JPS6241874B2 - - Google Patents

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JPS6241874B2
JPS6241874B2 JP26156784A JP26156784A JPS6241874B2 JP S6241874 B2 JPS6241874 B2 JP S6241874B2 JP 26156784 A JP26156784 A JP 26156784A JP 26156784 A JP26156784 A JP 26156784A JP S6241874 B2 JPS6241874 B2 JP S6241874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flocked
rubber
base material
vulcanized rubber
coating layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP26156784A
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English (en)
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JPS61137735A (ja
Inventor
Tatsuya Murachi
Shoichi Nakane
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP26156784A priority Critical patent/JPS61137735A/ja
Priority to DE19853535497 priority patent/DE3535497A1/de
Publication of JPS61137735A publication Critical patent/JPS61137735A/ja
Priority to US07/058,624 priority patent/US4748212A/en
Publication of JPS6241874B2 publication Critical patent/JPS6241874B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は例えば自動車のガラスが摺動する窓枠
に使用され、耐摩耗性の要求される植毛グラスラ
ンのような植毛製品に関するものである。 (従来の技術) 自動車の窓ガラスと窓枠との固定にはゴム、あ
るいは合成樹脂製のウエザーストリツプが使用さ
れている。特に窓ガラスが摺動自在に開閉できる
ようになつている場合には、摩擦抵抗の低い材料
からなる植毛を施されたウレタン塗膜層を備えた
グラスランが使用されている。この自動車用植毛
グラスランには防音性、耐候性、あるいは、とり
わけ耐摩耗性などの多岐にわたる性能が要求され
る。 従来、例えば自動車用植毛グラスランのような
植毛製品の基材としてはクロロプレンゴム、スチ
レン−ブタジエン共重合ゴムが使用されていた。
しかし、これらの合成ゴムは耐候性、耐老化性、
耐オゾン性が悪いという問題点があつた。 そこで、近年ポリオレフイン系加硫ゴム、例え
ばエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合ゴム
(EPDM)、エチレン−プロピレン共重合ゴム
(EPM)が従来の合成ゴムに比べ耐候性、耐老化
性、あるいは耐オゾン性に優れていることから、
多方面で使用されるようになつた。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、上記ポリオレフイン系加硫ゴムは耐摩
耗性に劣るため、自動車用グラスランの基材に用
いる際には、その表面に植毛を施されたウレタン
塗膜層などを形成しなければならない。 ところが、同加硫ゴムはその構成分子の主鎖中
に不飽和結合や極性基を含まないことから、前記
ウレタン塗膜層は加硫ゴムから剥離し易く、同加
硫ゴムへの塗装は困難を極めているのが現状であ
る。 上記問題の解決を目的として、本発明者等はポ
リオレフイン系加硫ゴムに塗布するウレタン接着
剤の密着力を強化するプライマー組成物の研究を
おこなつた。そして、同加硫ゴムの特性である柔
軟性、屈曲性を損なわず、しかも同加硫ゴムに対
して十分な密着力を備えたプライマー組成物を見
出した。 発明の構成 (問題点を解決するための手段) 即ち、本発明はポリオレフイン系加硫ゴムより
なる基材表面に、末端に少なくとも1個の水酸基
を備えた主鎖が飽和もしくは部分的に飽和した炭
化水素系ポリマーと、分子中に
【式】結合(Xはハロゲン)を備えた化合物 とからなるプライマー層を設け、このプライマー
層表面には植毛を施したウレタン塗膜層を設ける
構成を採用した。 (作用) 上記プライマー層の構成成分である炭化水素系
ポリマーは、その構成分子の主鎖が飽和もしくは
