JPS6245431Y2 - - Google Patents

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JPS6245431Y2
JPS6245431Y2 JP1982144984U JP14498482U JPS6245431Y2 JP S6245431 Y2 JPS6245431 Y2 JP S6245431Y2 JP 1982144984 U JP1982144984 U JP 1982144984U JP 14498482 U JP14498482 U JP 14498482U JP S6245431 Y2 JPS6245431 Y2 JP S6245431Y2
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JP
Japan
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seat
seat heater
sling
main pad
flexible support
Prior art date
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Application number
JP1982144984U
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English (en)
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JPS5949390U (ja
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Priority to SE8305100A priority patent/SE457930B/sv
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車などの座席の表皮部とメイン
パツドとの間に配設されて座席の採暖を行なう車
輌用シートヒータに関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来のシートヒータを組み込んだ車輌用座席
は、第1図に示すように構成されているもので、
すなわち、車輌用座席1の座部1aと背もたれ部
1bにそれぞれシートヒータ2を配設しているも
のである。そしてこのシートヒータ2は第2図に
示すように、繊維製布体3aを複数層貼り合わせ
てなる可撓性支持体3と、この可撓性支持体3の
層間に蛇行状に配設される電熱線4とにより構成
され、かつ可撓性支持体3の略中央部位置には、
第3図に示す吊り帯5を囲撓するだけの間隔Aを
有する間隔部6を設け、さらにこの間隔部6には
第3図に示す掛止めクリツプ7を挿通するための
挿通孔8を複数個設けているもので、これによ
り、前記電熱線4は前部4aと後部4bの2つの
ゾーンを形成し、かつ中間部4cにより前部4a
と後部4bを連続させている。
第3図は前記従来のシートヒータ2を座席に取
付けた状態を示したもので、前記吊り帯5は座席
1の表皮部9に縫いつけられている。10は座席
1のメインパツドで、このメインパツド10には
吊り溝11が形成されるとともに、吊り溝11の
下方に位置して止めワイヤ12を埋設している。
13は吊り帯5に挿通した吊りワイヤで、この吊
りワイヤ13には前述した掛止めクリツプ7を嵌
挿している。そしてメインパツド10にシートヒ
ータ2を取付ける場合は、まずメインパツド10
の上にシートヒータ2を載置するとともに、表皮
部9に縫いつけられた吊り帯5の吊りワイヤ13
に掛止めクリツプ7を嵌挿させておき、そして掛
止めクリツプ7をシートヒータ2の挿通孔8に挿
通して、メインパツド10の吊り溝11に沿つて
押し込むと、掛止めクリツプ7はメインパツド1
0の止めワイヤ12に掛止される。この取付過程
において、シートヒータ2の間隔部6は吊り帯5
に沿つてU字形に引き込まれるため、シートヒー
タ2の前部4aおよび後部4bの両ゾーンは、メ
インパツド10の表皮部9との間に密接した状態
で固定される。
上記したように、従来においても、シートヒー
タ2をメインパツド10と表皮部9との間に密接
した状態で取付けることができるため、相隣る電
熱線4が接近したり、重合するようなことはな
い。しかしながら、従来の構成においては、可撓
性支持体3の略中央部に位置する間隔部6に配設
される電熱線4の中間部4cが、吊り溝11内に
位置しているため、この中間部4cの発熱は座席
1の採暖にはほとんど寄与せず、局部的な温度過
昇を生ずるという問題点を有していた。
またこの種のシートヒータには温度制御手段を
設けることが不可欠の要素である。これには発熱
部を代表する一部分にサーモスタツトを設けたサ
ーモスタツト検知方式を用いる場合と、電熱線4
の全長にわたつて近接して設けた温度検知線によ
る電熱線全面温度検知方式を用いる場合とがあ
り、後者は優れた制御機能を得ることができる
が、上記従来のシートヒータでは、電熱線4の中
間部4cが局部的な温度過昇を生ずる構成である
ため、後者の電熱線全面温度検知方式を採用する
ことができないという問題点を有していた。
考案の目的 本考案は上記従来の問題点を解消するもので、
座席の表皮部とメインパツドとの間にシートヒー
タを密接した状態で取付けることができ、かつシ
ートヒータの発熱部はすべて密接面の範囲内に配
設されて有効な採暖効果を発揮することができる
とともに、局部的な温度過昇を生ずることがな
く、しかも温度制御手段はサーモスタツト検知方
式あるいは電熱線全面温度検知方式のいずれも採
用することができる車輌用シートヒータを提供す
ることを目的とする。
考案の構成 上記目的を達成するために本考案は、繊維製布
体を複数層貼り合わせてなる可撓性支持体と、こ
の可撓性支持体の層間に配設される電熱線とによ
りシートヒータを構成し、かつ前記可撓性支持体
の略中央部位置に、座席のメインパツドの吊り溝
に係止される吊り帯を縫いつけるための空白部を
設け、この空白部を迂回するように前記電熱線を
蛇行状に配設し、さらに前記座席の表皮部にシー
トヒータの空白部とともに吊り帯を縫いつけたも
ので、この構成によれば、吊り帯を座席のメイン
パツドの吊り溝に係止することにより、シートヒ
ータは吊り溝内に引き込まれることなく、かつ表
皮部とシートヒータを密接した状態でメインパツ
ド上に支持することができるため、電熱線の発生
熱はすべて座席の表皮部に速やかに伝達されるこ
とになり、その結果、立ち上がりの早い採暖効果
を得ることができ、また相隣る電熱線が接近した
り、重合するようなこともなく、かつ局部的な温
度過昇を生じるようなこともないため、電熱線の
熱的損傷を防止できるとともに、温度制御手段は
サーモスタツト検知方式あるいは電熱線全面温度
検知方式のいずれも採用することができるという
実用的効果を奏するものである。
実施例の説明 以下、本考案の一実施例を添付図面にもとづい
て説明する。第4図は本考案の一実施例における
シートヒータ14を示したもので、このシートヒ
ータ14は繊維製布体15aを複数層貼り合わせ
てなる可撓性支持体15と、この可撓性支持体1
5の層間に配設される電熱線16とにより構成
し、かつ前記可撓性支持体15は略中央部位置に
吊り帯5′を縫いつけるための空白部17を有
し、そしてこの空白部17を迂回するように前記
電熱線16を蛇行状に配設することにより、前部
16aと後部16bの2つのゾーンを形成し、か
つ迂回部16cにより前部16aと後部16bを
連続させている。18は電熱線16に接続された
リード線部である。
第5図は上記シートヒータ14を座席1′に取
付けた状態を示したもので、9′は座席1′の表皮
部で、この表皮部9′にはシートヒータ14の空
白部17とともに吊り帯5′が縫いつけられ、か
つ吊り帯5′には吊りワイヤ13′を挿通してい
る。なお、前記吊り帯5′はあらかじめシートヒ
ータ14の空白部17に仮止めしておき、そして
座席1′の表皮部9′に重ね合わせて縫いつけるよ
うにしてもよい。10′は座席1′のメインパツド
で、このメインパツド10′には吊り溝11′が形
成されるとともに、吊り溝11′の下方に位置し
て止めワイヤ12′を埋設している。7′は吊りワ
イヤ13′に嵌挿した掛止めクリツプである。前
記メインパツド10′にシートヒータ14を取付
ける場合は、表皮部9′にシートヒータ14の空
白部17とともに縫いつけた吊り帯5′の掛止め
クリツプ7′を、メインパツド10′の吊り溝1
1′の下方に位置して埋設した止めワイヤ12′に
係止すると、シートヒータ14は吊り溝11′内
に引き込まれることなく、表皮部9′とメインパ
ツド10′との間に密接した状態で取付けられ
る。
次に上記一実施例における作用効果について説
明する。上記本考案の一実施例においては、シー
トヒータ14は吊り溝11′内に引き込まれるこ
となく、表皮部9′とメインパツド10′との間に
密接した状態で取付けられるため、電熱線16の
発生熱はすべて座席1′の表皮部9′に速やかに伝
達されることになり、その結果、立ち上がりの早
