JPH0431474A - 塗料組成物及び塗装体 - Google Patents

塗料組成物及び塗装体

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JPH0431474A
JPH0431474A JP13680190A JP13680190A JPH0431474A JP H0431474 A JPH0431474 A JP H0431474A JP 13680190 A JP13680190 A JP 13680190A JP 13680190 A JP13680190 A JP 13680190A JP H0431474 A JPH0431474 A JP H0431474A
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JP
Japan
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parts
coating composition
polyol
weight
rubber
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JP13680190A
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Tatsuya Murachi
村知 達也
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は塗料組成物、及びその塗料組成物が塗布された
がラスラン、ウェザストリップ、両面粘着テープ等のゴ
ム製品、合成樹脂製品等の塗装体に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、天然ゴム(NR) 、スチレン−ブタジェン共重
合ゴム(SBR)、ブタジェンゴム(BR)、イソブチ
レン−イソプレン共重合ゴム(IIR)、クロロプレン
ゴム(CR)、アクリロニトリルブタジェン共重合ゴム
(NBR) 、イソプレンゴム(IR)、エチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、エチレン−
プロピレン共重合ゴム(EPM)等の合成ゴムや木綿、
レーヨン、ABS、PS等の表面塗装には、ナイロン系
、エポキシ系、アクリル系、アクリル−エチレン共重合
系の樹脂系塗料又はBR,、CR,SBR等のゴム系塗
料が使用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の樹脂系塗料やゴム系塗料は、ゴム、合成樹脂
、繊維等の被塗物との密着性が悪く、また得られた塗膜
の耐磨耗性が劣るという問題点があった。
本発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって、
その目的は、得られる塗膜表面が耐磨耗性に優れ、塗膜
と被塗物との密着性が良い塗料組成物を提供すること、
及びこの塗料組成物の特性によって耐磨耗性、撥水性等
の性能が発揮される塗装体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために第1の発明は、ポリオール、
トリエタノールアミン及びポリイソシアネートよりなり
、ポリオール:トリエタノールアミンのモル比がI:0
.05〜2.0で、ヒドロキシル基(〜OH):イソシ
アネート基(−NCO)のモル比が1:1.5〜7であ
るポリウレタン100重量部に対し、フッ素樹脂を2〜
100重量部、シリコーンオイルを5〜200重量部、
ハロゲン化剤を0.002〜20重量部及びひまし油ポ
リオールをlθ〜60重量部配合j7てなる塗料組成物
をその要旨とする。
また、第2の発明は、樹脂又はゴムからなる基材の表面
に、前記第1の発明の塗料組成物を塗布してなる塗料体
をその要旨とする。
〔手段の詳細な説明〕
まず、本発明で使用するポリウレタンについて説明する
ポリオールとしては、ポリオキシプロピレングリコール
(PPG) 、グリセリンのプロピレンオキサイド付加
体、トリメチロールプロパンのプロピレンオキサイド付
加体、ペンタエリストールのプロピレンオキサイド付加
体、トリエチレングリコール(TG)、ショ糖にプロピ
レンオキサイドを付加した化合物等が挙げられる。上記
ポリオキシプロピレングリコールは数平均分子量が80
0〜6000の範囲のものが好ましい。
アミンはトリエタノールアミンであって、モノエタノー
ルアミンやジェタノールアミンでは架橋反応が起こり、
ポリウレタンがゲル化するため不適当である。
ポリイソシアネートはイソシアネート基を複数個有する
化合物で、例えば、2,4−トリレンジイソシアネー)
−(TDI)、65/35 (2,4−トリレンジイソ
シアネートと2.6−1−リレンジイソシアネートとの
割合、以下同様)トリレンジイソシアネート、80/2
