JPS6131658B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6131658B2 JPS6131658B2 JP55166809A JP16680980A JPS6131658B2 JP S6131658 B2 JPS6131658 B2 JP S6131658B2 JP 55166809 A JP55166809 A JP 55166809A JP 16680980 A JP16680980 A JP 16680980A JP S6131658 B2 JPS6131658 B2 JP S6131658B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- word
- digital
- signal
- bits
- rate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 claims description 42
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 12
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 7
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 7
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 7
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 6
- 230000002829 reductive effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 4
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 claims description 3
- 238000009499 grossing Methods 0.000 claims 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 19
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 6
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 125000002015 acyclic group Chemical group 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 229910002056 binary alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 101100321817 Human parvovirus B19 (strain HV) 7.5K gene Proteins 0.000 description 1
- 101710110539 Probable butyrate kinase 1 Proteins 0.000 description 1
- 244000154511 Rosa hybrid cultivar Species 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000004154 complement system Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000036961 partial effect Effects 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q11/00—Selecting arrangements for multiplex systems
- H04Q11/04—Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H17/00—Networks using digital techniques
- H03H17/02—Frequency selective networks
- H03H17/0223—Computation saving measures; Accelerating measures
- H03H17/0225—Measures concerning the multipliers
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H17/00—Networks using digital techniques
- H03H17/02—Frequency selective networks
- H03H17/04—Recursive filters
- H03H17/0416—Recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Computing Systems (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
Description
本発明はデジタル式電話方式の補間装置に係
り、特にデジタル式電話方式に用いられるデジタ
ル信号のワードレートを増加させてビツト数を減
少させるための補間装置に関する。 最近の通信方式においてはデジタル値がデジタ
ル式交換器を介して各加入者に伝送されるように
なされている。デジタル値を用いることにより伝
送効率を高め得るとともに、各種方式のモジユー
ルを特にデジタル回路の構成に好適の集積回路技
術により作ることができる。 デジタル式電話方式においては、アナログ又は
音声信号をデジタル信号に変換してデジタル式交
換器を介して伝送処理される。デジタル信号は再
びアナログ信号に変換されて各加入者が通常の通
話をなし得るようになされる。デジタル式電話方
式においては前記の如く加入者回路が主にLSI
(大規模集積回路)で構成されるので、実質的な
コストの低減と、効率および信頼性の向上に役立
つている。 信号をアナログ信号又はデジタル信号に変換す
るためにデジタル―アナログ変換器とアナログ―
デジタル変換器とが必要となる。通常は如何なる
電話方式においてもコストを考慮する必要がある
が、最近はその経済性とともに最近の電話におい
て要求される信頼性をも考慮に入れる必要が生じ
ている。 サンプリング数又はワードレートを増加させ且
つビツト数を減少させることによりデジタル―ア
ナログ変換器を簡単化し且つ経済的に安価に構成
することができ、さらにそのハードウエアのコス
トを低減させることができる。このような回路が
各加入者用に必要となるので、上記の点は一般電
話回路において基本的な事項である。 前記の如くワードレートを増加させるには例え
ば補間器により補間するようにすればよい。例え
ば1978年8月22日に特許されたM.J.Gingellの米
国特許第4109110号「デジタル―アナログ変換
器」明細書にはデジタル―アナログ変換における
補間についての種々の例が示されている。さらに
その補間技術の利点についても記載されている。 補間についても変換と同様にでかきる限り経済
的に且つ信頼性が得られるようにする必要がある
ことは明らかである。従来の補間器は例えば
「triangular window」とか又はリニア補間器と呼
ばれ、各種デジタル―アナログ変換器において使
用されている。これら従来の補間器は極めて多く
のデジタル回路を必要とし、且つ比較的に長い動
作遅延時間を有している。この遅延により伝送信
号の歪や干渉が生ずるのでこのような遅延は望ま
しくない。 さらに補間器は所望のアナログ周波数帯域以外
の周波数を減衰させて、デジタル信号が干渉周波
数成分から影響を受けないようにし、従つて復元
されたアナログ信号が原信号と正確に一致するよ
うになされている。 このような補間器は各種の符号化方式に適用さ
せるために動作遅延時間が短かくて各種大きさの
ワードに応動し得るようになされることが望まし
いこと勿論である。従来の補間器においてはレー
トを増加させるためにマルチプライヤ等の如きマ
ルチプライヤが必要であつた。これらの装置は相
当複雑なデジタル装置であつて、且つこれを作動
させるために多数のハードウエアを必要とするも
のである。 本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところはマルチプライヤを必要とし
ない補間装置を提供するにある。 さらに本発明は干渉周波数帯域に対する減衰が
極めて高く、且つ動作遅延時間が短かくて任意の
ワードサイズに応動し得る補間装置を提供するに
ある。 さらにまた本発明は前記従来の補間装置よりも
簡単な構成で且つ安価なデジタル回路を用い得る
補間装置を提供するにある。 さらにまた本発明は低帯域通過の特性等を有す
る補間装置を提供するにある。 本発明によれば入力デジタル信号が複数のデジ
タルワードからなり、且つその各デジタル信号が
同一ビツト数を有し、そのデジタル信号のレート
が所定値を有するようになされた前記入力デジタ
ル信号のワードレートを増加させるための補間装
置において、前記デジタル信号に応動し、各ワー
ド間に所定の分離領域を設けて各ワードを所定回
数交番させてワードレートを増加させるように前
記ワード間の分離領域内に前記各デジタルワード
のビツト数と同一の所定のビツト数を有するゼロ
ビツトワードを挿入して所定パターンの出力信号
を得るインターフエースと、 前記所定パターンの出力信号に応動し、フイル
タを用いてその出力に前記出力信号のワードビツ
ト以下のビツト数を有し、且つ増加されたレート
の連続するワード間の遷移を滑らかにする値を有
する複数のデジタルワードからなるデジタル信号
を得る低域通過形のデジタル巡回形フイルタと を具備してなるデジタル入力信号のワードレート
を増加させるための補間装置が得られる。 以下添付図面を参照して本発明の一実施例につ
いて詳説する。 第1図は本発明の一実施例の補間装置を適用し
てなるデジタル式電話通信方式における電話線回
路図である。 第1図においては1つの加入者Aがデジタル式
交換器10を介して加入者Bに接続されている。
各加入者Aにはそれぞれ専用のデジタル回路20
を設け、これと各加入者のサブセツト(電話器)
と組合わせて他の加入者と通話し得るようになさ
れている。第1図においてはサブセツト21,2
2を有する加入者A,Bだけが図示されている
が、これらのものは例えばデジタル回路20と同
一回路を有する多数の加入者と共に中央局等に接
続されるものであること明らかである。説明を簡
単化するために第1図図示のものは加入者Aに専
用のデジタル回路20が設けられ、他の加入者B
にはこの回路20と同一回路20Bが設けられて
いる場合のものであつて、その他の多数の加入者
が省略されているものである。 この種の交換方式において用いられるデジタル
回路の1例としては例えば1979年7月17日に特許
された本件出願人の米国特許第4161633号明細書
中に記載されている。 加入者Aに設置されている電話用のサブセツト
21はチツプ線Tとリング線Rとからなる2本の
アナログ線を介して2/4ワイヤハイブリツド又は
変換回路16に接続されている。ハイブリツド1
6は周知のコンポーネントからなり2本のアナロ
グ線を4本の線に接続するものである。従つてハ
イブリツド16の出力は図示の如く発信側となる
1本の線で示された2本の線と受信側となる1本
の線で示された2本の線とにそれぞれ接続されて
いる。ハイブリツド回路とその作動についての説
明は例えば1975年Howard W.Samsのテキスト
「Reference data for Radio Engineers」中の第
35―16頁〜第35―20頁に記載されている。さらに
デジタル方式のハイブリツド回路は本件出願人が
1978年5月8日に出願した米国特許第903458号明
細書に記載されている。 ハイブリツド16から出る発信側の線はアナロ
グフイルタ18の入力端に接続される。図から明
らかな如くハイブリツド16から伝送されてフイ
ルタ18を通る信号はアナログ信号である。フイ
ルタ18の出力はアナログ―デジタル変換器
(A/D)19の入力端に供給される。アナログ
―デジタル変換器19はパルスコードモジユレー
タ(PCM)により構成され、フイルタ18から
供給されるアナログ出力信号をサンプルしてデジ
タル化しその出力端にデジタル信号を得るように
作動する。PCM信号を得るために他のアナログ
―デジタル変換器の技術を適用してもよい。
PCM又はデジタル信号がA/D19の出力端に
得られる。このデジタル信号がデシメータ
(DEC)23の入力端に供給される。例えばデシ
メータ23はデジタルフイルタで構成され、その
入力端に供給されるデジタル信号の出力ワードレ
ートを減少させるように作動する。上記の説明に
おいては、アナログ―デジタル変換器19は
PCMで構成されている場合について説明した
が、この代りに他の型式のA/D変換器を使用し
得ること勿論である。 デシメータ23は信号を受信すると所望周波数
帯域以外の周波数例えば本実施例の場合には音声
周波数帯域0〜4KHz以外の周波数を有するデジ
タル信号を除去するか又はそのデジタル信号を減
衰させるために用いられる。デシメータ23は低
域通過形フイルタ特性を有する巡回形フイルタに
より構成されている。デシメータ23の出力端に
はアナログ―デジタル変換器19から得られるワ
ードレート以下のワードレートを有する信号が得
られる。例えばA/D変換器19の出力信号が1
ワード当り3ビツトで1.024MHzのサンプリング
周波数(S)又はワードレートを有するものと
すると、デシメータ23の出力信号は1ワード当
り13+ビツトの長さで32KHzのサンプリング周波
数(S)又はワードレートを有することとな
る。補間器はデシメータと反対に作動して例えば
1ワード当り13+ビツトで32KHzのワードレート
を3ビツトで1.024MHzのワードレートに増加さ
せるものである。 デシメータ23の出力は利得制御回路25に供
給される。この種の利得制御回路は本件出願人が
1979年11月28日に出願した米国特許出願第98110
号明細書に記載されている。利得制御回路の作動
については上記引用例に詳説されている。 利得制御回路25の出力信号は非巡回形の音声
フイルタ26を介して加算回路30に供給され
る。フイルタ26はデジタル式交換器10の伝送
路を介して伝送される音声信号の範囲により決め
られる帯域巾を有している。加算回路30に入る
他の入力はFIRフイルタ31から供給される。フ
イルタ31はコリレータ32と協働して回路内に
生ずるエコー作用を抑制又は消滅させるように作
動する。このエコー抑制回路については本件出願
人が1979年3月14日に出願した米国特許出願第
20543号明細書に詳説されている。 加算回路30の出力信号はデジタル式交換器1
0に供給され、交換器内で交換されて被呼加入者
Bの受信入力端に導入される。この加入者Bのデ
ジタル信号回路20Bは加入者Aの回路20と同
一である。従つて図から明らかな如く加入者Aの
デジタル回路20と接続された発信出力端(O)
から出力されるデジタル出力信号はデジタル式交
換器10の受信入力端(I)を介してデジタル回
路20Bに供給される。 デジタル式交換器については本件出願人が1978
年3月17日に出願した米国特許出願第888582号明
細書に記載されている。 さらに交換器10の受信入力端(I)はデジタ
ル回路の受信側の線に接続されている。このよう
になされているので遠方の加入者の発信出力端
(O)から供給されるデジタル信号はフイルタ2
6と同一帯域通過特性を有する非巡回形の音声フ
イルタ50の入力端に導入される。フイルタ50
の出力は利得制御回路25と同一構成の利得制御
