JPS62500449A - 成形部品特に薄板打抜き部品のための積重ね容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 成形部品特に薄板打抜き部品のための積重ね容器本発明は、長手方向に延びる上 側と下側の収容条片を備えた台枠からなり、この収容条片がその間に成形部品を 収容し、収容条片がそれぞれ、成形部品の上縁または下縁を収容するための、間 隔をおいて一列に並べて配置された切り込みを備えている、成形部品特に薄板打 抜き部品のための積重ね容器に関する。

薄壁状の成形部品、特に自動車工業用の大きな薄板打抜き部品は、個々の製作工 程の間、運搬時および加工の前の貯蔵時に、積重ね容器内に積み重ねて収容しな ければならない。多くの場合、成形部品の上面が非常に損傷しやすいので、積み 重ね時には、成形部品を所定の間隔をおいて保持しなければならない。この場合 、貯蔵容槍を小さくするために、この間隔をできるだけ狭くすべきでる。

公知の積重ね容器の場合には、荷積みと荷降ろしが手で行われる。縁が尖ってい る薄板打抜き部品を手で扱う時に怪我する恐れがあり、また非常に時間がかかり 、最新式の打抜き機械のザイクルにもはや対応できないので、積重ね容器に部品 を装入しかつ取り出す自動的な積み降ろし装置が開発された。この積み降ろし装 置によって、積重ね容器内の所定の場所に成形部品を降ろすことができ、それに よって部品は切り込みを有する下側と上側の収容条片の間に収容保持される。

本出願人の公開されていない特許出願Ｐ　３４０６２９３．９号に係る冒頭に述 べた種の積重ね容器の場合には、上側の収容条片の切り込みがそれぞれ可動の係 合部材に形成されている。この係合部材はばねの力に抗して上方へ移動可能であ る。収容条片の一列の穴の中に設けられそれぞれ圧縮ばねに抗して支持されたこ の係合部材は、成形部品の装入時に持ち上げられ、そして成形部品が正しい位置 に収容されるや否や個別的に降ろされる。荷降ろしはこれと逆方向に行われる。

積重ね容器が中間貯蔵のためだけでなく運搬のためにも成形部品を収容するので 、成形部品は運搬時にしばしば大きな衝撃にさらされる。その際、成形部品が上 方へ強く加速されて係合部材をばねに逆らって持ち上げ、その保持部から外れる という危険がある。運搬時にすべての可動係合部材をロックすることはできるが 、非常にコストがかかる。

従って、本発明の課題は、構造が簡単な手段によって、収容された成形部品を運 搬時に確実に保持することができる、冒頭に述べた種類の積重ね容器を提供する ことである。

この課題は本発明に従い、高さ調節可能な安全条片が、少なく兵士側の収容条片 に沿って設けられていることによって解決される。

この安全条片は、積重ね容器が収容された成形部品と共に運搬されるときは降ろ される。積み降ろしの際には安全条片は持ち上げられる。

安全条片の高さ調節は例えば、安全条片が長手方向に延びる上側の揺動軸の回り に揺動しうるように、収容条片に取り付けられていることによって行われる。

その代わりに、安全条片を、上下に摺動可能に収容条片に沿って案内してもよい 。

本発明により、弾性的に支持された係合部材を省略し、その代わりに、収容条片 が成形部品の上縁を収容するためののこ歯状の切り込みを備えることができる。

この場合、収容条片の構造が非常に簡単である。上側収容条片の個々の切り込み の深さは、持ち上げ位置で個々の成形部品を挿入し、そして下側収容条片の切り 込みの中に降ろすことができるように、選定されている。同様にのこ歯状の切り 込みを備えた安全条片は、運搬の１１７１にその下方位置に降ろされ、個々の成 形部品を固定保持する。その際、弾性的に支承された係合部材等による弾性的な 保持を必要としない。それによって、収容条片の構造がきわめて簡単になる：異 なる成形条片に合わせるために、収容条片自体、または収容条片に固定された条 片を、迅速にかつ低コストで交換することができる。

安全条片の切り込みがそれぞれ傾斜した側面を備え、この切り込みの傾斜側面に 対向して付設された、収容条片の切り込みの側面がほぼ垂直に延びていると好都 合である。それによって、安全条片の下降時に、安全条片の切り込みの傾斜面が 、収容条片の切り込みの対向する垂直な側面に対して、成形部品の収容された縁 を押し付け、成形部品の縁を締め付けるので、運搬時にふらつくことがない。従 って、特に切り込みの全体または一部が弾性的な材料例えばゴムで被覆されてい ると、係合個所における成形部品の上面損傷が回避される。

本発明の他の好ましい実施態様は請求の範囲の他項に記載されている。

以下、図に示した実施例に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図は成形品のための積み重ね容器の斜視図、第２図は第１図のｎ−ｏ線に沿 った拡大垂直断面図、第３図は変形実施例の第２図と同様な図、第４図は第３図 の矢印Ｖ方向から見た図、第５図は安全条片が持ち上げられた状態を示す、第４ 図と同様な図、 第６図はばねで付勢された係合部材を備えた収容条片の変形実施例の部分断面図 である。

第１図に示した積み重ね容器１は、成形部品、例えば自動車工業のドア２を特に 立てて収容するためのものである。この容器は角形支柱４を有する台枠３を備え ている。この支柱はそれぞれ、内側へ突き出た桁５のところに、間隔をおいて平 行に設けられた上側の２本の収容条片６を担持している。更に、台枠３には、間 隔をおいて平行に設けられた下側の２本の収容条片７が取り付けられている。

いろいろな成形部品２に適合させるために、収容条片６，７は交換可能におよび ／または調整可能に取り付けることができる；更に、桁５および／または角形支 柱４を交換可能または調整可能に形成することができる。

特に第４．５図から判るように、下側の収容条片７は間隔をおいて設けた一列の 切り込み８を備えている。

この切り込みの中にはそれぞれ、成形部品２の下縁が収容される。異なる成形部 品２への適合を容易にするために、切り込み８は収容条片７の交換可能な条片部 分７ａに形成することができる。

上側の収容条片６は、成形部品２の上縁を収容するための切り込み９を備えてい る。第１〜５図の実施例の場合には、列をなしてかつ間隔をおいて設けられた、 上側収容条片６の切り込み９が、下側の収容条片７の場合と同様に、例えばボル ト止めされた交換可能な条片部分６２Ｌにのこ歯状に形成されている。切り込み ９の深さは、成形部品２がやや傾斜した状態で切り込み９の上端まで持ち上げら れ、そして付設の下方切り込み８の中に入ることができるように、定められてい る。

この過程は第５図に明瞭に示しである。

第１．２図の実施例の場合には、各上側収容条片６と並べて、それぞれ一つの安 全条片ｌＯが設けられている。この安全条片は、長手方向に延びる上側の揺動軸 １１の回りに揺動できるように、収容条片６に取り付けられている。安全条片は 、例えばボルト止めされた下側の条片１０ａに、間隔をおいてかつ列をなして設 けられた切り込み１２を備えている。第２図から判るように、この切り込み！２ の深さは次のように選定保持されるように選定されている。垂直方向の衝撃が発 生しても、成形部品２は、下側切り込み８または上側切り込み９から外れるよう に持ち上げられることがない。

揺動可能な安全条片ｌＯを下方揺動位置と上方揺動位置に固定保持するために、 いろいろな機械的装置を使用することができる。図示の（第２図の）実施例の場 合には、上側収容条片６の側面に、突き出た偏平な支持部材Ｉ３が設けられてい る。この支持部材は安全条片１０のスリット１４に挿入されている。安全条片１ ０を下方揺動位置または上方揺動位置に保持固定するために、キー１５が支持部 材１３のスリット１６に差し込み可能である。安全条片！０の両位置は第２図に 示しである。

上記実施例の変形実施例が第３〜５図に示しである。

この場合、安全条片１０′が収容条片６の側面に沿って」１下に摺動可能に案内 されている。そのために、長手方向に摺動可能な案内条片１７が、中空部材とし て形成された収容条片６の中で、案内条片１０’　に対して平行に設けられ案内 されている。安全条片１０’　内に固定されたピン１８は垂直なスリット１９を 通って収容条片６の中に挿入され、そこで案内ローラ２ｏを担持している。案内 条片Ｉ７は穴あきリンクとして形成された案内カム２１を備え、このカムの中に 案内ローラ２０が挿入されている。好ましくは、２個の案内ローラ２０が安全条 片１０’の両端の近くに設けられている。案内カム２１は案内ローラ２ｏの範囲 にそれぞれ、折れ曲がった区間２１ａを備えている。従って、案内条片１７が長 手方向に摺動する際に、安全条片■Ｏ゛が持ち上げられるか（第５図）または下 降する（第３．４図）。

