100■である。
成人の治療に対する日用量は、式Iの化合物およびそれらの塩のヒトにおける活
性にもよるが、経口投与の場合100〜2,000■の活性化合物、好ましくは
300〜900■であυ、また静脈内投与の場合は、5〜500■、好ましくは
20〜200■である。しかしながら、状況によっては、それよシも高いまたは
低い日用量が好ましいこともあり得る。日用量の投与は、一つの投与量ユニット
tた与によるか、または所定の間隔をおいた分割用量の多数回投与により行うこ
とができる。
最後に、前述の製剤の製造には、式Iのピリジン1−オキサイド類”およびそれ
らの塩類は、他の適当な活、性化合物、例えばβ−受容体およびカルシウム−チ
ャネル遮断剤を含む抗高血圧剤、抗アンギナおよび陽性変力作用を有する剤、利
尿剤、鎮静剤、抗抑うつ剤、および抗高脂血、抗血栓および血管治療剤などと共
に組成することもできる。
実施例
以下に記載する化合物の構造は、元素分析および工Rおよびj H7NMRスペ
クトルによって確認された。
1)3−シアノ−2,6−ノメチルー4−(4−チオモルホリニル)ピリジン1
−オキサイド塩酸塩a) 5oy(o、6モル)の4−クロロ−3−シアノ−2
,6−ジメチルピリジンを1!のジクロロメタンに溶解し、そして室温で13O
f (0,6モル)の80%純度m物乞−夜攪拌し、そして沈殿したm−クロロ
安息香酸を炉去した。水をF液に添加し、PHを固体水酸化カリウLで12に調
節し、そしてそれら2相を共に振盪して抽出した。ジクロロメタン相を分離し、
硫酸すl・リウムで乾燥し、涙過しそして蒸発させた。4−クロロ−6−ジアツ
ー2.6−シメチルピリジン1−オキサイドを140℃論値の90係)
b) 49.3 f (0,27モル)の上で得られた化合物、31.07(0
,30モル)のチオモルホリンおよび4gme(0,28モル)のトリエチルア
ミン乞150m71’のメタノールに溶解し、そしてその混合物を窒素下に10
時間還流加熱した。反応完了後、溶媒を減圧留去し、そして残留物を200 m
lのジクロロメタンにとり、そして100m1の水を添加した。その混合物乞2
N塩酸でpH5の酸性とした。水相7分離し、そして残ったソクロロメタン相ケ
硫酸す斗すウムで乾燥し、涙過し、そして減圧下に蒸発乾固した。残留物をイソ
プロ・9ノール/水(容量比6:1)から再結晶した。このようにして精製され
た塩基乞なるべく少量の熱エタノールに溶解し、そして8Nエタノール性HC4
を添加した。その溶液を乳白色となるまで蒸発させ、そして結晶化乞冷蔵庫内で
完結させた。収量=4667(理論値の60チ)
C12H16CMsSO(NW : 285.79 ) :融点237〜269
℃分析:
計算値:C50,43%H5,64%Ct12.40%N14.70%311.
22%
実測値: C50,49% H5,72% C112,37% N 14゜70
%911.20%
2)6−ジアツー2,6−シメチルー4−(4−チオモルホリニル)ピリジン1
−オキサイドS−オキサイド塩酸塩溶解し、そして0℃で7.079 (0,0
33モル)の過沃素酸ナトリウムを添加した。反応混合物を室温に到らしめた後
20時間攪拌し、そしてその混合物をメタノールで希釈し、そして分離した沈殿
を炉去した。水相をジクロロメタンと共に振盪することにより抽出した後、重炭
酸ナトリウムで、中和しそしてジクロロメタンと共に振盪することによりもう1
度抽出した。後者のジクロロメタン相を蒸発させ、そして固体残留物をイソプロ
i?ノール/ノイソプロビルエーテル(容量比4:1)から再結晶した。収量:
6.72 r (理論値の80%)C12H+5NsO2S (MW : 2
65.34 ) ;融点180℃分析:
計算値: C’ 54.32チH569%N15.83チ312.08%実測値
: C54,41チH5,65%N15.75チロ12.13%3) ろ−シア
ノ−2,6−・ツメチル−4−(4−チオモルホリニル)ピリノン1−オキサイ
ド S、S−ジオキサイ ド塩酸塩
34(0,012モル)の実施例1bからの化合物を10m1の60チ強度過酸
化水素および20m1の氷酢酸に溶解した。この混合物を70℃で3時間加熱し
、そして室温に冷却後100mgのインプロパツールを添加し、その溶液を更に
30分間攪拌し、減圧下に蒸発乾固し、残留物を水にとり、そしてその溶液を重
炭酸すl−IJウムで中和した。水相をジクロロメタンと共に振盪することによ
シ抽出した。ジクロロメタン相を分離し、そして活性炭と共に煮沸した。その溶
液を蒸発乾固し、そしてその生成物をエタノール性HC1で塩酸塩に変えた。そ
れをインゾロ・ぐノールから再結晶した。収量:3.4f(理論値の91%)C
12H+ 6Cム303S (MW:317.80) :融点246℃分析:
計算値: 045.36%H5,08チCt11.15%N13.22チ311
.08%
実測値:C45,11%H5,19%czii、o7%N13.01%S10.
