JPS6242834A - ポリアセチレン・金属複合体の製造法 - Google Patents

ポリアセチレン・金属複合体の製造法

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JPS6242834A
JPS6242834A JP18351685A JP18351685A JPS6242834A JP S6242834 A JPS6242834 A JP S6242834A JP 18351685 A JP18351685 A JP 18351685A JP 18351685 A JP18351685 A JP 18351685A JP S6242834 A JPS6242834 A JP S6242834A
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JP
Japan
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polyacetylene
powder
solution
heavy metal
substance
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JP18351685A
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English (en)
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大森 文博
文男 谷本
尚男 北野
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Research Institute for Production Development
Original Assignee
Research Institute for Production Development
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポリアセチレン・金属複合体の製造法にかかる
もので、本発明の方法によって得られる新しいポリアセ
チレン・金属複合体は導電性粉化導電性ベースト、導[
性塗料、導電性インキの材料として用いられるtlか、
抵抗体、濾過剤、触媒等として用いられる。したがって
本発明製品の利用分野はプリント回路、フィルム・コネ
クター、電磁波遮蔽材、発熱体、静電気除去材および防
錆被覆材等に及び各種の工業製品ならびに日用品への需
要は甚だ大きいものである。
〈従来の技術〉 ポリアセチレンには合成法によって種々のものがある。
例えばトリエチルアルミニウムとテトラブチルチタネー
トとを触媒とする壁面重合法である白州法ポリアセチレ
ン・フィルム(日特公、昭48−32581i日特公開
、昭55−128419)、モンサント社の電解重合ポ
リアセチレン(υ、8.P、、5,578.626.1
971年)、バイエル社の懸濁重合ポリアセチレン(日
持公開、昭57−174340および174551)、
日本合成ゴムK 、に、 の再沈殿ポリアセチレン(日
持公開、昭57−94055)、昭和電工に、に、の光
重合ポリアセチレン(日持公開、昭57−70114)
、三井東圧化学に、に、のひげ状ポリアセチレン(日持
公開、昭5a−74706)、昭和電工K 、K 、の
ゲル状ポリアセチレン(日持公開、昭58−58745
および89640)、スポンジ状ポリアセチレン(J 
−P O> ym −S Q 1− @、pbl yn
t −Chsm、1jHd、、、2131’11 、1
984年Lポリし”1lffゲン化ビニルの脱ハロゲン
化水素によるポリアセチレン(日持公開、昭58−14
2905および164605 i化学工業事報、昭和5
8年10月25日号、1頁)、昭和電工K。
K、の電解重合ポリアセチレン(日持公開、昭58−2
06612)、電々公社の高配向ポリアセチレン(日持
公開、昭59−54509)、工業技術院の高配向ポリ
アセチレン高重合体(日持公開、昭59−1081]n
7および250009・のほか共重合ポリアセチレン、
グーハム法と称せられる熱分解法によるポリアセチレン
等がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしこれらの合成法によって得られたボリアセチレレ
は重合度、形態化学反応性、導電性、保存安定性、形状
が千差万別で、導電性フィラー、導電性複合体材料等と
してそのま\で使用できるものは殆んどないのであシ、
導電性を付与するためには一定の形状にしたのち強くド
ーピングしてやらねばならないのである。而もポリアセ
チレンの欠点は未ドーピング物、ドーピング物にかかわ
らず一般に空気中、水中において安定性に欠けているこ
とであって、この問題はポリアセチレンを取扱う当事者
に非常な不便を与えてきたのである。
こ\において本発明者らはポリアセチレンを導電性材料
として使用する方法に関し研究を重ねてきた結果、遂に
、特定のポリアセチレンについてその表面加工法を見い
だし、品質のすぐれたポリアセチレン・金属複合体を製
造することに成功し、多くの用途に提供しうろことを知
ったのである。
く問題点を解決するための手段〉とく作用〉本発明者ら
は、アセチレンの触媒重合によって友少くとも一つのポ
リアセチレン粉末を溶液内において重金属の塩および還
元剤と個別的もしくは同時的に接触させ該粉末の表面に
重金属を析出させ友のち溶液より分離することを特徴と
するポリアセチレン・金属複合体の製造法を発明したの
である。
アセチ1/ンの触媒重合によって得られたポリアセチレ
ンの外観が重合後の時点においてゲル状物、膨潤糊状物
、・フィブリル集合状物、スポンジ状物または泥状物で
あるポリアセチレンを用いて上記の操作を行なうことが
でき、゛また触媒重合によって得られたポリアセチレン
の外観がフィルム破砕物、長繊維切断物または粒塊磨砕
物なるポリアセチレンを用いて本発明の方法を実施する
ことができる。また本発明の方法における重金属にクロ
ム、鉄;コバルト、ニッケル、銅、ルデニウム、ロジウ
ム、パラジウム、鉄、錫、内金、金、およびとれらのう
ちのいずれかを含む合金よりなる群からえらばハた少く
とも一つの金属である。
ポリアセチレンの合成法には前記した、こと〈各種の方
法があるが、これらのうち若干なりとも溶剤を使用する
とか、溶剤中においてアセチレンを触媒重合させて得ら
れたポリアセチレンは、その触媒の断片が分子の末端に
結合しており、また未反応の触媒がポリアセチレン分子
に付着しているため、これから触媒を除去したものは比
表面積が大きくなっているか活性化された状態になって
いる。とのことはポリアセチレンの不安定性の原因の一
つになっており、また不純物による若干の導電性発現の
原因にもなっている。しかしこのようなポリアセチレン
は耐候性、耐熱性、耐光性、耐水性に欠けているためこ
のままでは到底導電性材料にはなり得ない。
触媒重合させたポリアセチレンの重合後の時点における
外観というのは触媒とか溶剤の種類とか量によって変っ
てくるものである。
本発明の触媒重合に用いられる触媒は■、チーグラー・
ナツメ型触媒(チタン酸エステルとアルキルアルミニウ
ムとと組合わ・せたもの)■、遷移金属化合物と非金属
化合物とを含む触媒〔例えば、N i Ol 2106
 H5)5 ”%Ni Cら/NaBH4、co(No
 、 )2/’IJ8EH4、tn(co)3/(c4
as)sP)、■、有機金属化合物とランタニド化合物
とを含む触媒(例えばネオジウムまタハユーロビウム化
合物とアルキルアルミニウムとを組合わせたもの)、■
メタセシ又触媒(五塩化モリブテンまたは大塩化タング
ステンと有機スズ化合物とを組合わせたもの)のいずれ
かでアシ、これを適当な不活性散剤中に分散もしくは溶
解させたのち、比較的低温でアセチレンガスを吹込み重
合を行なわせることによってポリアセチレンをうるので
ある。
さて、T1(oa4a、)4/Al(c2n、)、  
は最もよく知られた触媒であるので不活性溶剤としてト
ルエンを用いる反応を例にとって説明する。この触媒が
た場合には膨潤糊状物〜フィブリル集合状物(ひげ状ポ
リアセチレンもこの一種である)が生成する。またアセ
チレンの吹込みを遅く1−てやり、重合を制限してやる
とスポンジ状物が生成する。さらにこれらの重合物をト
ルエン中で破砕してやれば泥状物になる。また上記1−
た全てのポリアセチレンは脱液して乾燥後枠いてやれば
