JPS6242609A - 間引き補間装置 - Google Patents

間引き補間装置

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JPS6242609A
JPS6242609A JP18210885A JP18210885A JPS6242609A JP S6242609 A JPS6242609 A JP S6242609A JP 18210885 A JP18210885 A JP 18210885A JP 18210885 A JP18210885 A JP 18210885A JP S6242609 A JPS6242609 A JP S6242609A
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正一 西野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高い標本化周波数で標本化されたディジタル
信号を低い標本化周波数をもつディジタル信号に変換し
て信号処理を行う際に利用する間引き補間装置に関する
ものである。
従来の技術 第5図に従来の間引き補間装置の一部である間引き装置
のブロック図を示す。同図において、1は時刻nT(n
=0、±1.±2.・・・・・・)で信号値をもつディ
ジタル信号列x(n)をを入力する入力端子である。2
は前記I(ロ)の低域成分のみを取シ出す低域通過形フ
ィルタ(以下LPFと呼ぶ)であり、このLPF2出力
である信号列をX (n)とする。3は信号列X (n
)から1つおきの信号値を取り出して出力端子4に出力
する合成回路であり、この合成回路3出力をX(2k)
またはX(2k+1)(k=0、±1.±2.・・・・
・・)とする。以上の構成をもつ従来の間引き装置にお
いてその動作を説明する。
信号列x□やX (n)のように時間T間隔で信号値を
もつディジタル信号で表わしうる周波数帯域はサンプリ
ング定理より周波数0−%Tの帯域である。また、同様
に信号列X(2k)やX(2k+1)のように時間2T
間隔で信号値をもつディジタル信号で表わしうる周波数
帯域は周波数0〜3ATの帯域である。以上より、X 
(n)によ1て表わされる3AT−几Tの周波数帯域の
信号成分は、X (n)の信号を1つおきに間引いた時
には0〜KTの周波数帯域の信号成分として表わされる
ことになる。今、X (n)にある3AT−%T帯域の
信号成分の周波数fとすれば、X(ロ)を間引いた結果
、%T−f の周波数成分として表わされ(これを反射
という)、雑音成分のひとつとなる。よって、時間T間
隔の信号列X (n)を時間2T間隔の信号列X(2k
)またはX(2k+1)に間引くならば、X (n)に
K T −3A T帯域の信号成分があってはならない
33以上より、X (n)の元信号列である時間T間隔
の信号列x(n)をL P F 2.によってKT−%
T帯域の信号成分を除去している。第6図にLPF2の
一特性を示す。
第7図は従来の間引き補間装置の一部である補間装置の
ブロック図である。同図において、6は時刻2kTで信
号値をもつ信号列y(2k)を入力する入力端子である
。6は入力y(2k)の信号間にある信号値をy(2k
)から近似して出力する補間フィルタであって、補間フ
ィルタ6出力信号が補間フィルタ6人力信号に対して時
間mT(mは正)遅延して出力されるものとすれば、補
間フィルタ6が出力する信号列はy′(2k+1+m)
となる。7は補間フィルタ6が信号を遅延させる時間m
Tだけ前記y(2k)を遅延させる遅延回路で、その出
力はy(2k+m)となる。8は補間フィルタ6出力y
′(2k+1+m)と遅延回路7出力y(2k+m)と
を並べて時間T間隔の信号列Y (n)を出力端子9に
出力する合成回路である。つまり、入力端子6への入力
信号y (2k )の信号間に補間フィルタ6によって
近似した信号値Y′(2k+1+m)を挿入するが、そ
の時補間フィルタ6の出力信号が時間mT遅延するので
前記y(2k)を遅延回路7によって時間mT遅延させ