85チ
これと同じ化合物を同様にして実施例2の化合物から得ることもできた。
4)6−ジアツー2,6−ジゾロビルー4−(4−チオモルホリニル)ピリジン
1−オキサイド塩酸塩14 f (0,066モル)の3−アミノ−4−クロロ
−2,6−ジプロピルピリジンを9.42の濃硫酸と7Qmlの水の混合物に溶
解した。この溶液を0℃に冷却しそして4.8y (0,07モル)の亜硝酸す
) IJウムの水14m1中の溶液を滴加した。このようにして得られたジアゾ
ニウム塩溶液乞シアン化銅[I) 5.9 F (0,07モル)とシアン化カ
リウム12.92r (0,198モル)の水10 CYml中の沸騰溶液に流
入させた。手短に更に加熱した後反応は完了した。
反応混合物を強アルカリ性とし、そしてエーテル抽出した。エーテル相を蒸発し
て得られた残留物は6f(0,027モル)の粗製4−クロロ−3−シアノ−2
,6−ノプロビルビリジン℃舎った。これを100mA!のジクロロメタンにと
plそして1 i、 6 f (0,054モル)の8oチ純度m−クロロ過安
息香酸乞添加した後、その混合物を室温で12時間攪拌した。その溶液を涙過し
、飽和炭酸カリウム溶液と共に振盪することにょシ抽出し、そしてジクロロメタ
ン相を蒸発させた。このようにして得られた62(0,025モル)のピリジン
1−オキサイド化合物をインプロパツール中の5.189 (0,05モル)の
チオモルホリンと実施例1に記載した如く反応させた。得られた粗製生成物は、
酢酸エチル/シクロヘキサン(容量比4 :1)を移動相として用いるシリカゲ
ルでのカラムクロマトグラフィによって精製することができた。黄色油が得られ
、そしてこれは長時間放置すると完全に結晶化した。
収量:2.3?(理論値の42%)
CI 6H24CtN30S (MW:341.91 ) :融点34℃分析:
計算値: C56,21% H7,08% CL IQ、37%N 12.29
15) 2.6−ノメテルー4−(4−モルホリニル)−6−二トロビリジン1
−オキサイド
4f(0,016モル)の2.6−ノメチルー4−(4−モルホリニル)−3−
ニトロピリジンを200 mlのジクロロメタンに溶解し、そして3.8F(0
,018モル)の8゜チ純度3−クロロ過安息香酸を添加した。20時間後、分
離した沈殿を炉別し、F液を蒸発乾固し、そして飽和炭酸カリウム溶液およびジ
クロロメタンと共に振盪することにより抽出した。有機相を蒸発して得られる残
留物はエタノール/ジイソゾロビルエーテル(容量比3:1)から再結晶した。
収量: 5.6 F (理論値の56%)C11H16Ctジ○a (MW:2
89.72) :融点189℃分析:
計算値: C45,60%H5,57%CL 12.23%N14.50チ実測
値: C45,95% )I 5.64% C111,98%N 14.40%
6) 2.6−ソメチルー4−(4−チオモルホリニル)ピリジン−3−カルデ
キサミド1−オキサイド35’(0,012モル)の6−ジアツー2.6−ジメ
テルー4−(4−チオモルホリニル)ピリジン1−オキサイド塩酸塩(実施例1
〕からのもの)”VlomgのION水酸化ナトリウム溶液に溶解し、そしてそ
の溶液を6時間還流加熱した。次にそれ乞沈殿が形成されるまで蒸発させ、その
混合物乞冷却し、そして固体を炉別しメタノールから再結晶した。収量: 2.
