JPH0729904Y2 - シートヒータの取付構造 - Google Patents

シートヒータの取付構造

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JPH0729904Y2
JPH0729904Y2 JP1990129129U JP12912990U JPH0729904Y2 JP H0729904 Y2 JPH0729904 Y2 JP H0729904Y2 JP 1990129129 U JP1990129129 U JP 1990129129U JP 12912990 U JP12912990 U JP 12912990U JP H0729904 Y2 JPH0729904 Y2 JP H0729904Y2
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JP
Japan
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wire
cushion pad
seat heater
pulling
seat
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Application number
JP1990129129U
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English (en)
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JPH0484041U (ja
Inventor
圭二 中山
Original Assignee
池田物産株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、トリムカバーに設けた引き袋にクッションパ
ッドに形成した凹溝に引き込ませて、クッションパッド
の上面に沿うようトリムカバーを装着し、前記クッショ
ンパッドとトリムカバーとの間に内装するシートヒータ
の取付構造に関する。
「従来の技術」 従来のこの種のシートヒータの取付構造としては、例え
ば、第3図から第5図に示すようなものがある。
すなわち、クッション1を構成するパッド2とトリムカ
バー4との間に、前後方向に延びる複数の帯状部7aから
成るシートヒータの発熱体7を内装するとともに、発熱
体7を跨ぐようにしてクッション1に引き部1aを形成し
ている。
発熱体7の各帯状部7aの間のスリット7bを通るようにト
リムカバー4に縫着した横に連なる引き片5,5…に、止
めワイヤ6を引っ掛けて、止めワイヤ6をパッド2に設
けた凹溝2aに引き込ませて、凹溝2aの底部に埋設したイ
ンサートワイヤ3に止着し、クッション1の引き部1aを
形成している。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来のシートヒータの取付構
造では、凹溝2aに引き込ませる引き片5が、発熱体7の
帯状部7aをかわしてスリット7bを通るように複数に分断
されているから、引込部4aを一直線状に均等に引くこと
ができず、クッション1の引き部1aに凸凹状の起伏が生
じて、見栄えが損なわれるという問題点があった。
この場合、クッションの引き部が凸凹状に起伏しないよ
うに、トリムカバーの引込部に一繋りの引き袋を縫着
し、引き袋に挿通させた止めワイヤをクッションパッド
の凹溝に引き込ませて、発熱体内の電熱線を回避した位
置でインサートワイヤに止着することも考えられるが、
電熱線が止めワイヤとインサートワイヤとに挟まれ断線
が起きやすく、採用することができない。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、発熱体内の電熱線を断線させることなく、一直
線状のクッションの引き部を形成することができ、見栄
えを良くすることができるシートヒータの取付構造を提
供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 トリムカバーに設けた引き袋をクッションパッドに形成
した凹溝に引き込ませて、クッションパッドの上面に沿
うようトリムカバーを装着し、前記クッションパッドと
トリムカバーとの間に内装するシートヒータの取付構造
において、 前記シートヒータの電熱線が配索されていない余地部を
上方および下方にそれぞれ切り起こして、上引き袋およ
