JPS6241215A - 重合体組成物 - Google Patents

重合体組成物

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JPS6241215A
JPS6241215A JP60181188A JP18118885A JPS6241215A JP S6241215 A JPS6241215 A JP S6241215A JP 60181188 A JP60181188 A JP 60181188A JP 18118885 A JP18118885 A JP 18118885A JP S6241215 A JPS6241215 A JP S6241215A
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polyol
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菅 禎徳
Eiji Tanaka
栄司 田中
Junichi Goto
純一 後藤
Yasushi Komata
小▲また▼ 靖
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液状の注型材、封止材、コーティング材或いは
接着剤として有用な、軟質の硬化性重合体組成物に関す
る。詳しくは、下記体)% (B)2成分及び炭化水素
系オイルを含有してなる硬化性重合体組成物及び該組成
物を硬化してなる硬度が:fXBKtJO/、A規格で
μO以下である重合体組成物に関する。
(A)  ポリイソシアナートとポリヒドロキシ飽和炭
化水素系重合体から成る水酸基末端プレポリマー及び/
又はポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体から成り、必
要に応じて3官能以上のポリオール成分が添加されて、
平均水酸基数がポリオール1分子当り2より大きくなソ
シアナートから成るインシアナート基末端プレポリマー 〔従来技術〕 従来注型材、封止材、コーティング材或いは接着剤とし
て用いられる軟質の硬化性重合体組成物としては、 ヒドロキシル基を含むポリエステル、ポリエーテル類と
ポリインシアナートとを反応させて得られるポリウレタ
ンエラストマー、ポリエーテル類等で変性したビスフェ
ノールへ−エピクロルヒドリン系の可撓性エポキシ樹脂
硬化物、或いはシリコーン樹脂等が多く用いられている
上述のポリウレタンエラストマーは最も安価な材料であ
るが、耐加水分解性、耐熱性、9t、気絶練性などに劣
り、電気機器の絶縁材料或いは半導体素子、電子部品な
どの封止材としてはあまり用いられない。
また、可撓性エポキシ樹脂硬化物に関しては。
比較的硬度が高いため、封止した素子に応力が加わり素
子の電気特性を変える恐れがある。さらに可撓性付与の
為、ポリエーテル類で変性しているので、ポリウレタン
エラストマート同様硬質のエポキシ樹脂に比し、耐湿性
、耐熱性が不十分である。
また、シリコーン樹脂は、耐湿性、耐熱性に関してはじ
ゅうぶんなものであるが、一般に接着性が低く、各種ケ
ース材料との接着力が不十分であるばかりでなく、本質
的に透湿性が高い為、防湿を目的とした用途には必ずし
も十分な効果が得られない。
更に、シリコ−7樹脂は一般に高価であるという欠点が
ある。
〔発明の目的〕
本発明者等は、上述の様な現状に鑑み、耐加水分解性、
耐熱性、電気絶縁性、接着性に優れた軟質の液状注型材
、封止材、コーテイング材或いは接着剤について鋭意研
究し、ポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体のイソシア
ナート基末端プレポリマーをポリオール成分で硬化させ
る際、ポリオール成分として多官能のアルコール及び/
又はポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体をプレポリマ
ー化によって多官能化したものを用い更に、炭化水素系
オイルを高度に充填することにより、硬度或いは弾性率
を低い値に維持したまま、機械的強度、ゴム弾性の改良
されたエラストマーが得られることを見出し本発明に到
達した。
〔発明の構成〕
すなわち、本発明の要旨は、下記(1)および(2)に
ある。
(1)  下記(Al1(B1.2成分及び炭化水素系
オイルを含有してなる硬化性重合体組成物。
(A)  ポリイソシアナートとポリヒドロキシ飽和炭
化水素系重合体から成る水酸基末端プレポリマー及び/
又はポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体から成り、必
要に応じて3官能以上のポリオール成分が添加されて。
平均水酸基数がポリオール1分子当りコより大きくなる
ように調撥され九ポリオールイソシアナートから成るイ
ソシアナート基末端プレポリマー〔(B)成分〕 (2)  下記(Al1 (B’+2成分の反応物及び
炭化水素系オイルを含有し、且つ硬度がJよりKt30
/。
A規格でUO以下であることを特徴とする重合体組成物
