JPS6243450Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （考案の技術分野） 本考案はヘアードライヤー収納ボツクスに係
り、ヘアードライヤーの電源コードを収納するボ
ツクスの開口部の前縁部と後縁部を、ヘアードラ
イヤーの本体ケースの前端部と後端部の載置部と
して、該本体ケースを該開口部の蓋材として兼務
せしめるようにしたものである。

（従来例） ヘアードライヤーは、一般にかなり長尺の電源
コードを有しており、この電源コードが汚れたり
あるいは邪魔にならないように保管することは面
倒なものである。このため、この種電源コードを
保管するための手段として、例えば特開昭55−
63610号公報に示されるものが提案されている。
しかしながらこのものは、電源コード等にほこり
等が付着しないようにケース本体にはカバー体を
必要とし、またケース本体の内部にはドライヤー
本体を載置するための段部や、プラグのブツシン
グを通すためのブツシング係止溝を形成せねばな
らないなど、その構造が複雑となる問題点があつ
た。

（考案の目的） 本考案は電源コードの保管性にすぐれた構造が
簡単なヘアードライヤー収納ボツクスを提供する
ことを目的とする。

（考案の概要） 本考案は電源コードを有するヘアードライヤー
の収納ボツクスにおいて、該ボツクスの上部に該
電源コードの出し入れ用開口部を形成し、かつ該
開口部の前縁部と後縁部を、上記ヘアードライヤ
ーの本体ケースの前端部と後端部の載置部とし
て、本体ケースを開口部の蓋材として兼務せしめ
るようにしたものである。このように構成するこ
とにより、ボツクス上に収納された本体ケースに
より、電源コードにほこり等が付着するのを防止
している。また構造がきわめて簡単であつて、ヘ
アードライヤーや電源コードの収納や取り出しを
手軽に行えるようにしている。

（実施例） 次に図面を参照しながら、本考案の実施例を説
明する。

第１図において、１はヘアードライヤーの本体
ケースであつて、その内部にはモータ、フアン及
びヒータ（図示せず）が収納されている。３はハ
ンドルであつて、回転軸２を介して本体ケース１
の後端下部に回転自在に装着されており、該ハン
ドル３の下端部から電源コード７が導出してい
る。９は電源コード７の先端部に設けられたプラ
グである。６は箱形の収納ボツクスであつて、そ
の上部は電源コード７を出し入れするための開口
部８となつている。上記本体ケース１は円筒状で
あつて、その前端部に吹出キヤツプ４が、また後
端部には外気を吸入するための吸込キヤツプ５が
装着されている。このヘアードライヤーは、ハン
ドル３を本体ケース１側に折り曲げたうえで電源
コード７をボツクス６内に収納し、本体ケース１
の前端部と後端部を上記開口部８の前縁部と後縁
部に載置して収納されるが、この状態で開口部８
は本体ケース１により閉鎖されて、ボツクス６内
にほこりなどが侵入して電源コード７が汚れるの
を防止する。このようにボツクス７の開口部８の
前縁部と後縁部は本体ケース１の載置部となつて
おり、また本体ケース１は開口部８の蓋材を兼務
している。またこのように本体ケース１をボツク
ス７上に載置するようにすれば、ヘアードライヤ
ーをボツクス１上に収納しやすく、またこれから
取り出しやすい利点がある。

第２図および第３図において、１６はバンドで
あり、弾性バンド２１の両端部に引掛具１５，１
５を取り付けて形成されている。またボツクス６
の前板と後板には、引掛具１５，１５の係止用孔
部１７，１７が形成されている。このものも、ヘ
アードライヤーはその本体ケース１の前端部と後
端部を開口部８の前縁部と後縁部上に載置して収
納されるが、持ち運び時にヘアードライヤーが落
下しないように、引掛具１５，１５を孔部１７，
１７に係着して、バンド１６により本体ケース１
をボツクス６上に締着する。

第４図は第１図に示されたボツクス６の使用態
様を示すものであつて、該ボツクス６の後板に形
成された取付穴１１を壁等に取り付けられたネジ
１０に引掛けて係着する。ハンドル３には弾性材
から成るアームキヤツプ１４が装着されたアーム
１３が取り付けられており、該アームキヤツプ１
４をボツクス６の前板の上縁部に切欠形成された
切欠部１２に引掛けることにより、ヘアードライ
ヤーをボツクス６から前方へ突出させて係止する
ことができる。この状態で本体ケース１を回転軸
２を中心に回転させて温風の吹出し方向を調節
し、両手を自由に使いながら整髪を行うことがで
きる。

（考案の効果） 以上説明したように本考案は、収納ボツクス６
の電源コード７の出し入れ用開口部８の前縁部と
後縁部を、ヘアードライヤーの本体ケース１の前
端部と後端部の載置部とし、本体ケース１を該開
口部８の蓋材として兼務せしめるようにしている
ので、本体ケース１により電源コード７にほこり
等が付着するのを防止できる。また構造がきわめ
て簡単であつて、ヘアードライヤーや電源コード
７の収納や取り出しを手軽に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すものであつて、第１
図は正面斜視図、第２図は断面図、第３図は正面
斜視図、第４図は使用状態での斜視図である。 １……本体ケース、６……収納ボツクス、７…
…電源コード、８……開口部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電源コード７を有するヘアードライヤーの収納
   ボツクス６において、該ボツクス６の上部に上記
   電源コード７の出し入れ用開口部８を形成し、か
   つ該開口部８の前縁部と後縁部を、上記ヘアード
   ライヤーの本体ケース１の前端部と後端部の載置
   部として、該本体ケース１を該開口部８の蓋材と
   して兼務せしめるようにしたことを特徴とするヘ
   アードライヤー収納ボツクス。