JPS6246260A - 多層分析素子 - Google Patents

多層分析素子

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JPS6246260A
JPS6246260A JP18716085A JP18716085A JPS6246260A JP S6246260 A JPS6246260 A JP S6246260A JP 18716085 A JP18716085 A JP 18716085A JP 18716085 A JP18716085 A JP 18716085A JP S6246260 A JPS6246260 A JP S6246260A
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JP
Japan
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hydrophilic
present
layer
monomer
polymer
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JP18716085A
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English (en)
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Mikio Kamiyama
幹夫 神山
Morio Kobayashi
小林 守夫
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、流体試料中の特定成分を定伍するための多層
分析素子に関する。
[発明の背景] 近年、生物学的流体試料中の、特定成分を分析する方法
が多数開発されてきている。特に臨床化学の分野では種
々の分析機器が開発され、多くの病院の臨床検査至等に
導入されている。この中でも特公昭53−21677号
明細書に開示された多層分析素子はその操作の簡便性、
高い定但性から注目されている。′ このタイプの多層分析素子の基本的構成としては、液体
不浸透性でかつ、光透過性の支持体、親水性ポリマー層
および試料を展延する多孔性展開層からなる。
上記多層分析素子の親水性ポリマー層には、生物学的流
体試料、分析対象成分等に応じて種々の親水性ポリマー
が用いられる。
例えば、ゼラチン類を親水性ポリマー層に用いる場合、
生物学的流体試料に溶解されないよう、かつ、試料中の
成分が均一に浸透し、過度に膨潤しないように硬膜剤に
よりゼラチンは硬膜されている。
しかしながら、例えば尿酸やアルカリフォスファターゼ
等のように高いpHであったり、あるいは高1)Hの緩
衝剤の使用が不可欠の場合は、原理的には親水性ポリマ
ーとしてゼラチンが用いられるとしても、硬膜が困難で
あって実用的でない。
また、例えば総蛋白質やアルブ5ミン等、あるいは測定
原理の点からゼラチンを親水性ポリマーとして用いるこ
とができない場合があり、この場合、親水性ポリマーと
してポリアクリルアミドやポリビニルピロリドン等を用
いることが考えられるが、これらはゼラチンとは異なり
硬膜が難かしい欠点がある。
従って、分析対象成分が上記の如く尿酸やアルカリフォ
スファターゼ等のように高いpHであったり、あるいは
高いpHの緩衝剤の使用が不可欠で、その際の硬膜剤の
使用が箸しく困難な場合に33いても、さらに分析対象
成分が総蛋白質やアルブミン等のように親水性ポリマー
としてゼラチンが用いられない場合においても、親水性
ポリマー層が経時や熱により変化せず、該層の膨潤特性
、分析対象成分の浸透が均一になるような多層分析素子
の開発が1まれでいた。
[発明の目的コ 本発明は上記の点に鑑み為されたものであり、本発明の
第1の目的は、分析対象成分が尿酸やアルカリフォスフ
ァターゼ等のように硬膜剤の使用が著しく困難な場合に
おいても、さらに分析対象成分が総蛋白質やアルブミン
等のように親水性ポリマーとしてゼラチンが用いられな
い場合においても良好な分析結果を与える多層分析素子
を提供することにある。
本発明の第2の目的は、親水性ポリマー層が経時や熱に
より変化せず、該層の膨潤特性、分析対象成分の浸透が