0 )リレンジイソシアネート、4.4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)、ジアニシジンジイ
ソシアネート、トリデンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、メタキシレンジイソシアネート
、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、水
添4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、水添
キシレンジイソシアネート、水添2,4−)リレンジイ
ソシアネート、水添65/35トリレンジイソシアネー
ト、水添80/20トリレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート(IPDI) 、4.4’   
4’−トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス
(p−=イソシアネートフェニル)チオホスフェート等
が使用される。
前記ポリオール:トリエタノールアミンのモル比は1:
0.05〜2.0である。この割合が0.05未満又は
2,0を超えると、得られる塗膜の被塗物に対する密着
性が大きく低下する。
また、ポリオール中のヒドロキシル基(−OH):ポリ
イソシアネート中のイソシアネート基(−NCO)のモ
ル比は1. : 1.5〜7であり、イソシアネート基
をヒドロキシル基に対して過剰に配合する。この割合が
1.5未満又は7を超えると、得られる塗膜の被塗物に
対する密着性が低下し、密着しない場合もある。
フッ素樹脂としては、四フッ化エチレン樹脂をはじめ、
四フッ化エチレンー六フッ化プロピレン共重合樹脂、三
フッ化塩化エチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂等が使
用される。このフッ素樹脂の配合割合は、前記ポリウレ
タン100重量部に対して2〜100重量部の範囲であ
る。同配合割合が2Ml11部未満では耐磨耗性が向上
せず、100重量部を超えると塗料組成物の塗布が困難
となる。
シリコーンオイルとしては、ジメチルシリコーンオイル
、メチル塩化シリコーンオイル、メチルハイドロジエン
シリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、
フロロシリコーンオイル等が使用される。このシリコー
ンオイルの配合割合は、前記ポリウレタン100重量部
に対して5〜200重量部の範囲である。同配合割合が
5重量部未満では耐磨耗性が向上せず、200重量部を
超える量配合しても、耐磨耗性を向上させる効果は変わ
らずかえって密着性が低下する。
ハロゲン化剤としては、N−プロムサクシンイミド(N
BS I) 、N−ブロムフタルイミド等の酸イミドハ
ロゲン化合物、トリクロロイソシアヌル酸(TCIA)
、ジクロロイソシアヌル酸等のイソシアヌル酸ハライド
、ジクロロジメチルヒダントインのようなハロゲン化ヒ
ダントイン、アルキルハイポハライド等が使用される。
上記アルキルハイポハライドとは、ノルマル、第2級又
は第3級のアルキルハイポハライドであって、とりわけ
安定な第3級アルキルのクロライドやブロマイド、すな
わち第3級ブチルハイポブロマイド、第3級アミルハイ
ポブロマイド等が好ましく、さらにジクロロ、トリクロ
ロ又はフルオロメチルハイポクロライド等のようなハロ
ゲン置換されたアルキルハイポクロライドを使用するこ
ともできる。
このハロゲン化剤は前記ポリウレタン100重量部に対
し、0.002〜20重量部配合される。
この配合割合が0.002重量部未満ではハロゲン化の
程度が少ないため密着性の向上が少なく、20重量部を
超えると塗料組成物の安定性が悪くなる。
ひまし油ポリオールはヒドロキシル基を有し、ポリウレ
タンの硬化剤として使用される。このひまし油ポリオー
ルとしては、水酸基価80〜92程度のものが好適に使
用され、その配合割合は前記ポリウレタン100重量部
に対し10〜60重量部である。同配合割合が10重量
部未満の場合及び60重量部を超える場合のいずれも得
られる塗膜の耐磨耗性が低下する。
本発明においては必要により溶剤を配合することができ
る。この溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン
、エチルベンゼン、トリクロルエチレン、塩化エチレン
、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド、メ
チルエチルケトン、アセトン、メチルイソプロピルケト
ン、メヂルイソブチルケトン、酢酸メチル、酢酸エチル
、酢酸イソブチル、酢酸−n−ブチル、酢酸イソプロピ
ル、アニソール、テトラヒドロフラン等が挙げられる。
この溶剤の配合割合は、塗料組成物100重量部中1.
