JPH0737984Y2 - シートヒータ - Google Patents

シートヒータ

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JPH0737984Y2
JPH0737984Y2 JP12762490U JP12762490U JPH0737984Y2 JP H0737984 Y2 JPH0737984 Y2 JP H0737984Y2 JP 12762490 U JP12762490 U JP 12762490U JP 12762490 U JP12762490 U JP 12762490U JP H0737984 Y2 JPH0737984 Y2 JP H0737984Y2
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JP
Japan
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pulling piece
heating element
pad
heating
heating wire
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JP12762490U
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JPH0483838U (ja
Inventor
隆之 毛利
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、クッションのパッドと該パッドを覆うトリム
カバーとの間に内装される発熱体を備えたシートヒータ
に関する。
「従来の技術」 従来のこの種のシートヒータとしては、例えば、実公開
昭62−45431に示すようなものがある。
すなわち、シートヒータの発熱体は、電熱線を挟持する
ように外皮材を貼り合せたものであり、該発熱体の略中
央には、引き片を縫い付けるめに電熱線が迂回するよう
配された空白部が設けられ、該空白部に引き片が縫い付
けられている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来のシートヒータでは、ヒ
ップポイントにあたる発熱体の略中央の空白部では電熱
線が迂回しているから、着座者の採暖に寄与せず、暖房
性能が良くないという問題点があった。
また、発熱体に引き片を縫い付ける際に、縫い針などに
より誤って外皮材内の電熱線を切断しないように注意し
なければならないから、縫着作業が煩わしいという問題
点があった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、外皮材内にむらなく電熱線を配設できて暖房性
能が良いとともに、外皮材に引き片を縫い付ける際に、
電熱線を切断するおそれがないシートヒータを提供する
ことを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 クッションのパッドと該パッドを覆うトリムカバーとの
間に内装される発熱体を備えたシートヒータにおいて、 前記発熱体は電熱線と該電熱線を挟持するよう互いに貼
着する表裏の外皮材とから成り、 前記外皮材の一方にトリムカバーを引き込む表側引き片
を止着するとともに、該表側引き片がパッドに形成した
溝に引き込まれるように、他方の外皮材にパッドの溝に
引き込ませる裏側引き片を止着したことを特徴とするシ
ートヒータに存する。
「作用」 シートヒータの発熱体を生産するには、まず、発熱体の
表裏を構成する外皮材の一方に、トリムカバーを引き込
む表側引き片を止着するとともに、他方の外皮材にパッ
ドに形成した溝に引き込ませる裏側引き片を止着する。
表側引き片を止着した外皮材と、裏側引き片を止着した
外皮材とにより、略水平方向に広がるように折り曲げた
電熱線を挟持して互いに貼着すれば、発熱体が形成され
る。
このように、外皮材に予め表側引き片などを止着してか
ら電熱線を挟持するから、外皮材に表側引き片などを縫
い付けて止着する場合でも、縫い針によって電熱線が切
断されることはない。
外皮材に表側引き片などを止着する際に、縫い針などに
よって、電熱線が損傷することがないから、表側引き片
などの止着部分から電熱線を迂回させて配設する必要が
なく、発熱体内に電熱線を密接した状態に配設すること
もできる。
それにより、電熱線の配置の影響を受けずに、発熱体の
所望の部分に表側引き片などを止着することができ、ま
た、発熱体内にむらなく電熱線を配設することにより、
発熱体の全体から均等な採暖効果を得ることが可能とな
る。
シートヒータの発熱体を、クッションのパッドと該パッ
ドを覆うトリムカバーとの間に内装する際は、発熱体の
表側引き片をトリムカバーにつなげるとともに、該表側
引き片がパッドの凹溝に引き込まれるように、裏側引き
片をパッド凹溝に引き込ませる。
両引き片などを介して、トリムカバーがパッドの凹溝に
引き込まれるから、発熱体を間に介在させつつも、パッ
ドの表面形状に沿うようトリムカバーを覆うことができ
る。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図から第4図は本考案の一実施例を示している。
第1図および第2図に示すように、シートヒータ30は、
クッション10のパッド11とパッド11を覆うトリムカバー
20との間に内装される発熱体30aを備えている。
シートヒータ30の発熱体30aは、水平方向に延びるよう
櫛歯状に折り曲げられた電熱線32と、電熱線32を挟持す
るように互いに貼着する矩形状の防燃布から構成された
外皮材33,34とから成る。
発熱体30aの後端31から延びている電熱線32は、プラグ7
0につながれている。また、発熱体30aの後端31には、電
熱線32の温度を制御するサーモスタット71が設けられて
いる。
発熱体30aの表面となる外皮材33の中央よりやや後方寄
りには、両側方向に延びる略U字形断面の表側引き片40
の端縁41が縫い付けられている。
発熱体30aの裏面となる外皮材34にも、その中央よりや
や後方寄りに略U字形断面の裏側引き片50の端縁51が縫
い付けられており、裏側引き片50と表側引き片40とは、
外皮材33,34を間にして表裏対称に配されている。
第2図および第3図に示すように、クッション10のパッ
ド11の座面部12の略中央には、両側方向に延びるインサ
ートワイヤ13が内装されており、インサートワイヤ13に