て、補間フィルタ6出力とのタイミングをはかって、時
間T間隔の補間された信号列Y(ロ)を得るものである
次に、第7図補間装置と等価な補間処理を行うもうひと
つの補間装置のブロック図を第8図に示す。同図におい
ては、入力端子6へは時間2T間隔の信号列y(2k)
が入力され、出力端子9からはy(2k)の信号間の値
を補間した時間T間隔の信号列Y(ロ)が出力される。
10は合成回路であって、時刻2kTでは入力端子6よ
り得たy(2k)を選び、時刻(2k+1)Tでは信号
値ゼロを選ぶよう動作して、信号列y (2k )の信
号間にゼロ値を挿入したような時間T間隔の信号列y 
(n)を合成している。11はLPFで合成回路1oよ
シ得た信号列y(n)の低域成分のみを取シ出して出力
端子9に導いている。以上の構成においてその動作を説
明する。
まず、時間T間隔の信号列は0−%T帯域の信号成分を
、時間2T間隔の信号列はO−%T帯域の信号成分を表
わしうることはすでに述べた。よって、信号列7(2k
)は0〜HT帯域にある信号成分しかもっていないが、
合成回路1oによってy(2k)の信号間にゼロ値を挿
入された信号列y(n)は3’i T −’A丁帯域に
、y(2k)のもっていた信号成分の反射成分として信
号成分をもっている。
しかしながら、この反射成分はy(2k)がもちえない
信号成分なので、雑音成分として除去する必要がある。
よって、y (n)のX T = 3A T帯域にある
雑音成分をLPFl 1で除去すれば、前記時間2T間
隔の信号列y(2k)を時間T間隔の信号列Y (!1
1)に補間処理できる。第9図にLPFllの一特性を
示す。
以上の第5図のM引き装置および第7図または第8図の
補間装置は、第10図のブロック図で示すような信号処
理装置で使用される。同図において、入力端子13へは
時間T間隔の信号列が入力され、間引き装置14によっ
て時間2T間隔の信号列に間引かれて、その間引き装置
14出力の信号列は信号処理装置15で動作周期2Tで
処理される。その信号処理装置16出力である時間2T
間隔の信号列は補間装置16によって補間処理されて再
度時間T間隔の信号列となって出力端子17より出力さ
れる。以上の構成は、0〜3A丁帯域の信号成分に対す
る処理系において、信号処理装置15が扱う信号成分が
o−%T帯域にある時に使われ、信号処理装置15の動
作周期を2Tにすることにより、動作周期Tの場合に比
べて電力的また回路のスピード的に有効に処理するもの
であって、その処理後再度時間T間隔の元信号に戻して
後段の処理装置に出力するものである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、第5図LPF2ま
kは第8図LPF11の特性が%T〜シロ’fの帯域の
信号をより厳しく減衰させる必要がある場合には、LP
F2およびLPFl 1の規模が非常に大きくなるとい
う問題点を有していた。
たとえば第6図LPF2の特性を示す第6図において、
Aで示すような信号成分についてはLPF2kよって十
分に減衰効果があり、時間2T間隔の信号列に間引き処
理されてもその反射成分A′は微小なものとなるが、B
で示すような信号成分についてはLPF2では十分に減
衰させることができず、結果B′で示すような大きな反
射成分(雑音成分となる)が間引き処理された信号列に
表われることになる。よって信号成分Bを十分に減衰さ
せるためには、同図1点鎖線で示すような急峻なLPF
特性が必要となる。しかし、急峻なLPF特性を得るた
めには、LPFが非常に大きな規模となってしまう。そ
してさらに、第10図に示すように、信号処理装置16
の前後に、前記大規模なLPFを構成要素とする間引き
装置14および補間装置16を設けることは、信号処理
装置15の動作周期をTから2Tにする効果をなくすこ
とになる。
本発明はかかる点に鑑み、急峻なLPF特性を必要とす
るような間引き装置および補間装置において、回路規模
のよシ小さな間引き補間装置を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するだめの手段 本発明は、時刻nT(n−0,±1.±2.−・・・・