(A)  ポリイソシアナートとポリヒドロキシ飽和炭
化水素系重合体から成る水酸基末端プレポリマー及び/
又はポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体から成り、必
要に応じて3官能以上のポリオール成分が添加されて、
平均水酸基数がポリオール1分子当りλより大きくなる
ように調整されたポリオールイソシアナートから成るイ
ンシアナート基末端プレポリマー〔(B)成分〕 以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明の重合体組成物を製造するのに用いられるポリヒ
ドロキシ飽和炭化水素系重合体としては、1分子あたり
の平均水酸基数(以下単に「水酸基数」という)がハj
以上のもの、好ましくはハr−r、oのもので、数平均
分子量が200−λo、ooo1主鎖の構造が実質的に
飽和炭化水素であって、常温で液状もしくは脆いフック
ス状でろるものが使用される。好ましくは、末端に水酸
基を有するものが使用される。
このようなポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体として
は種々のものがあげられる。たとえば、ポリヒドロキシ
ジエン系共重合体を公知の方法で水添したもの、イソプ
チレンージエ/系モノマー共重合体の酸化分解還元生成
物、α−オレフィン(たとえばエチレン、プロピレンな
ど)−非共役ジエン(又は共役ジエン)共重合体の酸化
分解還元生成物などが挙げられる。
このうち、特に、ポリヒドロキシジエン系重合体の水素
添加物が好ましい。
しかして、ポリヒドロキシジエン系重合体は、共役ジエ
ンまたは、共役ジエンとビニルモノマーを原料として周
知の方法、例えばラジカル重合法、アニオン重合法など
によって製造される。
ラジカル重合による場合、過酸化水素を重合開始剤とし
て重合すれば直接末端に水酸基を有する共役ジヱン系ポ
リマーまたはコポリマーが得られるが、アニオン重合に
よる場合、まずアニオン重合触媒を用いて末端にアルカ
リ金属が結合した構造のりビ/グボリマーを製造し1次
いでモノエボΦシ化合物、ホルムアルデヒド等を反応さ
せる。原料共役ジエンとしては、インブチレン、クロロ
プレ/等も使用しうるが、l、3−プタジエ/が好まし
い。共重合成分としては、スチレン、アクリロニトリル
、メチル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル等のビニル
モノマーが挙げられる。共重合成分の使用量は総モノマ
ー量のJo711量チ以下が好ましい。
また、ポリヒドロキシジエン系重合体の水素添加物を製
造する際の水素添加は、ニッケル、コバルトs 白金、
 ハラジウム、ルテニウム、ロジウム等の触媒を単独で
あるいは担体に担持して用いて、常法により、水素下に
おいて実施すればよい。
水酸基を有する炭化水素系ポリマーのその他の良法とし
ては、α−オレフィンと他のモノマーとの共重合を酸化
分解処理し、次いで還元する方法が挙げられる。例えば
イソブチレンとブタジェンまたは/、J−ペンタジェン
をカチオン重合させて得られるブチルゴム系の重合体を
オゾン分解処理し、次いでリチウムアルミニウムハイド
ライドで還元すればポリヒドロキシポリイン′ブチレン
がえられる。
なお、本発明に於てポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合
体の一部を他のポリオールで置き替えることもできる。
他のポリオールの例としては、ポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コール、等のポリアルキレングリコール、ポリカプロラ
クトングリコール、ヒマシ油系ポリオール等のポリエス
テルポリオール、エチレングリコール、コニチル−/、
J−ヘキサンジオール等の低級ポリオール、ポリヒドロ
キシブタジェンポリオール等が挙げられる。置換し得る
量はポリヒドロキシ炭化水素系重合体の0〜jO重量%
である。
この範囲を越えるとポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合
体の特徴であるところの耐加水分解性、耐候性、耐熱性
及び電気特性等が劣るため好ましくない。
次に、本発明で使用される炭化水素系オイルとしては、
例えば、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系フロ
セスオイル、710マ系プロセスオイル等の鉱油、アル
キルベンゼン系オイル、ポリブテン系オイル、ジフェニ
ルエタン系オイル、アルキルナフタレy系オイル等の炭
化水素系オイルが挙げられる。
特に高度の電気絶縁性が要求される場合は、芳香族成分
の量が少ないオイルの使用が好ましい。
また、更に高粘度のものとして、水酸基を含まない、数
平均分子量200〜コo、oooのジエン系重合体或い
はその水素添加物が用いられる。
これらのジエン系重合体の製法としては例えば、先に述
べたポリヒドロキシジエン系重合体と同様のアニオン重
