JPS62502060A - 生体外での生物学的テストのための新しい支持体およびこの支持体の応用 - Google Patents

生体外での生物学的テストのための新しい支持体およびこの支持体の応用

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JPS62502060A JP50061886A JP50061886A JPS62502060A JP S62502060 A JPS62502060 A JP S62502060A JP 50061886 A JP50061886 A JP 50061886A JP 50061886 A JP50061886 A JP 50061886A JP S62502060 A JPS62502060 A JP S62502060A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 生体外での生物学的テストのための新しい支持体およびこの支持体の応用。
本発明は、生体外での生物学的テスト、特に免疫螢光テスト、エライザ(RLI S八)、同位元素標識免疫定量テスト等のための新しい支持体、およびこの支持 体の応用に関する。
免疫螢光検査技術の進展により血清学゛の分野にかなりの進歩がもたらされ、抗 原もしくは抗体の検出を以前より高感度で行なえるようになってきた。
今日、この検査を実行するために、薄い疎水性の膜、特にシリコーン膜で片面を コーティングしたスライドグラスが1用いられている。この疎水性の膜には親水 性の領域が被覆されずに円形に残しである。、この円形領域が感作される。すな わち、抗体の検出テストの場合にはこの円形領域に一定量の抗原を固定する。逆 に、抗原の検出テストの場合にはこの円形領域に抗体を固定する。
テストすべき標本数が増加しているため、テストの諸段階の自動化を推進するこ とが望ましい。しかしながら、現・在用いられているガラス支持体は、特に、取 り扱いが困難なこと、乾燥時間が長いこと、および位置決めが困難なことという 理由で自動化に適していない。
取り扱いが困難で、洗浄に長時間を要し、そして大変高価であるmmの合成樹脂 製杯状部品を用いるエライザテストと称される免疫酵素テストに関しても同じこ とがいえる。
ヨーロッパ特許出願第゛0018435号に微量分析装置が記載されている。こ の装置は、テスト物質が取り付けられるプラスチック製の大変厚くて堅い下部プ レートと、上部プレートと、両プレートを互いに一定の距離に保持するための複 合手段とを備えている。この装置は複雑であり、多数の連続したテストには適用 していない。
公開されたドイツ特許出願第2541031号には、疎水性物質すなわちポリフ ルオロエチレン層でコーティングしてその層に孔をあけた大変厚いプラスチック プレートが記載されている。そのような装置はあまり実用的ではなく、すでに使 用されているガラスプレートと等価なものにすぎない。
ヨーロッパ特許出願第0063810号には、多孔性物質のシートを備える、テ ストおよび分析のための装置が記載されている。多孔性物質としては、多孔性の ニトロセルロースもしくは他の多孔性のプラスチック材料等が用いられる。テス ト物質を多孔性物質に吸収させ、さらに、アルブミンのような、テストされる物 質に関して中立なタンパク質を多孔性物質全体に、吸収の限界まで浸み込ませる 。このような支持体を実現することは特に複雑であり、さらに、費用がかさむ。
この支持体を作製するのに用いる技術は本発明の技術とはかなり異ったタイプの ものである。
本発明の目的は、これらの欠点を克服し、既知の支持体に対して次の利点をもつ 生体外での生物学的テストのための新しい支持体を提供することにある。利点と いうのは、自動化した場合に連続的にも不連続的にも使用できること、支持体を きれいにし、再利用する操作が不要なこと、特に、取り付け、乾燥、読み取りお よび即時に使用可能となることに関して時間のかなりの節約ができること、試桑 の節約ができること、 毒性が無いこと、 紫外線光の透過率がガラスより大きいこと、重量がかなり軽いこと、 位置選定の誤りの危険性が少ないこと、保管および保存が簡単なこと、 いろいろな大きさに適用できること、 製造が簡単なこと、 洗浄、乾燥、読み取り、その他の場合におけるのと同様に、試薬およびテストさ れるべき物質を所定の位置に設定するのが簡単なこき、 現場において運搬が容易なこと、である。
