JPS624460B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS624460B2
JPS624460B2 JP58212117A JP21211783A JPS624460B2 JP S624460 B2 JPS624460 B2 JP S624460B2 JP 58212117 A JP58212117 A JP 58212117A JP 21211783 A JP21211783 A JP 21211783A JP S624460 B2 JPS624460 B2 JP S624460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
glass
oxidation
thermal expansion
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58212117A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60103159A (ja
Inventor
Tsutomu Inui
Daiji Sakamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP21211783A priority Critical patent/JPS60103159A/ja
Publication of JPS60103159A publication Critical patent/JPS60103159A/ja
Publication of JPS624460B2 publication Critical patent/JPS624460B2/ja
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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は軟質ガラスとの気密端子に使用する
Fe−Cr系合金に関し、気密性がすぐれ、酸化処
理時に酸化ムラを生じない封着合金に関するもの
である。 ガラスとの封着に供せられる合金として、従来
より42Ni−6Cr−Fe合金(以下426合金と記す)、
29Ni−17Co−Fe合金、42〜52Ni−Fe合金、18Cr
−Fe合金(以下430Ti合金と記す)などが知られ
ている。そしてそれぞれに特有な熱膨張係数、酸
化特性等により用途別に使い分けられている。 軟質ガラスとの封着用合金である426合金はガ
ラスとの封着性、加工性にすぐれ主にTVブラウ
ン管のアノードボタンや螢光表示管のスペーサー
フレームに使用されているが、Niを多量に含有
するため高価となる欠点があつた。 最近スペーサーフレームの省資源材としてFe
−Cr合金が検討されているが、426合金の熱膨張
係数α(30〜500℃)=108×10-7/℃に比べて
18Cr系の430Ti合金はα=119×10-7/℃と大き
く、ガラス封着時の歪が大きくなつてしまう。
Fe−Cr合金の熱膨張係数はCr含有量が増すと小
さくなり、426合金の値に近くなり、充分代替さ
れうるようになる。 ガラス封着合金はガラスとの封着に先立ち、密
着強度を向上させるため成形加工後、一般に弱酸
化性雰囲気中で酸化処理が施される。426合金や
Fe−Cr合金は通常1050〜1200℃で30min〜2H、
湿潤水素もしくは湿潤アンモニア分解ガス中で処
理される。そしてこの酸化膜を介してガラスと溶
着される。 ところが従来のFe−Cr合金を酸化処理すると
合金の結晶粒が粗大化してしまい、螢光表示管用
スペーサーフレームのように板厚が0.25mm以下と
薄い場合、1つの結晶粒界で板の両面が結ばれる
問題もありガスの粒界拡散によるスローリークに
問題があつた。また酸化処理において、ウイスカ
ー量の差による色ムラを生じ、ガラスクラツクを
起す危険性があつた。 本発明はFe−Cr合金の組成と熱膨張結晶粒
度、酸化特性およびガラス密着強度との関係につ
いて研究したところ、上記欠点を補う合金組成範
囲が存在することを発見した事実に基づくもので
ある。 すなわちCr20−35%、Al0.05−0.5%、Si0.05
−0.5%、C0.02−0.07%、N0.005−0.04%、Ti0.2
−0.7%、Zr0.2−1.0%のいずれか1種又は2種の
場合(Ti%+Zr/2%)を0.3〜1.2%含み、かつ上記 CN、Ti、Zrの間に(Ti%+Zr%/2)−4×(C
%+N%)が0.15−0.8の関係を有し、残部が実
質上Feからなるもので30℃〜500℃の平均熱膨張
係数が100−115×10-7/℃である合金は気密性、
酸化ムラ性、ガラスとの密着強度が大きく、426
合金と同等以上の特性を示すことが判明した。 次に成分範囲を限定した理由についてのべる。 Crは20%未満では熱膨張係数が大きくまた高
温加熱時オーステナイトを生じやすいこと、35%
を越えると加工性が劣化するため20−35%に限定
した。 AlとSiは内部酸化粒子を形成して酸化膜の密着
強度を高める効果をもつが、各々その量が0.05%
未満ではその効果がなく、0.5%を越えると酸化
ムラを生じやすくなるので0.05〜0.5%に限定し
た。 CとNはTiやZrと結合して、例えばTi(C、
N)を形成し、酸化処理のとき結晶粒粗大化を防