合法により、末端にアルカリ金属が結合した構造のリビ
/グボリマ−を製造し、次いでアルコール等を反応させ
る方法を用いることが出来る。
水素添加は、ポリヒドロキシシェフ重合体の水素添加と
同様の方法で行なうことができる。
これらのオイルは用途に応じて二種類以上併用すること
が可能であシ、併用によシ、前述の成分(A)、成分(
B)の粘度を作業上必要な値に保ったままで、最終的に
得られる硬化物の硬度を広範に調節することが可能であ
る。
また、必要に応じて炭化水素系オイルの一部を炭化水素
系以外の可塑剤で置き替えることも可能である。
炭化水素系以外の可塑剤としては、ジオクチル7タレー
ト、ジオクチルアジペート等のエステル類等が挙げられ
る。
炭化水素オイルは成分(A)および(B)のいずれか一
方又は両方に添加しておくことができるが、少くとも成
分(B)に添加しておくことが好ましい。
炭化水素系オイルの使用量は成分(Al中の含有量で0
〜10重量%好ましくは10〜70重量%、成分(B)
中の含有量で7〜27重量%、好ましくは10〜70重
it%の範囲である。炭化水素系オイルの使用量を上記
の範囲内に調節することにより成分(A)、成分(B)
の粘度を常温で!’00Cp8から100,000cp
aに、また硬化物の硬度をJよりKt30/ 、 A規
格で4Ao以下、或いは初期弾性率で≠00 kg/−
以下、好ましくは、JIEiK630/% A規格で2
0以下、或いは初期弾性率で2ooky/ci以下の範
囲で任意に調節することが可能である。上述の範囲の下
限としては、初期弾性率で表わして、0./kg/−以
上、好ましくは、0.jkg/−以上である。通常、重
合体組成物中には10〜70重量−のオイルが含まれて
いることが好ましい。
本発明の特徴は上述の範囲に示されるような低硬度、柔
軟でかつ強度に優れた硬化物が得られることにあるが、
特に弾性率で10kg/cyl以下の低硬度の硬化物が
得られることも本発明の特徴でるる。これらの硬度領域
の硬化物はエポキシ系硬化物或いはポリエーテル、ポリ
エステル系の軟質ウレタンでは得ることが不可能なもの
である。
次に、本発明において使用されるポリインシアナートと
しては、ヘキサメチレ/ジイノシアナート、トリレンジ
イソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアナート、インホロン
ジインシアナート或いはポリメリックジフェニルメタン
ジインシアナート類等が挙げられる。
成分(A)に含まれるポリオール成分の平均水酸基数は
コより大きく、好ましくはコ、lより大きくなるように
調整しなければならない。
(1)  ポリオール成分として、平均水酸基数がコよ
り大きなポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体を使用す
る。
(2)  ポリオール成分として平均水酸基数が2以下
のポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体と3官能以上の
ポリオールを混合し、平均水酸基数をコより大とする。
(3)3官能以上のポリイソシアナートとポリヒドロキ
シ飽和炭化水素系重合体を反応させて平均水酸基数を2
より大とする。
(4)  ポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体と゛j
官能以上のポリオールをポリイソシ7ナーtKより結合
し、平均水酸基数を2より大とうる。
(5)  ポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体とポリ
イソシアナートとの反応物であるプレポリマーポリオー
ルに3官能以上のポリオールを加えて平均水酸基数を2
より大とする。
等の方法があるが、これらに限定されるもCではない。
好ましくは、平均水酸基数i、z〜2.0の範囲にある
ポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体とジイソシアナー
トを反応させることにより得られる水酸基末端プレポリ
マーと3官能以上のネリオールの混合物、または、同様
のポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体と平均官能基数
が2より大なるポリインシアナートとの反応により得ら
れる水酸基末端プレポリマーと必要に応じ3官能以上の
ポリオールを混合したものを用いる。
本発明で用いられるJ官能以上のポリオールとしては、
トリメチロールプロパ/、グU セIJ−ン、トリエタ
ノールアミン、/、2.1−ヘキブントリオール等の低
分子量ポリオール、或いは同一  様の低分子量ポリオ
ールにエチレンオキサイド或いはプロピレンオキサイド
等を付加したもの、エチレンジアミンに同様のアルキレ
ンオキサイドを付加したもの等が挙げられる。
具体的には、三洋化成社製、サンニツクス(刑品名)T
P−6100,旭電化社製、アデヵ1  クオドロール
(商品名)、G−joo、G−700等が挙げられる。
三官能以上のポリオールの使用量は成分(A)中の全重