部分的に飽和した炭化水素系ポリマーである。し
かも、その主鎖中に水酸基を備えているためウレ
タン塗膜層との密着性も良好である。 この炭化水素系ポリマーに、さらに分子中に
【式】結合(Xはハロゲン)を備えた化合物 を配合したプライマー層はポリオレフイン系加硫
ゴムよりなる基材、およびウレタン塗膜層に対し
極めて強固な密着性を示す。 従つて、同加硫ゴムよりなる基材の表面に上記
プライマー層を設け、このプライマー層表面に植
毛を施したウレタン塗膜層を形成すれば、植毛製
品の耐熱後の耐摩耗性、および耐候後の耐摩耗性
は著しく向上することになる。 (実施例) 以下、本発明を自動車用植毛グラスランに具体
化した実施例について、その基材、プライマー
層、ウレタン塗膜層および静電植毛されたパイル
につき、具体例をあげて説明する。 同植毛グラスラン基材は、ポリオレフイン系加
硫ゴムよりなる。具体的には、エチレン−プロピ
レン−ジエン三元共重合ゴム(EPDM)、エチレ
ン−プロピレン共重合ゴム(EPM)などが例示
できる。さらに、これら共重合ゴムの特性を損な
わない範囲の量で、他のゴム成分を配合したもの
も例示できる。即ち、天然ゴム(NR)、スチレン
−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、ポリブタジエ
ンゴム(BR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴ
ム(NBR)、ポリイソプレンゴム(IR)、クロロ
プレンゴム(CR)、あるいは、ブチルゴム
(IIR)などが上記ポリオレフイン系加硫ゴムの1/
2重量部以下配合されたものを使用してもよい。 上記の各種加硫ゴムには通常使用される配合物
即ち、加硫剤としてイオウ、モルホリン、ジスル
フイド、ジクミルパーオキサイドなどが、加硫促
進剤として2−メルカプトベンゾチアゾール、ジ
メチルジチオカルバミン酸亜鉛、テトラメチルチ
ウラムジスルフイドなどが、老化防止剤、酸化防
止剤、オゾン劣化防止剤としてフエニル−α−ナ
フチルアミン、2・6−ジ−t−ブチル−p−ク
レゾールなどが、また充填剤としてカーボンブラ
ツク、含水ケイ酸、炭酸マグネシウム、クレーな
どが、さらに可塑剤としてジオクチルセバケー
ト、鉱物油などが使用されている。 次に、プライマー組成物の構成は末端に少なく
とも1個の水酸基を備えた主鎖が飽和もしくは部
分的に飽和した炭化水素系ポリマー(以下、炭化
水素系ポリマーという)と、分子中に
【式】結合(Xはハロゲン)を備えた化合物 とを配合したものである。上記炭化水素系ポリマ
ーとは具体的には、1分子中に1個以上、好まし
くは1.8〜5個の水酸基を備え、その構成分子の
主鎖が飽和もしくは部分的に飽和した炭化水素系
ポリマーであり、平均分子量500〜500000、好ま
しくは1000〜20000のポリヒドロキシポリブタジ
エンポリマー(特開昭50−142695)である。ある
いは、分子末端に水酸基を備えた平均分子量1000
〜5000のポリヒドロキシポリオレフイン(三菱化
成工業(株)、商品名「ポリテールH」、「ポリテール
HA」)も例示できる。 また、分子中に
【式】結合(Xはハロゲン)を備えた化合物 とは例えば、N−ブロムスクシンイミドなどのハ
ロゲン化スクシンイミド、トリクロロイソシアヌ
ル酸、ジクロロイソシアヌル酸などのハロゲン化
イソシアヌル酸、あるいは、ジクロロヒダントイ
ンなどのハロゲン化ヒダントインである。 これらの化合物を上記炭化水素系ポリマー100
重量部に対し、100重量部以下、好ましくは50重
量部以下の割合で配合し、溶剤で希釈してプライ
マー組成物を調整する。 このとき使用する溶剤とはベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジオキサ
ン、テトラヒドロフランなどのエーテル類、酢酸
エチル、酢酸プロピルなどのエステル類、あるい
は、メチルエチルケトンなどのケトン類である。
上記プライマー組成物をこれらの溶剤で希釈する
ときは、その濃度が30%以下であることが好まし
く、30%を越えると、固形分として析出する恐れ
がある。 次にウレタン塗膜層を形成するウレタン接着剤
として、1液型のものが使用可能である。なお、
好ましくは耐摩耗性をより向上するための添加剤
としてシリコーンオイルを加えたものが望まし
い。 また、上記プライマー組成物、およびウレタン
接着剤をグラスラン基材に塗布するに際しては、
何ら特殊な設備を必要としない。即ち、溶剤にて
希釈した上記プライマー組成物を、必要に応じ加
熱して粘度調整した後、デイツピング、スプレ
ー、ハケ塗りなど通常の塗装方法を用いて塗布す
ればよい。 このプライマー組成物は1液型のため、可使時
間が非常に長く、溶剤の蒸発により粘度が上昇し
た場合は、再度溶剤を加え粘度調整すればよい。 ウレタン接着剤も、言うまでもなく上記した塗
装方法により塗布すればよい。 次にパイルにはナイロン、ポリエチレンテレフ
タレート、レーヨン、木綿等の短繊維が例示でき
る。 次に、以下の実施例により本発明の効果を具体
的に説明する。 先ず、表−1の組成からなるEPDM配合物を押
出成形後、160℃で30分間加硫させて自動車用グ
ラスラン基材を製造した。
【表】
【表】 以下の各実施例では、ウレタン接着剤としてポ
リオールとポリイソシアネートからなる末端にイ
ソシアネート基を有する1液型ウレタンポリマー
を用いた。(特開昭50−25865参照) また、以下の各実施例及び比較例ではパイルと
して6・6−ナイロンの短繊維を用いた。 実施例 1 表−1の組成からなるグラスラン基材を、下記
の表−2のプライマー組成物にデイツピングし、
1時間風乾後、ウレタン塗料を塗布し、6・6−
ナイロンの短繊維を静電植毛して室温で24時間硬
化させた。
【表】 以下の実施例2〜5ではプライマーの組成を変
えて、実施例1と同様の処理を施した。
【表】
【表】
【表】
〔試験条件〕
摩擦子:ガラス(厚さ5mm) 荷 重:3Kg 摩擦子のサイクル:60回/分 摩擦子のストローク:145mm 〔試験方法〕 植毛グラスランを上記試験機に取付け、上記条
件で静電植毛面を摩擦して耐摩耗性を調べる。 上記試験の結果を表−7に示す。
【表】 以下の比較例は従来、ポリオレフイン系加硫ゴ
ムのプライマーとして使用されているものであ
る。 前記実施例のグラスラン基材に、これらのプラ
イマーを用いて同様の処理を施した。 比較例 1 「ベツコゾールJ−534」(商品名:大日本イン
キ化学工業社製、アマニ油変性長油アルキド樹
脂)、ナフテン酸コバルト(乾燥剤)およびミネ
ラルベースからなるプライマー組成物を調整し
た。 比較例 2 「オレスター−M55−80A」(商品名:三井東
圧社製、湿気硬化型ポリウレタン樹脂)とトルエ
ンとからなるプライマー組成物を調整した。 比較例 3 「エステルレンジ−20」(商品名:東洋紡績社
製、飽和ポリエステル)とメチルエチルケトン:
トルエン=1:9の混合溶剤とからなるプライマ
ー組成物を調整した。 上記比較例1〜3の処理を施した植毛グラスラ
ンを前記の試験装置にかけ、その耐摩耗性を調べ
た結果、表−8の通りであつた。
【表】 ×〓〓〓〓記載回数にて基材露出
以上の試験結果から、上記各実施例のプライマ
ー組成物を塗布した植毛グラスランの耐摩耗性は
従来の処理を施した植毛グラスランに比べ、著し
く向上したことが分かる。 発明の効果 以上詳述したように、本発明によればポリオレ
フイン系加硫ゴムよりなる基材とウレタン塗膜層
との密着性を向上でき、従つて、植毛製品の耐摩
耗性を著しく向上できる優れた効果がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフイン系加硫ゴムよりなる基材表面
    に、末端に少なくとも1個の水酸基を備えた主鎖
    が飽和もしくは部分的に飽和した炭化水素系ポリ
    マーと、分子中に 【式】結合(Xはハロゲン)を備えた化合物 とからなるプライマー層を設け、このプライマー
    層表面には植毛を施したウレタン塗膜層を設けた
    ことを特徴とする植毛製品。
JP26156784A 1984-10-04 1984-12-10 植毛製品 Granted JPS61137735A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26156784A JPS61137735A (ja) 1984-12-10 1984-12-10 植毛製品
DE19853535497 DE3535497A1 (de) 1984-10-04 1985-10-04 Klebstoffzusammensetzung
US07/058,624 US4748212A (en) 1984-10-04 1987-06-04 Adhesive composition

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JP26156784A JPS61137735A (ja) 1984-12-10 1984-12-10 植毛製品

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JPS61137735A JPS61137735A (ja) 1986-06-25
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US5221707A (en) * 1989-11-30 1993-06-22 Gencorp Inc. Coating blend compositions
US5488092A (en) * 1994-04-26 1996-01-30 Gencorp Inc. Low VOC, primerless, polyurethane compostions

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JPS61137735A (ja) 1986-06-25

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