び下引き袋を形成し、 一対の上引き袋に、トリムカバーに連結されるアッパワ
イヤを挿通するとともに、一対の下引き袋に、前記クッ
ションパッドの凹溝側に連結されるロアワイヤを挿通し
たことを特徴とするシートヒータの取付構造に存する。
「作用」 シートヒータを、例えば車両用シートなどのクッション
に取付ける場合には、まず、クッションを構成するクッ
ションパッドの上面にシートヒータを載置する。
クッションパッドには凹溝が形成され、凹溝の底部には
例えばインサートワイヤが埋設されている。
シートヒータの一対の上引き袋にアッパワイヤを挿通し
ておくとともに、一対の下引き袋にロアワイヤを挿通し
ておく。
シートヒータを、クッションパッドの凹溝を覆うように
し、アッパワイヤをトリムカバーに連結し、ロアワイヤ
を、クッションパッドの凹溝に引き込ませてインサート
ワイヤに止着すれば、トリムカバーはクッションパッド
の上面に沿うように装着される。
シートヒータはアッパワイヤとロアワイヤとの間の隙間
で遊びをもつようにして装着されるから、アッパワイヤ
とロアワイヤとにより、シートヒータの電熱線が挟まれ
ないで断線を起こすこともない。
また、アッパワイヤ〜上引き袋〜下引き袋〜ロアワイヤ
〜インサートワイヤを介して、トリムカバーの引込部を
一直線状に張った状態で均等にクッションパッドの凹溝
に引き込んでいるから、クッションに形成される引き部
に凸凹状の起伏が生じない。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示している。
第1図および第2図に示すように、車両用シート10のシ
ートクッション20は、着座者の臀部を直接支持する座面
部21と、座面部21の両側で着座者の横方向の荷重を支え
る側部22とから成る。
シートクッション20を構成するクッションパッド30と、
クッションパッド30の上面を覆うトリムカバー40との間
には、シートヒータ50aの発熱体50が内装されている。
発熱体50はシートクッション20の座面部21に配設されて
いる。
シートヒータ50aの発熱体50は、矩形状の外皮部材51内
に蛇行状に屈曲させた電熱線52を内装したものであり、
発熱体50の後端からシートクッション20の後方に延ばさ
れたハーネス53の先端はプラグ53aに接続されている。
シートクッション20の側部22と座面部21との境目には、
前後方向に延びる縦引き部23が形成されており、また、
座面部21にも両側方向に延びる横引き部24が形成されて
いる。
シートクッション20を構成するクッションパッド30に
は、横引き部24に対応して図示省略したトリムカバー40
の引き込み用の凹溝が形成されており、凹溝の底部には
同じく図示省略したインサートワイヤが埋設されてい
る。
発熱体50の外皮部材51において、電熱線52と電熱線52と
の間が余地部54になっていている。外皮部材51の余地部
54を上方および下方にそれぞれ切り起こして、上引き袋
55および下引き袋56が形成されている。
図示された余地部54の前後方向の幅並びに上引き袋55等
の大きさは、説明の都合上、多少誇張されている。
上引き袋55は環状断面形をしていて、外皮部材51の両側
部に一対設けられている。上引き袋55は上方に起こす前
は、開口が後方を向いた小U字状のスリット55aであ
る。
同じく、下引き袋56は環状断面形をしていて、外皮部材
51の両側部に一対設けられている。下引き袋56は下方に
起こす前は、開口が前方を向いた大U字状のスリット56
aであり、大U字状のスリット56aの中に、前記小U字状
のスリット55aが形成されている。
一対の上引き袋55には鋼線であるアッパワイヤ61が挿通
している。同じように、一対の下引き袋56には鋼線であ
るロアワイヤ62が挿通している。
クッションパッド30の上面に沿うよう装着されたトリム
カバー40は、クッションパッド30の形状に対応して、ク
ッションパッド30の座面部21を覆うメインカバー42と、
クッションパッド30の側部22を覆うサイドカバー41とが
一体的に縫着されたものである。
メインカバー42には、横引き部24に対応する部分として
図示省略した引込部が形成されている。メインカバー42
の引込部には、上引き袋55に挿通したアッパワイヤ61が
止着されている。
下引き袋56に挿通したロアワイヤ62は、クッションパッ
ド30の凹溝に埋設されたインサートワイヤに、オームク
リップなどで止着されている。
次に作用を説明する。
シートヒータ50を車両用シート10のシートクッション20
