JPS624684A

JPS624684A - 自動二輪車の駆動輪支持装置

Info

Publication number: JPS624684A
Application number: JP14363985A
Authority: JP
Inventors: 秀雄武内; 徳井　照穂; 徹山田
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd; Kyoei Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd; Kyoei Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1985-06-29
Filing date: 1985-06-29
Publication date: 1987-01-10
Anticipated expiration: 2010-09-13
Also published as: JPH0784196B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、駆動輪を駆動するチェーン等の動力伝達手
段の張りを調整する車軸の位置調整機構を備えた自動二
輪車の駆動輪支持装置に関するものである。

（従来の技術）自動二輪車においては、車体に支持された中空の角形リ
ヤアームに駆動輪を回動可能に支持し、この駆動輪に内
燃機関からの駆動力をチェーン等の動力伝達手段を介し
て伝達するものがある。

このチェーン等の動力伝達手段は長期間の使用により伸
びてたわむことがあるため、リヤアーム軸方向に形成し
たガイド部に車軸を移動可能に設け、この車輌を位置調
整機構によって移動し、駆動輪を駆動する動力伝達手段
の張りを調整している。

角形リヤアームはシンプルでスマートな外観を有してい
るため比較的好んで使用され、その後端部の中空内に位
置調整機構の車軸支持部材を摺動可能に設けるものがあ
るが、このものは車軸支持部材をがたつかないようにし
、しかも角形リヤアームの後端開口部をキャップで閉塞
して、車軸支持部材を支持する必要があり、複雑でコス
トが嵩む、また、角形リヤアームの中空外に位置調整機
構の車軸支持部材を設けるものがあるが、このものは車
軸を締め付けて固定する際に、締付力で角形リヤアーム
が変形するおそれがあるため、車軸のガイド部に補強部
材を溶接し補強しており、構造が複雑で製作に手数を要
する。

さらに、角形リヤアームの後端部に平坦な別部材である
支持板を溶接し、この支持板に車軸を位置調整機構で移
動可能に支持したもがあるが、このものは支持板によっ
て、角形リヤアームの外観のスマートさが損なわれ、し
かも溶接部の支持板の疲労強度が低下してまげ剛性、ね
じり剛性上問題がある。

（発明が解決しようとする問題点）このように、角形リヤアームのスマートさが損なわれな
いようにすると、車軸の位置調整機構の構造が複雑にな
ったり、車軸の位置調整機構を簡単にすると、角形のス
マートさが損なわれたり、まげ剛性やねじり剛性が低下
する。

従って、角形リヤアームのスマートさを維持しながら、
位置調整装置の構造が簡単で部品点数の削減が図られる
とともに、車軸の締め付けに対して、中空角形リヤアー
ムが変形しないような構造で、ざらにまげ剛性やねじり
剛性に優れ、ホイールより受ける反力に対して弾性歪が
小さいものが要りされている。

この発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、角形リ
ヤアームの外観上のスマートさが損なわれないとともに
、簡重な構造で、しかも剛性が維持される自動二輪車の
駆動輪支持装置を提供することを目的としている。

（問題点を解決するための手段）この発明は前記の問題点を解決するため、角形リヤアー
ムの後端部をプレス加工して、車軸に垂直方向の平坦部
と、この平坦部の上葉のリブとを一体に形成し、前記平
坦部に車軸を移動可能に支持するガイド部が形成されて
いることを特徴としている。

（作用）この発明では、角形リヤアームの後端部に形成された平
坦部と、この平坦部の上下に設けられたリブで角形のシ
ンプルなスマートさを維持している。そして、平坦部に
車軸が締付固定され、締め付けに対する剛性が図られる
とともに、この平坦部の上下に設けられたリブで平坦部
にかかる縦方向または横方向のまげ、さらにねじりに対
する補強となっている。

（実施例）以下、この発明の一実施例を第１図乃至第３図に基づい
て詳細に説明する。

図において符号１は車体フレームで、この車体フレーム
１の前部のヘッドパイプ２にはフロントフォーク３が旋
回可能に支持されている。フロンドラオーク３の上端部
にはハンドル４が設けられ°、下端部には操向輪５が設
けられている。車体フレームｌの中央部には内燃機関６
が搭載されるとともに、後端部には一対の角形リヤアー
ム７の前端部７ａが揺動可能に軸支されている。

