JPS6248388A - L−リンゴ酸の製造方法 - Google Patents

L−リンゴ酸の製造方法

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JPS6248388A
JPS6248388A JP18751885A JP18751885A JPS6248388A JP S6248388 A JPS6248388 A JP S6248388A JP 18751885 A JP18751885 A JP 18751885A JP 18751885 A JP18751885 A JP 18751885A JP S6248388 A JPS6248388 A JP S6248388A
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Hisashi Yamagata
山縣 恒
Yukie Sato
幸江 佐藤
Masato Terasawa
真人 寺沢
Hideaki Yugawa
英明 湯川
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、L −IJンゴ酸の製法に関するものであり
、更に詳しくは、フマラーゼ活性を有する微生物に対し
、その活性を保持したまま、副反応であるコハク酸の生
成に関与する酵素活性を抑制することによシ、L−リン
ゴ酸を効率的に製造する方法に関する。
(従来の技術及びその課題) 従来、フマラーゼによるフマール醒又はその塩からのL
−リンゴ酸の製造に関しては、フマラーゼ活性を有する
微生物菌体をそのまま、もしくは固定化等の処理を行っ
てから用いる方法が知られている。(特公昭37−45
11号、特公昭44−1191号公報等)本発明者らも
ブレビバクテリウム属細菌を用いた製法を確立している
。(特願昭60−105649号明細書)しかしながら
、これらの方法は微生物菌体を用いるためにフマール酸
よシコハクばか副生ずることがしばしばみとめられ、こ
の副生されたコハク酸をL−リンゴ酸から効率よく分離
することは困難なことから、フマール酸からのコハク酸
の副生を抑制することが工業的製法として重要となる。
コハク酸の副生を抑制する方法としては、固定化微生物
を有機溶媒に接触させる方法(特公昭52−8396号
公報)、固定化微生物を胆汁酸に接触させる方法(特公
昭52−31952号公報)が知られている。
しかしながらこれらの方法は、有機溶媒を用いる場合に
は溶媒の性質上、安全等に格別の配慮が必要なことから
、特殊な装置類が必要となること・胆汁酸を用いる場合
には、胆1士哨が高価なこと、処理時間が長いこと等、
工業的には未だ間呟点を残しており、より簡便な処理法
が望まれていた。
ここGておいて本発明者らは、微生物歯体をL+ IJ
ンゴ敏又はその塩の水溶液中にて加熱処理例えば約10
分〜5時間、40〜60℃にて処理することにより、コ
・・り酸の副生を抑制しうるという工業的に優れた方法
を見出し本発明を完成した。
(発明の構成及びその効果) 即ち、本発明は、 フマラーゼ活性全方する菌体もしくはその固定化物の存
在下、フマール酸又はその塩よシL−リンゴ酸を製造す
る方法において、該菌体もしくはその固定化物を、L 
−1,1ンゴ識もしくはその塩の水溶液中で加熱処理し
た後上記反応に用いることを特徴とするL −IJンゴ
改の製造方法である。
本発明において用いられるフマラーゼ活性を有する菌体
としては、例えば倣工研に寄託されているブレビバクテ
リウム・フラバムMJ233(FERM3068 (特
公昭57−26755号公報参照))の菌体及びこの菌
よりα−アミノ−n−酪酸耐性株として取得したMJ2
33−AB−41(FERM3812 ’)(特公昭5
9−28398号公報参照)の菌体等がある。
これらの菌体は遊離菌体のまま用いることができるが、
更には該菌体、或いはその含有する酵素(フマラーゼ)
を固定化したものを反応に供してもよい。この固定化物
の副反応抑制処理である加熱処理は固定化の前後いずれ
でもよい。
固定化としては、この種の菌体又に酵素の固定化に通常
用いられる方法が使用可能で、例えばポリアクリルアミ
ドゲル、カラギーナンゲル、膜状高分子等に固定化して
用いられる。
コハク酸副生の抑制処理条件としては、加熱酸濃度が好
ましくは0.01〜5M、より好ましくは0.01〜0
.3 M 、反応時間は菌体濃度によっても異なるが通
常10分〜5時間が用いられる。
この際の温度は上記範囲よシ高温では目的反応のフマラ
ーゼ活性まで失活するので、また低温では副反応の抑制
効果が減するので不適当となる。またL −1,1ンゴ
酸濃度については上記より高温変では効果が飽和し不経
済であシ、低濃度では副反応のみを抑制する効果が出せ
なくなる。
上述の仔Cてして得た菌体又なその固定化物はコ・・タ
!−3.副生活性が著しく低下している為、該3体又は
固定化物を用またL−IJンゴ酸の生産−で際しては、
コハク酸の1ljil生を抑′5・jしうることか明ら
かとなった。ぞ瓦故、この処理:石体又は固定化物の存
在下にフマール殻又ニーiぞのナトリウム、アンモニウ
ム等のフマール酸塩から効率的にL−リンゴばを生産す
ることができる。この酵素反応は約15〜60℃の温度
範囲で実施することが可能であるが、フマラーゼの安定
性を考しハして20〜55℃で実施するのが望ましい。
本発明の方法によれば、菌体内に含まれるフマラーゼ活
性を損なうことなく、コハク酸の副生のみを除去した菌
体又はその固定化′@を用いるので、この処理菌体をL
 −1,1ンゴ酸の生産に使用すれば対フマール酸収率
が著しく向上する。
従って本発明HL−IJンゴ敵の工業的生産(/ζ大い
に貢献する。
以下、本発明の実施例を示し、本発明を更に詳しく説明
するが1本発明はこれに限定されるものではなho 9考列ト )1表、こ示した培地100ydを500フl写の三;
71フラヌ:7:で分注し、120℃、15分、旬加圧
′、9.漬したものC・ζエタノール全2容量%汐n後
、前記のブレビバクテリウム・フラバムMJ233−A
B−41(FERM3812 )を−白金耳量植菌し、