本発明は、生体外での生物学的゛テスト、特に免疫学的テストのための、プラス チック材料からなる新しい支持体であって、片面に好ましくは円形状の一つ、好 ましくは複数のコーティングされていない親水性の領域を残して疎水性のコーテ ィングを施した、実質的に透明なプラスチック物質のシートからなる支持体を提 供する。
本発明の考えているプラスチック材料とは、容易にシート状、リボン状もしくは バンド状に形成することができ、自然に、もしくは処理を施すことによって、感 作操作を可能にする、すなわち抗原もしくは抗体のような複合分子もしくは複合 粒子をシート表面に付着させ、例えば、血清もしくは血液のような液体媒体を、 吸収作用を伴うことなく凝集および分11にさせることのできるという親水性を もつ合成樹脂を意味している。
本発明のプラスチック材料は、たとえばドイツ連邦共和国、ニュルンベルグのス テラドラ−(STAIEDTLER)社製で63610 [JT2 、という名 称で販売されているフィルムのように、ポリエステルもしくはポリビニルアセテ ートのシートもしくはフィルムとなっているのが好ましい。
本発明のシートは、その本来の性質および厚さにより、多少柔軟であってもよい 。このようなシートは一端のみで支持した場合に折れ曲がることがまずないとと もに、比較的柔軟でもなければならない。厚さは0.05mm〜0゜5mmであ ゛るのが好ましい。本発明によれば、用いられるフィルムには、ステラドラ−( STA[!DTLER)社によって636100T2という名称で売られている フィルムのように、耐熱もしくは帯電防止処理、あ疎水性コーティングはシリコ ーンコーティングとすることができる。シリコーンコーティングは、たとえば、 水平に置いたシート上に、後に親水性領域となる部分にグリセロールを滴下し1 .シートの全面にシリコーンのエーロゾルをスプレーするこきによって実行され る。すると、グリセロールが滴下された部分は親水性に保たれる一方その周辺は 疎水性になる。この方法は滴下工程で自動試薬分配装置を用いることによって自 動化することができる。
しかしながら、本発明の改良されIこ特に好ましい実施例によれば、コーティン グは、例えばゼログラフィもしくはそれラスナックシートにコピーするだけで、 疎水性炭化コーティングが形成される。
また、本発明によるこの改良された実施例では、すばやく1、 しかも非常な低 コストで、望みの空間的な構成をもつ多数の支持体を得ることが可能である。そ の上この支持体には、種々の親水性領域の位置に関する情報をすべて直接記載す ることができるとともに、日付や配置された抗原の特徴等の有用なあらゆる情報 を直接に記載することもできる。
本発明による親水性領域の直径は2 mm−20mmである。
本発明によるシート状の支持体は極めて多様な大きさのものとするこLができる 。従って、対象物が載せられるスライドグラスに相当する小さなスライドの形態 とすることができるし、必要によっては分離使用可能なサブユニットに切断でき る大サイズのシートとすることもできる。さらに、巻きとることができて、特に 連続的自動処理に適している、ひとつながりのリボンもしくはバンドの形態とす ることもできる。
他のプラスチック材料を使用することもできる。例えば、ビニルのポリ塩化物、 ポリビニル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ炭酸エステル、セロハン(登録 商標)およびこれらポリマーの誘導体が用いられる。
本発明はまた、免疫螢光テストに上記支持体を応用する方法も提供する。この方 法は、液滴に含まれた抗原もしくは抗体によって上の一つもしくはそれ以上の親 水性領域を感作し、少量の通常のバッファー(例えばリン酸バッファー)で支持 体を洗浄し、支持体を、望ましくは一端で保持しながら熱風の流れにさらすこと によって乾かし、前記のひとつもしくは複数の親水性領域に血清もしくはテスト される物質の液滴に加えて螢光性配合体の液滴を添加して、上記の洗浄および乾 燥操作を繰り返し、油滴を上記ひとつもしくは複数の親水性領域にのせ、その上 に、特に支持体と同じ材料でできている透明なプラスチック材料のシートをかぶ せ、紫外線顕微鏡で読み取りを行なうというものである。
本発明による支持体に対する自動供給手段である既知の液滴分配装置のピッチと 同じピッチに複数の領域が行列状に配置された支持体を用いるのが好ましい。
異なる液滴分配位置のあいだに、自動洗浄乾燥手段を備えることにより自動化は 、十分に完全なものとなるであろう。
