JPS6245303A - 限外口過膜の製造方法 - Google Patents
限外口過膜の製造方法Info
- Publication number
- JPS6245303A JPS6245303A JP18400885A JP18400885A JPS6245303A JP S6245303 A JPS6245303 A JP S6245303A JP 18400885 A JP18400885 A JP 18400885A JP 18400885 A JP18400885 A JP 18400885A JP S6245303 A JPS6245303 A JP S6245303A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- membrane
- polysulfone
- sulfonated
- sulfonating agent
- sulfonation degree
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、限外口過膜の製造方法に関する。更に詳しく
は、膜表面部分をスルホン化ポリサルホンで形成せしめ
る限外口過膜の製造方法に関する。
は、膜表面部分をスルホン化ポリサルホンで形成せしめ
る限外口過膜の製造方法に関する。
限外口過は、液中に分散した微量油分、細菌、その他の
微粒子をとり除くための1イF−の省エネルギー分離プ
ロセスであり、その使用分野は様々である。
微粒子をとり除くための1イF−の省エネルギー分離プ
ロセスであり、その使用分野は様々である。
ところで、限外口過においては、限外口過膜の膜面に矧
積あるいは吸着される物質は、しばしば膜の11詰りを
ひき起して1漠の抵抗を高め、口過効率を低下させる。
積あるいは吸着される物質は、しばしば膜の11詰りを
ひき起して1漠の抵抗を高め、口過効率を低下させる。
そのため、限外口過1漠の運転に際してはタロスフロ一
方式をとり、なるへく膜面への堆積を抑えるようにして
いる。
方式をとり、なるへく膜面への堆積を抑えるようにして
いる。
しかしながら、このような方式を採用しても、11・7
表面はやはり汚染を受け、透過抵抗が徐々に1−昇して
くる現象がみられる。これは、口過対ご(液中の分散物
質が膜表面に吸着され、膜の孔を塞ぐために起るものと
考えられる。そして、このような物質が一旦膜表面に吸
着されると、逆洗、洗浄などをくり返しても膜から離わ
ず、いわゆるプラギング現象を起して、最後には限外口
過膜の透過率を殆んどセロにしてしまうようになる。
表面はやはり汚染を受け、透過抵抗が徐々に1−昇して
くる現象がみられる。これは、口過対ご(液中の分散物
質が膜表面に吸着され、膜の孔を塞ぐために起るものと
考えられる。そして、このような物質が一旦膜表面に吸
着されると、逆洗、洗浄などをくり返しても膜から離わ
ず、いわゆるプラギング現象を起して、最後には限外口
過膜の透過率を殆んどセロにしてしまうようになる。
ここで、このような物質について考えてみるに、水中に
安定分散し、膜だけでしか除去できない物質は、1′l
γ子相互のもつ電気的反発作用で安定化しているものと
考えられ、自然界ではそれぞれの粒−4が負電荷をもっ
ているものが多い。そこで、膜表面にこのような粒子が
吸着され難し)よう番こするためには、膜表面の負電荷
を貝富しこしたり、膜表面の水和層の厚さを増やして親
水性にするなどの方法が考えられている。
安定分散し、膜だけでしか除去できない物質は、1′l
γ子相互のもつ電気的反発作用で安定化しているものと
考えられ、自然界ではそれぞれの粒−4が負電荷をもっ
ているものが多い。そこで、膜表面にこのような粒子が
吸着され難し)よう番こするためには、膜表面の負電荷
を貝富しこしたり、膜表面の水和層の厚さを増やして親
水性にするなどの方法が考えられている。
このような観点から、限外口過膜材料として有望なポリ
サルホンに、極性基であるスルホン基を導入することが
試みられている。しかしなから、膜材料に直接極性基を
導入することには、次のような欠点かみられる。
サルホンに、極性基であるスルホン基を導入することが
試みられている。しかしなから、膜材料に直接極性基を
導入することには、次のような欠点かみられる。
(1)躾の親水性が高まるにつれ、水中での膜強度が低
下するようになる。
下するようになる。
(2)製膜時に水をゲル化浴として用いることが多いた
め、ゲル化の除水を抱き込んで重合体が凝集してしまい
、極性基の導入率を高くするとII桑を形成せず、製膜
か不可能となる。
め、ゲル化の除水を抱き込んで重合体が凝集してしまい
、極性基の導入率を高くするとII桑を形成せず、製膜
か不可能となる。
このような欠点を解消するために、ポリサルホンおよび
スルホン化ポリサルホンの混合物膜状体よりなる限外口
