JPS6244709B2 - - Google Patents
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- JPS6244709B2 JPS6244709B2 JP54116895A JP11689579A JPS6244709B2 JP S6244709 B2 JPS6244709 B2 JP S6244709B2 JP 54116895 A JP54116895 A JP 54116895A JP 11689579 A JP11689579 A JP 11689579A JP S6244709 B2 JPS6244709 B2 JP S6244709B2
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L31/00—Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
- H01L31/08—Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof in which radiation controls flow of current through the device, e.g. photoresistors
- H01L31/10—Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof in which radiation controls flow of current through the device, e.g. photoresistors characterised by at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. phototransistors
- H01L31/101—Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation
- H01L31/102—Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation characterised by only one potential barrier or surface barrier
- H01L31/107—Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation characterised by only one potential barrier or surface barrier the potential barrier working in avalanche mode, e.g. avalanche photodiode
- H01L31/1075—Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation characterised by only one potential barrier or surface barrier the potential barrier working in avalanche mode, e.g. avalanche photodiode in which the active layers, e.g. absorption or multiplication layers, form an heterostructure, e.g. SAM structure
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は逆バイアス動作の半導体装置に関する
もので、特に光検出器として高速、高感度、低雑
音で信頼性の高いフオト・ダイオード(以下PD
と呼ぶ)あるいはアパランシエ・フオトダイオー
ド(以下APDと呼ぶ)の構造に関するものであ
る。
もので、特に光検出器として高速、高感度、低雑
音で信頼性の高いフオト・ダイオード(以下PD
と呼ぶ)あるいはアパランシエ・フオトダイオー
ド(以下APDと呼ぶ)の構造に関するものであ
る。
半導体光検出器の中でPDあるいはAPDは高速
かつ高感度で光通信システムにおける光検出器と
して重要なものであり、光源である半導体レーザ
と共にその開発が活発に進められている。半導体
レーザの発振波長は現在GaAs−GaAlAs系ある
いはInGaAsP―InP系のヘテロ構造により得られ
るもので0.8μmから1.4μmが現在得られてい
る。GaAs―GaAlAs系レーザの主な発振波長域
は0.8μmから0.87μmで、光検出器としてはシ
リコンPDあるいはAPDが最も広く使われ、優れ
た特性を示しているが1μm以上の波長域の光検
出は困難で光フアイバーの伝送特性の良好な1.1
