JPS6243850A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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Publication number
JPS6243850A
JPS6243850A JP60183285A JP18328585A JPS6243850A JP S6243850 A JPS6243850 A JP S6243850A JP 60183285 A JP60183285 A JP 60183285A JP 18328585 A JP18328585 A JP 18328585A JP S6243850 A JPS6243850 A JP S6243850A
Authority
JP
Japan
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film
layer
recording medium
radiation
magneto
Prior art date
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Pending
Application number
JP60183285A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kuwabara
恒男 桑原
Masatoshi Nakayama
正俊 中山
Hideki Hirata
秀樹 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Publication of JPS6243850A publication Critical patent/JPS6243850A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 発明の背景 技術分野 本発明は、レーザー光等の熱および光を用いて情報の記
録、再生を行う光磁気記録媒体に関する。
先行技術とその問題点 光磁気メモリの光記録媒体としては、 M n B i 、 M n A文Ge、MnSb、M
nCuB1.GdFe、TbFe、 GdCo、PtCo、TbCo、 TbFeCo、GdFeCo、 TbFeO3、GdIG、GdTbFe、GdTbFe
CoB1.CoFe204等の材料が知られている。 
これらは、真空蒸着法やスパッタリング法等の方法で、
プラスチックやガラス等の透明基板りに薄膜として形成
される。 これらの光磁気記録媒体に共通している特M
としては、磁化容易軸が膜面に垂直方向にあり、さらに
カー効果やファラデー効果が大きいという点をあげるこ
とができる。
この性質を利用して、光磁気記録媒体の方法としては、
例えば次の方法がある。
まず、最初に膜全体をO“すなわち一様に磁化しておく
(これを消去という)。 つ ぎに、” t”°を記録
したい部分にレーザービームを照射する。 レーザービ
ームが照射されたところは温度が上y1シ、キューリ一
点に近づいた時、そしてさらにキューリ一点をこえた時
には、保磁力HeはOに近づく。 そして、レーザービ
ームを消し、室温にもどせば、反磁場のエネルギーによ
り磁化は反転し、さらには、レーザービームの照射の際
、外部磁場を初期と反対の方向に与えて室温にもどすと
、磁化反転し、1゛なる信号が記録される。
また、記録は初期状態が“0″であるから、レーザービ
ームを照射しない部分は0°°のまま残る。
記録された光磁気メモリの読み取りは、同じようにレー
ザービームを用いて、このレーザービーム照射光の磁化
の方向による反射光の偏光面の回転、すなわち磁気光学
効果を利用して行われる。
このような媒体に要求されることは、 第1に、キューリ一点が100〜200℃程度で、補償
点が室温付近であること。
第2に、ノイズとなる結晶粒界などの欠陥が比較的小さ
いこと。
第3に高温成膜や長時間成膜等の方法をとらずに、比較
的大面積にわたって磁気的、機械的に均一な膜が得られ
ることがあげられる。
このような要求に答え、」−配材ネ;1のなかで、近年
、耗十類−遷移金属の非晶質垂直磁性薄膜が大きな注目
を集めている。
しかし、このような希土類−遷移金属品質合成からなる
光磁気記録媒体において、磁++薄膜層は火気に接した
まま保存されると、大気中の酸素や水によりffj T
+−類が選択的に腐食あるいは酸化されてしまい、情報
の記録、再生が不可能となる。
そこで、一般には、前記磁性層薄膜の表面に保護層を設