・)で信号値をもつディジタル信号列I(n)が時刻2
kT(k=0、±1.±2.・・・・・・)にある信号
列x(2k)と時刻(2k+1)Tにある信号列x(2
k+1)とからなり、時刻2kTで信号値をもつディジ
タル信号列y(2k)が時刻(2k+1)Tに信号をも
たない信号列であシ、前記信号列x(、)から取シ出さ
れた信号列x(2k+1)と前記信号列y(2k)とを
並べて時刻nTで信号値をもつような信号列にする第1
の合成回路と、入力信号に対する出力信号の遅延時間が
mT(mは正)であって、前記第1の合成回路出力の信
号列を時分割処理によって前記信号列x(2k+1)の
信号間の信号値を近似した信号値からなる信号列x′(
2k+m)と前記信号列y(2k)の信号間の信号値を
近似した信号値からなる信号列y ’ (2k+1 +
m )とが並んだ時刻nTで信号値をもつような信号列
を出力する補間フィルタと、前記信号列z(2k)を時
間mTだけ遅延した信号列x(2k+m)を出力する第
1の遅延手段と、前記信号列y(2k)を時間mTだけ
遅延した信号列y(2k+m)を出力する第2の遅延手
段と、前記補間フィルタ出力の信号列から取り出した信
号列x′(2k+m)と前記信号列x(2k+m)とを
加えて出力する第2の合成手段と、前記補間フィルタ出
力の信号列から取シ出した信号列y′(2k+1+m)
と前記信号列y(2k+m)とが並んだ時刻nTで信号
値をもつような信号列を出力する第3の合成手段とを備
えた間引き補間装置である。
作  用 本発明は前記した構成により、間引かれる信号列から間
引かれるべき時刻にある信号列と補間されるべき信号列
とに対(〜で、補間フィルタノ時分割処理によって前記
2つの信号列の各々の信号間の信号値を求めて、間引か
れる信号列については求めた信号値を間引かざるべき時
刻にある信号値に加え、補間されるべき信号列について
はその信号間に求めた信号値を並べることによシ、間引
き処理および補間処理における補間フィルタ(LPFの
一部)を共用することができて、急峻なLPF特性が必
要な間引き補間装置をより小さい回路規模で実現できる
実施例 第1図は本発明の一実施例における間引き補間装置のブ
ロック図を示すものである。第1図において、18は時
刻nT(n−0,+1.±2.−・・・・・)で信号値
をもつディジタル信号列(以下単に信号列と呼ぶ)x(
n)が入力される第1の入力端子であって、信号列x(
、)は、2kT(k=0、+1゜±2.・・・・・・)
で信号値をもつ信号列x(2k)と時刻(2k+l )
Tで信号値をもつ信号列x(2k+1)とに分けること
ができる。19は時刻2kTで信号値をもつ信号列y(
2k)が入力される第2の入力端子であって、信号列y
 (2k )は、信号列間の時刻(2k+1)Tにおい
ては信号をもたない信号列である。2oはスイッチ回路
であって、第1の入力端子18より得た信号列x(n)
を時間2T間隔のふたつの信号列x(2k)とz(2k
l)に分けて、信号列x(2k)は第1の遅延回路23
に、信号列x(2k+1)を第1の合成回路21に導く
ものである。第1の合成回路21は図のようにスイッチ
回路で構成することができて、時刻(2k+1)Tの時
にはスイッチ回路20より得た信号列x(2k+1)を
時刻2kTの時には第2の入力端子19より得た信号列
y(2k)を選ぶようにして、時間T間隔で並んだ信号
列を出力する。22は入力信号に対する出力信号の遅延
時間がm T (mは止)である補間フィルタであって
、前記第1の合成回路21よシ得/こ信号列に対して時
分割処理を行ない、前記信号夕jix(2k+1)から
その信号間の信号値を近似した信号値からなる信号列x
′(2k+m)(これは時刻(2k+1)Tにおける近
似信号列が補間フィルタ22kよシ時間mT遅延して出
力されることを意味している。)と、前記信号列y(2
k)からその−信号間の信号値を近似した信号値からな
る信号列y′(2k+1+m)’(前記x′(2k+m
)と同様)とが時間T間隔で並んだ信号列を出力するも
