JPS6242898A - 塩化ビニル系樹脂製字消し - Google Patents

塩化ビニル系樹脂製字消し

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JPS6242898A
JPS6242898A JP18323485A JP18323485A JPS6242898A JP S6242898 A JPS6242898 A JP S6242898A JP 18323485 A JP18323485 A JP 18323485A JP 18323485 A JP18323485 A JP 18323485A JP S6242898 A JPS6242898 A JP S6242898A
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JP
Japan
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vinyl chloride
polymerization
eraser
chloride resin
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP18323485A
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English (en)
Inventor
孝司 川上
山下 三千夫
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野−1 本発明は、極めてすぐれた字消し性能を有する塩化ビニ
ル系樹脂製字消しに係る。
「従来の技術−1 字消しについては、従来からその原料組成物、成形方法
等について種々の工夫がなされているが、特に近年に至
り、実用面ばかりでなく、装飾的、玩具的要素も重要視
されるようになり、より高級化、多様化が図られでいる
このような要望を満足させる目的で、たとえば重合度8
00以上の乳化重合塩化ビニル系0(脂、可塑剤及び無
機質充填材を均一に混入してなるペースト、ゾルを所望
の型枠中に流し込んだのち、加熱成形するキャスティン
グ法あるいは前記ペーストゾルを押出機を使用して半溶
融状態に固化させた後、再び押出機で所望の形状に成形
するゾル押出法が採用されている。しかしながら、この
ゾル押出法においては、原料配合物をある一定の溶融状
態に保持することが必要とされるが、これには技術的な
困難が伴うという欠点がある。
また、加工条件などにおいで、全く制約を受けない消し
ゴムを開発する1」的で、平均重合度250〜750の
塩化ビニル樹脂と平均重合度750〜2900の塩化ビ
ニル樹脂を併用する発明が特公昭59−50175号公
報に開示されているが、字消し性能を向上させるために
は充填材を添加する必要があり、このため透明な字消し
は得られず、また充填材を添加しない場合には字消し性
の点で満足しうるものではなく、さらに字消し後の削り
カスが字消しから分離し難いという欠点があった。
「発明が解決するための問題点」 本発明者らは、上述の問題点、すなわち加工条件等の技
術的困難を伴うことなく消字性にすぐれた、削りカスが
字消しから容易に分離されかつ透明性の点においでも良
好な字消しについて鋭意検討した結果、本発明を完成す
るに至った。
すなわち、本発明の目的は、消字性にすぐれ、削りカス
が字消しから容易に分離し、かつ字消し製造技術上も困
難のない、透明な塩化ビニル系字消しを提供するにある
「問題点を解決するための手段」 本発明の要旨とするところは (イ)平均重合度1000以下の塩化ビニル系樹脂 4
0〜95重量部 (ロ)平均重合度3000以上の乳化重合法または微細
懸濁重合法で製造された塩化ビニル系樹脂 60〜5重
量部 (ハ)可塑剤 50〜300重量部 および(ニ)充填
材 0〜600重量部 からなる組成物を成形加工してなる塩化ビニル系樹脂製
字消しに存する。
本発明を詳述するに、本発明に用いる平均重合度100
0以下の塩化ビニル樹脂は、塩化ビニルのホモポリマー
に限られるものではなく、塩化ビニルを主とし、該塩化
ビニルと共重合しうるコーモノマー、例えば塩化ビニリ
デン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、
アクリル酸メチル、メタアクリル酸メチル、メタアクリ
ル酸エチル、メタアクリル酸エチル、マレイン酸、無水
マレイン酸等との共重合体が挙げられる。そして、塩化