に取付ける場合には、まず、クッションパッド30上に、
その図示省略した凹溝を覆うようにシートヒータ50aの
発熱体50を載置する。
発熱体50の一対の上引き袋55にはアッパワイヤ61を挿通
しておき、同じく、一対の下引き袋56にはロアワイヤ62
を挿通しておく。また、クッションパッド30の凹溝の底
部には図示省略したインサートワイヤが予め埋設されて
いる。
メインカバー42の引込部にアップワイヤ61を当てがうよ
うにしてオームクリップなどで止着する。
次に、発熱体50の後部を上方に持ち上げるようにして、
下引き袋56を下方へ引きつつ、ロアワイヤ62をクッショ
ンパッド30の凹溝32に引き込ませて、下引き袋56に挿通
したロアワイヤ62を図示省略したインサートワイヤにオ
ームクリップなどで止着する。
このようにメインカバー42の引込部を、アッパワイヤ61
〜上引き袋55〜下引き袋56〜ロアワイヤ62を介してクッ
ションパッド30の凹溝に引き込ませることができる。
このようにして、横引き部24が形成され、同じようにし
て、縦引き部23が形成される。
このとき、トリムカバー40の引込部が両側方向に一直線
状に張った状態で均等にクッションパッド30の凹溝に引
き込ませられるから、クッションに形成される横引き部
24に凸凹状の起伏が生じない。
また、このとき、発熱体50の電熱線52はアッパワイヤ55
とロアワイヤ56との間の隙間を通るようになっているか
ら、アッパワイヤ55とロアワイヤ56とにより、電熱線52
が挟まれないで断線するおそれはない。
なお、前記実施例に係るシートヒータの取付構造では、
車両用シートのシートクッションについて説明したが、
シートバックのクッションに適用できる他に、例えば応
接セットのソファなどにも利用することができる。
「考案の効果」 本考案に係るシートヒータの取付構造によればシートヒ
ータに上引き袋および下引き袋を形成し、これら両引き
袋、一対の上引き袋に挿通されたアッパワイヤおよび一
対の下引き袋に挿通されたロアワイヤを介してトリムカ
バーの引込部をクッションパッドの凹溝側に引き込むよ
うにしたので、シートヒータがアッパワイヤとロアワイ
ヤとの間の隙間で遊びをもって装着され、電熱線の断線
が防止され、トリムカバーをシートヒータの全巾に渡り
均等にクッションパッドの凹溝に引き込ませて止着する
ことができるため、トリムカバーの引込部が凸凹状に起
伏せず、見栄えを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示しており、
第1図はシートヒータを内装したシートクッションの斜
視図、第2図はシートヒータの要部斜視図、第3図から
第5図は従来のシートヒータの取付構造を示しており、
第3図はシートヒータを内装したシートクッションの斜
視図、第4図は第3図のIV−IV線断面図、第5図はトリ
ムカバーおよびシートヒータの斜視図である。 10…車両用シート 20…シートクッション 30…クッションパッド 40…トリムカバー 50a…シートヒータ 50…発熱体 51…外皮部材 52…電熱線 55…上引き袋 56…下引き袋 61…アッパワイヤ 62…ロアワイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリムカバーに設けた引き袋をクッション
    パッドに形成した凹溝に引き込ませて、クッションパッ
    ドの上面に沿うようトリムカバーを装着し、前記クッシ
    ョンパッドとトリムカバーとの間に内装するシートヒー
    タの取付構造において、 前記シートヒータの電熱線が配索されていない余地部を
    上方および下方にそれぞれ切り起こして、上引き袋およ
    び下引き袋を形成し、 一対の上引き袋に、トリムカバーに連結されるアッパワ
    イヤを挿通するとともに、一対の下引き袋に、前記クッ
    ションパッドの凹溝側に連結されるロアワイヤを挿通し
    たことを特徴とするシートヒータの取付構造。
JP1990129129U 1990-11-30 1990-11-30 シートヒータの取付構造 Expired - Lifetime JPH0729904Y2 (ja)

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JPH0484041U JPH0484041U (ja) 1992-07-22
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