JPS6241575B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6241575B2
JPS6241575B2 JP6720580A JP6720580A JPS6241575B2 JP S6241575 B2 JPS6241575 B2 JP S6241575B2 JP 6720580 A JP6720580 A JP 6720580A JP 6720580 A JP6720580 A JP 6720580A JP S6241575 B2 JPS6241575 B2 JP S6241575B2
Authority
JP
Japan
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group
formate
palladium
carbon atoms
alkyl
Prior art date
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Expired
Application number
JP6720580A
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English (en)
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JPS55157521A (en
Inventor
Nozaki Kenji
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Filing date
Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPS55157521A publication Critical patent/JPS55157521A/ja
Publication of JPS6241575B2 publication Critical patent/JPS6241575B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/74Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition with simultaneous hydrogenation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2531/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • C07C2531/02Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing organic compounds or metal hydrides
    • C07C2531/06Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing organic compounds or metal hydrides containing polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2531/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • C07C2531/16Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes
    • C07C2531/22Organic complexes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は還元剤、第3級有機リン配位子によつ
て錯体化したパラジウムを含む触媒および随意に
溶媒の存在下におけるインプレンの水添二量化
(hydrodimerization)によつて3,7―ジメチル
オクタ―1,7―ジエンを製造する方法に関す
る。 3,7―ジメチルオクタ―1,7―ジエンは例
えばアロマケミカルズの化学的中間体である。 米国特許第3732328号明細書に記載されたよう
な、最初に引用された方法においては還元剤とし
て蟻酸が使用される。しかしながらこの公知の方
法は3,7―ジメチルオクタ―1,7―ジエンの
選択率が低く、主として3,6―ジメチルオクタ
―1,7―ジエンが生成する。或化合物に対する
百分率で表わした選択率は次のように定義され
る。 a/b×100 この式において「a」はこの或化合物に転化さ
れたイソプレンの量であり、そして「b」は転化
されたイソプレン全体の量である。 本出願人はここに或還元剤の使用によつて3,
7―ジメチオクタ―1,7―ジエンの高い選択率
をもたらし、50モル%以上の3,7―ジメチル―
1,7―ジエン異性体を有するジメチルオクタ―
1,7ジエンの混合物が生成することを発見し
