JPH0359458A - 多層分析素子 - Google Patents

多層分析素子

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JPH0359458A
JPH0359458A JP19391589A JP19391589A JPH0359458A JP H0359458 A JPH0359458 A JP H0359458A JP 19391589 A JP19391589 A JP 19391589A JP 19391589 A JP19391589 A JP 19391589A JP H0359458 A JPH0359458 A JP H0359458A
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JP
Japan
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layer
white pigment
polymer particles
hydrophobic monomer
present
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JP19391589A
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English (en)
Inventor
Mikio Kamiyama
幹夫 神山
Kenichiro Okaniwa
憲一郎 岡庭
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生物学的流体試料中のアナライトを分析する
ための多層分析素子に関し、特に流体試料に全血試料を
用いた多層分析素子に関する。
〔従来の技術〕
多層分析素子は、近年臨床検査、特に血液生化学分析の
分野でその簡便性、正確性の故に、多用されている。
これらは全血中の血球部分を除いた血清又は血漿を流体
試料として用いているものである。
一方、血球を分離する分離工程は、遠心分離等を用いな
ければならないので、多層分析素子本来の簡便性を損ね
ているという欠点がある。
この欠点を克服するために全血を試料として用いる多層
分析素子が提案され、一部実用化されている。これらは
透明な支持体上に、検知層、隠ぺい層、多孔性展開層を
順次積層したものである。隠ぺい層は、白色顔料と親水
性バインダーから成り、点着された血液の血球部分をろ
過し、血漿を検知層に拡散させると共に血球部分は隠ぺ
い層上にとどまる。拡散した血漿は、検知層で分析反応
を起し、結果検出のための変化を起す。この変化を透明
支持体を通して、反射濃度測定を行う際、血球部分、特
に赤血球のヘモグロビンによる干渉を避ける機能を有す
るというものである。
上記隠ぺい層は、白色顔料として、例えば二酸化チタン
、硫酸バリウム等を用い、親水性バインダーとして、ゼ
ラチン、ポリビニルアルコール、ポリ−N−ビニルピロ
リドン、ポリアクリルアミド等が用いられ、上記親水性
バインダー水溶液に、白色顔料を分散させ、検知層上に
塗布される。
このようにして塗布乾燥した隠ぺい層は上述の機能を有
するが、他方、大きな欠点も有する。
すなわち、塗布乾燥過程で、検知層中の水溶性試薬、例
えば色原体がマイグレーションを起し、その結果として
分析を行う際に、検知層以外で結果検出反応を起し、感
度低下を来す。更に、隠ぺい層を下層の試薬と相互作用
を起さない有機溶媒で、塗布可能な例えばボIJ−N−
ビニルピロリドンをバインダーとして用いることもでき
るが、この場合でも、点着した流体試料は、隠ぺい層バ
インダーと検知層に分配され、その結果として反応速度
の著しい遅延を来し、感度低下を起すという欠点がある
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、生物学的流体試料、特に全血中のアナ
ライトを分析するための多層分析素子において、隠ぺい
層の塗布乾燥時に、検知層中の試薬のマイグレーション
を防止し、かつ、試料点着時の試料の隠ぺい層での保持
を低減し、感度低下を招かず、検知を阻害する成分を十
分にろ過し、検知の邪魔になる成分による干渉を抑制し
うる多層分析素子を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明は多層分析素子に関する発
明であって、支持体上に、生物学的流体試料中の特定成
分に起因する信号を検知するための検知層、その上方に
隠ぺい層、更にその上方に多孔性展開層を有する多層分
析素子において、該隠ぺい層が、親水性でかつ有機溶媒
に可溶性の重合体に、疏水性単量体をグラフト重合させ
て形成した、実質的に水分散性の重合体粒子と、白色顔
料とを含有していることを特徴とする。
白色顔料は、特に限定はないが、例えば二酸化チタン、
硫酸バリウム等が挙げられる。前記重合体粒子と白色顔
料の比率は、1:1〜1:20の重量比範囲で用いられ
る。好ましくは、1:3〜1:10の重量比範囲である
前記重合体粒子の親水性かつ有機溶媒可溶性重合体は、
N−ビニルピロリドンを少なくとも10モル%以上含む
共重合体、アルキルセルロース(例えばメチルセルロー
ス、エチルセルロース等)、及びヒドロキシアルキルセ
ルロース(例えば、ヒドロキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス等)から選ばれた重合体が用いられる。N−ビニルピ
ロリドンの共重合体成分は親水性でも、また疏水性単量
体でも良い。例えば疏水性単量体の例として酢酸ビニル
、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等が挙げ
られ、親水性単量体の例としては、例えばアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、及びアルキル置換アクリル(メ
タクリル)アミド(例えばイソプロピルアクリルアミド
)等が挙げられる。
疏水性単量体を共重合体成分として用いる場合はN−ビ
ニルピロリドンは好ましくは20モル%以上、更に好ま
しくは30モル%以上である。
親水性単量体の場合、N−ビニルピロリドンの比率は1
0モル%以上であれば特に問題はない。
本発明に係るセルロース誘導体は、その置換度(DS)
が1.0〜2.0の範囲で好ましく用いられる。この範
囲では、有機溶媒に可溶でかつ親水性を保持することが
できる。
本発明の親水性かつ有機溶媒可溶性重合体と疏水性単量
体の(重量)比率は1:49〜2:1の範囲で任意に選
択することが可能である。
疏水性単量体として、アクリル酸エステル(例えば、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル
等)、メタクリル酸エステル(例えば、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸グリシジル等)、スチレン、ヒドロキシスチレ
ン、メチルスチレン等スチレン誘導体、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等のニトリル類から選択された
少なくとも1種の単量体が用いられる。
これらは、重合法は公知の方法を用いて容易にグラフト
重合させることが可能である。例えば、1例として、前
記親水性かつ有機溶媒可溶性の重合体を水溶液とし、そ
の中に、前記疏水性単量体を入れ、一定速度でかくはん
する。この分散液を、例えば硝酸、塩酸、硫酸等で酸性
にした後、重合開始剤を添加し、温度を重合温度まで上
げ、一定時間その状態で重合を行う。
重合開始剤としては、例えば第一セリウム塩、アゾビス
シアノ吉草酸等が挙げられる。
生成した重合体は、前記親水性かつ有機溶媒可溶性の重
合体を外殻に、疏水性単量体から成る重合体を内核にし
て、これらが科学的に結合したいわゆるグラフト重合体
と称されるものであり、粒子状態となる。
得られた水分散性重合体粒子の水溶液は、例えば無機塩
を加えて重合体粒子を沈殿させ、ろ過、洗浄して塩を除
き、乾燥した後、有機溶媒中に上記重合体粒子を分散さ
せることで、本発明の隠ぺい履用バインダーとして用い
ることができる。
このようにして、有機溶媒中に分散させた本発明の重合
体粒子懸濁液に、所望の重量比率になるように白色顔料
、例えばルチル型二酸化チタンを加え種々の公知の方法
、例えば、超音波照射、ホモジナイザー分散、等を用い
て均一に分散させる。
塗布液として、この状態で十分用いることが可能である
が、必要に応じて、界面活性剤、基質、酵素、緩衝剤、
その他の試薬を含有することができる。
以下に、本発明の重合体粒子の一例を示すが、本発明は
これによって限定されるものではない。
例示化合物 ポリ (N−ビニルピロリドン)−グラフトポリスチレ
ン (重合比1:10) ポリ (N−ビニルピロリドン)−グラフトコポリ (
スチレン−アクリル酸n−ブチル)(重合比2:4:4
) ポIJ(N−ビニルピロリドン)−グラフトコポリ (
アクリル酸エチル−スチレン)(重合比3:5:2) コポリ (N−ビニルピロリドン−酢酸ビニル)−グラ
フトポリメタクリル酸メチル(重合比3:8、但し、N −ビニルピロリドンー酢酸ビニルの重合比5:5) メチルセルロース−グラフトポリメタクリル酸n−ブチ
ル (重合比4:6) エチルセルロース−グラフトコポリ (スチレン−アク
リル酸n−ブチル−メタクリル酸グリシジル)  〈重
合比3:4.2:2.1:0.7) ヒドロキシエチルセルロース−グラフトコポリ (アク
リロニトリル−アクリル酸n−ブチル)  (重合比5
:3:2) 上記検知層は水溶性ポリマー又は親水性かつ有機溶媒可
溶性のポリマーをバインダーとして支持体上に塗布する
ことによって層として設けることができる。水溶性ポリ
マーバインダーとしてはゼラチン、フタル化ゼラチン等
のゼラチン誘導体、ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム塩等の水溶性セルロ
ース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリ (N−ビニ
ルピロリドン)、ポリアクリルアミド、ポリメタクリル
アミド、アクリルアミドとアクリル酸エステルの共重合
体、ポリ (モノ又はジアルキル置換)アクリルアミド
、ポリ(モノ又はジアルキル置換)メタクリルアミド及
びこれらの水溶性共重合体等が挙げられ、好ましくはゼ
ラチン、ポリアクリルアミド及びアクリルアミドとアク
リル酸エステルの共重合体が用いられる。親水性かつ有
機溶媒可溶性ポリマーバインダーとしては、ポリ (N
−ビニルビロリドン)、ポリ (N−ビニルイミダゾー
ル)ポリ〈N−ビニルトリアゾール〉及びこれらの誘導
体又はそれらの共重合体、エチルセルロース、メチルセ
ルロース等のセルロース13J体等が挙げられる。これ
らのポリマーバインダーは主としてアルコール類、例え
ばエタノール、プロパツール、ブタノール等に溶解しか
つ親水性の高分子物質である。
上記ポリマーバインダーは、選ばれる特定成分及びその
分析反応によって任意に選ぶことができる。また、選ば
れる分析反応が2種以上の試薬から構成されている場合
、この試薬を同一層内に一緒に混合して含有させても、
また、2種以上の試薬を2つ又はそれ以上の別々の層と
して含有させてもよい。これらは分析反応自体の作用機
構によって決定されることもあり、好ましくない影響を
及ぼさない限りにおいて、その構成は任意である。
上記検知層の膜厚は所望に応じて任意に選択することが
可能であるが、好ましくは1〜200μm1更に好まし
くは5〜100μmである。
本発明に係る多孔性展開層は、(1)一定容量の流体試
料を単位面積当り検知層に均一に配布する機能を有する
ものである。その上、更に、特公昭53−21677号
公報に記載された性能、すなわち(2)流体試料中の分
析反応を阻害する物質又は要因を除去する機能及び/又
は(3)分光光度分析を行うときに支持体を経て透過す
る測定光を反射するバックグランド作用を行う機能を有
するものであれば好ましい。したか−)で、本発明に係
る多孔性展開層は、上記(1)の機能のみを有する層、
(1)に加えて(2)及び/又は(3)の機能を併せて
有する層のいずれかとすることができ、あるいは(1)
を包含する複数の機能を適宜分離し、各機能ごとに別の
層を使用することも可能である。更に(1)、(2)及
び(3)の機能のうち、2つの機能を有する層と、残り
の1つの機能を有する層を組合せて使用することもてき
る。例えば、前述の特公昭53−21677号公報に記
載された二酸化チタン及び二酢酸セルロースから成るプ
ラッシュポリマーと呼称される非繊維多孔質媒体の展開
層、特開昭55−164356号公報に記載された親水
化処理した織物の展開層、特開昭57−94658号、
同57−125847号、同57−197466号及び
同58−71) 161号等の各公報書に記載された繊
維分散液塗布による展開層、特開昭58−90167号
公報に記載された粒子結合体構造展開層が挙げられる。
特に、上記繊維分散液塗布による展開層及び粒子結合体
構造展開層は、血球部分も速やかに移送することが可能
な素材として特に有用である。本発明の多層分析素子に
おける展開層の膜厚は、その空隙率によって決定される
べきであるが、好ましくは約100〜600μm1更に
好ましくは約150〜400μmである。
また、空隙率は好ましくは約20〜85%である。
上記多孔性展開層には、選ばれる特定成分及びその分析
反応によっては、前述の検知層の場合と同様、流体試料
中の特定成分と直接的又は間接的に関与する試薬を含有
することができる。