30℃で24時間振とう培養を行なった。
この培養液20ゴを21容ジャーファーメンタ−中の第
2表に示した培地11に接種し・33℃、 pH7,6
、通気量1vvmノ条件ニテ培養シ、エタノール濃度が
1〜1.5容量係に保たれるようにエタノールを断続的
に添加し、30時間培養を行なった。
培養終了後、培養液を遠心分離(6,000rpm。
15分)して得た菌体を供試菌体とした。該菌体2.5
2を0.2 M 、 pH6,0のし一リンゴ酸水浴液
からなる副反応抑制液50ゴに懸濁した後、均一に5分
割し、35℃から55℃まで、5℃間隔の何れかの温度
で別々に処理し、それぞれ遠心集菌した。それぞれの菌
体について、更に0、1 M pH7,81Jン酸カリ
ウム緩衝液で2回洗浄した後、フマラーゼ活性及びコハ
ク酸生成活性を測定した。フマラーゼ活性の測定は、第
3表に示した反応液100rn!、に上記の菌体を懸濁
第1表 尿素             4.02信酸アンモニ
ウム     14.CIK H2P 04     
     0.5 f/に2HP 04       
   0.5 fMgSO<・7H200,5f Fe SO4・7H206,OQ Mn 304 ” 4〜6H206,O”?酵母エキス
         1.01カザミノ酸       
  1.02ビオチン          200μ?
チアミン塩酸塩      100μV蒸留水    
     1000d pH7,6 第2表 硫酸アンモニウム     23.(IKHz P 0
4           0.59に2 HP 04 
          0.5 ?MgSO4@7Hz0
       0.59FeSO4・7H2020■ Mn5O< ・4〜6H2020mti罪母エキス  
       32 カザミノ酸          32 ピオチン          200μ?チアミン塩酸
塩      100μ?蒸留水         1
0100O第3表 1.0M  フマール酸水浴液 pHを7. OVCNaOHで調整 させ、45℃、2時間反応させた後、生成し一丁 リンゴ酸量を硫ハ飯性≠、2,7−ナフタレンジオール
と反応させて発色させる方法により定量した。コハク酸
はその生成量を高速液体クロマトグラフィー(HPLC
)にて測定した。なお、酵素活性は抑制処理をしない菌
体での活性を100とする相対比活性をもって表示した
。その結果を第4衣に示す。
第4表 参考例2 参考列1と同様の培養を行ない菌体を得た。
該集菌体2.stkそれぞれ0.1 M 、 0.2 
M 。
0.4M 、 0.6M 、 IM濃度よりなるpH6
,0L −リンゴ酸水溶液からなる抑制処理用液50d
に懸濁した後、45℃、2時間の処理をし遠心集菌した
。更に0.1 M pf(7,8リンばカリウム緩衝歇
で2回洗浄したそれぞれの菌体についてフマラーゼ活性
及びコハク酸生成活性を測定した。
その結果を第5表に示す。
第5表 実施例1(L−リンゴ酸の製造) 参考例1と同様の培養を行ない菌体を得た。゛該集菌体
2,52を参考例1と同様の抑・制e、5〇−に懸濁し
、45℃にて2時間振盪してコハク酸副生の抑制処理を
行なった。
この後、遠心分ivKよシ集菌し、該集菌体?第3表に
示した反応液(フマール酸水浴液)にて2度洗浄後、2
00ゴ容三角フラスコ中の、上記反応液100ゴに添加
し、45℃にて2時間振とうしながら反応を行った。
反応終了後、遠心分耶によシ菌体を除いた反応残液中の
L−リンゴ酸濃度を測定した。リンゴ酸量は参考例1に
も示した比色定量法によった。また、コハク酸はHPL
Cによった。
結果を第6表に、コハク酸副生の抑制処理を行なわない
菌体による反応結果と共に示す。
第6表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フマラーゼを含有する菌体もしくはその固定化物
    の存在下、フマール酸又はその塩よりL−リンゴ酸を製
    造する方法において、該菌体もしくはその固定化物を、
    L−リンゴ酸もしくはその塩の水溶液中で加熱処理した
    後、上記反応に用いることを特徴とするL−リンゴ酸の
    製造方法。
JP18751885A 1985-05-17 1985-08-28 L−リンゴ酸の製造方法 Granted JPS6248388A (ja)

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JP18751885A JPS6248388A (ja) 1985-08-28 1985-08-28 L−リンゴ酸の製造方法
GB08612030A GB2175304B (en) 1985-05-17 1986-05-16 Method of preparing l-malic acid
US06/864,212 US4912043A (en) 1985-05-17 1986-05-19 Method of preparing L-malic acid

Applications Claiming Priority (1)

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JPS6248388A true JPS6248388A (ja) 1987-03-03
JPH0582194B2 JPH0582194B2 (ja) 1993-11-17

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61260889A (ja) * 1985-05-14 1986-11-19 Takara Shuzo Co Ltd リンゴ酸カルシウムの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61260889A (ja) * 1985-05-14 1986-11-19 Takara Shuzo Co Ltd リンゴ酸カルシウムの製造方法

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