均一である多層分析素子を提供で−ることにある。
本発明の第3の目的は、呈色領域内の発色均一性が良好
で、分析結果の同時再環性に優れた多層分析素子を提供
することにある。
[発明の構成コ 本発明の上記目的は、液体不浸透性でかつ、光透過性の
支持体上に、親水性ポリマー層および多孔性展開層を有
する多層分析素子において、前記親水性ポリマー層は、
主として高分子重合体粒子の芯部に疎水性上ツマ−の繰
返し単位を、主として高分子重合体粒子の外殻部に親水
性モノマーの繰返し単位を有する高分子重合体から形成
される多層分析素子により達成される。
[発明の具体的構成] 本発明の多層分析素子において用いられる支持体は、液
体不浸透性でかつ、光透過性の支持体加(以下、本発明
の支持体という)であれば、その種類を問わないが、例
えば酢酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リカーボネート、またはボリスヂレンのような種々の重
合体材料が、この使用目的に適する。この場合の上記支
持体の厚さは任意であるが、好ましくは約50ミクロン
から250ミクロンである。また、本発明の支持体の観
察側の一側面は、その目的に応じて任意に加工すること
は可能である。上記の支持体上に本発明に用いられる親
水性ポリマー層を設ける場合、直接被覆することもでき
るが、場合によっては、光透過性の下塗り層を使用して
親水性ポリマー層と支持体との間の接着性を高めること
は効果的である。
次に、本発明の多層分析素子に用いられる親水性ポリマ
ー層について説明する。
本発明において、親水性ポリマー層に用いられる、主と
して高・分子重合体粒子の芯部に疎水性モノマ一単位を
含み、主として高分子重合体粒子の外殻部に親水性モノ
マ一単位を含む高分子重合体く以下、本発明の高分子重
合体という)は、疎水性モノマーと親水性上ツマ−とを
共重合させて得られる。
本発明に用いられる疎水性上ツマ−としては、スチレン
、メチルスチレン等のスチレン類、炭素原子数1乃至4
のアルキル基を有するアクリル醇エステル類およびメタ
アクリル酸エステル類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等が挙げられ
る。
本発明に用いられる親水性上ツマ−としては、アクリル
アミド、イソプロピルアクリルアミド等のアクリルアミ
ド類、メタアクリルアミド、イソプロピルメタアクリル
アミド等のメタアクリルアミド類、N−どニルピロリド
ン及びその誘導体、ビニルアルコール(但し酢酸ビニル
を重合後加水分解をして得る)、ヒドロキシ・エチルア
クリレート等の親水性基置換アクリレート類、ヒドロキ
シエチルメタアクリレート等の親水性基置換メタアクリ
レート類、アクリル酸、メタアクリル酸及びその塩等が
挙げられる。
上記疎水性モノマーおよび親水性モノマーは各々1つ以
上を共重合させることができる。
本発明の高分子重合体において、親水性モノマ一単位は
約99wt%から約75wt%が好ましく、より好まし
くは約97wt%から約3Qwt%であり、疎水性モノ
マ一単位は約25vt%から約7wt%が好ましく、よ
り好ましくは約2Qwt%から約3wt%である。
本発明の高分子重合体を得るための重合反応は、上記疎
水性上ツマ−および親水性モノマーを水中に添加し、撹
拌を行いつつ温度を上げ、水溶性重合開始剤(例えば、
過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等)を加えて一定
FR間重合を行なわせれば良い。
更に別の重合方法としてはブロック共重合法や、グラフ
ト共重合法も用いることが出来る。この場合は疎水性モ
ノマ一単位と、親水性モノマ一単位は、ポリマーセグメ
ント内ではっきり分かれたものとなる。
前記、親水性モノマーと疎水性モノマーを共重合させた
本発明の高分子重合体は水溶液中で、主として芯部に疎
水性モノマーの繰返し単位を、主として外殻部に親水性
モノマーの繰返し単位を含む粒状構造(以下、本発明の
高分子重合体粒子ともいう)をとり、これを層として皮
膜状態にした場合、熱あるいは経時によっても変化しな
い安定な皮膜を形成する。従って、本発明の高分子重合
体を多層分析素子の親水性ポリマー層に用いた場合、本
