JPS6243971B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6243971B2
JPS6243971B2 JP55136700A JP13670080A JPS6243971B2 JP S6243971 B2 JPS6243971 B2 JP S6243971B2 JP 55136700 A JP55136700 A JP 55136700A JP 13670080 A JP13670080 A JP 13670080A JP S6243971 B2 JPS6243971 B2 JP S6243971B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mascara
weight
acrylic acid
synthetic latex
methacrylic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55136700A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5762216A (en
Inventor
Takahiro Nakamura
Yataro Ichikawa
Masato Suzuki
Takeo Nishikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP13670080A priority Critical patent/JPS5762216A/ja
Publication of JPS5762216A publication Critical patent/JPS5762216A/ja
Publication of JPS6243971B2 publication Critical patent/JPS6243971B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は耐水性、接着性、書き味等において優
れたマスカラに関する。 美顔料としてのマスカラは、女性のまつ毛を長
くかつ太く印象付ける化粧料として広く女性に愛
好されている。 マスカラは従来より種々のタイプのものが市販
されているが、一般に耐水性、接着性に劣り、発
汗や涙、あるいは水浴時の漏れ等によつて流れ落
ち、場合によつては目のまわり一帯が真黒に着色
したりする欠点がある。 かかる欠点を克服するものとして、近年ウオー
ターブルーフタイプのマスカラと称する耐水性の
優れたマスカラが市販されているが、或る物は書
き味が悪く、また或る物は書き味が悪くないにし
ても、耐水性、接着性がそれ程向上していないと
いつた具合に、耐水性に優れ、かつ書き味の優れ
たマスカラはこれまでに知られておらず、その開
発が望まれていた。 そこで本発明者らは、耐水性、接着性、書き味
等に於いて優れたマスカラを開発すべく鋭意研究
した結果、マスカラの主成分である、合成ラテツ
クスとして、アクリル酸、メタアクリル酸などの
分子内に極性基を有する特定のビニル重合性単量
体の少なくとも1種と側鎖のアルキル基の炭素数
が1〜5のアクリル酸アルキルエステルもしくは
メタアクリル酸アルキルエステルの少なくとも1
種とから主として成る共重合体の合成ラテツクス
を用いれば、前述した目的を達成し得ることを見
出し本発明に到達したものである。 すなわち、本発明は、合成ラテツクス及び着色
成分を含有するマスカラにおいて、合成ラテツク
スが、 (a) アクリル酸、メタアクリル酸又はそれらの塩
から成る群より選ばれた少なくとも1種の単量
体の0.1〜60重量%と、 (b) アクリル酸又はメタアクリル酸のブチルエス
テルの99.9〜40重量% とからなる混合物を、主たる共重合成分として得
られる共重合体の合成ラテツクスであるマスカラ
である。 マスカラは、合成ラテツクス及び顔料等の着色
成分を必須成分とし、これにその他の成分、例え
ば界面活性剤、乾燥助剤、香料等を添加混合して
得られるものであるが、本発明のマスカラにおい
ては、合成ラテツクスとして前記の如く特定の共
重合体ラテツクスを用いるものである。 本発明における合成ラテツクスは、(a)アクリル
酸、メタアクリル酸、イタコン酸、それらの塩、
アクリル酸もしくはメタアクリル酸のヒドロキシ
ルアルキルエステル、及びアクリル酸もしくはメ
タアクリル酸のアセトキシアルキルエステルより
成る群から選ばれた少なくとも1種と、(b)側鎖の
アクリル基の炭素数が1〜5のアクリル酸アルキ
ルエステルもしくはメタアクリル酸アルキルエス
テルの少なくとも1種とを主たる(60重量%以
上)共重合成分とする共重合体の合成ラテツクス
である。(a)成分としては、例えば、アクリル酸、
メタアクリル酸、イタコン酸、あるいはアクリル
酸ソーダ、アクリル酸カルシウム、メタアクリル
酸ソーダ、メタアクリル酸カルシウム、イタコン
酸ソーダ等のアクリル酸、メタアクリル酸又はイ
タコン酸の金属塩、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタアクリレート等
のアクリル酸もしくはメタアクリル酸のヒドロキ
シルアルキルエステル、2−アセトキシエチルメ
タアクリレート等を挙げることができる。これら
のなかで、アクリル酸、メタアクリル酸、イタコ
ン酸、それらの塩が好ましく、なかでも特にアク
リル酸が好ましい。 このようなアクリル酸などの分子内に極性基を
有するビニル重合性単量体を用いることによつ
て、マスカラの接着性を高め、耐水性に優れたマ
スカラを得ることが出来る。 かかる(a)成分の使用量は、使用する共重合成分
の0.1〜60重量%が好ましい。0.1重量%未満であ
ると得られるマスカラの接着性が充分に優れたも
のでなく、60重量%を越えると耐水性が低下した
り、書き味が低下したりする等の欠点が生ずるよ
うになる。なかでも特に、0.5〜40重量%が好ま
しい。また他方の共重合成分である(b)成分として
は例えば、アクリル酸メチルエステル、メタアク
リル酸メチルエステル、アクリル酸エチルエステ
ル、メタアクリル酸エチルエステル、アクリル酸
プロピルエステル、メタアクリル酸プロピルエス
テル、アクリル酸ブチルエステル、メタアクリル
酸ブチルエステル、アクリル酸ベンチルエステ
ル、メタアクリル酸ペンチルエステル等を挙げる
ことが出来る。 かかるアクリル酸アルキルエステルもしくはメ