μmから1.5μm波長域では使用することができ
ない。また、1.1μm以上の波長用としてGe−
APDを用いることができるが暗電流と過剰雑音
が大きく光通信用の光検出器としては好ましくな
いため、−化合物半導体APDが要求され
る。しかし化合物半導体材料では結晶成長、ある
いはプロセス技術や表面安定化技術の発達が未熟
であり、高い逆バイアス印加により安定したアバ
ランシエ動作を行なわしめることは困難である。
かつ高感度で光通信システムにおける光検出器と
して重要なものであり、光源である半導体レーザ
と共にその開発が活発に進められている。半導体
レーザの発振波長は現在GaAs−GaAlAs系ある
いはInGaAsP―InP系のヘテロ構造により得られ
るもので0.8μmから1.4μmが現在得られてい
る。GaAs―GaAlAs系レーザの主な発振波長域
は0.8μmから0.87μmで、光検出器としてはシ
リコンPDあるいはAPDが最も広く使われ、優れ
た特性を示しているが1μm以上の波長域の光検
出は困難で光フアイバーの伝送特性の良好な1.1
μmから1.5μm波長域では使用することができ
ない。また、1.1μm以上の波長用としてGe−
APDを用いることができるが暗電流と過剰雑音
が大きく光通信用の光検出器としては好ましくな
いため、−化合物半導体APDが要求され
る。しかし化合物半導体材料では結晶成長、ある
いはプロセス技術や表面安定化技術の発達が未熟
であり、高い逆バイアス印加により安定したアバ
ランシエ動作を行なわしめることは困難である。
現在この1.1μmから1.5μm波長域用には
InGaAs、InGaAsPあるいはGaAsSb等により光
吸収領域と増倍領域を同一組成の半導体領域内に
有するメサ構造等の報告例があるが、これらはい
ずれも低増倍で暗電流も大きい。しかるに画期的
に低雑音で高い逆バイアス動作を行なうことので
きるAPD構造が提案された。その第1は特願昭
53−87850号の明細書あるいは特願昭53−87358号
の明細書に示されるように、光吸収層の上に光透
過用の窓を形成したヘテロ構造によるものであ
り、その第2は光吸収層とはすくなくとも離れた
増倍域をもつもので特願昭54−39169号において
提案された。第1図は特願昭54−39169号の「半
導体装置」に示された構造の断面図であり、InP
−InGaAsP系材料を用いて製作した一例であ
る。まずn+−InP基板11の上に液相エピタキシ
ヤル(LPE)法等により数μmの厚さのn+InP層
12を形成し、次に膜厚5μm、不純物濃度2×
1016cm-3のn形In0.79Ga0.21As0.47P0.53層13(以
下InGaAsPと略記する。)さらに不純物濃度1×
1016cm-3のn形InP層14をエピタキシヤル成長
する。次にSi2N4、SiO2等の選択拡散マスク15
をつけ、Cd拡散を行ないp形領域16とp―n
接合面17がえられる。さらに再び絶縁用Si3N4
あるいはSiO2膜151を形成し、電極取り出し
窓をパターニングした後p形電極18を形成、さ
らにn形電極19をInP基板11の裏面に形成す
る。こうして作られたAPDの構造上の特徴はp
―n接合17がInP層14中にあり、かつ、逆バ
イアス印加時においてはじめてInGaAsP層13
中に空乏層が広がる程に位置していることにあ
る。こうすることによりすぐれたブレーク・ダウ
ン特性を有するAPDが得られることは前記特願
昭54−39169号に詳しいが要約すればInPが
InGaAsPに較べ禁制帯幅が大きくp―n接合1
7の周辺部における逆バイアス印加時における空
乏層の曲率を有した広がりが主にInP層14内で
おこり、ブレーク・ダウン電圧を高める一方、p
―n接合17の周辺部をのぞいた部分では
InGaAsP13に空乏層が達し、禁制帯幅が小さ
いだけ低電圧でのブレーク・ダウンが生じるとい
う理由、すなわちガードリング効果が第1図の構
造により得られるためである。
InGaAs、InGaAsPあるいはGaAsSb等により光
吸収領域と増倍領域を同一組成の半導体領域内に
有するメサ構造等の報告例があるが、これらはい
ずれも低増倍で暗電流も大きい。しかるに画期的
に低雑音で高い逆バイアス動作を行なうことので
きるAPD構造が提案された。その第1は特願昭
53−87850号の明細書あるいは特願昭53−87358号
の明細書に示されるように、光吸収層の上に光透
過用の窓を形成したヘテロ構造によるものであ
り、その第2は光吸収層とはすくなくとも離れた
増倍域をもつもので特願昭54−39169号において
提案された。第1図は特願昭54−39169号の「半
導体装置」に示された構造の断面図であり、InP
−InGaAsP系材料を用いて製作した一例であ
る。まずn+−InP基板11の上に液相エピタキシ
ヤル(LPE)法等により数μmの厚さのn+InP層