た。したがつて本発明は、還元剤、第3級有機リ
ン配位子によつて錯体化したパラジウムを含む触
媒および随意に溶媒の存在下において、イソプレ
ンを水添二量化することによつて3,7―ジメチ
ルオクタ―1,7―ジエンを製造する方法におい
て、水の存在下で蟻酸リチウム、蟻酸ナトリウ
ム、蟻酸アンモニウムまたは蟻酸カルシウムまた
はこれらの混合物を還元剤として使用することを
特徴とする上記方法を提供する。 反応混合物中には痕跡量よりも多い水が存在し
なければならない。水の好ましいモル量は少なく
とも蟻酸塩のモル量に等しい。典型的には水の蟻
酸塩1モル当り1ないし5モルの範囲にある。 溶媒は本発明方法にとつて必須ではないが、適
当な有機溶媒は反応速度を2またはそれ以上のフ
アクターだけ促進することができる。 パラフイン系、シクロパラフイン系または芳香
族系溶媒のような非極性溶媒を本発明方法におい
て使用できる。溶媒はヘキサン、ドデカン、ペン
タデカン、シクロヘキサンおよびメチルシクロヘ
キサンのような1分子中に5ないし16個の炭素原
子を含むパラフインまたはシクロパラフインであ
り得る。適当な溶媒はまた芳香族炭化水素、例え
ばベンゼン、低級アルキル置換芳香族炭化水素、
例えばトルエン、m―、p―およびo―キシレ
ン、クロル―、ブロム―およびヨード―置換を含
むハロゲン化芳香族炭化水素、例えばクロルベン
ゼンを包含している。クロロホルム、塩化メチレ
ンおよび四塩化炭素のようなハロゲン化低級脂肪
族化合物を使用することができ、特にクロロホル
ムが好ましい。 更に有用な溶媒はアミン溶媒である。反応条件
下において液体であるならば広範囲のアミンを使
用することができる。第1級アミンおよび第2級
アミンよりも第3級アミンの方が好ましい。適当
なアミン溶媒の中にはアルキルアミン、シクロア
ルキルアミン、アリールアミンおよび複素環式ア
ミン、例えばモルホリン、ピリジン、ピペラジン
およびピペリジンが包含される。これらの種類の
アミンの例はトリエチルアミンのような各アルキ
ル基に2ないし6個の炭素原子を含む低級アルキ
ルアミン;モノ―シクロヘキシルアミンおよび分
子中に12個までの炭素原子を含むN―アルキル―
シクロヘキシルアミン;アニリンおよび分子中に
12個までの炭素原子を含むN―アルキルアニリン
および分子中に12個までの炭素原子を含むN―ア
ルキルモルホリンである。 その他の有用な溶媒は中位の配位能を有する溶
媒であつて、その中には低級アルキルニトリル、
アセトニトリルおよびベンゾニトリルを包含する
炭化水素芳香族ニトリルのようなニトリル、ベン
ズアミド、アセトアミド、置換基が好ましくは低
級アルキル基であるモノ―およびジ―置換された
アミドを包含するアミドが含まれる。適当な置換
アミドにはN―メチルアセトアミド、N,N―ジ
メチルアセトアミドおよびジメチルホルムアミド
が含まれる。ジメチルスルホキシドのようなジア
ルキルスルホキシドおよびスルホラン(テトラヒ
ドロチオフエン1,1―ジオキシド)およびアル
キル置換スルホランのようなスルホンが適してい
る。ジアルキルとは硫黄原子と窒素原子が2個の
別々の炭素原子に結合していることを意味する。
それらは別個のアルキル基であるかまたは同じ、
すなわち環状アルキル基であつて、例えばテトラ
メチレンスルホキシドおよびN―メチルピロリジ
ノンであり得る。そのアルキル部分は1ないし6
個の範囲の炭素数を有する。ジメチルエーテルお
よびジエチルエーテルを含むジ―低級アルキルエ
ーテルのような単純なエーテルが満足に作用す
る。低級アルキルフエニルエーテルのような炭化
水素芳香族エーテルも使用できる。更に1,4―
ジオキサンのような還状ジエーテルも好適な溶媒
である。 酢酸エチル、酢酸メチルおよび酪酸メチルのよ
うな低級アルカノン酸の単純な低級アルキルエス
テル並びにエチレンカ―ボネートのような環状ジ
エステルも適度な配位能を有する満足な溶媒であ
る。エチルメチルケトンのような低級脂肪族ケト
ンおよびアセトフエノンのような炭化水素芳香族
ケトンを含むケトンも満足な溶媒である。所望な
らばイソプロパノールおよびエチレングリコール
のような低級モノ―アルカノ―ルおよびジ―アル
カノールを使用してよい。適度の配位能を有する
好ましい溶媒はニトリル、ジメチルホルムアミド
のようなホルムアミド、ジ―低級アルキルエーテ
ル、低級アルキルフエニルエーテル、低級アルカ
ノン酸の単純な低級アルキルエステル、ケトンお
よび低級アルカノールを包含している。 本発明において使用される特に好ましい溶媒に
はベンゼン、ジメチルホルムアミド、クロルベン
ゼン、アニソール、N,N―ジメチルアセトアミ
ド、ニトロメタン、酢酸エチル、イソプロパノー
ル、ベンゾニトリル、クロロホルム、エチルメチ
ルケトン、アセトニトリル、ジエチルエーテル、
アセトフエノン、トルエン、エチレングリコー
ル、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ートおよびスルホランが包含される。特に望まし