のである。遅延回路23は、前記スイッチ回路20より
得た信号列x(2k)を前記補間フィルタ22のもつ遅
延時間mTと同じ時間だけ遅延させて出力するもので、
その出力信号列をx(2k+m)とする。
24は前記第2の入力端子19よシ得た信号列7(2k
)を前記遅延時間と同じ時間(mT)遅延した信号列y
(2k+m)を出力する。26は第2の合成回路であっ
て、図に示すようにスイッチ回路29と加算回路30と
で構成でき、前記補間フィルタ22出力の信号列からス
イッチ回路29によって時刻(2k+m)Tにある信号
列x′(2k+m)だけを取りだし、そのx′(2k+
m)を加算回路30によって前記第1の遅延回路23出
力のx(2k+m)とを加算した信号列X(2k+m)
を出力する。26は第3の合成回路であって、図に示す
ようにスイッチ回路で構成することができ、時刻(2k
+m)Tの時には前記遅延回路24出力側の信号を出力
するので7(2k+m)が出力され、時刻(2k+1+
m)Tの時には前記補間フィルタ22出力側の信号を出
力するのでy′(2k+1+m)が出力されて、結果時
間T間隔で並んだ信号列(Y(n+m、)とする)が出
力される。27は前記第2の合成回路26出力の信号列
X(2k+m)を前記第1の入力端子18に入力された
時間T間隔の信号列x(=)を時間2T間隔に間引いた
信号列として出力する第1の出力端子であり、28は前
記第3の合成回路26出力の信号列Y(n+m)を前記
第2の入力端子19に入力された時間2T間隔の信号列
y(2k)の信号間の信号値を補間した時間T間隔の信
号列として出力する第2の出力端子である。以下、本実
施例の動作を説明する。
間引き装置または補間装置で使われるLPF(前記第6
図LPF2または第8図LPF11)の特性としては、
前記従来の技術において第6図または第9図のような例
はあるが、各図において!AT−%Tの帯域にある信号
からの反射、または%T−%Tの帯域への反射を完全に
除去するための理想LPFは第2図に示されるような特
性が必要である。このような理想LPFの特性をフーリ
エ展開によって近似する。第2図において横軸を0丁(
ωは角周波数)、縦軸をIHI(Hは理想LPFの伝達
関数)なる関数としてフーリエ展開すればIHIは次式
のように近似できる。
CO53ω717cos5ojT IHI≧−十−(ωs OJT −−−−−+1−−一
〜・ ・)−・・(1)2  π          
3 ここでcos(htl)T)、  h−1,3,5,・
・・・・・はeコ(hωT)+、−j(hωT)  2
h+2−hcos(hωT)=         =、
、□・・・・・・(2)と表わされる。ただし、(2)
式のz−1は離散時間システムを表わす2変換式におけ
る1標本化周期分の遅延を示す遅延演算子であって、こ
の時の1標本化周期はTである。以」二より、(2)式
を使って(1)式IHIをZ変換式H(z)で表わせば
次式のようになる。
1HI:=玖・)=トコ−(・・・−に止22・、□z
5+、□5 −・・・・・ )・・・(3)2  π 
        3     5(7かし、(3)弐H
(z)は、無限個の入力信号値に対し。
“C演算を行って出力信号値を求める形をとる。そこで
このH(z)の特性を、有限個の入力信号値に対する演
算によって出力信号値を求めるような形の伝達関数H1
(z)で近似する。H1(z)をa1〜aM(Mは正整
数)なる係数を使って次式のように表わす5、H(z)
= Hl(z)=シ+Ei (a 、 (z + z−
” )+a2(z5+z’−!l)+ −+ aM、(
22M−1+2−(2M−1)) )・・・・・・・・
 (4) しかし、H1(z)は出力信号の遅延時間はゼロである
が、(4)式の中の負方向の遅延素子Z−22M−j 
 は実回路では実現できないので、出力信号の遅延時間
(2M−1)Tであるが周波数応答ばHl(Z)L等価
なH2(z)で実現する。
1 −(2M−1)  1 −(2M−1)H2(z)
= −z   += z   (a、 (z+z−” 