それぞれの角形リヤアーム７は駆動輪８を両側から支持
するように車体フレームｌに軸支され。

その後端部７ｂはプレス加工により車軸に垂直な平坦部
９と、この平坦部９の上下の１）グｌＯとが一体に形成
されている。この平坦部９と上下のリブｌＯとは角形パ
イプの外形形状を維持する形状に形成され、シンプルで
スマートな外観を呈している。

この一対の角形リヤアーム７は鉄またはアルミニウム等
の中空なパイプ材で成形され、角形リヤアーム７の平坦
部９とリブｌＯの成形は中空内に平坦部９が形成される
部分を残して先端部にテーパ部を有する芯金を挿入し、
さらに平坦Ｍ９が形成される部分にスペーサ１１の平坦
部１１ａを介在する。そして、この角形リヤアーム７を
型枠内で外形形状を固定して、パンチで抑圧してプレス
成形され、内側壁９ａに外側壁９ｂが傾斜して圧着され
る。

角形リヤアーム７のテーパ部９Ｃは子意な比較的緩やか
な傾斜角に形成され、平坦部９で急激な剛性の変化がな
いようにしているとともに、テーパ部９Ｃの屈曲を緩く
して剛性の低下が生じないようにしている。

前記リブ１０は平坦部９の上下に一体に外側へ突出する
ように設けられ、このリブ１０によって平坦部９の縦方
向及び横方向のまば剛性及びねじり剛性の低下を防止し
ている。さらに、前記スペーサ１１は平坦部９の厚みを
出して補強するために挿入され、このスペーサ１１はプ
レス加工による押圧力でズレないようになっているが、
スポット溶接、カシメ等によってズレ防止をより確実に
することも可能である。

このスペーサ１１の端部１１ｂは角形リヤアーム７の後
端部を閉塞し、この端部１１ｂには支持切欠１２が形成
され、この支持切欠１２に車軸１３の位置を調整する位
置調整機構１４の車軸支持部材１５が支持される。

車軸１２の端部は平坦部９に形成されたガイド部１６を
挿通して外方へ突出しており、この先端部に車軸支持部
材１５を挿通して締付ナラ）１７で締め付けて固定され
る。この車軸支持部材１５の軸部はスペーサ１１の支持
切欠に係合して、ワッシャー１８を介して螺着されたｇ
ｊＩＸナツト１９で支持される。

前記車軸１３には駆動輪８を構成するホイーーレ２０の
ハブ２１が回動可能に支持され、ハブ２１の一側にはス
プロケット２２が固定され、このスプロケット２２と内
燃機関６の図示しない出力軸のスプロケットとの間には
動力伝達手段であるチェーン２３が掛渡されており、こ
のチェーン２３を介して内燃機関６の出力軸から駆動力
をホイール２０に伝達して駆動輪８を駆動するようにな
っている。

次に、この実施例の作用について説明する。

保守１点検の際等に駆動輪８を角形リヤアーム７から外
して組み付けることがあり、この場合に駆動輪８のスプ
ロケット２２と内燃機関６の出力軸に掛渡されるチェー
ン２３は所定のたわみに設定する必要がある。また、長
時間の走行等により、チェーン２３が伸びてたわみ量が
増大することがある。

このように、チェーン２３を所定のたわみに設定する場
合に調整ナツト１９をまわすと、車軸支持部材１５はリ
ヤアーム軸方向へ移動して車軸１３をガイド部１６に沿
って移動させる。このとき、角形リヤアーム７に形成さ
れている図示しない目盛に合わせて所定の位置に位置決
めされ、締付ナツト１７を締め付けて車軸１３を平坦部
９へ固定する。

この締め付けで角形リヤアーム７の平坦部９に締付力が
かかるが、平坦部９で受けているので変形することが防
止されるとともに、スペーサ１１で所定の剛性が確保さ
れている。

走行中に、角形リヤアーム７の車軸１３の平坦部９にホ
イール２０から反力を受けるが、平坦部９はリブ１０に
よって補強され、縦方向、横方向のまげ剛性及びねじり
剛性の低下を抑制し、角形リヤアーム７の弾性歪が小さ
くなっている。