けた構成を有するものが多く研究されている。
これらの保護層としては、例えばSin。
5i02等の無機系の真空蒸着膜あるいは常温硬化性樹
脂の塗膜保護層がある。
しかしながら、これらの保護層では、基板側からの十分
な防湿性は得られず、保存による劣化等の問題がある。
このような問題に対処するために、研究グループは磁性
薄膜層の−Lに、放射線硬化型化合物の塗膜を電子線や
紫外線によって硬化させた保護層を設け、耐食性の向上
を図る旨の提案をしている(特願昭第59−25374
6号、同59−253747号、同59−262615
号、同56−262616号等)。
このような提案によれば防湿性等は著しく向上するが、
さらに防湿性に優れ、高温高湿で長時間使用しても経時
劣化が少なく、耐久性がより一層改善された光磁気記録
媒体が要望されている。
II  発明の目的 本発明の目的は、高湿度雰囲気中においても磁性薄膜層
の劣化が防1トされ、防湿性および耐久性のすぐれた光
磁気記録媒体を提供することにある。
■ 発明の開示 このような目的は、下記の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は、基板上に希土類−遷移金属の非晶
質垂直磁性薄膜層を有し、この」−にプラズマ重合膜を
有し、さらにこの上に放射線硬化型化合物の塗膜を放射
線によって硬化させた保護層を有することを特徴とする
光磁気記録媒体である。
■ 発明の具体的構成 以ド、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明の好適実施例としての光磁気記録媒体が第1図に
示されている。
本発明の光磁気記録媒体lは、基板1ll−にRil二
類−遷移金属の一11品質垂直磁性薄膜層31(以ド、
?11に磁性薄膜層31という)を有し、この磁性薄膜
層311−にプラズマ重合nジ41を形成し、さらにこ
の]二に保護層51を有してなるものである。
本発明の光磁気記録媒体に用いられる基板11は、通常
、樹脂製とし、アクリル樹脂、ポリカーボネート、エポ
キシ樹脂、ポリメチルペンテン等のオレフィン系樹脂等
から形成するが、その他、ガラス等であってもよい。
なお、記録は基板11をとおして行うことが好ましいの
で、書き込み光ないし読み出し尤に対する透過率は86
%以にが必要である。
また、基板11は、通常、ディスク状とし、1.2〜1
.5mm程度の厚さとする。
このようなディスク状基板11の磁性薄膜層形成面には
、トラッキング用の溝が形成されてもよい。
溝の深さは、入/ 8 n程度、特に入/ 7 n〜入
/ 12 n (ここに、nは基板の屈折率である)と
される。 また、溝の巾は、トラック+l+程度とされ
る。
そして、この溝の四部に位置する磁性薄膜層31を記録
トラック部として、書き込み光および読み出し光を基板
裏面側から照射することが好ましい。
このように構成することにより、書き込み感度と読み出
しのS/N比が向」−シ、しかも]・ラッキングの制御
信号は大きくなる。
また、その他の基板l】の形状として、テープ、ドラム
等としてもよい。             1この磁
性薄膜層31は、変調された熱ビームあるいは変調され
た磁界により、情報が磁気的に記録されるものであり、
記録情報を磁気−光変換して再生するものである。
このような磁性薄膜層31として、希土類金属と遷移金
属の合金をスパッタ、蒸着法等により、非晶質膜として
通常の厚さに形成する。
昂ト類金属および遷移金属としては種々のものがあるが
、特に前者としてはGd、Tb、また後者としてはFe
、Coが好適である。
そして、その好適例としては、GdFe。
TbFe、TbFeCo、GdFeCo。
GdTbFe等がある。
これらの場合、昂−t:類金属は15〜35at%、遷
移金属は65〜85at%程度とする。
また磁性薄膜層31の厚さは0.05〜0゜1μm程度
とする。
なお、中間層21を介して、磁性薄膜層31を設層する
こともできる。 この場合、中間層21の材質としては
、5i02.SiO。
AIN 、S i3 N4  、ZnS等を真空蒸着、
スパッタリング等によって形成したものが挙げられる。
このような中間層21は、0.05〜0.2μmの厚さ
とする。
木°発明の磁性薄膜層31上に形成されるプラズマ重合
膜41は、Cを含む薄膜であることが好ましく、この場
合、C単独で形成してもよいし、Cとその他の元素を含
有させて形成してもよい。 Cとその他の元素を含有さ
せてプラズマ重合膜41を形成する場合、その他の元素