その形のくずれ具合にもよるが、大体フィルム破砕物、
長繊維切断物、粒塊磨砕物となるのである。
そして、以上のようなポリアセチレンには重合に関与し
た触媒の断片とそれが失活した灰分あるいは未反応触媒
がかなり付着しており、本発明を行なうに際してこの触
媒成分を是非とも除去することが必要である。すなわち
上記のいずれの形態のポリアセチレンにおいても、重合
後年活性溶剤で単に洗浄を行った程度ではポリアセチレ
ン中の残存触媒成分は灰分として2〜101i量チにも
及び、このようなポリアセチレンを本発明の方法にその
ま\適用しても、品質の良好なポリアセチレン・金属複
合体が得られなかったのである。
さらに前記したごとき触媒重合によらないポリアセチレ
ン例えば電蝕重合ポリアセチレン、再沈殿ポリアセチレ
ン、光重合ポリアセチレン、ポリハロゲン化ビニルの脱
ハ目ゲン化水素によるポリアセチレン、熱分解ポリアセ
チレンは本発明には適さないことが本発明者らの予備実
数で明らかにされたがその学理的説明は簡明ではない。
以上のようなことから、本発明に適するポリアセチレン
には制限があり、アセチレンの触媒重合によって得られ
たポリアセチレンから触媒成分を可及的に除去したもの
、つまり残存触媒成分(灰分)を1重itチ以下、とく
に好ましくは0.001〜0.8重量%になる迄活性成
分を含む不活性有機溶剤も【7くは酸性成分を含有する
水溶液または不活性有機溶剤を用いて充分に脱灰したポ
リアセチレンがすぐれていることが本発明者らによって
明ら少くとも一つのポリアセチレン粉末であることを本
発明者らは発見(7たのである。なお上記したごとく本
発明に適する各種の外観のポリアセチレンになるのであ
る。
このように1〜て得られたポリアセチレン粉末はそれが
乾燥されているか未乾燥(溶剤付着のもの)かを問わず
本発明の次の操作にかけることができる。すなわち、ポ
リアセチ1ノン粉末を溶液内において重金属の塩および
還元剤、なお要すれば他の添加剤(例えばpH調整剤、
pT(緩衝剤、錯化剤、促進剤、安定剤、改良剤、光沢
剤尋)と個別的もしくは同時的に接触させられるのであ
る。
こ\で重金属というのはクロム、コバルト、ニッケル、
銅、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、錫、白金
、金およびこれらのいずれかを含む合金よ′シなる群か
らえらばれた少くとも一つの金属であり、工業的にはク
ロム、コバルト、ニッケル、銅、鋏、金等が汎用される
。これらの重金属の塩というのit溶液が水溶液の場合
には上記の金属の塩化物、7ノ化物、臭化物、硫酸塩、
硝酸塩、次亜リン酸基、ギ酸塩、酢酸塩、シアン化物、
ホウフッ化物またはケイフッ化物等の水に可溶性の塩が
用いられ、また有機溶液の場合には、溶剤が斤 アルコール、グリニ1−ル、ジオ侮ン、有機酸、アセト
ニトリル、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、もし
くはこれらの混合液あるいはこれらと水との混合液のい
ずれを用いるかということによって可溶性重金属塩の構
造が適宜変更されるべきは自然である。
一方、還元剤も水溶液を用いるか、有機溶液を用いるか
によって轟然成分が変化j〜てくるが、肝要なことは均
一に溶解する還元剤を選択する必要があるととである。
代表的なものと1〜では酒石酸とその塩、次亜リン酸塩
、亜リン酸塩、ビロリン酸塩、亜硫酸塩、クエン酸とそ
の塩、グリコール酸とその塩、リンゴ酸とその塩、ブド
ウ糖、ホルマリン、グリオキザル、ヒドラジンとその塩
、アミノジアルキルボラン、水素化ホウ素ナトリウム、
水素化アルミニウムリチウムあるいはこれらの混合物の
中からえらばれる。水溶液または水、有機溶剤混合液の
場合には水素化アルミニウムリチウム以外の全てのも−
のが使用でき、有機溶液の場合KiJ、有機酸系のもの
、アミノジアルキルボラン、ヒドラジンとその塩および
水素化アルミニウムリチウムが用いられる。これら還元
剤の還元力の強弱は用いられる重金属の塩によって選択
されるべきであシ、水溶液の場合には水溶液のpH値、
他の添加物の種類、鍍金浴温(0〜100″C)を考慮
して決められるべきである。
本発明に示す方法は、無電解鍍金のなかでも特殊な技術