5 t (理論値の78%)CI2B17N302S (MW : 267.3
5 ) ;融点285〜287℃分析:
計算値: C53,91%1(6,41%N15.72%S11.99チ実測値
: C53,93% H6,44%N15.64%s12.10%7) 2.6
−シメチルー4−(4−チオモルホリニル)ピリジン−3−カルボン酸1−オキ
サイド塩酸塩−チオモルホリニルビリジン−3−カルボキシレート1−オキサイ
ド(第1表実施例19参照)、10.62(0,189モル)の固体水酸化カリ
ウムおよび100mJのエチレングリコールを170℃で5時間加熱した。次に
その混合物を水で希釈し、6N塩酸で中和し、そしてその水とエチレングリコー
ルを減圧留去した。残留物をエタノールにと9、不溶物7(p去しそしてその溶
液を活性炭と共に煮沸し、もう1度濾過し、そしてエタノール性HC1t、6添
加した。その混合物を蒸発乾固し、そして塩酸塩をメタノールから再結晶した。
収量: 9.69 (理論値の24.8%)
C12H17CM205S (MW : 304.79 ) :融点222℃(
分解)分析:
計算値:C47,29%H5,62チC411,63%N919チ310.52
係
実測値:C47,56チH5,63%Ct11.23チN9.22チS10.4
0
前述の化合物および同様な方法で製造されたものを下記第1表にまとめる。
第1表 式■で示される化合物
実施例 RI R2−NR5R4X 単離形態 融点(℃)11 CH3CH3
−U−HNO22HCL 24012 CH3CHs −ρ
J−HCN HC4218〜220
13 CHs CH3−N0CN HCl209実施例 R1R2−NR3R4
X 単離形感 融点(℃)18 CH3CH5−ND COOC2H5塩基 1
5120 CH3CH5−N N−ca2Q CN 2HC1245℃−ノ
21 CH3CH3−N7トHCN 塩基 19123 CH5CH5−N N
<I>0CHA NO22HCt170℃−ノ
25 CH3CH3−N N−CH20N○22HCtXH2020826 C
H3CH3−L(ン NO22HC4196\−一)
27 CH3CH3−ONO2HCl 19629 CH3CH3−NH−CH
2−CI(2−3HCN HCL 212薬理試肢および結果
1、 抗低酸素症作用
本発明化合物を、技術水準に属するタイプの化合物の最も重要な代表例と対比し
つつ、PEG−耐性試験(EEG:する障害に対する脳保護作用について試験し
た。この方法では、EEG電極を植込んだ麻酔雄うットt、室内に窒素を通じる
ことによって進行性低酸素状態に付す。これにより脳の電気的活動が約2分後に
消失する(すなわちEF、Gは等電状態となる。等電状態が生じた直後に低酸素
室を開くと、約60秒後に未処理対照動物に最初のEEG信号を再度記録するこ
とができる。抗低酸素症作用の評価に用いられる基準は、EEG兵酸素症回復潜
伏期(EE()−RL)とし、そしてそれはEEG消失開示後部屋を開放してか
ら最初の信号が再び現われるまでの時間として定義される。保護作用、すなわち
抗低酸素症作用を有する物質は未処理対照群に比べEEG−RL ?短縮し、そ
して活性の測定には変化率(チ)7用いる。本発明化合物は低醪素症発症の15
分前に腹腔内投与した。動物群の大きさkL n=8とした。
2、 急性毒性
1回の静脈内(i、v、 )、腹腔内(i−p−)または経口(p、o、)投与
後7日間内のNaval Medical Re5earch In5titu
teマウスに起きる死亡率による、LD50値またはLDso範囲の標準的測定
方法を用容略。
これらの試験研究の結果(それらは、式Iで示される本発明化合物が既知の比較
品に比べ優れていることを実証している)t!:第2表にまとめる。
第2表 薬理試験結果
他の特別な試験においても本発明化合物の良好な脳保護作用乞はつきシと確認す
ることができた。そこにおいても明らかにすぐれていたが、この場合は脳障害の
治療にしばしば用いられる剤であるビラセタム(2−オキソ−1−ピロリジンア
セトアミド) (S、 Hoyer、 Med、 Prax−79,22〜34
(1984) 参照)と比較した。
a)受動的回避試験におけるスコポラミン誘発退行性健忘症に対する効果
試験装置は、暗室セクションに通電可能な金網床を有する明/暗箱よυ成る。ノ
