JPS6241279A - 接着材組成物 - Google Patents

接着材組成物

Info

Publication number
JPS6241279A
JPS6241279A JP17932085A JP17932085A JPS6241279A JP S6241279 A JPS6241279 A JP S6241279A JP 17932085 A JP17932085 A JP 17932085A JP 17932085 A JP17932085 A JP 17932085A JP S6241279 A JPS6241279 A JP S6241279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylate
general formula
formula
group
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17932085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0513195B2 (ja
Inventor
Osamu Iwamoto
修 岩本
Shinichiro Kunimoto
国本 伸一郎
Toru Ono
透 小野
Koji Kusumoto
楠本 紘士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP17932085A priority Critical patent/JPS6241279A/ja
Priority to EP86304874A priority patent/EP0206810B1/en
Priority to US06/877,739 priority patent/US4755620A/en
Priority to DE8686304874T priority patent/DE3670076D1/de
Publication of JPS6241279A publication Critical patent/JPS6241279A/ja
Publication of JPH0513195B2 publication Critical patent/JPH0513195B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なアクリレート化合物とラジカル開始剤と
よりなる接着材組成物に関する。
更に詳しくは金属材料、有機高分子材料、セラミックス
材料、及び人体硬組織等の接着に好適に使用し得る接着
材組成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
接着材は近年、金属、有機高分子、セラミックス、及び
医療部門等広範に使用され、装置の軽量化、省エネルギ
ー、高機能性の発揮等に重要な役割を果している。従来
反応型の接着材としてはエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
不飽和ポリエステル、シアノアクリレート等が挙げられ
る。これらのもので接着強度に優れているものは硬化速
度が遅く、高温あるいは長時間の養生を要し、シアノア
クリレートのように短時間で硬化するものは耐水性に劣
る等の問題がある。
これに対してアクリレート単量体系の接着材は用途に応
じ、加熱、常温、光等種々の硬止剤により硬化させるこ
とができ、硬化時間も広い範囲で調整できる特徴がある
。しかし、この接着材の接着力は主として程々の表面処
理を行な込、被接面に凹凸をつけ、hわゆる嵌合力によ
るものである。そこで表面処理なしで接着力のある接着
材が要望されている。
上記の如き要望に応へ、接着力を高める方法として種々
のカルボキシル基を有スるアクリレート化合物を使用す
ることが報告されている。例えば、歯科理工学雑誌第8
巻第14号36〜43頁には、 CH5 H2C’=C−C0−NH−C’H−C’OOHCH2
−C’0OH CH。
等のアクリレート化合物が象牙との接着忙有効であると
記載されている。
上記に示したカルボキシル基を有するアクリレート化合
物によって接着力はかなり向上してきたが、湿潤状態で
の接着あるいけ長期耐水性、水中での熱サイクル建よる
耐久性等はまだ十分とは言えず、これらの性質の改良が
望まれている。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは上記問題点を解決するためにより接着力が
高(、耐久性のある化合物の鋭意研究を行なった結果、
カルボキシル基が同一炭素原子に2個結合している特定
の構造のアクリレート化合物とラジカル開始剤とよりな
る接着材組成物が、優れた接着力と耐久性とを有するこ
とを見い出し、本発明を完成させるに至った。
即ち本発明は下記一般式(1) 〔但し、R1は水素原子又はアルキル基を示R2はアル
キレン基を示し、RAは水素原子、アルキル基又は C
H2=C−Coo−R5−で示される基(但し、R4−
は水素原子又はアルキル基であり、  R5はアルキレ
ン基である。)を示す。〕で示されるアクリレート化合
物とラジカル開始剤とよりなる接着材組成物である。
本発明の接着材組成物の一方の成分は上記一般式(I)
で示されるアクリレート化合物である。
上記一般式(1)中のR1及びR4は水素原子又はアル
キル基であれば何ら制限な(用いられ得るが、原料入手
、単離及び精製の容易さ等の理由から、水素原子又は炭
素数1〜4更に好ましくは1〜20アルキル基が好適で
ある。又上記一般式(1)中のR2及びR5はアルキレ
ン基であれば何ら制限なく用いられるが、炭素数2〜2
0、更に4〜12の範囲であることが高い接着力が得ら
れるために好適である。又、上記一般式(I)中のR3
は水素原子、7 A/ キAt基又はCH2=C−CO
0Rs−で示される基であれば何ら制限なく用いられる
が、アルキル基の場合は、炭素数が1〜20、更に好ま
しくは1〜10の範囲が最も好適である。
一般に好ましいアルキレン基又はアルキル基を例示する
と以下の如(である。例えば、R* 及ヒR4のアルキ
ル基として、 −CH3、−〇2H5 等が挙げられ、また、R2及びR5のアルキレン基とし
て、 CH5CH5 CH5CH3 +CH2+8. +cH2)−、#  +C)?2+、
。、 +CH2−)、、 *−+CE(2)−,2 等が挙げられ、また、R3のアルキル基としCH3 −C4Hq  +  −C−CH5l −C5H11+
  −C6H15*冠 −cyHtsl−C8Hf7*−C9J?+−C官QH
f11等が挙げられる。
上記一般式(1)のアクリレート化合物のうち、R5が
水素原子、メチル基又は CH2=C−Coo−R5−である化合物、特にR5が
水素原子である化合物が高い接着力を示すために好まし
い。上記の化合物中、R2又はR5が炭素数4〜12で
ある化合物は接着力に優れているという傾向がある。
本発明に於いて特に好ましいアクリレート化合物を具体
的忙例示すると次のとおりである。
上記一般式(I)で示されるアクリレート化合物は全て
無色あるいは淡黄色の透明液体である。
本発明で用いるアクリレート化合物は次のような測定に
よって該化合物であることを確認できる。
囚 赤外吸収スペクトル(IR)の測定一般式(1)で
示される化合物のIRを測定すると6000〜2800
備−1付近に脂肪族の炭素−水素結合に基づく吸収、 1800〜1600α−1付近にカルダニル基に基づく
強い吸収、1650〜162OcIn付近にC=02重
結合に基づく吸収が見られる。
伯)1H−核磁気共鳴スペクトル(’H−NMR)の測
定(テトラメチルシラン基準:299mの測定) ■ 0゜8〜2.Oppm付近にメチレン基又はメチル
基のプロトンに基づくピークが現われる。
■ 一般式(I)においてR1がCH,の場合、1.9
ppm付近にメチル基のプロトンに基づくピークが現わ
れる。
■ 一般式(I)においてR,が水素原子の場合、3.
0〜33−6pp付近忙メチン基のプロメチレン基のプ
ロトンに基づくピークが現われる。
■ 5.2〜6.6ppm付近に2重結合のプロトンに
基づくピークが現われる。
■ 9〜12 ppm 付近にカルボン酸のプロトンに
基づくピークが現われる。このピークは重水置換により
消失する。
働 質量分析 質量分析の手段として、電界脱離イオン化法(MS−F
Dと略す)を用いることKよって分子量を確認できる。
本発明で用いるアクリレート化合物の分子量をMとする
と、Mの+1又はM8の位置に分子イオンピークが観測
される。
(鴎 元素分析 炭素及び水素の分析結果を一般式(I)から算出される
理論値と比較することにより本発明で用いるアクリレー
ト化合物の確認ができる。
以上説明した種々の測定方法により前記一般式(1)で
示されるアクリレート化合物の確認ができる。
前記一般式(I)で示されるアクリレート化合物の製造
方法は特に限定されるものではなく、如何なる方法を採
用してもよい。工業的に好適な方法の一例を具体的に例
示すれば次の通りである。
即ち下記式(1) %式%(1) (但し、R1は水素原子又はアルキル基を示し、2は水
酸基又は・・ロゲン原子を示す。)で示されるビニル化
合物と下記式(III)一 〔但し、R2はアルキレン基を示し、Rtは水素原子、
アルキル基又はHO−R5−で示される基(但し、R5
けアルキレン基である。)を示す。〕 で示されるアルコール化合物とを反応させること忙より
、上記一般式(I)のアクリレート化合物が得られる。
前記一般式(II)で示したビニル化合物としては公知
のものが制限なく用いられる。例えばZが水酸基の場合
はアクリル酸、メタクリル酸、エチルアクリル酸等が挙
げられ、2がハロゲン原子の場合は、アクリル酸クロラ
イド、メタクリル酸クロライド、エチルアクリル酸クロ
ライド、アクリル酸ブロマイド、メタクリル酸ブロマイ
ド、エチルアクリル酸ブロマイド等が好適に用いられる
前記一般式(III)で示したアルコール化合物として
は論かなる方法により合成した化合物であっても使用で
きる。その製造方法の一例を具体的に例示すれば次の通
りである。
即ち、下記式(fV) ■ (但しuZは水素原子又はアルキル基を示し、R6及び
R7は同種又は異種のアルキル基又はアリール基を示す
。) で示されるマロン酸エステルと 下記式(V) HO−R2−Z’        (V)(但し、R2
はアルキレン基であり、2′はハロゲン原子を示す。) で示されるハロゲン化アルコール化合物とを反応させ、
その後、加水分解を行なうことにより前記一般式(1)
で示されるアルコール化金物が得られる。
前記一般式(F/)で示したマロン酸エステルとしては
公知のものが何ら制限なく用すられる。例工ば、マロン
酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸シフロピル、
マロン酸ジインプロピル、マロン酸シフチル、マロン酸
シー ter −フfル、マロン酸ジフェニル、マロン
酸ヒスメチルフェニル、マロン酸ナフチル、メチルマロ
ン酸ジメチル、メチルマロン酸ジエチル、エチルマロン
酸ジメチル、エチルマロン酸ジエチル、プロピルマロン
酸ジエチル、イソプロピルマロン酸ジエチル、フチルー
FCIン酸ジエチル、メチルマロン酸ジエチル、ペンチ
ルマロン酸ジエチル、ヘキシルマロン酸ジエチル、オク
チルマロン酸ジエチル、ノニルマロン酸ジエチル、テシ
ルマロン酸ジエチル等が挙げられる。
又前記一般式(V)で示したハロゲン化アルコール化合
物としては公知のものが伺ら制限なくm−られる。特に
、前記一般式(V)中、Z′が臭素原子又はヨウ素原子
であることが好ましい。本発明に於いて好適に用いられ
る本のを例示すると、例えば4−ブロム−1−エタノー
ル、5−ブロム−1−ペンタノール、5−ブロム−2−
ペンタノール、6−プロムー1−ヘキサノール、5−ブ
ロム−2−ヘキサノール、7−プロムー1−ヘプタツー
ル、8−ブロム−1−オクタツール、9−ブロム−1−
ノナノール、10−ブロム−1−デカノール、11−ブ
ロム−1−ウンデカノール、12−ブロム−1−ドデカ
ノール、6−ヨード−1−ヘキサノール、10−ヨード
−1−デカノール等が挙げられる。
上記反応に際して、上記一般式(■)のマロン酸エステ
ルと一般式(V)のI・ロゲン化アルコール化合物の反
応はモル比が0.1〜10の範囲で反応させることがで
きるが、マロン酸エステル1モルに対して、前記一般式
(III) <7)R’s カ水素11子又はアルキル
基のアルコール化合物を得る場合は等モル、R/3が−
R5−OH(ただし、R5はアルキレン基を示す。)の
ものを得るときは2倍モルの・・ロゲン化アルコール化
合物を反応させるのが好適である。
上記反応には金属ナトリウム、金属カリウム、水素化ナ
トリウム、ナトリウムエチラート等のアルカリ金属、ア
ルカリ金属水素化物又はアルカリ金属アルコラードを用
いることが好ましく、マロン酸エステルに対して、等モ
ルから2倍モルを使用することが好ましい。こノ反応の
溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール、2−メチル−2−7”ロバノール、ベンゼ
ン、クロロホルム等が使用でき、マロン酸エステルに対
して50容量%以上、好ましくは100〜1000容量
%の範囲が通常使用される。反応条件は特に制限される
ものではないが、反応温度は50℃以上、好オしくは6
0〜100℃の範囲が適当で1反応時間は60分以上、
好ましくは1〜5時間の範囲が適当である。反応終了後
濾過を行ない、溶媒を減圧留去し、さらにアルカリによ
り更に加水分解を行なうことにより一般式(■)のアル
コール化合物を得るコトができる。アルカリとしては水
酸化ナトリウム又は水酸化カリウム等の水酸化アルカリ
の5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%の水溶
液を用いることが好適であり、マロン酸エステルに対し
て2倍モル以上、好ましくは2.5〜4倍の範囲が適当
である。加水分解温度は特に制限されないが50℃以上
、好ましくは80〜120℃の範囲が好適である。加水
分解終了後加水分解によって生成した副生成アルコール
を減圧留去した後に、塩酸、硫酸等の酸を滴下し、pH
3以下とする。
反応生成物は前記一般式(III)のR2又はR′。
によって異なるが、通常は固体又は液体である。固体の
場合は濾過水洗した後に減圧乾燥を行ない、液体の場合
は水と分離可能な酢酸エチル、ジエチルエーテル、メチ
ルインブチルケトン等の溶媒による抽出を行ない単離取
得できる。
前記一般式(U)で示されるビニル化合物と前記一般式
(III)で示され・るアルコール化合物との反応の方
法は、特に制限されるものではないが、具体的忙は次の
方法が好ましく採用される。
前記一般式(n)で示されるビニル化合物の2がハロゲ
ン原子の場合は以下のような反応により前記一般式(1
)のアクリレート化合物が得られる。すなわち、前記一
般式(l[)のアルコール化合物のOH基に対して等モ
ル又はやや過剰の一般式(II)で示されるビニル化合
物を反応させる。溶媒としては特に制限されないが、テ
トラヒドロフラン、アセトン、ジエチルエーテル、ジク
ロルメタン、クロロホルム、ベンゼン等の溶媒が使用で
きる。溶媒量としては上記一般式(II)のアルコール
化合物濃度が0.1〜50wt%、好ましくは1〜10
wt%の範囲が適当である。反応温度はビニル化合物を
滴下するときは30℃以下、好ましくは水冷下で行ない
、滴下終了後は70℃以下、好ツしくけ10〜40℃の
範囲が適当である。この反応は、トリメチルアミン、ト
リエチルアミン等の脂肪族アミン又はピリジン等の塩基
の存在下忙行なうことが好ましい。塩基は、ビニル化合
物と等モル又はやや過剰に加えるのが適当である。また
ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、
ブチルヒドロキシトルエン等の重合禁止剤を少量添加す
るのが好ましい。反応終了後、副生成物の塩を濾過によ
り除去した後、溶媒を減圧蒸留去して本発明で用いるア
クリレート化合物を単離取得することができる。更に好
ましくは、上記生成物をジクロルメタン、クロロホルム
、ベンゼン、トルエン、n−ヘキサン、シクロヘキサン
等の溶媒に溶解させ希塩酸水溶液で洗浄し、更に水で2
〜5回洗浄後、溶媒を減圧留去して精製することが好適
である。
前記一般式(旧で示されるビニル化合物と前記一般式(
III)で示されるアルコール化合物の反応においてビ
ニル化合物のZが水酸基の場合は以下のような反応によ
り本発明のアクリレート化合物を得ることができる。す
なわち、前記一般式(III)のアルコール化合物と前
記一般式(II)のビニル化合物との脱水反応を行なう
こと忙より、本発明で用するアクリレート化合物を得る
ことができる。上記反応に於いては酸性触媒を周込るこ
とが好1しく、酸性触媒としてはP−トルエンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、硫酸等が好適に使用できる。
触媒量としてはビニル化合物に対して0.1〜20wt
%、好憧しくは1〜10wt%が好適である。脱水方法
としては減圧による方法、ベンゼン又はトルエンによる
還流脱水等が用いられる。反応条件は特に制限されない
が、反応温度は50〜120℃の範囲が適当である。ま
た、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ル尋の重合禁止剤ヲ少量添加するのが好ましい。反応終
了後、分液ロートニ移し、ベンゼン、トルエン、クロロ
ホルム、ジクロルメタン等の溶媒を入れ、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム等の水溶液で中和洗浄を行な込
、更に希塩酸、水洗を行なった後に、溶媒を減圧留去し
、上記一般式(1)で示されるアクリレート化合物な単
離取得することができる。
本発明の接着材組成物のモノマー成分として上記一般式
(1)のアクリレート化合物単独でも使用し得るが、共
重合成分として他のアクリレートと混合して使用するの
が好tLい。
他のアクリレートとしては何ら制限なく用いられるが、
以下のような化合物が好適に使用される。メチル(メタ
)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プ
ロピル(メタ)アクリレート、インプロピル(メタ)ア
クリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、インブ
チル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アク
リレート、2エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ト
リデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グ
リシジル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレング
リコール(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ
)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1.3ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1
.4ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1.6ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、1.10デカンジ
オールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール−Aジ
(メタ)アクリレート、2,2−ビス〔(メタ)アクリ
ロイルオキシポリエトキシフェニル〕プロパン、2.2
’−ビス〔4−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒド
ロキシプロポキシ)フェニル〕プロパン、トリメチロー
ルプロパン(メタ)アクリレート、トリメチロールエタ
ントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタン
テトラ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
上記一般式(I)のアクリレート化合物と、上記した他
のアクリレートの1種又は数種を組合せて使用する場合
、一般式(1)で示されるアクリレート化合物の含有量
は接着力及び硬化物の耐久性を勘案すると全モノマー量
に対して1〜50wt%、更に好ましくは2〜30 w
t%の範囲が好適である。
本発明の接着材組成物の他方の成分は、ラジカル開始剤
である。ラジカル開始剤としては、硬化させる方法によ
って種々のものが使用できるため、その使用量も一概に
限定できないが、一般には、全モノマー量に対して0.
05〜5重量%の範囲で用いることが好ましい。
以下に本発明に於いて好適に使用し得るラジカル開始剤
とその好適な使用量について説明する。
加熱によってラジカルを発生するラジカル開始剤として
は、過酸化物、アゾ化合物等が好適に用いられる。過酸
化物としては公知のものが伺ら制限なく使用される。具
体的にはジベンゾイルパーオキサイ)+1.2 、4−
ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ジラウロイルパー
オキサイド、ジオクタノイルパーオキサイド、デカノイ
ルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド:クメン
ハイドロパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキ
サイド等のハイドロパーオキサイド;及びシクロヘキサ
ノンパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイ
ド等のケトンパーオキサイド等が挙げられる。またアゾ
化合物としては2.2′−アゾビスインブチロニトリル
、4.4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2 、2
’ −アゾビス(2,4−−/メルバレロニトリル)等
が好適に使用される。
上記ラジカル開始剤は全モノマー量に対して0.1〜5
重量%、好ましくは0.2〜2重量%の添加が好適であ
る。重合温度は使用する硬化触媒によって異なるが、一
般には40〜150℃、好ましくは50〜130℃の範
囲であることが好適である。
光によるラジカル開始剤としては種々の光増感剤が使用
できる。光増感剤としては既知のどのようなものも用い
得るが、ジアセチル、アセチルベンゾイル、ベンジル、
2.3−ペンタジオン、2.6−オクタジオン、4.4
’−ジメトキシベンジル、α−ナフチル、β−ナフチル
、4.4’−オキシベンジル、カンファーキノン、9.
10−7エナンスレンキノン、アセナフテンキノン等の
α−ジケトン;ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイン
エチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル等のベン
ゾインアルキルエーテル;2,4−ジエトキシチオキサ
ンンン、メチルチオキサンソン等のチオキサンソン化合
物等;ベンゾフ二ノン、P、P′−ジメチルアミノベン
ゾフェノン、P、P’−メトキシベンゾフェノン等のベ
ンゾフェノン系化合物が好適に使用される。
これらの光増感剤の添加量は全モノマー量に対して0.
05〜5重量%、好ましくは0.1〜2重量%が好適で
ある。
また、光硬化を行なう場合には、光増感剤と同時に硬化
促進剤を添加することができる。
硬化促進剤としてはジメチルパラトルイジン、N 、 
N’−ジメチルベンジルアミン、N−メチルジブチルア
ミン、ジメチルアミノエチルメタクリレート等のアミン
化合物;ジメチルホスファイト、ジオクチルホスファイ
ト等のホスファイト化合物;及びナフテン酸コバルトな
どのコバルト系化合物;バルビッール酸、5−エチルバ
ルビッール酸、2−チオバルビッール酸等のバルビッー
ル酸類などが好適に使用される。硬化促進剤の添加量は
全モノマー量に対して0.05〜5重量%、好ましくは
0.1〜1重量%であることが好適である。
光硬化の場合は高圧、中圧、低圧水銀灯による紫外線;
ハロゲンランプ、キセノンランプ等による可視光線を照
射することにより硬化させることができる。
常温重合のラジカル開始剤としては過酸化物が周込られ
るが、これ単独では常温重合により強力な接着力が得ら
れないため、過酸化物にアミン又はその塩及び有機スル
フィン酸塩が組合せて使用される。
上記過酸化物、アミン又はその塩及びスルフィン酸塩に
ついては夫々の用いる具体的物質について特に制限され
ない。しかし、有機過酸化物としてはジアシルパーオキ
サイド即ちジベンゾイルパーオキサイド、ジ−p−クロ
ロベンゾイルパーオキサイド、ジラウロイルパーオキサ
イド等が好1しく用いられる。
憧た、アミンとしては、アミンがアリール基に結合した
第2級または第3級アミンなどが硬化の加速性の点で好
ましく用−られる。
例えばN −N’−ジメチルアニリン、N −N’ −
ジメチル−p−トルイジン、N−メチル、N′−β−ヒ
ドロキシエチル−アニリン、N−N’−ジ(β−ヒドロ
キシエチル)−アニリン、N−N’−ジ(β−ヒドロキ
シエチル)−p−トルイジン、N−メチル−アニリン、
N−メチル−p−)ルイジン等が好捷しい例として挙げ
ることができる。これらのアミンは、塩酸、酢酸、リン
酸、有機酸などと塩を形成していてもよい。
また、スルフィン酸塩としては、硬化剤の安定性の点か
ら、アリールスルフィン酸のアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩またはアミン塩が良好である。例えばベンゼ
ンスルフィン酸ナトリウム、ベンゼンスルフィン酸カル
シウム、ベンゼンスルフィン酸ストロンチウム、ベンゼ
ンスルフィン酸アンモニウム、ベンゼンスルフィン酸ト
リエチルアンモニウム塩、ベンゼンスルフィン酸・N−
N’−ジメチル−p−トルイジン塩あるいli p −
