JPH0489084A - シートのトリムカバーの取付構造及びその取付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、クッションパッドを覆うトリムカバーに引き
部を設け、該引き部を前記クッションパッド側に引き込
み、前記トリムカバーか前記クッションパッドの上面に
沿うようにしたシートのトリムカバー取付構造及びその
取付方法に関する。

「従来の技術」 従来、この種のシートのトリムカバー取付構造及びその
取付方法としては、例えば、実開昭６０−１１３０００
号公報に開示されているものかある。

すなわち、クッションパッドに引込み用のスリットか形
成され、引込み用のスリットにトリムカバーの引き部か
引き込まれ、引込み用のスリットにクリップ部材か挿通
していて、クリップ部材の上端部か引き部に連結され、
クリップ部材の下端部に形成された保合部かシートフレ
ームに掛止して、トリムカバーの引き部を引込んだ状態
に拘束しているものである。

「発明か解決しようとする課題」 しかしなから、このような従来のシートのトリムカバー
取付構造ては、クリップ部材を予めトリムカバーの引き
部に連結しておき、例えば、クリップ部材か引込み用の
スリットに挿通ずることに配慮しなから、トリムカバー
をクッションパッドに被せるようにし、引き部を介して
クリップ部材を下方へ押し込んだり、下方からクリ・ン
ブ部材の下端部を引き出したりして、クッションパッド
の復元力などによりクリップ部材か上方へ戻らないよう
にしなから、クリップ部材の保合部を抜き出して引込み
用の溝のスリット周縁部に係止するようにするため、作
業か煩わしく、手間かかかり、組付は性かよく、また、
スリット近傍の臂撥力か弱く、長期の使用などによりス
リウド近傍かへたって、そのままでは座り心地かよくな
いという問題点かあった。

本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
ものて、組付は作業か簡単てかつ手間がかからないて、
生産性を向上することかてきるとともに、座り心地かよ
いシートのトリムカバー取付構造及びその取付方法を提
供することを目的としている。

「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、 ｌ　クッションパッドを覆うトリムカバーに引き部を設
け、該引き部を前記クッションパッド側に引き込み、前
記トリムカバーか前記クッションパッドの上面に沿うよ
うにしたシートのトリムカバーの取付構造において。

前記トリムカバーの引き部に引込部材を設ける一方、 前記クッションパッドに内装され、上下方向へ延びる棒
状の基部と、該棒状の基部の上端部に形成され前記引込
部材に連結する連結部と、前記棒状の基部に軸線方向へ
複数連設され、引き出し方向に対して斜め後方へ突出し
、前記棒状の基部を下方へ引き出した際に前記クッショ
ンパッドの下面から下方へ抜け出し、該クッションパッ
ドの下面側に係止して、前記トリムカバーの引き部を前
記クッションパッド側に引き付けた状態に拘束する掛止
突起とから成るクリップ部材を備えたことを特徴とする
シートのトリムカバーの取付構造。

２　クッションパッドを覆うトリムカバーに引き部を設
け、該引き部を前記クッションパッド側に引き込み、前
記トリムカバーか前記クッションパッドの上面に沿うよ
うにしたシートのトリムカバーの取付方法において 前記トリムカバーの引き部に引込部材を設け、 前記クッションパッドに、棒状の基部と、該棒状の基部
の軸線方向に複数連設され、下方へ移動可能かつクッシ
ョンパッドに係止して上方へ移動不能な掛止突起とから
成るクリップ部材を下方へ引出し可能に内装し、 該クリップ部材の上端部を前記引込部材に連結し、前記
クリップ部材を下方へ引き出して掛止突起を前記クッシ
ョンパッドの下面から下方へ抜き出し 抜き出た前記クリップ部材の掛止突起を前記クッション
パッドの下面側に係止し、前記トリムカバーの引き部を
前記クッションパッド側に引き付けた状態に拘束したこ
とを特徴とするシートのトリムカバーの取付方法に存す
る。

「作用」 クッションパッドにはクリップ部材か内装され、クリッ
プ部材の棒状の基部か上下方向へ延ばされている。

り、ンションバットにトリムカバーを被せるようにセッ
トし、トリムカバーに設けられた引込部材を、棒状の基
部の上端部に形成された連結部に連結するようにする。

次に、棒状の基部の下端部をクッションパッドの下方か
ら抜き出すようにすると、トリムカバーの引き部かクッ
ションパッド内に引き込まれていく。同時に棒状の基部
に複数連設された掛止突起かクッションパッド内から下
方へ抜き出される。

棒状の基部を下方へ引いていく際に、下方への引き力を
弱めたり、なくしたりした場合、抜き出た掛止突起かク
ッションパッドの下面側に係止したり、クッションパッ
ド内の掛止突起かクッションパッドに係止したりしてク
リップ部材か上方へ戻ることかない。