本発明はさらに、エライザテストにこの支持体を応用する方法も提供する。この 方法は、液滴に含まれる抗原もしくは抗体によって支持体上の−まtこはそれ以 上の親水性領域を感作し、少量の通常のバッファー(たとえば、リン酸バッファ ー)で支持体を洗浄し、支持体を、望ましくは一端で保持しながら熱風の流れに さらして乾燥させ、上述の親水性領域に血清もしくはテストされる物質の液滴に 加えて、望ましくは重合される間に色が出るタイプの色原体の液滴を添加し、前 述の洗浄および乾燥の操作を繰り返し、上記のひとつもしくは複数の親水性領域 の比色定量測定を行なうというものである。
配合体のために用いられる酵素がペルオキシダーゼであるとき、用いられる色原 体はジアミノベンジジンであるのが好ましい。
この応用において、テスト全体は、読み取りおよび比色定量測定を含めて自動化 が可能である。
本発明は、この支持体を同位元素標識免疫定量テストに応用する方法も提供する 。この方法は、液滴に含まれる抗原もしくは抗体によって、−もしくはそれ以上 の親水性領域を感作し、少量の通常バッファー(例えばpH7,2のバッファー )で支持体を洗浄し、支持体を乾燥させ、滴定される抗原からなる液滴を前述の 領域に添加するというものである。この液滴には、同じ抗原を放射性同位元素に よって標識して既知量加えである。前述の洗浄および乾燥の操作を繰り返した後 、」−記ひとつもしくは複数の親水性領域の放射能測定を行なう。
放射能測定は二つの異った方法で行ないうる。すなわち、1)支t′1体と高感 度フィルトとの完全な接触による場合(オートラジオグラフィー)、2)各親水 性領域を切り取り、適当な試験管の中で放射能結合を実施する場合。
この抗原滴定法は競争によるものといわれている。
放射性同位元素標識免疫テストにこの支持体を応用する方法は、前述のエライザ テストにおける処理法と同様の処理法に従う滴定法にも応用することができる。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の、実施例を示す図面に関しての以下 の記述から明白に゛なるであろう。
第1図は本発明の第一の実施例による支持体の図である。
第3図は本発明の第三の実施例による支持体の図である。
第4図は本発明の第四の実施例による支持体の図である。
第5図はリボンもしくはバンドの形態をしたひとつながりの支持体の図である。
′frIG図は紫外線顕微鏡(支持体にはマウント液および被検鏡物カバー片が かぶせられている)で結果を読み取る状態になっている一群の支持体の図である 。
第7図は顕微鏡のプラテンを測微移動するのに適した支持体の図である。
第1図は、プラスチック材1、より正確には厚さ0.1mm、広さ100mm  X 150mmのポリエステルのシートからなる本発明の支持体を示している。
この透明なシート1上には長方形のコーティング領域が6箇所あり、それぞれは 1から6まで番号を付されている。各コーティング領域は、それぞれが参照数字 102で表わされる直径6 mmの円形の親水性領域を10箇所有する。これら の親水性領域は5箇所の領域102からなる列をの2列に配列しである。
これら参照番号1から6までを付されたコーティング領域とは別に、支持体には 文字(熱帯熱マラリア原虫(”P、 falciparum”))が記しである 。本実施例では、支持体が作製されたとき、領域102をその抗体を用いて感作 することを示している。本発明の支持体は、図示したのと同じ外観をもつ紙の母 型もしくは原型を用意し、プラスチックのシートをゼログラフィーの機械と同じ タイプの通常のコピー機を通して、黒く見えるコーティングを施すことによって 製造する。
コーティングはゼログラフィーにおけるドライインクにより形成される。
多数の支持体をあらゆる望みの形態に注文通りに非常に低コストで製造すること が可能であることが理解されるであろう。
第2図は、シート101と同じ性質の長方形のシート103上に、40箇所の領 域104を5領域からなる列を8行にわたって配列した形態のゾーンを2つ備え る支持体を示している。各第3図は、参照記号がaからhおよび1から12であ られされる8行12列の長方形行列に配列された96箇所の領域106を備える 単一のコーティングゾーンをもったシート105からなる別の支持体を示してい る。
このような支持体は、単クローン性抗体生成細胞がクローンを発生させた後に免 疫螢光テストを行なうのに特に重要である。
次に第4図について説明する。
この図は、第3図の支持体と同じ形をもつが、シート107の」二に領域109 を残してシリコーンゾーン108をかぶせた支持体を示している。参考事項やそ の他の表示事項は、例えばゼログラフィによって所定の位置に表記することがで きる。