1−ルエンスルフイ7酸、β−ナフタレンスルフィン酸
、スチレンスルフィン酸の塩などを挙げることができる
上記のラジカル開始剤において、過酸化物及びアミンの
使用量は、全モノマー量忙対してそれぞれ0.05〜5
重量%、更に0.1〜2重量%であることが好ましb0
有機スルフィン酸塩の使用量はモノマー忙対して0.0
5〜2重量%、更VC0,1〜0.9重量%であること
が好ましい。
本発明の接着材組成物忙は必要に応じてハイドロキノン
、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ブチルヒドロキ
シトルエン等の重合禁止剤を少量添加するのが好まし込
本発明においては、接着の対象物によってはフィラーを
添加することが好ましい。フィラーを添加することによ
って機械的強度、耐水性が向上し、更に流動性、塗布性
をコントロールすることができる。フィラーとしては例
えば、石英、無定形シリカ、クレー、酸化アルミニウム
、タルク、雲母、カオリン、ガラス、硫酸バリウム、酸
化ジルコニウム、酸化チタン、チッ化ケイ素、チッ化ア
ルミニウム、チツ化チタン、炭化ケイ素、炭化ホウ素、
炭酸カルシウム、ヒドロキシアパタイト、リン酸カルシ
ウム等の無機物:ポリエチルメタクリレート、ポリエチ
ルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポ
リエステル、ナイロン等の高分子又はオリゴマー等の有
機物:及び有機−無機の複合フィラー等が挙げられる。
無機フィラーは、通常、γ−メタクリロイルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等
のシランカップリング剤で処理したものを使用するのが
好ま  ゛しい。
また、必要に応じて有機溶媒を添加することができる。
有機溶媒としては、アセトン、塩化メチレン、クロロホ
ルム、エタノール、等の揮発しやすいものが好まし込。
(効果) 本発明のアクリレート化合物とラジカル開始剤を含む接
着材組成物は、金属をけじめとし、セラミックス材料、
歯牙や骨のような人体硬組織、有機高分子材料等の接着
に用いることができる。
本発明の接着材組成物は、従来公知の接着材組成物に比
べ、接着強度の向上は勿論、耐水性及び熱サイクルによ
る耐久性の向上を計ることができる。従って、本発明の
接着材組成物は、あらゆる分野の接着に於ける新しい接
着材組成物として極めて重要且つ有用である。
本発明を更に具体的に説明するために以下実施例を挙げ
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
製造例−1 滴下ロートと冷却管を付けた600−の三つロフラスコ
にマロン酸ジエチル33.8JF、エタノール150−
を入れ、氷冷しながら金属ナトリウム4.85.9を入
れ、均一溶液となるまで攪拌を行なった。続いて10−
ブロム−1デカノール50.0.9を滴下ロートで滴下
した後に80℃で3時間加熱した。
上記溶液を500−のナスフラスコに移し、エタノール
を減圧蒸留した。次に20vrt%NaOH溶液を12
011j入れ100℃で2時間加熱した後に6規定塩酸
を130+jIg滴下して溶液の、Hを約2とした。得
られた固体をガラスフィルターで濾過水洗した後に1ア
セトンに溶解し無水硫酸ナトリウム、無水硫酸マグネシ
ウムで脱水を行なった。続いてアセトンを室温で減圧留
去した。
次に、滴下ロートを付けた300−三つロフラスコに上
記固体10II、トリエチルアミン4.27#、ハイド
ロキノン201q及びテトラヒドロフラン200dを入
れ、氷冷しながらメタクリル酸クロライド4.42−を
滴下ロートで滴下した。続いて室温で攪拌しながら一晩
放置した後に0.5μmフィルターで濾過してトリエチ
ルアミンの塩酸塩を除去した。
この溶液を室温で減圧蒸留してテトラヒドロフランを留
去した後に、ジクロルメタン20〇−と0.1規定塩酸
100−で抽出精製を行ない、ジクロルメタン層を濃縮
して8.5gの粘稠淡黄色液体を得た。該単離生成物は
下記の種々の測定結果により、下記式に示すアクリレー
ト化合物であることを確認した。
(イ) IRのチャートは添付図面の第1図に示すとお
りであった。
3000〜2800c1n−’ K脂肪族の炭素−水素
結合に基づく吸収、1800〜1640m’にカルボニ
ル基に基づく吸収、  1640〜1620cnt−’
にC=C2重結合に基づく吸収が観察された。
(ロ) 1H−NMR(テトラメチルシラン基準、δp
pm 、 60 MHz ) 添付図面の第2図に’H−NMRのチャートを示した。
9.5ppmにカルボン酸のプロトンが単一線に2個分
現われ(重水置換により消失)、5.6ppmと6.2
ppmに2重結合のプロトンが2重線で2個分現われ、
4.3〜3.9ppmIICエステル結合の隣りのメチ
レン基のプロトンが3重線で2個分現われ、 3.55
〜5.15ppmKメチン基のプロトンが3重線で1個
分現われ、1.9 ppm Kメチ、ル基のプロトンが
単一線に3個分現われ、1.3ppmを中心にメチレン
基のプロトンが巾広い単一線で18個分現われた。
(−う 質量分析(MS−FD ) 質量スペクトル測定の結果、m/e329にM0+1の
ピークが現われた。
に)元素分析値 元素分析値はC62,05%、H8,61%であり、理