の発見に属するものでおると云いうる。
本発明はプラスチックスの化学鍍金のごとく、その基体
の表面を、予め化学腐蝕させるとか、触媒試薬を付着さ
せるとか、あるいは物理的に活性化を行なうとかのいわ
ゆる前処理工程は必要でない。
本発明のポリアセチレンは前記した触媒成分の可及的除
去によって他のプラスチックスの場合と1逆に基体の表
面の活性化が行なわJ7るのである。
し2かし、触媒成分の可及的除去されたポリアセチレン
基体が長時間空気とか水あるいは化学薬品に接触し51
ごま一装置されてはならないのは勿論である。
さらに、本発明の方法の特長の一つはポリアセチレン粉
末を。溶液内において重金属の塩および還元剤と個別的
もしくは同時的に接触させうることである。つまり接触
方法と(−では、0重金属塩溶液ついで還元剤溶剤への
接触、0)還元剤溶液、ついで重金属塩溶液への接触、
0重金属塩および還元剤の混合溶液への接触のいずれで
もよい。つまり■、■は2回浸漬法であり、(゛りは1
回浸漬法である。とのような各場合において添加剤が必
要とされる場合にどのようにして加えられるかは原則と
[2て自由であるが、添加剤の種類と量によって常識的
に決めるべきである。例えば次のニッケルピON■に関
1〜て■とO,■に関して■とOとして示(−でみよう
■の場合(アルカリ土類金浴の例) ■重金属塩溶液・・・塩化ニッケルsag/I、塩化ア
ンモニウム5ay/l ( アンモニア水でpH9とす る) ■還元剤溶液・・・・・次亜リン酸ナトリウム10g/
4、クエン酸アンモニウ ム60g(アンモニア水で pH9とする) 0の場合(酸性鍍金浴の例) 0重金属塩溶液・・・硫酸ニッケルaog/J、塩化ア
ンモニウム6り/4、ホウ 酸8 f/e (塩酸を加えて pH5とする) ■還元剤溶液・・・・次亜リン酸すl・リウム24p狐
酢酸ナトリウム12り/e (塩酸を加えてpH6とす る) Q)の場合(アルカリ土類金浴の例) 水酸化す) IJウム水溶液 を加えてpi(9とする) 0重金属塩溶液・・・・塩化ニッケル24 fl/l 
、塩化アンモニウム40971 。
(アンモニア水を加えて pH9とする) 0の場合(酸性鍍金浴の例) ■還元剤溶液・・・・・次亜リン酸ナトリウム10y/
e、クエン酸ナトリウム 1og/6 (塩酸を加えてpH 5とする) 0重金属塩溶液・・・塩化ニッケル3 [1y/l (
塩酸またはアンモニア水ヲ 加えてpH5とする) ■Ω場合(アリカリ性鍍金浴の場合) ■の■」−■あるいは■の■+■ 0の場合(酸i生鍍金浴の場合) [F]の■十■あるいは○の■十■ しか17乍ら本発明の方法で実施し易いものはとくに■
と0の場合のごとく重金属塩溶液をまずポリアセチレン
に接触さぜ、ついで還元剤溶液を接触させる方式であり
、この方法は、とくに還元性が強い試薬を用いるとか、
アルカリ性の強い混合物の場合には特に便利である。
なお、これらの操作を行なうにあたシ適当な攪拌機で溶
液を混合して溶液内の各成分の濃度とか温度に不均一部
分が生じないよう留意することが好ましく、iだポリア
セチレン粉末と溶液との親和性を向−ヒさせるため微量
の界面活性剤を添加したり、粉末表面が重金属で覆われ
たポリアセチレン粒子が沈降(7ないよう若干量の分散
剤を溶液内に加えておくことも一案である。そして、該
粉末の表面に重金属を析IJ4させたのち溶液よシ分離
することは、濾過法、傾瀉法あるいは遠心分離法等によ
って脱液を完全なら(7めることである。この脱液、つ
まり鍍金液の分離が不充分であると、本発明で目的とす
るポリアセチレン・金属複合体の性質例えば導電性等に
悪影響を及ぼし、特に析出した重金属膜に発錆を起すよ
うな場合、製品は経時変化を起して不良品の発生を増大
してくる。従って、該粉末の表面に重金属を析出させた
のちの溶液からの分離操作、洗浄操作、乾燥操作(これ
を行なわず、インキ化するような場合には他の溶剤の転
分散させてもよい)、そして必要ならば表面の防錆剤に
よる防錆処理を可及的、連続的に行ない品質の安定した
ポリアセチlノン・金属複合体を得るようにするのが得
策である。
本発明者らは上記してきたような本発明の方法に関して
多数の実験を行ない本発明の優秀性を確認したのである