ラセデとプロダクト(本発明化合物)を投与して90分後に、ナイーブな雄マウ
スを臭化水素酸スコポラミン(3■/kg)で皮下処理する。5分後にマウスを
箱の明室セクションに入れる。暗室セクションに移った後、そこでマウスの足に
不快感を生じる電気ショックを与える。24時間後に各マウスを試験装置の明室
セクションにもう一度入れ、そして滞留時間(最長180秒)乞測定する。この
試、験の滞留時間は、有効用量のプロダクトとスコポラミンで処理した動物、お
よびスコポラミンで処理されていない動物の場合には長く、一方ゾロ七がのみお
よびスコポラミンのみ乞投与したものはほんのわずかな時間しかとどまらなかっ
た。メジアン試験7用いて対照群と比較することによシ供試物質の有意作用を計
算する。プロダクトの最小有効用量(MBD)をもって、スコポラミンの作用を
打消す有意作用を生じる用量とする。
この試験において、例えば実施例1の化合物は、経口投与の場合、25m9A9
のMEDを示し、ビラセタム(相当するMBD値は100〜7勺であった)の4
倍の効果があることがわかった。
b) γ−ブチロラクトン試験(ラット使用)就中γ−ブチロラクトン(GBL
)はEEG変化を伴い得る脳代謝障害を誘発することが仰られている( L、
1. Wolfsonet al、、 J、 Neu、rochem、 29
、777 (1977)参照)。式Iで示される化合物はEEG上GBLのこの
作用に拮抗することができる。すなわち、例えば、実施例1の化合物は、100
および200η膚ヲ腹腔内投与後、比較品であるビラセタムの作用をはるかに凌
ぐ強力な用量依存保護作用7示した。
国際調査報告
ANNEX To ’niε XNTERNATIONAL 5EARCHRE
PORTON
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)式I▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中、 R1およびR2は、それぞれ、同一かまたは異なりそして1〜6個の炭素原子を 有するアルキルを表わし、R3は水素を表わし、そして R4は4個までの炭素原子を有するメルカプトアルキルを表わし、あるいは、 R3あよびR4は、4−位窒素原子と共に、2個までのヘテロ原子を有する5員 〜7員の飽和複素環を形成し、その場合第2のヘテロ原子は酸素、硫黄(これは 2個までの酸素原子を有していてもよい)、またはNR6基(式中R6は水素、 2個までの炭素原子を有するアルキル、アルキル部分に2個までの炭素原子を有 するフェニルアルキルまたはフエニルであり、後二者の基におけるフエニル環は ハロゲンおよびメトキシより成る群からの2個までの同一のまたは異なる置換分 を有することができる)の形の窒素であり、また前記複素環は未置換であるか、 またはヒドロキシおよび2個までの炭素原子を有するアルキルより成る群からの 2個までの同一のまたは異なる置換分を有し、そしてXは、シアノまたはニトロ 基、または基−CO−R5(式中R5はアミノ、ヒドロキシル、または1〜4個 の炭素原子を有するアルコキシ基を表わす)を表わす〕で示される多重置換ピリ ジン1−オキサイドおよびこの化合物の生理学的に許容される塩。 2)R1およびR2が両方で8個を超えない炭素原子、特に6個を超えない炭素 原子を含むという特徴、フエニル環上のハロゲンが弗素、塩素または臭素である という特徴、およびR4におけるメルカプトアルキル基が2個までの炭素原子を 含むという特徴のうちの少くとも1つの特徴を有する請求の範囲第1項記載の化 合物およびその塩。 3)式I中、 R1およびR2が各々1〜3個の炭素原子を有しそして特にメチルを表わし、 Xがシアノまたはニトロ基を表わし、そして基NR3R4が少くとも4個の炭素 原子を有する複素環、好ましくはチオモルホリン、モルホリン、ピロリジン、ピ ペリジン、ヘキサメチレンイミン、ピペラジンまたはホモピペラジン環であつて 、末置換であるか、または2個までの炭素原子1つのアルキルによつて置換され ているものを表わすかまたは、未置換であるかまたはフエニル核が1つのハロゲ ンにより置換されている4−フエニルピペラジン基を表わす 請求の範囲第1項または第2項記載の化合物およびその塩。 4)式I中、 R1およびR2が各々メチルを表わし、Xがシアノ基を表わし、そして NR3R4がチオモルホリン、ピペリジンまたはヘキサメチレンイミン環を表わ す 請求の範囲第3項に記載の化合物およびその塩。 