12を形成し、次に膜厚5μm、不純物濃度2×
1016cm-3のn形In0.79Ga0.21As0.47P0.53層13(以
下InGaAsPと略記する。)さらに不純物濃度1×
1016cm-3のn形InP層14をエピタキシヤル成長
する。次にSi2N4、SiO2等の選択拡散マスク15
をつけ、Cd拡散を行ないp形領域16とp―n
接合面17がえられる。さらに再び絶縁用Si3N4
あるいはSiO2膜151を形成し、電極取り出し
窓をパターニングした後p形電極18を形成、さ
らにn形電極19をInP基板11の裏面に形成す
る。こうして作られたAPDの構造上の特徴はp
―n接合17がInP層14中にあり、かつ、逆バ
イアス印加時においてはじめてInGaAsP層13
中に空乏層が広がる程に位置していることにあ
る。こうすることによりすぐれたブレーク・ダウ
ン特性を有するAPDが得られることは前記特願
昭54−39169号に詳しいが要約すればInPが
InGaAsPに較べ禁制帯幅が大きくp―n接合1
7の周辺部における逆バイアス印加時における空
乏層の曲率を有した広がりが主にInP層14内で
おこり、ブレーク・ダウン電圧を高める一方、p
―n接合17の周辺部をのぞいた部分では
InGaAsP13に空乏層が達し、禁制帯幅が小さ
いだけ低電圧でのブレーク・ダウンが生じるとい
う理由、すなわちガードリング効果が第1図の構
造により得られるためである。
しかし、第1図に示した構造のAPDの製造歩
留りはきわめて悪い。なぜならば第1図中dで示
したp―n接合面17とInP層14とInGaAsP層
13のヘテロ界面18の距離にブレーク・ダウン
特性が大きく依存するからであり、APD動作時
に103倍をこえる高い増倍率をえるにはdは約0.8
μmから約0.4μmとしなければならない。これ
はdが0.8μm以上はなれるとp―n接合面17
の周辺部でのブレーク・ダウンが中心部に先立ち
生じるし、dが0.3μm以下では該周辺部におい
てもInGaAsP層13中に空乏層が重大に広が
り、ガードリング効果をもたせられないためであ
る。しかるに本発明の目的はきわめて安定な動作
を可能とする製造歩留りの大幅な向上をもたらす
APDの構造を提供することにある。
留りはきわめて悪い。なぜならば第1図中dで示
したp―n接合面17とInP層14とInGaAsP層
13のヘテロ界面18の距離にブレーク・ダウン
特性が大きく依存するからであり、APD動作時
に103倍をこえる高い増倍率をえるにはdは約0.8
μmから約0.4μmとしなければならない。これ
はdが0.8μm以上はなれるとp―n接合面17
の周辺部でのブレーク・ダウンが中心部に先立ち
生じるし、dが0.3μm以下では該周辺部におい
てもInGaAsP層13中に空乏層が重大に広が
り、ガードリング効果をもたせられないためであ
る。しかるに本発明の目的はきわめて安定な動作
を可能とする製造歩留りの大幅な向上をもたらす
APDの構造を提供することにある。
本発明の半導体光検出素子は第1の半導体層上
に、この第1の半導体層と同一導電型を示し、か
つ第1の半導体層より禁制帯幅の広い第2の半導
体層を設け、この第2の半導体層中に第1及び第
2の半導体層の導電型とは異なる導電型を示す横
域を選択的に形成してp―n接合を第2の半導体
層中に設け、このp―n接合と第1および第2の
半導体層の界面との距離をp―n接合の周辺部に
おいては大きくし、周辺部をのぞいた中央部では
小さく形成した構造を有し、距離を小さく形成し
た中央部のp―n接合の空乏層はブレーク・ダウ
ン電圧時にはすくなくとも第1および第2の半導
体の境界層に達することを特徴とするものであ
る。
に、この第1の半導体層と同一導電型を示し、か
つ第1の半導体層より禁制帯幅の広い第2の半導
体層を設け、この第2の半導体層中に第1及び第
2の半導体層の導電型とは異なる導電型を示す横
域を選択的に形成してp―n接合を第2の半導体
層中に設け、このp―n接合と第1および第2の
半導体層の界面との距離をp―n接合の周辺部に
おいては大きくし、周辺部をのぞいた中央部では
小さく形成した構造を有し、距離を小さく形成し
た中央部のp―n接合の空乏層はブレーク・ダウ
ン電圧時にはすくなくとも第1および第2の半導
体の境界層に達することを特徴とするものであ
る。
次に本発明を一実施例にもとづいて説明する。
第2図は本発明の基本的構造を示すAPDの横断
面図である。
第2図は本発明の基本的構造を示すAPDの横断
面図である。
n+形InP基板11の上にn+形InP基板12、n-
形InGaAsP層13さらにn-形InP層14を形成す
ることは第1図に示した従来例に変わるものでは
ない。次にSiO2あるいはSi3N4膜等のマスクをn-
形InP層14の表面に配してCdあるいはZnを拡散
してガード・リングを目的として第1の円柱状p