前述のようにして、棒状の基部を下方へ引いていき、ト
リムカバーの引き部か十分にクッションパッド内に引き
込まれたならば、引くのを止めて、組付は作業を絆了す
ればよい。それにより、掛止突起かクッションパッドの
下面側に係止したり、クッションパッド内の掛止突起か
クッションパッドに係止したりしてクリップ部材か上方
へ戻ることかなく、トリムカバーかクツショバットの上
面に弛むことなく被覆した状態に拘束される。

「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。

第１図から第４図は本発明の一実施例を示している。

ｔｆｊ１図および第２図に示すように、シートクツショ
ンは、クッションパッドｌＯかパネルフレーム２０に載
せられ、これらを上方からトリムカバー３０か被覆して
成る。

クッションパッド１０の中央部には両側方向に窪み１２
か形成され、トリムカバー３０には窪み１２に対応して
引き部３５か形成され、引き部３５に引込部材４０か設
けられている。引込部材４０は前カバ一部３６の後縁部
と後カバ一部３７の前縁部とを縫着して成るものである
。引込部材４０はトリムカバー３０と別体に設けてもよ
い。

クッションパッド１０には、インサート成形による二つ
のクリップ部材５０か窪み１２に沿って内装されている
。数本のクリップ部材５０を内装したものてあってもよ
い。

クリップ部材５０は、樹脂製て上下方向へ延びた棒状の
基部５１を有していて、棒状の基部５１の上端部かクッ
ションパッドｌＯの上面から上方へ突出し、棒状の基部
５１の下端部かクッションパッドｌＯの下面から下方へ
突出している。クッションパッド１０の下面にはプレー
ト部材１５か付着され、プレート部材１５の挿通孔１６
から棒状の基部５１の下端部５２か突出している。

棒状の基部５１の上端部には連結部であるフック部５３
か形成され、フック部５３か引込部材に縫着された連結
用のワイヤ４１に係止して連結されている。

棒状の基部５１には軸線方向へ掛止突起５４か複数連設
されている。掛止突起５４は引き出し方向に対して斜め
後方へ突出し、クッションパッドｌＯに食い込んて上方
へ移動不能にかつ下方へ移動可能に斜め上方へ突設して
いる。掛止突起５４は、通常は広かっていてプレート部
材１５の挿通孔１６を抜け出る際にすぼまるようにある
程度の弾性を有している。

次に作用を説明する。

クッションパッドｌｏ上にトリムカバー３０を持ち込ん
で、引込部材４０かクリップ部材５ｏにほぼ対応するよ
うに合わせる。

次に、第３図に示すように、二つのクリップ部材５０の
各フック部５３を引込部材４ｏ側の連結用のワイヤ４１
にそれぞれ係止して、り・シションバット１０にトリム
カバー３ｏを被せるようにする。

次に、トリムカバー３０の外周縁をパネルフレーム２０
の下方に回し込んでパネルフレーム２０の下面側にクリ
ップ止めする。

次に、クッションバ・ント１０の下面に付着されたプレ
ート部材１５の挿通孔１６を通って下方に突出している
一方の棒状の基部５１の下端部５２をつかんて下方へ引
くようにする。

それにより、クリップ部材５０か下方へ引き出され、引
込部材４０を介してトリムカバー３０の引き部３５かク
ッションパッド１０内に引き込まれる。

このとき、棒状の基部５１か下方へ引き比され、掛止突
起５４も下方へ移動し、掛止突起５４か下位のものから
順番に広かった状態からすぼまった状態になって挿通孔
１６を抜け出る。

棒状の基部５１を下方へ引いていく際に、上方へ引くの
を止めたりした場合、抜き出た掛止突起５４かプレート
部材１５の挿通孔１６の周縁部に係止したり、クッショ
ンパッド１０内に残された掛止突起５４かクッションパ
ッド１０に食い込んだりして、クッションパッドＩＯの
復元力等によって引込部材４０を介してクリップ部材５
０か上方への力を受けても、上方へは戻らないようにな
る。

ある程度、一方のクリップ部材５０の棒状の基部５１を
引いたならば、他方のクリップ部材５０の棒状の基部５
１を引くようにする。この間に、一方のクリップ部材５
０は下方へ引き付けていなくても、上方へ戻るようなこ
とかなく、楽に他方のクリップ部材５０側の作業をする
ことかてきる。