い溶媒はジメチルホルムアミド、N―メチル―ピ
ロリジノンおよびジメチルスルホキシドであつ
て、これらは当の蟻酸塩に適した溶媒である。 好ましい有機溶媒は1ないし20個の範囲の炭素
数を有する。特に望ましい溶媒は生成物を容易に
分離させる二相系を生成する溶媒、例えばニトロ
メタン、エチレンカーボネートおよびプロピレン
カーボネートである。 溶媒の添加量は第3級有機リン配位子によつて
錯体化したパラジウムを溶解するのに十分な量で
なければならない。 蟻酸塩は水添二量化の水素源として使用され、
蟻酸ナトリウムが好ましい。 反応経過全体の間である程度の蟻酸塩が存在す
るのが望ましい。プロセスをバツチ式に操作する
とき、これは最初に化学量論的な量の蟻酸塩、す
なわちイソプレン各2モルに対して1モルの蟻酸
塩を添加するか、あるいは蟻酸塩の付加的な量を
連続的にまたは周期的に添加することによつて達
成できる。 本発明方法において使用される触媒は第3級有
機リン配位子によつて錯体化したパラジウムまた
はパラジウム化合物である。パラジウムはその可
能な原子価のいずれの状態にあつても、例えば
0、+2等でよく、0価が好ましい。適当なパラ
ジウム化合物にはパラジウムカルボキシレート、
特に分子当り6個までの炭素原子を含むアルカノ
ン酸から誘導されたパラジウムカルボキシレー
ト、例えば酢酸パラジウム(OAC)、錯体、例え
ばパラジウムアセチルアセトネート(AcAc)、
ビス―ベンゾニトリルパラジウム()および塩
化パラジウムリチウム並びにハロゲン化パラジウ
ム、硝酸パラジウムおよび硫酸パラジウム、例え
ば塩化パラジウムおよび硝酸パラジウム(Pd
(NO32(OH)2)および硫酸パラジウムが包含さ
れる。適当な還元されたパラジウム―ホスフイン
錯体はPd(R3P)2またはPd(R3P)3である。パラ
ジウムは反応混合物中に触媒的な量で、すなわち
好ましくは1ないし10-6モル濃度そして更に好ま
しくは10-1ないし10-4モル濃度存在する。 第3級有機リン配位子によつて錯体化されたパ
ラジウム化合物は典型的には、例えば下記の式に
よつて表わされるように、第3級有機リン配位子
を適当なパラジウム化合物と反応させることによ
つて製造される。 2R3P+(PhCN)2PdCl2 →(R3P)2PdCl2 (R3P)2PdCl2+AgCO3 →(R3P)2PdCO3 (R3P)2PdO2+SO2 →(R3P)2PdSO4 (R3P)2PdO2+N2O4 →(R3P)2Pd(NO32 これらの式においてR3Pは第3級有機ホスフイ
ンであるか、またはパラジウム化合物とホスフイ
ンを直接反応器に添加することによりその場で製
造することができる。 反応混合物に溶解できる第3級有機リン配位子
ならばどれでも使用することができる。好ましい
配位子は次の式によつて表わされる。 (RO)aPRb () この式において、リン原子または酸素原子に結
合しているR基は同じかまたは異なつていてヒド
ロカルビル基を表わし、「a」は0ないし3の整
数であり、そして「b」は3―aある。好ましく
は、式の中の各Rはそれぞれ20個よりも少な
い。好ましくは12個よりも少ない炭素原子を有す
るアリール基、アルキル基、アラルキル基または
アルカリール基を表わす。Rで表わされる基の適
当な例はフエニル基、p―トリル基、o―トリル
基、m―トリル基、m―クロルフエニル基、p―
アニソイル基、m―アニソイル基、メチル基、エ
チル基、プロピル基およびブチル基であつて、メ
チル基、エチル基、n―プロピル基、n―ブチル
基、フエニル基およびクロルフエニル基が好まし
い。有機基Rが官能基を含むか、あるいはリン原
子の原子価を1個以上満足することによつてリン
原子と共に複素環式化合物を形成することも適し
ている。好ましくはRはアリール基、アルキル
基、アラルキル基、アルカリール基または1ない
し20個、好ましくは1ないし約12個の炭素原子を
有するこれらの基の混合物を表わすと共に、これ
らは同じである必要はなく、例えばR1R2R3P、
(R1O)PR2R3および(R1O)(R2O)PR3を表わ
す。好ましくはRはアルキル基またはアリール基
を表わし、そして各Rは同じである。 上記の他に、この配位子の式は次のように表わ
すことができる。 R P(OR4f (OR5g(OR6h この式においてc,d,e,f,gおよびhは
個々に0または1に等しく、c+d+e+f+g
+hは3に等しく、そしてRは上に定義したとお
りである。最も好ましい第3級有機リン配位子に
おいては、少なくとも1個のRはベンゼル基また
は枝分れしたアルキル基、アラルキル基、アルケ
ニル基またはシクロアルキル基を表わし、そして
この最後に挙げた4種類の基の各々はリン原子ま
たは酸素原子から2個までの炭素原子において生
ずる分枝を伴つた3ないし10個の炭素原子を有す
る。この好ましいRは媒触錯体に対し選択率を増