形領域21を形成し、第1のp―n接合22を形
成、さらに続いて再びSiO2あるいはSi3N4膜等を
マスクとして再びCdあるいはZnを拡散して第2
の円柱状p形領域23を形成して、第2のp―n
接合24を形成する。この場合第2図の横断面図
にしめされるように第2のp形領域23はn-InP
層14の表面においては第1のp形領域21の内
につくられており、ほぼ同心円状に配置されてお
り、かつヘテロ界面18と第2のp―n接合23
までの距離dはヘテロ界面18と第1のp―n接
合22までの距離dgに較べ小さいことが本発明
において必要である。この同心円状に配置された
2つのp形領域の大きさについて述べるならば第
1のp―n接合の半径は第2のp―n接合の半径
にくらべ第2のp―n接合のブレーク・ダウン電
圧における空乏層より大きければ本発明の効果は
十分えられる。
形InGaAsP層13さらにn-形InP層14を形成す
ることは第1図に示した従来例に変わるものでは
ない。次にSiO2あるいはSi3N4膜等のマスクをn-
形InP層14の表面に配してCdあるいはZnを拡散
してガード・リングを目的として第1の円柱状p
形領域21を形成し、第1のp―n接合22を形
成、さらに続いて再びSiO2あるいはSi3N4膜等を
マスクとして再びCdあるいはZnを拡散して第2
の円柱状p形領域23を形成して、第2のp―n
接合24を形成する。この場合第2図の横断面図
にしめされるように第2のp形領域23はn-InP
層14の表面においては第1のp形領域21の内
につくられており、ほぼ同心円状に配置されてお
り、かつヘテロ界面18と第2のp―n接合23
までの距離dはヘテロ界面18と第1のp―n接
合22までの距離dgに較べ小さいことが本発明
において必要である。この同心円状に配置された
2つのp形領域の大きさについて述べるならば第
1のp―n接合の半径は第2のp―n接合の半径
にくらべ第2のp―n接合のブレーク・ダウン電
圧における空乏層より大きければ本発明の効果は
十分えられる。
なお19および20はそれぞれp形用、n形用
電極をあらわし、21はリード線を示しており、
光は基板11より入れる構造例となつている。
電極をあらわし、21はリード線を示しており、
光は基板11より入れる構造例となつている。
第2図の構造をもつたAPDは第2のp―n接
合24を直径100μmφ第1のp―n接合22の
直径110μmφのものでは暗電流数100pA以下と
いうきわめて急峻なブレーク・ダウン特性を示
し、ブレーク・ダウン電圧50V、増倍率103倍以
上のきわめて高い値を示した。しかも第1図に示
した従来例がAPDはdの距離が短かくなるに従
つてp―n接合17により形成される空乏層が
InGaAsP層18中にのびることと、同時にp―
n接合17の周辺部もInGaAsP層18中に空乏
層を形成しガードリング効果がうすれる。したが
つて第1図の構造における103倍以上の増倍率を
確保しようとするならばdとしては先に述べたよ
うに約0.8μmから約0.4μmとなる。しかるに本
発明による第2の構造ではdは1.8μmからほぼ
0μmまでの許容値となる。この時dの値に応じ
dgの許容値ももちろん変化するがdgはd+1μ
m程度が好適である。以上の数値的dあるいはd
gは前記したようにn形InP層14の不純物濃度が
1×1016cm−3の場合の例である。
合24を直径100μmφ第1のp―n接合22の
直径110μmφのものでは暗電流数100pA以下と
いうきわめて急峻なブレーク・ダウン特性を示
し、ブレーク・ダウン電圧50V、増倍率103倍以
上のきわめて高い値を示した。しかも第1図に示
した従来例がAPDはdの距離が短かくなるに従
つてp―n接合17により形成される空乏層が
InGaAsP層18中にのびることと、同時にp―
n接合17の周辺部もInGaAsP層18中に空乏
層を形成しガードリング効果がうすれる。したが
つて第1図の構造における103倍以上の増倍率を
確保しようとするならばdとしては先に述べたよ
うに約0.8μmから約0.4μmとなる。しかるに本
発明による第2の構造ではdは1.8μmからほぼ
0μmまでの許容値となる。この時dの値に応じ
dgの許容値ももちろん変化するがdgはd+1μ
m程度が好適である。以上の数値的dあるいはd
gは前記したようにn形InP層14の不純物濃度が
1×1016cm−3の場合の例である。
本発明の半導体装置をAPDに応用した場合に
ついて説明したがAPDを作る場合n形InP層14
の不純物濃度は実施例で示した1×1016cm-3より
もさらに低い濃度とすることは高速応答性と低雑
音のために有利である。しかも本発明の構造にお
いてn形InP層14の不純物濃度を低めることは
空間電荷層を広げることに役立ち、したがつてd
の許容値は広がり、Cd拡散の制御を容易とする
ため製造歩留りが向上する。このdの許容値はn
