JP3474083B2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

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JP3474083B2 JP18221597A JP18221597A JP3474083B2 JP 3474083 B2 JP3474083 B2 JP 3474083B2 JP 18221597 A JP18221597 A JP 18221597A JP 18221597 A JP18221597 A JP 18221597A JP 3474083 B2 JP3474083 B2 JP 3474083B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板の表面に抵抗
体が形成された可変抵抗器に係わり、特に、リフロー半
田付けによりプリント基板に半田付けしたときのフラッ
クスが、前記抵抗体表面に上昇するのを防止するのに好
適な可変抵抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の可変抵抗器で、例えばチ
ップタイプの可変抵抗器は、図示を省略するが、セラミ
ック製の基板と、該基板に回転可能に軸止された摺動子
とで構成されている。そして、前記セラミック製の基板
には表面に抵抗体が形成されていると共に、この抵抗体
の両端に接続される一対の第1端子と第3端子と、前記
摺動子に接続される第2端子とが設けられている。
【0003】前記セラミック製の基板は、縦横のサイズ
が大きく、厚さが略1mmと薄いセラミック基板上に、
複数の多数の抵抗体、および電極等が印刷形成され、そ
の後一個の可変抵抗器に相当する大きさに前記セラミッ
ク基板を切断して基板を形成していた。そして、該切断
後の基板に摺動子等を取り付けてチップタイプの可変抵
抗器が形成されている。このようなチップタイプの可変
抵抗器は、リフロー半田付け装置等を用いてクリーム半
田により容易にプリント基板に半田付けすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な従来の可変抵抗器は、セラミック等から成る基板は厚
さが略1mmと薄いため、従来の可変抵抗器をリフロー
半田等によりプリント基板に半田付けした時に、フラッ
クスが基板の側面を伝わって基板上面に上昇し、この基
板上面に形成している抵抗体の表面まで流れることがあ
る。また、前記抵抗体表面まで流れるフラックスは、前
記リフロー半田付け時のクリーム半田に含まれているフ
ラックスだけではなく、このリフロー半田後に前記プリ
ント基板にその他の電気部品がディップ等により半田付
けされていることがあり、このディップ時に使われるフ
ラックスがプリント基板上に流れ出すものもある。そし
て、前記抵抗体の表面にフラックスが流れると、抵抗体
の表面を摺動する摺動子の接点部が抵抗体と接触不良を
起こして抵抗値がオープンになる等、可変抵抗器として
の機能を発揮できなく弊害がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するする
ための第1の手段として本発明の可変抵抗器は、絶縁基
板の上面に形成された抵抗体と、該抵抗体に摺接する摺
動子と、前記抵抗体に接続される端子とを備え、前記絶
縁基板の側面に表面粗さが40μm以上の粗面部を形成
したことを特徴とする可変抵抗器。
【0006】また、前記課題を解決するするための第2
の手段として本発明の可変抵抗器は、 前記粗面部の表
面粗さは少なくとも40μm〜200μmの範囲で形成
した構成とした。
【0007】また、前記課題を解決するするための第3
の手段として本発明の可変抵抗器は、前記絶縁基板を合
成樹脂材料で形成し、前記粗面部は前記絶縁基板の側面
に前記絶縁基板の底面と平行の横方向に形成された切断
面で構成された構成とした。
【0008】また、前記課題を解決するするための第4
の手段として本発明の可変抵抗器は、前記絶縁基板の合
成樹脂材料にガラス繊維を充填させた構成とした。
【0009】また、前記課題を解決するするための第5
の手段として本発明の可変抵抗器は、前記端子は前記絶
縁基板の底面と側面の一部にメッキまたは印刷で形成し
た構成とした。
【0010】また、前記課題を解決するするための第6
の手段として本発明の可変抵抗器は、前記端子は金属材
料から成り、前記端子は前記絶縁基板に埋設され該絶縁