ビニル樹脂の製造法も特に限定されるものではなく、懸
濁重合によって得たものであっても乳化重合によって得
たものであってもよい。
しかし、字消しの透明性の点からは塩化ビニルホモポリ
マーであるのが望ましく、字消し製造工程の容易さの点
から平均重合度1000以下、好ましくは100〜80
0、特に200〜500の範囲にあり、平均零ぐ子径が
50μ以」―の大きさであるものが好ましい。平均粒子
径50μ以」二のものは通常懸濁重合法または塊状重合
法によって製造される。低重合度の塩化ビニル系樹脂の
平均重合度が1000より大きくなると字消しの削りカ
スが字消しから容易に分離せず、一方平均重合度が小さ
くなるにつれて字消しが脆くなり、渭字効来が劣ってく
る傾向がある。この欠点を補うためにも後述の平均重合
度3000以上の塩化ビニル系樹脂を併用するのが望ま
しい。
字消しに用いる平均重合度3000以」二の塩化ビニル
系樹脂は、乳化重合法または微細懸濁重合法によって製
造され、平均粒子径が5μ以下、好ましくは3〜0.2
μの範囲にあるのが望ましい。
この塩化ビニル系樹脂も平均重合度1000以下の塩化
ビニル系樹脂と同様にコポリマーを使用することができ
るが、透明性の点からホモポリマーを使用するのが望ま
しい。平均重合度3000以」二の塩化ビニル系樹脂は
、平均重合度1000以下のものより溶は難くまた粒子
径が小さいので、充填材のような働きをも兼備え、両者
を混合することによりゲル化の程度を調整し、清字能力
も適当に調節または向」二させることができる。また、
平均重合度300以上の樹脂の粒径が細かいので、字消
しの外観への影響がなく、また透明性の低下も極めて小
さい。
しかして、平均重合度1000以下及び3000以上の
それぞれの配合割合は、前者40〜95重量部及び後者
60〜5重量部の範囲から選択される。
本発明の塩化ビニル系樹脂製字消しに含有される可塑剤
は、塩化ビニルU(脂に用いられるものなら特に限定さ
れるものではなく、例えば、ジオクチル7タレート、ジ
ブチル7タレート、ジイソデシル7タレー1・、ジトリ
デシル7タレート、シフニル7タレー)・、ノウンデシ
ル7タレート、ブチル−ペンシル7タレート、その他ア
ルキル基の異なる高級アルコールの濱、合物と無水7タ
ル酸のエステル化合物等の7タル酸系可塑剤、トリオク
チルトリメリテート、トリイソオクチルトリメリテート
、トリイソデシルトリメリテート、ジオクチルアジペー
ト(DOA)、エポキシ化大豆油、エポキシ化脂肪酸エ
ステル、塩素化脂肪酸エステル、リン酸トリス−β−ク
ロルエチル、塩素化パラフィン等の可塑剤が挙げられ、
その他にも2−エチルヘキサ7−ルやn−ブタ7−ルと
アゼライン酸、セバシン酸等とのエステル化物も使用で
詐る。勿論、これらの可塑剤は、混合して使用してもよ
い。
本発明の字消しでは、特にジオクチルアジペート、ノオ
クチル7タレートが好ましく、さらにこれら可塑剤にエ
ポキシ化大豆油を若干併用し、二成分または三成分で使
用するのが特に好ましい。*た、透明性の点からブチル
ベンジル7タレート、ブチルベンジルアシベートが良い
しかして、可塑剤の配合割合は、塩化ビニル樹脂100
重紙部に対して30〜300重量部使用され、特に50
〜150重里部の範囲で使用するのが望ましい。
本発明の字消しは、通常塩化ビニルO(脂に用いられる
安定剤が併用されていてもよい。字清しの透明性を失わ
せることのない安定剤としでは、エポキシ系安定剤、バ
リウム系安定剤、カルシウム系安定剤、スズ系(Sn系
)安定剤、亜鉛系安定剤が挙げられ、字消しにはこれら
から選択される少なくとも一種を存在させるのが望まし
い。勿論、市販のカルシウム−亜鉛系(Ca  Zn系
)、バリウム−亜鉛系(Ba−Zn系)等の複合安定剤
を使用することもできる。また、エポキシ系安定剤は可
塑剤として使用されるエポキシ化大豆油であってもよい
しかして、これら安定剤の添加量は、塩化ビニルわ(脂
及び可塑剤の合計の100重量部に討して0.1〜10
重量部の割合で使用するのが好ましい。
また、字消しには、炭酸カルシウム、ガラス粉、シリカ
、クレー、タルク等の充填材を、字消しの外観、強度を
損わない範囲で、添加することができる。これら充填材
を添加すると字消しは透明性を失なう結果となる。しか
して、充填材の使用割合は、塩化ビニル系樹脂100重
量部当1)O〜600重景部の範囲である。
本発明の字消しは、上述の構成成分の他に、必要に応じ
、ステアリン酸等の滑剤、着色剤等を字消しの性能、美
観を損なわない程度添加されていてもよい。