発明の高分子重合体粒子において、主として芯部に疎水
性上ツマ−の繰返し単位を含むことにより、芯部の水に
対する膨潤性が過度になることはなく、さらに主として
外殻部に親水性モノマーの繰返し単位を含むことにより
水に対して適度に膨潤して分析対象成分の浸透が均一と
なり、本発明の高分子重合体により皮膜を形成して本発
明の親水性ポリマー層として用いた場合、硬膜処理を施
したと同様の効果が得られる。
本発明の高分子重合体においては、親水性ポリマーの皮
膜層を形成し得る重合度を有すればその重合度には特に
制限はなく、また、本発明の高分子重合体粒子の粒径等
にも特に制限はない。
本発明の高分子重合体の具体例を以下に示すが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
例示高分子重合体 1、アクリルアミド/メチルメタアクリレート共重合体
 (重量比95:5) 2、アクリルアミド/メチルメタアクリレート共重合体
 く重量比90 : 10)3、アクリルアミド/n−
ブチルアクリレート共重合体 く重量比95:5) 4、アクリルアミド/n−ブチルアクリレート共重合体
 (重量比90:10)5、アクリルアミド/メチルア
クリレート共重合体   (重量比85 : 15)6
、メタアクリルアミド/メチルメタアクリレート共重合
体 (重量比80 : 20> 7、メタアクリルアミド/メチルアクリレート共重合体
 (重合比75:25)8、アクリルアミド/スチレン
共重合体(重量比95:5) 9、アクリルアミド/アクリロニトリル共重合体   
 (重量比90:10)10、イソプロピルアクリルア
ミド/メチルメタアクリレート共重合体 〈重】比90 : 10) 11、N−ビニルピロリドン/メチルメタアクリレート
共重合体 (重量比95 : 5) 12、N−ビニルピロリドン/メチルアクリレート共重
合体 (重n比90 : 10)13、N−ビニルピロ
リドン/n−ブチルアクリレート共重合体 (重量比95:5) 14、N−ビニルピロリドン/スチレン共重合体   
  (重量比90:10)15、N−ビニルピロリドン
/アクリロニトリル共重合体 (重量比85 : 15
)16、N−ビニルピロリドン/塩化ビニリデン共重合
体  (重量比90 : 10)17、ビニルアルコー
ル/スチレン共重合体(重り比95:5) 18、ヒドロキシエチルアクリレート/メチルメタアク
リレート共重合体 (重量比90 : 10) 本発明の高分子重合体の代表的合成例を以下に示す。
合成例 (例示化合物1.の合成) 撹拌装置、温度計、窒素導入管を付けた2fの二頭フラ
スコに、脱気した蒸留水1に及び精製したアクリルアミ
ド10’5.45(lを入れ十分撹拌し溶解した。この
後、蒸留済のメチルメタアクリレート5.55gを添加
し、撹拌をつづけながら、内温を70℃まで昇温した。
更に501gの蒸留水に1.1gの過硫酸カリウムを溶
解した溶液を反応液に添加後、窒素気流下24時間反応
を行なった後、空温まで冷却し、10重a%に固型分を
調整した後、B型回転粘度計N0.20−ターを12r
pmで粘度測定をした。粘度は12300センチボイス
であった。
本発明の高分子重合体を含む溶液を、液体不浸透性でか
つ、光透過性の支持体上に塗布し、本発明の親水性ポリ
マー層を形成する方法については通常の塗布方法がずべ
て適用でき、例えばエアドクター塗布法、ブレード塗布
法、スライド小ツバー塗布法、浸漬塗布法、カーテン塗
布法等種々の公知の方法を用いることができる。
本発明の親水性ポリマー層の膜厚としては、乾燥膜厚と
して、一般に約5ミクロンから約50ミクロンが好まし
く、より好ましくは約10ミクロンから約30ミクロン
の範囲である。
本発明によれば、本発明の支持体上に前記本発明の親水
性ポリマー層及び多孔性展開層を順次積層して、本発明
の多層分析素子とされる。
本発明の多層分析素子に適用できる多孔性展開層として
は、本発明の支持体上2に設けられた親水性ポリマー層
上に直接または間接に1層または複数層設けられる。
この多孔性展開層は、 (1)一定容量の生物学的流体試料を単位面積当り一定
容伍に親水性ポリマー層内に均一に配布する機能を有す
ればよいが更に必要に応じて、(2)生物学的流体試料
中の分析反応を阻害する物質または要因を除去する機能