として、H,N、Oの1挿具−■−を含有させることが
好ましい。
原料ガスとしては1通常操作性の良いことから、常温で
気体のメタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、
エチレン、フロピレン、ブテン、ブタジェン、アセチレ
ン、メチルアセチレン、その他の飽和ないし不飽和の炭
化水素の1種以上を用いるが、必要に応じて常温で液体
の炭化水素を原料としてプラズマ重合によって形成され
てもよい。
このような炭化水素の1種以上に、N2.02.03 
、N20.N2 、NO,N20、NO2など(7)N
Ox 、NH3、Co、CO2等の1挿具I―を加えた
ものを原料ガスとして用いても好適である。
さらに必要に応して、原料にSi、B、P、S等のソー
スを微り一成分として添加することもできる。
なお、プラズマ重合IEJ41をC単独で形成する場合
にJよ、炭化水素ガスに対して大量の水素を加えた混合
ガスに対してプラズマ重合を行うことによって炭素膜が
生成可能である。
この炭素膜は混合ガス比、プラズマパワー、ノ、(板温
度等の条件により、炭素の構造が変化する。
このような原料を用いて形成されるプラズマ重合膜41
の膜厚は、一般に10〜1000λ程度である。
この膜厚を1000Å以上にしても本発明の効果に差異
はなく、この値以−Lにする必要がない。
また、10人未満であると、本発明の実効がなくなる。
なお、膜厚の測定は、エリプソメーター等を用いればよ
い。
このような膜厚の制御は、プラズマ重合膜形成時の反応
時間、原料ガス流部等を制御すればよい。
プラズマ重合膜41は、前述の原ネ′1ガスの放電プラ
ズマを磁性薄膜層31に接触させることにより重合膜を
形成するものである。
プラズマ重合の原理について概説すると、気体を低圧に
保ち電場を作用させると、気体中に少量存在する自由電
子は、常圧に比べ分子間距離が非常に大きいため、電界
加速を受け、5〜10eVの運動エネルギー(電子温度
)を獲得する。
この加速電子が原子や分子に衝突すると、原子軌道や分
子軌道を分断し、これらを電子、イオン、中性ラジカル
など、通常の状IEでは不安定の化学種に解離させる。
解皺した電子は再び電界加速を受けて、別の原子や分子
を解離させるが、この連鎖作用で気体はたちまち高度の
電離状態となる。 そしてこれは、プラズマガスと呼ば
れている。
気体分子は電子との衝突の機会が少ないのでエネルギー
をあまり吸収せず、常温に近い温度に保たれている。
このように、電子の運動エネルギー(電子源1[)と、
分子の熱連動(ガス温度)が分離した系は低温プラズマ
と呼ばれ、ここでは化学種が比較的原型を保ったまま重
合等の加酸的化学反応を進めうる状況を創出しており、
本発明はこの状況を利用して磁性薄膜層31上にプラズ
マ重合膜を形成しようとするものである。 なお低温プ
ラズマを利用するため、基板への熱影響は全くない。
磁性薄膜層31の表面にプラズマ重合膜41を形成する
装置例が第2図に示しである。 第2図は、周波数可変
型の電源を用いたプラズマ重合装置である。
第2図において、反応容器Hには、原ネ1ガス源511
または512から原料ガスがそれぞれマスフローコント
ローラ521および522を経て供給される。 ガス源
511または512から別々のガスを供給する場合は、
混合器53において混合して供給する。
原料ガスは、各々1〜250mM/分の流醗範囲をとり
うる。
反応容器R内には、被処理体111が一方の回転式電極
552に支持される。
そして被処理体111を挟むように回転式電極552に
対向する電極551が設けられている。
一方の電極551は、例えば周波数可変型の電源54に
接続され、他方の回転式電極552は8にて接地されて
いる。
さらに、反応容器R内には、容器内を排気するための真
空系統が配備され、そしてこれは油回転ポンプ56、液
体窒素トラップ57、油拡散ポンプ58および真空コン
トローラ59を含む。 これら真空系統は、反応容器内
を0.01〜10Torrの真空度の範囲に維持する。
操作においては、反応容器R内がまずtO−STorr
以下になるまで容器内を排気し、その後処理ガスが所定
の流品において容器内に混合状態で供給される。
このとき、反応容器内の真空は0.01〜10Torr
の範囲に管理される。
原ネ′lガスのllf、 +1が安定すると、電源がオ
ンにされる。 こうして、磁性薄膜層311にプラズマ
重合膜41が形成される。
なお、キャリアガスとして、Ar、N2゜He、H2な
どを使用してもよい。
また、印加電流、処理時間等は通常の条件とすればよい