が、これに関し以下1) 、 11)の2段階の製造例
からなる実施例によって本発明の技術的内容をさらに詳
1〜く説明することにする。
〈実施例〉 1)触媒成分を除去したポリアセチレンの製造製造例 
1゜ 完全に防湿してアルゴン算囲気中にある反応容器内にト
ルエン5nout、テトラブチルチタネート7g/、ト
リエチルアルミニウムtt、2g/を入れ室温で30分
攪拌したのち、=75’Cに冷却する。ついで系内を5
9 Off Hりの減圧となしてアセチレンガスを反応
液中へ導入(〜吸収させつつ重合を攪拌下で行なわせる
。約1時間後にアセチレンガスの導入を止め、約50分
攪拌を一75′cでつづける。ついで静置して重合物を
沈殿させ上澄液を棄却後、新しいトルエン(54)を用
いて5回に分割洗浄し、残渣を戸別する。炉別された残
渣は5伜アセチルアセトンを含むトルエン(21)を用
いて洗浄し減圧乾燥すると約159のポリアセチレン粉
末が得られた。このものは顕微鏡によって短繊維状〜針
状のポリアセチレンであるととが分った。とのものを加
圧成型したものはCj−s−構造89%、tran!3
・−構造11チのポリアセチレンであった。乙のポリア
セチレン灰分は0.2〜0゜3%であった。
以」二と同じような実験を数回くり返して約5ayの黒
色粉末状ポリアセチレンを得た。
製造例 2 製造例1においてトルエンをヘキサノ200 dに替え
て同じように反応を行なわすと反応混合物は途中でゲル
化を起(2て撹拌が困難になるが、無理に攪拌をつづけ
つつアセチレンを約10時間導入1−7でやZ)O反応
混合物は赤紫色のゲル状物になるが、とれCト刃・エン
21中の中に投入して充分破砕する。ゲルは次第に収縮
するが、トルエンを新しいものに変えてトルエンの着色
が無くなる迄充分洗浄する。このためにはトルエンは約
8e必要である。得られたポリアセチlメンゲルからさ
らに触媒の断片を除くためボールミルに入れ1チの酢酸
を含むトルエン11を加えて1時間すりつぶj7た後、
炉別すると粉粒状のポリアセチレンゲル収縮物(ポリア
セチし・ン約25チ含有) qogが得られた。なおと
の操作は全てアルゴン気流中で行なう。得られたポリア
セチレンゲルを60′Cで真空乾燥仕粉砕すると灰分が
0゜95チのポリアセチレンをうる。
製造例 五 平底フラスコにl・ルエン20 v=t″、テトラブチ
ルチタネート1.7txt、  )リエテルアルミニウ
ム2.7齢を入れ、30分間室温で放置した後・−75
℃に冷却してトルエンを真空蒸発させると暗褐色飴状物
がフラスコの底−面に付着する。この上にトルエンを底
から約31の高さになるまで静かに流17人れ、アセチ
レンガスを12時間トルエン層の表面に吹きつけるよう
に流通させてやる。するとトルエン層内にポリアセチレ
ンが生成してきて遂にトルエン層がゲル化するに至る。
このゲルを注意して取り出して新しいトルエン(21)
中につけ洗浄してやると触媒が流出してくる。トルエン
を新し7いものにとり替えて触媒によるトルエンの着色
がなくなるまで洗浄し、最後に3ダメタノールを含むト
ルエン中につけて溶剤を替えつつ10回洗浄するとポリ
アセチレンのシート状ゲルが得られる1、このものを減
圧乾燥するとシート状ゲルは収縮−Jると共にスポンジ
状になり、100℃に加熱E7て乾燥してやると黒色の
多孔性ポリアセチレンフィルムになる。これはポリアセ
チレン・フィブリル集合状のスポンジである。
製造例 4゜ 白州らの方法(日時分、昭48・−32581i日特公
開昭5;3・−128419)に準じて合成したポリア
セチレン・フィルムは、最初や\ゲル化1〜だような状
態でフラスコの内所1に0着しており、とれがトルエン
による洗浄がくり返えされる毎に収縮1.て硬いフィル
ムに収縮[7てくるので、触媒による洗液の着色がかな
り淡くなった時点で弾力・2!:のあるフィルム状物を
剥離[2て1%酢酸を含むトルエン溶液に浸漬(ブて乳
鉢中で磨砕j〜、ポリアセチレン中の灰分が041チに
なる迄1チ酢酸を含むトルエン溶液で洗浄1〜で真空乾
燥1〜ポリアセプレン粉宋をうる。
1−i)ポリ〜7− t=チレン・金属複合体の製、晧
製造例 5゜ 塩化ニッケルboyA’、 N化アンモニウムtoof
、1を含む水溶液にアンモニア水を加えてpH9になし
