JPS6241460A - 車両用自動変速機における変速油圧制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機における変速油圧制御装置

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JPS6241460A
JPS6241460A JP18079485A JP18079485A JPS6241460A JP S6241460 A JPS6241460 A JP S6241460A JP 18079485 A JP18079485 A JP 18079485A JP 18079485 A JP18079485 A JP 18079485A JP S6241460 A JPS6241460 A JP S6241460A
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hydraulic pressure
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hydraulic
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田中 祐市
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、摩擦係合要素の係合時に変速ショックのない
適正な油圧を送給する車両用自動変速機における変速油
圧制御装置に関する。
〔従来の技術〕
車両用自動変速機は、クラッチ、ブレーキ等の油圧式摩
擦係合要素に油圧を送給して、これら摩擦係合要素を回
転ドラム、ギヤ等の任意の回転要素に係合させて選択す
ることにより入力軸と出力軸との開の変速比切換(変速
)を車両の運転状態に応じて自動的に行なうものである
一般的な車両用自動変速機の一例をその概略構造を示す
第7図を参照して説明すると、車両の動力源となるエン
ジン2のクランク紬4はトルクフンバータロのポンプ8
に直結されている。
トルクフンバータロは、ポンプ81タービン10゜ステ
ータ12.ワンウェイクラッチ14を有し、ステータ1
2はワンツェイクラッチ14を介してケース16に結合
され、ワンウェイクラッチ14によりステータ12はク
ランク細4と同方向へは回転するが、その逆方向の回転
は許容されない構造となっている。
タービン10に伝えられたトルクはタービン10と一体
の入力軸20によってその後部に配設された前進4段後
進1段の変速段を達成する歯車変速装置22に伝達され
る。
この変速装置22は、3組のクラッチ24,26゜28
.2組のブレーキ30,32.1!ILのワンウェイク
ラッチ34およ11組のラビニョ型遊星歯車機構36で
構成されている。遊星歯車磯枯36は、リングギヤ38
.ロングピニオンギヤ40.ショーFピニオンギヤ42
.フロントサンギヤ44.リヤサンギヤ4G1両ピニオ
ンギヤ40.42を回転自在に支持し自身も回転可能な
キャリア48から構成されており、リングギヤ38は出
力軸50に連結され、フロントサンギヤ44はキックダ
ウンドラム521フロントクラツチ24を介して入力軸
20に連結され、リヤサンギヤ46はりャクラッチ26
を介して入力軸20に連結され、キャリア48は機能上
並列となるように配設されたローリバースブレーキ32
とワンツェイクラッチ34とを介してケース16に連結
されるとともに変速装置22の後端に配設された4速ク
ラツチ(エンドクラッチ)28を介して入力軸20に連
結されている。なお、キックダウンドラム52はキック
ダウンブレーキ30によってケース16に固定的に連結
可能となっている。
そして、’ili、星歯QLfi構36を通ったトルク
は、出力軸50に固着されたトランス7アドライブギヤ
60よりアイドルギヤ62を経て被駆動ギヤ64に伝達
され、さらに被駆動ギヤ64に固着されたトランス77
シヤ7)66、ヘリカルギヤ68を介して駆動輪の駆動
軸70が連結された差動歯qt装置72に伝達される。
摩擦係合要素である上記各クラッチ、ブレーキはそれぞ
れ係合用ピストン装置あるいはサーボ装置等をそなえた
摩擦係合装置で構成されており、トルクコンバータ6の
ポンプ8に連結されることによりエンジン2により駆動
されるオイルポンプ(図示せず)で発生する油圧によっ
て作動される。
このオイルポンプからの油圧は、後述する油圧制御装置
によって、種々の運転状態検出装置により検出された運
転状態に応じて各クラッチ、ブレーキに選択的に供給さ
れ、各クラッチ、ブレーキの作動の組み合わせによって
前進4段後進1段の変速段が達成されるが、その詳細な
構成や作用は特開昭58−4G258号公報等に開示さ
れている通りである。
ここで、例えば1速固定のレンジ以外(いわゆるDレン
ジ)での1速の変速段においては、フロントクラッチ2
4および4速クラツチ28が非接続の状態にあると共に
キックダウンブレーキ30およびローリバースブレーキ
32が解除されており、更にリヤクラッチ26が接続す
ると共にワンウェイクラッチ34が機能している状態と
なっている。この場合、2速へのアップシフトはキック
ダウンブレーキの連結のみで達成され、ワンウェイクラ
ッチ34が機能しなくなるようになっている。
この変速システムを実現する油圧制御回路の一部を示す
tJSB図に示すように、キックダウンブレーキ30の
作動を制御するキックダウンサーボ80には1−2シフ
ト弁81が油路82を介して接続しており、この1−2
シフト弁81には油圧制御弁83とシフト制御弁84と
がそれぞれ油路85゜86を介して接続している。
1速の変速段においてシフト制御弁84の作動を制御す
る一対の電磁弁87,88は、共に油路89.90を解
放しているため、シフト制御弁84の中央のスプール9
1が第8図中、左側へ変位して油路86をシフト制御弁
84の排油ボー)EXへ連通させ、1−2シフト弁81
のスプール92が第8図中、左端へ変位した状態にある
。この結果、油路82が1−2シフト弁81の排油ボー
トEXに連通してキックダウンサーボ80の圧縮コイル
ぼね93のばね力によりピストン94が第8図中、右側
へ戻されており、キックダウンドラム52に対するキッ
クダウンブレーキ30の係合が解除されている。また油
圧制御弁83に接続する2本の油路95,96のうち、
一方の油路95に付設されて電子制御装置97によりデ
ユーティ制御される電磁弁98のデユーティ率が100
%に設定されており、油路95には油圧制御弁83のリ
ターンスプリングに打勝つ油圧が作用していない。この
ため、油圧制御弁83のスプール99が第8図中、左側
に変位して油路85が油圧制御弁83の排油ボー)EX
に連通している。
この状態から2速への77プシ7トを行なう場合、車両
の走行条件から電子制御装置97が一方の電磁弁87を
繰作して油路89を閉塞するため、中央のスプール91
がPt58図中、右側へ変位して前記オイルポンプから
の圧油(以下、これをライン圧と呼称する)はシフト制
御弁84に接続する油路100から油路86を通って1
−2シフト弁81に送給される。このため、1−2シフ
ト弁81のスプール92は第8図中、右端へ変位して油
路82.85が1−2シフト弁81を介して連通する。
一方、電磁弁98のデユーティ率が電子制御装置97に
より減少されるため、油路95の油圧がこのデユーティ
率の減少に応じて上昇し、この上昇した油圧がスプール
99に作用する。これによりスプール99は、第8図中
、右側へ変位し、油路96からのライン圧が上記デユー
ティ率に応じ油圧制御弁83で減圧されて油路85へ供
給される。
その後は上記デユーティ率に応じた値に調整された油圧
が油路85,82を通ってキックダウンサーボ80に供
給され、そのピストン94を第8図中、左側にストロー
クさせてキックダウンブレーキ30がキックダウンドラ
ム52を締め付けるようになっている。
ところで、この上うな1速から2速への変速段も含めて
全ての変速段において、摩擦係合要素への送給油圧の変
化特性が不適正であると、摩擦係合要素が急激に係合し
て変速ショックを生じたり、あるいは摩擦係合要素に過
大な滑りが生じて摩擦係合要素を劣化させてしまったり
する。このため、1速から2速への変速段においては、
在米上り、キックグランサーボ80への送給油圧の変化
特性を司る電磁弁98のデユーティ率を、第8図に示す
ようにピストン94に付設されたポテンショメータ等の
ビストンストロークセンサ101で検出されるピストン
94の作動ストローク位置に対応させて次のような方法
で制御していた。すなわち、第9図(c)に示すビズト
ン94の作動ストローク位置(ピストン94の作動スト
ローク範囲はビストンストロークセンサ101の分圧比
としてに、〜に2の間である)に応じて、第9図(a)
に示すように電子制御装置1!97からの電気的指令で
電磁弁98のデユーティ率を変化させるものであり、第
9図(b)中、点線で示すように、ピストン94が係合
側へストロークして予め設定された係合寸前の設定位置
に到達するまでは電気的指令によりキックグランサーボ
80に高油圧が送給されるようにし、ピストン94が上
記設定位置に到達すると電気的指令による油圧(電気的
指令油圧)を変速ショックのない変速に適する値に下げ
て変速を実行する。
なお、第9図(b)において、ピストン94のストロー
クによりキックグランサーボ80の油圧室容積が変化す
るため、図中点線で示すように電気的指令油圧(送給油
圧)をステップ状としても実際にピストン94に作用す
る油圧は図中実腺で示すように変化する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の変速油圧制御手段では
、ピストン94の作動ストローク完了時の油圧変動(オ
ーバーシュート)により第9図(b)中に符号aで示す
ように急激な油圧の立上りを生じてしまい、このために
キックダウンブレーキ30が急激に係合してItが前方
へ押出されるような変速ショックを生じるという問題点
がある。
そこで、第10図(a)、(b)に示すごと(、摩擦係
合要素のビストンストローク完了直前で一旦油圧を下げ
て(デユーティ率で言えばd1+5%にする。ここでd
、は学習された変速初期デユーティ率である)、ビスト
ンストローク速度を落とし、以後機々に摩擦係合要素を
係合させてゆくことにより、摩擦係合要素のビストンス
トローク完了時のトルク波動を抑制できるようにしたも
のも提案されている(特願昭60−13453号)。
なお、第10図(c)はキックダウンドラム押付力変化
を示すグラフである。
しかしながら、このような従来の手段では、d1+5%
に相当する油圧が低い低スロツトル開度領域では、摩擦
係合要素のピストンがストロークせず第10図(d)の
b部(実線部)でブレーキ感を生じる一方、d、+5%
に相当する油圧が高い高スロットル開度領域では、d1
+5%から61%への移行時[第10図(a)、(b)
の符号0部参照Jに、5%相当の油圧をあげるため、一
度減速したピストンが再び加速され、これにより第10
図(d)のe部(一点鎖線部)でトルク波動が生じると
いう問題点がある。
その結果どちらの場合も変速フィーリングが悪くなる。
また、初期油圧を指令してから実際の変速が開始される
までの油圧上昇割合βをスロットル開度によらず一定値
(例えば3%/5ee)にしているので、このβの値が
必要以上に大きく設定されていたとすると、低スロツト
ル開度領域でのトルク立ち上がりが急になってショック
を発生する一方、βの値が必要値よりも小さいと、高ス
ロットル開度領域でのブレーキ感が大きくなって変速フ
ィーリングの悪化を招く。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、どのようなスロットル開度領域においても、変速時に
ブレーキ感やシタツクを生じないようにした、車両用自
動室X1!磯における変速油圧制御装置を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明の車両用自動変速機における変速油圧
制御装置は、エンジンの回転動力が入力される入力軸と
、車両の駆動輪へ回転動力を出力する出力軸と、任意の
回転要素を選択することにより上記の入力軸と出力軸と
の間の変速比を選択的に切り替える油圧式摩擦係合要素
とをそなえた車両用自動変速機において、上記摩擦係合
要素へ供給する油圧を電気信号に応じて調整する油圧調
整手段と、変速中に回転速度が変化する回転要素の回転
速度を検出する検出手段と、同検出手段によって検出さ
れた回転速度の変化率が予め設定された目標変化率に追
従するように上記摩擦係合要素へ油圧を電気的にフィー
ドバック制御する制御手段とをそなえるとともに、変速
開始時に上記摩擦係合要素へ供給する初期油圧の値を設
定する初期油圧設定手段をそなえ、同初期油圧設定手段
が、上記初期油圧を決定するための第1電気制御値を上
記フィードバック制御の所要時点における第2電気制御
値から求めた初期油圧設定のためのrjS3電気制御値
と上記摩擦係合要素の可動部材を駆動する最小油圧に相
当する第4電気制御値との間に設定する手段をそなえて
構成されたことを特徴としている。
また、本発明の車両用自動変速機における変速油圧制御
装置は、エンジンの回転動力が入力される入力軸と、車
両の駆動輪へ回転動力を出力する出力軸と、任意の回転
要素を選択することにより上記の入力軸と出力軸との間
の変速比を選択的に切り替える油圧式摩擦係合要素とを
そなえた重両用自動変速機において、上記摩擦係合要素
へ供給する油圧を電気信号に応じて調整する油圧調整手
段と、変速中に回転速度が変化する回転要素の回転速度
を検出する検出手段と、同検出手段によって検出された
回転速度の変化率が予め設定された目標変化率に追従す
るように上記摩擦係合要素へ油圧を電気的にフィードバ
ック制御する制御手段とをそなえるとともに、変速開始
時に上記摩擦係合要素へ供給する初期油圧の値を設定す
る初期油圧設定手段と、同初期油圧設定手段により設定
された初期油圧を上記摩擦係合要素へ供給した後に所要
の割合で油圧を変化させてゆく油圧変更手段とをそなえ
、同初期油圧設定手段が、上記初期油圧を決定するため
の第1電気制御値を上記フィードバック制御の所要時点
における第2電気制御値から求めた初期油圧設定のため
の第3電気制御値と上記摩擦係合要素の可動部材を駆動
する最小油圧に相当する第4電気制御値との間に設定す
る手段をそなえて構成されるとともに、上記油圧変更手
段が、油圧変化率側車両の運転状態に応じて変える油圧
変化率可変手段をそなえて構成されたことを特徴として
いる。
〔作 用〕
上述の第1番目の発明の車両用自動変速機における変速
油圧制御装置では、変速に際し変速のための電気信号が
出されると、まず摩擦係合要素へ比較的高い油圧が供給
され、これにより摩擦係合要素の可動部材が係合側へ駆
動され、係合直前において油圧が下げられ初期油圧設定
手段によって設定された初期油圧状態にされる。これに
より摩擦係合要素の可動部材が減速して保合側へ更に駆
動される。このときこの初期油圧を決定するための第1
電気制御値が、フィードバック制御の所要時点における
第2電気制御値から求めた初期油圧設定のためのl:t
S3電気制御値と、摩擦係合要素の可動部材を駆動する
最小油圧に相当する第4電気制御値との間に設定されて
いるので、スロットル開度の大小によって変速時にブレ
ーキ感やショックを招くことがなくなる。
また、上述の第2番目の発明の車両用自動変速機におけ
る変速油圧制御装置では、摩擦係合要素の可動部材を初
期油圧状態で駆動した後に、所要の割合で油圧を高圧側
へ変化させて係合度を高めてゆくが、このときの油圧変
化率を重両の運転状態に応じて変えることが行なわれる
ので、やはり変速時のブレーキ感やショックを十分に抑
制することができる。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の一実施例としての車両用自動
変速機における変速油圧制御装置について説明すると、
第1図はその概略構成図、第2図はその作用を説明する
ための70−チャート、第3図(a)、(b)* (c
)、 (dL (e)、(f )はそれぞれその低スロ
ツトル開度領域におけるデユーティ率変化。
電気的指令油圧変化、キックダウンサーボ油圧変化、ビ
ストンストローク変化、ドラム押付力変化。
変速機出力軸トルク変化を従来のものと比較して示すグ
ラフ、第4図(a)、(b)l(c)、(d)、(e)
、(f)はそれぞれその高スロットル開度顯域における
デユーティ率変化、電気的指令油圧変化、キックグウン
サーポ油圧変化、ビストンストローク変化、ドラム押付
力変化、変速機出力軸トルク変化を従来のものと比較し
て示すグラフ、tlS5図はそのスロットル開度のゾー
ンを説明するための特性図、第6図はそのタービン回転
速度の目標変化を示すグラフであり、第1〜6図中、第
7〜10図と同じ符号はほぼ同様の部分を示している。
本装置を付設される自動変速機ATは、第1゜7図に示
すごとく、エンジン2の回転動力が入力される入力軸2
0と、自動車の駆動輪(前輪あるいは後輪)へ回転動力
を出力する出力軸50とをそなえるとともに、3組のク
ラッチ24,26.28.2組のブレーキ30,32、
illのワンウェイクラッチ34およ11組のラビニョ
型3!星歯嘱磯構36を有する変速装置!!22をそな
えている。
また、この自動変速機ATは、クラッチ24゜26.2
8やブレーキ30.32等へ供給する油圧を電気信号に
応じて調整する油圧調整手段を構成する油圧制御回路○
Cをそなえており、この油圧制御回路OCはその一部を
示すとfjS8図のようになるが、この油圧制御回路O
Cはシフト弁81゜油圧制御弁83.シフト制御弁84
.マニュアルパルプ、油圧制御用電磁弁98等を適宜の
油路で連結して成り、これらの油路は更にクラッチ24
゜26.28やブレーキ30.32等に接続されている
ところで、油圧制御回路oCの電磁弁98へ所要のデユ
ーティ率の電気制御信号を出力するコントローラCLが
設けられており、このコントローラCLからの電気信号
を例えば電磁弁98がうけると、デユーティ率100%
で油路95の信号油圧が0となり、デユーティ率が小さ
くなってゆくと、これに応じて油路95の信号油圧が高
くなり、これにより油圧制御弁83のスプール99に作
用する油圧が変わり、その結果油路96からのライン圧
がデユーティ率に応じて油圧制御弁83で減圧されて油
路85へ供給されるようになっている。
今、キックダウンサーボ80へ供給する油圧制御に着目
すると、ピストン94のストロークiを検出するビスト
ンストロークセンサ101.スロットル開度θtを検出
するスロットルセンサ200゜タービン回転速度NT+
変速機出力軸回転数N0をそれぞれ検出する回転数セン
サ201(この回転数センサ201が変速中に回転速度
とが変化する回転要素の回転速度を検出する検出手段を
構成する)およびその他エンジン回転数やエンジン出力
トルクやエンジン油温や車速等を検出するセンサ類20
2が設けられており、これらのセンサ200〜202か
らの検出信号がコントローラCLへ入力されるようにな
っている。
また、コントローラCLは、タービン回転速度N丁の変
化率ゐTが予め設定された目標変化率(+13に追従す
るようにキックダウンサーボ80への油圧を電気的にフ
ィードバック制御する制御手段C1゜2速への変速開始
時にキックダウンサーボ80へ供給する初期油圧の値を
設定する初期油圧設定手段l03M、この初期油圧設定
手段l05Mにより設定された初期油圧をキックダウン
サーボ80へ供給した後に所要の割合β%/secで油
圧を変化させてゆ(油圧変更手段OCMの各機能を有し
ているが、更に初期油圧設定手段■○SMは、初期油圧
を決定するための電気量(第1電気制御値)d、を上記
フィードバック制御の所要時点における電気量(第2電
気制御値)dt’から求めた初期油圧設定のための電気
量(p1%3電気制御値)dlと上記キックダウンサー
ボ80のピストン94を駆動する最小油圧に相当する電
気量(pt44電気制御値)mとの間に設定する手段を
そなえて構成されるとともに、油圧変更手段OCMは、
油圧変化率βを車両の運転状態に応じて変える油圧変化
率可変手段OCVMをそなえて構成されている。さらに
、油圧変化率可変手段OCVMは、上記電気量d、に相
当する油圧が高くなるのに応じて大きくなる傾斜で油圧
を時間的に変化させたり、トルクが大きくなるのに応じ
て大きくなる傾斜で油圧を時間的に変化させる手段をそ
なえてもが成されている。
具体的には、上記初期油圧を決定するための電気量d1
、即ち変速初期デユーティ率d、は次の式で表わされる
d、=(d、+3 Xm)/ 4  (%)ここで、d
、は上記フィードバック制御の所要時点における電気f
A<即ち前回の変速結果覧こ相当するデユーティ率)d
1′から演算された初期油圧設定のための電気量(即ち
d、′から求めた変速開始油圧に相当するデユーティ率
)、mはピストン94をストロークさせる最小油圧(設
定値)に相当する電気量(デユーティ率)である。
上記の式から、d、はdlとmとの重みつき式で表わさ
れるが、この式からd、はd説(とを3:1に内分した
値に設定されることがわかる。
また、油圧変化率βは例えば次式で表わされる。
β=6.8+(1,IX(m−d+)/21上記の式か
らβはdlとmとの差の1次式として表わされることが
わかる。
次に、本装置の作用について説明する。本装置はtjS
2図に示すフローチャートに従って変速中のキックダウ
ンサーボ80への送給油圧が制御される。なお、この7
0−チャートは、本出願人が特願昭59−69926号
、特願昭59−82864号、特願昭59−20449
1号等において既に提案したキックダウンブレーキ30
の半係合状態におけるキックダウンサーボ80への送給
油圧を制御するフィードバック制御および自動変速機を
エンジンの排′jc量等の規格に適合させるための変速
初期油圧設定制御をも実施するものであり、本発明に係
る部分は主に70−チヤート中X印の間の部分である。
上記フローチャートにおいで、コントローラCLにより
1速から2速への変速IJl′I始信号が発信号れて、
ン7トコントロール電磁弁87.88が前述のように切
り替えられると、電磁弁98のデユーティ率を40%と
して指令する[第3図(a)および第4図(a)参照1
oこの結果、このデユーティ率指令(電気的指令)によ
り、第3図(b)お上びm4図(b)中実線で示すよう
にデユーティ率40%に対応した比較的高い油圧(電気
的指令油圧)がキックダウンサーボ80に送給され、ピ
ストン94が保合側(第8図中左方)へストロークする
ついで、エンジン2のスロットル開度θtを検出してメ
モリし、このスロットル開度θLが第5図に示すように
全スロットル開度を4つに分割したA−Dゾーン(ここ
でAゾーン、は高スロットル開度領域、D・/−ンは低
スロツトル開度領域であり、B、Cゾーンは中間スロッ
トル開度領域である)のいずれに属するか判定される。
今、スロットル開度θしがDゾーン(低スロツトル開度
領域)に属すると判定されたとすると、その後はこのD
ゾーンにおける定数θl’ 1(II″、aを読み込み
、デユーティ率d、を演算式(L”(L’−’(θを一
〇、′)から演算すると共に、本発明に係る効果を奏す
るための変速初期デユーティ率d、を(d + + 3
 X m )/ 4%として求め、更に変速初期デユー
ティ率d4の減算値(油圧変化率)βを16 、8 +
 1 、 I X(m−d+)/ 21atとして求め
ておく、なお、Δtはタイマセット時間である。
ついで、ピストン94のストローク位置kをビストンス
トロークセンサ101により検出し、このストローク位
置かに2− (90/8)x 0.8%以上の間、デユ
ーティ率d4を電磁弁98に指令する[第3図(d)参
照1゜この結果、第3図(b)中実線で示すように電気
的指令油圧は変速初期デユーティ率d4に対応した電気
的指令油圧になる。
このときスロットル開度θtがDゾーン(低スロツトル
開度領域)に属しているから、演算式(d+ +3 X
+*)/ 4の演算結果より、変速初期デユーティ率d
、は第3図(a)の実線部に示すような値に設定される
。そしてこの変速初期デユーティ率d4は従来手段(以
下、従来手段あるいは従来のものというときは特願昭6
0−13453号の技術をいう)によって設定されるデ
ユーティ率d、+5%よりも小さいから、ピストン94
に作用する油圧を従来のものに比べ高くすることができ
、これにより変速指令から変速開始までの時間を従来の
ものよりも短くすることができ、その結果従来のもので
は生じていたブレーキ感をなくすことができる[第3図
(「)参照1゜ なお、本実施例ではデユーティ率40%に対応する高圧
の電気的指令油圧から変速初期デユーティ率d、に対応
する低圧の電気的指令油圧への変更をセンサ101の分
圧比でに2− (90/8)X O、8%になったとき
に行なうようにしたが、このストローク幅はこれに限ら
ずエンジンや自動変速機の種々条件等により適宜定めら
れるものであり、またこのようにピストン94のストロ
ークで規定せずにある微小時間で規定するようにしても
よい。
ところで、変速初期デユーティ率d、を指令したあとは
、タイマをセットして変速を更に実行するが、タイマセ
ット後は入力軸回転速度に対応するタービン10の回転
速度NTおよび出力軸の回転速度に対応するトランス7
アドライブギヤ60の回転速度N。を検出し、本実施例
では N丁≦N o X 2 、7で規定される1速の同期外
れが達成されたか否かを判断する。この判断の結果、同
期外れが達成されていない場合には、電気的指令油圧を
徐々に上昇させるよう変速初期デユーティ率d、から先
に演算した減算値βを減算するという繰作を繰返し行な
って、同期外れを達成する。
このとき、スロットル開度θLがDゾーン(低スロツト
ル開度領域)に属しているから、演算式%式% 減算値βは第3図(、)の実線傾斜部となるような値に
設定される。この値は従来の減算値β(=3)よりも小
さくなるから、変速時のトルク立上がりを緩やかにする
ことができ、これにより変速フィーリングの向上をもた
らす。
そして上記のようにして1速の同期外れが達成されると
、第6図に示すように、スロットル開度θtに対応した
タービン10の回転速度のこの変速中における目標変化
率るsを演算し、前述したフィードバック制御を行なう
。すなわち、実際のタービン10の回転速度N丁から演