)+ −−−−2M−1−(2M−t) +8M(”  +z)) = ’ C”−(2=1” (aM+aM−1□−−M
−1□−’ ” ”、”’−2(M−2)    −2
(M−t)−1−a2Z     +a1Z + alz−2’ +a2z”2(”’ > +−・−
・−+ aM z−2(2M−” ) 、:l −・・
・(6)ここでG(z)を次式のように定義すれば、G
(z)= aM+aM−1z−2+−+a1z−2(M
−’ ) +a1z−2M+ −+aM2−2(2M−
1)19211.(6)前記H2(Z)は、 H2(z)=j(z−(2M−1) +QZ) )  
   −−−−−−(7)と表わせる。以上よシ、前記
第2図に示す理想LPF特性の近似LPF特性をもツ(
7)弐H2(Z)は、時間2T間隔にある2M個の信号
値((6)弐〇(Z))と、その2M個の信号値の真中
にある1個の信号値((7)式のz−(2M−1) )
とで計2M+1 個の信号値に対する演算によって出力
信号値を求める形となる。
以上のようにして求めたL P F  H2(Z)は、
前記第6図間引き装置のI、PF2および第8図補間装
置のLPFllに使用することができる。ここで、H2
(Z)をLPFllに使用した場合について見れば、H
2(Z)に入力される時間T間隔の信号列y(n慰、時
亥J2kTでは入力信号列y(21c)であるが、時刻
(2k+1)Tでは信号値はゼロである。このことより
G (z)は、信号列y(2k)のうちの2M個の信号
値と2M個の信号値がすべてゼロなる信号値とを時間T
間隔で交互に演算することになる。つまり、G (z)
がy(2k)のうちの2M個の信号値に対する値を出力
する時にはz−(2Ml)はゼロ値を出力し、G (z
)が2M個のゼロ値に対する値ゼロを出力する時にはz
−(2M−1)がy(2k)を時間(2M−1)T遅延
した値を出力するので、G(z)は前記第7図補間装置
の補間フィルタ6と同等の動作をして、時間2T間隔の
2M個の信号値からその信号間に位置する信号値の近似
値を遅延時間(2M〜1)Tで出力するものである。さ
らに第4図のLPF2kH2(Z)を使用すれば、前記
G(z)の出力する近似値とその近似値が位置する時刻
にあるべき本来の入力信号値とを加えれば、間引き処理
および補間処理に使うLPF特性をもつLPFとなる。
さて、以上説明したよりなG(z)は、時間T間隔の信
号列が入力されたとしても、時間2T間隔にある2M個
の信号値のみに対して演算出力するので、前記第1図第
1の合成回路21出力のような、ふたつの時間2T間隔
の信号列x(2k+1)とy(2k)が時間T間隔で交
互に並んだ信号列に対しては、x(zk+1)とy(2
k)とを同時に演算することはない。よって、その時の
G(z)の出力もx(2k+1)に対する出力信号列と
y(2k)に対する出力信号列とが時間T間隔で交互に
並んだ信号列となって、結果G(z)はx(2k+1)
とy(2k)とに対して時分割処理を行うことになる。
以上、(6)弐G(z)の動作について説明したが、第
3図にとのG(z)を実現させた補間フィルタ22の一
実施例を示しておく。同図において、29は補間フィル
タ22の入力端子であり、30は補間フィルタ22の出
力端子である。また、33(1)〜33(4M−2)は
各々時間Tだけ信号を遅延する遅延回路、32(1)−
32(M)は加算回路、33(1)〜a 3 (M)は
乗算回路であって図に示すように乗数力ra1〜aim
である。34は乗算回路33(1)〜3 s (M)が
出力する信号を全て加えで出力端子3゜に導く加算回路
である。
以」−で、第2図理想LPF特性を近似したLPF特性
をもつH2(Z) ((7)式)および補間動作を行う
(E(z)について説明した。では次に、第1図本実施
例の補間フィルタ22の特性を前記G(z)で実現させ
て、本実施例である間引き補間装置の動作を説明する。
なお、G(z)によって出力信号列が遅延する時間(2
M−1)Tは、本実施例の構成の説明で述べたように、
遅延時間mT(m=2M−1)として説明する。
まず第2の入力端子19に入力される信号列y(2k)
