JP2522390Y2 - 自動車のヘッドレスト - Google Patents
自動車のヘッドレストInfo
- Publication number
- JP2522390Y2 JP2522390Y2 JP847191U JP847191U JP2522390Y2 JP 2522390 Y2 JP2522390 Y2 JP 2522390Y2 JP 847191 U JP847191 U JP 847191U JP 847191 U JP847191 U JP 847191U JP 2522390 Y2 JP2522390 Y2 JP 2522390Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- attached
- headrest
- frame
- main body
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、使用時にルーフ内の格
納位置から下方へ引出されてシートバック上端部に係止
される自動車のヘッドレストに関するものである。
納位置から下方へ引出されてシートバック上端部に係止
される自動車のヘッドレストに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ルーフ部分に格納されるヘッドレストと
して、実開昭５８−１３５３２７号公報により、ルーフ
面に沿った格納位置に枕材を回動自在に支持させてお
き、使用時には下方へ回動させてシートバック上端に係
止させるのが周知である。これにより、ワゴン車のサー
ドシート等のように寸法的制約から充分なシートバック
の高さが取れない場合でも、上方からヘッドレストがセ
ットされる。
して、実開昭５８−１３５３２７号公報により、ルーフ
面に沿った格納位置に枕材を回動自在に支持させてお
き、使用時には下方へ回動させてシートバック上端に係
止させるのが周知である。これにより、ワゴン車のサー
ドシート等のように寸法的制約から充分なシートバック
の高さが取れない場合でも、上方からヘッドレストがセ
ットされる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のシートにとって、ヘッドレストを上方からセッしたと
きの後方視界の確保、頭部だけでなく肩部の支持、安全
面からヘッドレストと共にシートベルトの装着性も配慮
する必要がある。
のシートにとって、ヘッドレストを上方からセッしたと
きの後方視界の確保、頭部だけでなく肩部の支持、安全
面からヘッドレストと共にシートベルトの装着性も配慮
する必要がある。
【０００４】本考案は、このような点に鑑みて、ヘッド
レスト本体がネットより構成され、さらにショルダサポ
ート機能及びシートベルトの取付け位置の調整機能を備
えた自動車のヘッドレストを提供することを目的とす
る。
レスト本体がネットより構成され、さらにショルダサポ
ート機能及びシートベルトの取付け位置の調整機能を備
えた自動車のヘッドレストを提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、この目的を達
成するために、ヘッドレスト本体を帯状ネットの左右両
側に軟性の枠材を取付けて構成し、このヘッドレスト本
体がルーフ内に格納されるように、ヘッドレスト本体の
上方の基端部をルーフ内に取付けられた自動巻取器に接
続し、ヘッドレスト本体の下方の自由端部に、シートバ
ックの上端部に取付けられた係止具に着脱自在に係止さ
れる被係止具を取付け、３点式シートベルトの肩ベルト
部分の上端部に取付けられた被係止具を着脱自在に係止
する係止具を、枠材に沿って上下方向に位置調整可能に
枠材に取付けたことを特徴としている。
成するために、ヘッドレスト本体を帯状ネットの左右両
側に軟性の枠材を取付けて構成し、このヘッドレスト本
体がルーフ内に格納されるように、ヘッドレスト本体の
上方の基端部をルーフ内に取付けられた自動巻取器に接
続し、ヘッドレスト本体の下方の自由端部に、シートバ
ックの上端部に取付けられた係止具に着脱自在に係止さ
れる被係止具を取付け、３点式シートベルトの肩ベルト
部分の上端部に取付けられた被係止具を着脱自在に係止
する係止具を、枠材に沿って上下方向に位置調整可能に
枠材に取付けたことを特徴としている。
【０００６】
【作用】使用時には、自動巻取器によりルーフ格納され
たヘッドレスト本体を下方へ引出し、その被係止具をシ
ートバックの上端部に取付けられた係止具に係止させ
る。これにより、両側の枠材はその軟性によりショルダ
サポートとして機能し、帯状ネットはヘッドレストとし
て機能する。さらに、肩ベルト部分の係止具を枠材に沿
って位置調整することにより、肩ベルト部分の高さ位置