論値であるC62.17%、H8,59%に良く一致し
た。
製造例−2 滴下ロートを冷却管を付けた300−三つロフラスコに
マロン酸ジエチル53.8g、エタノール150−を入
れ、氷冷しながら金属ナトリウム4.85Nを入れ、均
一溶液となるまで攪拌を行なった。続いて10ブロム−
1−デカノール5011を入れ、70”Cで5時間加熱
した。
上記溶液を500dのナスフラスコに移し更に20wt
%NaOH溶液を12.0−入れ100℃で2時間加水
分解を行ないながらエタノールを留去した。これに6規
定塩酸を130−滴下して溶液のpHを約2とした。
得られた固体をガラスフィルターで濾過水洗を行なった
次に、300−三つロフラスコに上記固体30I、メタ
クリル酸60#、パラトルエンスルホン酸1 ylHQ
ME O,1gを入れ減圧下(100〜200mHJi
T)乾燥空気を吹き込みながら80℃、3時間脱水反応
を行なった。
この液を1を分液ロートに移し、ジクロルメタン200
−1水200−を加え、更に炭酸水酸ナトリウムを少量
ずつ加えてDHを約8とした。ジクロルメタン層を2〜
3回水洗シた後に、1規定塩酸を加えてDHを約2とし
更に水洗を行ない、濃縮を行ない、製造例1と同一のア
クリレート化合物を得た。
製造例−3 滴下ロートと冷却管を付けた300−三つロフラスコに
マロン酸ジエチル44.2Lエタノール10011jを
入れ氷冷しながら金属ナトリウム6.4gを入れ、均一
溶液となるまで  ′攪拌を行なった。読込て6−プロ
ムー1−デカノールso、oIIを滴下ロートで滴下し
た後に70℃で5時間加熱した。
上記溶液を500−ナスフラスコに移し、30wt%N
aOH水溶液を100−入れ110℃で1時間加熱した
。冷却後12規定塩酸を滴下して、pHを2以下とし、
減圧蒸留でエタノールを大部分留去した。上記溶液を5
00−の分液ロートに移し、酢酸エチルを200−入れ
、3回水洗を行なった後に酢酸エチル層を無水硫酸ナト
リウムと無水硫酸マグネシウムで脱水を行なった。次忙
溶媒を減圧留去しマロン酸化合物33.8 、!i+を
得た。
以下製造例1と同様の操作でメタクリル酸クロライドを
反応させ、下記アクリレート化金物を得た。
(イ) IR 3000〜2800cm−’に脂肪族の炭素−水素結合
に基づく吸収、1800〜1640cm’にカルボニル
基に基づく吸収、 1640〜1620crn VCC
=C2重結合に基づく吸収が観察された。
(ロ) +H−NMR(テトラメチルシラン基準;δp
pm。
60 MHz  ) 製造例1で示した第1図において1.30ppmを中心
としたメチレン基のプロトンが巾広い単一線で10個分
現われた以外は同一スペクトルとなった。
e→ 質量分析(MS−FD−) 質量スペクトルの結果rn/e275 にMe+1のピ
ークが現われた。
に)元素分析値 元素分析値けC57,20%、H7,45%であり、理
論値57.34%、H7,40%に良く一致した。
製造例−4 原料として下記化合物を用いた他は製造例−1と同様の
操作を行な−、下記のアクリレート化合物を得た。
アクリレート化合物 (イ)  lR 3000〜2800 cm−’に脂肪族の炭素−水素結
合に基づく吸収、1800〜1640m−’にカルボニ
ル基に基づく吸収、  1640〜1620cIn−’
にC=02重結合に基づく吸収が観察された。
(ryl  ’H−>MR(テトラメチルシラン基準、
δppm、60MHz ) 添付図面の第6図にIH−NMRのチャートを示した。
9.8ppmにカルボン酸のプロトンが単一線に2個分
現われ(重水置換により消失)、5.6ppmと6.2
ppmと2重結合のプロトンが2重線で2個分現われ、
4.3〜3.9ppTfにエステル結合の隣りのメチレ
ン基のプロトンが3重線で2個分現われ、1.9 pp
mに2重結合上のメチル基のプロトンが単一線に3個分
現われ、1.3ppmを中心にメチレン基のプロトン及
び、4級炭素上のメチル基のプロトンが巾広い単一線で
21個分現われた。
(ハ)質量分析(MS−FD ) 質量スペクトルの結果 m/e343にM0+1のピー
クが現われた。
に)元素分析値 元素分析値はC63,19%、)18.91%であり、
理論値であるC63.13%、H8,85%に良く一致
した。
製造例−5 滴下ロートと冷却管を付けた300−の三つロフラスコ
にマロン酸ジエチル55.8g、エタノール150mg
を入れ氷冷しながら金属ナトリウム4.85.9を入れ
均一溶液となるまで攪拌を行なった。続いて10−ブロ
ム−1−デカノールsoyを滴下ロートで滴下した後に
80℃、3時間加熱した。この溶液を冷却後更に金属す
) IJウム4.85Nを入れ溶解させた後に10−ブ
ロム−1−デカノール50gを滴下した後に80℃、5
時間加熱した。
以下製造例−1と同様の操作を行ない下記のアクリレー
ト化合物を得た。
(4)IR 3000〜2800α−1に脂肪族の炭素−水素結合に
基づく吸収、1800〜1640m’にカルボニル基に
基づ〈吸収、 1640〜1620儒−1にC=C2重
結合に基づく吸収が観察された。
←)  IH−NMR(テトラメチルシラン基準、δp
T)m960MHz) 添付図面の第4図に’H−NMRのチャートを示した。
9.3ppmにカルボン酸のプロトンが単一線に2個分
現われ(重水素置換により消失)、5.6ppmと6.