5)3−シァノ−2,6−ジメチル−4−(4−チオモルホリニル)ピリジン1 −オキサイドである請求の範囲第4項記載の化合物およびその塩。 6)a)式II ▲数式、化学式、表等があります▼(II)で示される化合物を酸化して式II I ▲数式、化学式、表等があります▼(III)で示されるピリジン1−オキサイ ド化合物とし、次いで後者を式HNR3R4(IV)で示されるアミンと反応さ せて式I(R1〜R4およびXは請求の範囲第1〜5項に記載の意味を有し、そ してZはハロゲン原子を表わす)で示されるピリジン1−オキサイド化合物とし 、またはb)式V ▲数式、化学式、表等があります▼(V)(式中R1〜R4およびXは前述の意 味を有する)で示される化合物を酸化して式Iで示されるピリジン1−オキサイ ド化合物とし、基NR3R4に含まれるチオエーテル基も同時に酸化し、 そしてa)またはb)により得られた生成物を単離し、あるいは c)式I(式中NR3R4基はスルホキシまたはスルホン基を含む)で示される 化合物を製造するために、工程a)により得られるチオエーテル化合物中の硫黄 を更に、適切的な場合には段階的に、酸化し、またはd)式I(式中Xは基−C ONH2を表わす)で示される化合物を製造するために、式Iで示される3−シ アノ化合物をアミドに加水分解するかまたは式Iで示される3−カルボン酸エス テルをアンモニアと反応させ、またはe)式I(式中Xはカルボキシル基を表わ す)で示される化合物を製造するために、式Iで示される3−カルボン酸エステ ルを加水分解し、 式Iで示される化合物を、遊離した形で、あるいは生理学的に許容される酸との 、またはXがCOOH基を表わす場合には生理学的に許容される塩基との生理学 的に許容される塩を形成して単離する ことより成る、請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の多重置換ピリジン1− オキサイドおよびそれらの生理学的に許容される塩の製造方法。 7)式IIおよびVで示される化合物からそれぞれ式IIIおよびIで示される ピリジン1−オキサイド化合物への酸化を過カルボン酸好ましくは3−クロロ過 安息香酸を用いて溶媒または分散媒中、10℃〜反応媒体の沸点の温度、好まし くは室温で行う;式IIIで示される化合物と式IVで示されるアミンとの反応 を溶媒または分散媒中0℃〜反応媒体の沸点の温度好ましくは20°〜100℃ の温度で行う:NR3R4基中にチオエーテル基を有する式Iで示される化合物 の酸化を過沃素酸塩を用いて行つてスルホキシドとしまた過酸化水素を酢酸の存 在下に用いてスルホンとする;および式Iで示される3−シアノ化合物から相当 するアミドヘの加水分解、および式Iで示される3−カルボン酸エステルから相 当するカルボン酸への加水分解をアルカリ性条件下に行う、という特徴のうちの 少くとも1つの特徴を有する請求の範囲第6項記載の方法。 8)少くとも1つの、請求の範囲第1〜5項のうちの1項以上に記載の式Iで示 される化合物、またはb)少くとも1つのその生理学的に許容される塩、または a)とb)の組合せを含みまたはそれより成る医薬。 9)血管性および退化性要因に起因する脳障害の予防および治療に用いられるも のであつて、好ましくは1000mgまでの、特に100〜300mgを含む固 体投与量ユニツトの形態、あるいは200mgまでの、好ましくは20〜100 mgを含むアンプル形態の注射溶液の形態にある請求の範囲第8項記載の医薬。 10)a)式Iで示される多重置換ピリジン1−オキサイドまたは b)それらの生理学的に許容される塩、またはc)a)とb)の組合せの、血管 性および退化性要因に起因する脳障害の予防および治療に用いられる医薬の調製 のための使用。 11)血管性および退化性要因に起因する脳障害の患者に有効量の請求の範囲第 8項に記載の医薬を投与することより成り、そして医薬の投与量を経口投与にあ つては100〜2000mg、好ましくは300〜900mgの活性化合物、あ るいは静脈内投与にあつては5〜500mg、好ましくは20〜200mgの活 性化合物とすることより成る前記患者の治療方法。
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