ゾーン+08を作製するために、まず第一に、フローラボラトリー(FLOW  LABOIITORY)社によって市販されている「自動液滴(autodro p)Jタイプの液滴分配装置を用いて、蒸留水で2に薄めた13μlの液lW複 数個を、液滴を分配ずべき領域のピッチに合わせて分配する。続いて、シリコー ンサルファーのエアロゾルをシート上にスプレーする。さらに、シートを洗浄し て、グリセロールを除去する。場合によっては、さらに、たとえばゼログラフィ ーもしくは、印刷等の何が他の方法によって文字を記載する。
他のコーティング法も可能なことが理解できるであろう。
従って、ゼログラフィーによるコーティングは、似た原理であるが特殊なインク を用いるコーティングとか、印刷もしくはセリグラフィーによるコーティングと いった他のタイプのコーディングに置き換えてもよい。上に述べたような支持体 が作製して、102.104.10aおよび109のような親水性の領域を感作 する。
第5図には、厚さ0.1mmの、ポリエステルもしくはポリビニルの、リボンも しくはバンドの形態の支持体を示している。
この支持体上には、セリグラフィーもしくは他の何らかの方法によって複数のゾ ーン111を、親水性領域112を残して形成しである。必要であれば分離用ラ イン113を記しておく。
もちろん種々の文字を記してもよい。そのような支持体を作製するためには、巻 きあげることのできる、厚さ0.1mmのポリビニルアセテートのフィルムを用 いるのが好ましい。
本発明による種々の支持体は、紙もしくはプラスチック材料で袋づめするとか他 の形態に包装するとかして無菌状態に保っておくのがよい。それらは郵便で送る のに適しており、それゆえ現地でサンプルをとるために用いることができるし、 テストを行なうセンターもしくは実験室に送ることもできる。
これらの支持体の使用例を以下に述べる。
熱帯熱マラリア原虫抗原の懸濁液を次の方法で作製した。
支持体をm3図に示すように用いる。この支持体を自動液滴タイプの液滴分配装 置の下に設置する。この液滴分配装置は、円形の親水性領域それぞれの中央に抗 原の液滴を分配する。感作は周囲温度で16時間続ける。その後、10分間pH 7,2のリン酸バッファーで洗浄を行なう。
洗浄したのち、支持体をたとえばシートの一端で支えておいて、たとえば送風機 から来る熱気流の中に自由に浮かせて乾燥させる。シートは2分たたないうちに 乾燥する。
寄生虫をもつ疑いがある人から血液標本を採集し、この標本をl/20、l/4 0、I/80S1/160.1/320に希釈する。
それぞれの希釈液の液滴を種々の領域に添加する。このようにして作製したもの を30分間、37℃でオーブンで培養する。
前述の洗浄および乾燥操作を繰り返す。使用するのに最適の状態にした上記の希 釈液にヒトの抗免疫グロブリン螢光性配合体の液滴を加える。前述の培養操作、 洗浄および乾繰操作を繰り返す。
読み取りは、視覚によってもよいし、場合によっては、凝集度に応じた光度の変 化に反応する光学分析法を用いて自動化することもできる。
顕微鏡での読み取りのために、種々の領域にわたって、通常のマウント液(例え ばpH7,2のバッファー用グリセリン)を、たとえば液滴分配装置を用いて、 もしくは直接に、支持体上の領域を含むすべてのゾーン上に分配する。その後た だちに、マウント液で覆われた支持体を、コーティングされていない二枚目の透 明なポリエステルのシートで覆う。このようにしてマウント液の層を二枚のポリ エステルのシート間に形成すると顕微鏡での読み取りが容易になる。第6図は、 8箇所の親水性領域1.2.3.4.11.12.13.14が4箇所の親水性 領域115からなる列2行に構成された支持体114を示している。それぞれの 親水性領域はマウント液で覆った後、それよりわずかに大きい→ノ゛イズの層1 16で覆っである。2枚のポリニスデルシートは、マウント液が次第に乾くにつ れて互いにくっつく。顕微鏡での読み取りは通常の方法で行なうことができる。
場合によっては、支持体をgi′i微鏡のプラテンに固定して測微的に移動させ ることができる。−例を第7図に示す。この図には、プラテンのスクリューが通 過する二つの開口部118を有するプラスチック製の細長い長方形のシー) 1 17が示しである。粘着性物質できた通常のバンド119を用いて、本発明によ る支持体120(コーティングされていない部分のみが示されている)を固定す ることが可能である。粘着性バンド119を除去すると容易に支持体をはずすこ とができる。