を時分割で補間フ、イルタ22の処理を行えば、仔の出
力はy(2k)の信号間の値(時刻(2k+1)Tでの
信号値)を時間mT遅延させたy ’ (2k+1 +
m )である。よって、遅延回路24でy(2k)を時
間mTだけ遅延させた信号列y(2k+m)の信号間に
第3の合成回路26によって7(2k+1+m)を挿入
すれば、時間2T間隔の信号列y(2k)を反射成分を
除去した時間T間隔の信号列Y(n+m)に補間できる
。次に第1の入力端子18に入力される信号列x(、)
から得たx(2k+1)を時分割で補間フィルタ22の
処理を行なえば、その出力はx (2k+1 )の信号
間の値(時刻(2k)Tでの信号値)を時間mTだけ遅
延させた信号列x′(2k+m)である。また、前記信
号列x(=)から得た信号列x(2k)を遅延回路23
によって時間mTだけ遅延された信号列x(2k+m)
と、前記信号列z′(2k+m)を第2の合成回路25
で加えることは、前記(7)式のH2(Z)の動作と同
等なので、その第2の合成回路26出力は信号列x(n
)の反射成分を除去した時間2T間隔の信号列X(2k
+m)に間引くことができる(ただし、(η式H2(Z
)にある係数%に相当する乗算手段は、信号列X(2k
+m)あるいは信号列x(、)の振幅を2分の1にする
のみであるので、本実施例では設けていない)。
以上のように本実施例によれば、時間2T間隔の信号列
に間引かれるための時間T間隔の信号列x(=)と時間
T間隔の信号列に補間されるための時゛間2T間隔の信
号列y(2k)とを入力とし、前記信号列X (、)か
ら取り出した信号列!(2k+1)と前記y(2k)と
を時分割処理する補間フィルタ22を設けて各信号間の
補間値x’(2k十m)とy′(2k+1+m)を求め
、一方では前記x (n)から取り出し、そして時間n
T遅延した信号列x(2k、+m)と前記x′(2k+
m)とを第2の合成回路26で加えて前記信号列X(ロ
)を反射成分なしに間引いた時間2T間隔の信号列x(
2k+m)を出力し、もう一方では前記信号列y(2k
)を時間mT遅延した信号列y(2k+m)と前記y′
(2k+14.m)とを第3の合成回路26で合成して
前記信号列y(2k)を反射成分なしに補間した時間T
間隔の信号列Y(n+m)を出力するものである。よっ
て、本実施例では間引きと補間の処理を時分割処理を使
って同一構成で実行でき、これを信号処理装置に応用す
れば第4図のようなブロック図になる。第4図において
、35は本実施例(第1図)を示す間引き補間装置であ
って、第1の入力端子18.第2の入力端子19、第1
の出力端子27.および第2の出力端子28もそれぞれ
第1図と同じである。間引き補間装置36の第1の入力
端子18に入力される時間T間隔の信号列x(=)は間
引き処理されて、第1の出力端子27より時間2T間隔
の信号列X(2k)が出力される。この信号列X(2k
)を動作周期2Tの信号処理装置36で処理した後、時
間2T間隔の信号列y(2k)として間引き補間装置3
6の第2の入力端子19へ導かれる。間引き補間装置3
6は前記信号列y(2k)に対して補間処理した後に第
2の出力端子28へ時間T間隔の信号列Y (n)を出
力する。以上のようにして本実施例の間引き補間装置を
使うと、信号列の間引き処理および補間処理が本実施例
のように同一構成で実行できるため、回路規模の点で比
べると第10図従来例に比べて半分近くの回路規模で実
現できる。特に、反射成分を除去するためのLPF等特
が第2図のような理想特性に近い特性を必要として、そ
のLPFの回路規模が非常に大きくなっても、本実施例
のように補間フィルタ22を間引き処理と補間処理とで
共用できることは回路規模の点でも非常に有効である。
なお、本発明の実施例において、スイッチ回路2oによ
って第1の入力端子よシ得る信号列x(n)から信号列
x(2k+1)のみを取り出し第1の合成回路21に導
いているが、第1の合成回路21は時刻2kTでは第2
の入力端子より得る信号列y(2k)を選択して出力す
るので、スイッチ回路20を介さず第1の入力端子18