を有し、更には(3)例えば分光光度分析を行なう際に
は支持体をへて透過する測定光を反射するバックグラウ
ンド作用を行なう機能を併有してもよい。
本発明に用いられる多孔性展開層は、一つで上記3つの
機能を全て兼ねそなえてもよいし、また3つの機能を適
宜分離し、各機能毎に別の層を使用することも可能であ
る。
更に、3つの機能のうち、2つの機能を有する層と、残
りの他の機能を有する層を組合わせ使用することもでき
る。
上記本発明に用いられる多孔性展開層の膜厚は、目的に
応じて任意に選ぶことができるが、好ましくは約30ミ
クロン乃至約600ミクロンであり、更に好ましくは′
約50ミクロン乃至約600ミクロンである。
本発明に用いられる多孔性展開層は特公昭53−216
77号記載のプラッシュ・ポリマー層、特開昭55−1
64356号記載の親水化処理された織物、特開昭57
−197466号記載のバラバラの繊維と反応性基を含
む高分子重合体の混合物から成る多孔性層、特開昭55
−90859号記載のポリマービーズと接着剤から成る
粒状構造物、特開昭57−101760号及び同57−
101761号記載の反応性基を有するポリマービーズ
が低分子化合物を介して又は直接結合した粒子結合体等
を挙げる事が出来る。
特に特開昭57−197466号記載のバラバラの繊維
のである。
本発明に用いられる多孔性展開層を形成する索材として
は天然のセルロース、あるいはその誘導体、ポリエチレ
ン、ポリプロピ、レン、ポリアミド等の合成繊維が挙げ
られ、該層はこれら天然、合成を問わず各種繊維がラン
ダムに三次元的からみ合いによって組成されたものが挙
げられる。
さらに、上記多孔性展開層形成素材として任意のサイズ
のものを単独もしくは複数以上選ぶことが出来るが、J
IS標準フルイで50メツシユ〜325メツシユ、好ま
しくは 100〜320メツシユ、ざらに好ましくは2
00〜300メツシユのものが挙げられる。
本発明の多層分析素子においては、通常、前記本発明の
親水性ポリマー層に生物学的流体試料中の特定成分と定
量反応を行なわせる反応試薬類を含有させて用いられる
。この反応試薬類は分析対象成分に応じて任意に選択さ
れる。
これらの反応試薬類としては、分析対象成分がアルブミ
ンの場合、ブロモクレゾールグリーン及びpH約3.0
乃至約6.5、好ましくはpH約3,0乃至4.5の緩
衝剤(例えばリンゴ酸、乳酸、コハク酸、マロン酸、ク
エン酸等の酸と塩基の組合せによる)が含まれる。また
、呈色指示薬であるブロモクレゾールグリーンは多孔性
展開層に含有する事は可能である為、この際の上記親水
性ポリマー層中には前記緩衝剤のみが含有される。
総蛋白質測定の場合、ビユレット試薬組成物、即ち水溶
性第二銅塩(典型的には硫酸第二銅)、銅キレート化剤
(典型的にはロッシェル塩)及び使用条件下でpHを約
12.0以上にするに十分な山の塩基(例えばNa 0
HSLi 0f−1等)が含有される。
尿酸を測定する場合には、ウリカーゼ、ペルオキシダー
ゼ及び過酸化水素との相互作用により検知可能な変化を
示す化合物(例えば、1.7−シヒドロキシナフタレン
と4−アミノアンチピリンの組合せ、特開昭55−12
4499号記載のロイコ色素、特開昭57−94658
号記載の耐拡散性フェノール化合物等)及びpHが約8
.5乃至約9.5にするための緩衝剤(例えば、ホウ酸
緩衝剤)が含有される。
又、アルカリフォスファターゼを測定する場合には、p
Hが約9.5乃至約10.5にする為の緩衝剤(例えば
、炭酸塩緩衝剤)のみが該親水性ポリマー層に含有され
基質である p−ニトロフェニルリン酸は多孔性展開層
又は弛の別異の層に含有される。
本発明の親水性ポリマー層に含有される反応性試薬類は
、生物学的流体試料中の分析対象成分及びこの成分を分
析するために選択した分析反応によって決まることは言
うまでもない。また、選ばれ!ご分析反応が二種以上の
試薬から構成されている場合、この試薬を一つの親水性
ポリマー層内に一緒に混合して含有させても、また、二
種以上の試薬を二つ以上の親水性ポリマー層として含有
させてもよい。これらは分析反応自体の作用機構によっ
て決定されることもあり、好ましくない影響を及ぼさな
い限りにおいて、その構成は任意である。
一方、試料中の二種以上の分析対象成分を、同一の親水