大させる立体障害を提供する。好ましいR部分の
例は、アルキル基についてはイソプロピル基、第
2級ブチル基、第3級ブチル基、イソブチル基、
ネオペンチル基、第2級ペンチル基、第3級ペン
チル基、2―メチルブチル基、第2級ヘキシル
基、第3級ヘキシル基、2,2―ジメチルプロピ
ル基であり、アラルキル基についてはα―メチル
ベンジル基、α,α―ジメチルベンジル基、α―
メチル―α―エチルベンジル基、フエニルエチル
基、フエニルイソプロピル基、フエニル―第3級
ブチル基であり、アルケニル基についてはアリル
基、クロチル基、メタリル基、1―メチルエテニ
ル基、1―メチル―2―プロペニル基、2―メチ
ル―2―プロペニル基、1,1―ジメチル―2―
プロペニル基、1―メチル―3―ブテニル基であ
り、そしてシクロアルキル基についてはシクロプ
ロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基およびシクロヘプチル基であ
る。 式で表わされる配位子2種またはそれ以上を
同じ反応で使用することができる。第3級リン配
位子対パラジウムのモル比は適当には少なくとも
1である。好ましくは配位子のパラジウムに対す
るモル比は1:1ないし20:1であり、更に好ま
しくは2:1ないし5:1である。本発明の第3
級有機リン配位子の使用は3,7―ジメチルオク
タ―1,7―ジエンへの極めて高い選択率を提供
する。 別法として、パラジウムまたはパラジウム化合
物と第3級有機リン配位子は反応媒体中に溶解す
る代りに、架橋した合成樹脂に結合させてもよ
い。適当な架橋した合成樹脂の例には架橋したポ
リスチレン、ポリ(α―アルキル)アクリレー
ト、ポリカーボネートおよびポリアミドがある。
一般的な意味においては、結合した配位子は一般
式Z−P(OR)ijを有し、この式においてRは
上に定義したとおりであり、「i」は0ないし2
の整数であり、「j」は2―iであり、そしてZ
は架橋した合成樹脂を表わす。 結合した第3級ホスフインは下記の一般式を持
つことができる。 この式においてR、iおよびjは前に定義した
とおりであり、そしてR6は合成樹脂の反復単位
を表わし、そしてmが正の整数である場合nは0
または正の整数であり、m+nは樹脂の反復単位
の総数に等しく、そして第3級ホスフインによつ
て置換された反復単位の百分率は次の式によつて
表わされる。 m/m+n×100% 第3級ホスフインによつて置換された反復単位
の数は臨界的でない。反復単位のうちの5%以下
がリン置換基を含むときには、結合した触媒を形
成させるためにより多量の樹脂を使用しなればな
らない。したがつて第3級リンによつて置換され
た反復単位を少なくとも10%有するのが望ましい
が、反復単位の20ないし40%がリン置換基を含む
のが好ましい。この置換基は「Journal of the
American Chemical Society」第97巻(7)、第1749
頁(1975年)および「Ann.N.Y.Academy of
Sciences」第239号、第76頁(1974年)に記載さ
れたような周知の方法を使用して樹脂中に導入す
ることができる。このような方法にしたがえば、
パラジウム化合物の溶媒中で混合することによつ
て、パラジウム化合物はリン置換樹脂によつて錯
体化される。 反応性を高めるため、触媒を20ないし90℃の温
度において0.1ないし5時間還元剤と接触させる
ことによつて触媒を予備処理してもよい。還元剤
は気体、固体またはいずれでもよい。気体の還元
剤の例は水素および一酸化炭素であり、液体また
は固体の還元剤の例はヒドラジン、NaBH4
NaOCH3、(イソプロピル)3P、銅、ナトリウム
およびアルミニウムアルキルである。還元は別の
オートクレーブ中で遂行してもよく、あるいは好
ましくはイソプレンを導入する前に水添二量化反
応器において遂行される。有機リン配位子によつ
て錯体化したパラジウムは還元に先立つて本発明
において使用される溶媒に溶解することができ
る。 本方法は連続式でもあるいはバツチ式でも遂行
でき、その反応温度は臨界的ではないけれども0
ないし100℃、好ましくは20ないし70℃に反応を
維持するのが好ましい。本方法は反応温度におい
て液相状態を維持するために十分な圧力下で遂行
し、典型的には、圧力は自生状態におかれる。こ
こで本発明を以下の実施例によつて例証する。 実施例 1―9 ガラスで裏打ちした90mlのオートクレーブにパ
ラジウムアセチルアセトネート0.027ミリモル、
(イソプロピル)ホスフイン0.054ミリモル、蟻
酸塩18.5ミリモル、第表に示した溶媒10ml、水
1ml(55.5ミリモル)およびイソプレン2.5g
(37ミリモル)を装入した。撹拌されている反応
器を種々の温度に2時間加熱し、冷却してからそ
の生成物をガスクロマトグラフイーで分析した。
その結果を第表に示す。
【表】
【表】 比較実験 1―9 蟻酸、アミン塩および上記以外の蟻酸塩を使用