例えば、T−Choを測定する場合は、コレステロール
エステラーゼ(COB)  コレステロールオキシダー
ゼ(COD)等を、Albの場合は、ブロムクレゾール
グリーン等を、CIAの場合は、水素供与体等を、T−
B i 1の場合は、ダイフィリン等を、GUTの場合
は、L−アスパラギン酸ナトリウム、α−ケトグルタル
酸、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD”
 )等を、GPTの場合は、L−アラニン、α−ケトグ
ルタル酸、NAD+等を、LD)lの場合は、乳酸リチ
ウム、NAD+ ジアホラーゼ等を、ALPの場合は、
5−ブロモ−4−インドリルリン酸、硫酸マグネシウム
等を、CPKの場合は、クレアチンリン酸、ADP 、
グルコース−6−リン酸、脱水素酵素、ヘキソキナーゼ
、グルコース、NへD+等を、r−GTPの場合は、T
−グルタミル−p−ニトロアニリド等が挙げられる。
これらは−例であり、特定成分の種類あるいは上記と同
じ特定成分であっても異なる分析反応を用いる場合は、
上記の試薬類以外のものも含有することができる。
また他の付加的な添加剤として、例えば保恒剤、界面活
性剤等、種々の添加剤も所望に応じて添加することがで
きる。
特に界面活性剤は、流体試料を本発明の素子に適用した
際の浸透速度の調節等有効に用いることができる。
使用可能な界面活性剤としては、イオン性(アニオン性
又はカチオン性)、非イオン性を問わず使用することが
可能であるが、非イオン性界面活性剤が有効である。非
イオン性界面活性剤の例としては、例えば2,5−ジ−
t−ブチルフェノキシポリエチレングリコール、p−オ
クチルフェノキシポリエチレングリコール、pイソノニ
ルフェノキシポリエチレングリコール等のアルキル置換
フェノールのポリアルキレングリコール誘導体、高級脂
肪酸のポリアルキレングリコールエステルなどが挙げら
れる。これらの界面活性剤は流体試料の検知層への浸透
速度を調節し、同時に好ましからざる「クロマトグラフ
ィー現象」発生を抑制する効果を有する。
上記界面活性剤は広範に選択された量を用いることが可
能であるが、塗布液の重量に対して25重量%〜0.0
05重量%、好ましくは15重量%〜0.05重量%用
いることができる。
本発明の分析素子は必要に応じて、例えば米国特許第3
,992,158号明細書記載の反射層、下塗り層、米
国特許第4.042.335号明細書記載の放射線ブロ
ッキング層、米国特許第4,066.403号明細書記
載のバリヤー層、米国特許第4,166.093号明細
書記載のマイグレーション阻止層、特開昭55−908
59号明細書記載のスカベンジャー層、及び米国特許第
4.110.079号明細書記載の砿壊性ボッド状部材
等を任意に組合せて本発明の目的に合せた任意の構成と
することができる。
これら分析素子の種々の層は、本発明に係る支持体上に
所望の構成に従い、従来写真工業において公知のスライ
ドホッパー塗布法、押出し塗布法、浸漬塗布法等を適宜
選択して用い、順次積層することで任意の厚みの層を塗
設することができる。
本発明の分析素子を用いて、流体試料中の特定成分の量
を、本発明に係る支持体側から反射スペクトロフォトメ
トリーにより初速変法又は反応終点法に従って測定する
ことができる。このようにして得られた測定値は、あら
かじめ作成しておいた検量線に当てはめることで特定成
分の量を決定することができる。
本発明の分析素子に適用される流体試料の量は任意に定
めることができるが、好ましくは約5μlから約50μ
lであり、更に好ましくは5μlから20μlである。
通常10μlの流体試料を適用するのが好ましい。
本発明の分析素子は全血液、血清及び血漿のいずれの分
析にも不都合なく用いることができる。更には尿、唾液
、髄液等の他の体液も不都合なく用いられる。全血液を
用いる場合には、必要に応じて検出のための放射線が血
球により妨害を受けるのを避けるために、前述の放射線
ブロッキング層又は他の反射層を設けることができる。
このようにして製造された分析素子は、分析方法に依存
して種々の形状にすることが可能である。例えば、所望
の幅のテープ、シート又はプラスチックマウントに装着
されたスライドを含む種々の形状にすることができる。
以下、前記した本発明において隠ぺい層中に使用する重
合体粒子の合戒例を示すが、これに限定されない。
台底例1 (例示化合物1の台底〉 かくはん機、温度計、窒素導入管を付けた11四頭フラ
スコに脱気水700−を加え、ポリ(N−ビニルピロリ
ドン)(コリトン■に一90BASF社It)を10.
5g加え、完全に溶解するまでかくはんする。ポリ (
N−ビニルピロリドン)溶解の後、スチレン99.5g
を加え、窒素を流しつつ300 rpmでかくはんした
。ここに硝酸を加え、pHが1になるように調節した後
に、第−セリウムアンモニウム塩0.1gを5ml1の
脱気水で溶解した重合開始剤水溶液を加え、フラスコ内
の内温を70℃まで上昇させ、7時間反応をさせた後、
室温まで戻した。一部分取して、重合率、粒径を調べた
ところ、重合率99.3%平均粒径0.08μmであっ
た。
生成した重合体粒子を含む白濁液に塩化ナトリウムを加
え、ろ過後、蒸留水で洗浄し、ろ液が中性になるまで洗
浄した。この後、室温で減圧乾燥を行い、完全に水分を
除去した後、n −ブタノールを加え、重合体が15%
になるように調整再分散した。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例−1 透明な厚さ約180μmの下塗り済ポリエチレンテレフ
タレート支持体上に以下の組成の塗布液を順次塗布積層
した。
(検知層) ゼラチン             10 go、5M
リン酸カリウム緩衝液(pH=6.5)   3 gグ
ルコースオキシダーゼ      750uペルオキシ
ダーゼ         150 U4−アミノアンチ
ピリン      170■1.7−シヒドロキシナフ
タレン   250mgジメドン          
     30■トリトン■X−100(界面活性剤、 ロームアンドハース社)300■ ビス(ビニルスルホニルメチル) エーテル 150■ を100gになるように蒸留水で調整し、塗布液とした
この塗布液をウェット膜厚で250μmになるように上
記支持体上に塗布し、乾燥して検知層とした。乾燥膜厚
は約15μmであった。
(隠ぺい層) ルチル型二酸化チタン        10 gバイン
ダー(表−1に示す) サーファクタント■l0G(界面 活性剤 オリーン社)    1g アジ化ナトリウム         0.01gにn−
ブタノール150gを加え分散し、ウェット膜厚200
μmになるように塗布した後、乾燥した。乾燥膜厚は約
8μmであった。
隠ぺい層のバインダーを本発明の化合物としたものを、
以下の表−1に挙げる。
表  −1 例示化合物−125 〃          4 〃1.5 〃−22,5 −32,5 −42,5 −62,5 (多孔性展開層) ろ紙層材料粉末〔40メツシュ以上、 東洋濾紙■)  24.0g コポリ (スチレン−メタクリル 酸グリシジル)(重合比 9:1)   8.7g ト  リ  ト  ン X−1002,4gキシレン 
          60.0gを混合分散し、ウェッ
ト膜厚650μmになるように塗布を行い、乾燥した。
乾燥膜厚は320μmであった。
以上のようにして作成した分析素子を、各々本発明の分
析素子(1)〜(7)とした。更に、比較分析素子とし
て、隠ぺい層のバインダーをポリ (N−ビニルピロリ
ドン)及びゼラチン(ゼラチンの場合、溶媒は蒸留水)
を用い、例示化合物lと同様に2.5g加えた。このよ
うにして作成した分析素子を、各々比較分析素子(1)
(2)とした。
本発明の分析素子及び比較分析素子を8mmΦの開口部
を有するプラスチックマウントに装置し分析フィルムと
し、解糖阻止剤及び抗凝固剤を入れた。ヒト新鮮全血液
を用意し、これにグルコースを添加し、100mg/d
!!、200mg/J、:300■/dの水準となるよ
うにしたくこのときの全血液のへマドクリット値は55
%であった〉。
専用分析機器、ドライラボ80M■(コニカ株式会社製
)を用い、分析スライドを挿入後、上記全血液10μl
を多孔性展開層上に点着後、37℃で7分間インキュベ
ーションを行い、546nmのフィルターを用いて反射
濃度を測定した。結果を下記表−2に示す。
表 以上の結果から明らかなように、 本発明の分 析素子は十分な感度を有しているが、 比較分析 素子は感度が著るしく低下していることが明白となった
実施例−2 透明な下塗り済厚さ約180μmのポリエチレンテレフ
タレート支持体上に以下の組成の塗布液を積層し、分析
素子とした。
(検知層) 脱イオン化ゼラチン        10gペルオキシ
ダーゼ         20004−アミノアンチピ
リン      170 lagl、7−シヒドロキシ
ナフタレン   200■ジメドン         
      30■0.5M!Jン酸カリウム緩衝液(
pH=6.8)  3 gビス(ビニルスルホニルメチ
ル) エーテル 150■ 0300■ Ogとしたものを塗布液と 50μmで塗布し、屹燥し 6μmであった。
ト リ ト ン x −10 に蒸留水を加え10 し、ウェット膜厚ま た。屹燥膜厚は約1 (隠ぺい層) ルチル型二酸化チタン        10g例示化合
物−12,5g コレステロールエステラーゼ   1000ロコレステ
ロールオキシダーゼ   10000ウシ血清アルブミ
ン        0.1gサーファクタント10−G
■     18アジ化ナトリウム         
 10■にn−ブチルアルコール150gを加え、分散
を行った後ウェット膜厚175μmで塗布、乾燥した。
乾燥膜厚は約8μmであった。
(多孔性展開層) ろ紙庫材料粉末〔40メツシュ以上、 東洋濾紙■〕24g コポリ (スチレン−メタクリル酸 グリシジル)  8.7g ト リ ト ン X−1002,4g キシレン            60.0gから成る
塗布液を、ウェット膜厚650μmで塗布を行い乾燥し
た。乾燥膜厚は約320μmであった。
本発明のコレステロール用分析、素子を用いて実施例−
1に準拠して、分析フィルムとした。
抗凝固剤入り採血管で採血した種々の総コレステロール
濃度のヒト全血を2分割し、一方を常法に従い血漿を分
離し、ドライラボ8註80M■を用い総コレステロール
を測定した。
更に、本発明の分析素子を用い、あらかじめコレステロ
ール濃度既知のヒト全血を用い、検量線を作成した後、
これを用いて上記ヒト全血を同様にドライラボ80M■
で測定し、検量線で変換し、総コレステロール濃度を算
出した。血漿コレステロール濃度、及び本発明の全血用
総コレステロール分析用分析フィルムの値を用い相関性
を検討したところ、 y =0.998X+0,7 r =0.991 (n
=90)(x:血漿、y:本発明の分析素子) 上記式において、Tは相関係数を表し、T=1に近付く
ほど、対照方法との一致が良好であることを示す。
以上のごとく、本発明の総コレスプロール分析用全血分
析素子は、良好な性能を示した。
〔発明の効果〕
以−に詳細に説明したように、本発明の分析素子によれ
ば、感度低下を起すことなく、流体試料中の分析反応に
悪影響を与える成分、例えば全血中のヘモグロビン、溶
血した際の分析反応の抑制をする血球白成分による影響
を19j市することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、支持体上に、生物学的流体試料中の特定成分に起因
    する信号を検知するための検知層、その上方に隠ぺい層
    、更にその上方に多孔性展開層を有する多層分析素子に
    おいて、該隠ぺい層が、親水性でかつ有機溶媒に可溶性
    の重合体に、疎水性単量体をグラフト重合させて形成し
    た、実質的に水分散性の重合体粒子と、白色顔料とを含
    有していることを特徴とする多層分析素子。
JP19391589A 1989-07-28 1989-07-28 多層分析素子 Pending JPH0359458A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207114A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Sumitomo Bakelite Co Ltd アレイ用基板

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JP2010207114A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Sumitomo Bakelite Co Ltd アレイ用基板

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