たものに製造例1でえられたポリアセチレン粉末109
を浸漬してE分間攪拌したのち炉別し、水洗後これを直
ぐ次亜リン酸ナトリウム209/l、  クエン酸アン
モニウム120g(アンモニア水1r+tてpH9に調
整しである)を含む水溶液に浸漬しゆるやかに攪拌する
。この場合クエン酸アンモニウムは錯化剤と1〜で作用
(−水酸化ニッケルの生成を防いでいる。この反応は約
50′cで行なわれ、ポリアセチレン粉末の表面がニッ
ケルで被覆された粉末かえられるので、1時間後にこの
粉末を吸引戸別する。ついで充分水洗して塩素イオンが
完全に除去されるのを確認したのち真空乾燥すれば銀灰
色のニッケル鍍金されたポリアセチレン粉末かえられる
。このものは静電気除去用塗ネ゛t1電磁波遮蔽用塗料
のフィラーと1〜て有用である。
製造例 6゜ 硫酸ニッケル25 g/l、ビロリン酸ナトリウム50
f/l、次亜リン酸ナトリウム25 f/lの水溶液に
アンモニア水を加えてpH10〜11に調整したものに
製造例1で見られたポリアセチレン粉末1(l gを投
入して70′cで5分間保ったのち、粉末を吸引戸別す
る。ついで硫酸イオンが完全になくなる迄水洗後真空乾
燥すれば銀灰色のニッケル鍍金されたポリアセチレン粉
末が得られる。このものは導電性塗料のフィラーとして
用いられる。
製造例 7゜ 塩化ニッケルboy/Is  エチレンジアミン13o
y/l、チオグリコール酸29/lの水溶液(水酸化ナ
トリウム水溶液でpH12にしたもの)に製造例1でえ
られたポリアセチレン粉末10 gを投入して室温で5
分間攪拌したのち戸別して水洗し、これを水素化ホウ素
ナトリウム1f/lの水溶液(水酸化ナトリウム水溶液
でpH12にしたもの)に投入して50′cで回分間保
った後戸別する。ついで炉液中に塩素イオンがなくなり
中性化する迄充分水洗した後乾燥すると銀灰色のニッケ
ル鍍金されたポリアセチレン粉末がえられる。この方法
で塩化ニッケルの一部を塩化第一〇におきかえて実施し
た場合にはニッケルー錫合金鍍金されたポリアセチレン
粉末かえられる。製品はいずれも導電性フィラーと(−
て用いられる。
製造例 8゜ 酢酸ニッケル60 g、、’g 、グリコール酸609
/l 、  エチレンジアミンテトラ酢酸2sg/(j
、ヒドラジン100rat/lを含む水溶液(pH11
)を90″Cに加温してこれに製造例1で得たポリアセ
チレン粉末109を投入し、醋しつつ1時間保った。つ
いて濾過して捕集された粉末を洗液が中性に*≠なる迄
充分水洗し真空乾燥すると銀灰色にニッケル鍍金された
ポリアセチレン粉末が得られた。このものは導電性フィ
ラーとして有用である。
製造例 9゜ 製造例8の酢酸ニッケルのかわシに酢酸コバルトを用い
て同じように操作すれば、銀灰色のコバルト鍍金された
ポリアセチレン粉末かえられた。
このものは導電性フィラーとして有用である。
製造例 10゜ 8、sg/e、丸・よび酢酸10 y / lを含む水
溶液に製造例2で得られたポリアセチレン粉末を投入し
80でで攪拌しつつ1時間クロム鍍金を行なう。ついで
沈殿物を戸別して温液中にナトリウムイオンが検出でき
なくなる壕で水洗をくり返[7、乾燥するとクロムで被
覆されたポリアセチレン粉末をうる。
このものは発熱塗料の抵抗フィラーとして用いられる。
製造例 11゜ チレンジアミンlOy/l、チオグリコール酸29Aを
含む水溶液に投入して10分間かき1ぜのちその上澄液
を除去し、その残液とはソ同景の水素化ホウ素ナトリウ
ム1g/lを含む水溶液を加え40〜50℃で部分間保
ったのち渥過する・。沈殿はアミン臭が完全になくなる
迄水洗し、その後なお数回にわたって水洗を〈シ返して
からさらにメタノールおよび1%ベンゾトリアゾール・
メタノール溶液で洗浄したのち真空乾燥すると銅で被覆
されたポリアセチレン粉粒物を得る。このものは導電性
インキのフィラーとして用いられる。
製造例 12〜14 製造例4で得られたポリアセチレン粉末をこの粉末がり
散する程度の容量の次表に示す重金属塩水溶液に浸漬(
またのち、室温で攪拌しつつ次表に示す還元剤水溶液を
重金属塩水溶液とはソ同容量注加して静かに攪拌を続け
てやれば次表に示す被覆ポリアセチレン(PA)が生成
する。
生成物は炉別して遊離無機イオンが検出できなくなるま
