JPS6242498Y2 - - Google Patents

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JPS6242498Y2
JPS6242498Y2 JP1982041772U JP4177282U JPS6242498Y2 JP S6242498 Y2 JPS6242498 Y2 JP S6242498Y2 JP 1982041772 U JP1982041772 U JP 1982041772U JP 4177282 U JP4177282 U JP 4177282U JP S6242498 Y2 JPS6242498 Y2 JP S6242498Y2
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resistor
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JP1982041772U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はチツプ形の絶縁基板上に抵抗要素及び
集電導体部を配設した小形可変抵抗器に係る。
従来の小形可変抵抗器には、例えば第1図に示
すように、セラミツク等の抵抗基板101に設け
た貫通孔102を中心とする円弧状の抵抗体10
3を該抵抗基板101の表面に配設し、該抵抗体
103の両端にはそれぞれ端子104を抵抗基板
101を貫通させて接続し、前記抵抗基板101
の裏面には中間端子105を当接させると共に、
該中間端子より延設された中空環状突部106を
貫通孔102に貫通させ、導体よりなる中間リン
グ107を介して摺動子108を回動自在に保持
させ、更につまみ109に延設された軸110を
前記中空環状突部106に貫通させると共に、つ
まみ109に延設した棒状の突部111を前記摺
動子108と係合させ、つまみ109と摺動子1
08を共動しつつ回動自在に枢支する構造のもの
がある。しかしながら、この従来の小形可変抵抗
器をプリント基板に搭載して、自動ハンダ槽によ
り半田付けする場合は、中間端子105の中空環
状突部106の内壁と軸110の外周との間の隙
間からフラツクスが可変抵抗器の内部に侵入し
て、可変抵抗器の品質を劣化するおそれがあつ
た。このフラツクスの侵入を防止するために、第
2図に示されるように、つまみ121の内部に、
抵抗体122、集電体123に圧接する摺動子1
24を固定し、ケース125によりつまみを回動
自在に保持すると共に、抵抗体122の両端、及
び集電体123に抵抗基板126を貫通してそれ
ぞれ接続する端子127及び端子128の周縁を
接着材129により封止することが行われている
が、組立工数が多くなり、又組立の自動化が困難
となり高価となる欠点があつた。又従来の小形可
変抵抗器は、線状又は平板状のリード端子を使用
しているため、部品点数が多く、端子と抵抗体或
は集電体の接続に工数を要し、一層の小形化が困
難である上、部品の集積密度の高いプリント板に
取付け、あるいは半田付けすることが困難であつ
た。更に従来の小形可変抵抗器に於ては、摺動子
を集電端子或はつまみ等に保持するためかしめ等
の工程を要し、ロボツトによる自動組立が困難と
なる欠点があつた。本考案はこれらの欠点を改良
し、小形で、自動組立に適し、プリント板への搭
載、半田付けが容易な、小形可変抵抗器を提供す
ることを目的とするもので、以下図面に基づきそ
の実施例を説明する。
第3図及び第4図に於て、1はセラミツク等の
絶縁物よりなる抵抗基板で、一方の表面に抵抗体
2、集電導体3が配設されている。4は金属製の
摺動子で、後述するようにほぼコツプ状の合成樹
脂より成るつまみ5の内部に取付けられ、前記抵
抗体2及び導体3に圧接している。6はほぼコツ
プ状の金属製ケースで、上面に設けられた開口7
に前記つまみ5に延設された駆動用の円柱状突部
8を回転自在に嵌合突出させると共に、空洞部に
つまみ5の本体部を内包し、開口端周縁に延設さ
れた爪6aによりつまみ5の開口端周縁を抵抗基
板1に圧接させつゝ回転自在につまみ5を保持し
ている。第4図〜第6図に示されるように、つま
み5の内側壁には、頂角約90゜の鋸歯状凹凸9,
9′が、第4図に於ては紙面と垂直方向に、第5
図に於ては平行方向に、、等角度に12分割して該
設され、又つまみ5の円柱状突部8にはつまみ5
を駆動するためと組立の際のガイドのための正多
角形の穴8aが陥設されている。摺動子4は、弾
性金属板よりなり、ほぼ方形の平面状基部10の
1辺10aより「つ」の字状にそれぞれ独立して
折曲げ延設された一対の円弧状の腕部よりなる抵
抗体接点部11及び導電体接点部12をそなえ、
両接点部は抵抗体2及び導体3にそれぞれ圧接