基板の底面から側面に沿って上面側に折り曲げ形成され
た構成とした。
【0011】また、前記課題を解決するするための第7
の手段として本発明の可変抵抗器は、前記粗面部は、前
記絶縁基板の底面との間に隙間を設け該底面より上部に
形成した構成とした。
【0012】また、前記課題を解決するするための第8
の手段として本発明の可変抵抗器は、前記粗面部の縦方
向の幅寸法は、少なくとも0.15mm以上とした構成
とした。
【0013】また、前記課題を解決するするための第9
の手段として本発明の可変抵抗器は、前記絶縁基板の底
面側をプリント基板に載置し、前記端子をプリント基板
に半田付けして取り付けた構成とした。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の1実施の形態の可変抵抗
器を図面を参照して説明すると、図1は可変抵抗器の平
面図、図2はこの可変抵抗器の側面図、図3はこの可変
抵抗器に備えられる端子の斜視図、図4はこの可変抵抗
器に備えられる絶縁基板の平面図、図5は図1のA−A
断面図、図6はこの可変抵抗器の分解斜視図である。
【0015】これらの図に示すように、本発明の1実施
の形態に係わる可変抵抗器は、PPS、あるいはPBT
等の材料から成る合成樹脂製の絶縁基板1と、この絶縁
基板1上に回転可能に配設された金属性の摺動子2とで
構成されている。前記絶縁基板1は外形が略矩形で、そ
の外周は側面1a、1b、1c、1dから成り、絶縁基
板1の上面中央には図4、図6に示すような平面視略円
形の凹部1eが設けられ、この凹部1eの側面1dの周
面には内方にせり出す一対の突部1fが形成されてい
る。また、前記絶縁基板1の上面には、平坦部1gが形
成され、図6に示すように前記略円形の凹部1eから側
面1dまでには、前記凹部1eよりも浅めの溝部1hが
形成されている。
【0016】また、図2、図6に示すように、前記それ
ぞれの側面1a、1b、1c、1d、には、後述する絶
縁基板1をアウトサート成形するときに形成される連結
部13を、切断する切断面から成る粗面部1jが、前記
絶縁基板1の底面と平行の横方向に帯状に形成されてい
る。また、前記粗面部1fの表面粗さは、40〜200
μm(接触圧0.5gf以下の表面粗さ計で測定)の範
囲に形成されている。また、前記粗面部1jは、前記絶
縁基板1の底面との間に隙間を設け、該底面より上部に
形成されている。また、前記粗面部1jの縦方向の幅寸
法Cは少なくと0.15mm以上に形成されている。
【0017】また、前記絶縁基板1の裏面には図3に示
すような一対の第1端子3aと、第3端子3bと、1つ
の第2端子4が配設されて、これらの端子3a、3b、
4は共に金属平板を所定形状にフォーミングしたものか
ら成り、アウトサート成形により前記絶縁基板1が取り
付けられて一体化されている。前記一対の第1端子3
a、第3端子3bは、その端部3c、3dが上方に折り
曲げられて、該端部3c,3dの折り曲げ部はアウトサ
ート成形後前記絶縁基板1に埋設されて、前記端部3
c、3dは平坦部1gと同一平面に形成され、平坦部1
cから露出している。また、前記第2端子4には一対の
ストッパ片10、10とハトメ部材6が一体に形成さ
れ、このハトメ部材6は前記絶縁基板1の凹部1e内の
中央に位置している。また、前記一対のストッパ片1
0、10は側面にストッパ面10aを有し、折り曲げ線
Lに沿って上方に折り曲げられ、前記絶縁基板1の突部
1f内に埋設される。そして、折り曲げ線Lと直交する
ストッパ面10aは、絶縁基板1の突部1fの側面と同
一平面に形成されて突部1fの側面から露出している。
【0018】また、前記摺動子2は、環状の第1プレー
ト7の中央から下方に延出する筒状部8と、第1プレー
ト7の外縁部から折り畳まれた環状の第2プレート9と
から成り、これら第1プレート7と第2プレート9とは
1枚の金属平板をプレス等で打ち抜いて形成されてい
る。また、前記筒状部8の底面には中心孔8aが形成さ
れ、該中心孔8aに前記第2端子4のハトメ部材6を挿
入して、該ハトメ部材6の先端をカシメることにより、
摺動子2が前記絶縁基板1上に回転可能に軸止され、摺
動子2と第2端子4とが電気的に接続されている。ま
た、前記摺動子2の第2プレート9には接点部9aが形
成され、この接点部9aが前記抵抗体5表面に弾接し
て、摺動するようになっている。また、前記筒状部8の
上部には両側に破断面を有する4つのドライバ溝8bが
形成され、更に、筒状部8の上部から下部にかけて外側