が調整される。
たヘッドレスト本体を下方へ引出し、その被係止具をシ
ートバックの上端部に取付けられた係止具に係止させ
る。これにより、両側の枠材はその軟性によりショルダ
サポートとして機能し、帯状ネットはヘッドレストとし
て機能する。さらに、肩ベルト部分の係止具を枠材に沿
って位置調整することにより、肩ベルト部分の高さ位置
が調整される。
【０００７】
【実施例】図１〜図５は、本考案の一実施例によるリヤ
シート３（図３）の背後に配置されたサードシート１に
装着されるヘッドレストを示す。
シート３（図３）の背後に配置されたサードシート１に
装着されるヘッドレストを示す。
【０００８】図１において、１０はヘッドレスト本体で
あり、帯状のネット１１と、このネットの左右及び下方
周囲を包囲するショルダサポートとして機能する枠材１
２とより形成されている。この枠材は、図２に示すよう
に、可撓性の芯材１５を挿入されたスポンジ１６を表皮
１７で包囲して形成され、両側の枠材１２間の幅は標準
的な肩幅に相応している。ヘッドレスト本体１０の上方
の基端部にはフック２２が取付けられ、図３に示すよう
に、このフックに後続するワイヤ２１を介してルーフに
形成された入口１８を通して巻取り器２０に自動巻取り
可能になっている。フック２２は使用状態において入口
１８の内側部分に設けられた成形天井板２の切欠２ａに
係止される。ヘッドレスト本体１０の自由端部の枠材１
２には、サードシート１の上端部に突設された係止具９
が係止口３２ａ（図４）を通して係入される被係止具３
２が取付けられている。この被係止具はボタン３２ｂの
押圧操作により係脱される。枠材１２の裏側には、ハン
ドル３１（図４）が取付けられた補強用のフレーム３０
が取付けられている。このフレームの車幅方向の両端部
には突起部３０ａが形成され、入口１８の両側に形成さ
れた係合溝（図示せず）に係合するようになっている。
あり、帯状のネット１１と、このネットの左右及び下方
周囲を包囲するショルダサポートとして機能する枠材１
２とより形成されている。この枠材は、図２に示すよう
に、可撓性の芯材１５を挿入されたスポンジ１６を表皮
１７で包囲して形成され、両側の枠材１２間の幅は標準
的な肩幅に相応している。ヘッドレスト本体１０の上方
の基端部にはフック２２が取付けられ、図３に示すよう
に、このフックに後続するワイヤ２１を介してルーフに
形成された入口１８を通して巻取り器２０に自動巻取り
可能になっている。フック２２は使用状態において入口
１８の内側部分に設けられた成形天井板２の切欠２ａに
係止される。ヘッドレスト本体１０の自由端部の枠材１
２には、サードシート１の上端部に突設された係止具９
が係止口３２ａ（図４）を通して係入される被係止具３
２が取付けられている。この被係止具はボタン３２ｂの
押圧操作により係脱される。枠材１２の裏側には、ハン
ドル３１（図４）が取付けられた補強用のフレーム３０
が取付けられている。このフレームの車幅方向の両端部
には突起部３０ａが形成され、入口１８の両側に形成さ
れた係合溝（図示せず）に係合するようになっている。
【０００９】サードシート１には、シート側部の下方に
配置された自動巻取り器から導出されたベルト５ａにサ
ードシート１の中間位置に取付けられたバックル６に係
止される舌片７が挿入され、その上端部に舌片８を備え
た３点式シートベルト５が取付けられている。そして、
車室外側の枠材１２には、バックル３５の取付け穴３６
が、ネット１１の側部の隙間１１ａを通して上下にシフ
トされるように挿入されている。
配置された自動巻取り器から導出されたベルト５ａにサ
ードシート１の中間位置に取付けられたバックル６に係
止される舌片７が挿入され、その上端部に舌片８を備え
た３点式シートベルト５が取付けられている。そして、
車室外側の枠材１２には、バックル３５の取付け穴３６
が、ネット１１の側部の隙間１１ａを通して上下にシフ
トされるように挿入されている。
【００１０】格納状態においては、自動巻取り器２０に
ワイヤ２１が巻取られて、フレーム３０が図４に示すよ
うに下方を向いて入口１８に着座している。使用時に
は、ハンドル３１を引張ってフック２２を切欠２ａに係
止させると共に、被係止具３２を係止具９に係止させ
る。この状態で、図３に示すように、背後のリヤシート
３よりも低いサードシート１から両側で連接している枠
材１２が柔らかいショルダサポートとして、またネット
１１はヘッドレストとして機能する。シートベルト５の
肩ベルト部分の舌片８は、高さ位置を調整されて、図５
に示すように、取付け穴３６が枠材１２に食込むことに
より支持されたバックル３５に係止される。
ワイヤ２１が巻取られて、フレーム３０が図４に示すよ