で充分に水洗をくり返した後、乾燥すると表面が美しく
鍍金された重金属被覆ポリアセチレン粉末かえられる。
なお上記のパラジウム化合物のかわヤに白金、ルテニウ
ムマタはロジウムの化合物を用いてもそれぞれ相当する
ポリアセチレン・金属複合体が得られる。
〈発明の効果〉 本発明によれば触媒成分を可及的に除去したポリアセチ
レン粉末を、特別な前処理を施すことなしに、無電解鍍
金して、ポリアセチレン粉末の表面に所要の金属を強固
に付着させたポリアセチレン・金属複合体を得ることが
可能である。
本発明によって得られた製品は導電性粉体、導電性ペー
スト、導電性塗料、導電性インキの主要な成分材料とし
て用いられる。さらに本発明製品の中には抵抗体、沖過
剤、触媒等として用いられるものもある。
この様に本発明は、石油化学工業で生産されるポリアセ
チレンにプリント回路、フィルム・コネクター、電偵(
波遮蔽剤、発熱体、静電気除去剤、防錆破覆剤、化学工
業用資材等に及ぶ大きな用途を提供するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]アセチレンの触媒重合によつて得られたポリアセ
    チレンから触媒成分を可及的に除去した繊維状物、針状
    物、板状物、破片物、粒状物、粉状物およびこれらの混
    合物よりなる群からえらばれた少くとも一つのポリアセ
    チレン粉末を溶液内において重金属の塩および還元剤と
    個別的もしくは同時的に接触させ該粉末の表面に重金属
    を析出させたのち溶液より分離することを特徴とするポ
    リアセチレン・金属複合体の製造法。 [2]アセチレンの触媒重合によつて得られたポリアセ
    チレンの外観が重合後の時点においてゲル状物、膨潤糊
    状物、フィブリル集合状物、スポンジ状物または泥状物
    なるポリアセチレンである特許請求の範囲第[1]項記
    載のポリアセチレン・金属複合体の製造法。 [3]アセチレンの触媒重合によつて得られたポリアセ
    チレンの外観がフィルム破砕物、長繊維切断物または粒
    塊磨砕物なるポリアセチレンである特許請求の範囲第[
    1]項記載のポリアセチレン・金属複合体の製造法。 [4]重金属がクロム、コバルト、ニッケル、銅、ルテ
    ニウム、ロジウム、パラジウム、銀、錫、白金、金およ
    びこれらのうちのいずれかを含む合金よりなる群からえ
    らばれた少くとも一つの金属である特許請求の範囲第[
    1]項記載のポリアセチレン・金属複合体の製造法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02500918A (ja) * 1987-09-04 1990-03-29 ツィッパーリング ケスラー ウント コー (ゲーエムベーハー ウント コー) 分散性固体としての固有導電性ポリマー及びその製法
US6334600B1 (en) 1999-06-07 2002-01-01 Delta Tooling Co., Ltd. Stepless slide adjuster having a safety lock
US8141945B2 (en) 2007-04-20 2012-03-27 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seat
US9162596B2 (en) 2012-07-30 2015-10-20 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Seat slide apparatus for vehicle
JP2019535909A (ja) * 2016-11-04 2019-12-12 アジュ ユニバーシティー インダストリー−アカデミック コーオペレイション ファウンデーションAjou University Industry−Academic Cooperation Foundation 伝導性高分子構造体の外部にコーティングされた金属薄膜層を含む耐酸化性ハイブリッド構造体及びその製造方法

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