性ポリマー層内で分析反応を行なうことは可能である。
この際、二種以上の分析反応は相互に他を妨害しないよ
うに、また、生成した反応生成物を測定する際、同様に
互いに他に影響を及ぼさないよう分析反応を選択する必
要がある。
また、上記反応試薬類は、必要に応じて多孔性展開層に
適宜含有する事が出来る。
本発明の多層分析素子においては、目的に応じて多孔性
展開層、親水性ポリマー層に、酸、アルカリ、塩、緩衝
剤、解離剤、界面活性剤等を適宜含有させることができ
る。
本発明に用いられる酸又は緩衝剤としては、例えば脂肪
族ヒドロキシカルボンM(例えば、グリコール酸、乳酸
、α−ヒドロキシ酪酸、グリセリン酸、タルトロン酸、
りんご酸、酒石酸、くえん酸)、脂肪族ジカルボン酸(
例えばマロン酸、こはく酸、3.3−ジメチルグルタル
酸、α、α′−ジメチルグルタル酸)、脂肪族カルボン
酸く例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸)、これらの塩と
上記酸の組み合わせによる緩衝剤などが挙げられる。
好ましい酸又は酸とそれ自身の塩とを共に用いるM新剤
としては、リンゴ酸、乳酸、コハク酸、マロン酸、クエ
ン酸、酒石酸等が挙げられる゛。
本発明に用いることのできる界面活性剤としては、例え
ばアルキルフエノキシボリエトキシエタ■ ノール[例えばトリトン X−100(ロームアンドハ
ース社製)]、ポリエチレンオキシドアルキルエステル
[例えばエマルゲン−120(苗圧アトラス社製)]、
アルキルフェノキシグリセリン[例えばサーファクタン
ト10G(オリーン社製)1が代表的な例として挙げら
れる。
本発明の多層分析素子には、所望に応じて種々の機能の
層及び層構成をとる事が可能である。例えば、米国特許
第3,992,158号記載の試薬層、反射層、下塗り
層、米国特許第4,042,335号記載の放射線ブロ
ッキング層、米国特許第4,066.403号記載のバ
リヤ一層、米国特許第4,144,306号記載のレジ
ストレーション層、米国特許第4,166.093号記
載のマイグレーション阻止層、米国特許第4.127,
499号記載のシンチレーション層、特開昭55−90
859号記載のスカベンジャ一層および米国特許第4,
110,079号記載の破壊性ボンド状部材等を任意に
組み合わせて本発明の目的に合わせた多層分析素子を構
成することが可能である。
上記の種々の層は、従来写真工業において公知のスライ
ドホッパー塗布法、押出し塗布法、浸漬塗布法等を随時
用いることで任意の膜厚の居を塗布することが可能であ
る。
また、層構成としては、例えば特公昭58− 1862
8号、米国特許第4,110,079号、特開昭58−
131565号等に記載されている層構成を任意に選択
する事が可能である。
このようにして製造された多層分析素子は、分析方法に
依存して種々の形状にする事が可能である。例えば所望
の巾の伸長テープ、シート又はプラスチックマウントに
装着されたスライドを含む種々の形状にする事が出来る
本発明の多層分析素子に適用される流体試料としては例
えば、血清(血漿・血清を含む)、リンパ液、尿等の生
物学的流体試料が挙げられる。又、用いる流体試料の母
は任意であるが、好ましくは約5μ2乃至50μ!であ
り、更に好ましくは約5μ2乃至約20μ2である。通
常的10μ2の流体試料を適用することが好ましい。
また、必要により30℃〜50℃、好ましくは35℃〜
40℃で1〜20分、好ましくは1〜10分間程度イン
キュベーションを行った後、液体不浸透性でかつ、光透
過性の支持体側から500〜650r+mの範囲の光の
うちで条件に応じた適宜な波長の光を通過させるフィル
ターを通して反射光学濃度を測定し、検m線から濃度を
求めればよい。
また、あらかじめ色見本を作成しておき、視覚的に比較
することにより半定り的な測定を行うこともできる。
[発明の具体的効果] 以上説明した如く、本発明の多層分析素子においては、
分析対象成分が尿酸やアルカリフォスファターゼ等のよ
うに硬膜剤の使用が著しく困難な場合においても、さら
に分析対象成分が総蛋白質やアルブミン等のように親水
性ポリマーとしてゼラチンが用いられない場合において
も、親水性ポリマー層が経時や熱により変化せず、該層