2ppmに2重結合の70トンが2重線で4個分現われ
、4.3〜3.9ppm Kエステル結合の隣りのメチ
レン基のプロトンが3重線で4個分現われ、1.9 p
pm Kメチル基のプロトンb=単一線に6個分現われ
、1、!11)1)mを中心にメチレン基のプロトンが
巾広い単一線で36個分現われた。
Cう 質量分析(MS−FD ) 質量スペクトル測定の結果m/e554にMΦ+1のピ
ークが現われた。
に)元素分析値 元素分析値はC67,45%、H9,51%であり、理
論値であるC67.56%、T(9,48%に良く一致
した。
以下の実施例に於いて略号は次の化合物を示す。
oD〜2.6E (但し、m+nの平均値は2.6である)63G   
)リエチレングリコールジメタクリレート OH2MA2−ヒドロキシエチルメタクリレート6 B
is−GMA 212−ビス〔4−(5−メタクリロイ
ルオキシ−2−ヒドロキシプロ ポキシ)フェニル〕プロパン 0NPG  ネオペンチルグリコールジメタクリレート ・BPOジベンゾイルパーオキサイド OAIBN  2.2’−アゾビスイノブチロニトリル
6B!(’!’  7’チルヒドロキシトルエン@ )
IQME  ハイドロキノン七ツメチルエーテル実施例
1〜6.比較例1〜3 本発明の加熱重合タイプの接着材組成物の接着強度の測
定を行なった。測定方法は以下の通りである。縦10m
X横10■×厚さ3露のNi−Cr合金をφ1000研
摩紙で研摩した後に0.3μmのAA20gで研摩を行
なった。その面に5mφの穴を開けた。厚さ50μmの
粘着テープを貼りつけその穴に接着材を塗布した。その
接着材の上に320φで研摩し九8龍φX20簡のステ
ンレス棒ヲ押しあて、100℃、15分間加熱した。そ
の接着物を冷却直後(A)、6ケ月間23℃水中に浸漬
(B)及び4℃と60℃の水中を各1分間づつの熱サイ
クルを5000回行なった場合(C)のそれぞれの接着
強度の測定を行なった。
接着材組成物の組成は以下の通りである。
接着材組成 6 D −2,6E          40重量部0
ネオペンチルジメタクリレー)   30m1J1部O
トリエチレングリコールジメタ  20重量部クリレー
ト Oアクリレート化合物     10重量部Oシラン処
理石英微粉    100重量部6BP0      
      2重量部6)IQME         
 O,05重量部以下、本発明の接着材組成物の一成分
であるアクリレート化合物を以下のような記号で示す。
又比較例として本発明で用いたアクリレート化合物にか
えて、下記の化合物を以下のような記号で示す。
CH2−C!OOH 接着強度の測定結果を第1表え示す。
実施例13〜18.比較例4〜6 実施例1〜6の接着材組成において、ベンゾイルパーオ
キサイドを第3表に示したアゾ化合物にかえ、接着温度
を80℃、15分間にかえた以外は、実施例1〜6と同
様な方法で接着強度の測定を行なった。測定結果を第3
表忙示す。
第3表 実施例19〜26.比較例7〜9 本発明の接着材組成物と生歯象牙質の接着強度の測定を
行なった。測定方法は以下の通りである。冷水中に保存
しておいた抜去後まもない牛の前歯を使用直前に取り出
し、 ≠800のエメリーペーパーで注水下、唇面に水
平になるように象牙質を削り出す。次にその面に圧縮空
気を約10秒間吹きつけて乾燥し、直径4fiφの穴の
あいた両面テープ、パラフィンワックスを固定して模擬
窩洞を形成した。
その面に下記の組成の接着材組成物の■液及び■液を等
量混合して塗布し、圧縮空気を吹きつけて、エタノール
を蒸発させた。更に練和した市販コンポジットレジン「
バルフィーク」(徳山曹達■製)を填入した。コンポジ
ットレジンが硬化した後にパラフィンワックスを取り除
き、′57℃の水中に24時間保存した。試験片に金属
製のアタッチメントを取りつけ、引張り試験機で引張り
接着強度の測定を行なった。(クロスヘッドスピード 
10鴎/m1n) 接着材組成物の組成は以下の通りである。
上記方法で得られた接着強度を第4表に示す。
第4表 実施例27〜31 実施例19〜26の接着材組成において、■液のアクリ
レート化合物を(A)とし添加量を20重量部とした。
一方、■液のスルフィン酸塩又はアミンの異なる化合物
、あるいは添加量を変えて接着強度の測定を行なった。
測定方法は実施例19〜26と同様である。
接着強度の測定結果を第5表に示す。
第5表 実施例62〜40 本発明の接着材組成物と生歯エナメル質及びNi−Cr
金属との接着強度の測定を行なった。測定方法は以下の
通りである。冷水中に保存しておいた抜去後1もな込牛
の前歯を使用直前に取り出し、÷800のエメリーペー
パーで注水下、唇面に水平になるようにエナメル質を削
り出す。次に37wt%のリン酸溶液で50秒間酸エツ
チングを行な−、水洗した後圧縮空気を約10秒間吹き
つけて乾燥し、直径5fiφ、厚さ50μmの両面テー
プを貼りつけた。その穴に下記組成の接着材組成物を塗
布し、その上から50μmのサンドブラストで表面を荒
らした8珊φ 20劾のステンレス棒を押しあてた。接
着材組成物が硬化後、57℃の水中に24時間浸漬後、
引張り試験機で引張り接着強度の測定を行なった(クロ
スヘッドスピード10 m/ min )。
Ni−Cr金属との接着強度は実施例1〜6と同様の方
法で試験片を作製し、23℃の常温硬化後、67℃の水
中に24時間浸漬を行ない、引張り強度の測定を行なっ
た。接着材組成物の組成は以下の通りである。
接着を行なう直前に液組成を1に対して粉組成を2の重
量比で約30秒間混合し使用した。上記方法で得られた
接着強度を第6表に示す。
実施例41〜4B、比較例16〜15 実施例19〜26で示したと同様に生歯象牙質に模擬窩
洞を形成した後に、下記組成の接着材組成物を塗布した
後に、光硬化用としテ調整したコンポジットレジンを填
入した後、市販の可視光照射器「オプテイラツクス」(
デメトロン社製)を用いて30秒間光照射し、コンポジ
ットレジンを硬化させた。パラフィンワックスを取り除
き、67℃の水中に24時間保存した。試験片に金属製
のアタッチメントを取りつけ、引張り試験機で引張り接
着強度の測定を行なった(クロスヘッドスピード10簡
/m1n)口 接着組成物の組成は以下の通りである。
Bis −GMA        27  重量部3G
           43  #)(EMA    
     20 アクリレ一ト化合物     第7表に記載カンファー
キノン      0.4  重量部N、N−ジメチル −P−トルイジン     0゛4′ HQME         O,05重量部コンポジッ
トレジンの組成は以下の通りで  □ある。
Bis−GMA        42  重量部テトラ
メチロールメタン トリアクリレート30 カンファーキノン    0.4 N、N−ジメチル −2−トヤイジ70・4 HQME         O,05 シラン処理石英微粉  200 上記方法で得られた接着強度を第7表に示す。
実施例49〜52 実施例41〜48の接着材組成において、アクリレート
化合物を(A)とし、添加量を20重量部とした。更に
光増感剤及び硬化促進剤を替えたときの接着強度を測定
した。測定方法は実施例41〜48と同様である。接着
強度の測定結果を第8表に示す。
第8表 実施例56〜58 実施例32〜40と同様に生歯エナメル及びNi −C
r金属を処理した後に、直径5fiφ厚さ0.1精の両
面テープを貼りつけ、その穴に接着材組成物を塗布した
後に6μmのポリプロピ17ン膜を乗せた。次に市販紫