形InP層に作られた第2のp―n接合24がブレ
ーク・ダウン電圧直前、具体的にはブレーク・ダ
ウン電圧の下0.1V程度低い電圧で生じる空間電
荷層がすくなくてもヘテロ界面18に到達する条
件で規定されるものである。なぜなら空間電荷層
ヘテロ界面18に到達するならば光の吸収層であ
るn形InGaAsP層12で発生したキヤリアは有
効に空間電荷層内で増倍されるからである。また
dgの許容値はもちろんガード・リングとして働
くためには第1のp―n接合22のブレークダウ
ン電圧直前0.1V程度低い電圧での空間電荷層の
広がりがヘテロ界面に達せぬように設計すること
が最も好ましい。しかしdgはdよりわずかに大
きいならばガード・リング部第1のp―n接合2
2のブレーク・ダウン電圧は第2のp―n接合2
2のブレーク・ダウン電圧より高くなり良好な
APD動作を行なう。
ついて説明したがAPDを作る場合n形InP層14
の不純物濃度は実施例で示した1×1016cm-3より
もさらに低い濃度とすることは高速応答性と低雑
音のために有利である。しかも本発明の構造にお
いてn形InP層14の不純物濃度を低めることは
空間電荷層を広げることに役立ち、したがつてd
の許容値は広がり、Cd拡散の制御を容易とする
ため製造歩留りが向上する。このdの許容値はn
形InP層に作られた第2のp―n接合24がブレ
ーク・ダウン電圧直前、具体的にはブレーク・ダ
ウン電圧の下0.1V程度低い電圧で生じる空間電
荷層がすくなくてもヘテロ界面18に到達する条
件で規定されるものである。なぜなら空間電荷層
ヘテロ界面18に到達するならば光の吸収層であ
るn形InGaAsP層12で発生したキヤリアは有
効に空間電荷層内で増倍されるからである。また
dgの許容値はもちろんガード・リングとして働
くためには第1のp―n接合22のブレークダウ
ン電圧直前0.1V程度低い電圧での空間電荷層の
広がりがヘテロ界面に達せぬように設計すること
が最も好ましい。しかしdgはdよりわずかに大
きいならばガード・リング部第1のp―n接合2
2のブレーク・ダウン電圧は第2のp―n接合2
2のブレーク・ダウン電圧より高くなり良好な
APD動作を行なう。
以上本発明はInP−InGaAsPを材料とする半導
体装置の実施例について述べたが本発明は逆バイ
アス動作するヘテロ接合を有した半導体装置全て
に対しブレーク・ダウン特性の改善に有効である
ことは明らかでInP−InGaAs、GaAs−GaAlAs等
の化合物半導体結晶に対しても適用することがで
きる。
体装置の実施例について述べたが本発明は逆バイ
アス動作するヘテロ接合を有した半導体装置全て
に対しブレーク・ダウン特性の改善に有効である
ことは明らかでInP−InGaAs、GaAs−GaAlAs等
の化合物半導体結晶に対しても適用することがで
きる。
さらに上記発明においてp領域とある所をnに
nとあるところをpに変換しても同様効果はある
ことも明らかである。
nとあるところをpに変換しても同様効果はある
ことも明らかである。
以上説明したように本発明によればp―n接合
面全面にわたり均一なブレーク・ダウンを生じ暗
電流が小さく逆方向特性、増倍特性の優れた半導
体装置を再現性と歩留りの著しい向上を達成しう
る構造がえられた。
面全面にわたり均一なブレーク・ダウンを生じ暗
電流が小さく逆方向特性、増倍特性の優れた半導
体装置を再現性と歩留りの著しい向上を達成しう
る構造がえられた。
第1図は従来例、第2図は本発明の構造を示す
APDの断面図である。各図で、 11はn形InP基板、12はn+形InP層、13
はInGaAsP四元層、14はn形InP層、15は選
択拡散用マスク、151は絶縁膜、16は従来構
造のp領域、17は従来構造のp―n接合、18
はInP−InGaAsPヘテロ界面、21および22は
ガード・リング用p領域およびp―n接合、23
および24はアバランシエ増倍用p領域およびp
―n接合、を表わす。
APDの断面図である。各図で、 11はn形InP基板、12はn+形InP層、13
はInGaAsP四元層、14はn形InP層、15は選
択拡散用マスク、151は絶縁膜、16は従来構
造のp領域、17は従来構造のp―n接合、18
はInP−InGaAsPヘテロ界面、21および22は
ガード・リング用p領域およびp―n接合、23
および24はアバランシエ増倍用p領域およびp
―n接合、を表わす。
Claims (1)
- 1 第1の半導体層上に、この第1の半導体層と
同一の導電型を示し、かつ第1の半導体層より禁
制帯幅の広い第2の半導体層を設け、この第2の
半導体層中に第1及び第2の半導体層の導電型と
は異なる導電型を示す領域を選択的に形成してp
―n接合を第2の半導体層中に設け、このp―n
接合と第1及び第2の半導体層の界面との距離を
p―n接合面の周辺部において大きくし、周辺部
