JPS6249430B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6249430B2 JPS6249430B2 JP55064239A JP6423980A JPS6249430B2 JP S6249430 B2 JPS6249430 B2 JP S6249430B2 JP 55064239 A JP55064239 A JP 55064239A JP 6423980 A JP6423980 A JP 6423980A JP S6249430 B2 JPS6249430 B2 JP S6249430B2
- Authority
- JP
- Japan
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- frame
- horizontal
- load
- center
- bearing wall
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- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 15
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、既設住宅等における通常の軸組壁体
を耐力壁に改造するための増設工法に関する。
を耐力壁に改造するための増設工法に関する。
1階建の住宅において、これに2階部分を増築
しようとする場合、既設の1階建住宅における軸
組は、耐力壁の構造となつていないため、2階部
分を支える部分においてはこれを耐力壁に改造す
る必要がある。このような場合、既に取付けられ
ている軸組を取り外し、改めて耐力壁の軸組を取
付けることは、資材及び労力の点で無駄であり、
コストが嵩むことになる。
しようとする場合、既設の1階建住宅における軸
組は、耐力壁の構造となつていないため、2階部
分を支える部分においてはこれを耐力壁に改造す
る必要がある。このような場合、既に取付けられ
ている軸組を取り外し、改めて耐力壁の軸組を取
付けることは、資材及び労力の点で無駄であり、
コストが嵩むことになる。
このように通常の軸組を耐力壁に改造するため
には、この軸組へブレースを取り付けることによ
つて実現され、例えば、特開昭54−98013号公報
には、十字材へブレースをダイヤモンド形に取り
付けた補強枠材を、各ブレースの両端部分におい
て、柱及び梁へボルトで取り付けるようにしたも
のが示されている。即ち、この発明では、柱と梁
を備えた既設の建物に、上記の如き補強枠材を取
り付けることによつて耐力壁を増設することが可
能である。
には、この軸組へブレースを取り付けることによ
つて実現され、例えば、特開昭54−98013号公報
には、十字材へブレースをダイヤモンド形に取り
付けた補強枠材を、各ブレースの両端部分におい
て、柱及び梁へボルトで取り付けるようにしたも
のが示されている。即ち、この発明では、柱と梁
を備えた既設の建物に、上記の如き補強枠材を取
り付けることによつて耐力壁を増設することが可
能である。
しかしながら、上記補強枠材は、その両端部分
を柱及び梁へ直接取り付けるようになつており、
この柱、梁に該当するものが1階の軸組である場
合、下側の梁に相当する横枠は基礎へ取り付けら
れ、他方、上部側の梁に相当する横枠には他の部
材が載せられているため、ブレースを取り付ける
ためのボルト穴の加工及びボルトの緊結作業が極
めて困難であり、結局は軸組を取り外さなければ
ならないといつた不都合がある。即ち、このよう
な構造では、軸組を取り外さないで耐力壁に改造
することはできない欠点がある。また、そのよう
なボルトの緊結によらず、ブレースの両端を溶接
で軸組へ取り付ける方法も考えられるが、しかし
ながら、その場合には溶接技能者が必要であり、
かつ、溶接時の熱によつて内壁材等が損傷すると
いつた不都合がある。
を柱及び梁へ直接取り付けるようになつており、
この柱、梁に該当するものが1階の軸組である場
合、下側の梁に相当する横枠は基礎へ取り付けら
れ、他方、上部側の梁に相当する横枠には他の部
材が載せられているため、ブレースを取り付ける
ためのボルト穴の加工及びボルトの緊結作業が極
めて困難であり、結局は軸組を取り外さなければ
ならないといつた不都合がある。即ち、このよう
な構造では、軸組を取り外さないで耐力壁に改造
することはできない欠点がある。また、そのよう
なボルトの緊結によらず、ブレースの両端を溶接
で軸組へ取り付ける方法も考えられるが、しかし
ながら、その場合には溶接技能者が必要であり、
かつ、溶接時の熱によつて内壁材等が損傷すると
いつた不都合がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、
耐力壁となつていない既設建物の通常の軸組を、
そのまま取り外すことなく容易に耐力壁に改造す
ることのできる耐力壁の増設工法を提供すること
を目的としてなされたものである。
耐力壁となつていない既設建物の通常の軸組を、
そのまま取り外すことなく容易に耐力壁に改造す
ることのできる耐力壁の増設工法を提供すること
を目的としてなされたものである。
このような目的を達成するため、この発明で
は、左右の縦枠と上下の横枠とによつて枠状に形
成されるとともに、その略中央に、横桟及び中柱
を有する既設建物の軸組本体において、該軸組本
体の横桟及び中柱に、直角三角形に形成された補
強枠の直角に交わる2辺を各々ボルトで取り付け
て、他の一辺を横枠の略中央から縦枠の略中央を
結ぶブレースとした耐力壁を得ることを特徴とす
るものである。
は、左右の縦枠と上下の横枠とによつて枠状に形
成されるとともに、その略中央に、横桟及び中柱
を有する既設建物の軸組本体において、該軸組本
体の横桟及び中柱に、直角三角形に形成された補
強枠の直角に交わる2辺を各々ボルトで取り付け
て、他の一辺を横枠の略中央から縦枠の略中央を
結ぶブレースとした耐力壁を得ることを特徴とす
るものである。
以下、本発明の構成を一実施例を示す図面に基
づいて説明すると、第1図において1は、鉄骨構
造の既設住宅における軸組本体を示しており、こ
れは左右の縦枠2a,2bと上下の横枠3a,3
bによつて方形枠状に形成された枠体4と、横枠
3a,3bの略中央間に渡した縦方向の中柱5
と、左右の縦枠2a,2bと中柱5の略中央間に
渡した横桟6,6とからなる。なお、この図面で
は表わされていないが、枠体4を構成する縦枠2
a,2bと横枠3a,3bは開口部を内側にした
Cチヤンネルであり、中柱5は、通常の2本のコ
字形Cチヤンネル5a,5bを背中合せに取付け
たものであり、また横桟6,6は同じく通常のコ
字形チヤンネルをその開口部を下向きにして用い
ている。
づいて説明すると、第1図において1は、鉄骨構
造の既設住宅における軸組本体を示しており、こ
れは左右の縦枠2a,2bと上下の横枠3a,3
bによつて方形枠状に形成された枠体4と、横枠
3a,3bの略中央間に渡した縦方向の中柱5
と、左右の縦枠2a,2bと中柱5の略中央間に
渡した横桟6,6とからなる。なお、この図面で
は表わされていないが、枠体4を構成する縦枠2
a,2bと横枠3a,3bは開口部を内側にした
Cチヤンネルであり、中柱5は、通常の2本のコ
字形Cチヤンネル5a,5bを背中合せに取付け
たものであり、また横桟6,6は同じく通常のコ
字形チヤンネルをその開口部を下向きにして用い
ている。
しかして、第2図における7a,7bは、各辺
8,9,10を構成する3本のCチヤンネルによ
つて直角三角形に形成された補強枠であつて、a
が上部側補強枠、bが下部側補強枠を示してい
る。11は、各辺8,9,10の端部を接合する
ための接合板である。更に、各辺8,9,10を
構成するCチヤンネルは夫々開口部を正面側に向
けて接合されている。
8,9,10を構成する3本のCチヤンネルによ
つて直角三角形に形成された補強枠であつて、a
が上部側補強枠、bが下部側補強枠を示してい
る。11は、各辺8,9,10の端部を接合する
ための接合板である。更に、各辺8,9,10を
構成するCチヤンネルは夫々開口部を正面側に向
けて接合されている。
さて、第3図は、第1図の既設住宅の軸組本体
1に、第2図の補強枠7a,7bを取付けて耐力
壁とした状態を示しており、横桟6,6の上部側
においては、上部側補強枠7aを2個用いて、直
角に交わる2辺8,9のうち縦方向の1辺8を、
第4図の如く、中柱5の開口部に嵌合させ、横方
向の1辺9を第5図の如く、横桟6の上面に当接
する。他方、横桟6,6の下側においては同様の
下部側補強枠7bを2個用い、直角に交わる2辺
8,9のうち縦方向の1辺8を、上部側と同様に
中柱5に嵌合させ、横方向の他辺9を、第5図の
如く、横桟6の開口部に嵌合させてある。したが
つて、下部側補強枠7bはこの横桟6に嵌合する
分だけ上部側補強枠7aより長くしてあり、その
他の構造は同じである。
1に、第2図の補強枠7a,7bを取付けて耐力
壁とした状態を示しており、横桟6,6の上部側
においては、上部側補強枠7aを2個用いて、直
角に交わる2辺8,9のうち縦方向の1辺8を、
第4図の如く、中柱5の開口部に嵌合させ、横方
向の1辺9を第5図の如く、横桟6の上面に当接
する。他方、横桟6,6の下側においては同様の
下部側補強枠7bを2個用い、直角に交わる2辺
8,9のうち縦方向の1辺8を、上部側と同様に
中柱5に嵌合させ、横方向の他辺9を、第5図の
如く、横桟6の開口部に嵌合させてある。したが
つて、下部側補強枠7bはこの横桟6に嵌合する
分だけ上部側補強枠7aより長くしてあり、その
他の構造は同じである。
しかして、これらの各辺8,9及び中柱5と横
桟6,6に穿設したボルト孔13にボルト14を
挿入して締付固定するもので、これら中柱5及び
横桟6,6に固定されていない他の斜辺10,1
0…が、各横枠3a,3bの略中央から縦枠2
a,2bの略中央を結ぶブレース10a,10b
…とされているものであり、このようにしてブレ
ース10a,10b…を菱形に配置した耐力壁が
形成されるものである。ボルト孔13は、現場で
加工してもよく、又は予め工場で加工するように
してもよい。
桟6,6に穿設したボルト孔13にボルト14を
挿入して締付固定するもので、これら中柱5及び
横桟6,6に固定されていない他の斜辺10,1
0…が、各横枠3a,3bの略中央から縦枠2
a,2bの略中央を結ぶブレース10a,10b
…とされているものであり、このようにしてブレ
ース10a,10b…を菱形に配置した耐力壁が
形成されるものである。ボルト孔13は、現場で
加工してもよく、又は予め工場で加工するように
してもよい。
以上の如く、この発明の方法によれば、既設住
宅における通常の軸組壁体に、上記のような補強
枠を取り付けることによつて容易に耐力壁に改造
することが可能である。特に、この発明では、直
角三角形に形成された補強枠の直角に交わる2辺
を、各々軸組本体の横桟及び中柱へボルトで取り
付けるようにしており、これらの中柱及び横桟は
外壁パネルを取り外すと容易に露出されるので、
軸組全体を取り出すことなくボルトの穴加工及び
ボルト締め作業を行なうことができ、ブレースの
両端側を梁材及び柱材の中間へボルトで緊結する
前記従来のものと異なつて、軸組を取り外すこと
なくそのまま耐力壁に改造できるという効果があ
る。また、溶接によつて固着するものではないか
ら、溶接技能者は不要であり、かつ、溶接の熱に
よつて内壁材等が損傷されるといつた不都合もな
い。
宅における通常の軸組壁体に、上記のような補強
枠を取り付けることによつて容易に耐力壁に改造
することが可能である。特に、この発明では、直
角三角形に形成された補強枠の直角に交わる2辺
を、各々軸組本体の横桟及び中柱へボルトで取り
付けるようにしており、これらの中柱及び横桟は
外壁パネルを取り外すと容易に露出されるので、
軸組全体を取り出すことなくボルトの穴加工及び
ボルト締め作業を行なうことができ、ブレースの
両端側を梁材及び柱材の中間へボルトで緊結する
前記従来のものと異なつて、軸組を取り外すこと
なくそのまま耐力壁に改造できるという効果があ
る。また、溶接によつて固着するものではないか
ら、溶接技能者は不要であり、かつ、溶接の熱に
よつて内壁材等が損傷されるといつた不都合もな
い。
第1図は建物の軸組を示す正面図、第2図a,
bは夫々補強枠の正面図、第3図は本発明耐力壁
の正面図、第4図は第3図のA−A線切断端面
図、第5図は同じく第3図のB−B線切断端面図
である。 1……軸組本体、2a,2b……縦枠、3a,
3b……横枠、5……中柱、6……横桟、7a,
7b……補強枠、8,9,10……補強枠の各
辺、10a,10b,10c,10d……ブレー
ス。
bは夫々補強枠の正面図、第3図は本発明耐力壁
の正面図、第4図は第3図のA−A線切断端面
図、第5図は同じく第3図のB−B線切断端面図
である。 1……軸組本体、2a,2b……縦枠、3a,
3b……横枠、5……中柱、6……横桟、7a,
7b……補強枠、8,9,10……補強枠の各
辺、10a,10b,10c,10d……ブレー
ス。
Claims (1)
- 1 左右の縦枠と上下の横枠とによつて枠状に形
成されるとともに、その略中央に、横桟及び中柱
を有する既設建物の軸組本体において、該軸組本
体の横桟及び中柱に、直角三角形に形成された補
強枠の直角に交わる2辺を各々ボルトで取り付け
て、他の一辺を横枠の略中央から縦枠の略中央を
結ぶブレースとした耐力壁を得ることを特徴とす
る耐力壁の増設工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6423980A JPS56159457A (en) | 1980-05-14 | 1980-05-14 | Strong wall and establishing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6423980A JPS56159457A (en) | 1980-05-14 | 1980-05-14 | Strong wall and establishing method thereof |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56159457A JPS56159457A (en) | 1981-12-08 |
JPS6249430B2 true JPS6249430B2 (ja) | 1987-10-19 |
Family
ID=13252381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6423980A Granted JPS56159457A (en) | 1980-05-14 | 1980-05-14 | Strong wall and establishing method thereof |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56159457A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7681689B2 (en) | 2002-09-02 | 2010-03-23 | Komatsu Ltd. | Vibration damping device and bucket for construction machine |
FR2937064B1 (fr) | 2008-10-10 | 2012-11-16 | Arcelormittal France | Panneau composite pour paroi et procede de fabrication. |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5498013A (en) * | 1978-01-20 | 1979-08-02 | Kikai Shinko Kokai | Structure |
-
1980
- 1980-05-14 JP JP6423980A patent/JPS56159457A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5498013A (en) * | 1978-01-20 | 1979-08-02 | Kikai Shinko Kokai | Structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56159457A (en) | 1981-12-08 |
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