そして、車軸１３の締付ナツト側の先端部は、角形リヤ
アーム７のリブｌＯ内に収納されており、外側へ突出す
る量が極力抑えられているため、障害物と接触するおそ
れが軽減される。

さらに、車軸１３の図示しない頭部をリブ１０に当接す
ることができ、このようにすると＊１ｌ１１３の回り止
めとなり、特別な回り１トめ部材を使用する必要がなく
なる。

第４図及び第５図は他の実施例を示している。

この実施例では角形リヤアーム７に断面コ字状のスペー
サ１１を介在してプレス加工によって。

平坦部９及びリブｌＯを形成している。この上下のリブ
１０の間で平坦部９を跨ぐようにして、位置調整機構を
構成する車軸支持部材１５が装着され、この車軸支持部
材１５に車軸１３の先端部を挿通して締付ナラ）１７で
締付固定される。車軸支持部材１５には調整ボルト２４
が螺着され、この調整ボルト２４の先端部は平坦部９に
当接している。この調整ボルト２４には回り止めナツト
２５がワッシャ２６を介して螺着されており、調整ボル
ト２４を回動すると、車軸支持部材１５がリヤアーム軸
方向へ移動して、車軸１３の位置調整が行なわれる。

第６図及び第７図はさらに他の実施例を示している。

この実施例では角形リヤアーム７をそのリブｌＯ側を内
側にして車体フレームに軸支したものである。この平坦
部９に形成されたガイド部１６から車軸１３の先端部が
外側に突出し、この先端部に車軸支持部材１５を介して
締付ナツト１７が螺着されている。この車軸支持部材１
５には係合部１５ａが形成されており、この係合部１５
ａを角形リヤアーム７の平坦部９に設けられたストッパ
ビン２７に係合して、車軸１３を所にの位置に保持して
いる。車軸１３の位置調整は車軸支持部材１５を握り片
１５ｂで回動してストッパピン２７との保合位置を変え
て調整する。

なお、前記実施例では角形リヤアーム７の後端部は、平
坦部９の一方ヘリブ１０を突出した断面コ字状に形成し
たが、平坦部９の上下の両側にリブｌＯが突出した断面
１字状に形成してもよい。

（発明の効果）この発明は前記のように、角形リヤアームの後端部をプ
レス加工して、車軸に垂直方向の平坦部と、この平坦部
の上下のリブとを一体に形成し。

前記平坦部に車軸を移動可源に支持するガイド部が形成
されるから、角形リヤアームは平坦部とニップとで角形
のシンプルなスマートさを維持することができる。そし
て、平坦部に車軸が締付固定され、締め付けによる変形
が防止されるとともに、この平坦部の上下に設けられた
リブで平坦部にかかる縦方向または横方向のまげ剛性、
さらにねじり剛性の向１が図られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を適用した自動二輪車の側面図、第２
図は要部の拡大断面図、第３図は第２図の分解斜視図、
第４図は他の実施例の要部の拡大断面図、第５図は第４
図の分解斜視図、第６図はさらに他の実施例の要部の拡
大断面図、第７図は第６図の分解斜視図である。ｌ・・・車体フレーム７・・・角形リヤアーム８・・・駆動輪９・・・平坦部１０・・・リブｌｌ・・・スペーサ１３・・・車軸１４・・・位置調整機構１５・・・車軸支持部材１６・・・ガイド部２３・・・チェーン

Claims

【特許請求の範囲】

車体に軸支された中空の角形リヤアームにガイド部がリ
ヤアーム軸方向に形成され、このガイド部に移動可能に
支持された駆動輪の車軸を位置調整機構によって移動し
て、駆動輪を駆動するチェーン等の動力伝達手段の張り
を調整する自動二輪車の駆動輪支持装置において、前記
角形リヤアームの後端部をプレス加工して、車軸に垂直
方向の平坦部と、この平坦部の上下のリブとを一体に形
成し、前記平坦部に車軸を移動可能に支持するガイド部
が形成される自動二輪車の駆動輪支持装置。