外線照射器又パライト(L、D、コーク社、米国)ヲ用
いて、1分間紫外線照射を行ない硬化させた。
ポリプロピレン膜を取り除いた後に金属製のアタッチメ
ントを取りつけ、引張り試験様で引張り接着強度の測定
を行なった。
接着材組成物の組成は以下の通りである。
Bis −()MA         50  重量部
3 G                   40N
PG                  2 0アク
リレ一ト化合物(A)     10光増感剤    
     第8表に記載硬化促進剤        第
8表に記載接着強度測定の結果を第9表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は製造例1で得られたアクリレート化合物の赤外
吸収スペクトルを示し、第2図は製造例1で第6図は製
造例4で、第4図は製造例5で得られたアクリレート化
合物の用核磁気共鳴吸収スペクトルを夫々示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、R_1は水素原子又はアルキル基を示し、R_
    2はアルキレン基を示し、R_3は水素原子、アルキル
    基又は▲数式、化学式、表等があります▼ で示される基(但し、R_4は水素原子又はアルキル基
    であり、R_5はアルキレン基である。)を示す。〕 で示されるアクリレート化合物とラジカル開始剤とより
    なる接着材組成物。
JP17932085A 1985-06-24 1985-08-16 接着材組成物 Granted JPS6241279A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17932085A JPS6241279A (ja) 1985-08-16 1985-08-16 接着材組成物
EP86304874A EP0206810B1 (en) 1985-06-24 1986-06-24 Acrylate compound and composition containing the same
US06/877,739 US4755620A (en) 1985-06-24 1986-06-24 Acrylate compound and composition containing the same
DE8686304874T DE3670076D1 (de) 1985-06-24 1986-06-24 Acrylatverbindung und diese enthaltende zusammensetzung.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17932085A JPS6241279A (ja) 1985-08-16 1985-08-16 接着材組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6241279A true JPS6241279A (ja) 1987-02-23
JPH0513195B2 JPH0513195B2 (ja) 1993-02-19

Family

ID=16063771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17932085A Granted JPS6241279A (ja) 1985-06-24 1985-08-16 接着材組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6241279A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5078801A (en) * 1990-08-14 1992-01-07 Intel Corporation Post-polish cleaning of oxidized substrates by reverse colloidation
JPH0624928A (ja) * 1992-07-10 1994-02-01 Mitsui Petrochem Ind Ltd プライマー溶液組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5078801A (en) * 1990-08-14 1992-01-07 Intel Corporation Post-polish cleaning of oxidized substrates by reverse colloidation
JPH0624928A (ja) * 1992-07-10 1994-02-01 Mitsui Petrochem Ind Ltd プライマー溶液組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0513195B2 (ja) 1993-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4755620A (en) Acrylate compound and composition containing the same
US5348988A (en) Dentin bonding system
AU763355B2 (en) Bonding compositions for dental use
JP2869078B2 (ja) 光硬化性イオノマーセメント
KR980008204A (ko) 금속 플루오르화물 입자들 및 이 금속 플루오르화물 입자들을 함유한 치아용 조성물
US5260476A (en) Diacrylate compounds
JP4831993B2 (ja) 有機リン酸化合物
JPH04221344A (ja) 含フッ素アクリレート化合物及びそれを用いた接着性組成物
JP2865794B2 (ja) 接着剤組成物
JPS6241279A (ja) 接着材組成物
JPH11209213A (ja) フッ素徐放性歯科用接着性組成物
GB2299586A (en) Adhesive for dental resin composite materials
JP3409291B2 (ja) アミン系不飽和化合物及びそれを含む光硬化性組成物
JP3612287B2 (ja) 加水分解に安定であり、重合可能なアクリロホスホン酸モノエステル
JP5574945B2 (ja) 光硬化性組成物
JPH07138119A (ja) 歯科用接着剤
JPS6011409A (ja) 歯科用材料
JPH0684488B2 (ja) 接着性被膜形成材
JPS62104884A (ja) 光重合用接着材組成物
US5808104A (en) Polymerizable aromatic carboxylic acids and carboxylic acid anhydrides with cyclic carbonate groups and formulations thereof
JP3236030B2 (ja) 新規な接着方法
JP3134045B2 (ja) ジアクリレート系化合物
JPS61186303A (ja) 歯科用接着剤組成物
JPS6251928B2 (ja)
JP2578212B2 (ja) マレイン酸モノエステル化合物及びそれらを含有してなる接着剤

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term