JPH0729905Y2 - シートヒータの取付構造 - Google Patents

シートヒータの取付構造

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JPH0729905Y2
JPH0729905Y2 JP1990129131U JP12913190U JPH0729905Y2 JP H0729905 Y2 JPH0729905 Y2 JP H0729905Y2 JP 1990129131 U JP1990129131 U JP 1990129131U JP 12913190 U JP12913190 U JP 12913190U JP H0729905 Y2 JPH0729905 Y2 JP H0729905Y2
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JP
Japan
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cushion pad
wire
seat
cushion
panel frame
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JP1990129131U
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JPH0484043U (ja
Inventor
圭二 中山
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、パネルフレームで保持されたクッションパッ
ドに形成した凹溝に、トリムカバーに設けた引き袋を引
き込ませて、クッションパッドの上面に沿うようトリム
カバーを装着し、前記クッションパッドとトリムカバー
との間に内装するシートヒータの取付構造に関する。
「従来の技術」 従来のこの種のシートヒータの取付構造としては、例え
ば、特開昭63−15912に示すようなものがある。
すなわち、クッションを構成するパッドとトリムカバー
との間にシート状のヒータを内装するとともに、該ヒー
タを跨ぐようクッションに引き部を形成している。
引き部と重なる位置のヒータに、ヒータ内の電熱線をか
わすよう切除部を設け、該切除部に対応させてトリムカ
バーに止着した吊り部材を前記切除部を貫通させてパッ
ド側に引き込み、吊り部材に挿通した止めワイヤを、パ
ッドに内装したインサートワイヤやクッションフレーム
などに止着している。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来のシートヒータの取付構
造では、パッド側に引き込ませる吊り部材が、ヒータ内
の電熱線をかわして切除部を通るように複数に分断され
ているから、トリムカバーを一直線状に均等にパッド側
に引き込むことができず、クッション1の引き部に凸凹
状の起伏が生じて、見栄えが損なわれるという問題点が
あった。
この場合、クッションの引き部が凸凹状に起伏しないよ
うに、トリムカバーをパッド側に引き込む部分に横に延
びる一つの吊り部材を止着し、ヒータを巻き込むように
パッド側に引き込ませて、インサートワイヤなどに止着
することも考えられるが、ヒータ内の電熱線が止めワイ
ヤとインサートワイヤなどとに挟まれ断線が起きやすく
なり採用できない。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、ヒータ内の電熱線を断線させることなく、凸凹
状に起伏しないクッションの引き部を形成することがで
き、見栄えを良くすることができるシートヒータの取付
構造を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 パネルフレームで保持されたクッションパッドに形成し
た凹溝に、トリムカバーに設けた引き袋を引き込ませ
て、クッションパッドの上面に沿うようトリムカバーを
装着し、前記クッションパッドとトリムカバーとの間に
内装するシートヒータの取付構造において、 前記トリムカバーの引き袋に止めワイヤを挿通させる一
方、前記クッションパッドの凹溝の下方のパネルフレー
ムにワイヤ係止部を形成し、 前記止めワイヤがシートヒータの電熱線に重なる位置に
対応するパネルフレームに、電熱線との干渉を避けるた
めの回避孔を穿設し、 前記シートヒータとともにトリムカバーの引の袋をクッ
ションパッドの凹溝に引き込み、止めワイヤをパネルフ
レームのワイヤ係止部に止着したことを特徴とするシー
トヒータの取付構造に存する。
「作用」 パネルフレームで保持されたクッションに、シートヒー
タを取付ける場合には、まず、パネルフレームに装着し
たクッションパッドの上面にシートヒータを載置する。
つぎに、クッションパッドおよびその上面に載置したシ
ートヒータにトリムカバーを被せ、トリムカバーに設け
た引き袋が、クッションパッドの凹溝に対応するように