回路51の入力端に供給される。利得制御回路5
1で利得制御された出力は補間装置52に供給さ
れる。補間装置52はデジタル信号のワードレー
トを増加させる作用を有している。 前述の如く発信回路においてはデシメータ23
がワードレートを1ワード当り13+ビツトで32K
Hzに減少させる。これに対し補間装置52はワー
ドレートを1ワード当り3ビツトで1.024MHzに
増加させるか又は用いられるサンプリングレート
により決まる他のレートに増加させる。補間装置
52の出力はデジタル―アナログ変換器(D/
A)53に供給される。D/A変換器53は補間
装置52の出力端のデジタル信号を選択的にサン
プルして、その出力端にアナログ信号を発生させ
る。このアナログ信号はアナログフイルタ54を
介してハイブリツド回路16に供給される。 補間装置52を用いることにより、一層簡単化
されたデジタル―アナログ変換器を用いることが
できる。そのため補間装置52から得られるデジ
タル信号をアナログ信号に変換する変換器として
各種のD/A変換器を用いることができることと
なる。例えばこのD/A変換器53として用い得
るD/A変換器の一例としては本件出願人が1979
年11月28日に出願した米国特許出願第98103号明
細書に記載されている。 第2図には補間装置の原理とその作動を説明す
るための概略ブロツク線図が示されている。原理
的には補間装置は一連のワード間のサンプルをゼ
ロ値に変換するオーバーサンプラとその出力端に
接続された低帯域通過形フイルタとのカスケード
接続により構成されている。 第2図において、オーバーサンプラへの入力信
号は32Kワード/秒のデジタル信号である。この
信号のスペクトラムは第3図Aに示されている。
このスペクトラムは音声フイルタと利得制御回路
の出力端におけるデジタル信号の大きさを表わす
ものである。このスペクトラムは前記信号のフー
リエ解析により得られるものであつて、第3図A
に示されているものは従来周知のものである。 第3図Bにはオーバーサンプラの出力端のスペ
クトラムが例示されている。その波形は繰返えさ
れていないが、第3図Aのスペクトラムのように
周波数のゼロ点を中心として対称形となつてお
り、例えば1.024MHzのサンプリングレートで0
〜5.12MHzおよび0〜−5.12MHzまで亘つてい
る。第3図Bから明らかな如く、このスペクトラ
ムには32KHzの倍数毎に基本スペクトラムの再現
スペクトラムが含まれている。低域通過形フイル
タの作用はその通過帯域以外のすべての再現スペ
クトラムを減衰させたり、又はこれらの再現スペ
クトラムを基本帯域0〜4KHzを除いて32KHzの
高調波に集合させるように作用する。この基本帯
域0〜4KHzは音声帯域又は0〜4KHzの帯域内の
音声、会話信号と略等しい帯域を有する電話方式
内のアナログ信号の帯域となるものである。第3
図Cは補間装置の一部をなす低域通過形フイルタ
の所望作動時における出力信号の波形を示す。 次に1ワード当りの所定ビツト数と所定のサン
プリングレートを得るための補間装置について説
明する。 所定の帯域巾を有するデジタルフイルタを用い
て第2図図示の低域通過形フイルタを構成するこ
とができる。このフイルタは巡回形フイルタとし
て周知のものである。従来各種の巡回形フイルタ
が知られており、例えば1975年10月14日に特許さ
れた米国特許第3912917号明細書には巡回形フイ
ルタと非巡回形フイルタおよびトランスバーサル
フイルタが記載されている。 一般的に乗算化を必要とする場合にはトランス
バーサルフイルタや巡回形フイルタの何れも用い
られる。マルチプレイヤは相当に高価であり且つ
そのフイルタを多数用いて乗算化する必要がある
ので、そのハードウエアは著しく複雑化し且つ相
当高価なものとなる。前記引用例の特許の目的と
するところはこのようなフイルタに必要なマルチ
プレイヤの数を減少させることにある。 本発明の装置に用いられる代表的なハードウエ
アを説明するために第4図図示の補間装置を用い
てその原理と作動について説明する。 第4図図示のものはインターフエース60の入
力部である。第2図に示された如くインターフエ
ース又はオーバーサンプラと巡回形低域通過形フ
イルタとからなる本発明による補間装置の信頼性
と効率的な作動はインターフエース60により得
られる。例えば補間装置への入力は音声フイルタ
(第1図の50)から供給される。このフイルタ
から発生されるワードレートは1ワード当り13+
ビツトで32KHzである。ワードレートを32倍に増
加させて補間装置の出力に1.024MHzのサンプリ
ングレートを得るためには、ワード間の間隔を考
慮する必要がある。 従来の補間装置においてはワードを連続的に交
番させるか又はゼロ値のサンプル(0オーダー保
持)と次のサンプル(第1オーダー保持)とを交
番させるようにゼロ値のサンプルを各ワード間に
挿入させるようになされていた。しかし乍らこの
ようにするに際してはそれに基づくスペクトラム
と32KHzにおける高調波を抑制するための巡回形
フイルタが得られるか否かを考える必要がある。
これに対し本発明による補間装置においては、イ
ンターフエース60が以下の如く作動するように
選ばれている。 即ち毎ミリ秒当り25(32)のワードレートを有
する各入力ワードに対し、インターフエース60
は下記の如き毎ミリ秒当り210(1024)のワード
レートを有する32ワードを出力するように選ばれ
ている。 X,O,O,O,X,O,O,O,X,O,O,
O,X,O,O,O,X,O,O,O,X,O,
O,O,X,O,O,O,X,O,O,O これから明らかな如くワードXは各交番毎にO
が3回挿入されてなる各4ワードの交番となる。
ワードXを各4回交番させることにより、32KHz
スペクトラムの再現スペクトラムが1/4に減衰さ
れる。 以上の如き交番作動をする巡回形フイルタの作
動により、32KHz、64KHzおよび96KHzにおける
各高調波を完全に減衰させることができる。イン
ターフエース60は第4図から明らかな如く第1
オーダー保持回路(1st)とゼロオーダー保持回
路(Oth)とのカスケード接続からなる結合型保
持回路から構成される。 交番入力がインターフエース60から巡回形フ
イルタの加算器61の入力端に供給される。この
交番入力はインターフエース60により毎秒
1.024Mのワードレートに変換されている。 第5図Aと第5図Bにはインターフエース60
のハードウエアとその回路が示されている。これ
らの図面から明らかな如く音声フイルタから出力
される13+ビツトは並列型レジスタ62に加えら
れる。各ビツトX1〜Xoは1ワードの周期中の間
(31.25マイクロ秒)このレジスタ62に記憶保持
される。記憶された各ビツトはそれぞれ各ビツト
X1とXoに対する各ゲート63と64に加えられ
る。 ストローブ又はクロツクパルスにより所定期間
記憶されたビツトのゲートを開いて毎秒1.024M
のワードレートの出力を発生させる。第5図Aに
おいて各ビツトX1とXoとがそれぞれ“1”であ
ると仮定すると、各ビツトに対応する出力がそれ
ぞれの期間記憶された後にワードXがゲート6
3,64から出力される。連続する3個の期間中
にはストローブが不作動となるので、各ビツトに
3個のゼロがゲートから出力される。従つて第5
図Aの回路から発生される出力は13+ビツトのワ
ードXとこれに続く3個の13+ビツトの全数ゼロ
のワードとの交番出力となる。このシークエンス
は1.024MHzのレートの32個の出力ワードを形成
する。第5図Aにおいてはこの出力は線上に13ビ
ツトと表示されている1本の出力線65により図
示されている。この13ビツトの表示は13ビツトの
出力を示すものであり、第5図Bにおいても線上
に示された数は並列に伝送されるビツトを数を示
している。 第5図Bはレジスタをスキヤニングする回転式
ワイパ70を有する従来のインターフエースの作
動を説明するための図である。レジスタ71から
発生する出力は13で示す並列ビツトとなる。この
レジスタには次に31.25マイクロ秒のレートのワ
ードが加えられる。このワイパ70が1回転する
と3個のゼロワードが続くワードXがゲートから
発生され、且つこれが交番されるものである。前
記の如くこの交番は各ワードに対し32回繰返えさ
れる。 第4図の巡回形フイルタのブロツク線図におい
て、各ブロツクはそれぞれデジタル信号を転送す
る機能を備えるようになされている。第4図に示
された巡回形フイルタを用いると、フイルタ係数
が2-K(Kは整数)であるので乗算化処理をする
必要がない。後述の如くフイルタの伝達関数に特
定化することにより2-Nで除算することができ
る。この除算は2-Nで乗算することと等価であ
る。 第4図の巡回形フイルタ部分は低域通過形デジ
タルフイルタである。このフイルタは基準帯域以
外の信号成分を減衰させるために選ばれる。巡回
形フイルタ部分に入る入力は前記インターフエー
ス60から供給される。 第4図のデジタルフイルタの伝達関数は周知の
如く以下に示すようにアナログフイルタの双一次
の変形として求めることができる。 S=Z−1/Z+1 dがデジタルフイルタの3―dbの周波数で
あるとすると、これと等価なアナログフイルタは
3―dbの周波数のWAラジアン/秒となる。ただ
し WA=tanπd/s〓2-5 s…サンプリング周波数。 d…デジタルフイルタの3―db周波数。 デジタル伝達関数H(Z)は H(Z)=g(1+Z)2/D(Z) ただし D(Z)〓1−〔2−√2WA+2√2WA2 −2WA4…〕Z-1+〔1−2√2WA +4WA2−2√2WA3…〕Z-2 g…所定D.C.利得を得るためのスケール常
数。 WAは2-5のオーダーであるのでD〔Z〕の平
方根はZ=1に近くなる。第4図図示の巡回形フ
イルタ部分は以下の如き伝達関数を有する。 F(Z)=G1 G2/1−(2−A1G1)Z−1+(1−A1G1+A2G1G2)Z−2 G1=2-4でG2=2-5であればF(Z)は約7.5K
Hzの3dbのカツトオフ周波数を有する低域通過形
フイルタとなる。 しかし乍ら第4図におけるインターフエースに
対する入力と巡回形フイルタ部分の出力との間の
伝達関数H(Z)は H(Z)=1+Z−4+Z−8+Z−12+Z−16+Z−20+Z−24+Z−28/1+(2−G1)Z−1+
(1+G1+G1G2)Z−2 ただしZ-1…サンプリング周波数sの1ワード
による遅延。 s…1.024MHz。 Z-N…サンプリング周波数sのnワード
による遅延。 第4図においてブロツクR1とR2とによりそ
れぞれ24と25で除算されることとなる。例えば
1955年R.K.RichardsとD.Van Nostrand著のテキ
スト「Axithmetic Operations in Digital
Camputers」中第5章の「Binary Multiplication
and Division」から明らかな如く2進数の除算は
極めて簡単である。24と25で除算することは2-4
と2-5で乗算するのと等価である。 ブロツク中に表示されているZ-1とZ-2とはそれ
ぞれ1ワードと2ワードの遅れである。ブロツク
Y1,Y2はアキユムレータであり、全体をFで
示すブロツクFはデジタル帰還信号を発生するも
のである。A1,A2はその各帰還信号の利得を
示す。このフイルタにおいてはインターフエース
とフイルタ係数により得られるシークエンスが2
Nにより限定されるようになされている。従つて
マルチプライヤを2進数の除算器によつて置換す
ることができる。 2進数除算器を用いる理由は後述の如く各除算
により得られる剰余数を再び除算器の入力に帰還
させて除算される次のワードに加算するためであ
る。2Nで除算することは2-Nの乗算に相当する
ことは数字上からみて明らかなところである。 第6図には第4図に示されている巡回形フイル
タを用いる回路のブロツク線図が示されている。
第4図に図示されたY1,R1,Y2,R2およ
びFはそれぞれ第6図においては点線で囲まれた
各部のハードウエアで示されている。 第6図において線上に表示されている数は第5
図において説明したものと同様に並列に転送され
るビツト数を表わす。この表示は複雑な回路図を
省略するためのものであり且つ作動の説明を簡単
化するとともに見易くするためである。 第6図において音声フイルタインターフエース
60は第5図に示す装置と同一であり、従つて前
述の如くこの装置から1ワードXが後続の3個の
ゼロワードと合せて4ワードとなつて交番される
1.024MHzの増加レートを有する出力が発生され
る。 例えばモジユールY1は16ビツトの数学上のロ
ジツク回路ALU80から構成される。このALU
80は、通常の集積回路で構成されるような加算
器である。ALU80の内容はその出力側のゲー
トにより出力レジスタ81に導かれる。このレジ
スタ81は従来周知且つ容易に入手し得るマルチ
ビツトレジスタである。 ALU80とレジスタ81との出力線には16ビ
ツトの表示がなされている。図示の如く音声フイ
ルタインターフエース60からの入力は13+ビツ
トが望ましいが、16ビツトのレジスタが一般的に
用いられる。必要に応じてインターフエース60
からの入力信号を13ビツト以下又は16ビツトとし
てもよいこと勿論である。 第6図に示す巡回形フイルタはY1,R1,
F,Y2,R2の巡回シークエンスであること明
らかである。数を表わすのに2の補数方式が用い
られるので、異なる値の2個の数を加算すると、
小さい方のワードの表示ビツトが適当に伸長され
る。ブロツクR1およびR2において小さい方の
ワードは前のサンプル期間に生じたエラーであつ
て常に正の値を有している。大きい方のビツト
MSBに0を加えて正しいワード値となるように
なされる。 前述の処理において次の入力ワードが入る前に
5段階の全部が巡回形フイルタにより動作完了さ
れること明らかである。 第6図には前述の処理を行うためのクロツク又
はタイミング操作が示されていないが、これらの
タイミング操作についてはデジタルフイルタ分野
の当業者には極めて明らかなところであり、第6
図から容易に判断し得るものと考えられるので省
略する。 ブロツクY1は例えばアキユムレータである。
このアキユムレータは簡単に説明すると数を記憶
し、他の数が入るとこれらの2個の数を加算して
その和を記憶する装置である。この装置は周知の
もので例えば前記引用例のテキスト中の第98頁お
よび第101頁〜第113頁に種々の装置が記載されて
いる。 ALU80には3個の入力端+,−,+が設けら
れている。これについては周知の如く+入力端に
供給されるワードは加算され、一方−入力端に供
給されるワードは減算されるものである。第6図
から明らかな如くALU80とレジスタ81とは
帰還信号を発生するブロツクFの出力信号を受信
するようになされている。この出力信号により
ALU80とレジスタ81の内容が変えられるも
のである。 レジスタ81の出力はブロツクR1の16ビツト
ALU82に供給される。前記の如くブロツクR
1では24で除算される。除算器はALU82の如
きアキユムレータからなる一連の2進マルチバイ
ブレータから構成される。ブロツクR1の小さい
方のビツトは帰還されて次の語に加算されエラー
信号を発生するようになされている。この帰還に
より後述の如く所望の乗算化が得られる。 ALU82から発生される12ビツト(12MSB)
はブロツクF内のALU90の一方の入力端に供
給され、且つブロツクY2内の16ビツトはALU
83の入力端に供給される。Y2はALU83と
16ビツトレジスタ84とから構成され、Y1と同
様のアキユムレータである。Y2の出力は25で除
算する除算器となるブロツクR2に供給される。
第6図から明らかな如くR1とR2とは同様に構
成されている。 ブロツクR2の出力は11ビツト(11MSB)と
5ビツト(5LSB)であり、5ビツト(5LSB)の
方は5ビツトレジスタ86を介して次のワードに
