JPS6244215Y2 - - Google Patents

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JPS6244215Y2
JPS6244215Y2 JP2656582U JP2656582U JPS6244215Y2 JP S6244215 Y2 JPS6244215 Y2 JP S6244215Y2 JP 2656582 U JP2656582 U JP 2656582U JP 2656582 U JP2656582 U JP 2656582U JP S6244215 Y2 JPS6244215 Y2 JP S6244215Y2
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JP
Japan
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sealing material
seat ring
valve
sealing
mandrel
Prior art date
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JP2656582U
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JPS58130164U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は偏心型ちよう形弁のシートリングに
関するものである。
弁軸の回転中心軸線と、弁板外周縁と弁本体と
がシートリングを介して圧接するシール面とが一
致しない偏心型ちよう形弁は、たとえば第1図に
その要部を断面で示したような構成のものがよく
知られている。即ち、環状の弁本体1には弁軸2
が回動自在に軸支されており、この弁軸には弁板
3が固着してあつて、図示の弁閉成位置におい
て、弁板周縁が、弁本体内側に取着したシートリ
ング4に圧接して流体を遮断している。
シートリング4は、同図に示すように環状心金
41の内側および両側面に亘つてゴムなどの弾性
材料からなるシール部材42を接着固定して構成
してある。シートリング4の心金41の円周方向
に亘つて適数のボルト、その他適宜の手段によつ
て符号Bの位置でシートリング4を弁本体に固定
する。
パイプラインに弁を組み込んだ場合にはシール
材42の第1図でみて両側面は、弁本体、心金お
よびパイプ端フランジ部によつて押圧変形されて
流体が弁外へ漏出するのを阻止している。
このような構成のシートリングの、とくにシー
ル材42はゴムのような比較的柔軟な材料からな
り、しかもその両側面は常時押圧されており、そ
の間に存在する部分は弁の開閉にともなつて圧
縮、ねじれなどの変形をうけるために損傷、劣化
することが多いことはよく知られている。
たとえば、弁板外周縁と圧接部分は、押圧によ
つて圧縮されると、この部分に存在する物質は左
右両方向に変位し、また両側面に存在する部分
は、第1図矢印方向に変位する傾向を有し、これ
によつて予め心金41に接着されているシール材
42は心金から剥離しがちである。
また、いつぱんに、ゴムの反撥弾性定数はゴム
の総表面積に対する自由表面積の比で表わされる
ことが知られているが、前記のような構成のシー
トリングは、ゴムの表面積のほぼ半分は心金に接
着されており、さらに第1図心金両側面部分は、
パイプラインに組み込まれたときは弁本体、パイ
プフランジ等に押圧されて不動状態となつていて
実質的に自由表面としての作用をなし得ない状態
となるから、事実上シール材の自由表面積は著し
く減殺されることになる。
このように、心金を内包したシートリングは、
ゴムの大きな反撥弾性を心金の剛性によつて補正
して、総合的にみて所望の反撥弾性と、シール時
における流体圧に対応し得る剛性を具有させ得る
点において有効ではあるけれども、前述のような
欠点をまぬかれなかつたのである。
本案はこのような公知のシートリングの欠陥を
解消するためになされたものであつて、シートリ
ングの弾性シール材のシール面に円周方向にのび
る複数の凹凸条をもうけることによつてシール材
の自由表面積を可及的に大きくするとともに、シ
ール材と心金の接着部にテーパー面を形成するこ
とによつて組み込み時、弁閉成時におけるシール
材と心金との剥離傾向をも可及的に小さくなるよ
うにして、充分なシール作用を長期に亘つて得ら
れるようにシートリングを提供することを目的と
するものである。
第2図および第3図は、本考案におけるシート
リングの構成を示す要部の断面図であつて、弁本
体1の一側面に取着したシートリング4は、心金
41と、これを囲繞する弾性シール材42とから
なつている。シール材の内周面で、弁閉成時に弁
板3の外周縁が圧接するシール面には円周方向に
複数の、半径方向断面ほぼ3角形状の凸条43を
形成してあり、また心金を囲繞するシール材の両
端部は、心金の対応部分に円周方向に延在形成し
た截頭円錐状のテーパー面44に整合当接するよ
うに接着してある。
本考案によるシートリングは以上のような構成
をそなえているから、シール材42のシール面は
凸条の存在のために弾性材の自由表面積が実質的
に大きくなるために所望のシール作用を得るため
の弁板のシール材への圧縮量過大にする必要がな
い。
また、とくに第3図から明らかなように、この
シートリングをそなえた弁をパイプラインに組み
込んだ場合、とくにシール材が心金テーパー部4
4に当接する部分近傍においては、パイプフラン
ジ側から作用する力Pはこれをテーパー面を圧接
する力Rと、シール材自体を弁の半径方向内方に
変位させようとする力Qとに分解され、この力Q
は、他の心金とシール材との接着面においてもシ
ール材自体を弁の半径方向内方に変位させる力
Q1を生ずることになる。したがつて第1図々示
の矢印方向の力が作用しがたく、シール面方向に
集中傾向となるので接着が剥離しにくくなる。
また弁閉時には、シール材のシール面近傍の部
分が前記のようにシール材をその両端方向に変位
傾向を有するので、この傾向とこれと反対方向の
前記の力Q1とが相殺的に作用するために心金か
らシール材が剥離する傾向はさらに小さくなり好
都合である。
この考案は以上説明したように、弾性シール材
のとくにシール面に複数の凸条を形成するととも
に、該シール材が心金に取着される部分の端部