タアクリル酸アルキルエステルは単独又は2種以
上の組合わせで使用される。これらのなかでも特
にアクリル酸ブチルエステルが好ましい。 かかる(b)成分の使用量は、使用する共重合成分
の99.9〜40重量%が好ましい。使用量が99.9重量
%を越えると得られるマスカラの接着性が充分で
なく、40重量%未満であると、マスカラの耐水性
又は書き味が充分に優れたものでない。 以上に述べた如き、(a)成分と(b)成分とを、公知
の方法である乳化重合により共重合することによ
り合成ラテツクスが得られる。 また前記共重合成分を溶液重合により重合せし
め、得られる反応混合物を界面活性剤と共に水中
へ入れ、後に溶媒を留去して合成ラテツクスを得
てもよく、あるいは、懸濁重合もしくは塊状重合
せしめ、得られるポリマーを分散して溶媒に溶解
し、次いでこれを界面活性剤と共に水中へ入れ、
しかる後に溶媒を留去して、合成ラテツクスを得
てもよい。 合成ラテツクスのポリマー成分の濃度はマスカ
ラの処方によつて異なるが、一般的には20重量%
〜60重量%が好ましい。 合成ラテツクスに加える着色成分の1つである
顔料は、マスカラに用いられる公知の顔料から任
意に選択される。このような顔料としては例え
ば、カーボンブラツク、群青、赤色202号、赤色
226号、黄色205号、弁柄等が挙げられる。 また体質顔料といわれる、カオリン、酸化チタ
ン、亜鉛華、硫酸バリウム、タルク、炭酸マグネ
シウム等を挙げることができる。これらの添加物
はマスカラの格調を高めたり、量感を向上させた
りする効果がある。 また、マスカラに用いられる界面活性剤、乾燥
助剤、香料等は、マスカラに用いることができる
ものならば特に制限はない。 以上に述べた如き、合成ラテツクスを用い、こ
れに顔料等の染色成分を添加して得られるマスカ
ラは耐水性、接着性、書き味等において極めて優
れたものである。 以下に本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 1〜3 ラウリル硫酸ソーダ0.3重量部を含む70重量部
の水を57℃に保ちながら窒素気流中で撹拌し、次
いで第1表記載の組成の単量体混合物を10%添加
し、同時に6重量%過硫酸アンモニウム水溶液
0.15重量部、及び6重量%重亜硫酸ソーダ水溶液
0.15重量部を添加した。そのまま20分反応を続け
反応温度を60℃に調節した後、第1表記載の組成
の単量体混合物残り90%、及び、6重量%の過硫
酸アンモニウム水溶液1.35重量部、6重量%の重
亜硫酸ソーダ水溶液1.35重量部を2時間かけて滴
下した。滴下終了後、そのまま反応を2時間継続
し、冷却後、ガーゼで簡単に過して合成ラテツ
クスを得た。 得られた合成ラテツクスのポリマー濃度は約30
重量%である。 実施例2と3では、かかる合成ラテツクスをロ
ータリーエバポレーターで減圧下50重量%に濃縮
し、下記の如き処方に組込んでマスカラを製造し
た。 実施例1では濃縮することなく30重量%の合成
ラテツクスをそのままマスカラの処方に組み込れ
た。 (処方) 合成ラテツクス 30重量部 カーボンブラツク 3 〃 ノニオン性界面活性剤 0.5 〃 ポリビニルアルコール5%水溶液 20 〃 無水ケイ酸 1 〃 カオリン 29 〃 プロピレングリコール 10 〃 水 6.9 かかる処方により作成したマスカラによる官能
テストの結果は第1表にまとめて示した。 本発明になるマスカラの評価は全て官能テスト
によつて行こなつた。書き味(つきやすさ、ダマ
のできやすさ)は実際に目のふちに塗布した時の
官能テストで行ない、耐まさつ性は手の甲の生ぶ
毛に塗布した後、指でこすつた時の除去の容易さ
を測定した。又、耐水性も、手の甲の生ぶ毛に塗
布した後、水中でこすつた時の除去の容易さで判
定した。 比較例 1 T社製皮膜形成型マスカラの官能テストを行こ
ない、その結果を表1に示した。 比較例 2 K社製皮膜形成型マスカラの官能テストを行な
い、その結果を表1に示した。 比較例 3 S社製皮膜形成型マスカラの官能テストを行な
い、その結果を表1に示した。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成ラテツクス及び着色成分を含有するマス
    カラにおいて、合成ラテツクスが、 (a) アクリル酸、メタアクリル酸又はそれらの塩
    から成る群より選ばれた少なくとも1種の単量
    体の0.1〜60重量%と、 (b) アクリル酸又はメタアクリル酸のブチルエス
    テルの99.9〜40重量% とからなる混合物を、主たる共重合成分として得
    られる共重合体の合成ラテツクスであるマスカ
    ラ。
JP13670080A 1980-10-02 1980-10-02 Mascara Granted JPS5762216A (en)

Priority Applications (1)

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JP13670080A JPS5762216A (en) 1980-10-02 1980-10-02 Mascara

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JP13670080A JPS5762216A (en) 1980-10-02 1980-10-02 Mascara

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5762216A JPS5762216A (en) 1982-04-15
JPS6243971B2 true JPS6243971B2 (ja) 1987-09-17

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ID=15181425

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JP13670080A Granted JPS5762216A (en) 1980-10-02 1980-10-02 Mascara

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JPS5762216A (en) 1982-04-15

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