より得る信号列、 (−)を直接に第1の合成回路21
に導いてもよい、。
また、遅延回路23はスイッチ回路2oより得た信号列
x(2k)を遅延させ念信号列x(2k+m)を出力し
、第2の合成回路26はそのx(2k+m)と補間フィ
ルタ22出力より取り出した信号列X′(2k+m)と
を加えて出力しているが、遅延回路23が第1の入力手
段より得た信号列X(ロ)を直接に遅延してx(n+m
)なる信号列を出力し、第2の合成回路25がその信号
列x(n+m)から信号列x(2k+m)を取り出すよ
うなスイッチ機能をもって前記x′(2k+m)とを加
えて出力するようにしてもよいし、さらに第2の合成回
路26が信号列z(n+m)と補間フィルタ22出力を
直接に加えて後に時刻(2k+m)Tにある信号列(X
(2k+m))のみを出力するようにしてもよい。
また、遅延回路24は第2の入力端子19より得る信号
列y(2k)を遅延させた信号列y(2k+m)を第3
の合成回路26に導いているが、補間フィルタ22人力
の信号列が第1の合成回路21によって信号列x(2k
+1)と信号列y(2k)とを時間T間隔で並んだもの
にしているため、前記信号列y(2k+m)は補間フィ
ルタ22を構成している遅延回路から得ることができ、
よってそのy(2k+m)を第3の合成回路26に導い
てもよい。
また、補間フィルタ22の伝達関数G(z)については
、前記(1)式のフーリエ展開式から近似した特性であ
る必然性はなく、入力信号列の信号間の値が近似できる
補間フィルタ特性であればよく、その特性をもったG(
z)を前記(′f)式H2(Z)に使えば、そのH2(
Z)もまた間引き処理および補間処理に使われるLPF
特性をもつことになる。そしてまたG(z)の近似精度
が高ければ高いほど、H2(Z)の特性は第2図の理想
LPF特性に近くなるが、やはりフィルタ規模も大きく
なる((6)弐〇(z)が演算する信号値の数(2M個
)が多くなる)ので、本発明のようにG(z)(補間フ
ィルタ22)を間引き処理と補間処理で共用することは
有効である。
以上のように本発明は、間引き処理および補間処理を行
う時のLPFの一部である補間フィルタ22(第1図)
を、間引き処理のための信号列と補間処理のための信号
列とのふたつの信号列に対して時分割処理して回路規模
の縮小を実現するものであるが、補間フィルタ22の動
作周期を単に小さくして(動作周波数を高くして)時分
割処理するのでなく、従来の間引き装置および補間装置
で使われるLPF2またはLPFllの動作周期と同一
であることも特徴としている。
舊たさらに、本発明の間引き補間装置を直列に接続する
ことによ、って、時間T間隔の伯号列丘一時間4T間隔
の信号列にも、時間8T間隔の信号列にも間引きそして
補間する装置を容易に構成できるので、動作周期のより
大きな慟作周波数がより低くてよい)信号処理装置に対
して利用できてイj効である。
発明の詳細 な説明しまたように、本発明によれば、高い周波数で標
本化されたディジタル信号を低い標本化周波数で処理す
るための間引き処理および補間処理に必要なLPF特性
力I理想特性に近いものであっても、そのLPFを構成
する補間フィルタを間引き処理と補間処理で時分割し、
で共用するので、回路規模の点で非常に小さな間引き補
間装置を実現でき、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における一実施例の間引き補間装置のブ
ロック図、第2図は理想LPFの%伯しj、第3図は第
1図に示L7た間引き補間装置におけも補間フィルタの
一構成を示すブロック図、第4図は第1図に示した実施
例紫信号処理装置と構成し、た時のブ17ツク図、菫5
図は従来の間引き装置7のブロック図、第6図はL P
 F 2の一特性を示す特性図、第7図は従来の補間装
置のブロック図、第8図は従来の他の補間装置のブロッ
ク図、第9図はLPFllの一特性を示す特性図、第1
0図は従来の間引き装置と補間装置を信号処理装置と構
成した時のブロック図である。 21.25.26・・・・・合成回路、22・・・・・