0−90重量部の範囲が好適である。同配合割合が10
重量部未満では相対的に固形分の割合が高くなって塗料
組成物の粘度が上昇し、塗布作業が難しくなり、ひいて
は密着性の低下につながりやすい。また90重量部を超
えると、逆に固形分の割合が低くなって塗料組成物の膜
厚が薄くなり、塗料としては好ましくない。
本発明の塗料組成物は例えば次のようにして調整される
。まず、前記ポリオール、トリエタノールアミン、ポリ
イソシアネート及び必要な溶剤を適宜選択して混合し、
これを乾燥窒素ガス中で808C13時間反応させ、イ
ソシアネート基を有するポリウレタンを調整する。
次いで、このポリウレタン100重量部に対してフッ素
樹脂2〜1ooii部、シリコーンオイル5〜200重
量部、ハロケン化剤0.002〜20重量部及びひまし
油ポリオール10〜60重量部を添加する。さらに、溶
剤を加えて塗布に適した粘度に調整すると塗料組成物が
得られる。この場合、フッ素樹脂の一部を二硫化モリブ
デン、ガラス繊維、カーボン繊維、ポリエチレン、酸化
ケイ素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、クレー等
に置き換えることもできる。
また、第2の発明の塗装体を構成する基材は樹脂又はゴ
ムであり、例えば樹脂と(〜では塩化ビニル樹脂、ポリ
エチレン、ポリブ1]ピレン、ポリウレタン又はこれら
の発泡体が使用され、ゴムとしてはエチレンーブ■]ピ
レンージエン三元共重合ゴム(EPDM)、エヂレンー
プロピレン共重合ゴム(EPM)等が使用される。
〔作用〕
第1の発明の塗料組成物では、シリコーンオイルが潤滑
性を有していること、フッ素樹脂の摩擦係数が小さいこ
と等の特性により、得られる塗膜表面の耐磨耗性が向上
する。また、ハロゲン化剤が被塗物をハロゲン化するこ
とにより同被塗物と塗膜との分子間力が向上する。さら
に、ポリオール、トリエタノールアミン及びポリイソシ
アネートからなるポリウレタンにひまし油ポリオールを
反応させて得られるイソシアネート基又はヒドロキシル
基を有する特定構造のポリウレタンの特性によって、被
塗物に対する塗膜の密着性が向」二する。
また、第2の発明の塗装体では、その表面に上記塗料組
成物が塗布されているので、第1の発明の塗料組成物の
特性に基づいて耐磨耗性、撥水性等の性能が発揮される
〔実施例1〜12及び比較例1〜6〕 以下に、第1の発明を具体化した実施例について比較例
と対比して説明する。なお、各側において部は重量部を
表す。
まず、被塗物は次のような加硫物である。
この加硫物はEPDM100部、カーボンブラック70
部、鉱物油35部、酸化亜鉛7部、ステアリン酸2部、
加硫促進剤2部、硫黄1.5部からなる組成物を160
℃で30分間加硫したものである。
次に、下記表−1に示すポリオール(PO)、トリエタ
ノールアミン(TEA)、ポリイソシアネ−1−(Pl
)をトリクロルエチレン中で混合し、窒素ガス雰囲気中
において80℃で3時間反応させポリウレタンを合成し
た。得られたポリウレタンは固形分83%、トリクロル
エチレン17%であった。
表−1中の略号は次の意味を表す。
PPG 3000 :数平均分子量3000のポリオキ
シプロピレングリコール PPG 1000 :数平均分子量1000のポリオキ
シプロピレングリコール PPG 2000・数平均分子Ji 2000のポリオ
キシプロピレングリコール TG 3000 :数平均分子量3000のトリエチレ
ングリコール TGlooO:数平均分子ffi 1000のトリエチ
レングリコール TG 2000 :数平均分子量2000のトリエチレ
ンクリコール MDI:4.4’ −ジフェニルメタンジイソシアネー
ト NDI:1,5−ナフタレンジイソシアネートXDI:
キシリレンジイソシアネート IPDI:イソホロンジイソシアネートTDI:2,4
−)リレンジイソシアネート次に、上記各種ポリウレタ
ンの固形分100部に対して下記表−2に示されるシリ
コーンオイル、フッソ樹脂、ハロゲン化剤及びひまし油
ポリオールを所定量配合して塗料組成物を得た。
表 表−2中の略号は次の意味を表す。
フッ素樹脂:四フッ化エチレン樹脂 (i):粘度1万センチストークス(C3t)のジメチ
ルシリコーンオイル (h):粘度6万C3tのジメチルシリコーンオイル (iii):粘度10万cStのジメチルシリコーンオ
イル (I):水酸基価80のひまし油ポリオール(■):水
酸基価86のひまし油ポリオール(■):水酸基価92
のひまし油ポリオールTCIA:)リクロロイソシアヌ
ル酸 t−BHC:第3級ブチルハイポクロライドNBSI 
: N−プロムサクシンイミドまた、比較例として表−