加算すべく帰還される。11ビツト(11MSB)は
16ビツトALU85から発生される。この11ビツ
トはさらにALU90に帰還され、ALU90にて
ブロツクR1から供給される12ビツトと加算され
てエラー信号を発生するようになされる。これら
の加算による13ビツト(13MSB)は13ビツトレ
ジスタ91に記憶され、巡回形フイルタにより処
理される次のワードから減算されるようになされ
る。デジタルフイルタの作動は周知のものであ
り、且つデジタル信号に対する作動時のこのフイ
ルタの帯域巾に関する制限は例えば前記米国特許
第3912917号明細書等に記載されている。 ブロツクR1,R2において(LSB)ビツトを
次のワードに帰還することにより得られる利点に
ついて説明する。2進数の処理において、2で除
算することはレジスタ内を右方に移動させること
を意味する。2進数を右方に1桁移動させること
は2で除算することを意味する。右方へ2桁移動
させることは4で除算することであり、従つて右
方へN桁移動させることは2Nで除算することを
示す。16ビツトALU82と85はシフトレジス
タであり、受信した各ワードの適当なビツト数を
右方へ移動させるものである。レジスタ82の場
合には4桁の移動であり、レジスタ85の場合に
は5桁の移動である。周知の如く2進数の処理は
共通であるので16ビツトを用いるときのシークエ
ンスはより少ないビツトを用いるときのシークエ
ンスで説明できるものであり且つ同様に設計でき
ること明らかである。 以上は第6図図示の巡回形フイルタの作動につ
いての詳細な説明であるがその作動を要約すると
以下のようになる。 巡回形フイルタへの入力はインターフエース6
0から供給され、この巡回形フイルタは前記の如
くX,O,O,Oの交番で32ワードとなる
1.024MHzの信号を発生する。X,O,O,Oな
るワードは断続的遷移を有していること明らかで
ある。第6図のフイルタはこれらワード間の値を
平滑化するように作動する。 第6図図示の如くワードXはフイルタの作動に
よりブロツクR1,R2から帰還回路に対する入
力信号を発生させる。これらの入力信号はそれぞ
れ帰還レジスタに記憶されて適当なシークエンス
で次のワードに加算される。 ゼロだけで構成されたワードがALU80に入
ると、適当な間隔で帰還レジスタ91の内容によ
り変調されるとともに重みづけされて実際のワー
ドXと一致するようになされる。このようにして
各ゼロで構成されるワードにはフイルタの作動に
より重みづけされるので、レジスタ85からの出
力には断続的遷移がなくなり、ワード間のデジタ
ル変化が平滑化される。このデジタル出力信号が
デジタル―アナログ変換器に供給されると、その
変換器からは原信号に含まれている荷重値を有す
る平滑なアナログ出力信号が得られる。 前述のフイルタは原理的にその帯域巾制限内で
各ワードXの一連の値からなる値を決定するよう
に作動し、さらにゼロワードからなるワードXに
後続するワードに対する一連の値を決定するよう
に作動する。フイルタの作動は原理的にワードX
又はそのビツトに応動し、フイルタの帯域通過内
の1つの完全なワードを表わす期間に対応するパ
ルスを発生させる。即ち簡単に言うとフイルタは
第4図および第5図について説明した如く所定の
形式により交番される1つのワードXに対するイ
ンターフエースにより表わされるビツトの形に応
動する。フイルタは例えば7.5KHzの帯域巾を有
する理想的なフイルタを通過させるようにすると
主としてワードXに対応する出力を発生する。巡
回形フイルタは音声フイルタインターフエース6
0から導入される挿入サンプルにより生ずる変化
を平滑化するように応動する。 次に第7図図示の除算器について説明する。第
7図には出力レジスタを有するALU100が示
されている。前記の如く簡単化するために2の補
数演算を用いるものとする。最初のMSBビツト
を1とするとこれは負数で示され、0とすると正
数で示される。このように2の補数演算を用いる
と取扱いが容易となり且つそのロジツク回路が容
易に得られる。しかし乍ら第6図、第7図に示す
如くLSBビツトを帰還させることにより、第6図
R1,R2における除算器の作動が実質的に改善
されることとなる。 第7図において作動の説明を簡単化するために
最も一般的な2進法を用いて説明する。第7図に
おいてレジスタを有するALU100に最初に加
えられる数は2進数の01010(デシマル10とす
る)。この入力信号の数を4で除算すること即ち
右方へ2桁移すものとする。さらに最後の剰余は
10(2)とする。これが加算されると01100(12)と
なる。この数がALU100により出力信号011(3)
を発生するように移動させる。出力信号として3
ビツトだけを用いるものとすると、実際の出力信
号は2進数の011(3)となる。これはエラーとなる
が、このエラーはビツト数が減少する場合の凡ゆ
る2進法において存在するものであり、且つ2の
補数演算においても生ずるものである。 第7図においてレジスタ101は00の数の
(LSB)ビツトに応動する。次にALU100に
10100(10)が加えられるものとする。そのワードの
剰余は00で表わされる。従つて10100(10)の数は2
桁移動されて010(2)の出力となり、再びその剰余
が10(2)となる。この処理が反復される。周知の如
く10を4で割ると2.5となる。この回路におい
て、入力信号の数が10100(10)の一定値であるとす
ると、その出力信号は011(3)又は010(2)となり、そ
の平均値が2.5となる。このようにして第7図の
簡単な回路で剰余ビツトが発生され、これが次の
ワードに加えられて実際の除算値に近い値とな
る。 上記例は簡単化されているが、第6図のブロツ
クR1,R2において残される剰余が帰還されて
次の入力サンプルに加算されると後述の如く帯域
内のノイズを実質的に減少させることができるこ
とを数学的に明らかである。 第8図は第6図における巡回形フイルタ部にお
ける2Kで除算する除算器の概略図である。2Kで
除算することはKビツトの数を右方へ移動させる
ことと等価である。しかし乍らLSBが切捨てられ
ると2Kで除算することによりフイルタ出力信号
に相当量の帯域内の「round―off」ノイズが発生
する。 LSBビツトを遅らせてエラーを帰還し、これを
次のワードに加算することによりノイズスペクト
ラムを再成形させることができる。第8図に示す
ものは2の補数演算を用いる場合のものである。 (B+1)ビツトワードのサンプルU(n)を
前のKビツトのエラーe(n−1)に加えてle
(n)〓を発生させる。es(n)〓の(B+L−
K)MSBは出力ls(n)となり、K LSBが記憶
されて次のサンプリング期間にワードU(n+
1)に加算される。U(n)が2の補数で整数と
仮定すると es(n)〓=−2BbB+2B-1bB-1
+…+2KbK+…+bo es(n)=2B-KbB+2B-K-1bB-1+…+2obK 2Kで除算すると2進値をK桁シフトさせること
となる。出力es(n)として(B+1−K)ビツ
トを用いるとするとエラーe(n)は次の如くな
る。 2Ke(n) =es(n)〓−2Kes(n) =2K-1bK-1+2K-2bK-2+…+2Obo このエラーが次のサンプルU(n+1)に加算
されてls(n+1)〓を発生させこれにより出力
ls(n+1)が出力される。エラー出力信号S
(n)を S(n)=2-KU(n)−es(n) 即ち S(n)=〔e(n)−e(n−1)〕 とし且つSee(Z)とSss(Z)がそれぞれ{e
(n)}と{s(n)}の2乗の関数とすると次の
如く表わされる。 Sss(Z) =(1−Z)(1−Z-1)See(Z) この等式からエラー信号スペクトラムがD.C.
(Z=+1)でゼロ即ち所望周波数帯域における
エラー分が小さくなることが明らかである。 従つて第6図において除算器構成のR1とR2
を用いると巡回形フイルタのノイズ動作が改良さ
れるので2進数のマルチプライヤの必要がなくな
る。 フイルタに対する入力ワードが13ビツトから構
成されているので、ブロツクR1,R2に用いら
れている帰還方式は第7図の例の場合よりも好結
果をもたらすのである。さらに13ビツトの信号の
各ワードは、デジタル信号の性質に基いてアナロ
グ信号に重みをつけた値で表わされている。アナ
ログ信号は音声帯域内で相互間で密接な関係を有
する信号であるので、前述のようにこれに近づけ
ることにより動作時の許容誤差が大きくなる。従
つて入力信号の性質と第1図のデジタル―アナロ
グ変換器53の特性に基いて、第6図の補間装置
により高ワードレートと低ビツトの信号を発生さ
せてこれをデジタルサンプルとしてデジタル―ア
ナログ変換器に供給し、デジタル―アナログ変換
器によりこのデジタルサンプルをアナログ信号に
変換するようになされている。 前記の巡回形フイルタ部の作動とこのフイルタ
に対するインターフエースの作動により、第6図
図示のフイルタの応動周波数は0〜3KHz(−
0.22db)の範囲となる。これに対し補間装置の応
動周波数は4KHz以上となり、28KHzで−40db、
32KHz、64KHz、96KHzで約−80dbの減衰を生ず
る。巡回形フイルタ部分で生ずる減衰は512KHz
以内の他の周波数に対しては−40db以上であ
る。 上記の本発明における補間装置は前記の
「triangular window」の如きリニヤの補間装置よ
りも通過帯域内の減衰が大きくなる。本発明にお
ける補間装置は前述の如くワードレートを増大さ
せ、且つワード間の値を近づけることにより、デ
ジタル―アナログ変換器に加えられる信号の断続
的遷移をなくすようにする。従つて補間装置によ
りアナログ信号に対して荷重されて各一連のワー
ド間の値が近づけられるので、D/A変換器から
原アナログ信号に近い信号が発生される。 さらに巡回形フイルタとして第4図、第6図図
示の構成のフイルタを用いることにより、アナロ
グ―デジタル変換の係数を2-Kに限定させること
ができる。従つてマルチプライヤは不要となる。
入力信号および先行入力信号から導出される代数
学上の和の信号を形成させて入力信号の一連のサ
ンプルの値を決定するのは、補間装置内に用いら
れている巡回形フイルタの作用によること勿論で
ある。この場合に代数学的に加算されたものは得
られないが、除算および除算器にエラー信号を用
いることにより除算比の逆数で示す如き乗算化に
近づけることができる。 前記の如く従来の巡回形フイルタにおいてはマ
ルチプライヤを用いるので、相当高価なものとな
り且つその実用が難かしいものである。本発明に
おけるフイルタでは前記の如くノイズを伴う除算
器を用いることができる。入力ワードを巡回形フ
イルタ部分に交番させる音声インターフエースと
巡回形フイルタの配設によりノイズを実質的に減
少させたり、又は所望帯域巾外に取り出したりす
ることができる。 第6図において出力信号のビツト数は11であ
る。この11ビツトを周知のデジタル技術を用いて
3ビツト又は4ビツトの如き任意のビツト数に減
少させることができる。この11ビツトは所定の帯
域通過形の巡回形フイルタに供給される小数のビ
ツトと比較すると十分な数である。11ビツトを例
えば第6図のフイルタの出力端に接続された付加
装置95を用いて3又は4ビツトに減少させるこ
とができる。 さらに第6図において各ブロツクY1,R1,
Y2,R2およびFに示されたものを除くと、そ
の他のものは一般的なフイルタの構成である。 第9図には補間装置と巡回形フイルタとの組合
せよりなる本発明の他の実施例が示されている。
第9図においては並列式の加算器100〜105
が用いられている。各加算器は2個の16ビツトワ
ードを加算し得るようになされている。レジスタ
Y1とY2の入力には加算器による加算値と
1.024MHzのクロツクが入力される。除算器R
1,R2は前記のR1,R2と同一構成を有し、
前記のものと同様な除算を行うように作動する。 第6図における60と同様な音声インターフエ
ース回路からの出力が入力部I1に入力され、各N
ビツトの入力ワードとして記憶される。動作速度
は各加算器100,101,102のループ接続
長により決まる。この長さは前記クロツクレート
に対応するものである。ビツト数をN(例えばN
=16)とすると、加算器103の出力であるサイ
ンビツトをNビツトにするために0が付加され
る。サインビツトに0を付加してNビツトにする
手段は周知のものである。例えば加算器103,
105と除算用レジスタR1,R2とを組合せ、
MSBが加算器103,105に供給される前に
0を加えてNビツトとするものである。第9図の
回路はMOS技術を用いてLSIで構成するのに適し
ている。 第10図にはマルチプレクスロジツク回路20
0を用いて巡回形フイルタと補間装置とを組合せ
る手段の一例が示されている。第6図における音
声フイルタインターフエース回路60から出力さ
れる入力信号は入力部I1を介してデータバスAに
入るようになされている。 第11図には第10図のALU200の作動を
説明するためのタイミング図が示されている。第
11図においてサンプル期間(〓1マイクロ秒)
は少くとも6個のタイムスロツトTSφ〜TS5に
分割される。第10図におけるY1,Y2,Fは
それぞれレジスタであり、前記実施例におけるブ
ロツクY1,R1,Y2,R2およびFと同様に
配設されている。 第10図において、R1とR2で行なわれる作
用はロジツクのタイムスロツトにより分割され
る。従つてR1はR1A,R1Bの如く示されて
おり、各の作用が時間で制御される単一のレジス
タで構成されている。R2の場合も同様にR2
A,R2Bで示されている。ALU200の部分
割作動については後述の如く周知のものである。 第10図に示す回路は各タイムスロツト内で作
動される。従つてバスAおよびバスBには所定の
タイムスロツト内でバスA,Bに接続された適当
なレジスタから信号が供給される。動作はALU
200に適当な指令(+,−)を与えることによ
りなされる。各タイムスロツトの終端でALU2
00が指示動作を完了し、その結果が出力バスC
に供給されて適当なレジスタに供給される。バス
A,BおよびCを用いる時分割方法は周知である
ので以下に簡単に説明する。 入力レジスタI1がnビツトのワードを記憶して
いる音声フイルタインターフエース回路からデジ
タルパターン信号を受信するものとする。レジス
タY1はnビツトである。この場合nは16である
が、これは13又は13以上でもよいこと勿論であ
る。 レジスタR1は4ビツトレジスタR1Bと(n
−4)ビツトレジスタR1Aとからなる。レジス
タY2もY1と同様に16ビツトである。レジスタ
R2は5ビツトレジスタR2Bと(n−5)ビツ
トレジスタR2Aとからなる。 前述の如く数学的処理は2の補数で表わされる
ので、通常の方法ですべてのワードをnビツトに
するように符号を延ばしたり又は0を補足するよ
うになされる。第9図に関して説明した如くこれ
らの方法は周知のことと考えられるので詳細な説
明を省略する。レジスタFはY1,Y2と同様に
16ビツトに応動する。 動作シークエンスは第11図図示の如き各タイ
ムスロツトで行なわれる。そのタイムスロツトは
以下の通りである。
り、特にデジタル式電話方式に用いられるデジタ
ル信号のワードレートを増加させてビツト数を減
少させるための補間装置に関する。 最近の通信方式においてはデジタル値がデジタ
ル式交換器を介して各加入者に伝送されるように
なされている。デジタル値を用いることにより伝
送効率を高め得るとともに、各種方式のモジユー
ルを特にデジタル回路の構成に好適の集積回路技
術により作ることができる。 デジタル式電話方式においては、アナログ又は
音声信号をデジタル信号に変換してデジタル式交
換器を介して伝送処理される。デジタル信号は再
びアナログ信号に変換されて各加入者が通常の通
話をなし得るようになされる。デジタル式電話方
式においては前記の如く加入者回路が主にLSI