に、流体中心線方向に収れんするように截頭円錐
面を形成してあるから、シートリングの反撥弾性
を増大させてシール作用を向上させるとともに、
シール材の変形を可及的に小さくなる傾向として
心金からの剥離を阻止して長期に亘つて安定した
シートリングを得ることができるものである。
すなわち、いつぱんに弾性材料の反撥弾性は弾
性材の変形量によつて定まるもので、変形量が大
となれば反撥弾性も大となるが、本件考案にあつ
ては弁閉時にシートリングが弾性変形すれば、シ
ール材はその内部にも応力を生じて本件考案のよ
うに心金に一部接着されている場合には当該部分
に剥離傾向を生ずるが、前述の截頭円錐状テーパ
面の存在によつて流体中心線方向に働く作用が生
ずるので、これが弁板側からの、第1回矢印方向
の力に抗してシール材の変位を阻止するように作
用するために、自由表面を大きくすることによる
反撥弾性の増大にもかかわらず、心金に接着さ
れ、あるいはパイプラインに押圧されて実質的に
不動状態に強制されている部分の変位、剥離傾向
に対抗するので長期に亘つて安定した効果が得ら
れる。
なお図示の実施例にあつては、シール材のテー
パ面44は、弁の外側に存在する側にのみ形成し
てあるが、内側端にも同様のテーパ部をもうける
ことによつて同様の作用効果が得られることは直
ちに理解できるところであろう。
なお第2図、第3図に示すようにシール材の両
側外面に、それぞれ適数の凸条51,52を円周
方向に形成し、弁本体にシートリングを取着する
さい、弁をパイプラインに組み込むさいに、弁本
体、心金、パイプラインのフランジ部によつてこ
れら凸条がつぶされる程度に押圧力を加えるよう
にすることによつて、シートリング、とくにシー
ル材の損傷をさらに軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は偏心型ちよう形弁の一部を示す断面
図、第2図は、本考案によるシートリングの構成
を示す要部の断面図、第3図は、第2図鎖線L内
の部分を拡大して示したシートリングの一部の断
面図である。 1……弁本体、2……弁軸、3……弁板、4…
…シートリング、41……心金、42……シール
材、44……円錐状テーパー部、43……シール
面の凸条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 剛性材料からなる環状心金41の内周面から両
    側側面にわたつて弾性材からなるシール材42を
    接着張設したシートリングにおいて、 前記シール材42の内周面にあり、弁板と協働
    してシール作用をなすシール面には円周方向に複
    数の凸条43を形成するとともに、前記シール材
    の端部の少なくとも一方の端部を、心金と当接
    し、流体中心線方向に収れんするような截頭円錐
    面に形成してなる偏心型ちよう形弁のシートリン
    グ。
JP2656582U 1982-02-27 1982-02-27 偏心型ちよう形弁のシ−トリング Granted JPS58130164U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2656582U JPS58130164U (ja) 1982-02-27 1982-02-27 偏心型ちよう形弁のシ−トリング

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2656582U JPS58130164U (ja) 1982-02-27 1982-02-27 偏心型ちよう形弁のシ−トリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58130164U JPS58130164U (ja) 1983-09-02
JPS6244215Y2 true JPS6244215Y2 (ja) 1987-11-19

Family

ID=30038512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2656582U Granted JPS58130164U (ja) 1982-02-27 1982-02-27 偏心型ちよう形弁のシ−トリング

Country Status (1)

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JP (1) JPS58130164U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019012850A1 (ja) * 2017-07-11 2019-01-17 愛三工業株式会社 二重偏心弁
JP2019019975A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 愛三工業株式会社 二重偏心弁

Cited By (5)

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WO2019012850A1 (ja) * 2017-07-11 2019-01-17 愛三工業株式会社 二重偏心弁
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US11274750B2 (en) 2017-07-11 2022-03-15 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Double eccentric valve
US11619310B2 (en) 2017-07-11 2023-04-04 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Double eccentric valve
US11686393B2 (en) 2017-07-11 2023-06-27 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Double eccentric valve

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58130164U (ja) 1983-09-02

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