JP2546252Y2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2546252Y2
JP2546252Y2 JP1992034972U JP3497292U JP2546252Y2 JP 2546252 Y2 JP2546252 Y2 JP 2546252Y2 JP 1992034972 U JP1992034972 U JP 1992034972U JP 3497292 U JP3497292 U JP 3497292U JP 2546252 Y2 JP2546252 Y2 JP 2546252Y2
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JP
Japan
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protective cover
seat
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seat cushion
slit
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JP1992034972U
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JPH0593300U (ja
Inventor
隆之 毛利
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シートバックの下端部
からシートクッションの後端部に沿って下方に延出する
ハーネスを備えた車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用シートとしては、
例えば、実開平3−122946号公報に示すようなも
のがある。すなわち、シートクッションの後端部下側を
カバーで被覆し、該カバーの一部を袋状に縫製して挿通
部を形成し、この挿通部にハーネスを挿通していた。こ
の挿通部は、ハーネスをシートクッションに沿わせて、
後部座席の乗員の足先等がハーネスに引っ掛かるを防止
するためのものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用シートでは、ハーネスをシートクッシ
ョンに沿わせて保持するために、カバーの一部を袋状に
縫製する作業が必要となるから、生産工数が増大し、時
間がかかり、コストが嵩むという問題点があった。ま
た、ハーネスがシートバックの下端部から下方に延出す
る場合には、ハーネスがシートクッションの後端部に沿
って露出してしまい、外観品質上問題であった。
【0004】本考案は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、簡易な構成により生産工数を減少
させてコストを低減できるとともに、シートバック側か
ら延びるハーネスを隠蔽して引っ掛けを防止するととも
に、見栄えを良くして外観品質を向上させることができ
る車両用シートを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、シートバック(3
0)の下端部(31)からシートクッション(20)の
後端部(21)に沿って下方に延長するハーネス(3
3)を備えた車両用シート(10)において、前記シー
トバック(30)の下端部(31)から下方に延長し、
後部座席の乗員の足先が接触し得る前記シートクッショ
ン(20)の後端部(21)側をほぼシート全幅に亘っ
て覆う保護用カバー(40)を有し、該保護用カバー
(40)の先端側(42)を前記シートクッション(2
0)の底面側(22)に取付け、前記保護用カバー(4
0)の基端側(41)に、前記ハーネス(33)を保護
用カバー(40)の内側に引入れる入スリット(43)
を設ける一方、前記保護用カバー(40)の先端側(4
2)に、該保護用カバー(40)の内側に引入れた前記
ハーネス(33)の端部(34)を外側に引出す出スリ
ット(44)を設け、前記保護用カバー(40)の内側
に引入れてあるハーネス(33)の長さに、シートクッ
ション(20)のリフト量に対応できる遊びを設けたこ
とを特徴とする車両用シート(10)に存する。
【0006】
【作用】保護用カバー(40)をシートバック(30)
の下端部(31)から下方に延長し、シートクッション
(20)の後端部(21)側に沿わせつつ、該保護用カ
バー(40)の先端側(42)を前記シートクッション
(20)の底面側(22)に取付ける。それにより、後
部座席の乗員の足先が接触し得るシートクッション(2
0)の後端部(21)が、ほぼシート全幅に亘って保護
用カバー(40)で覆われて、乗員の靴先が、例えばシ
ートクッション(20)の底面側(22)のフレーム
(23)等により傷付くのが防止される。
【0007】保護用カバー(40)の基端側(41)に
入スリット(43)を設けることにより、この入スリッ
ト(43)から前記シートバック(30)の下端部(3
1)から下方に延長するハーネス(33)を保護用カバ
ー(40)の内側に引入れることができる。従って、ハ
ーネス(33)がシートクッション(20)の後端部
(21)に露出することがなく、ハーネス(33)によ
る見栄えの悪さや後部座席の乗員によるハーネス(3
3)の引っ掛けを防止することができる。
【0008】保護用カバー(40)の先端側(42)に
出スリット(44)を設けることにより、この出スリッ
ト(44)から保護用カバー(40)の内側に引入れた
前記ハーネス(33)の端部(34)を外側に引出すこ
とができる。従って、後部座席の乗員の足先が届かない
保護用カバー(40)の先端側(42)の任意の位置に
前記出スリット(44)を設ければ、保護用カバー(4
0)の内側にてハーネス(33)に遊び(たるみ)を持
たせつつ、その端部(34)を、ハーネス接続先の配置
に対応する適正な位置に案内させることができる。ま
た、保護用カバー(40)の内側に引入れてあるハーネ
ス(33)の長さに、シートクッション(20)のリフ
ト量に対応できる遊びを設けたから、シートクッション
(20)を上昇させてもハーネス(33)が無理に引っ
張られたり、フロア側にある接続先から外れるおそれも
なく、その一方、シートクッション(20)を下降させ
てもハーネス(33)のたるみ分は保護用カバー(4
0)の内側に収納される。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。図1から図3は本考案の一実施例を示している。
図1に示すように、車両用シート10はシートクッショ
ン20とシートバック30とから構成され、シートバッ
ク30にはシートヒータ32が内装されている。シート
ヒータ32のハーネス33は、シートバック30の下端
部31から外側に出ており、このハーネス33は、シー
トクッション20の後端部21に沿って下方(図1では
上方)に延長している。
【0010】図3に示すように、シートバック30の下