する。
トリムカバーをクッションパッドに引き付けた状態で、
トリムカバーの引き袋に挿通した止めワイヤをシートヒ
ータの一部を巻き込むように、クッションパッドの凹溝
に引き込ませて、該凹溝の下方のパネルフレームのワイ
ヤ係止部に止着する。
それにより、トリムカバーはクッションパッドの上面に
沿うように装着されるとともに、シートヒータは、クッ
ションパッドと該クッションパッドを被覆するトリムカ
バーの間に内装されて、クッションに取付けられる。
クッションの引き部に着座者などの荷重が加わっても、
トリムカバー側の止めワイヤが、シートヒータの電熱線
に重なる位置に対応するパネルフレームには、回避孔が
穿設されているから、電熱線はパネルフレームと止めワ
イヤとにより挟まれず断線しない。
また、クッションの引き部の位置に対応するパネルフレ
ームに、前述のように電熱線との干渉を避ける回避孔を
穿設したから、トリムカバーに直線状に連なる引き袋を
設けることができ、クッションに形成される引き部に凸
凹状の起伏が生じない。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示している。
第1図および第2図に示すように、車両用シートのシー
トクッション10は、着座者の臀部を直接支持する座面部
11と、座面部11の両側で着座者の横方向の荷重を支える
側部12とから成る。
シートクッション10は、パネルフレーム20と、パネルフ
レーム20により保持されたクッションパッド30と、クッ
ションパッド30の上面を覆うトリムカバー40とから構成
されている。
クッションパッド30とパネルフレーム20との間には、シ
ートヒータ50のシート状の発熱体51が内装されている。
シートクッション10の側部12と座面部11との境目には、
前後方向に延びる縦引き部13が形成されており、また、
座面部11の後部には、発熱体51を跨ぐように両側方向に
延びる横引き部14が形成されている。
シートクッション10を保持するパネルフレーム20は、ク
ッションパッド30の底面部31に合致した形状に、例えば
軟鋼板をプレス成形したものである。
シートクッション10の横引き部14の両端に対応するパネ
ルフレーム20の後部21の両端には、切り起こしによりワ
イヤ係止部22が形成されている。
パネルフレーム20の後部21の両端のワイヤ係止部22の間
には、クッションパッド30の上面のシートヒータ50の発
熱体51の電熱線52に対応するよう矩形状の回避孔23が穿
設されている。
パネルフレーム20に装着したクッションパッド30の座面
形成部32の後部には、シートクッション10の横引き部14
を構成するトリムカバー40の引き込み用の凹溝33が形成
されている。
クッションパッド30の座面形成部32には、第2図に示す
ように、シートヒータ50のシート状の発熱体51が凹溝33
を跨ぐように配設されている。
さらに詳しく言うと、シートヒータ50の発熱体51は、矩
形状の外皮材内に蛇行状に屈曲させた電熱線52を内装し
たものであり、発熱体51の後部51aでは電熱線52が略中
央に集中して、シートクッション10の後方に延びるハー
ネス53を形成しており、ハーネス53の先端はプラグ54に
接続されている。
クッションパッド30の上面に沿うよう装着されたトリム
カバー40は、クッションパッド30の形状に対応して、ク
ッションパッド30の座面形成部32を覆うメインカバー42
と、クッションパッド30の側部12に対応するサイドカバ
ー41とが一体的に縫着されたものである。
メインカバー42のクッションパッド30の凹溝33に対応す
る部分には、引込部43が形成されており、引込部43には
長手方向に延びる引き袋44が縫着されている。引き袋44
には、クッションパッド30の凹溝33に引き込ませる止め
ワイヤ45が挿通されている。
メインカバー42の引き袋44に挿通した止めワイヤ45は、
クッションパッド30の凹溝33を覆う発熱体51の後部51a
を巻き込むようにして、凹溝33に引き込まれており、止
めワイヤ45の両端部はオームクリップ46によりパネルフ
レーム20のワイヤ係止部22に止着されている。
クッションパッド30の凹溝33に引き込まれた止めワイヤ
45が、発熱体51の電熱線52と交叉する位置に対応するパ
ネルフレーム20には、前述した回避孔23が開口してお
り、発熱体51の電熱線52がパネルフレーム20と止めワイ
ヤ45に挟まれるのを防止している。
次に作用を説明する。
第2図に示すように、パネルフレーム20で保持されたシ
ートクッション10に、シートヒータ50を取付ける場合に
は、まず、パネルフレーム20に装着したクッションパッ
ド30の上面にシートヒータ50の発熱体51を載置する。
この場合に、発熱体51の後部51aで略中央に集中された
電熱線52が、クッションパッド30の凹溝33と交叉する位
置の下方に、パネルフレーム20の回避孔23が対応するよ