の膨潤特性、分析対象成分の浸透が均一となり、分析結
果の同時再現性に優れた多層分析素子を提供することが
できた。
[発明の具体的実施例コ 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明の実施の態様がこれらに限定されるものではない。
実施例−1 透明な下引き済みのgiJl 180ミクロンのポリエ
ヂレンテレフタレート支持体上に下記の組成の□□□布
液を順次積層しアルブミン用多層分析素子試料(N 0
.1〜7)を作成した。
(親水性ポリマー層) 下記表−1に示す本発明の高分子重合体及び比較高分子
重合体の10%水溶液35g、エマルゲン120(ノニ
オン界面活性剤、花王アトラス(株)V)50%水溶液
51Qを加えた溶液にざらにクエンi!11225fl
lを加え、撹拌し溶解した後、この液に水酸化ナトリウ
ム30%水溶液を加えてph 3,7に調整した後に蒸
留水で50iNにし、間隙250ミクロンのドクターブ
レートコ−、ターを用いて上記下引き済み膜厚180ミ
クロンのポリエチレンテレフタレート支持体上に塗布し
乾燥(乾燥111725ミクロン)を行なった。
(多孔性展開層) ■ キシレン84−にトリトン X −100−ノニオン界
面活性剤、ロームエンドハース社製>  3.Oa、ス
チレン/グリシジルメタアクリレート共重合体(重量比
9:1)4.50を溶解した優に、更にブロモクレゾー
ルグリーン0.585gを添加し、ガラスピーズを入れ
、サンドスターターで5時間分散を行なった後、ガーゼ
でろ過し、ガラスピーズと分散液をろ別しこの分散液3
0112に対し、濾紙粉末C(東洋濾紙(株)製、30
0メツシュ以上)を10.5Q添加、撹拌し、超音波分
散を行なった後、この分散液を375ミクロンの間隙を
有するドクターブレードコーターを用い、前記親水性ポ
リマー層上に塗布を行ない、乾燥(乾燥ffg厚180
ミクロン)した。
上記本発明のアルブミン用多層分析素子試料(N O,
1〜5)及び比較アルブ・ミン用多層分析素子試料(N
o、6.7>に対しで種々の既知濃度のヒト血清アルブ
ミン水溶液の10μ夕を展開層上に滴下し、37℃7分
間インキュベーションを行なった後、サクラ光電濃度計
PDA−65(小西六写真工業(株)製)を用い、54
5r+mのフィルターで反rA濃度を測定した後、アル
ブミン濃度と反射濃度から検m線を作成した。
更に、ヒト血清アルブミン濃度が、それぞれ3.59/
 dり、5.50 / dり、7.2a / diのア
ルブミン水溶液を用意し、各溶液を各々の分析素子に対
してn=10で同様に滴下し、37℃7分間インキュベ
ーションを行なった後、反射濃度をもとめ前記の各々の
検m線に当てはめアルブミン濃度を算出し、同時再現性
の評価を行なった。結果を表−2に示す。
なお表−2において、Xは平均値であり、SDは標準偏
差、CVは次式で表わされる同時再現性である。
SD CV(同時再現性)−文  ×100 以下余白 上記表−2から明らかな如く、本発明のアルブミン用多
層分析素子試料(N o、 1〜5)は、同時再環性が
、アルブミンが低濃度で3%台、高濃度で1%台と良好
な結果を示しているが、比較のアルブミン用多層分析素
子試料(No、6.7>では低濃度で6%台、高濃度で
3%台と大きな値を示している。
以上明らかなように、本発明の高分子重合体を用いた多
層分析素子が良好な性能を有していることがわかる。
実施例−2 透明な下引き済みの膜厚180ミクロンのポリエスチレ
ンテレフタレート支持体上に下組組成の反応試薬類を含
む親水性ポリマー層を塗布し、総蛋白質分析用多層分析
素子を作成した。
(親水性ポリマー層) 本発明の高分子重合体及び比較重合体 (10%水溶液、詳細は第3表)  264g酒石酸カ
リウムナトリウム4水和物 54.7g 疏M銅5水和物         2og水酸化ナトリ
ウム        27.2Q5%アルカノールxc
水溶液   6.6g(アこオン性界面活性剤、デュポ
ン社製)これに水を加えて460Qとする この塗布液を間隙が250ミクロンのドクターブレード
コーターを用いて上記支持体上に塗布し、乾燥(乾燥膜
厚3oミクロン)した。
さらに、上記反応試薬類を含有した親水性ポリマー層の
上に、下記に示す多孔性展開層を間隙500ミクロンの