に突出する前記ドライバ溝8bと同様な破断面を両側に
有する張出し部8cが形成されている。この張出し部8
cの内側に形成される溝は、前記ドライバ溝8bの1つ
に連接して形成されている。
【0019】即ち、前記ドライバ溝8bのうち、3つの
ドライバ溝8bは第1プレート7の内周縁7aと筒状部
8の周面8dとに繋がれているが、残りのドライバ溝8
bは第1プレート7の内周縁7aと張り出し部8cの上
端8eとに繋がれている。各ドライバ溝8bは90度の
等間隔を保って十字状に配置されて、図5に示すよう
に、ドライバ溝8bにドライバ等の調整用治具11を係
合して、摺動子2を回転操作できるようになっている。
また、前記張出し部8cの下部は前記絶縁基板1の凹部
1e内に位置するようになっており、摺動子2の回転操
作時に、張出し部8cの破断面が凹部1e内に露出する
前記ストッパ面10aと当接することにより、摺動子2
の回転角度を所定範囲内に規制することができるように
なっている
【0020】前述のような構成の本発明の可変抵抗器
の、前記粗面部1jが形成された絶縁基板1の製造につ
いて説明する。まず、金属平板12をプレス装置(図示
せず)に供給し、図3に示すような前記第1端子3a、
第3端子3bおよび第2端子4等の外形をブランク加工
すると共に、第2端子4にハトメ部材6を絞り加工す
る。このようにブランク加工した第1端子3a、第3端
子3b、第2端子4の各端子部を外方に延長し、この各
端子部を金属平板12に繋げて支持する。また、金属平
板12の矢印B−B方向にも第1端子3aから延出する
繋ぎ部3eと、第3端子3bから延出する繋ぎ部3fと
を形成する。また、同じく第2端子4から左右に延出す
る繋ぎ部4a、4bを形成してそれぞれ金属平板12に
接続する。
【0021】次に、前記第1端子3a、第3端子3b、
第2端子4を所定形状にフォーミングした後、この金属
平板12を射出成形装置(図示せず)に供給し、図7に
示すように金属平板12に、破線の斜め線で示す複数の
絶縁基板1と連結部13をアウトサート成形する。この
連結部13は、その表面を絶縁基板1の平坦面1gと同
一平面に形成し、絶縁基板1のそれぞれの側面1a、1
b、1c、1dに隣接して薄肉部13aを所定の幅で形
成し、2つの絶縁基板1に挟まれた中央部には厚肉部1
3bを形成する。また、前記それぞれの側面1a、1
b、1c、1dと連結部13とが接する薄肉部13aの
表面には、それぞれV字状の溝14を形成している。
【0022】次に、前記絶縁基板1の平坦部1gにカー
ボン等から成る抵抗インクを略馬蹄形状にスクリーン印
刷し、この印刷された抵抗インクを乾燥・焼成させて抵
抗体5を形成する。このとき平坦部1gから露出した第
1端子の端部3cと第3端子3bの端部3dとに前記抵
抗体5が電気的に接続した状態になる。なお、前記スク
リーン印刷の際には、厚肉部13bが印刷定盤の役目を
なし、よって印刷用スキージの圧力を均一にできるの
で、抵抗体5の膜厚を均一にできる。次に図8に示すよ
うに、前記連結部13の薄肉部13aをプレス等で絶縁
基板1の側面1a、1b,1c、1dから切断すると、
図2、図6に示すように絶縁基板1のそれぞれの側面1
a、1b,1c、1dに、切断面から成る帯状の粗面部
1jが、絶縁基板1の底面と平行の横方向に形成され
る。次に、図9に示すように第1端子3a、第3端子3
b、第2端子4を所定の長さでプレス等で切断し、側面
1b、1dに沿って上方に折り曲げる。その後、前記繋
ぎ部3e、3f、4a、4bを側面1a、1cの表面近
くから切断して、絶縁基板1を金属平板12から切り離
す。
【0023】次に、図示しない組立治具に前記絶縁基板
1を載置し、ハトメ部材6に摺動子2の中心孔8aを挿
入して、ハトメ部材6の先端をカシメ付けると、摺動子
2が絶縁基板1に回転可能に軸止されて、本発明の可変
抵抗器の組み立てが終了する。前述のような可変抵抗器
の絶縁基板の底面側をプリント基板(図示せず)に載置
し前記端子3a、3b、4をプリント基板にリフロー半
田付け装置等で半田付けすることにより、本発明の可変
抵抗器をプリント基板に取り付けることができる。
【0024】本発明の可変抵抗器に形成している粗面部
1jが、プリント基板にリフロー半田付け装置等で半田
付けするときの、フラックス上がりを防止する効果があ
ることが判明した。また、絶縁基板1にガラス繊維を充
填すると、粗面部1jの表面粗さを大きくすることがで
き、更にフラックス上がりの防止に効果があることも判