(大規模集積回路)で構成されるので、実質的な
コストの低減と、効率および信頼性の向上に役立
つている。 信号をアナログ信号又はデジタル信号に変換す
るためにデジタル―アナログ変換器とアナログ―
デジタル変換器とが必要となる。通常は如何なる
電話方式においてもコストを考慮する必要がある
が、最近はその経済性とともに最近の電話におい
て要求される信頼性をも考慮に入れる必要が生じ
ている。 サンプリング数又はワードレートを増加させ且
つビツト数を減少させることによりデジタル―ア
ナログ変換器を簡単化し且つ経済的に安価に構成
することができ、さらにそのハードウエアのコス
トを低減させることができる。このような回路が
各加入者用に必要となるので、上記の点は一般電
話回路において基本的な事項である。 前記の如くワードレートを増加させるには例え
ば補間器により補間するようにすればよい。例え
ば1978年8月22日に特許されたM.J.Gingellの米
国特許第4109110号「デジタル―アナログ変換
器」明細書にはデジタル―アナログ変換における
補間についての種々の例が示されている。さらに
その補間技術の利点についても記載されている。 補間についても変換と同様にでかきる限り経済
的に且つ信頼性が得られるようにする必要がある
ことは明らかである。従来の補間器は例えば
「triangular window」とか又はリニア補間器と呼
ばれ、各種デジタル―アナログ変換器において使
用されている。これら従来の補間器は極めて多く
のデジタル回路を必要とし、且つ比較的に長い動
作遅延時間を有している。この遅延により伝送信
号の歪や干渉が生ずるのでこのような遅延は望ま
しくない。 さらに補間器は所望のアナログ周波数帯域以外
の周波数を減衰させて、デジタル信号が干渉周波
数成分から影響を受けないようにし、従つて復元
されたアナログ信号が原信号と正確に一致するよ
うになされている。 このような補間器は各種の符号化方式に適用さ
せるために動作遅延時間が短かくて各種大きさの
ワードに応動し得るようになされることが望まし
いこと勿論である。従来の補間器においてはレー
トを増加させるためにマルチプライヤ等の如きマ
ルチプライヤが必要であつた。これらの装置は相
当複雑なデジタル装置であつて、且つこれを作動
させるために多数のハードウエアを必要とするも
のである。 本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところはマルチプライヤを必要とし
ない補間装置を提供するにある。 さらに本発明は干渉周波数帯域に対する減衰が
極めて高く、且つ動作遅延時間が短かくて任意の
ワードサイズに応動し得る補間装置を提供するに
ある。 さらにまた本発明は前記従来の補間装置よりも
簡単な構成で且つ安価なデジタル回路を用い得る
補間装置を提供するにある。 さらにまた本発明は低帯域通過の特性等を有す
る補間装置を提供するにある。 本発明によれば入力デジタル信号が複数のデジ
タルワードからなり、且つその各デジタル信号が
同一ビツト数を有し、そのデジタル信号のレート
が所定値を有するようになされた前記入力デジタ
ル信号のワードレートを増加させるための補間装
置において、前記デジタル信号に応動し、各ワー
ド間に所定の分離領域を設けて各ワードを所定回
数交番させてワードレートを増加させるように前
記ワード間の分離領域内に前記各デジタルワード
のビツト数と同一の所定のビツト数を有するゼロ
ビツトワードを挿入して所定パターンの出力信号
を得るインターフエースと、 前記所定パターンの出力信号に応動し、フイル
タを用いてその出力に前記出力信号のワードビツ
ト以下のビツト数を有し、且つ増加されたレート
の連続するワード間の遷移を滑らかにする値を有
する複数のデジタルワードからなるデジタル信号
を得る低域通過形のデジタル巡回形フイルタと を具備してなるデジタル入力信号のワードレート
を増加させるための補間装置が得られる。 以下添付図面を参照して本発明の一実施例につ
いて詳説する。 第1図は本発明の一実施例の補間装置を適用し
てなるデジタル式電話通信方式における電話線回
路図である。 第1図においては1つの加入者Aがデジタル式
交換器10を介して加入者Bに接続されている。
各加入者Aにはそれぞれ専用のデジタル回路20
を設け、これと各加入者のサブセツト(電話器)
と組合わせて他の加入者と通話し得るようになさ
れている。第1図においてはサブセツト21,2
2を有する加入者A,Bだけが図示されている
が、これらのものは例えばデジタル回路20と同
一回路を有する多数の加入者と共に中央局等に接
続されるものであること明らかである。説明を簡
単化するために第1図図示のものは加入者Aに専
用のデジタル回路20が設けられ、他の加入者B
にはこの回路20と同一回路20Bが設けられて
いる場合のものであつて、その他の多数の加入者
が省略されているものである。 この種の交換方式において用いられるデジタル
回路の1例としては例えば1979年7月17日に特許
された本件出願人の米国特許第4161633号明細書
中に記載されている。 加入者Aに設置されている電話用のサブセツト
21はチツプ線Tとリング線Rとからなる2本の
アナログ線を介して2/4ワイヤハイブリツド又は
変換回路16に接続されている。ハイブリツド1
6は周知のコンポーネントからなり2本のアナロ
グ線を4本の線に接続するものである。従つてハ
イブリツド16の出力は図示の如く発信側となる
1本の線で示された2本の線と受信側となる1本
の線で示された2本の線とにそれぞれ接続されて
いる。ハイブリツド回路とその作動についての説
明は例えば1975年Howard W.Samsのテキスト
「Reference data for Radio Engineers」中の第
35―16頁〜第35―20頁に記載されている。さらに
デジタル方式のハイブリツド回路は本件出願人が
1978年5月8日に出願した米国特許第903458号明
細書に記載されている。 ハイブリツド16から出る発信側の線はアナロ
グフイルタ18の入力端に接続される。図から明
らかな如くハイブリツド16から伝送されてフイ
ルタ18を通る信号はアナログ信号である。フイ
ルタ18の出力はアナログ―デジタル変換器
(A/D)19の入力端に供給される。アナログ
―デジタル変換器19はパルスコードモジユレー
タ(PCM)により構成され、フイルタ18から
供給されるアナログ出力信号をサンプルしてデジ
タル化しその出力端にデジタル信号を得るように
作動する。PCM信号を得るために他のアナログ
―デジタル変換器の技術を適用してもよい。
PCM又はデジタル信号がA/D19の出力端に
得られる。このデジタル信号がデシメータ
(DEC)23の入力端に供給される。例えばデシ
メータ23はデジタルフイルタで構成され、その
入力端に供給されるデジタル信号の出力ワードレ
ートを減少させるように作動する。上記の説明に
おいては、アナログ―デジタル変換器19は
PCMで構成されている場合について説明した
が、この代りに他の型式のA/D変換器を使用し
得ること勿論である。 デシメータ23は信号を受信すると所望周波数
帯域以外の周波数例えば本実施例の場合には音声
周波数帯域0〜4KHz以外の周波数を有するデジ
タル信号を除去するか又はそのデジタル信号を減
衰させるために用いられる。デシメータ23は低
域通過形フイルタ特性を有する巡回形フイルタに
より構成されている。デシメータ23の出力端に
はアナログ―デジタル変換器19から得られるワ
ードレート以下のワードレートを有する信号が得
られる。例えばA/D変換器19の出力信号が1
ワード当り3ビツトで1.024MHzのサンプリング
周波数(S)又はワードレートを有するものと
すると、デシメータ23の出力信号は1ワード当
り13+ビツトの長さで32KHzのサンプリング周波
数(S)又はワードレートを有することとな
る。補間器はデシメータと反対に作動して例えば
1ワード当り13+ビツトで32KHzのワードレート
を3ビツトで1.024MHzのワードレートに増加さ
せるものである。 デシメータ23の出力は利得制御回路25に供
給される。この種の利得制御回路は本件出願人が
1979年11月28日に出願した米国特許出願第98110
号明細書に記載されている。利得制御回路の作動
については上記引用例に詳説されている。 利得制御回路25の出力信号は非巡回形の音声
フイルタ26を介して加算回路30に供給され
る。フイルタ26はデジタル式交換器10の伝送
路を介して伝送される音声信号の範囲により決め
られる帯域巾を有している。加算回路30に入る
他の入力はFIRフイルタ31から供給される。フ
イルタ31はコリレータ32と協働して回路内に
生ずるエコー作用を抑制又は消滅させるように作
動する。このエコー抑制回路については本件出願
人が1979年3月14日に出願した米国特許出願第
20543号明細書に詳説されている。 加算回路30の出力信号はデジタル式交換器1
0に供給され、交換器内で交換されて被呼加入者
Bの受信入力端に導入される。この加入者Bのデ
ジタル信号回路20Bは加入者Aの回路20と同
一である。従つて図から明らかな如く加入者Aの
デジタル回路20と接続された発信出力端(O)
から出力されるデジタル出力信号はデジタル式交
換器10の受信入力端(I)を介してデジタル回
路20Bに供給される。 デジタル式交換器については本件出願人が1978
年3月17日に出願した米国特許出願第888582号明
細書に記載されている。 さらに交換器10の受信入力端(I)はデジタ
ル回路の受信側の線に接続されている。このよう
になされているので遠方の加入者の発信出力端
(O)から供給されるデジタル信号はフイルタ2
6と同一帯域通過特性を有する非巡回形の音声フ
イルタ50の入力端に導入される。フイルタ50
の出力は利得制御回路25と同一構成の利得制御
回路51の入力端に供給される。利得制御回路5
1で利得制御された出力は補間装置52に供給さ
れる。補間装置52はデジタル信号のワードレー
トを増加させる作用を有している。 前述の如く発信回路においてはデシメータ23
がワードレートを1ワード当り13+ビツトで32K
Hzに減少させる。これに対し補間装置52はワー
ドレートを1ワード当り3ビツトで1.024MHzに
増加させるか又は用いられるサンプリングレート
により決まる他のレートに増加させる。補間装置
52の出力はデジタル―アナログ変換器(D/
A)53に供給される。D/A変換器53は補間
装置52の出力端のデジタル信号を選択的にサン
プルして、その出力端にアナログ信号を発生させ
る。このアナログ信号はアナログフイルタ54を
介してハイブリツド回路16に供給される。 補間装置52を用いることにより、一層簡単化
されたデジタル―アナログ変換器を用いることが
できる。そのため補間装置52から得られるデジ
タル信号をアナログ信号に変換する変換器として
各種のD/A変換器を用いることができることと
なる。例えばこのD/A変換器53として用い得
るD/A変換器の一例としては本件出願人が1979
年11月28日に出願した米国特許出願第98103号明
細書に記載されている。 第2図には補間装置の原理とその作動を説明す
るための概略ブロツク線図が示されている。原理
的には補間装置は一連のワード間のサンプルをゼ
ロ値に変換するオーバーサンプラとその出力端に
接続された低帯域通過形フイルタとのカスケード
接続により構成されている。 第2図において、オーバーサンプラへの入力信
号は32Kワード/秒のデジタル信号である。この
信号のスペクトラムは第3図Aに示されている。
このスペクトラムは音声フイルタと利得制御回路
の出力端におけるデジタル信号の大きさを表わす
ものである。このスペクトラムは前記信号のフー
リエ解析により得られるものであつて、第3図A
に示されているものは従来周知のものである。 第3図Bにはオーバーサンプラの出力端のスペ
クトラムが例示されている。その波形は繰返えさ
れていないが、第3図Aのスペクトラムのように
周波数のゼロ点を中心として対称形となつてお
り、例えば1.024MHzのサンプリングレートで0
〜5.12MHzおよび0〜−5.12MHzまで亘つてい
る。第3図Bから明らかな如く、このスペクトラ
ムには32KHzの倍数毎に基本スペクトラムの再現
スペクトラムが含まれている。低域通過形フイル
タの作用はその通過帯域以外のすべての再現スペ
クトラムを減衰させたり、又はこれらの再現スペ
クトラムを基本帯域0〜4KHzを除いて32KHzの
高調波に集合させるように作用する。この基本帯
域0〜4KHzは音声帯域又は0〜4KHzの帯域内の
音声、会話信号と略等しい帯域を有する電話方式
内のアナログ信号の帯域となるものである。第3
図Cは補間装置の一部をなす低域通過形フイルタ
の所望作動時における出力信号の波形を示す。 次に1ワード当りの所定ビツト数と所定のサン
プリングレートを得るための補間装置について説
明する。 所定の帯域巾を有するデジタルフイルタを用い
て第2図図示の低域通過形フイルタを構成するこ
とができる。このフイルタは巡回形フイルタとし
て周知のものである。従来各種の巡回形フイルタ
が知られており、例えば1975年10月14日に特許さ
れた米国特許第3912917号明細書には巡回形フイ
ルタと非巡回形フイルタおよびトランスバーサル
フイルタが記載されている。 一般的に乗算化を必要とする場合にはトランス
バーサルフイルタや巡回形フイルタの何れも用い
られる。マルチプレイヤは相当に高価であり且つ
そのフイルタを多数用いて乗算化する必要がある
ので、そのハードウエアは著しく複雑化し且つ相
当高価なものとなる。前記引用例の特許の目的と
するところはこのようなフイルタに必要なマルチ
プレイヤの数を減少させることにある。 本発明の装置に用いられる代表的なハードウエ
アを説明するために第4図図示の補間装置を用い
てその原理と作動について説明する。 第4図図示のものはインターフエース60の入
力部である。第2図に示された如くインターフエ
ース又はオーバーサンプラと巡回形低域通過形フ
イルタとからなる本発明による補間装置の信頼性
と効率的な作動はインターフエース60により得
られる。例えば補間装置への入力は音声フイルタ
(第1図の50)から供給される。このフイルタ
から発生されるワードレートは1ワード当り13+
ビツトで32KHzである。ワードレートを32倍に増
加させて補間装置の出力に1.024MHzのサンプリ
ングレートを得るためには、ワード間の間隔を考
慮する必要がある。 従来の補間装置においてはワードを連続的に交
番させるか又はゼロ値のサンプル(0オーダー保
持)と次のサンプル(第1オーダー保持)とを交
番させるようにゼロ値のサンプルを各ワード間に
挿入させるようになされていた。しかし乍らこの
ようにするに際してはそれに基づくスペクトラム
と32KHzにおける高調波を抑制するための巡回形
フイルタが得られるか否かを考える必要がある。
これに対し本発明による補間装置においては、イ
ンターフエース60が以下の如く作動するように
選ばれている。 即ち毎ミリ秒当り25(32)のワードレートを有
する各入力ワードに対し、インターフエース60
は下記の如き毎ミリ秒当り210(1024)のワード
レートを有する32ワードを出力するように選ばれ
ている。 X,O,O,O,X,O,O,O,X,O,O,
O,X,O,O,O,X,O,O,O,X,O,
O,O,X,O,O,O,X,O,O,O これから明らかな如くワードXは各交番毎にO
が3回挿入されてなる各4ワードの交番となる。
ワードXを各4回交番させることにより、32KHz
スペクトラムの再現スペクトラムが1/4に減衰さ
れる。 以上の如き交番作動をする巡回形フイルタの作
動により、32KHz、64KHzおよび96KHzにおける
各高調波を完全に減衰させることができる。イン
ターフエース60は第4図から明らかな如く第1
オーダー保持回路(1st)とゼロオーダー保持回