し、1辺10aに隣接する2辺10b,10b′に
は折曲げ部に近接して頂角約90゜の三角形の突部
13,13′が突設され、前記1辺10aに対向
する他の辺10cは、前記2辺10b、10b′と
それぞれ直交してほぼ直角の2偶14,14′を
形成し、これら突部13,13′及び直角偶1
4,14′の各頂部は前記鋸歯状凹部9の各谷部
と同一円周上近くに配設され、突部13と直角隅
14及び突部13′と直角隅14′はそれぞれ一つ
の凹部を隔てて前記鋸歯状凹凸9,9′の凹部9
に嵌入係合している。前記抵抗基板1は、磁器等
の誘電体よりなり、前述のように、その表面には
抵抗体2及び集電導体3が配設され、抵抗体2の
両端に近接する二隅にはほぼ四分円形の切欠き1
5,15′が、又その中間にはほぼ半円形の切欠
き16がそれぞれ設けられ、各切欠き15,1
5′,16の側面には銀ペイントの塗布等により
半田付け可能な導体17,17′及び18が形成
され、それぞれ抵抗体2の両端及び導体3の端部
に導体を介して接続されている。又抵抗基板1の
裏面には、前記ケース6の爪6aと係合する側縁
の切欠き19,19′に連設して凹部19a,1
9a′が陥設され、爪6aを折曲げてケース6を抵
抗基板1に固定したとき、爪6aが抵抗基板1の
裏面より浮き出ることを防いでいる。抵抗基板1
は、いわゆるチヨコレートブレーク式に製作する
ため、第7図、第8図に示されるように、ほぼ扁
平な絶縁基板20′の表裏には分割用のV字の横
溝202、縦溝202′が格子状に該設され、そ
の各交点には縦方向一列おきに、丸孔204が穿
設され、中間の縦列にはV溝に頂点をもつ角孔2
05が穿設され、更に各V溝と端縁の交点にはV
溝に頂点をもつ三角形の切欠き206が設けら
れ、V溝交点の丸穴204の縦方向中間には、そ
れぞれ小丸穴207が穿設され、一方の面の縦V
溝202の丸穴204と角穴205との中間には
凹陥部208が陥設されると共にその中央に方形
穴209が穿設されている。他方の面には、抵抗
体2及び集電導体3を格子状V溝により区画され
た各区域内に第9図のように配設し、丸孔204
及び小丸孔207の内壁に公知の方法で銀ペイン
トを塗布、焼成して導体を形成したのち、V溝に
より分割することにより、四分円形切欠き15,
15′、半円形切欠き16、切欠き19,19′及
び凹部19a,19a′をそなえた前記抵抗基板1
が形成される。本考案による小形可変抵抗器を組
立てるには、ケース6の開孔7を貫通して、つま
み5の円柱突部8を挿入し、正多角形穴8aをガ
イドにしてつまみ5を一定方向に支持し、鋸歯状
凹凸9,9′の凹部9に摺動子4の基部10の周
辺に設けた頂角部13,13′,14,14′を係
合させて嵌入して摺動子4をつまみ5に装着し、
以上のようにつまみ及び摺動子を装着したケース
6を抵抗基板1の抵抗体側に載せた上、抵抗基板
1の切欠き19,19′をケース6の爪6a,6
aに係合させて抵抗基板1とケース6とを組合
せ、爪6を折曲げることにより抵抗基板1にケー
ス6を固定すればよい。
本考案は上記のように構成されているので、摺
動子の基部の周辺に設けた複数個の突部は、多数
の鋸歯状凹凸のいずれの凹部に係合しても、摺動
子をつまみに装着できるため、摺動子をつまみに
取り付けることが極めて容易であり、4mm平方程
度の極めて小形の可変抵抗器においても、ロボツ
ト装置を利用して自動的に容易に組み立てること
ができると共に、摺動子4はつまみ5に確実に保
持され、抵抗体及び導体との接触が安定である。
又抵抗基板1の裏面に突部が突出しないため、プ
リント基板への載置、固定が容易且つ確実であ
り、又端子部が抵抗基板の切欠き側面に形成され
ているためプリント配線部への半田接続が容易で
あり、プリント基板への自動取付、配線に適して
いる。更に本考案においては一枚の絶縁基板20
1に多数組の抵抗体、導体及び端子部を設けたの
ち、チヨコレートブレーク方式に分割して形成さ
れた抵抗基板を使用するため、均一な抵抗基板が
極めて安価に製作される。従つて本考案によれ
ば、極めて小形で、品質のすぐれた、可変抵抗器
を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の小形可変抵抗器例の
側断面図、第3図は本考案実施例の斜視図、第4
図は同側断面図、第5図は第4図中のA−A断面
図、第6図は分解部品を示す斜視図、第7図は切
離し前の抵抗体基板集合体の平面及び側面を示す
図、第8図は第7図中のB−B断面図、第9図は
単一抵抗体基板の平面図である。 1……抵抗基板、2……抵抗体、3……集電導
体、4……摺動子、5……つまみ、6……ケー
ス、6a……爪、7……開孔、8……円柱状突
部、8a……正多角形穴、9,9′……鋸歯状凹