明した。そこで、本発明の可変抵抗器の絶縁基板1のガ
ラス繊維の充填率と粗面部1jの表面粗さと、フラック
ス上がりの関係について、実験を行ったのでその結果に
ついて説明する。まず、この実験方法はプリント基板
に、通常市販されているクリーム半田をスクリーン印刷
等で均一に印刷し、更に、この実験を過酷にするため
に、前記塗布したクリーム半田の周辺から比重0.82
のフラックスを150μmの厚さで塗布し、該フラック
スの上に前記抵抗体5が形成された、厚さが1mmの絶
縁基板1を載置してプリント基板にマウントする。この
絶縁基板1がマウントされたプリント基板を遠赤外線炉
等から成るリフロー半田付け装置で、温度150℃で時
間1分のプリヒートを行い、ピーク温度240℃で時間
10秒間のリフロー半田を行って、絶縁基板1の表面の
抵抗体5、および平坦部1gへのフラックス上がりを顕
微鏡で確認した。
【0025】この実験に使用した絶縁基板1は、材質は
PPS(ポリフェニレンサルファイド)を使用し、側面
1a、1b、1c、1dに形成した粗面部1jは、前記
絶縁基板1の底面との間に隙間を設け、該底面より上部
に形成し、この粗面部1jの縦方向の幅寸法は0.15
mmで形成した。 上記表面粗さの測定は、接触圧0.5gf以下の表面粗
さ計を使用した。 上記結果の記号は◎=フラックスが平坦部1gまで上昇
しなかったもの。 ○=フラックスが平坦部1gまで上がったが抵抗体まで
流れなかったもの。 ×=フラックスが抵抗体5まで流れたもの。 また、★従来のセラミック基板は、参考として前述した
従来の可変抵抗器を本実験と同条件でリフロー半田付け
したもので、基板の厚さは本発明の絶縁基板1と同じ1
mmである。 上記実験結果から、粗面部1jの表面粗さが40から2
00μmの範囲のものが抵抗体5の表面まで流れない
で、可変抵抗器の性能に影響ないことが判明した。
【0026】本発明のその他の実施の形態として、絶縁
基板1のそれぞれの側面1a、1b、1c、1dに形成
する粗面部1jは、連結部13を切断した切断面に限定
されるものでなく、側面の全周、あるいは側面の一部に
表面粗さが40〜200μmの範囲の微小の凹凸を形成
したものでもよい。また、前記少なくとも一対の端子3
a、3bは金属平板12に限定されず、図10に示すよ
うに、前記抵抗体5の端部に接して絶縁基板1の側面1
dから底面の一部までに、導電性のメッキ、または印刷
で端子3a′、3b′を形成したものでもよい。
【0027】
【発明の効果】本発発明の可変抵抗器は、絶縁基板の側
面に表面粗さが40μm以上の粗面部を形成したので、
この粗面部でリフロー半田付けするときのフラックス上
がりを防止することができ、半田付け時に抵抗体表面に
フラックスが流れない高性能の可変抵抗器を提供するこ
とができる。
【0028】また、本発明の可変抵抗器の前記粗面部の
表面粗さは少なくとも40〜200μmの範囲で形成さ
れているので、該粗面部により更に確実にフラックス上
がりを防止することができる。
【0029】また、本発明の可変抵抗器は、絶縁基板を
合成樹脂材料で形成し、前記粗面部は前記絶縁基板の側
面に前記絶縁基板の底面と平行の横方向に形成された切
断面で構成されているので、前記粗面部は連結部を切断
することにより自動的に形成される。そのために、特別
の工程を追加しなくとも表面粗さが40〜200μmの
粗面部を形成することができ、低コストでフラックス上
がりを防止できる可変抵抗器を提供することができる。
【0030】また、本発明の可変抵抗器は、絶縁基板の
合成樹脂材料にガラス繊維を充填させたので、前記粗面
部の表面粗さを40〜200μmの範囲に確実に形成す
ることができ、フラックス上がりを、確実に防止するこ
とができる。
【0031】また、本発明の可変抵抗器の端子は前記絶
縁基板の底面と側面の一部にメッキまたは印刷で形成し
たので、前記記粗面部を前記端子のすぐ近くまで形成す
ることができ、半田付け時の側面を伝わって絶縁基板上
面に流れるフラックスを前記粗面部で確実に防止するこ
とができる。
【0032】また、本発明の可変抵抗器の端子は金属平
板から成り、前記端子に絶縁基板に埋設され該絶縁基板
の底面から側面に沿って上面側に折り曲げ形成されてい
るので、前記金属平板に絶縁基板をアウトサート成形す
ることにより、容易に粗面部を前記端子周辺に形成する
ことができ、端子を伝わって絶縁基板上面に流れるフラ
ックスを前記粗面部で確実に防ぐことができる。
【0033】また、本発明の可変抵抗器の粗面部は、前