路(Oth)とのカスケード接続からなる結合型保
持回路から構成される。 交番入力がインターフエース60から巡回形フ
イルタの加算器61の入力端に供給される。この
交番入力はインターフエース60により毎秒
1.024Mのワードレートに変換されている。 第5図Aと第5図Bにはインターフエース60
のハードウエアとその回路が示されている。これ
らの図面から明らかな如く音声フイルタから出力
される13+ビツトは並列型レジスタ62に加えら
れる。各ビツトX1〜Xoは1ワードの周期中の間
(31.25マイクロ秒)このレジスタ62に記憶保持
される。記憶された各ビツトはそれぞれ各ビツト
X1とXoに対する各ゲート63と64に加えられ
る。 ストローブ又はクロツクパルスにより所定期間
記憶されたビツトのゲートを開いて毎秒1.024M
のワードレートの出力を発生させる。第5図Aに
おいて各ビツトX1とXoとがそれぞれ“1”であ
ると仮定すると、各ビツトに対応する出力がそれ
ぞれの期間記憶された後にワードXがゲート6
3,64から出力される。連続する3個の期間中
にはストローブが不作動となるので、各ビツトに
3個のゼロがゲートから出力される。従つて第5
図Aの回路から発生される出力は13+ビツトのワ
ードXとこれに続く3個の13+ビツトの全数ゼロ
のワードとの交番出力となる。このシークエンス
は1.024MHzのレートの32個の出力ワードを形成
する。第5図Aにおいてはこの出力は線上に13ビ
ツトと表示されている1本の出力線65により図
示されている。この13ビツトの表示は13ビツトの
出力を示すものであり、第5図Bにおいても線上
に示された数は並列に伝送されるビツトを数を示
している。 第5図Bはレジスタをスキヤニングする回転式
ワイパ70を有する従来のインターフエースの作
動を説明するための図である。レジスタ71から
発生する出力は13で示す並列ビツトとなる。この
レジスタには次に31.25マイクロ秒のレートのワ
ードが加えられる。このワイパ70が1回転する
と3個のゼロワードが続くワードXがゲートから
発生され、且つこれが交番されるものである。前
記の如くこの交番は各ワードに対し32回繰返えさ
れる。 第4図の巡回形フイルタのブロツク線図におい
て、各ブロツクはそれぞれデジタル信号を転送す
る機能を備えるようになされている。第4図に示
された巡回形フイルタを用いると、フイルタ係数
が2-K(Kは整数)であるので乗算化処理をする
必要がない。後述の如くフイルタの伝達関数に特
定化することにより2-Nで除算することができ
る。この除算は2-Nで乗算することと等価であ
る。 第4図の巡回形フイルタ部分は低域通過形デジ
タルフイルタである。このフイルタは基準帯域以
外の信号成分を減衰させるために選ばれる。巡回
形フイルタ部分に入る入力は前記インターフエー
ス60から供給される。 第4図のデジタルフイルタの伝達関数は周知の
如く以下に示すようにアナログフイルタの双一次
の変形として求めることができる。 S=Z−1/Z+1 dがデジタルフイルタの3―dbの周波数で
あるとすると、これと等価なアナログフイルタは
3―dbの周波数のWAラジアン/秒となる。ただ
し WA=tanπd/s〓2-5 s…サンプリング周波数。 d…デジタルフイルタの3―db周波数。 デジタル伝達関数H(Z)は H(Z)=g(1+Z)2/D(Z) ただし D(Z)〓1−〔2−√2WA+2√2WA2 −2WA4…〕Z-1+〔1−2√2WA +4WA2−2√2WA3…〕Z-2 g…所定D.C.利得を得るためのスケール常
数。 WAは2-5のオーダーであるのでD〔Z〕の平
方根はZ=1に近くなる。第4図図示の巡回形フ
イルタ部分は以下の如き伝達関数を有する。 F(Z)=G1 G2/1−(2−A1G1)Z−1+(1−A1G1+A2G1G2)Z−2 G1=2-4でG2=2-5であればF(Z)は約7.5K
Hzの3dbのカツトオフ周波数を有する低域通過形
フイルタとなる。 しかし乍ら第4図におけるインターフエースに
対する入力と巡回形フイルタ部分の出力との間の
伝達関数H(Z)は H(Z)=1+Z−4+Z−8+Z−12+Z−16+Z−20+Z−24+Z−28/1+(2−G1)Z−1+
(1+G1+G1G2)Z−2 ただしZ-1…サンプリング周波数sの1ワード
による遅延。 s…1.024MHz。 Z-N…サンプリング周波数sのnワード
による遅延。 第4図においてブロツクR1とR2とによりそ
れぞれ24と25で除算されることとなる。例えば
1955年R.K.RichardsとD.Van Nostrand著のテキ
スト「Axithmetic Operations in Digital
Camputers」中第5章の「Binary Multiplication
and Division」から明らかな如く2進数の除算は
極めて簡単である。24と25で除算することは2-4
と2-5で乗算するのと等価である。 ブロツク中に表示されているZ-1とZ-2とはそれ
ぞれ1ワードと2ワードの遅れである。ブロツク
Y1,Y2はアキユムレータであり、全体をFで
示すブロツクFはデジタル帰還信号を発生するも
のである。A1,A2はその各帰還信号の利得を
示す。このフイルタにおいてはインターフエース
とフイルタ係数により得られるシークエンスが2
Nにより限定されるようになされている。従つて
マルチプライヤを2進数の除算器によつて置換す
ることができる。 2進数除算器を用いる理由は後述の如く各除算
により得られる剰余数を再び除算器の入力に帰還
させて除算される次のワードに加算するためであ
る。2Nで除算することは2-Nの乗算に相当する
ことは数字上からみて明らかなところである。 第6図には第4図に示されている巡回形フイル
タを用いる回路のブロツク線図が示されている。
第4図に図示されたY1,R1,Y2,R2およ
びFはそれぞれ第6図においては点線で囲まれた
各部のハードウエアで示されている。 第6図において線上に表示されている数は第5
図において説明したものと同様に並列に転送され
るビツト数を表わす。この表示は複雑な回路図を
省略するためのものであり且つ作動の説明を簡単
化するとともに見易くするためである。 第6図において音声フイルタインターフエース
60は第5図に示す装置と同一であり、従つて前
述の如くこの装置から1ワードXが後続の3個の
ゼロワードと合せて4ワードとなつて交番される
1.024MHzの増加レートを有する出力が発生され
る。 例えばモジユールY1は16ビツトの数学上のロ
ジツク回路ALU80から構成される。このALU
80は、通常の集積回路で構成されるような加算
器である。ALU80の内容はその出力側のゲー
トにより出力レジスタ81に導かれる。このレジ
スタ81は従来周知且つ容易に入手し得るマルチ
ビツトレジスタである。 ALU80とレジスタ81との出力線には16ビ
ツトの表示がなされている。図示の如く音声フイ
ルタインターフエース60からの入力は13+ビツ
トが望ましいが、16ビツトのレジスタが一般的に
用いられる。必要に応じてインターフエース60
からの入力信号を13ビツト以下又は16ビツトとし
てもよいこと勿論である。 第6図に示す巡回形フイルタはY1,R1,
F,Y2,R2の巡回シークエンスであること明
らかである。数を表わすのに2の補数方式が用い
られるので、異なる値の2個の数を加算すると、
小さい方のワードの表示ビツトが適当に伸長され
る。ブロツクR1およびR2において小さい方の
ワードは前のサンプル期間に生じたエラーであつ
て常に正の値を有している。大きい方のビツト
MSBに0を加えて正しいワード値となるように
なされる。 前述の処理において次の入力ワードが入る前に
5段階の全部が巡回形フイルタにより動作完了さ
れること明らかである。 第6図には前述の処理を行うためのクロツク又
はタイミング操作が示されていないが、これらの
タイミング操作についてはデジタルフイルタ分野
の当業者には極めて明らかなところであり、第6
図から容易に判断し得るものと考えられるので省
略する。 ブロツクY1は例えばアキユムレータである。
このアキユムレータは簡単に説明すると数を記憶
し、他の数が入るとこれらの2個の数を加算して
その和を記憶する装置である。この装置は周知の
もので例えば前記引用例のテキスト中の第98頁お
よび第101頁〜第113頁に種々の装置が記載されて
いる。 ALU80には3個の入力端+,−,+が設けら
れている。これについては周知の如く+入力端に
供給されるワードは加算され、一方−入力端に供
給されるワードは減算されるものである。第6図
から明らかな如くALU80とレジスタ81とは
帰還信号を発生するブロツクFの出力信号を受信
するようになされている。この出力信号により
ALU80とレジスタ81の内容が変えられるも
のである。 レジスタ81の出力はブロツクR1の16ビツト
ALU82に供給される。前記の如くブロツクR
1では24で除算される。除算器はALU82の如
きアキユムレータからなる一連の2進マルチバイ
ブレータから構成される。ブロツクR1の小さい
方のビツトは帰還されて次の語に加算されエラー
信号を発生するようになされている。この帰還に
より後述の如く所望の乗算化が得られる。 ALU82から発生される12ビツト(12MSB)
はブロツクF内のALU90の一方の入力端に供
給され、且つブロツクY2内の16ビツトはALU
83の入力端に供給される。Y2はALU83と
16ビツトレジスタ84とから構成され、Y1と同
様のアキユムレータである。Y2の出力は25で除
算する除算器となるブロツクR2に供給される。
第6図から明らかな如くR1とR2とは同様に構
成されている。 ブロツクR2の出力は11ビツト(11MSB)と
5ビツト(5LSB)であり、5ビツト(5LSB)の
方は5ビツトレジスタ86を介して次のワードに
加算すべく帰還される。11ビツト(11MSB)は
16ビツトALU85から発生される。この11ビツ
トはさらにALU90に帰還され、ALU90にて
ブロツクR1から供給される12ビツトと加算され
てエラー信号を発生するようになされる。これら
の加算による13ビツト(13MSB)は13ビツトレ
ジスタ91に記憶され、巡回形フイルタにより処
理される次のワードから減算されるようになされ
る。デジタルフイルタの作動は周知のものであ
り、且つデジタル信号に対する作動時のこのフイ
ルタの帯域巾に関する制限は例えば前記米国特許
第3912917号明細書等に記載されている。 ブロツクR1,R2において(LSB)ビツトを
次のワードに帰還することにより得られる利点に
ついて説明する。2進数の処理において、2で除
算することはレジスタ内を右方に移動させること
を意味する。2進数を右方に1桁移動させること
は2で除算することを意味する。右方へ2桁移動
させることは4で除算することであり、従つて右
方へN桁移動させることは2Nで除算することを
示す。16ビツトALU82と85はシフトレジス
タであり、受信した各ワードの適当なビツト数を
右方へ移動させるものである。レジスタ82の場
合には4桁の移動であり、レジスタ85の場合に
は5桁の移動である。周知の如く2進数の処理は
共通であるので16ビツトを用いるときのシークエ
ンスはより少ないビツトを用いるときのシークエ
ンスで説明できるものであり且つ同様に設計でき
ること明らかである。 以上は第6図図示の巡回形フイルタの作動につ
いての詳細な説明であるがその作動を要約すると
以下のようになる。 巡回形フイルタへの入力はインターフエース6
0から供給され、この巡回形フイルタは前記の如
くX,O,O,Oの交番で32ワードとなる
1.024MHzの信号を発生する。X,O,O,Oな
るワードは断続的遷移を有していること明らかで
ある。第6図のフイルタはこれらワード間の値を
平滑化するように作動する。 第6図図示の如くワードXはフイルタの作動に
よりブロツクR1,R2から帰還回路に対する入
力信号を発生させる。これらの入力信号はそれぞ
れ帰還レジスタに記憶されて適当なシークエンス
で次のワードに加算される。 ゼロだけで構成されたワードがALU80に入
ると、適当な間隔で帰還レジスタ91の内容によ
り変調されるとともに重みづけされて実際のワー
ドXと一致するようになされる。このようにして
各ゼロで構成されるワードにはフイルタの作動に
より重みづけされるので、レジスタ85からの出
力には断続的遷移がなくなり、ワード間のデジタ
ル変化が平滑化される。このデジタル出力信号が
デジタル―アナログ変換器に供給されると、その
変換器からは原信号に含まれている荷重値を有す
る平滑なアナログ出力信号が得られる。 前述のフイルタは原理的にその帯域巾制限内で
各ワードXの一連の値からなる値を決定するよう
に作動し、さらにゼロワードからなるワードXに
後続するワードに対する一連の値を決定するよう
に作動する。フイルタの作動は原理的にワードX
又はそのビツトに応動し、フイルタの帯域通過内
の1つの完全なワードを表わす期間に対応するパ
ルスを発生させる。即ち簡単に言うとフイルタは
第4図および第5図について説明した如く所定の
形式により交番される1つのワードXに対するイ
ンターフエースにより表わされるビツトの形に応
動する。フイルタは例えば7.5KHzの帯域巾を有
する理想的なフイルタを通過させるようにすると
主としてワードXに対応する出力を発生する。巡
回形フイルタは音声フイルタインターフエース6
0から導入される挿入サンプルにより生ずる変化
を平滑化するように応動する。 次に第7図図示の除算器について説明する。第
7図には出力レジスタを有するALU100が示
されている。前記の如く簡単化するために2の補
数演算を用いるものとする。最初のMSBビツト
を1とするとこれは負数で示され、0とすると正
数で示される。このように2の補数演算を用いる
と取扱いが容易となり且つそのロジツク回路が容
易に得られる。しかし乍ら第6図、第7図に示す
如くLSBビツトを帰還させることにより、第6図
R1,R2における除算器の作動が実質的に改善
されることとなる。 第7図において作動の説明を簡単化するために
最も一般的な2進法を用いて説明する。第7図に
おいてレジスタを有するALU100に最初に加
えられる数は2進数の01010(デシマル10とす
る)。この入力信号の数を4で除算すること即ち
右方へ2桁移すものとする。さらに最後の剰余は
10(2)とする。これが加算されると01100(12)と
なる。この数がALU100により出力信号011(3)
を発生するように移動させる。出力信号として3
ビツトだけを用いるものとすると、実際の出力信
号は2進数の011(3)となる。これはエラーとなる
が、このエラーはビツト数が減少する場合の凡ゆ
る2進法において存在するものであり、且つ2の
補数演算においても生ずるものである。 第7図においてレジスタ101は00の数の
(LSB)ビツトに応動する。次にALU100に
10100(10)が加えられるものとする。そのワードの
剰余は00で表わされる。従つて10100(10)の数は2
桁移動されて010(2)の出力となり、再びその剰余
が10(2)となる。この処理が反復される。周知の如
く10を4で割ると2.5となる。この回路におい
て、入力信号の数が10100(10)の一定値であるとす
ると、その出力信号は011(3)又は010(2)となり、そ
の平均値が2.5となる。このようにして第7図の
簡単な回路で剰余ビツトが発生され、これが次の
ワードに加えられて実際の除算値に近い値とな
る。 上記例は簡単化されているが、第6図のブロツ
クR1,R2において残される剰余が帰還されて
次の入力サンプルに加算されると後述の如く帯域
内のノイズを実質的に減少させることができるこ
とを数学的に明らかである。 第8図は第6図における巡回形フイルタ部にお
ける2Kで除算する除算器の概略図である。2Kで
除算することはKビツトの数を右方へ移動させる
ことと等価である。しかし乍らLSBが切捨てられ