案内条片１７の長手方向摺動は例えば、収容条片６の端部に設けた揺動レバー２ ２によって行われる。揺動レバー２２に連結されたピン２３は、案内条片１７の 端部の垂直なスリット２４に係合している。揺動レバー２２を動かすと、案内条 片１７は、第４図に実線で示す（安全条片１０′が下降している）位置から、二 点鎖線で示す（安全条片１０’が持ち上げられている）位置に達する。

第４，５図から判るように、安全条片！０′の切り込み１２はそれぞれ、傾斜し た側面！２ａを備えている。収容条片６の付設された切り込み９の対向する側面 ９ａは、はぼ垂直に延びている。それによって、各成形部品２の上縁は、安全条 片１０′を下げるときに、傾斜側面＋２ａによって収容条片６の垂直な側面９ａ に対して押し付けられ、従って動かないように固定保持される（第４図）。それ により、成形部品２を入れた積重ね容器１を運搬する際に、成形部品２の故意で ない移動が阻止されるので、成形部品の上面損傷が回避される。成形部品の縁を 非常にやさしく収容するために、切り込み８，９．１２はその全体または一部を 、弾性的な材料例えばゴム被覆部材によって被覆することができる。更に、例え ば全部の条片６ａ、７ａおよび／またはＩＯａを、柔らかい材料で作ることがで きる。

第６図は、収容された成形部品２の上縁が、（二点鎖線で示した）高さ調節可能 な安全条片ＩＱ？こよって保持可能であることを示している。この場合、成形部 品２の上縁を収容するための切り込み９は可動の係合部材２５に形成され、この 係合部材は収容条片６の穴２６内で圧縮ばね２７を介して弾性的に支持されてい る。

国際調査報告 ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　ＴＨＥ　ＩＮＴＥＲＩＩＩＡＴＩＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲ ＥＰＯＲＴ　０ＮＴｈｅ　Ｅｕｒｏｐｅａｎ　Ｐａｔｅｎｔ　０ｆｆｉｃｅ　ｉ ｓ　ｉｎ　ｎｏ　ｗａｙ　１ｉａｂｌｅ　ｆｏｒ　ｔｈｅｓｅｐａｒｔｉｃｕｌ ａｒｓ　ｗｈｘｃｈ　ａｒｅ　ｍｅｒｅｌｙ　ｇｉｖｅｎ　ｆｏｒ　セｈｅ　ｐ ｕｒｐｏｓｅ　ｏｆｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．長手方向に延びる上側と下側の収容条片を備えた台枠からなり、この収容条 片がその間に成形部品を収容し、収容条片がそれぞれ、成形部品の上縁または下 縁を収容するための、間隔をおいて一列に並べて配置された切り込みを備えてい る、成形部品特に薄板打抜き部品のための積重ね容器において、高さ調節可能な 安全条片（１０，１０′）が、少なく共上側の収容条片（６）に沿って設けられ ていることを特徴とする積重ね容器。
2. ２．安全条片（１０）が長手方向に延びる上側の揺動軸（１１）の回りに揺動し うるように、収容条片（６）に取り付けられていることを特徴とする請求の範囲 第１項記載の積重ね容器。
3. ３．安全条片（１０′）が収容条片（６）に沿って高さ調節可能に案内されてい ることを特徴とする請求の範囲第１項記載の積重ね容器。
4. ４．長手方向に摺動可能な案内条片（１７）が安全条片（１０′）に対して平行 に設けられ、かつ安全条片（１０′）のガイド（２０）に作用結合された案内カ ム（２１）を備えていることを特徴とする請求の範囲第３項記載の積重ね容器。
5. ５．ガイドが長手方向に摺動可能に収容条片（６）に支承され、かつ安全条片（ １０′）の案内カムに作用結合されていることを特徴とする請求の範囲第３項記 載の積重ね容器。
6. ６．収容条片（６）と安全条片（１０，１０′）が、成形部品（２）の上縁を収 容するために、のこ歯状の切り込み（９，１２）を備えていることを特徴とする 請求の範囲第１項記載の積重ね容器。
7. ７．安全条片（１０，１０′）の切り込み（１２）がそれぞれ傾斜した側面（１ ２ａ）を備え、安全条片（１０，１０′）の切り込み（１２）の傾斜側面（１２ ａ）に対向して付設された、収容条片（６）の切り込み（９）の側面（９ａ）が ほぼ垂直に延びていることを特徴とする請求の範囲第６項記載の積重ね容器。
8. ８．切り込み（９，１２）の全体または一部が弾性的な材料で被覆されているこ とを特徴とする請求の範囲第７項記載の積重ね容器。