プラズマ発生源としては、高周波放電の他に、マイクロ
波放電、直流放電、交流放電等いずれでも利用できる。
このように形成されるプラズマ重合膜41は、前述した
ように、CまたはCとH,N、0の1種以上を含有して
おり、Cの含右埴はプラズマ重合膜41中に3O−10
0at%、よりllfましくは30〜90at%である
Cの含有量が30at%未満であると、プラズマ重合膜
41の膜強度が低下し、実用に酎えない。
また、Cに加えて1種以上含有されるH2N、0の含有
量は、水素と炭素の原子・比(H/C比)が1以下、特
に、1/6〜1、窒素と炭素の原子比(N/C比)が3
/10以下、特に、1/20〜3/10、酸素と炭素の
原子比(0/C比)が3/10以下、特に、l/20〜
3/10の範囲が好適である。 このようにCに加えて
H,N、Oの1種以上を含有させることによって耐スク
ラッチ性が向上する。
なお、プラズマ重合膜41中のC,H,N。
Oおよびその他の元素の含有量の分析は、SIMS (
2次イオン質量分析)等に従えばよい。
SIMSを用いる場合、プラズマ重合膜41表面にて、
C,H,N、Oおよびその他の元素をカウントして算出
さればよい。
あるいは、Ar等でイオンエツチングを行いながら、C
,H,N、Oおよびその他の元素のプロファイルを測定
して算出してもよい。
SIMSの測定については、表面科学基礎講座 第3巻
(1984)表面分析の基礎と応用(p 70 )  
” S I M SおよびL A M M A ”の記
載に従えばよい。
さらに、プラズマ重合11!J41の上には、防湿性を
さらに向上させるために保護層51が設けられる。
用いる保護層51としては、放射線硬化型化合物を電子
線、紫外線等の放射線で硬化させたものを用いる。
用いる放射線硬化型化合物としては、イオン化エネルギ
ーに感応し、ラジカル重合性を示す不飽和二重結合を有
すアクリル酸、メタクリル酸、あるいはそれらのエステ
ル化合物のような酸、あるいはそれらのエステル化合物
のようなアクリル系二重結合、ジアリルフタレートのよ
うなアリル系二重結合、マレイン酸、マレイン酎誘導体
等の不飽和二重結合等の放射線照射による架橋あるいは
重合乾燥する基を分子中に含有または導入したモノマー
、オリゴマーおよびポリマー等を挙げることができる。
放射線硬化型モノマーとしては、分子量2000未満の
化合物が、オリゴマーとしては分子量2000〜too
ooのものが用いられる。
これらはスチレン、エチルアクリレート、エチレングリ
コールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリ
レート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチ
レングリコールメタクリレート、1,6−ヘキサングリ
コールジアクリレート、1.6−ヘキサングリコールジ
アクリレート等も挙げられるが、特に好ましいものとし
ては、ペンタエリスリトールテトラアクリレート (メ
タクリレート)、ペンタエリスリトールアクリレート 
(メタクリレート)、トリメチロールプロパントリアク
リレート(メタクリレート)、トリメチロールプロパン
ジアクリレート(メタクリレート)、多官能オリゴエス
テルアクリレート (アロニックスM−7100、M−
5400,M−5500、M−5700、M−6250
,M−6500、M−8030、M−8060、M−8
100等、東亜合成)、ウレタンエラストマーにツボラ
ン4−040 )のアクリル変性体、あるいはこれらの
ものにC0OH等の官能基が導入されたもの、フェノー
ルエチレンオキシド付加物のアクリレート(メタクリレ
ート)、丁記一般式で示されるペンタエリスリトール縮
合環にアクリル基(メタクリル基)またはε−カプロラ
クトン−アクリル基のついた化合物、 1)   (CH2=CHC00H2)3−CCH20
H(特殊アクリレートA) 2)   (CH2=CHC00H2)3−CCH20
H3(特殊アクリレートB) 3)   (CH2=CHOC(OC3Ha)n−CC
H2)3−CCH2CH3(特殊アクリレートC) (特殊アクリレートD) (特殊アクリレートE) (特殊アクリレートF) 式中、m=1、a=2、b=4(7)化合物(以下、特
殊ペンタエリスリトール縮合物Aという)、 m=l、a=3、b= 3(7)化合物(以下、特殊ペ
ンタエリスリトール縮合物Bという)、m=1、a=6
、b=oの化合物(以下、特殊ペンタエリスリトール縮
合物Cという)、m=2、a=6、b=Oの化合物(以
ド、特殊ペンタエリスリトール縮合物りという)、およ
び下記式一般式で示される特殊アクリレート類等が挙げ
られる。
8)  CI(2=CHC0O−(CI(2CH20)
4−COCT(=CH2(!11.’i殊アクリレート
H) (特殊アクリレートエ) IQ) (特殊アクリレートJ) II)        A     AA−(X−Y+
−X−A Aニアクリル酸、   x:刻面アルコールY:多用基
酸     (特殊アクリレ−)K)12)     
A(−M−1−M−AAニアクリル酸、 M:2価アル
コール、N:2塩基酸   (特殊アクリレートL)ま
た、放射線硬化型オリゴマーとしては、下記一般式で示
される多官能オリゴエステルアクリレートやウレタンエ
ラストマーのアクリル変性体、あるいはこれらのものに
COOH等の官能基が導入されたもの等が挙げられる。
拭中R1,R2:アルキル、n:整数)また、熱可塑性
樹脂を放射線感応変性することによって得られる放射線
硬化型化合物を用いてもよい。
このような放射線硬化性樹脂の具体例としては、ラジカ
ル重合性を有する不飽和二重結合を示すアクリル酸、メ
タクリル酸、あるいはそれらのエステル化合物のような
アクリル系二重結合、ジアリルフタレートのようなアリ
ル系二重結合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽
和結合等の、放射線照射による架橋あるいは重合する基
を熱可塑性樹脂の分子中に含有、または導入した樹脂で
ある。
放射線硬化性樹脂に変性できる熱可塑性樹脂の例として
は、塩化ビニル系共重合体、飽和ポリエールテ樹脂、ポ
リビニルアルコール系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノキ
シ系樹脂、繊維素誘導体等を挙げることができる。
その他、放射線感応変性に用いることのできる樹脂とし
ては、多官能ポリエステル樹脂、ポリエーテルエステル
樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂および誘導体(PVP
オレフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、フェノール樹脂、スピロアセタール樹脂、水酸基を
含有するアクリルエステルおよびメタクリルエステルを
重合成分として少くとも一種含むアクリル系樹脂等も有
効である。
このような保護層51の厚さは0。1〜307tmであ
り、より好ましくは1〜loμmであ    jる。
この膜厚が0.1μm未満になると、一様な膜を形成で
きず、湿度が高い雰囲気中での防湿効果が十分でなく、
磁性薄膜層31の耐久性がrii+lL,tc+z゛.
  ゛゛°°“°“°7”″[l! tlI (7)@
 (b (7)*“# ’) *m K ! ’J ”
E * W # 0’) J!   トりや保護層中の
クラックが生じ、実用に耐えな    [。
□ い。                       
1このような塗膜は、通常、スピンナーコート、グラビ
ア塗布、スプレーコート等、種々の公知の方法で設層す
ればよい。 この時の塗膜の設層条件は、塗膜組成のポ
リマーの粘度、基板表面の状態、■的とする塗膜厚さ等
を考慮して適宜決定すればよい。
また、このような塗膜を電子線または紫外線によって硬
化させるには、公知の種々の方法に従えばよい。
なお、硬化に際して、紫外線を用いる場合、1−述した
ような、放射線硬化型化合物の中には、光重合増感剤が
加えられる。
この光重合増感剤としては、従来のものでよく、例えば
、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、α−メチルベンゾイン、α−クロルデオキシベンゾ
インのベンゾイン系、ベンゾフェノン、アセトフェノン
、ビスジアルキルアミノベンゾフェノン等のケトン類、
アセドラキノン、フエナントラキノン等のキノン類、ベ
ンジルジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフ
ィト等のスルフィド類、等を挙げることができる。 光
重合増感剤は樹脂固形分に対し、0.1〜10%重量%
の範囲が望ましい。
紫外線照射は、例えば、キセノン放電管、水素放電管な
どの紫外線電球等を用いればよい。
一方、電子線を用いる場合には、放射線特性としては、
加速電圧100〜750KV、&−fましくは150〜
300KVの放射線加速器を用い、吸収線量を0.5〜
20メガランドになるように照射するのが好都合である