ると2Kで除算することによりフイルタ出力信号
に相当量の帯域内の「round―off」ノイズが発生
する。 LSBビツトを遅らせてエラーを帰還し、これを
次のワードに加算することによりノイズスペクト
ラムを再成形させることができる。第8図に示す
ものは2の補数演算を用いる場合のものである。 (B+1)ビツトワードのサンプルU(n)を
前のKビツトのエラーe(n−1)に加えてle
(n)〓を発生させる。es(n)〓の(B+L−
K)MSBは出力ls(n)となり、K LSBが記憶
されて次のサンプリング期間にワードU(n+
1)に加算される。U(n)が2の補数で整数と
仮定すると es(n)〓=−2BbB+2B-1bB-1
+…+2KbK+…+bo es(n)=2B-KbB+2B-K-1bB-1+…+2obK 2Kで除算すると2進値をK桁シフトさせること
となる。出力es(n)として(B+1−K)ビツ
トを用いるとするとエラーe(n)は次の如くな
る。 2Ke(n) =es(n)〓−2Kes(n) =2K-1bK-1+2K-2bK-2+…+2Obo このエラーが次のサンプルU(n+1)に加算
されてls(n+1)〓を発生させこれにより出力
ls(n+1)が出力される。エラー出力信号S
(n)を S(n)=2-KU(n)−es(n) 即ち S(n)=〔e(n)−e(n−1)〕 とし且つSee(Z)とSss(Z)がそれぞれ{e
(n)}と{s(n)}の2乗の関数とすると次の
如く表わされる。 Sss(Z) =(1−Z)(1−Z-1)See(Z) この等式からエラー信号スペクトラムがD.C.
(Z=+1)でゼロ即ち所望周波数帯域における
エラー分が小さくなることが明らかである。 従つて第6図において除算器構成のR1とR2
を用いると巡回形フイルタのノイズ動作が改良さ
れるので2進数のマルチプライヤの必要がなくな
る。 フイルタに対する入力ワードが13ビツトから構
成されているので、ブロツクR1,R2に用いら
れている帰還方式は第7図の例の場合よりも好結
果をもたらすのである。さらに13ビツトの信号の
各ワードは、デジタル信号の性質に基いてアナロ
グ信号に重みをつけた値で表わされている。アナ
ログ信号は音声帯域内で相互間で密接な関係を有
する信号であるので、前述のようにこれに近づけ
ることにより動作時の許容誤差が大きくなる。従
つて入力信号の性質と第1図のデジタル―アナロ
グ変換器53の特性に基いて、第6図の補間装置
により高ワードレートと低ビツトの信号を発生さ
せてこれをデジタルサンプルとしてデジタル―ア
ナログ変換器に供給し、デジタル―アナログ変換
器によりこのデジタルサンプルをアナログ信号に
変換するようになされている。 前記の巡回形フイルタ部の作動とこのフイルタ
に対するインターフエースの作動により、第6図
図示のフイルタの応動周波数は0〜3KHz(−
0.22db)の範囲となる。これに対し補間装置の応
動周波数は4KHz以上となり、28KHzで−40db、
32KHz、64KHz、96KHzで約−80dbの減衰を生ず
る。巡回形フイルタ部分で生ずる減衰は512KHz
以内の他の周波数に対しては−40db以上であ
る。 上記の本発明における補間装置は前記の
「triangular window」の如きリニヤの補間装置よ
りも通過帯域内の減衰が大きくなる。本発明にお
ける補間装置は前述の如くワードレートを増大さ
せ、且つワード間の値を近づけることにより、デ
ジタル―アナログ変換器に加えられる信号の断続
的遷移をなくすようにする。従つて補間装置によ
りアナログ信号に対して荷重されて各一連のワー
ド間の値が近づけられるので、D/A変換器から
原アナログ信号に近い信号が発生される。 さらに巡回形フイルタとして第4図、第6図図
示の構成のフイルタを用いることにより、アナロ
グ―デジタル変換の係数を2-Kに限定させること
ができる。従つてマルチプライヤは不要となる。
入力信号および先行入力信号から導出される代数
学上の和の信号を形成させて入力信号の一連のサ
ンプルの値を決定するのは、補間装置内に用いら
れている巡回形フイルタの作用によること勿論で
ある。この場合に代数学的に加算されたものは得
られないが、除算および除算器にエラー信号を用
いることにより除算比の逆数で示す如き乗算化に
近づけることができる。 前記の如く従来の巡回形フイルタにおいてはマ
ルチプライヤを用いるので、相当高価なものとな
り且つその実用が難かしいものである。本発明に
おけるフイルタでは前記の如くノイズを伴う除算
器を用いることができる。入力ワードを巡回形フ
イルタ部分に交番させる音声インターフエースと
巡回形フイルタの配設によりノイズを実質的に減
少させたり、又は所望帯域巾外に取り出したりす
ることができる。 第6図において出力信号のビツト数は11であ
る。この11ビツトを周知のデジタル技術を用いて
3ビツト又は4ビツトの如き任意のビツト数に減
少させることができる。この11ビツトは所定の帯
域通過形の巡回形フイルタに供給される小数のビ
ツトと比較すると十分な数である。11ビツトを例
えば第6図のフイルタの出力端に接続された付加
装置95を用いて3又は4ビツトに減少させるこ
とができる。 さらに第6図において各ブロツクY1,R1,
Y2,R2およびFに示されたものを除くと、そ
の他のものは一般的なフイルタの構成である。 第9図には補間装置と巡回形フイルタとの組合
せよりなる本発明の他の実施例が示されている。
第9図においては並列式の加算器100〜105
が用いられている。各加算器は2個の16ビツトワ
ードを加算し得るようになされている。レジスタ
Y1とY2の入力には加算器による加算値と
1.024MHzのクロツクが入力される。除算器R
1,R2は前記のR1,R2と同一構成を有し、
前記のものと同様な除算を行うように作動する。 第6図における60と同様な音声インターフエ
ース回路からの出力が入力部I1に入力され、各N
ビツトの入力ワードとして記憶される。動作速度
は各加算器100,101,102のループ接続
長により決まる。この長さは前記クロツクレート
に対応するものである。ビツト数をN(例えばN
=16)とすると、加算器103の出力であるサイ
ンビツトをNビツトにするために0が付加され
る。サインビツトに0を付加してNビツトにする
手段は周知のものである。例えば加算器103,
105と除算用レジスタR1,R2とを組合せ、
MSBが加算器103,105に供給される前に
0を加えてNビツトとするものである。第9図の
回路はMOS技術を用いてLSIで構成するのに適し
ている。 第10図にはマルチプレクスロジツク回路20
0を用いて巡回形フイルタと補間装置とを組合せ
る手段の一例が示されている。第6図における音
声フイルタインターフエース回路60から出力さ
れる入力信号は入力部I1を介してデータバスAに
入るようになされている。 第11図には第10図のALU200の作動を
説明するためのタイミング図が示されている。第
11図においてサンプル期間(〓1マイクロ秒)
は少くとも6個のタイムスロツトTSφ〜TS5に
分割される。第10図におけるY1,Y2,Fは
それぞれレジスタであり、前記実施例におけるブ
ロツクY1,R1,Y2,R2およびFと同様に
配設されている。 第10図において、R1とR2で行なわれる作
用はロジツクのタイムスロツトにより分割され
る。従つてR1はR1A,R1Bの如く示されて
おり、各の作用が時間で制御される単一のレジス
タで構成されている。R2の場合も同様にR2
A,R2Bで示されている。ALU200の部分
割作動については後述の如く周知のものである。 第10図に示す回路は各タイムスロツト内で作
動される。従つてバスAおよびバスBには所定の
タイムスロツト内でバスA,Bに接続された適当
なレジスタから信号が供給される。動作はALU
200に適当な指令(+,−)を与えることによ
りなされる。各タイムスロツトの終端でALU2
00が指示動作を完了し、その結果が出力バスC
に供給されて適当なレジスタに供給される。バス
A,BおよびCを用いる時分割方法は周知である
ので以下に簡単に説明する。 入力レジスタI1がnビツトのワードを記憶して
いる音声フイルタインターフエース回路からデジ
タルパターン信号を受信するものとする。レジス
タY1はnビツトである。この場合nは16である
が、これは13又は13以上でもよいこと勿論であ
る。 レジスタR1は4ビツトレジスタR1Bと(n
−4)ビツトレジスタR1Aとからなる。レジス
タY2もY1と同様に16ビツトである。レジスタ
R2は5ビツトレジスタR2Bと(n−5)ビツ
トレジスタR2Aとからなる。 前述の如く数学的処理は2の補数で表わされる
ので、通常の方法ですべてのワードをnビツトに
するように符号を延ばしたり又は0を補足するよ
うになされる。第9図に関して説明した如くこれ
らの方法は周知のことと考えられるので詳細な説
明を省略する。レジスタFはY1,Y2と同様に
16ビツトに応動する。 動作シークエンスは第11図図示の如き各タイ
ムスロツトで行なわれる。そのタイムスロツトは
以下の通りである。
【表】
【表】
上記の作動シークエンスから明らかな如く。す
べての巡回形フイルタ部分を第10図の時分割形
ALU200を用い、且つ、第11図図示のタイ
ミング波形に基いて作動させることができる。 以上は本発明の実施例について説明したが、本
発明は上記の各実施例に限定されることなく種々
変形、変更を加え得るものであること勿論であ
る。
べての巡回形フイルタ部分を第10図の時分割形
ALU200を用い、且つ、第11図図示のタイ
ミング波形に基いて作動させることができる。 以上は本発明の実施例について説明したが、本
発明は上記の各実施例に限定されることなく種々
変形、変更を加え得るものであること勿論であ
る。
第1図は加入者Aがこれに接続されたデジタル
回路と交換器を介して加入者Bに接続されている
本発明の一実施例における電話交換方式の概略ブ
ロツク線図、第2図は本発明による補間装置を説
明するための簡略ブロツク線図、第3図A,B,
Cはそれぞれ第2図における各出力端のデジタル
信号の周波数スペクトラムを示す図、第4図は本
発明による補間装置の一例の概略図、第5図A,
Bはそれぞれ本発明による補間装置の一部をなす
巡回形フイルタに対するインターフエースの作動
を示す概略回路図、第6図は本発明による補間装
置の詳細な概略図、第7図は本発明に適用される
除算器の作動を説明するための簡略ブロツク線
図、第8図は本発明に適用される除算器のノイズ
作動を説明するための除算器部の概略図、第9図
は本発明の他の実施例における補間装置の巡回形
フイルタ部分を構成するハードウエアの概略ブロ
ツク線図、第10図はマルチプレクスロジツク回
路を用いる本発明のさらに他の実施例の補間装置
における巡回形フイルタを示す図、第11図は第
10図におけるマルチプレクス作動を説明するた
めの各部の波形を示す波形図である。 10…交換器、16…変換回路、18…アナロ
グフイルタ、19…アナログ―デジタル変換器、
20,20B…デジタル回路、21,22…サブ
セツト、23…デシメータ、25…利得制御回
路、26…音声フイルタ、30…加算回路、31
…FIRフイルタ、32…コリレータ、50…音声
フイルタ、51…利得制御回路、52…補間装
置、53…デジタル―アナログ変換器、54…ア
ナログフイルタ、60…インターフエース、61
…加算器、63,64…ゲート、65…出力線、
70…回転式ワイパ、71…レジスタ、80,8
2,83,85,90,100,200…ロジツ
ク回路、81,84,86,91,101…レジ
スタ、102,105…加算器。
回路と交換器を介して加入者Bに接続されている
本発明の一実施例における電話交換方式の概略ブ
ロツク線図、第2図は本発明による補間装置を説
明するための簡略ブロツク線図、第3図A,B,
Cはそれぞれ第2図における各出力端のデジタル
信号の周波数スペクトラムを示す図、第4図は本
発明による補間装置の一例の概略図、第5図A,
Bはそれぞれ本発明による補間装置の一部をなす
巡回形フイルタに対するインターフエースの作動
を示す概略回路図、第6図は本発明による補間装
置の詳細な概略図、第7図は本発明に適用される
除算器の作動を説明するための簡略ブロツク線
図、第8図は本発明に適用される除算器のノイズ
作動を説明するための除算器部の概略図、第9図
は本発明の他の実施例における補間装置の巡回形
フイルタ部分を構成するハードウエアの概略ブロ
ツク線図、第10図はマルチプレクスロジツク回
路を用いる本発明のさらに他の実施例の補間装置
における巡回形フイルタを示す図、第11図は第
10図におけるマルチプレクス作動を説明するた
めの各部の波形を示す波形図である。 10…交換器、16…変換回路、18…アナロ
グフイルタ、19…アナログ―デジタル変換器、
20,20B…デジタル回路、21,22…サブ
セツト、23…デシメータ、25…利得制御回
路、26…音声フイルタ、30…加算回路、31
…FIRフイルタ、32…コリレータ、50…音声
フイルタ、51…利得制御回路、52…補間装
置、53…デジタル―アナログ変換器、54…ア
ナログフイルタ、60…インターフエース、61
…加算器、63,64…ゲート、65…出力線、
70…回転式ワイパ、71…レジスタ、80,8
2,83,85,90,100,200…ロジツ
ク回路、81,84,86,91,101…レジ
スタ、102,105…加算器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 各同一の所定ビツト数を有し且つ所定のワー
ドレートを有する複数のデジタルワードからなる
デジタル入力信号のワードレートを増加させるた
めに、 前記デジタル入力信号に応動し、各ワード間に
所定の分離領域を設けて各ワードを所定回数交番
させてワードレートを増加させるように前記ワー
ド間の分離領域内に前記各デジタルワードのビツ
ト数と同一の所定のビツト数を有するゼロビツト
ワードを挿入して所定パターンの出力信号を得る
インターフエースと、 前記所定パターンの出力信号に応動し、前記出
力信号のワードビツト以下のビツト数を有し、且
つ連続するワード間の遷移を滑らかにする値を有
する増加されたワードレートの複数のデジタルワ
ードからなるデジタル信号を得る低域通過形のデ
ジタル巡回形フイルタと、 を具備してなることを特徴とするデジタル入力信
号のワードレートを増加させるための補間装置。 2 最初の入力ワードXの前記所定パターンは、 X,O,O,…ON,X,O,O,…ON…X,
O,O,…ON (ただしONは最後のゼロビツトワードで0を
示す) で表わされることを特徴とする前記特許請求の範
囲第1項記載のデジタル入力信号のワードレート
を増加させるための補間装置。 3 前記ONは3番目のゼロビツトワードを示す
ときの前記所定パターンは、 X,O,O,O,X,O,O,O…X,O,
O,O. で表わされることを特徴とする前記特許請求の範
囲第2項記載のデジタル入力信号のワードレート
を増加させるための補間装置。 4 前記所定パターンは32ワードからなることを
特徴とする前記特許請求の範囲第3項記載のデジ
タル入力信号のワードレートを増加させるための
補間装置。 5 前記低域通過形のデジタル巡回形フイルタは
Butterworthアナログフイルタの如く応動する2
次のデジタル巡回形フイルタよりなることを特徴
とする前記特許請求の範囲第1項記載のデジタル
入力信号のワードレートを増加させるための補間
装置。 6 前記低域通過形のデジタル巡回形フイルタの
入力と出力間の伝達関数F(Z)は F(Z)= G1G2/1−(2−G1)Z−1+(1−G1+G2
)Z−2 (ただし、G1=2-4、G2=2-5、Z-1は前記増加
されたワードレートの1ワードの遅延、Z-2は前
記増加されたワードレートの2ワードの遅延)で
表わされることを特徴とする前記特許請求の範囲
第1項記載のデジタル入力信号のワードレートを