止しスローリークを防止する上で効果がある。
C0.02%未満、N0.005%未満では生成されるTi
(C、N)が少なく結晶粒粗大化防止の作用がな
い。Cが0.07%を越えるとガラス封着時の発泡と
加工性の低下をきたす。またNが0.04%を越える
と酸化ムラを生じやすくなるのでC0.02〜0.07
%、N0.005〜0.04%に限定した。 TiとZrは、C、Nと化合物をつくり結晶粒粗
大化防止に同様な効果を示すが、TiおよびZrと
もそれぞれ0.2未満ではその効果がない。またTi
とZrは酸化膜の密着性、酸化ムラ性に対しても影
響を及ぼす元素であるが、TiおよびZrはそれぞ
れ0.7%と1.0%を越えると密着強度の向上がな
く、加工性が低下するため夫々上限を0.7%、1.0
%に限定した。また2種を含有する場合も同じ理
由で(Ti+Zr/2)を0.3〜1.2%とした。 C、N、Ti、Zrの間の関係式(Ti%+Zr%/
2)−4×(C%+N%)は合金中にフリーに存在
するTi、Zrの総量を示し、これが酸化挙動に関
係するが0.15%未満では酸化ムラを生じやすい。
また0.8%を越えると酸化膜の密着性を害する傾
向があるため(Ti%+Zr%/2)−4×(C%+
N%)を0.15−0.8とした。 以下実施例についてのべる。 Fe−Cr系合金を7Kg高周波真空誘導炉にて溶
解したのち、鍛造、熱間圧延および冷間圧延によ
つて板厚0.25mmのストリツプをえた。このときの
熱膨張係数は鍛造材から5φ×20mmの試験片を
採取し、900℃×1H炉冷処理後測定して求めた。
【表】
【表】 酸化処理は板厚0.25mmのストリツプから20mm×
20mmの試験片を採取し、エメリー紙#700で研摩
したのち露点+38℃の水素雰囲気中で1100℃×
30min行つた。この試験片について酸化ムラと合
金の結晶粒度を調査した。 またガラスとの密着強度は次の方法で測定し
た。まず上記酸化処理した試験片上にガラスの小
片をおき、大気中1150℃×2min処理して、酸化
膜上にガラスを溶着させた。その後室温において
ペンチで試験片を曲げ、ガラスを剥離させたと
き、酸化膜が残存している面積%で評価した。 表に発明合金と比較合金の化学組成と各種テス
トの結果を示す。 表より明らかなように本発明合金は結晶粒度特
性、酸化ムラおよびガラスとの密着強度がすぐれ
高価な426合金の代替にも使用できるものであつ
て、工業上に利益するところは大きいものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 重量%にてCr20〜35%、Al0.05〜0.5%、
    Si0.05〜0.5%、C0.02〜0.07%、N0.005〜0.04%
    とTi0.2〜0.7%、Zr0.2〜1.0%のいずれか1種又
    は2種の場合(Ti%+Zr%/2)を0.3〜1.2%含
    み、かつ上記元素のC、N、Ti、Zrの間に(Ti
    %+Zr%/2)−4×(C%+N%)が0.15〜0.8
    の関係を有し、残部Feおよび不可避的不純物か
    らなる30℃〜500℃の平均熱膨脹係数が100〜115
    ×10-7/℃の気密性と酸化ムラ性のすぐれた封着
    合金。
JP21211783A 1983-11-11 1983-11-11 封着合金 Granted JPS60103159A (ja)

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JP21211783A JPS60103159A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 封着合金

Applications Claiming Priority (1)

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JP21211783A JPS60103159A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 封着合金

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JPS60103159A JPS60103159A (ja) 1985-06-07
JPS624460B2 true JPS624460B2 (ja) 1987-01-30

Family

ID=16617153

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0480781U (ja) * 1990-11-22 1992-07-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0665737B2 (ja) * 1986-05-13 1994-08-24 日新製鋼株式会社 ガラス封着用金属板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2672414A (en) * 1950-01-27 1954-03-16 United States Steel Corp Chromium-titanium steel adapted for sealing to glass

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