ドクターブレードコーターを用いて積層し、乾燥(乾燥
膜厚200ミクロン)させた。
(多孔性展開層) 濾紙粉末D(東洋a1M(株ン製 40から 100メツシユン    9?gスチレン/
グリシジルメタアク リレート共重合体 (重聞比90 : 10)      22.75gト
リトン@X−100 (ロームアンドハース社製)    9.1gキシレン
           280g反応試薬類を含有した
親水性ポリマー層に用いた本発明の例示高分子重合体及
び比較高分子重合体を、以下の表、−3に示す。
以下余白 前述の実施例−1と同様に各種濃度のアルブミン水溶液
をi oux、各々の多層分析素子試料に滴下し、37
℃7分間インキュベーションを行なった後、サクラーデ
ンシトメーターPDA−65(小西六写真工業(株)製
)で545nmのフィルターを用い、反射濃度を測定し
検量線を作成した。
更に実施例−1と同様にそれぞれ4.5g/ dffi
、6.5!11 / dp、8.5(] / diの総
蛋白質りになるようにIMしたウシ血清アルブミン水溶
液を用いて、各々の多着分析素子ヱ料にN=10で同様
に測定を行なった後、前述の検量線に当てはめ総蛋白質
量を算出し、同時再現性の評価を行なった。
結果を下記表−4に示す。
以下余白 以上表−4に示した如く、本発明の多層分析素子試料(
No、8〜10)は比較多層分析素子試料(No、11
)に比較して良好な性能を有している事が明らかである
実施例−3 前記実施例−2で用いた、本発明の多層分析素子試料N
O,8,9,10及び比較多層分析素子試料N0.11
を用い、これを40℃相対湿度55%の条件で保存を行
なった。
まず0日における検ぶ線の前記実施例−2に従い作成し
た後、総蛋白質16.5.0/d l及びg、sg−d
pのアルブミン水溶液をそれぞれ58目、10日目、1
5日目、20日目、25日目で各多層分析素子試料に滴
下を行ない、得られた反射濃度を0日にお(プる検量線
に当てはめて総蛋白質量を算出し、0日における総蛋白
質mとの比をとり、劣化率として示した。
以下余白 劣化率=               □x100(
%)(0日における総蛋白質g1) 結果を以下の表−5に示す。
以下余白 表−5から明らかな如く、本発明の高分子重合体を親水
性ポリマー層に適用した総蛋白質分析用多層分析素子試
料(N 0.8〜10)は、40℃、55%RHの条件
下に保存を行なった結果は25日間の放置においても、
はぼ即日の性能を維持していた。
これに比較して、比較多層分析素子試料(No。
11)は55%RH140℃、25日間放置において大
巾な劣化を示しており、特に高蛋白質濃度における劣化
が著しい事が明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 液体不浸透性でかつ、光透過性の支持体上に、親水性ポ
    リマー層および多孔性展開層を有する多層分析素子にお
    いて、前記親水性ポリマー層は、主として高分子重合体
    粒子の芯部に疎水性モノマーの繰返し単位を、主として
    高分子重合体粒子の外殻部に親水性モノマーの繰返し単
    位を有する高分子重合体から形成されることを特徴とす
    る多層分析素子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7323288B2 (en) * 2003-04-14 2008-01-29 Kodak Graphic Communications Canada Company Layers in printing plates, printing plates and method of use of printing plates
WO2019216406A1 (ja) * 2018-05-10 2019-11-14 東洋紡株式会社 生体成分測定試薬キットの感度低下抑制方法

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WO2019216406A1 (ja) * 2018-05-10 2019-11-14 東洋紡株式会社 生体成分測定試薬キットの感度低下抑制方法
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