増加させるための補間装置。 7 前記デジタル入力信号は少くとも1ワード当
り13ビツトの32kHzのワードレートを有してなる
ことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載
のデジタル入力信号のワードレートを増加させる
ための補間装置。 8 前記増加されたワードレートは1ワード当り
13ビツト以下のビツトを有する1.024MHzである
ことを特徴とする前記特許請求の範囲第7項記載
のデジタル入力信号のワードレートを増加させる
ための補間装置。 9 前記G1,G2はそれぞれ2進数の24の除算
で表わされることを特徴とする前記特許請求の範
囲第6項記載のデジタル入力信号のワードレート
を増加させるための補間装置。 10 前記デジタル巡回形フイルタの伝達関数F
(Z)は F(Z)=G1G2/1−(2−A1G1)Z−1+(1−A1G1+A2G1G2)Z−2 (ただし、G1は2-Kで決まる係数、A1は定
数、A2は定数、Z-1はフイルタのサンプリング
周波数Sの1ワードの遅延、Z-2はフイルタのサ
ンプリング周波数sの2ワードの遅延を示す)
で表わされることを特徴とする前記特許請求の範
囲第1項記載のデジタル入力信号のワードレート
を増加させるための補間装置。 11 前記G1,G2,A1,A2はそれぞれ
G1=2-4、G2=2-5、A1=A2=1であることを特
徴とする前記特許請求の範囲第10項記載のデジ
タル入力信号のワードレートを増加させるための
補間装置。 12 前記インターフエースは並列に記憶するた
めに前記デジタル入力信号の1ワードのビツトと
等しい所定の段数を有するレジスタと、各ワード
を示す各ビツトを読み出す手段と、読み出し時に
各ワードビツトの後にゼロビツトを挿入して所定
数のゼロビツトワードにより後続されるワードの
前記パターンを得る手段とを具備してなることを
特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載のデジ
タル入力信号のワードレートを増加させるための
補間装置。 13 前記ゼロビツトワードの所定数は3である
ことを特徴とする前記特許請求の範囲第12項記
載のデジタル入力信号のワードレートを増加する
ための補間装置。 14 前記デジタル巡回形フイルタの出力のデジ
タル信号に応動しその出力に平滑なアナログ信号
を得るデジタル―アナログ変換器を具備してなる
ことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載
のデジタル入力信号のワードレートを増加させる
ための補間装置。 15 前記デジタル入力信号は電話線の受信路に
流れ、その信号の各デジタルワードは0〜4kHz
の帯域巾を有するアナログ音声信号の荷重値を示
すものであることを特徴とする前記特許請求の範
囲第1項記載のデジタル入力信号のワードレート
を増加させるための補間装置。 16 前記低域通過形デジタル巡回形フイルタ
は、第1の入力端で前記インターフエースから前
記デジタル出力信号を受信し、第2の入力端で帰
還制御信号を受信して、その出力端に前記入力信
号の和を表わす第1デジタル信号を得る第1アキ
ユムレータと、前記出力信号を2-K(Kは整数)
で除算するために前記第1アキユムレータの出力
端に接続され、LSBビツトの切捨てにより前記ア
キユムレータの出力信号以下のビツト数を有する
除算された第1出力信号を得る第1除算手段と、
前記除算された第1出力信号に応動して、ビツト
数を前記第1アキユムレータの出力のビツト数に
増加させる第2アキユムレータと、前記第2アキ
ユムレータの出力端に接続され、前記増加された
ビツト数を2-Kで除算し、前記第1出力信号以下
のビツト数を有する除算された第2出力信号を得
る第2除算手段と、前記第1、第2の除算された
出力信号に応動し、その和の帰還制御信号を出力
する帰還アキユムレータと、前記帰還制御信号を
前記第1アキユムレータの第2入力端に供給し、
その入力端の受信信号の各連続ワードを前記帰還
制御信号により変化させる手段とを具備してなる
ことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載
のデジタル入力信号のワードレートを増加させる
ための補間装置。 17 前記第1除算手段に接続されてこの手段に
より切捨てられた前記LSBビツトを記憶し、この
ビツトを前記第1除算手段に供給し、除算期間に
記憶されたビツト数に対応して前記第1アキユム
レータから出力される次の出力信号を変化する手
段をさらに具備してなることを特徴とする前記特
許請求の範囲第16項記載のデジタル入力信号の
ワードレートを増加させるための補間装置。 18 前記第2除算手段に接続させてこの手段に
より切捨てられた前記LSBビツトを記憶し、この
ビツトを前記第2除算手段に供給し、除算期間に
記憶されたビツト数に対応して前記第2アキユム
レータから出力される次の出力信号を変化する手
段をさらに具備してなることを特徴とする前記特
許請求の範囲第16項記載のデジタル入力信号の
ワードレートを増加させるための補間装置。 19 前記第1除算手段により前記出力信号を24
で除算し、前記第2除算手段により前記出力信号
を25で除算することを特徴とする前記特許請求の
範囲第16項記載のデジタル入力信号のワードレ
ートを増加させるための補間装置。 20 加入者線路の端末に配設されて発信路と受
信路を形成する2/4変換器と、 前記発信路の変換から供給されるアナログ信号
をその信号の荷重値を示すワードと同一ビツト数
を有する複数のデジタルワードからなるデジタル
信号に変換するアナログ―デジタル変換器と、 前記デジタル信号を前記デジタル発信路に供給
する手段と、 前記デジタル発信路に接続されて前記デジタル
信号と同一形の相手方加入者のデジタル信号を受
信する手段と、 前記デジタル信号に応動し、受信時に前記デジ
タル信号以下のビツト数を有し、且つ増加された
ワードレートを有する第2デジタル信号を得る補
間装置とを具備し、前記補間装置は前記デジタル
信号に応動し、各ワード間に所定の分離領域を設
けて各ワードを所定回数交番させてワードレート
を増加させるように、前記ワード間の分離領域内
に前記各デジタルワードのビツト数と同一の所定
のビツト数を有するゼロビツトワードを挿入して
所定パターンの出力信号を得るインターフエース
と、 前記インターフエースの出力信号に応動し、前
記出力信号のワードビツト以下のビツト数を有
し、且つ連続するワード間の遷移を滑らかにする
値を有する増加されたワードレートの複数のデジ
タルワードからなるデジタル信号を得る低域通過
のデジタル巡回形フイルタと、 前記受信路において前記巡回形フイルタに接続
され、その出力に応動して前記相手方のアナログ
信号に対応するアナログ信号に変換するデジタル
―アナログ変換器と、 前記相手方のアナログ信号を前記2/4変換器に
接続して加入者がこれを受信して相手方のアナロ
グ信号に応答し得るようになされた手段とを具備
してなることを特徴とする前記特許請求の範囲第
1項記載のデジタル入力信号のワードレートを増
加させるための補間装置。 21 前記補間装置により受信される前記相手方
のデジタル信号は各ワードが13ビツトからなる
32kHzのワードレートであり、前記補間装置の出
力信号は各ワードが13ビツト以下の少くとも3ビ
ツトからなる1MHzのワードレートを有すること
を特徴とする前記特許請求の範囲第20項記載の
デジタル入力信号のワードレートを増加させるた
めの補間装置。 22 前記アナログ信号は0〜4kHzの帯域巾を
有する音声信号とからなることを特徴とする前記
特許請求の範囲第20項記載のデジタル入力信号
のワードレートを増加させるための補間装置。 23 前記発信路において前記アナログ―デジタ
ル変換器の出力端に接続され、その出力端の前記
デジタル信号のワードレートを減少させて前記デ
ジタル回路に供給するようになされたデシメータ
を具備してなることを特徴とする前記特許請求の
範囲第20項記載のデジタル入力信号のワードレ
ートを増加させるための補間装置。 24 前記レートを減少された信号は32kHzのワ
ードレートを有することを特徴とする前記特許請
求の範囲第23項記載のデジタル入力信号のワー
ドレートを増加させるための補間装置。 25 各同一の所定ビツト数を有し且つ所定のワ
ードレートを有する複数のデジタルワードからな
るデジタル入力信号のワードレートを増加させる
ために、前記デジタル入力信号に応動し、各ワー
ドに前記各デジタルワードのビツト数と同一の所
定のビツト数を有するゼロビツトワードを後続さ
せるパターンを形成させ、且つ前記パターンを有
する各ワードの前記ゼロビツトワードの後に前記
パターンを有する次のワードを後続させるように
所定回数交番させ、前記デジタル入力信号の所定
入力ワードXに対し、 X0,O0,…Oo0,X1,O1…Oo1…XLOL1…OoL (ただし、X0,X1,XLは所定ビツト数の前記
入力ワードX、O0,O1,OL1は各入力ワードXN
の後の所定ビツト数の最初のゼロビツトワード、
Oo0,Oo1,OoLは各入力ワードXNの後の所定ビ
ツト数の最後のゼロビツトワードでO0=Oo0=
O1=Oo1=OL1=OoL)で表わされる所定パター
ンの出力信号を得るインターフエースと、 前記所定パターンの出力信号に応動し、前記出
力信号のワードビツト以下のビツト数を有し、且
つ連続するワード間の遷移を滑らかにする値を有
する増加されたワードレートの複数のデジタルワ
ードからなるデジタル信号を得る低域通過形のデ
ジタル巡回形フイルタと、 を具備してなることを特徴とするデジタル入力信
号のワードレートを増加させるための補間装置。 26 前記O0…Oo0のOo0が3番目のゼロビツト
ワードを示すときの前記所定パターンは、 X0,O,O,O,X1,O,O,O…XL,O,
O,O (ただし、X0=X1=XL=X) で表わされることを特徴とする前記特許請求の範
囲第25項記載のデジタル入力信号のワードレー
トを増加させるための補間装置。 27 前記最初のワードXに対する前記インター
フエースの出力パターンは次のパターンの如き32
ワードからなり、 X,O,O,O,X,O,O,O,X,O,
O,O,X,O,O,O,X,O,O,O,X,
O,O,O,X,O,O,O,X,O,O,O,
… 且つ次のワードX2はXと同一ビツト、同一パタ
ーンからなり、以下同様にして各4個のワードが
交番されるようにしてなることを特徴とする前記
特許請求の範囲第25項記載のデジタル入力信号
のワードレートを増加させるための補間装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/098,105 US4270026A (en) | 1979-11-28 | 1979-11-28 | Interpolator apparatus for increasing the word rate of a digital signal of the type employed in digital telephone systems |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5698048A JPS5698048A (en) | 1981-08-07 |
JPS6131658B2 true JPS6131658B2 (ja) | 1986-07-22 |
Family
ID=22267126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16680980A Granted JPS5698048A (en) | 1979-11-28 | 1980-11-28 | Interpolating device for increasing word rate of digital input signal |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4270026A (ja) |
JP (1) | JPS5698048A (ja) |
BE (1) | BE886386A (ja) |
BR (1) | BR8007754A (ja) |
DE (1) | DE3044208C2 (ja) |
ES (1) | ES8106385A1 (ja) |
FR (1) | FR2471094A1 (ja) |
GB (1) | GB2064244B (ja) |
Families Citing this family (35)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1981003728A1 (en) * | 1980-06-18 | 1981-12-24 | Advanced Micro Devices Inc | Subscriber line audio processing circuit apparatus |
JPS6046899B2 (ja) * | 1980-09-26 | 1985-10-18 | 日本電気株式会社 | 反響消去装置 |
ATE14358T1 (de) * | 1980-11-26 | 1985-08-15 | Studer Willi Ag | Verfahren und schaltungsanordnung zur umsetzung der abtastfrequenz einer abtastfolge unter umgehung der konversion in ein kontinuierliches signal. |
JPS5892160A (ja) * | 1981-11-27 | 1983-06-01 | Nec Corp | サンプリング周波数変換装置 |
DE3203012A1 (de) * | 1982-01-29 | 1983-08-04 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Verfahren und schaltungsanordnung zur erzeugung von interpolationswerten zwischen gespeicherten stuetzwerten |
FR2548851B1 (fr) * | 1983-07-07 | 1986-11-14 | Electricite De France | Procede et installation d'analyse et de restitution de signal a echantillonnage et interpolation |
EP0137323B1 (de) * | 1983-10-06 | 1989-03-29 | Studer Revox Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Umsetzung einer Eingangsabtastfolge in eine Ausgangsabtastfolge |
NL8400073A (nl) * | 1984-01-10 | 1985-08-01 | Philips Nv | Interpolerende filterinrichting met niet-rationale verhouding tussen de ingangs- en uitgangsbemonsterfrequentie. |
US4588979A (en) * | 1984-10-05 | 1986-05-13 | Dbx, Inc. | Analog-to-digital converter |
US4593271A (en) * | 1985-01-16 | 1986-06-03 | At&T Bell Laboratories | Higher order interpolation for digital-to-analog conversion |