本発明の塩化ビニル系樹脂製字消しを製造するには、ま
ず平均重合度1000以下及び平均重合度3000以上
の塩化ビニル系樹脂、可塑剤及び必要に応じ安定剤、充
填材、等の添加剤を、公知の方法、例えばミキシングロ
ール、エクストルーダー、バンバリーミキサ−、ヘンシ
ェルミキサー、ニーグー等の汎用の混合機を用いて混合
して塩化ビニル系樹脂組成物を調整し、次いで、該組成
物を加熱ゲル化する。その手段は所望の形状により射出
成形法、押出成形法、加圧成形法、注型成形法等の各種
成形法が適宜採用される。
「発明の効果」 本発明の塩化ビニル系樹脂製字消しは、低重合度の塩化
ビニル樹脂と、特に微粒子の高重合度の塩化ビニル樹脂
が兼用されているので、高重合度の塩化ビニル樹脂は、
溶けにくく、その大部分が粒子形状を残し低重合度塩化
ビニル樹脂の中に均一に分散されているので、炭酸カル
シウム等の無機充填材を添加したように消字力が一段と
すぐれ、削りカスが字消しに付着することがなく容易に
分離し、かつ単なる充填材ではないのですぐれた透明性
を有するものとなる。また透明なので所゛望の着色がで
き、美麗な玩具兼字消しとしての利用価値が高い。さら
に、低重合度の塩化ビニル樹脂の中に高重合度の塩化ビ
ニル樹脂が混合されでいるので、低重合度塩化ビニル樹
脂のものだけより成形が容易であり、所望の成形技術が
採用され、従来にも増して各種形状の字清しが製造でき
る。
[実施例−1 次に、本発明の字消しを実施例にて詳述するが、本発明
はその要−旨を超えない限り、以下の実施例に限定され
るものではない。
実施例 第1表に示した各種塩化ビニル系樹脂製字消しの構成成
分を配合し、充分に混合して塩化ビニル樹脂組成物とし
た。
該組成物を、径23On+mφ、長さ350 tnm、
回転数1.7 r、pjl1%前後ロール回転比1:1
.25の120℃に加熱されたロールで5分間混練し、
厚さ21の組成物シートを得た。このシートを1、50
℃の温度で2分間予熱し、同温度下、190〜200 
kg/ c+カ2の圧力下で加熱加圧成形を行い、次い
で常温まで冷却し厚さ7mm、幅40man、長さ50
n++aの字消しを得た。
この字消しの摩耗量、消字性及び透明性を評価し第1表
に併記した。
評価方法は次の通りである。
「摩耗量1 字清しを台紙の上で10回こすり、摩耗量を測−11= 定した。
「渭字性1 Th了しを鉛筆前の−1−にそってこすりつけ、消γの
程度を目視判定した。
◎・・・すぐに消える ○・・・短時間で消える Δ・・・完全には消えない ×・・・消えない [透明性1 白い紙にHBの鉛筆で書いた2cm2の大きさの字の上
に字消しをのせ、その見え具合を肉眼で観察した。
○・・・はっきり見える Δ・・・見えにくい ×・・・見えない

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(イ)平均重合度1000以下の塩化ビニル系樹
    脂40〜95重量部、 (ロ)平均重合度3000以上の乳化重合法または微細
    懸濁重合法で製造された塩化ビニル系樹脂5〜60重量
    部 (ハ)可塑剤50〜300重量部および (ニ)充填材0〜600重量部 からなる組成物を成形加工してなる塩化ビニル系樹脂製
    字消し。
  2. (2)平均重合度1000以下の塩化ビニル系樹脂が、
    懸濁重合または塊状重合で製造されたものである特許請
    求の範囲第1項記載の塩化ビニル系樹脂製字消し。
JP18323485A 1985-08-21 1985-08-21 塩化ビニル系樹脂製字消し Pending JPS6242898A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001081259A (ja) * 1999-09-09 2001-03-27 Sakura Color Prod Corp 消しゴム組成物
CN110494298A (zh) * 2017-04-13 2019-11-22 三菱铅笔株式会社 擦除工具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001081259A (ja) * 1999-09-09 2001-03-27 Sakura Color Prod Corp 消しゴム組成物
CN110494298A (zh) * 2017-04-13 2019-11-22 三菱铅笔株式会社 擦除工具
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