・補間フィルタ、23.24・・・・・・遅延回路。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 箔4図 第5図 第6図 fj 第8図 、−L7 第9図 ζ:iol!4

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 時刻nT(n=0、±1、±2、・・・・・・)で信号
    値をもつディジタル信号列x(n)が時刻2kT(k=
    0、±1、±2、・・・・・・)にある信号列x(2k
    )と時刻(2k+1)Tにある信号列x(2k+1)と
    からなり、時刻2kTで信号値をもつディジタル信号列
    y(2k)が時刻(2k+1)Tに信号をもたない信号
    列であり、前記信号列x(n)から取り出された信号列
    x(2k+1)と前記信号列y(2k)とを並べて時刻
    nTで信号値をもつような信号列にする第1の合成回路
    と、入力信号に対する出力信号の遅延時間がmT(mは
    正)であって、前記第1の合成回路出力の信号列を時分
    割処理によって前記信号列x(2k+1)の信号間の信
    号値を近似した信号値からなる信号列x′(2k+m)
    と前記信号列y(2k)の信号間の信号値を近似した信
    号値からなる信号列y′(2k+1+m)とが並んだ時
    刻nTで信号値をもつような信号列を出力する補間フィ
    ルタと、前記信号列x(2k)を時間mTだけ遅延した
    信号列x(2k+m)を出力する第1の遅延手段と、前
    記信号列y(2k)を時間mTだけ遅延した信号列y(
    2k+m)を出力する第2の遅延手段と、前記補間フィ
    ルタ出力の信号列から取り出した信号列x′(2k+m
    )と前記信号列x(2k+m)とを加えて出力する第2
    の合成手段と、前記補間フィルタ出力の信号列から取り
    出した信号列y′(2k+1+m)と前記信号列y(2
    k+m)とが並んだ時刻nTで信号値をもつような信号
    列を出力する第3の合成手段とを備えたことを特徴とす
    る間引き補間装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01250654A (ja) * 1988-03-31 1989-10-05 Seiko Electronic Components Ltd マグネット高減速機
WO2002093737A1 (fr) * 2001-05-15 2002-11-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif fournisseur de coefficient de multiplication, procede de fourniture de coefficients de multiplication et programme de fourniture de coefficients de multiplication

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JPH01250654A (ja) * 1988-03-31 1989-10-05 Seiko Electronic Components Ltd マグネット高減速機
WO2002093737A1 (fr) * 2001-05-15 2002-11-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif fournisseur de coefficient de multiplication, procede de fourniture de coefficients de multiplication et programme de fourniture de coefficients de multiplication

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