うに下方を向いて入口１８に着座している。使用時に
は、ハンドル３１を引張ってフック２２を切欠２ａに係
止させると共に、被係止具３２を係止具９に係止させ
る。この状態で、図３に示すように、背後のリヤシート
３よりも低いサードシート１から両側で連接している枠
材１２が柔らかいショルダサポートとして、またネット
１１はヘッドレストとして機能する。シートベルト５の
肩ベルト部分の舌片８は、高さ位置を調整されて、図５
に示すように、取付け穴３６が枠材１２に食込むことに
より支持されたバックル３５に係止される。
【００１１】
【考案の効果】以上、本考案のショルダサポート兼用の
ヘッドレストによれば、ルーフ内から引出すことによ
り、シートバックの高さの不足分を補足して両側の枠材
がショルダサポートとして機能し、その間のネットがヘ
ッドレストとして機能する。枠材を利用して肩ベルト部
分を最適の高さ位置に装着できる。ネットの使用により
後方視界が妨げられることもない。ルーフ内に格納され
るために、見掛け上も問題ない。
ヘッドレストによれば、ルーフ内から引出すことによ
り、シートバックの高さの不足分を補足して両側の枠材
がショルダサポートとして機能し、その間のネットがヘ
ッドレストとして機能する。枠材を利用して肩ベルト部
分を最適の高さ位置に装着できる。ネットの使用により
後方視界が妨げられることもない。ルーフ内に格納され
るために、見掛け上も問題ない。
【図１】本考案を適用されたサードシート部分の斜視図
である。
である。
【図２】同実施例によるヘッドレストの枠材の断面を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図３】同ヘッドレストの使用状態を示す側面図であ
る。
る。
【図４】同ヘッドレストの格納時の自由端部分を示す斜
視図である。
視図である。
【図５】肩ベルト部分のバックルの支持状態を示す断面
図である。
図である。
２ 成形天井板 ５ ３点式シートベルト ８ 舌片 １０ ヘッドレスト本体 １１ ネット １２ 枠材 ３５ バックル
Claims (1)
- 【請求項１】ヘッドレスト本体を帯状ネットの左右両側
に軟性の枠材を取付けて構成し、前記ヘッドレスト本体
がルーフ内に格納されるように、前記ヘッドレスト本体
の上方の基端部を前記ルーフ内に取付けられた自動巻取
器に接続し、前記ヘッドレスト本体の下方の自由端部
に、シートバックの上端部に取付けられた係止具に着脱
自在に係止される被係止具を取付け、３点式シートベル
トの肩ベルト部分の上端部に取付けられた被係止具を着
脱自在に係止する係止具を、前記枠材に沿って上下方向
に位置調整可能に前記枠材に取付けたことを特徴とする
自動車のヘッドレスト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP847191U JP2522390Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 自動車のヘッドレスト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP847191U JP2522390Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 自動車のヘッドレスト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04101649U JPH04101649U (ja) | 1992-09-02 |
| JP2522390Y2 true JP2522390Y2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=31740844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP847191U Expired - Lifetime JP2522390Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 自動車のヘッドレスト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2522390Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP847191U patent/JP2522390Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04101649U (ja) | 1992-09-02 |
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