記絶縁基板の底面との間に隙間を設け該底面より上部に
形成したので、クリーム半田が接する絶縁基板の底面と
粗面部との間の隙間でフラックス上がりを防ぐことがで
きる。
【0034】また、本発明の可変抵抗器の粗面部の縦方
向の幅寸法は、少なくとも0.15mm以上としたの
で、この粗面部でフラックス上がりを確実に防ぐことが
できる。
【0035】また、本発明の可変抵抗器は、絶縁基板の
底面側をプリント基板に載置し前記端子をプリント基板
に半田付けして取り付けたので、前記絶縁基板の粗面部
で半田付け時のフラックス上がりを防止することができ
る、高性能の可変抵抗器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変抵抗器の平面図。
【図2】本発明の可変抵抗器の側面図。
【図3】本発明の可変抵抗器に備えられる端子の斜視
図。
【図4】本発明の可変抵抗器に備えられる絶縁基板の平
面図。
【図5】本発明の可変抵抗器の図1のA−A断面図。
【図6】本発明の可変抵抗器の分解斜視図である。
【図7】本発明の可変抵抗器の絶縁基板の製造方法を説
明する平面図。
【図8】本発明の可変抵抗器の絶縁基板の製造方法を説
明する平面図。
【図9】本発明の可変抵抗器の絶縁基板の製造方法を説
明する平面図。
【図10】本発明のその他の実施の形態を説明する斜視
図。
【符号の説明】
1 絶縁基板 1a〜1d側面 1e 凹部 1f 突部 1g 平坦部 1j 粗面部 2 摺動子 3a 第1端子 3b 第2端子 3c〜3d端部 3e〜3f繋ぎ部 4 第2端子 5 抵抗対 6 ハトメ部材 7 第1プレート 8 筒状部 8a 中心孔 8b ドライバ溝 8c 張出し部 8d 周面 9 第2プレート 10 ストッパ片 10aストッパ面 11 調整治具 12 金属平板 13 連結部 14 V字状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 10/32 H01C 17/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の上面に形成された抵抗体と、
    該抵抗体に摺接する摺動子と、前記抵抗体に接続される
    端子とを備え、前記絶縁基板の側面に表面粗さが40μ
    m以上の粗面部を形成したことを特徴とする可変抵抗
    器。
  2. 【請求項2】 前記粗面部の表面粗さは少なくとも40
    μm〜200μmの範囲に形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の可変抵抗器。
  3. 【請求項3】 前記絶縁基板を合成樹脂材料で形成し、
    前記粗面部は前記絶縁基板の側面に前記絶縁基板の底面
    と平行の横方向に形成された切断面で構成されたことを
    特徴とする請求項1、あるいは2記載の可変抵抗器。
  4. 【請求項4】 前記絶縁基板の合成樹脂材料にガラス繊
    維を充填させたことを特徴とする請求項3記載の可変抵
    抗器。
  5. 【請求項5】 前記端子は前記絶縁基板の底面と側面の
    一部にメッキまたは印刷で形成したことを特徴とする請
    求項1、あるいは2、あるいは3、あるいは4記載の可
    変抵抗器。
  6. 【請求項6】 前記端子は金属材料から成り、前記端子
    は前記絶縁基板に埋設され該絶縁基板の底面から側面に
    沿って上面側に折り曲げ形成されたことを特徴とする請
    求項1、あるいは2、あるいは3、あるいは4記載の可
    変抵抗器。
  7. 【請求項7】 前記粗面部は、前記絶縁基板の底面との
    間に隙間を設け該底面より上部に形成したことを特徴と
    する請求項1、あるいは2、あるいは3、あるいは4、
    あるいは5、あるいは6記載の可変抵抗器。
  8. 【請求項8】 前記粗面部の縦方向の幅寸法は、少なく
    とも0.15mm以上としたことを特徴とする請求項
    1、あるいは2、あるいは3、あるいは4、あるいは
    5、あるいは6、あるいは7記載の可変抵抗器。
  9. 【請求項9】 前記絶縁基板の底面側をプリント基板に
    載置し、前記端子をプリント基板に半田付けして取り付
    けたことを特徴とする請求項3、あるいは4、あるいは
    5、あるいは6、あるいは7、あるいは8記載の可変抵
    抗器。
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