特に照射線源としては、吸収線量の制御、製造工程ライ
ンへの導入、電離放射線の遮 等の見地から、放射線加
熱器により電子線を使用する方法および荊述した紫外線
を使用する方法が有利である。
本発明は、上述したように形成して構成してもよい。 
また磁性薄膜層を有する一対の基板を用い、磁性薄膜層
を内側にして対向させ、接着剤等を用いて貼り合わせて
、基板の裏面側からの書き込みを行う、いわゆる両面記
録のタイプとしてもよい。
また、片面記録の場合、上述したような媒体上に保護板
を接着してもよい。
■ 発明の具体的作用効果 本発明によれば、基板上に希土類−遷移金属の非晶質垂
直磁性薄膜を有し、この磁性薄膜層上にC1またはCと
、N、HおよびOのうち少なくとも1種以上を含むプラ
ズマ重合膜を形成し、さらにこの」−に放射線硬化型化
合物の塗膜を電子線または紫外線によって硬化させた保
護層を形成して光磁気記録媒体を構成する。
従って、得られた媒体は、耐久性に優れ、しかも高湿度
雰囲気中における保存性にすぐれた効果を有するもので
ある。
なお、本発明の光磁気記録媒体は、各種情報記録媒体と
して種々の用途に用いられ、有用である。
■ 発明の具体的実施例 以下、本発明の実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説
明する。
[実施例] 直径20cmのPMMAの基板上に、 Si3N4の中間層を高周波マグネトロンスノぐツタに
より膜厚900人に設層した。
この中間層上に、TbFeCoの合金薄膜をスパッタリ
ングにより厚さ0.ip、mに設層し、磁性薄膜層とし
た。
なお、ターゲットは、Feターゲット番こTb、Goチ
ップをのせたものを用いた。
さらにこのサンプルを真空チャン/く中に入れ、一旦1
O−5Torrの真空に引き、下記の条件にてプラズマ
重合膜を磁性薄膜層上に形成した。
これらのプラズマ重合膜の元素分析はSIMSで測定し
、また膜厚はエリプソメーターによって測定した。
結果を表1に示す。
さらにこのプラズマ重合膜の−1−に、下記に示される
保護層を形成した。
佐■1 プラズマ重合膜−Lに、多官能オリゴエステルアクリレ
ート(アロニックスM−8030)100重量部、光増
感剤(バイキュア55)5重量部からなる塗布組成物を
スピンナーコートで設層し、その後、120 W/Cm
の紫外線を15sec照射し、架橋中硬化させた。 こ
の時の膜厚は10用mとした。
このようにして下記表1に示される各種光磁気ディスク
を作製し、以下に示すような特性値を測定した。
(1)保存性 初期のC/N比と60°C190%RHの雰囲気中に、
各サンプルの磁性薄膜層側のみを露出するようにして3
00時間保存した後のC/N比の変化量を下記の条件で
測定した。
回転スピード: 4 m / sec 搬送周波数:500KHz 分   解   能 :30KHz 記録・ゞ7−・3〜4mW (830T1m)’ 再生パワー:1mW (830nm) (2)ピットエラーレート 初期と、60℃、90%RHにて上記と同様300時間
保存後のEFM信号のピットエラーレートを測定した。
結果を表1に示す。
表1の結果より、本発明の効果が明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1例を示す光磁気記録媒体の断面図
である。 第2図は、プラズマ重合装置の概略図である。 符号の説明 1・・・光磁気記録媒体、11・・・基板、21・・・
中間層、31・・・磁性薄膜層、41・・・プラズマ重
合膜、51・・・保護層、53・・・混合器、54・・
・直流、交流および周波数可変型電源、56・・・油回
転ポンプ、57・・・液体窒素トラップ、 58・・・油拡散ポンプ、 59・・・真空コントローラ、111・・・被処理体、
511.512・・・原料ガス源、 521.522・・・マスフローコントローラ、551
.552・・・電極、 FIG、1 FIG、2 ET−続ネ甫1Ei:?ト(自発) ■、事件の表示 昭和60年特n願第183285号 名  称 (306)  ティーディーケイ株式会ネ1
代表者  大 歳   寛 4、代理人 〒101 住  所  東京都千代聞メ岩本町31’l12番2号
千代1’f’l岩本ビル 4階 ff1864−4498  Fax、864−6280
明細書の「特許請求の範囲」および 「発明の詳細な説明」の芥欄 6、補1■二の内容 (1)明細書の「2、特許請求の範囲」の項の記載を別
紙のとおり補正する。 (2)明細書の「3、発明の詳細な説明」の項の記載を