3に示すような塗料組成物(いずれもハロゲン化剤及び
ひまし油ポリオールは配合していない)を調整した。表
−3の略号の意味は前記表−2の意味と同じである。
表 表 各実施例及び各比較例の塗料組成物を前記被塗物に塗布
し、80°Cで20分乾燥したものについて下記条件で
耐磨耗性試験を行い、磨耗減量で耐磨耗性を評価した。
その結果を表−4に示す。
試験機:テイパー式ロークリアブレッサー(株式会社東
洋精機製作所製) 試験条件:摩耗論、H−22、荷重;1kg摩耗回転速
度; 60 rpm 試料寸法;100wonX100mm 摩耗回数、1000回 前記表−4かられかるように、実施例1〜12の塗料組
成物は1000回にわたる磨耗試験によっても磨耗減量
が2.3〜4.6 mgと極めて少量である。各実施例
の塗料組成物が被塗物の材料特性を損なうことなく、こ
のように優れた耐磨耗性を示すのは、シリコーンオイル
が潤滑性を有していることや、フッ素樹脂の摩擦係数が
小さいといった特性等に基づ(ものと推定される。
また、各実施例の塗料組成物は、ハロゲン化剤が被塗物
をハロゲン化して互いの分子間力を向」ニさせる。さら
に、所定量のポリオール、トリエタノールアミン及びポ
リイソシアネートからなるポリウレタンと、硬化剤とし
てのひまし油ポリオールとの反応による、イソシアネー
ト基又はヒドロキシル基を有する特定構造のポリウレタ
ンの特性によって、被塗物である加硫ゴムに対して優れ
た密着性を発揮する。
一方、比較例1〜6の塗料組成物は磨耗減量が251、
7〜3951.6mgと大きく、実施例1〜12に比べ
耐磨耗性が劣る。
〔実施例13〜24及び比較例7〜12〕次に、第2の
発明を、塗料組成物が塗布されたガラスランに具体化し
た実施例について説明する。
ガラスランは窓ガラスの開閉に際し、同窓ガラスの端部
をシールするために設けられる合成ゴムや合成樹脂製の
部材であり、このガラスランは窓ガラスが摺動するため
特に耐磨耗性が要求される。
そこで、ガラスランの基材表面に対し前記実施例1〜1
2及び比較例1〜6の塗料組成物を塗布し、下記耐磨耗
性試験を行って塗料の塗布されたガラスランの性能を評
価した。その結果を表−5及び表−6に示す。
耐磨耗性試験:塗料組成物が塗布された基材の塗装面を
磨耗して耐磨耗性を評価した。
(試験条件) 試験機;に■型摩耗試験機 摩耗子;ガラス(厚さ5im)、荷重、3kg摩耗子サ
イクル;60回/分 摩耗子のストローク;145IIm (試験方法) 前記試験片を試験機に取付け、塗装面を3万回磨耗した
後の状態を調べた。そして、表−5の実施例では基材が
露出しないものを合格とし、基材が露出したものを不合
格とした。また、表−6の比較例では磨耗量を測定した
前記表−5及び表−6かられがるように、実施例13〜
24ではいずれも耐磨耗性試験の結果が合格であるのに
対し、比較例7〜12では磨耗量が40〜1180mg
/3万回となった。
〔実施例25〜3G及び比較例13〜I8〕次に、第2
の発明を、塗料組成物が塗布されたウェザストリップに
具体化した実施例について説明する。
自動車の窓枠や窓ガラスのシールには合成ゴムや合成樹
脂製のウェザストリップが使用されている。このウェザ
ストリップは、窓ガラスやドアの開閉時にこれらが摺動
するので、特に耐磨耗性が要求される。ウェザストリッ
プの基材としてはポリオレフィン系の加硫ゴム、例えば
前述のEPDM、EPMが使用される。これらのポリオ
レフィン系の加硫ゴムに対し、天然ゴム(NR) 、ポ
リブタジェンゴム(BR)、アクリロニトリル−ブタジ
ェンゴム(NBR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ク
ロロプレンゴム(CR)、イソブチレン−イソプレン共
重合ゴム(IIR)等が1/2以下の量で配合されたも
のも使用される。
上記の加硫ゴムには通常使用される配合物、すなわち、
加硫剤としてイオウ、モルホリン、ジスルフィド、ジク
ミルパーオキサイド、加硫促進剤として2−メルカプト
ベンゾチアゾール、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、
テトラメチルチウラムジスルフィド等が、老化防止剤、
酸化防止剤、オゾン劣化防止剤としてフェニル−α−ナ
フチルアミン、2.6−t−ブチル−p−クレゾール等
が、また充填剤としてカーボンブラック、含水ケイ酸、
炭酸マグネシウム、クレー等が、さらに可塑剤としてジ
オクチルセバケート、鉱物油等が使用される。
ゴムの発泡剤としてはN、N’−ジニトロソペンタメチ
レンテトラミン、N、N’−ジメチル−N、N’−ジニ
