JPS6244548B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6244548B2
JPS6244548B2 JP12280278A JP12280278A JPS6244548B2 JP S6244548 B2 JPS6244548 B2 JP S6244548B2 JP 12280278 A JP12280278 A JP 12280278A JP 12280278 A JP12280278 A JP 12280278A JP S6244548 B2 JPS6244548 B2 JP S6244548B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trithiocyclopropenium
formula
general formula
benzothiazole
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP12280278A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5549364A (en
Inventor
Zenichi Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
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Publication of JPS5549364A publication Critical patent/JPS5549364A/ja
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  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はベンゾチアゾール誘導体の製造法に関
するものである。詳しくは、トリチオシクロプロ
ペニウム塩の環拡大反応によるベンゾチアゾール
誘導体の新規な製造法に関するものである。
従来、ベンゾチアゾール環を有する誘導体を化
学的に製造するには、例えば、0―アミノチオフ
エノール類とカルボン酸とを加熱縮合させる等の
方法が知られているが、2―位にビニル基を有す
るベンゾチアゾール類の合成においては、反応成
分のアクリル酸が副反応(重合等)を起しやすい
ので、収率が悪かつた。
本発明者は、先にトリチオシクロプロペニウム
塩の環拡大反応により、各種の複素環化合物を製
造する方法を報告した。
これらの点に鑑み、ベンゾチアゾール誘導体を
製造する新規な方法を開発すべく鋭意研究した結
果、トリチオシクロプロペニウム塩と0―アミノ
チオフエノールを反応させれば目的を達しうるこ
とを知り、本発明に倒達した。
すなわち、本発明の要旨は 一般式() (式中、R1は低級アルキル基を表わし、X
は陰イオンを表わす。) で示されるトリチオシクロプロペニウム塩と、 一般式() (式中、Yは水素原子または非プロトン性置換
基を表わす。) で示される0―アミノチオフエノール類を反応さ
せることを特徴とする、一般式() (式中、R1およびYはそれぞれ一般式()
および()中におけると同義とする。) で示されるベンゾチアゾール誘導体の製造法に存
する。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明方法の原料である前記一般式()で示
されるトリチオシクロプロペニウム塩において
R1は、メチル、エチル、n―プロピル、iso―プ
ロピル、n―ブチル、iso―ブチル、sec―ブチ
ル、t―ブチル等の低級アルキル基である。
また、Xは任意の陰イオンである。
例えば、ハロゲンイオン、過塩素酸イオン、フ
ルオロホウ酸イオン、六フツ化アンチモンイオ
ン、六塩化アンチモンイオン、塩化アルミニウム
イオン等である。
このようなトリチオシクロプロペニウム塩とし
ては、例えばトリエチルチオシクロプロペニウム
パークロレート、トリ―n―プロピルチオシクロ
プロペニウムパークロレート、トリ―iso―プロ
ピルチオシクロプロペニウムパークロレート、ト
リ―t―ブチルチオシクロプロペニウムパークロ
レート、トリ―t―ブチルチオシクロプロペニウ
ムテトラフルオロボレート等が挙げられる。
トリチオシクロプロペニウム塩は、例えば特開
昭48―96564号公報に記載された方法により、製
造すれば良い。
一般式()で示される0―アミノチオフエノ
ール類において、Yは水素原子または、例えば塩
素原子、臭素原子等のハロゲン原子;メチル、エ
チル、プロピル等のアルキル基;ニトロ基等の非
プロトン性置換基である。
このような0―アミノチオフエノール類として
は、例えば0―アミノチオフエノール、3―アミ
ノ―1―クロロ―4―ヒドロキシチオベンゼン、
2―アミノ―4―メチルチオフエノール、2―ア
ミノ―4―ニトロチオフエノール等が挙げられ
る。
0―アミノチオフエノール類とトリチオシクロ
プロペニウム塩の反応は、通常、適当な溶剤中で
行なわれる。
溶剤としては、塩化メチレン、クロロホルム、
ジメトキシエタン、ジメチルホルムアミド、メタ
ノール等が用いられる。
反応系には塩基を加えてもよい。塩基として
は、例えばt―ブトキシカリウムなどの金属アル
コキシドがあげられ、その好適な量は、トリチオ
シクロプロペニウム塩に対して2倍モル程度用い
るのがよい。
反応系に塩基を添加しない場合、0―アミノチ
オフエノール類は、トリチオシクロプロペニウム
塩に対し2倍モル程度、塩基を添加する場合、0
―アミノチオフエノール類は、トリチオシクロプ
ロペニウム塩に対し等モル程度加えるのが望まし
い。
反応温度は0〜100℃、通常室温付近が選ばれ
る。
反応時間は0.5〜5時間、通常1〜2時間程度
である。
生成したベンゾチアゾール誘導体は有機化学合
成の常法に従いろ過、抽出、溶媒留去等の方法に
よつて反応液より粗生成物を分離し、カラムクロ
マトグラフイー、昇華、再結晶等の方法により単
離、精製することができる。
本発明方法により製造されたベンゾチアゾール
誘導体は農薬、医薬等に利用され、またその反応
性を利用して各種合成化学原料としての用途が期
待される。さらに、本発明に係るベンゾチアゾー
ル誘導体をラネーニツケルとエタノールで処理す
ると、還元的脱硫がおこり―SR1基を脱離させる
ことができ、周知のベンゾチアゾール誘導体に導
くことも出来るので、周知のベンゾチアゾール誘
導体の製造方法としても有用である。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、
実施例により限定を受けるものではない。
実施例 1 窒素置換下、室温において、無水メタノール15
mlに溶解させた0―アミノチオフエノール250mg
(2ミリモル)に、撹拌しつつ、無水メタノール
10mlに溶解させたトリ―t―ブチルチオシクロプ
ロペニウムパークロレート403mg(1ミリモル)
を加え、塩化メチレンで抽出し、塩化メチレン層
を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥、濃縮後、メ
タノールから再結晶することにより、2―(1,
2―ジ―t―プチルチオビニル)―ベンゾチアゾ
ールを88%の収率で得た。
黄色結晶 m.p.129℃ irスペクトル(KBr)1507,1160,860cm-1 nmrスペクトル(CCl4)δ
1.40(s,9H,t―ブチル) 1.53(s,9H,t―ブチル) 7.17〜7.98(m,4H,フエニル) 8.45(s,1H,オレフインH) マススペクトル m/e M+ 337 元素分析(重量%) H C N S 計算値 6.87 60.49 4.15 28.50 分析値 6.89 60.72 4.19 28.27

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式中、R1は低級アルキル基を表わし、X
    は陰イオンを表わす。) で示されるトリチオシクロプロペニウム塩と、 一般式() (式中、Yは水素原子または非プロトン性置換
    基を表わす。) で示される0―アミノチオフエノール類を反応さ
    せることを特徴とする、 一般式() (式中、R1およびYはそれぞれ一般式()
    および()におけると同義とする。) で示されるベンゾチアゾール誘導体の製造法。
JP12280278A 1978-10-05 1978-10-05 Production of benzothiazole derivative Granted JPS5549364A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12280278A JPS5549364A (en) 1978-10-05 1978-10-05 Production of benzothiazole derivative

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JP12280278A JPS5549364A (en) 1978-10-05 1978-10-05 Production of benzothiazole derivative

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5549364A JPS5549364A (en) 1980-04-09
JPS6244548B2 true JPS6244548B2 (ja) 1987-09-21

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ID=14844989

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JP12280278A Granted JPS5549364A (en) 1978-10-05 1978-10-05 Production of benzothiazole derivative

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JPS5549364A (en) 1980-04-09

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