して得られた別の異性体混合物を比較するために
下記の実験を行なつた。 ガラスを裏打ちした80mlのオートクレーブにパ
ラジウムアセチルアセトネート0.027ミリモル、
(イソプロピル)ホスフイン0.054ミリモル、蟻
酸塩または蟻酸18.5ミリモル、第表に示した溶
媒10ml、水1ml(55.5ミリモル)およびイソプレ
ン2.5g(37ミリモル)を装入した。撹拌されて
いる反応器を種々の温度において2時間加熱し、
冷却してからその生成物をガスクロマトグラフイ
ーで分析した。その結果を第表に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 還元剤、第3級有機リン配位子によつて錯体
    化したパラジウムを含む触媒および随意に溶媒の
    存在下においてイソプレンを水添二量化すること
    によつて3,7―ジメチルオクタ―1,7―ジエ
    ンを製造する方法において、水の存在下で蟻酸リ
    チウム、蟻酸ナトリウム、蟻酸アンモニウムまた
    は蟻酸カルシウムまたはこれらの混合物を還元剤
    として使用することを特徴とする、上記方法。 2 蟻酸塩1モル当り少なくとも1モルの水が存
    在することを特徴とする、特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 3 蟻酸塩1モル当り1なしい5モルの水が存在
    することを特徴とする、特許請求の範囲第2項記
    載の方法。 4 第3級有機リン配位子が下記の式を有するこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1ないし3の
    いずれかに記載の方法。 (RO)aPRb () この式において、リン原子または酸素原子に結
    合しているR基は同じかまたは異なつていてヒド
    ロカルビル基を表わし、「a」は0ないし3の整
    数であり、そして「b」は3―aである。 5 第3級有機リン配位子が下記の式を有するこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1ないし3項
    のいずれかに記載の方法。 Z―P(OR)ij () この式においてZは架橋した合成樹脂を表わ
    し、リン原子または酸素原子に結合したR基は同
    じかまたは異なつていてヒドロカルビル基を表わ
    し、「i」は0ないし2の整数であり、そして
    「j」は2―iである。 6 Zが架橋したポリスチレン、ポリ(α―アル
    キル)―アクリレート、ポリカーボネートまたは
    ポリアミドを表わすことを特徴とする、特許請求
    の範囲第5項記載の方法。 7 式およびにおける各々のRがそれぞれ20
    個よりも少ない炭素原子を有するアリール基、ア
    ルキル基、アラルキル基またはアルカリール基を
    表わすことを特徴とする、特許請求の範囲第4な
    いし6項のいずれかに記載の方法。 8 配位子のうちの少なくとも1個のRがベンジ
    ル基または枝分れしたアルキル基、アラルキル
    基、アルケニル基およびシクロアルキル基から選
    ばれた、立体障害を形成する基を表わし、そして
    この最後に挙げた4種類の基の各々はリン原子ま
    たは酸素原子から2個までの炭素原子において生
    ずる分枝を伴つた、3ないし10個の炭素原子を有
    することを特徴とする、特許請求の範囲第4ない
    し7項のいずれかに記載の方法。 9 温度が0℃ないし100℃の範囲にあり、パラ
    ジウムが1ないし約10-6モル濃度の範囲にあり、
    そして第3級有機リン配位子対パラジウムの比が
    少なくとも1であることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1ないし8項のいずれかに記載の方法。 10 溶媒がジメチルホルムアミド、N―メチル
    ピロリジノンまたはジメチルスルホキシドである
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1ないし9
    項のいずれかに記載の方法。
JP6720580A 1979-05-24 1980-05-22 Manufacture of 3*77dimethyloctaa1*77diene Granted JPS55157521A (en)

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US4238279A 1979-05-24 1979-05-24

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DE (1) DE3065507D1 (ja)

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