本発明は、はとんどあらゆる抗原、抗体の免疫螢光テスト、もしくは、このタイ プのテスト、特に、間接の免疫螢光テストによってテストされる可能性のある他 の要素の免疫螢光テストに適している。
上記のような応用が可能であるが、特に次の病気に応用することができる。すな わち、トキソプラズマ症、風疹、梅毒、トリパノゾーマ症、アメーバ症、マラリ ア、ウィルス性疾患、担止症、ビルハルツ住血吸虫症および他の寄生虫性疾患、 アスペルギルス症および他の真菌性疾患である。
しかしながら本発明は免疫螢光テスト技術に限られず、他のテスト技術をも包含 し得乞。従って、例えば本発明は、免疫螢光マーカーを通常の放射線マーカーに おきかえることによって放射性同位元素標識免疫定量テストに用いることができ る。テストする物質を適当に希釈し親水性領域に設置すると、あとは支持体を構 成するシートに対して高感度フィルムを密着させるだけで十分である。このよう に高感度フィルムを支持体に完全に密着させるので、テストの結果をただちに示 す、プリントされたフィルムが得られる。フィルムが支持体に直接接触している ため、放射線で側面がよごれることがないので、現在使用されている大がかりな 放射能装置を用いる必要がない。適用する放射線量が完全に決まっている場合、 親水性の領域それぞれを切り取り、適当な計数液に溶出することによって、結合 を行なわせる。
エライザタイプのテストに応用した場合、酵素(ペルオキシダーゼ、フォスファ ターゼ、β−ガラクトシダーゼ等)によい。読みとりは、反応抗体の凝集度を決 定することにより行なう。
酸化によって発色するときに支持体上の親水性領域において重合する色原体くた とえば、トリス1−ICIバッファー十酸素飽和水の中のジアミノ−ベンジジン )を用いる場合に、本発明の支持体を使用可能であることがわかっている。たと えば、担止抗体と反応する血清の場合、支持体の親水領域上に茶色の発色が見ら れる。
本発明はもちろん、支持体の親水性領域上の抗体を最初に感作させて間接テスト もしくは逆テストする場合にも応用される。
本発明は個々の実施例に関連して述べてきたが、その範囲は決してそれに限られ ず、本発明の意図もしくは範囲から離れることなく形態や材料の変更を様々に施 すことが可能であるということを理解しておく必要がある。
国際調査報告 ANNEX To fH’E INTERNATIONAL 5EARCHRE PORT ON: −−−−−−7−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−r−−−−−

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 生体外での生物学的テスト、特に免疫テストのための、実質的に透明なプ ラスチック材料で作製されており、その片側に、コーティングされていない、特 に円形の親水性の領域(102、104、106、109、112)を少なくと も1箇所もつ疎水性のコーティングを施してある支持体であって、該支持体は端 部で保持する場合に折れ曲がらない、比較的柔軟な薄いプラスチック材料のシー ト(101、103、105、110、114)からなることを特徴とする支持 体。
  2. 2.前記支持体は、厚さが0.05mm〜0.5mmであることを特徴とする請 求の範囲第1項に記載の支持体。
  3. 3.前記支持体は、ポリエステルもしくはポリビニルアセテートからなることを 特徴とする請求の範囲第1項もしくは第2項に記載の支持体。
  4. 4.前記疎水性コーティングがシリコーンコーティングであることを特徴とする 請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載の支持体。
  5. 5.前記コーティングは、前記シート上にグリセロールの液滴を付着させ、該シ ート全体にシリコーンのエーロゾルをスプレーすることによって行ない、該液滴 の部分を親水性のままに残し、その周辺を疎水性にすることを特徴とする請求の 範囲第4項に記載の支持体。
  6. 6.前記コーティングはコピー法もしくは印刷法によって得られることを特徴と する請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載の支持体。
  7. 7.前記コーティングはゼログラフィー操作によって得られることを特徴とする 請求の範囲第6項に記載の支持体。