端部31には、保護用カバー40の基端41が縫着され
ている。この保護用カバー40は、後部座席の乗員の足
先を保護するための部材であり、車両用シート10の外
表面を被覆するトリムカバーと同一材質から形成されて
いる。
【0011】保護用カバー40は、シートバック30の
下端部31から下方に延長し、シートクッション20の
後端部21をほぼシート全幅に亘って覆う様にして、保
護用カバー40の先端42はシートクッション20の底
面部22の中央付近まで延びている。保護用カバー40
の先端42は、シートクッション20のクッションフレ
ーム23の開口24に張設されているSばね部材25,
25…に係止されている。
【0012】保護用カバー40の基端41付近には、図
1から図3に示すように、ハーネス33を保護用カバー
40の内側に引入れる入スリット43を設けられてい
る。一方、保護用カバー40の先端42付近には、保護
用カバー40の内側に引入れたハーネス33の端部34
を外側に引出す出スリット44を設けられている。
【0013】シートバック30の下端部31から延びる
ハーネス33は、保護用カバー40の入スリット43か
ら保護用カバー40の内側に入り、保護用カバー40の
内側でシートクッション20の底面部22に延びてお
り、ハーネス33の端部34は、保護用カバー40の出
スリット44から保護用カバー40の外側に引き出され
ている。また、保護用カバー40の内側に引入れてある
ハーネス33の長さには、シートクッション20のリフ
ト量に対応できる程度に遊びが設けられている。
【0014】次に作用を説明する。図1から図3に示す
ように、シートバック30の下端部31に保護用カバー
40の基端41を縫着してから、先端42側を下方に延
長し、シートクッション20の後端部21側に沿わせ
る。
【0015】保護用カバー40の先端側42は、シート
クッション20のクッションフレーム23の開口24に
張設されているSばね部材25,25…に係止する。そ
れにより、後部座席の乗員の足先が接触し得るシートク
ッション20の後端部21が、ほぼシート全幅に亘って
保護用カバー40で覆われて、乗員の靴先が、例えばシ
ートクッション20の底面部22のクッションフレーム
23により傷付くのを防止できる。
【0016】保護用カバー40の基端41付近に入スリ
ット43を設けることにより、この入スリット43から
ハーネス33を保護用カバー40の内側に引入れること
ができる。従って、ハーネス33がシートクッション2
0の後端部21に露出することがなく、後部座席の乗員
によるハーネス33の引っ掛けを防止することができ
る。また、ハーネス33を内側に隠蔽する保護用カバー
40自体は車両用シート10の外表面を被覆するトリム
カバーと同一材質から形成されているため、保護用カバ
ー40は車両用シート10の外表面と美観のして見栄え
を良くすることができる。
【0017】一方、保護用カバー40の先端42側に出
スリット44を設けることにより、この出スリット44
から保護用カバー40の内側に引入れたハーネス33の
端部34を外側に引出すことができる。従って、後部座
席の乗員の足先が届かない保護用カバー40の先端42
側の任意の位置に出スリット44を設ければ、保護用カ
バー40の内側にてハーネス33に適当な遊び(たる
み)を持たせつつ、その端部34を、ハーネス接続先の
配置に対応する適正な位置に案内させることができる。
また、保護用カバー40の内側に引入れてあるハーネス
33の長さには、シートクッション20のリフト量に対
応できる遊びを設けたから、シートクッション20を上
昇させてもハーネス33が無理に引っ張られたり、フロ
ア側にある接続先から外れるおそれもなく、その一方、
シートクッション20を下降させてもハーネス33のた
るみ分は保護用カバー40の内側に収納させることがで
きる。
【0018】
【考案の効果】本考案にかかる車両用シートによれば、
シートバックの下端部から下方に延長し、シートクッシ
ョンの後端部側を覆う保護用カバーに、ハーネスを内側
に引入れる入スリットと、カバー内側のハーネスの端部
を外側に引出す出スリットとを設けたから、簡易な構成
により生産工数を減らしてコストを低減できるととも
に、シートバック側から延びるハーネスを隠蔽して引っ
掛けを防止するとともに、見栄えを良くして外観品質を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る車両用シートを逆さに
した状態を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例に係る車両用シートを背面側
から視た斜視図である。
【図3】本考案の一実施例に係る車両用シートを示す側
面図である。
【符号の説明】
10…車両用シート 20…シートクッション 21…後端部 22…底面部 30…シートバック 31…下端部 33…ハーネス 40…保護用カバー 41…基端 42…先端 43…入スリット 44…出スリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートバックの下端部からシートクッショ
    ンの後端部に沿って下方に延長するハーネスを備えた車
    両用シートにおいて、 前記シートバックの下端部から下方に延長し、後部座席
    の乗員の足先が接触し得る前記シートクッションの後端
    部側をほぼシート全幅に亘って覆う保護用カバーを有
    し、該保護用カバーの先端側を前記シートクッションの
    底面側に取付け、前記保護用カバーの基端側に、前記ハ
    ーネスを保護用カバーの内側に引入れる入スリットを設
    ける一方、前記保護用カバーの先端側に、該保護用カバ
    ーの内側に引入れた前記ハーネスの端部を外側に引出す
    出スリットを設け、 前記保護用カバーの内側に引入れてあるハーネスの長さ
    に、シートクッションのリフト量に対応できる遊びを設
    けたことを特徴とする車両用シート。
JP1992034972U 1992-05-26 1992-05-26 車両用シート Expired - Lifetime JP2546252Y2 (ja)

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JPH0593300U JPH0593300U (ja) 1993-12-21
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5320357B2 (ja) * 2010-08-16 2013-10-23 日本発條株式会社 車両用シート
JP6366446B2 (ja) * 2014-09-30 2018-08-01 ダイハツ工業株式会社 シートのハーネス支持構造
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0593300U (ja) 1993-12-21

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