凸、10……基部、10a,10b,10b′,1
0c……辺、11……抵抗接点部、12……導体
接点部、13,13′……三角突部、14,1
4′……頂角、15……四分円切欠き、16……
半円切欠き、17,17′……導体、18……導
体、19,19′……切欠き、19a,19a′…
…凹部、101,126……抵抗基板、102…
…貫通孔、103,122……抵抗体、104,
127……抵抗端子、105,128……中間端
子、106……中空環状突部、107……中間リ
ング、108……摺動子、109,121……つ
まみ、110……軸、111……棒状突部、12
9……接着材、201……絶縁基板、202……
縦V溝、202′……横V溝、203……貫通
孔、204……丸孔、205……角孔、206…
…切欠き、207……小丸穴、208……凹陥
部、209……方形穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 合成樹脂製の円形コツプ状つまみの空洞部内
    周壁に等間隔且つ等角度に連続した多数の鋸歯
    状凹凸を設けると共に、抵抗基板の表面に設け
    た抵抗体及び集電体に摺接する摺動子の基部に
    複数個の突部を設け、該突部を前記つまみの多
    数の鋸歯状凹凸の凹部のいずれかに係合して摺
    動子をつまみに保持させ、該つまみを円筒状ケ
    ースに収め、該ケースを抵抗基板に固着するこ
    とにより上記つまみの開口端周縁を抵抗基板に
    圧接しつつ該つまみを回転自在に保持し、抵抗
    基板の裏面には固着のためのケースの爪と係合
    する側面の切欠きに続いて折り曲げた該ケース
    の爪埋込み用の陥凹部を連設し、かつ抵抗体の
    終端及び集電導体を抵抗基板の一側面に設けた
    端子部に接続した小形可変抵抗器。 (2) ほぼ方形の摺動子基部の1辺より抵抗体及び
    集電導体との接点部をそれぞれ側面つの字状に
    延設し、該辺に隣接する2辺に頂角が直角の突
    部を設けると共に、これに対応するつまみ内周
    壁の鋸歯状凹凸の各凹部の角度を直角に形成し
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載の小形可
    変抵抗器。 (3) つまみ上面にケース上面中央の開孔と係合す
    る円柱状突部を延設し、該円柱状突部の端面に
    正多角形の凹孔を穿設した実用新案登録請求の
    範囲第1項又は第2項記載の小形可変抵抗器。
JP4177282U 1982-03-26 1982-03-26 小形可変抵抗器 Granted JPS58144804U (ja)

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JP4177282U JPS58144804U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 小形可変抵抗器

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JP4177282U JPS58144804U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 小形可変抵抗器

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JPS58144804U JPS58144804U (ja) 1983-09-29
JPS6242498Y2 true JPS6242498Y2 (ja) 1987-10-31

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60153503U (ja) * 1984-03-22 1985-10-12 株式会社村田製作所 半固定可変抵抗器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4916144A (ja) * 1972-06-06 1974-02-13
JPS4960962A (ja) * 1972-09-30 1974-06-13

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JPS5579507U (ja) * 1978-11-29 1980-05-31

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JPS4916144A (ja) * 1972-06-06 1974-02-13
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