い採暖効果を得ることができる。また相隣る電熱
線16が接近したり、重合するようなこともな
く、かつ局部的な温度過昇を生じるようなことも
ないため、電熱線16の熱的損傷を防止できると
ともに、温度制御手段はサーモスタツト検知方式
あるいは電熱線全面温度検知方式のいずれも採用
することができる。
また座席に着座者の荷重が加わり、走行中の振
動衝撃が繰り返されると、シートヒータ14には
前方へ滑り動く作用力が働くが、シートヒータ1
4は略中央部位置で吊り帯5′に縫いつけている
ため、シートヒータ14の滑りを止めることがで
きるものである。
考案の効果 以上のように本考案によれば、座席の表皮部に
シートヒータの空白部とともに吊り帯を縫いつけ
たもので、吊り帯を座席のメインパツドの吊り溝
に係止すると、シートヒータは吊り溝内に引き込
まれることなく、かつ表皮部とシートヒータを密
接した状態でメインパツド上に支持することがで
きるため、電熱線の発生熱はすべて座席の表皮部
に速やかに伝達されることになり、その結果、立
ち上がりの早い採暖効果を得ることができる。ま
た相隣る電熱線が接近したり、重合するようなこ
ともなく、かつ従来のように局部的な温度過昇を
生じるようなこともないため、電熱線の熱的損傷
を防止できるとともに、温度制御手段はサーモス
タツト検知方式あるいは優れた制御機能を有する
電熱線全面温度検知方式のいずれも採用すること
ができるものである。しかも走行中の振動衝撃が
繰り返された場合におけるシートヒータの前方へ
の滑りも未然に防止することができる等、種々の
実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシートヒータを取付けた車輌用
座席の斜視図、第2図は従来のシートヒータの斜
視図、第3図は同シートヒータを座席に取付けた
状態を示す部分断面図、第4図は本考案の一実施
例を示すシートヒータの斜視図、第5図は同シー
トヒータを座席に取付けた状態を示す部分断面図
である。 1′……座席、5′……吊り帯、7′……掛止め
クリツプ、9′……表皮部、10′……メインパツ
ド、11′……吊り溝、12′……止めワイヤ、1
4……シートヒータ、15……可撓性支持体、1
5a……繊維製布体、16……電熱線、17……
空白部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 座席の表皮部とメインパツドとの間に配設され
    るシートヒータを、繊維製布体を複数層貼り合わ
    せてなる可撓性支持体と、この可撓性支持体の層
    間に配設される電熱線とにより構成し、かつ前記
    可撓性支持体は略中央部位置に、座席のメインパ
    ツドの吊り溝に係止される吊り帯を縫いつけるた
    めの空白部を有し、この空白部を迂回するように
    前記電熱線を蛇行状に配設し、さらに前記座席の
    表皮部にシートヒータの空白部とともに吊り帯を
    縫いつけた車輌用シートヒータ。
JP1982144984U 1982-09-24 1982-09-24 車輌用シ−トヒ−タ Granted JPS5949390U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982144984U JPS5949390U (ja) 1982-09-24 1982-09-24 車輌用シ−トヒ−タ
SE8305100A SE457930B (sv) 1982-09-24 1983-09-21 Vaermeelement foer fordonssaete

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982144984U JPS5949390U (ja) 1982-09-24 1982-09-24 車輌用シ−トヒ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5949390U JPS5949390U (ja) 1984-04-02
JPS6245431Y2 true JPS6245431Y2 (ja) 1987-12-04

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JP1982144984U Granted JPS5949390U (ja) 1982-09-24 1982-09-24 車輌用シ−トヒ−タ

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