すなわち、二つのクリップ部材を交互に引くようにする
。一方のクリップ部材を最終状態まて弓〈ようにしても
よい。

棒状の基部５１を下方へ引いていき、トリムカバー３０
の引き部３５か十分にクッションパッド内に引き込まれ
たならば、引くのを止ればよい。

このときにも、プレート部材１５の挿通孔１６から抜け
出た掛止突起５４か挿通孔１６の周縁部に係止したり、
掛止突起５４かクッションパッド１０内に引き出されな
いて残されていれば、残された掛止突起５４かクッショ
ンパッド１０食い込んだりするため、クリップ部材５０
か上方へ戻ることかない。

それにより、トリムカバー３０かクッショバットｌＯの
上面に弛むことなく被覆し、その状態に拘束される。

次に、下方へ出っ張った棒状の基部５１をハサミなとて
裁断すればよい。

本実施例においては、最上位の掛止突起５４か抜け出る
まて、クリップ部材５ｏを下方へ引き出したものを示し
たか、例えば、第４図に示すような段階で、トリムカバ
ー３０の引き部３５の引き込みか十分になれば、その段
階て引くのを止めて、下方へ出っ張った棒状の基部５１
を裁断すればよいことはいうまでもない。

「発明の効果」 本発明に係るシートのトリムカバーの取付構造及びその
取付方法によれば、クッションパッドに内装したクリッ
プ部材に引込部材を介してトリムカバーを連結し、クリ
ップ部材の棒状の基部をクッションパッドの下方から抜
き出すようにして、トリムカバーの引き部を十分にクッ
ションパッド内に引き込めば、抜け出した掛止突起かク
ッションパッドの下面側に係止したりして、クリ・ンプ
部材か上方へ戻ることかなく、トリムカバーの引き部か
引込部材を介してクッションパッド側に引き付けた状態
に拘束することかてき、また、クリッブ部材を引いてい
く際に、下方への引き力を弱めたりしてた場合てあって
も、抜き出た掛止突起かクッションパッドの下面側に係
止したり、クッションパッド内に残った掛止突起かクッ
ションパッドに食い込んだりしてクッションパッドの復
元力等によりクリップ部材かＬ方へ戻ることかないよう
にしたのて、クリップ部材を常に引いている必要かなく
、作業か極めて簡単になり、手間かかからないて、トリ
ムカバーを取り村けることかてき１作業性を向上するこ
とかてき、また、クッションパッドに引込部材用のスリ
ットなどを設ける必要かなく、スリットなどを入れた場
合に長期の使用などによって生しるへたりかなく、座り
心地をよいものにすることかてきる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第４図は本発明の一実施例を示しており、第
１図はシートのトリムカバー取付構造の分解斜視図、第
２図はシートの要部断面図、第３図および第４ＵＡはそ
れぞれ作用説明図である６１０−・・クッションパッド ２０・・−パネルフレーム ３０・・・トリムカバー ３５・・・引き部 ４０・・・引込部材 ５０・・・クリップ部材 ５１・・・棒状の基部 ５３−・連結部 ５４・−・掛止突起

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　クッションパッドを覆うトリムカバーに引き部を設
   け、該引き部を前記クッションパッド側に引き込み、前
   記トリムカバーが前記クッションパッドの上面に沿うよ
   うにしたシートのトリムカバーの取付構造において、 前記トリムカバーの引き部に引込部材を設ける一方、 前記クッションパッドに内装され、上下方向へ延びる棒
   状の基部と、該棒状の基部の上端部に形成され前記引込
   部材に連結する連結部と、前記棒状の基部に軸線方向へ
   複数連設され、引き出し方向に対して斜め後方へ突出し
   、前記棒状の基部を下方へ引き出した際に前記クッショ
   ンパッドの下面から下方へ抜け出し、該クッションパッ
   ドの下面側に係止して、前記トリムカバーの引き部を前
   記クッションパッド側に引き付けた状態に拘束する掛止
   突起とから成るクリップ部材を備えたことを特徴とする
   シートのトリムカバーの取付構造。 ２　クッションパッドを覆うトリムカバーに引き部を設
   け、該引き部を前記クッションパッド側に引き込み、前
   記トリムカバーが前記クッションパッドの上面に沿うよ
   うにしたシートのトリムカバーの取付方法において、 前記トリムカバーの引き部に引込部材を設け、 前記クッションパッドに、棒状の基部と、該棒状の基部
   の軸線方向に複数連設され、下方へ移動可能かつクッシ
   ョンパッドに係止して上方へ移動不能な掛止突起とから
   成るクリップ部材を下方へ引出し可能に内装し、 該クリップ部材の上端部を前記引込部材に連結し、前記
   クリップ部材を下方へ引き出して掛止突起を前記クッシ
   ョンパッドの下面から下方へ抜き出し、 抜き出た前記クリップ部材の掛止突起を前記クッション
   パッドの下面側に係止し、前記トリムカバーの引き部を
   前記クッションパッド側に引き付けた状態に拘束したこ
   とを特徴とするシートのトリムカバーの取付方法。