過II侍が先に本t1臀h1人によって提案されており
(!l’、’j願昭60−93318号)、一応所期の
[」的は達成さ才したものの、膜状体が均一な混合物か
ら形成されているという構逍十、、スルホン化ポリサル
ポンによろスルホン基の導入が膜lθ染に関与する表面
において不十分とならさるを得ない。また、スルホン化
ポリサルホンを限外口過膜材料にコーティングする方法
なども考えられるが、この場合には塗布膜の耐剥離性に
問題がみられる。
スルホン化ポリサルホンの混合物膜状体よりなる限外口
過II侍が先に本t1臀h1人によって提案されており
(!l’、’j願昭60−93318号)、一応所期の
[」的は達成さ才したものの、膜状体が均一な混合物か
ら形成されているという構逍十、、スルホン化ポリサル
ポンによろスルホン基の導入が膜lθ染に関与する表面
において不十分とならさるを得ない。また、スルホン化
ポリサルホンを限外口過膜材料にコーティングする方法
なども考えられるが、この場合には塗布膜の耐剥離性に
問題がみられる。
そこで、かかる課題の根本的な解決方法を求めて更に検
討を・Rねた結果、本発明者は直接ポリサルホンの膜状
体をスルホン化することにより、膜表面にスルホン基な
どを集中的に導入しかつ剥離性の点でも問題のない限外
口過膜が得られることを見出した。
討を・Rねた結果、本発明者は直接ポリサルホンの膜状
体をスルホン化することにより、膜表面にスルホン基な
どを集中的に導入しかつ剥離性の点でも問題のない限外
口過膜が得られることを見出した。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕従って
1本発明は限外口過膜の製造方法に係り、限外口過膜の
製造は、ポリサルホンの膜状体をスルホン化剤中に浸漬
し、膜表面部分をスルホン化することにより行われる。
1本発明は限外口過膜の製造方法に係り、限外口過膜の
製造は、ポリサルホンの膜状体をスルホン化剤中に浸漬
し、膜表面部分をスルホン化することにより行われる。
スルホン化されるポリサルホンの膜状体としては、一般
に乾湿式法で製造された]l膜状、中空糸状のものなど
が用いられる。これらの膜状体1よ、例えば2〜18N
の硫酸をスルホン化剤に用い、約80〜OO”Cの液中
に約X3〜15日間程度浸漬することに上り、スルホン
化される。浸ひ腎2日目位から11簗状体は赤味をおび
るようになり、所望されるスルホン化度に応して所定[
−1数浸漬する。その後、純水でよく洗浄し、洗浄水が
中性になる迄水洗を続け、硫Vを除去する。
に乾湿式法で製造された]l膜状、中空糸状のものなど
が用いられる。これらの膜状体1よ、例えば2〜18N
の硫酸をスルホン化剤に用い、約80〜OO”Cの液中
に約X3〜15日間程度浸漬することに上り、スルホン
化される。浸ひ腎2日目位から11簗状体は赤味をおび
るようになり、所望されるスルホン化度に応して所定[
−1数浸漬する。その後、純水でよく洗浄し、洗浄水が
中性になる迄水洗を続け、硫Vを除去する。
+’+ir述の如く、ポリサルホン樹脂自体をスルホン
化してから製膜すると製膜性に劣り、例えばスルホン化
度(重合体のくり返し単位当りのスルホン基の敬)がQ
、7を越えるともはや乾湿式法では平膜状あるいは中空
糸状に製膜できなくなり、製膜し11)ろスルホン化度
にすると、膜表面部分のスルホン」ルの数が少なくなっ
て所期の目的を達成し得ないが、本発明方法にあっては
、膜状体の形状が保持されたまま、その表面部分のみが
スルホン化されるため、スルホン化度0.1−0.7の
スルホン化ポリサルホンを形成させても、そこに十分な
耐汚染性の性質を付!4−することかできる。
化してから製膜すると製膜性に劣り、例えばスルホン化
度(重合体のくり返し単位当りのスルホン基の敬)がQ
、7を越えるともはや乾湿式法では平膜状あるいは中空
糸状に製膜できなくなり、製膜し11)ろスルホン化度
にすると、膜表面部分のスルホン」ルの数が少なくなっ
て所期の目的を達成し得ないが、本発明方法にあっては
、膜状体の形状が保持されたまま、その表面部分のみが
スルホン化されるため、スルホン化度0.1−0.7の
スルホン化ポリサルホンを形成させても、そこに十分な
耐汚染性の性質を付!4−することかできる。
次に、実1j’ff1例について本発明を説明する。
実施例
・:吃6?、弐法で!Iluされたポリサルホン平膜(
厚さ0.1−0.3mm)を、80−90°Cの1.8
N硫酸中に10日間浸漬させた後、水洗、乾燥させた。
厚さ0.1−0.3mm)を、80−90°Cの1.8
N硫酸中に10日間浸漬させた後、水洗、乾燥させた。
このスルホン化処理膜について、ESCAによる表面分
析からスルホン化度0.4の値が、またSの元素分析か
らそれの増加;4(25%の値がそれぞれ得られたこと
から、表面部分がスルホン化度0.4のスルホン化ポリ