トロソテレフタルアミド、アゾジカルボンアミド、アゾ
ビスイソブチロニトリル、ペンセンスルフォニルヒドラ
ジド、p、p’−オキシビス(ペンセンスルフォニルヒ
ドラジド)、トルエンスルフォニルヒドラジド等が、ま
た発泡助剤としては尿素、サリチル酸等がそれぞれ発泡
量に応じて適宜配合される。
このウェザストリップの基材に対し、前記実施例1〜1
2及び比較例7〜12の塗料組成物を塗布したものにつ
いて、下記耐磨耗性試験を行い、耐磨耗性を評価した。
その結果を表−7及び表8に示す。
耐磨耗性試験二学振式摩耗試験機を改良したガラスエツ
ジ摩耗試験機による耐摩耗試験を行い、次の試験条件で
常態において耐磨耗性試験を行った。
摩擦子ニガラス(厚さ5mm) 摩擦子サイクル;60回/分 摩擦子のストローク;70mm 磨耗回数;5万回 具体的な試験方法は、前記実施例13〜24と同様であ
る。
表−7 表−8 上記表−7及び表−8の結果から、実施例25〜36で
はいずれも耐磨耗性が合格であるのに対し、比較例13
〜18では磨耗量が490〜2580mg75万回であ
った。
なお、第2の発明はウェザストリップ以外にもゴムパツ
キン、0リング等の耐磨耗性、密着性等が要求される部
材に適用できる。
〔実施例37〜4G及び比較例x9,2o〕次に、第2
の発明を、側面に塗料組成物が塗布された両面粘着テー
プに具体化した実施例について説明する。
自動車のボディ側面には両面粘着テープによってサイド
モールが貼着されている。この場合を想定して以下のよ
うに試験片を作製し、接着面積及び引張剪断強度を測定
した。
(1)試験片の作製 表−9に示す塗料組成物を両面粘着テープの側縁に塗布
した後、−週間放置して試験に供した。
そして、両面粘着テープの基材である8倍発泡のポリエ
チレンフオームの粘着剤が塗布された一方の面に塗装鋼
板を接着し、接着剤が塗布された他方の面を塩化ビニル
樹脂板に接着して試験片とした。なお、比較例19.2
0は塗料組成物を塗布しないものを試験片とした。
(2)接着面積及び引張剪断強度の測定前記各試験片を
23°Cの室温において、溶剤としてのガソリン(G)
、ワックスリムーバー(W)中にそれぞれ1時間浸漬し
た後、引張速度50+++m/minの条件下で引張剪
断強度と接着面積の低下の割合(%)とを測定した。そ
の結果を表−9に併せて示す。
上記表−9の結果から、実施例37〜46においてはガ
ソリン、ワックスリムーバーのいずれに浸漬しても接着
面積が初期状態の94〜96%確保され、引張剪断強度
が8,2〜8.4 kg / cIIrという高い値を
示していることがわかる。一方、比較例19.20では
接着面積が31.35%まで低下し、引張剪断強度が1
.5 kg / ctlという低い値である。
従って、各実施例の塗料組成物が側縁に塗布された粘る
テープを用い、自動車ボディ側面にサイドモールを貼着
すれば、たとえ粘着テープの側縁にガソリンやワックス
リムーバーが付着してもサイドモールはボディに十分な
接合強度をもって保持される。
なお、本発明はトルエン、キシレン等の溶剤が付着する
おそれのある化学装置や灯油が付着するおそれのある部
材等に使用される粘着テープに適用できる。
〔発明の効果〕
第1の発明の塗料組成物は、得られる塗膜表面の耐磨耗
性が非常に良好であるとともに、塗膜と被塗物との間の
密着性が優れている。
また、第2の発明の塗装体は、第1の発明の塗料組成物
の特性に基づき優れた耐磨耗性、撥水性等の性能を発揮
する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリオール、トリエタノールアミン及びポリイソシ
    アネートよりなり、ポリオール:トリエタノールアミン
    のモル比が1:0.05〜2.0で、ヒドロキシル基(
    −OH):イソシアネート基(−NCO)のモル比が1
    :1.5〜7であるポリウレタン100重量部に対し、
    フッ素樹脂を2〜100重量部、シリコーンオイルを5
    〜200重量部、ハロゲン化剤を0.002〜20重量
    部及びひまし油ポリオールを10〜60重量部配合して
    なる塗料組成物。 2、樹脂又はゴムからなる基材の表面に、請求項1に記
    載の塗料組成物を塗布してなる塗装体。
JP13680190A 1990-05-25 1990-05-25 塗料組成物及び塗装体 Pending JPH0431474A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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