算された回転速度の実変化率る丁と、キックダウンサー
ボ80に最適な度合で油圧が送給されてキックダウンブ
レーキ30の係合ショックや過大な滑り等が生じない状
態で変速が達成された場合にタービン10が示す回転速
度変化率イs(目標変化率)とを比較して、この実変化
率ゐTと目標変化率edSとのずれΔゐを演算する。そ
して、ずれtに対するディンγ=bjta、(但しbは
定数)を演算して、デユーティ率補正量Δd=γΔるを
演算し、このデユーティ率補正量Δdで上記デユーティ
率d、を補正したデユーティ率d0を指令して電磁弁9
8を駆動する。そして実際のタービン10の回転速度N
Tおよびトランス7アドライブギヤ60の回転速度N0
を検出して、本実施例ではNT≦N0X1.7で規定さ
れる2速への同期が達成されたか否かを判断する。この
結果、同期が達成されていない場合には、このデユーテ
ィ率d。をデユーティ率d1として上記と同様な補正を
行ない、フィードバック制御を繰返し行なって、同期を
達成する。すなわち、上記のフィードバック制御によれ
ば、キックダウンサーボに送給される油圧は上記ずれ1
品を少なくするよう調整され、第6図中点線で示す実際
のタービン10の回転速度変化は、同図中実線で示す目
標変化率c53に追従する。従って、キックダウンサー
ボ80への送給油圧は最適に制御され、ここにおいても
変速ショックのない変速が達成される。
上記のようにして同期が達成されると、この時点のデユ
ーティ率d。を本実施例では0.1秒保持した後、デユ
ーティ率を100%に指令して2速への変速を完了する
が、この繰作の間に上記デユーティ率d。およびスロッ
トル開度θ。から次回のDゾーンにおける変速用の定数
αを演算式a=(cl、’−d、)/(θ0−θI′)
から求め、どれをメモリしておく。この結果、次回のD
ゾーンにおける変速では、デユーティ率d1を演算する
定数αが上記フィードバック制御により補正され、より
適正なデユーティ率d1ひいては変速初期デユーティ率
d、を定め得るようになっている。
ところで、スロットル開度θLがAゾーン(高スロット
ル開度領域)に属すると判定された場合を考えると、こ
の場合もこのAゾーンにおける定数θl’ ldl’ 
laを読み込み、デユーティ率d、を演算式cl+:d
I′’(θを一01′)から演算すると共に、本発明に
係る効果を奏するための変速初期デユーティ率d、を(
d、 +3 xm)/ 4%として求め、更   ゛に
変速初期デユーティ率d、の減算値βを16.8 +1
 、 I X(m−dl)/21ΔLとして求めておく
ついで、この場合もピストン94のストローク位置kを
センサ101により検出し、このストローク位置がkl
−(90/8)x 0 、8%以上の間、デユーティ率
d、を電磁弁98に指令する[第4図(d)参照]、こ
の結果、第4図(h)中実縁で示すように電気的指令油
圧は変速初期デユーティ率d4に対応した電気的指令油
圧になる。
このときスロットル開度θLがAZ−ン(高スロットル
開度領域)に属しているから、演算式(d、 + 3 
X+a)/ 4の演算結果より、変速初期デユーティ率
d、は第4図(、)の実線部に示すような値に設定され
る。そしてこの変速初期デユーティ率d、は従来手段に
よって設定されるデユーティ率c1.+5%から81%
への移行時の5%相当分よりも小さいから、ピストン9
4に作用する油圧変化を従来のものに比べ小さくするこ
とができ、これにより従来のものでは生じていたトルク
波動に基づくショック[第4図(f)の点線部参照]を
なくすことができる[第4図(f)の実線部参照]。
なお、このAゾーンにおける制御においても、デユーテ
ィ率40%に対応する高圧の電気的指令油圧から変速初
期デユーティ率d、に対応する低圧の電気的指令油圧へ
の変更をセンサ101の分圧比でに2− (9078)
X 0.8%になったときに行なうようにしたが、この
ストローク幅はこれに限らずエンジンや自動変速機の種
々条件等により適宜定められるものであり、またこのよ
うにピストン94のストロークで規定せずにある微小時
間で規定するようにしてもよい。
ところで、変速初期デユーティ率d、を指令したあとは
、タイマをセットして変速を更に実行するが、タイマセ
ット後は入力軸回転速度に対応するタービン10の回転
速度NTおよび出力軸の回転速度に対応するトランス7
アドライブギヤ60の回転速度N。を検出し、この場合
もN、≦N、x2.7で規定される1速の同期外れが達
成されたか否かを判断する。この判断の結果、同期外れ
が達成されていない場合には、電気的指令油圧を徐々に
上昇させるよう変速初期デユーティ率d4から先に演算
した減算値βを減算するという操作を繰返し行なって、
同期外へを達成する。
このとき、スロットル開度θtIJfA’7−ン(高ス
ロットル開度領域)に属しているから、演算式16.8
+1.IX(m  dl)/2Ltの演算結果より、減
算値βは第4図(a)の実線傾斜部となるような値に設
定される。この値は従来の減算値β(=3)よりも大き
くなるから、変速時のブレーキ感をほとんどなくすこと
ができ、これにより変速フィーリングの向上をもたらす
なお、その後1速の同期外れが達成されたあと、2速へ
の変速を完了させるプロセスや定数αを記憶させるプロ
セスはDゾーン(低スロツトル開度領域)の場合と同様
である。
また、スロットル開度θ(がBゾーンやCゾーン(中間
スロットル開度領域)に属している場合も、上記の演算
式d、=(cl++ 3 xm)/4お上りβ”[6,
8+1.IX(m  dl)/ 21atカラcLヤβ
が演算され、この演算結果を使用して変速油圧制御が行
なわれるので、この場合もブレーキ感や変速時のトルク
波動を生じることなく円滑な変速が可能となる。
このように、前回の変速時のデータを基に次回の変速時
の変速初期デユーティ率、すなわち変速初期油圧をより
最適値に近づけるという変速初期油圧設定制御によれば
、排気量、出力トルク量等の規格上エンジンに適合して
いない自動変速機をこのエンジンに組合わせても使用の
過程において自動変速機を元々適合していないエンジン
に適合させることができる。すなわち、変速初期油圧が
高すぎたりあるいは低すぎたりすると、変速開始信号が
発信されるやいなや摩擦係合要素が係合状態となって多
大な変速ショックを米したりあるいは変速動作が長時間
かかったりするという不共合があるが、上記制御によれ
ば使用の過程においてこれら不具合は解消されるほか、
どのようなスロットル開度領域においても、変速ショッ
クやブレーキ感を招くことなく変速操作が可能である。
すなわち摩擦係合要素結合瞬間のトルク容量の適正化を
はかることができ、変速フィーリングが極めて良好とな
るのである。
なお、第3図(c)および@4図(c)はそれぞれ低ス
ロツトル開度領域および高スロットル開度領域でのキッ
クダウンサーボ油圧変化を示すグラブであり、第3図(
e)および第4図(e)はそれぞれ低スロツトル開度領
域および高スロットル開度領域でのキックダウンドラム
押付力変化を示すグラフである。
また、上記の例では、1速から2速への変速段を例に説
明したが、上記以外の変速段についても同様にして実施
できることはいうまでもない。
さらに、減算値βの演算に当たっては、初期変速デユー
ティ率d4に相当する油圧が高くなるのに応じて大きく
なるようにするほか、エンジン出力トルクが大きくなる
のに応じて大きくなるようにしてもよく、更に減算値β
は他の車両の運転状態(例えばエンジン回転速度や車速
)に応じて変えるようにしてもよい。
なお、変速初期ダニ−ティ率d、は演算式(4+ 3 
X+n)/ 4によらずに、その他の演算式、例えば(
xd1+ yIM)/ (x + y)%[ここで、x
、yは任意の数1のような式あるいはその他の式により
求めて、d、をd、と16との開に設定するようにして
もよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の車両用自動変速機におけ
る変速油圧制御装置によれば、摩擦係合要素の係合側へ
の作動時に、摩擦係合要素へ最適な油圧を供給すること
ができ、これにより従来のものではあるスロットル開度
領域においてブレーキ感が生じ他のスロットル開度領域
においてはトルク波動に基づく変速ショックが生じてい
たのを、どのようなスロットル開度領域においてもブレ
ーキ感や変速ショックを起こすことなく円滑な変速フィ
ーリングが達成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
#S1〜6図は本発明の一実施例としてのIl1両用自
動変速機における変速油圧制御装置を示すもので、第1
図はその概略構成図、第2図はその作用を説明するため
の70−チャート、第3図(a)、(b)。 (e)、(d)、(e)、(f)はそれぞれその低スロ
ツトル開度領域におけるデユーティ率変化、電気的指令
油圧変化、キックグランサーボ油圧変化、ビストンスト
ローク変化、ドラム押付力変化、変速機出力軸トルク変
化を従来のものと比較して示すグラフ、第4図(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)−(f)はそれぞれそ
の高スロットル開度領域におけるデユーティ率変化。 電気的指令油圧変化、キックダウンサーボ油圧変化、ビ
ストンストローク変化、ドラム押付力変化。 変速機出力軸トルク変化を従来のものと比較して示すグ
ラフ、第5図はそのスロットル開度のゾーンを説明する
ための特性図、第6図はそのタービン回転速度の目標変
化を示すグラフであり、第7〜9図は従来の車両用自動
変速機における変速油 。 圧制御装置を示すもので、第7図はその車両用自動変速
機の一例を示す概略構成図、tlS8図はその油圧制御
回路の一部を示す概略構成図、第9図(a)。 (b)、(C)はそれぞれそのデユーティ率変化、キッ
クグランサーボ油圧変化、ビストンストローク変化を示
すグラフであり、第10図(a)、 (b)、 ((り
、 (cl)はそれぞれ従来の他の車両用自動変速機に
おける変速油圧制御装置を用いた場合のデユーティ率変
化。 キックグランサーボ油圧変化、ドラム押付力変化。 変速磯出力紬トルク変化を示すグラフである。 2・・エンジン、10・・タービン、20・・入力軸、
30・・キックダウンブレーキ、50・・出力軸、80
・・キックグランサーボ、94・・ピストン、98・・
電磁弁、101・・ビストンストロークセンサ、200
・・スロットルセンサ、201・・回転数センサ、20
2・・センサ類、AT・・自動変速機、C1・・制御手
段、CL・・コントローラ、l09M・・初期油圧設定
手段、OC・・油圧制御回路(油圧調整手段)、OCM
・・油圧変更手段、OCVM・・油圧変化率可変手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンの回転動力が入力される入力軸と、車両
    の駆動輪へ回転動力を出力する出力軸と、任意の回転要
    素を選択することにより上記の入力軸と出力軸との間の
    変速比を選択的に切り替える油圧式摩擦係合要素とをそ
    なえた車両用自動変速機において、上記摩擦係合要素へ
    供給する油圧を電気信号に応じて調整する油圧調整手段
    と、変速中に回転速度が変化する回転要素の回転速度を
    検出する検出手段と、同検出手段によって検出された回
    転速度の変化率が予め設定された目標変化率に追従する
    ように上記摩擦係合要素へ油圧を電気的にフィードバッ
    ク制御する制御手段とをそなえるとともに、変速開始時
    に上記摩擦係合要素へ供給する初期油圧の値を設定する
    初期油圧設定手段をそなえ、同初期油圧設定手段が、上
    記初期油圧を決定するための第1電気制御値を上記フィ
    ードバック制御の所要時点における第2電気制御値から
    求めた初期油圧設定のための第3電気制御値と上記摩擦
    係合要素の可動部材を駆動する最小油圧に相当する第4
    電気制御値との間に設定する手段をそなえて構成された
    ことを特徴とする、車両用自動変速機における変速油圧
    制御装置。
  2. (2)エンジンの回転動力が入力される入力軸と、車両
    の駆動輪へ回転動力を出力する出力軸と、任意の回転要
    素を選択することにより上記の入力軸と出力軸との間の
    変速比を選択的に切り替える油圧式摩擦係合要素とをそ
    なえた車両用自動変速機において、上記摩擦係合要素へ
    供給する油圧を電気信号に応じて調整する油圧調整手段
    と、変速中に回転速度が変化する回転要素の回転速度を
    検出する検出手段と、同検出手段によって検出された回
    転速度の変化率が予め設定された目標変化率に追従する
    ように上記摩擦係合要素へ油圧を電気的にフィードバッ
    ク制御する制御手段とをそなえるとともに、変速開始時
    に上記摩擦係合要素へ供給する初期油圧の値を設定する
    初期油圧設定手段と、同初期油圧設定手段により設定さ
    れた初期油圧を上記摩擦係合要素へ供給した後に所要の
    割合で油圧を変化させてゆく油圧変更手段とをそなえ、
    同初期油圧設定手段が、上記初期油圧を決定するための
    第1電気制御値を上記フィードバック制御の所要時点に
    おける第2電気制御値から求めた初期油圧設定のための
    第3電気制御値と上記摩擦係合要素の可動部材を駆動す
    る最小油圧に相当する第4電気制御値との間に設定する
    手段をそなえて構成されるとともに、上記油圧変更手段
    が、油圧変化率を車両の運転状態に応じて変える油圧変
    化率可変手段をそなえて構成されたことを特徴とする、
    車両用自動変速機における変速油圧制御装置。
  3. (3)上記油圧変化率可変手段が、上記第1電気制御値
    に相当する油圧が高くなるのに応じて大きくなる傾斜で
    油圧を時間的に変化させる手段をそなえて構成された、
    特許請求の範囲第2項に記載の車両用自動変速機におけ
    る変速油圧制御装置。
  4. (4)上記油圧変化率可変手段が、エンジンの出力トル
    クが大きくなるのに応じて大きくなる傾斜で油圧を時間
    的に変化させる手段をそなえて構成された、特許請求の
    範囲第2項に記載の車両用自動変速機における変速油圧
    制御装置。
JP18079485A 1985-08-16 1985-08-16 車両用自動変速機における変速油圧制御装置 Expired - Lifetime JPH0621642B2 (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01261559A (ja) * 1988-04-09 1989-10-18 Mazda Motor Corp 自動変速機の変速制御装置
JPH01279160A (ja) * 1988-04-29 1989-11-09 Mazda Motor Corp 自動変速機の変速制御装置
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US7318789B2 (en) 2004-03-30 2008-01-15 Jatco Ltd Hydraulic control system for automatic transmission

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DE102005013578B4 (de) * 2004-03-30 2014-08-07 Jatco Ltd Hydraulisches Steuersystem für ein automatisches Getriebe

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