サルホンが得られたことが分る。
析からスルホン化度0.4の値が、またSの元素分析か
らそれの増加;4(25%の値がそれぞれ得られたこと
から、表面部分がスルホン化度0.4のスルホン化ポリ
サルホンが得られたことが分る。
また、このような膜表面のスルホン化処理により、限外
口過膜としての性能が変化したかどうかを調べたが、硫
酸浸漬の重役で、いずれも透過係数は10〜20=m/
a+f・hr・眩/dで、また分画分子量は20000
で、膜性能に変化はみられなかった。
口過膜としての性能が変化したかどうかを調べたが、硫
酸浸漬の重役で、いずれも透過係数は10〜20=m/
a+f・hr・眩/dで、また分画分子量は20000
で、膜性能に変化はみられなかった。
更に、切削油(ユシロ化学製品ニジローケンEC=5)
の150倍液の透過試験を、液温25℃、流量3Q/分
、操作圧]気圧、中空糸有効膜面積0.2mの条+L下
で、30分間毎に逆洗をくり返しながら行なうと、15
0時間後には、スルホン化していない中空糸の透水量は
50%迄低ドしたが、同し中空糸をスルホン化したもの
の透水量は80%以上の値を推持していた。なお、切削
曲のぢ1除率は、いずれも98%以上である。
の150倍液の透過試験を、液温25℃、流量3Q/分
、操作圧]気圧、中空糸有効膜面積0.2mの条+L下
で、30分間毎に逆洗をくり返しながら行なうと、15
0時間後には、スルホン化していない中空糸の透水量は
50%迄低ドしたが、同し中空糸をスルホン化したもの
の透水量は80%以上の値を推持していた。なお、切削
曲のぢ1除率は、いずれも98%以上である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ポリサルホンの膜状体をスルホン化剤中に浸漬し、
膜表面部分をスルホン化することを特徴とする限外口過
膜の製造方法。 2、ポリサルホンの膜状体が平膜状である特許請求の範
囲第1項記載の限外口過膜の製造方法。 3、ポリサルホンの膜状体が中空糸状である特許請求の
範囲第1項記載の限外口過膜の製造方法。 4、スルホン化剤が硫酸である特許請求の範囲第1項記
載の限外口過膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18400885A JPS6245303A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 限外口過膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18400885A JPS6245303A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 限外口過膜の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6245303A true JPS6245303A (ja) | 1987-02-27 |
JPH057053B2 JPH057053B2 (ja) | 1993-01-28 |
Family
ID=16145710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18400885A Granted JPS6245303A (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 限外口過膜の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6245303A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02157026A (ja) * | 1988-12-08 | 1990-06-15 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 荷電型限外濾過膜及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-08-23 JP JP18400885A patent/JPS6245303A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02157026A (ja) * | 1988-12-08 | 1990-06-15 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 荷電型限外濾過膜及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057053B2 (ja) | 1993-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |