JPS6242349A - 光磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

光磁気記録媒体の製造方法

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JPS6242349A
JPS6242349A JP18132785A JP18132785A JPS6242349A JP S6242349 A JPS6242349 A JP S6242349A JP 18132785 A JP18132785 A JP 18132785A JP 18132785 A JP18132785 A JP 18132785A JP S6242349 A JPS6242349 A JP S6242349A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 発明の背景 技術分野 本発明は、レーザー光等の熱および光を用いて情報の記
録、再生を行う光磁気記録媒体に関する。
先行技術とその問題点 光磁気メモリの記録媒体としては、 MnB1.MnAJ!Ge、MnSb、MnCuB1.
GdFe、TbFe、 GdCo1PtCo、TbCo。
TbFeCo、GdFeCo。
TbFeO3、Gd1G、GdTbFe。
GdTbFeCoB1.CoFe204等の材料が知ら
れている。 これらは、真空蒸着法やスパッタリング法
等の方法で、プラスチックやガラス等の透明基板上に薄
膜として形成される。 これらの光磁気記録媒体に共通
している特性としては、磁化容易軸が膜面に垂直方向に
あり、さらに、抵カー効果やファラデー効果が大きいと
いう点をあげることができる。
この性質を利用して、光磁気記録媒体の方法としては、
例えば次の方法がある。
ます、最初に膜全体を“0”すなわち一様に磁化してお
く(これを消去という)。 つ ぎに、“1”を記録し
たい部分にレーザービームを照射する。  レーザービ
ームが照射されたところは温度が上昇し、キューリ一点
に近づいた時、そしてさらにキューリ一点をこえた時に
は、保磁力HcはOに近づく。 そして、レーザービー
ムを消し、室温にもどせば、反磁場のエネルギーにより
磁化は反転し、さらには、レーザービームの照射の際、
外部磁場を初期と反対の方向に与えて室温にもどすと、
磁化反転し、“1”なる信号が記録される。
また、記録は初期状態が“0”であるから、レーザービ
ームを照射しない部分は“0”のまま残る。
記録された光磁気メモリの読み取りは、同じようにレー
ザービームを用いて、このレーザービーム照射光の磁化
の方向による反射光の偏光面の回転、すなわち磁気光学
効果を利用して行われる。
このような媒体に要求されることは、 第1に、キューリ一点が100〜200℃程度で、補償
点が室温付近であること。
第2に、ノイズとなる結晶粒界などの欠陥が比較的小さ
いこと。
第3に高温成膜や長時間成膜等の方法をとらずに、比較
的大面積にわたって磁気的、機械的に均一な膜が得られ
ることがあげられる。
このような要求に答え、上記材料のなかで、近年、希土
類−遷移金属の非晶質垂直磁性薄膜が大きな注目を集め
ている。
しかし、このような希土類−遷移金属品質薄膜からなる
光磁気記録媒体において、磁性薄膜層は大気に接したま
ま保存されると、大気中の酸素や水により希土類が選択
的に腐食あるいは酸化されてしまい、情報の記録、再生
が不可能となる。
そこで、一般には、前記磁性薄膜層と基板との間に保護
層を設けた構成を有するものが多く研究されている。
これらの保護層としては、例えばSin。
S i 02等の無機系の真空蒸着膜あるいは常温硬化
性樹脂の塗膜保護層がある。
しかしながら、これらの保護層では、十分な防湿性は得
られず、保存劣化等の問題がある。
そこでこのような問題に対処するために、本発明者らは
、基板上にプラズマ重合膜を形成される旨の提案を行っ
ている(昭和60年8月17日付特許出願)。
また、媒体の必要特性として上述したような特性ならび
に耐久性の向上、特に基板と磁性薄膜との接着力の向上
がさらに要望されている。
■ 発明の目的 本発明の目的は、耐久性にすぐれ、しかも高湿度雰囲気
中における保存性にもすぐれた光磁気記録媒体を提供す
ることにある。
■ 発明の開示 このような目的は、下記の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は、無機ガスを処理ガスとし、プラズ
マ処理した基板上にプラズマ重合膜を有し、このプラズ
マ重合膜上に希土類−遷移金属の非品質垂直磁性薄膜層
を有することを特徴とする光磁気記録媒体である。
■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明するう 本発明の光磁気記録媒体に用いられる基板は、通常、樹
脂製とし、アクリル樹脂、ポリカーボネート、エポキシ
樹脂、ポリメチルペンテン等のオレフィン系樹脂等から
形成するが、その他、ガラス等であフてもよい。
なお、記録は基板をとおして行うことが好ましいので、
書き込み光ないし読み出し光に対する透過率は86%以
上が必要である。
また、基板は、通常、ディスク状とし、1.2〜1.5
mm程度の厚さとする。
このようなディスク状基板の磁性薄膜層形成面には、ト
ラッキング用の溝が形成されてもよい。
溝の深さは、λ/ 8 n程度、特にλ/ 7 n〜λ
/ 12 n (ここに、nは基板の屈折率である)と
される。 また、溝の巾は、トラック巾程度とされる。
そして、この溝の凹部に位置する磁性薄膜層を記録トラ
ック部として、書き込み光および読み出し光を基板裏面
側から照射することが好ましい。
このように構成することにより、書き込み感度と読み出
しのS/N比が向上し、しかもトラッキングの制御信号
は大きくなる。
また、その他の基板の形状として、テープ、ドラム等と
してもよい。
本発明のプラズマ重合膜は、Cを含む薄膜であることが
好ましく、この場合、C単独で形成してもよいし、Cと
その他の元素を含有させて形成してもよい。 Cとその
他の元素を含有させてプラズマ重合膜を形成する場合、
その他の元素として、H,N、Oの1種以上を含有させ
ることが好ましい。
原料ガスとしては、通常操作性の良いことから、常温で
気体のメタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、
エチレン、プロピレン、ブテン、ブタジェン、アセチレ
ン、メチルアセチレン、その他の飽和ないし不飽和の炭
化水素の1種以上を用いるが、必要に応じて常温で液体
の炭化水素を原料としてプラズマ重合によって形成され
てもよい。
このような炭化水素の1種以上に、N2.02.03.
N20.N2 、No、N20、NO2などのNOx、
NH3、Co、co2等の1種以上を加えたものを原料
ガスとして用いても好適である。
さらに必要に応じて、原料にSi、B、P、S等のソー
スを微量成分として添加することもできる。
なお、プラズマ重合膜をC単独で形成する場合には、炭
化水素ガスに対して大量の水素を加えた混合ガスに対し
てプラズマ重合を行うことによって炭素膜が生成可能で
ある。
この炭素膜は混合ガス比、プラズマパワー、基板温度等
の条件により、炭素の構造が変化する。
このような原料を用いて形成されるプラズマ重合膜の膜
厚は、一般に10〜1000人程度である。
この膜厚を1000Å以上にしても本発明の効果に差異
はなく、この値以上にする必要がない。
また、10人未満であると、本発明の実効がなくなる。
なお、膜厚の測定は、エリプソメーター等を用いればよ
い。
このような膜厚の制御は、プラズマ重合膜形成時の反応
時間、原料ガス流量等を制御すればよい。
プラズマ重合膜は、前述の原料ガスの放電プラズマを基
板に接触させることにより重合膜を形成するものである
プラズマ重合の原理について概説すると、気体を低圧に
保ち電場を作用させると、気体中に少量存在する自由電
子は、常圧に比べ分子間距離が非常に大きいため、電界
加速を受け、5〜10eVの運動エネルギー(電子温度
)を獲得する。
この加速電子が原子や分子に衝突すると、原子軌j4や
分子軌道を分断し、これらを、電子、イオン、中性ラジ
カルなど、通常の状態では不安定の化子種に解離させる
解離した電子は再び電界加速を受けて、別の原子や分子
を解離させるが、この連鎖作用で気体はたちまち高度の
電離状悪となる。 そしてこれは、プラズマガスと呼ば
れている。
気体分子は電子との衝突の機会が少ないのでエネルギー
をあまり吸収せず、常温に近い温度に保たれている。
このように、電子の運動エネルギー(電子温度)と 分
子の熱運動(ガス温度)が分離した系は低温プラズマと
呼ばれ、ここでは化学種が比較的原型を保ったまま重合
等の加酸的化学反応を進めうる状況を創出しており、本
発明はこの状況を利用して基板上にプラズマ重合膜を形
成しようとするものである。 なお低温プラズマを利用
するため、基板への熱影響は全くない。
基板表面にプラズマ重合膜を形成する装置例が第1図に
示しである。 第1図は、周波数可変型の電源を用いた
プラズマ処理装置である。
第1図において、反応容器Rには、原料ガス源511ま
たは512から原料ガスがそれぞれマスフローコントロ
ーラ521および522を経て供給される。 ガス源5
11または512から別々のガスを供給する場合は、混
合器53において混合して供給する。
原料ガスは、各々1〜250mJ1/分の流量範囲をと
りうる。
反応容器R内には、被処理基板111が一方の回転式電
極552に支持される。
そして被処理基板111を挟むように回転式電ll1i
552に対向する電極551が設けられている。
一方の電極551は、例えば周波数可変型の電源54に
接続され、他方の回転式電極552は8にて接地されて
いる。 ざらに、反応容器R内には、容器内を排気する
ための真空系統が配備され、そしてこれは油回転ポンプ
56、液体窒素トラップ57、油拡散ポンプ58および
真空コントローラ59を含む。 こ九ら真空系統は、反
応容器内を0,01〜10 Torrの真空度の範囲に
維持する。
操佐においては、反応容器R内がまず1O−5Torr
以下になるまで容器内を排気し、その後処理ガスが所定
の流量において容器内に混合状態で供給される。
このとき、反応容器内の真空は0.01〜10 Tor
rの範囲に管理される。
原料ガスの流量が安定すると、電源がオンにされる。 
こうして、基板上の基板にプラズマ重合膜が形成される
なお、キャリアガスとして、Ar、N2゜He、H2な
どを使用してもよい。
また、印加電流、処理時間等は通常の条件とすればよい
プラズマ発生源としては、高周波数放電の他に、マイク
ロ波放電、直流放電、交流放電等いずれでも利用できる
このように形成されるプラズマ重合膜は、前述したよう
に、CまたはCとH,N、Oの1種以トを含有しており
、Cの含有量はプラズマ重合膜中に30〜100at%
、より好ましくは30〜90at%である。
Cの含有量が30aL%未満であると、プラズマ重合膜
の膜強度が低下し、実用に耐えない。
また、Cに加えて1種以上含有されるHlN、Oの含有
量は、水素と炭素の原子比(N/C比)が1以下、特に
、1/6〜1、窒素と炭素の原子比(N/C比)が3/
10以下、特に、1/zθ〜3/10、酸素と炭素の原
子比(0/C比)が3/10以下、特に、1/20〜3
/10の範囲が好適である。 このようにCに加えてH
,N、Oの1種以上を含有させることによって耐スクラ
ッチ性が向上する。
なお、プラズマ重合膜中のC,H,N、Oおよびその他
の元素の含有量の分析は、5INS(2次イオン質量分
析)等に従えばよい。
SIMSを用いる場合、プラズマ重合膜表面にて、C,
H,N、Oおよびその他の元素をカウントして算出され
ばよい。
あるいは、Ar等でイオンエツチングを行いながら、C
,H,N、Oおよびその他の元素のプロファイルを測定
して算出してもよい。
SIMSの測定については、表面科学基礎講座 第3巻
(1984)表面分析の基礎と応用(p70)  S1
MSおよびLAMMA”の記載に従えばよい。
このようなプラズマ重合膜は、プラズマ処理された基板
上に形成される。
基板表面をプラズマ処理することによって、基板との接
着力が向上し、ひいてはこの基板とプラズマ重合I摸と
の接着力が向上する。
基板表面のプラズマ処理法の原理、方法および形成条件
等は1涌述したプラズマ重合法のそわと基本的にはほぼ
同一である。
ただし、プラズマ処理は原則として、無機ガスを処理ガ
スとして用い、他方、前述したプラズマ重合法によるプ
ラズマ重合膜の形成には原則とl、で、有機ガス(場合
によっては無機ガスを混入させてもよい)を原料ガスと
して用いる。
本発明のプラズマ処理ガスとしては、特に制限はない。
すなわちN2 、Ar、He、02 、N2 、空気、
NH3、o3.N20、N01N20、NO2などのN
Oxの中から適宜選定し、これらの単独ないし混合した
もの、いずれであってもよい。
さらに、プラズマ処理電源の周波数については、特に制
限はなく、直流、交流、マイクロ波等いずれであっても
よい。
このようにプラズマ処理された基板上には、前述したよ
うなプラズマ重合膜が形成され、さらに、このプラズマ
重合膜の上には、直接あるいは中間層を介して磁性薄膜
層が形成される。
この磁性薄膜層は、変調された熱ビームあるいは変調さ
れた磁界により、情報が磁気的に記録されるものであり
、記録情報を磁気−光変換して再生するものである。
このような磁性薄膜層として、希土類金属と遷移金属の
合金をスパッタ、蒸着法等により、非晶質膜として通常
の厚さに形成する。
希土類金属および遷移金属としては種々にものがあるが
、特に餌者としてはGd、Tb、また後者としてはFe
、Coが好適である。
そして、その好適例としては、GdFe。
TbFe、TbFeCo、GdFeCo。
GdTbFe等がある。
これらの場合、希土類金属は15〜35at%、遷移金
属は65〜85at%程度とする。
また磁性薄膜層の厚さは0,05〜0.1μm程度とす
る。
なお、中間層を介して、磁性薄膜層を設層することもで
きる。 この場合、中間層の材質としては、5i02 
、Sin、AIN、Si3N4.ZnS等を真空蒸着、
スパッタリング等によフて形成したものが挙げられる。
このような中間層は、0.05〜0.2μmの厚さとす
る。
また、磁性薄膜層の上には、防湿性をさらに向上させる
ためにトップコート層を設けることが好ましい。
用いるトップコート層としては、公知の種々の無機系あ
るいは有機系の物質を用いればよい。
より好ましくは、放射線硬化型化合物を電子線、紫外線
等の放射線で硬化させたものを用いるのかよい。
用いる放射線硬化型化合物としては、イオン化エネルギ
ーに感応し、ラジカル重合性を示す不飽和二重結合を有
すアクリル酸、メタクリル酸、あるいはそれらのエステ
ル化合物のようなアクリル系二重結合、ジアリルフタレ
ートのようなアリル系二重結合、マレイン酸、マレイン
酸誘導体等の不飽和二重結合等の放射線照射による架橋
あるいは重合乾燥する基を分、子中に含有または導入し
たモノマー、オリゴマーおよびポリマー等を挙げること
ができる。
放射線硬化型モノマーとしては、分子量2000未満の
化合物が、オリゴマーとしては分子ff12000〜i
 ooooのものが用いられる。
こわらはスチレン、エチルアクリレート、エチレングリ
コールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリ
レート、ジエチレングリコール・ジアクリレート、ジエ
チレングリコールメタクリレート、1.6−ヘキサンゲ
リコールシアクリレート、1.6−ヘキサンゲリコール
ジメタクリレート等も挙げられるが、特に好ましいもの
としては、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(
メタクリレート)、ペンタエリスリトールアクリレート
(メタクリレート)、トリメチロールプロパントリアク
リレート(メタクリレート)、トリメチロールプロパン
ジアクリレート(メタクリレート)、多官能オリゴエス
テルアクリレート(アロニックスM−7100、M−5
400、M−5500、M−5700、M−6250、
M−6500、M−8030、M−8060、M−81
00等、東亜合成)、ウレタンエラストマーにツボラン
4040)のアクリル変性体、あるいはこれらのものに
C0OH等の官能基が導入されたもの、フェノールエチ
レンオキシド付加物のアクリレート(メタクリレート)
、下記一般式で示されるペンタエリスリトール縮合環に
アクリル基(メタクリル基)またはε−カプロラクトン
−アクリル基のついた化合物、 1)   (CH2=CHC00H2)3−CCH20
H(特殊アクリレートA) 2)   (CH2=CHC00H2)3−CCH2c
)(3(特殊アクリレートB) 3)   (CH2=CHOC(OC3Ha)n  0
CH2)3  CCH2CH3(特殊アクリレートC) (特殊アクリレートD) (特殊アクリレートE) (特殊アクリレートF) 式中、m=1、a=2、b=4の化合物(以下、特殊ペ
ンタエリスリトール縮合物Aという)、 m=f、a=3、b=3の化合物(以下、特殊ペンタエ
リスリトール縮合物Bという)、m=1、a=6、b=
oの化合物(以下、特殊ペンタエリスリトール縮合物C
という)、m=2、a=6、b=oの化合物(以下、特
殊ベンカエリスリトール縮合物りという)、および下記
式一般式で示される特殊アクリレート類等か挙げられる
(n中16)      (特殊アクリレートG)8)
   CH2=CHC0O−(CH2CH20)4−C
OCH=CH2(特殊アクリレートH) 10)(特殊アクリレートI) (特殊アクリレートJ) A−(X−Y+−X−A Aニアクリル酸、   X:多価アルコ−ルア:多塩基
酸     (特殊アクリレ−)K)12)    A
(−M−N−)−n M−AAニアクリル酸  M:2
価アルコール  N:2塩基酸(特殊アクリレートし) また、放射線硬化型オリゴマーとし3ては、下記一般式
で示される多官能オリゴエステルアクリ1ノートやウレ
タンエラストマーのアクリル変性体、あるいはこれらの
ものにC0OH等の官能基か導入されたもの等が挙げら