を除いた中央部では小さく形成した構造を有し、
さらに、距離を小さく形成した中央部のp―n接
合の空乏層はプレーク・ダウン電圧時にはすくな
くも第1および第2の半導体の境界層に達するこ
とを特徴とするヘテロ構造半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11689579A JPS5642385A (en) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | Hetero-structure semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11689579A JPS5642385A (en) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | Hetero-structure semiconductor device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5642385A JPS5642385A (en) | 1981-04-20 |
JPS6244709B2 true JPS6244709B2 (ja) | 1987-09-22 |
Family
ID=14698287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11689579A Granted JPS5642385A (en) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | Hetero-structure semiconductor device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5642385A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01150107U (ja) * | 1988-04-04 | 1989-10-17 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57198667A (en) * | 1981-06-01 | 1982-12-06 | Fujitsu Ltd | Light receiving element |
JPS5830164A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | アバランシフオトダイオ−ド及びその製法 |
DE3135469C1 (de) * | 1981-09-08 | 1983-04-21 | Peter 6272 Niedernhausen Bayer | Verfahren zur Anfertigung von Zahnersatz,Zahnersatzteilen oder verlorenen Giessmodellen hierfuer und Formen zur Durchfuehrung dieses Verfahrens |
JPS5854685A (ja) * | 1981-09-28 | 1983-03-31 | Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> | アバランシ・ホトダイオ−ド及びその製造方法 |
JPS5892283A (ja) * | 1981-11-27 | 1983-06-01 | Fujitsu Ltd | 半導体受光素子の製造方法 |
JPH06101578B2 (ja) * | 1984-03-22 | 1994-12-12 | 日本電気株式会社 | プレーナ型ヘテロ接合アバランシェフォトダイオード |
JPH02159775A (ja) * | 1988-12-14 | 1990-06-19 | Toshiba Corp | 半導体受光素子及びその製造方法 |
JPH06281783A (ja) * | 1993-06-29 | 1994-10-07 | Babcock Hitachi Kk | 沸騰水形原子炉圧力容器 |
-
1979
- 1979-09-12 JP JP11689579A patent/JPS5642385A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01150107U (ja) * | 1988-04-04 | 1989-10-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5642385A (en) | 1981-04-20 |
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