下記のとおり補正する。 l)第6ページ下から5行目の「基板上に」と「希−に
類」との間に「、直接あるいは中間層を介して、」を挿
入する。 2)第20ページを別添の第20ページに差しかえる。 3)第21ページを別添の第21ページに差しかえる。 4)第23ページを別添の第23ページに差しかえる。 5)第24ページを別添の第24ページに差しかえる。 6)第28ページ9行目の「遮 等」を「遮蔽等」と補
正する。 7)第32ページ下から2行目のrc/N比と」をrC
/N比と、」に補正する。 1)   (CH2=CHCOOCH2)3−CCH2
0H(特殊アクリレートA) 2)   (CH2=CHCOOCH2)3−CCH2
CH3(特殊アクリレートB) 3)   (CH2=CHC0(OC3H6)n −0
CH2)3−CCH2CH3(特殊アクリレートC) (特殊アクリレートD) (特殊アクリレートE) (特殊アクリレ−1) 8)   CH2=CHC0C)−(CH2C1−12
0)4 −CCH20H2(特殊アクリレ−トド1) CH2CH2C00CH=CH2 (特殊アクリレートI) (特殊アクリレ−)J) 11)       A     A l1 A−(X−Y+−X−A Aニアクリル酸、   X′多価アルコールY:多塩基
酸     (特殊アクリレートK)12)   A4
M−N−)−M−A Aニアクリル酸、   M:2価アルコールN:2塩基
酸     (特殊アクリレートし)また、放射線硬化
型オリゴマーとしては、下記一般式で示される多官能オ
リゴエステルアクリレートやウレタンエラストマーのア
クリル変性体、あるいはこれらのものにC0OH等の官
能基が導入されたもの等が挙げられる。 (式中R,、R2:アルキル、n:整数)2、特許請求
の範囲 (])基板トに、M妄あるいは「Illとを してよ希
土類−遷移金属の非晶質垂直磁性?#膜層な有し、この
上にプラズマ重合膜を有し、さらにこの上に放射線硬化
型化合物の塗膜を放射線によって硬化させた保護層を有
することを特徴とする光磁気記録媒体。 (2)プラズマ重合膜がC1またはCとH,NおよびO
のうちの少なくとも1種とを含む特許請求の範囲第1項
に記載の光磁気記録媒体。 (3)プラズマ重合膜中のC含有量が30〜100at
%である特許請求の範囲第2項に記載の光磁気記録媒体
。 (4)保護層の厚さが0.1〜30μmである特許請求
の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の光磁気記
録媒体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に希土類−遷移金属の非晶質垂直磁性薄膜
    層を有し、この上にプラズマ重合膜を有し、さらにこの
    上に放射線硬化型化合物の塗膜を放射線によって硬化さ
    せた保護層を有することを特徴とする光磁気記録媒体。
  2. (2)プラズマ重合膜がC、またはCとH、NおよびO
    のうちの少なくとも1種とを含む特許請求の範囲第1項
    に記載の光磁気記録媒体。
  3. (3)プラズマ重合膜中のC含有量が30〜100at
    %である特許請求の範囲第2項に記載の光磁気記録媒体
  4. (4)保護層の厚さが0.1〜30μmである特許請求
    の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の光磁気記
    録媒体。
  5. (5)基板と非晶質垂直磁性薄膜層との間に中間層を有
    する特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記
    載の光磁気記録媒体。
JP60183285A 1985-08-21 1985-08-21 光磁気記録媒体 Pending JPS6243850A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5727494A (en) * 1980-07-23 1982-02-13 Sharp Corp Magneto-optical storage element

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5727494A (en) * 1980-07-23 1982-02-13 Sharp Corp Magneto-optical storage element

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