GB2179815B (en) * | 1985-08-28 | 1989-11-29 | Plessey Co Plc | Interpolator / decimator filter structure |
NL8503478A (nl) * | 1985-12-18 | 1987-07-16 | Philips Nv | Coefficienten generator met fase vergrendelde lus voor een filterinrichting met niet-rationele verhouding tussen ingangs- en uitgangsbemonsterfrequentie. |
JP2581047B2 (ja) * | 1986-10-24 | 1997-02-12 | ヤマハ株式会社 | 楽音信号発生方法 |
US4819252A (en) * | 1988-02-16 | 1989-04-04 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Sampled data subsampling apparatus |
US5220583A (en) * | 1988-10-03 | 1993-06-15 | Motorola, Inc. | Digital fm demodulator with a reduced sampling rate |
US5075880A (en) * | 1988-11-08 | 1991-12-24 | Wadia Digital Corporation | Method and apparatus for time domain interpolation of digital audio signals |
ES2064733T3 (es) * | 1989-05-12 | 1995-02-01 | Plessey Semiconductors Ltd | Circuito de tratamiento de señal audio. |
JP2583610B2 (ja) * | 1989-07-07 | 1997-02-19 | 三菱電機株式会社 | A/d、d/a変換装置 |
ES2079471T3 (es) * | 1990-09-18 | 1996-01-16 | Alcatel Nv | Interpolador para aumentar la velocidad de las palabras de salida de una señal digital. |
GB9205614D0 (en) * | 1992-03-14 | 1992-04-29 | Innovision Ltd | Sample rate converter suitable for converting between digital video formats |
US5263054A (en) * | 1992-05-21 | 1993-11-16 | International Business Machines Corporation | Method and system for interpolating baud rate timing recovery for asynchronous start stop protocol |
US5455782A (en) * | 1992-08-14 | 1995-10-03 | Harris Corporation | Decimation filter and method |
US5475628A (en) * | 1992-09-30 | 1995-12-12 | Analog Devices, Inc. | Asynchronous digital sample rate converter |
DE4239396C1 (de) * | 1992-11-24 | 1994-02-24 | Itt Ind Gmbh Deutsche | Verfahren zur Erzeugung eines modifizierten Videosignals |
US5623513A (en) * | 1993-12-13 | 1997-04-22 | Amati Communications Corporation | Mitigating clipping and quantization effects in digital transmission systems |
US5757362A (en) * | 1995-01-05 | 1998-05-26 | International Business Machines Corporation | Recursive digital filter using fixed point arithmetic |
US5657261A (en) * | 1995-04-17 | 1997-08-12 | Wilson; Dennis L. | Interpolation of digital signals using signal sample replication |
US5638010A (en) * | 1995-06-07 | 1997-06-10 | Analog Devices, Inc. | Digitally controlled oscillator for a phase-locked loop providing a residue signal for use in continuously variable interpolation and decimation filters |
US5917809A (en) * | 1997-01-08 | 1999-06-29 | Analog Devices, Inc. | Asymmetric digital subscriber loop modem and method |
US6240299B1 (en) * | 1998-02-20 | 2001-05-29 | Conexant Systems, Inc. | Cellular radiotelephone having answering machine/voice memo capability with parameter-based speech compression and decompression |
US6249237B1 (en) * | 1998-10-09 | 2001-06-19 | Lsi Logic Corporation | System and method for bandpass shaping in an oversampling converter |
DE10009767B4 (de) | 2000-03-01 | 2006-07-06 | Infineon Technologies Ag | Interpolations-Filterschaltung |
FR2808139B1 (fr) * | 2000-04-25 | 2003-01-03 | Saint Louis Inst | Procede de filtrage a large dynamique pour filtre numerique recursif implante dans un processeur de signal dsp travaillant avec des nombres entiers |
US6941330B2 (en) * | 2000-09-27 | 2005-09-06 | Hughes Electronics Corporation | Feed forward sigma delta interpolator for use in a fractional-N synthesizer |
US7403962B2 (en) * | 2004-05-28 | 2008-07-22 | Broadcom Corporation | Interpolation filter design and application |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL176211C (nl) * | 1974-09-16 | 1985-03-01 | Philips Nv | Interpolerend digitaal filter. |
US3973081A (en) * | 1975-09-12 | 1976-08-03 | Trw Inc. | Feedback residue compression for digital speech systems |
US4020332A (en) * | 1975-09-24 | 1977-04-26 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Interpolation-decimation circuit for increasing or decreasing digital sampling frequency |
US4021616A (en) * | 1976-01-08 | 1977-05-03 | Ncr Corporation | Interpolating rate multiplier |
US4270027A (en) * | 1979-11-28 | 1981-05-26 | International Telephone And Telegraph Corporation | Telephone subscriber line unit with sigma-delta digital to analog converter |
-
1979
- 1979-11-28 US US06/098,105 patent/US4270026A/en not_active Expired - Lifetime
-
1980
- 1980-11-24 DE DE3044208A patent/DE3044208C2/de not_active Expired
- 1980-11-25 GB GB8037703A patent/GB2064244B/en not_active Expired
- 1980-11-27 BR BR8007754A patent/BR8007754A/pt unknown
- 1980-11-28 BE BE2/58881A patent/BE886386A/fr not_active IP Right Cessation
- 1980-11-28 JP JP16680980A patent/JPS5698048A/ja active Granted
- 1980-11-28 ES ES497284A patent/ES8106385A1/es not_active Expired
- 1980-11-28 FR FR8025240A patent/FR2471094A1/fr active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2471094B1 (ja) | 1984-04-13 |
FR2471094A1 (fr) | 1981-06-12 |
DE3044208A1 (de) | 1981-10-15 |
BE886386A (fr) | 1981-06-01 |
DE3044208C2 (de) | 1986-10-30 |
BR8007754A (pt) | 1981-06-09 |
GB2064244A (en) | 1981-06-10 |
JPS5698048A (en) | 1981-08-07 |
GB2064244B (en) | 1983-11-16 |
ES497284A0 (es) | 1981-08-16 |
ES8106385A1 (es) | 1981-08-16 |
US4270026A (en) | 1981-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6131658B2 (ja) | ||
US4270027A (en) | Telephone subscriber line unit with sigma-delta digital to analog converter | |
US4588979A (en) | Analog-to-digital converter | |
US5566101A (en) | Method and apparatus for a finite impulse response filter processor | |
CA1298918C (en) | Sampled data subsampling apparatus | |
US4528551A (en) | Digital to analog converter employing sigma-delta modulation for use in telephone systems | |
EP0137464A2 (en) | A digital signal processing apparatus having a digital filter | |
US5196850A (en) | Fourth order digital delta-sigma modulator | |
JPH0340972B2 (ja) | ||
EP0337458B1 (en) | Apparatus for synthesizing analog signals in PCM | |
US4302631A (en) | Decimator apparatus for decreasing the word rate of a digital signal of the type employed in digital telephone systems | |
US4016410A (en) | Signal processor with digital filter and integrating network | |
US3793513A (en) | Circuits and methods for processing delta-modulated signals | |
US5606319A (en) | Method and apparatus for interpolation and noise shaping in a signal converter | |
US4002981A (en) | Digital converter from delta-modulated signals into PCM signals | |
JPS5942502B2 (ja) | デジタル式電話回線用の利得制御装置 | |
US4163871A (en) | Digital CVSD telephone conference circuit | |
US4792916A (en) | Digital signal processing device working with continuous bit streams | |
JP3245618B2 (ja) | アナログ装置とディジタル装置との間の通信を行なうために、アナログ―ディジタル―アナログ変換装置とともに使用するのに適応できる装置 | |
JPS6222289B2 (ja) | ||
JP3312538B2 (ja) | 音響信号処理装置 | |
JPH0477493B2 (ja) | ||
JPS61159826A (ja) | デイジタル−アナログ変換装置 | |
JP3258938B2 (ja) | デシメーションフィルタ | |
US5191545A (en) | Interpolator increasing the output word rate of a digital signal |