れる。
(式中R,,R2:アルキル、n:整釦また、熱可塑性
樹脂を放射線感応変性することによって得られる放射線
硬化型化合物を用いてもよい。
このような放射線硬化性樹脂の具体例としては、ラジカ
ル重合性を有する不飽和二重結合を示すアクリル酸、メ
タクリル酸、あるいはそれらのエステル化合物のような
アクリル系二重結合、ジアリルフタレートのようなアリ
ル系二重結合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽
和結合等の、放射線照射による架橋あるいは重合する基
を熱可塑性樹脂の分子中に含有、または導入した樹脂で
ある。
放射線硬化性樹脂に変性できる熱可塑性樹脂の例として
は、塩化ビニル系共重合体、飽和ポリエールテ樹脂、ポ
リビニルアルコール系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノキ
シ系樹脂、繊維素誘導体等を挙げることができる。
その他、放射線感応変性に用いることのできる樹脂とし
ては、多官能ポリエステル樹脂、ポリエーテルエステル
樹脂、ポリビニルビロリドン樹脂および誘導体(pvp
オレフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、フェノール樹脂、スピロアセタール樹脂、水酸基を
含有するアクリルエステルおよびメタクリルエステルを
重合成分として少くとも一種含むアクリル系樹脂等も有
効である。
このような保護層の厚さは0.1〜30μmであり、よ
り好ましくは1〜10μmである。
この膜厚が0.1μm未満になると、一様な膜を形成で
きず、湿度が高い雰囲気中での防湿効果が十分でなく、
磁性薄膜層31の耐久性が向上しない。 また、30μ
mをこえると、樹脂膜の硬化の際に伴う収縮により記録
媒体の反りや保護膜中のクラックが生じ、実用に耐えな
い。
このような塗膜は、通常、スピンナーコート、グラビア
塗布、スプレーコート等、種々の公知の方法で設層すわ
ばよい。 この時の塗膜の設層条件は、塗膜組成のポリ
マーの粘度、基板表面の状態、目的とする塗膜厚さ等を
考慮して適宜決定すればよい。
また、このような塗膜を電子線または紫外線によフて硬
化させるには、公知の種々の方法に従えばよい。
なお、硬化に際して、紫外線を用いる場合、上述したよ
うな、放射線硬化型化合物の中には、光重合増感剤が加
えられる。
この光重合増感剤としては、従来のものでよく、例えば
、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、α−メチルベンゾイン、α−クロルデオキシベンゾ
インのベンゾイン系、ヘンシフエノン、アセトフェノン
、ビスジアルキルアミノベンゾフェノン等のケトン類、
アセドラキノン、フエナントラキノン等のキノン類、ベ
ンジルジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフ
ィド等のスルフィド類、等を挙げることができる。 光
重合増感剤は樹脂固形分に対し、0.1〜10%重量%
の範囲が望ましい。
紫外線照射は、例えば、キセノン放電管、水素放電管な
どの紫外線電球等を用いわばよい。
一方、電子線を用いる場合には、放射線特性としては、
加速電圧100〜750KV、好ましくは150〜30
0KVの放射線加速器を用い、吸収線量を0.5〜20
メガラツドになるように照射するのが好都合である。
特に照射線源としては、吸収、viI量の制御、製造工
程ラインへの導入、電離放射線の遮 等の見地から、放
射線加熱器により電子線を使用する方法および前述した
紫外線を使用する方法が有利である。
この他、酸化ケイ素、窒化ケイ素等の保護層であっても
よい。
本発明は、上述したように形成して構成してもよい。 
また磁性薄膜層を有する1対の基板を用い、磁性薄膜層
を内側にして対向させ、接着剤等を用いて貼り合わせて
、基板の裏面側からの書き込みを行う、いわゆる両面記
録のタイプとしてもよい。
また、片面記録の場合、上述したような媒体に保護板を
接着してもよい。
■ 発明の具体的作用効果 本発明によれば、プラズマ処理された基板上に、Cまた
はCとN、H2Oのうち少なくとも1種以上の元素を含
むプラズマ重合膜を任し、このプラズマ重合膜の上に、
直接あるいは中間層を介して希土類−遷移金属の非晶質
垂直磁性薄膜層を形成して光磁気記録媒体を構成する。
従って、得られた媒体は、耐久性に優れ、しかも高湿度
雰囲気中における保存性にもすぐれた効果を有するもの
である。
なお、本発明の光磁気記録媒体は、各種情報記録媒体と
して種々の用途に用いられ有用である。
Vl  発明の具体的実施例 以F、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。
〔実施例1〕 直径20cmのPMMA製の基板を真空チャンバ中に入
れ、一旦10−5 Torrの真空に引いた後、処理ガ
スとしてArを用い、流量=50mu/分にてガス圧0
.ITorrに保ちながら13.56MHzの高周波電
圧をかけてプラズマを発生させ、基板表面をプラズマ処
理した。
そのt※、さらに下記の条件にてプラズマ重合膜を基板
上に形成した。
これらのプラズマ重合膜の元素分析はSIMSで測定し
、また膜厚はエリプソメーターによって測定した。
結果を表1に示す。
このように形成されたプラズマ重合股上にSi3N4の
中間層を高周波マグネトロンスパッタによって膜厚90
0人に設層した。
さらにこの上に下記に示される磁性薄膜層およびトップ
コート層を形成した。
(磁性層薄膜層の形成) TbFeCoの合金薄膜をスパッタリングにより厚さ0
.1μmに設層し、磁性薄膜層とした。
なお、ターゲットは、FeターゲットにTb、COチッ
プをのせたものを用いた。
(ト・・ブコート層の形成) この磁性層1漠上に、多官能オリゴエステルアクリレー
ト(アロニックスM−8030)100重喰部、光増感
剤(バイキュア55)5重量部からなる塗布組成物をス
ピンナーコートで設層し、その後、120 W / c
 mの紫外線を15sec照射し、架橋・硬化させた。
 この時の膜厚は10μmとした。
このようにして、下記表1に示される各種光磁気ディス
クを作製し、以下に示すような特性値を測定した。
(1)接着強度 作製した光磁気ディスクの磁性薄膜層側に接着テープを
一定の圧力で接着させ、この接着テープを180゛の角
度方向に一定の速度で引き離し、剥離に要した力を測定
した。
評価は、サンプルNo、6(比較例)の接着強度を基準
とし、他のサンプルの接着強度の向上率を(%)で示す
。(測定点数は各サンプルともn=5とし、5点の平均
値を求めた。)(2)C/N比(dB) 初期のC/N比と、60℃、90%RHの雰囲気中に各
サンプルの基板側のみを露出するように1・て300時
間保存後のC/N比の変化量を下記の条件で測定した。
回転スピード:4m/sec 搬送周波数:500KHz 分  解  能:  30 KHz 言Pトゞワ−3〜4mW 830 nm) 閾′t′ゞr7 :1mW 830 nm) (3)ピットエラーレート 初期と、60℃、90%RHにて上記と同様300時間
保存後のEFM信号のピットエラーレートを測定した。
結果を表1に示す。
表1の結果より、本発明の効果が明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図はプラズマ重合装置の概略図である。 符号の説明 53−・・混合器 54 ・・・直流、交流および周波数可変型電源56 
・・・油回転ポンプ 57 ・・・液体窒素トラップ 58 ・・・油拡散ポンプ 59−・・真空コントローラ 111 ・・・基板 jl 1.512 −・・処理ガス源 521.522  ・・・マスフローコントローラ55
1.552−・・電極 特許出願人  ティーディーケイ株式会社FIG、1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機ガスを処理ガスとし、プラズマ処理した基板
    上にプラズマ重合膜を有し、このプラズマ重合膜上に希
    土類−遷移金属の非晶質垂直磁性薄膜層を有することを
    特徴とする光磁気記録媒体。
  2. (2)プラズマ重合膜がC、またはCとH、NおよびO
    のうちの少なくとも1種とを含む特許請求の範囲第1項
    に記載の光磁気記録媒体。
  3. (3)プラズマ重合膜中のC含有量が30〜100at
    %である特許請求の範囲第2項に記載の光磁気記録媒体
  4. (4)プラズマ重合膜と非晶質垂直磁性薄膜層との間に
    中間層を有する特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれかに記載の光磁気記録媒体。
  5. (5)非晶質垂直磁性薄膜層が表面に保護層を有する特
    許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の光
    磁気記録媒体。
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