うに、発熱体51を座面形成部32に配設する。
つぎに、クッションパッド30およびその上面に載置した
シートヒータ50の発熱体51にトリムカバー40を被せ、メ
インカバー42に設けた引き袋44が、クッションパッド30
の凹溝33に対応するようにする。
第1図に示すように、トリムカバー40をクッションパッ
ド30に引き付けた状態で、メインカバー42の引き袋44に
挿通した止めワイヤ45を、発熱体51の後部51aを巻き込
むようにクッションパッド30の凹溝33に引き込ませて、
止めワイヤ45の両端部をパネルフレーム20のワイヤ係止
部22にオームクリップ46で止着する。
このようにメインカバー42の引込部43をクッションパッ
ド30の凹溝33に引き込ませて止着することにより、シー
トヒータ50の発熱体51の後部51aを跨ぐようにして、シ
ートクッション10の座面部11に横引き部14が形成され
る。
第1図に示すように、横引き部14を形成するとともに、
縦引き部13を形成しつつ、クッションパッド30の上面に
トリムカバー40を装着すれば、シートヒータ50はクッシ
ョンパッド30とトリムカバー40との間に内装されて、シ
ートクッション10に取付けられる。
第2図に示すように、クッションパッド30の凹溝33に引
き込まれた止めワイヤ45が、発熱体51の電熱線52と交叉
する位置に対応するパネルフレーム20には、前述した回
避孔23が開口している。
それにより、シートクッション10の座面部11の横引き部
14に着座者などの荷重が加わっても、シートヒータ50の
発熱体51の電熱線52が、メインカバー42の止めワイヤ45
と、パネルフレーム20とにより挟まれないから、電熱線
52は断線しない。
また、シートクッション10の横引き部14の位置に対応す
るパネルフレーム20に、前述のように電熱線52との干渉
を避ける回避孔23が開口するため、メインカバー42の引
込部43に発熱体51を跨ぐよう直線状に連なる引き袋44を
設けることができ、引込部43を直線状に均等にクッショ
ンパッド30の凹溝33に引き込ませることができるから、
シートクッション10に形成される横引き部14に凸凹状の
起伏が生じない。
なお、前記実施例に係るシートヒータ50の取付構造で
は、車両用シートのシートクッション10について説明し
たが、シートバックのクッション体にも適用できる他
に、例えば応接セットのソファなどにも利用することが
できる。
「考案の効果」 本考案に係るシートヒータの取付構造によれば、トリム
カバーの引き袋に挿通した止めワイヤが、クッションパ
ッドの凹溝内に引き込まれたシートヒータの電熱線に重
なる位置に対応するパネルフレームに回避孔を穿設した
から、電熱線の断線を防ぎつつ、トリムカバーの引き袋
をシートヒータの全巾に渡り直線状に延びるよう均等に
クッションパッドの凹溝に引き込ませて止着することが
できるため、シートヒータを跨ぐようにしてシートクッ
ションに形成される引き部が凸凹状に起伏せず、見栄え
を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示しており、
第1図はシートヒータを取付けたシートクッションの分
解斜視図、第2図はシートヒータを取付けたシートクッ
ションの平面図である。 10…シートクッション 11…座面部 12…側部 14…横引き部 20…パネルフレーム 22…ワイヤ係止部 23…回避孔 30…クッションパッド 32…座面形成部 33…凹溝 40…トリムカバー 41…サイドカバー 42…メインカバー 43…引込部 44…引き袋 45…止めワイヤ 50…シートヒータ 51…発熱体 52…電熱線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルフレームで保持されたクッションパ
    ッドに形成した凹溝に、トリムカバーに設けた引き袋を
    引き込ませて、クッションパッドの上面に沿うようトリ
    ムカバーを装着し、前記クッションパッドとトリムカバ
    ーとの間に内装するシートヒータの取付構造において、 前記トリムカバーの引き袋に止めワイヤを挿通させる一
    方、前記クッションパッドの凹溝の下方のパネルフレー
    ムにワイヤ係止部を形成し、 前記止めワイヤがシートヒータの電熱線に重なる位置に
    対応するパネルフレームに、電熱線との干渉を避けるた
    めの回避孔を穿設し、 前記シートヒータとともにトリムカバーの引き袋をクッ
    ションパッドの凹溝に引き込み、止めワイヤをパネルフ
    レームのワイヤ係止部に止着したことを特徴とするシー
    トヒータの取付構造。
JP1990129131U 1990-11-30 1990-11-30 シートヒータの取付構造 Expired - Lifetime JPH0729905Y2 (ja)

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