  8. 8.前記支持体にはさらに、文字および/または参照事項が記載されていること を特徴とする請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の支持体。
  9. 9.前記親水性領域の径が2mm〜20mmであることを特徴とする請求の範囲 第1〜8項のいずれか1項に記載の支持体。
  10. 10.前記支持体は、複数の一群の親水性領域を面成する複数のコーティングを 有する複数の分離したグループを備え、該支持体は切り取って独立した個々の支 持体とすることが可能であることを特徴とする請求の範囲第1〜9項のいずれか 1項に記載の支持体。
  11. 11.前記支持体は、巻き上げ可能なリボンの形態であることを特徴とする請求 の範囲第10項に記載の支持体。
  12. 12.免疫蛍光テストへの支持体の応用であって、該支持体上のひとつもしくは それ以上の親水性領域は液滴に含まれる抗原もしくは抗体によって感作し、前記 支持体は少量の通常のバッファーで洗浄し、乾燥させ、前記親水性領域に血清も しくはテスト物質の液滴を添加し、次いで、洗浄および乾燥操作の後、螢光配合 体の液滴を加え、前記洗浄および乾燥操作を繰返し、マウント液を前記−もしく は複数領域に置き、透明なプラスチック材料のシート(116)で覆い、紫外線 顕微鏡で前記親水性領域の一つもしくは複数の読み取りを行なうことを特徴とす る請求の範囲第1〜11項のいずれか1項に記載の支持体の応用。
  13. 13.前記支持体(120)は、顕微鏡上での移動のために、粘着性物質からな るシート(119)により、顕微鏡のプラテンのスクリューの通過のための開口 部を有するプラスチック材料のシート(117)に接着されていることを特徴と する請求の範囲第12項に記載の応用。
  14. 14.エライサテストへの前記支持体の応用であって、該支持体上の一つもしく はそれ以上の親水性領域は液滴に含まれる抗原もしくは抗体を用いて感作し、該 支持体は少量の通常のバッファーで洗浄し、乾燥させ、血清もしくはテスト物質 の液滴を前記親水性領域に加え、さらに色原体の液滴を添加し、次いで、前記洗 浄および乾燥操作を繰返し、その後前記親水性領域のひとつもしくは複数の比色 定量測定を行なうことを特徴とする請求の範囲第1〜11項のいずれか1項に記 載の支持体の応用。
  15. 15.重合中に発色するタイプの色原体を用いることを特徴とする請求の範囲第 14項に記載の応用。
  16. 16.前記色原体としてジアミノベンジジンを使用することを特徴とする請求の 範囲第15項に記載の応用。
  17. 17.抗体もしくは抗原の滴定のための同位元素標識免疫定量テストヘの前記支 持体の応用であって、前記支持体上の一つもしくはそれ以上の親水性領域を液滴 内の抗原もしくは抗体を用いて感作し、前記支持体を少量の通常のバッファーで 洗浄し、該支持体を洗浄および乾燥の後、テストすべき血清もしくは前もって希 釈した抗原を前記親水性領域に添加し、培養し、乾燥および洗浄操作を施し、放 射能で標識した配合体をさらに添加し、前記支持体と高感度フィルムを完全に密 着させることにより反応させることを特徴とする請求の範囲第1〜11項のいず れか1項に記載の支持体の応用。
  18. 18.前記支持体の乾燥操作は、該支持体の一端を保持して熱気流に浮かばせる ことによって行なうことを特徴とする請求の範囲第12〜17項のいずれか1項 に記載の応用。
  19. 19.自動液滴分配装置のピッチと同じピッチに各親水性領域が配置された支持 体を用いることを特徴とする請求の範囲第12〜18項のいずれか1項に記載の 応用。
JP50061886A 1985-01-24 1986-01-17 生体外での生物学的テストのための新しい支持体およびこの支持体の応用 Pending JPS62502060A (ja)

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FR8500963A FR2576418B1 (fr) 1985-01-24 1985-01-24 Nouveau support pour tests biologiques in vitro et applications de ce support

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JPS62502060A true JPS62502060A (ja) 1987-08-13

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