沿って略U字形断面のトリムカバー20の引き込み用の溝
14が形成されている。
パッド11を覆う形状に形成されたトリムカバー20は、表
皮21と基布23との間にワディング22が挾装して成る。
トリムカバー20の基布23におけるパッド11の引き込み用
の溝14に対応する引き部20aには、連結ワイヤ25が挿通
された略U字形断面の吊り片24が止着されている。
トリムカバー20の吊り片24と、表ワイヤ42が挿通された
発熱体30aの表側引き片40とは、それぞれの連結ワイヤ2
5および表ワイヤ42を囲い込むようにしたオームクリッ
プ60で止着されている。
トリムカバー20に止着された発熱体30aの裏側引き片50
は、トリムカバー20をパッド11に引き付けるような状態
で、パッド11の引き込み用の溝14に引き込まれており、
裏側引き片50に挿通されている裏ワイヤ52は、引き込み
用の溝14の下に内装されているインサートワイヤ13にオ
ームクリップ61で止着されている。
次に作用を説明する。
シートヒータ30の発熱体30aを生産するには、まず、発
熱体30aの表側を構成する外皮材33に、トリムカバー20
を引き込む表側引き片40の端縁41をミシンなどで縫い付
けるとともに、他方の外皮材34にパッド11に形成した引
き込み用の溝14に引き込ませる裏側引き片50の端縁51を
縫い付ける。
第1図に示すように、表側引き片40を縫着した外皮材33
と、裏側引き片50を縫着した外皮材34とにより、水平方
向に延びるよう櫛歯状に折り曲げた電熱線32を挟持して
互いに貼着すれば、発熱体30aが形成される。
発熱体30aの後端31から延ばした電熱線32には、プラグ7
0を接続させる。
第4図に示すように、外皮材33,34のそれぞれに予め表
側引き片40または裏側引き片50を縫い付けてから、電熱
線32を挟持するから、ミシンなどの縫い針によって電熱
線32が切断されることはない。
外皮材33,34に表側引き片40などを縫い付ける際に、縫
い針によって、電熱線32が損傷することがないから、表
側引き片40などの止着部分から電熱線32を迂回させて配
設する必要がなく、発熱体30a内に電熱線32を密接した
状態に配設することもできる。
それにより、電熱線32の配置の影響を受けずに、発熱体
30aの所望の部分に自由に表側引き片40などを縫着する
ことができ、また、発熱体30aの内部にむらなく電熱線3
2を配設することにより、発熱体30aの全体から均等な採
暖効果を得ることが可能となる。
シートヒータ30の発熱体30aを、クッション10のパッド1
1と、パッド11を覆うトリムカバー20との間に内装する
際は、まず、トリムカバー20の基布23に止めてある吊り
片24に挿通した連結ワイヤ25と、発熱体30aの表側引き
片40に挿通させた表ワイヤ42とをオームクリップ60で止
着する。
第3図に示すように、トリムカバー20に止着された発熱
体30aの裏側引き片50を、トリムカバー20をパッド11に
引き付けるような状態で、パッド11の引き込み用の溝14
に引き込ませる。
パッド11の引き込み用の溝14に引き込ませた発熱体30a
の裏側引き片50を、引き込み用の溝14の下に内装されて
いるインサートワイヤ13にオームクリップ61で止着すれ
ば、第2図に示すように、トリムカバー20の引き部20a
がパッド11の凹溝に引き込まれるから、発熱体30aを間
に介在させつつも、バッドの表面形状に沿うようトリム
カバー20を覆うことができる。
着席者は、必要によりプラグ70から通電してシートヒー
タ30を発熱させ、暖をとることができる。
前記実施例においては、発熱体30aを構成する表裏の外
皮材33,34に、それぞれ縫い付けられた裏側引き片50と
表側引き片40とを、外皮材33,34を間にして表裏対称に
配したが、例えば、裏側引き片と表側引き片との止着位
置を多少ずらしたり、短冊状に形成した裏側引き片と表
側引き片とを一直線上に互い違いとなるように止着する
こともできる。
このように、必ずしも表裏に対称的に配する必要はな
く、裏側引き片50をパッド11の引き込み用の溝14に引き
込ませたときに、一体的にトリムカバー20の側に止着さ
れた表側引き片40を引き込むことができればよい。
なお、前記実施例では、座部のクッションを例示した
が、背凭れのクッションにも適用できることはいうまで
もない。
「考案の効果」 本考案に係るシートヒータによれば、電熱線を挟持する
表裏の外皮材の一方に表側引き片を止着し、他方に裏側
引き片を止着してから、電熱線を挟持する貼着して発熱
体を形成できるから、例えば、ミシンにより外皮材に表
側引き片などを縫い付けて止着する場合でも、縫い針に
よって電熱線が切断されることがないため、電熱線を回
避させることなく外皮材に表側引き片などを容易に止着
することができ、また、発熱体の表側引き片などを止着
する部分から電熱線を迂回させることが不要であり、発
熱体内にむらなく電熱線を密接した状態に配設でき、暖
房性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本考案の一実施例を示しており、第
1図はシートヒータの斜視図、第2図はシートヒータを
内装したクッションの斜視図、第3図は第2図のIII−I
II線断面図、第4図は第1図のIV−IV線断面図である。 10…クッション 11…パッド 14…引き込み用の溝 20…トリムカバー 24…吊り片 25…連結ワイヤ 30…シートヒータ 30a…発熱体 32…電熱線 33,34…外皮材 40…表側引き片 50…表側引き片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッションのパッドと該パッドを覆うトリ
    ムカバーとの間に内装される発熱体を備えたシートヒー
    タにおいて、 前記発熱体は電熱線と該電熱線を挟持するよう互いに貼
    着する表裏の外皮材とから成り、 前記外皮材の一方にトリムカバーを引き込む表側引き片
    を止着するとともに、該表側引き片がパッドに形成した
    溝に引き込まれるように、他方の外皮材にパッドの溝に
    引き込ませる裏側引き片を止着したことを特徴とするシ
    ートヒータ。
JP12762490U 1990-11-29 1990-11-29 シートヒータ Expired - Lifetime JPH0737984Y2 (ja)

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