量に対し30%以下、好ましくは13%以下、更に好ま
しくは7%以下である。
成分(ム)K含まれる、ポリヒドロキシ飽和炭化水素系
重合体と、ポリイソシアナートとのプレポリマーは、炭
化水素系オイルの存在下、または非存在下で反応温度、
室温から200℃、好ましくはto−izo℃の範囲で
、λ〜20時間反応させることによって得られる。
両成分の混合に関しては、架橋反応等の副反応を抑制す
る為、低温で両者を混合した後、攪拌下体々に昇温する
方法、或いは、始めにポリヒドロキシ重合体を仕込み次
いでポリイソシアナート化合物を徐々に添加する方法が
好ましい。
また、両成分の混合比は、ポリイソシアナートとしてコ
官能のジイソシアナート化合物を用いる場合は、インシ
アナート基と水酸基との当量比(NC!010H)で0
.2以上o、を以下、ポリインシアナートとして平均官
能基数が2より大なるポリイソシアナートを用いる場合
はto、i以上0.j以下の範囲であることが好ましい
本発明において成分(Blに含まれる、ポリヒドロキシ
飽和炭化水素系重合体と、ポリイソシアナートとのプレ
ポリマーは、好ましくは、インシアナート基と水酸基と
の当量比で、/、!以上r以下の範囲で両者を混合し、
更に、炭化水素系オイルの存在下、又は非存在下で反応
温度、室温から200℃、好ましくはjO〜tro℃の
範囲で、2〜20時間反応させることKよって得られる
両成分の混合の方法に関しては、架橋反応等の副反応を
抑制する為、低温で両者を混合した後、攪拌下体々に昇
温する方法、或いは、始めにポリインシアナートを仕込
み、次いでポリヒドロ中シ飽和重合体を徐々に添加して
反応させる方法が好ましい。
また、複数稽のポリイソシアナートを併用することも可
能である。すなわち、二種以上のポリイソシアナートか
ら、プレポリマーを作る方法、或いは、一種のポリイソ
シアナートでプレポリマーを作った後、別種のポリイソ
シアナートを加える方法も採用可能である。
これらのポリイソシアナートは、可使時間等の制限に応
じて適宜用いられるが、本発明においては可使時間が常
温で0.2時間以上となる様にポリイソシアナートを選
定することが好ましい。
次に、上述の様にして得られた成分(B)と成分(A)
の配合比に関しては、成分(B)及び成分(A)中の水
酸基の総量と、インシアナート基の総量の比(当量比)
で0.7〜1.!、更に好ましくはo、r〜八への範囲
で配合する。
この範囲外では、硬化が完全に進まなかったりあるいは
機械的強度の劣る硬化物しか得られない。
また、成分(A)と成分(B)の配合比は、成分(A)
と成分(B)の組成により異なるが、成分(A)/成分
(B)の重量比で//10〜io7’tの範囲とするこ
とが好ましい。
更に、本発明の重合体組成物は、可使時間が長く、また
粘度も必要に応じて適宜調節可能であり、特に(A)成
分、(B)成分の粘度を同程度に揃えることが容易であ
る。また(A)成分、(B)成分の配合比もl:l化し
易い。このため(A)成分、(B)成分の混合均一化に
要する時間が短く、スタティックミキサー等の使用の場
合も含め、作業性が良好である。
また、硬化物の硬度も広範囲に調節可能である為、各植
用途に応じたきめ細かい対応が可能である。
以上の様にして得られた重合体組成物は、室温からコ0
0℃の範囲で硬化が進行する。硬化時間は高温になる程
短縮されるが、用途に応じて適宜、決定すれば良い。
lた、必要に応じて、ジブチルチンラウレート等、一般
にウレタン工業で使用される触媒を添加することにより
硬化時間を短縮することができる。触媒の添加方法とし
ては、成分(A)と成分(B)の配合時に添加する方法
、或いは成分(A)、成分(B)のいずれかにあらかじ
め添加しておく方法のいずれを採用してもよい。
本発明の重合体には、シリカ、含水シリカ、アルミナ、
クレー、メルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
カーボ/ブラック、有機繊維、ガラス繊維等の充填剤を
、また、難燃剤、安定剤、架橋剤等およびウレタン工業
、ゴムエ秦等で使用されている公知の添加剤を必要に応
じて使用することができる。
しか・して、本発明の組成物は、例えば、電気絶縁用封
止材として用いた場合、一般のウレタン化合物に比べて
電気特性に優れるばかシでなく、非常に軟質であるため
、内部の素子に余分な応力が加わることが少ない。また
、ポリオールとしてポリブタジェンポリオールを用い町
堕剤を併用すれば同様に軟質のウレタン硬化物を得るこ
とも可能であるが、本発明の組成物は、ポリブタジェン
ポリオールと異なり実質的に不飽和結合を含まないため
、耐熱性、耐候性に優れ、t+、パラフィン等のポリブ
タジェンポリオールとは相溶性が不充分である無極性の
オイルを多量に充填することが可能であるため、柔軟化
と共に、より一層、電気特性を高めることができる。
一方、このような超軟質の封止材としては、従来、シリ
コーンが使用されていたが、シリコーンは、高価である
ばかりでなく、本発明の組成物に比べて電気特性に劣シ
、また透湿性が高い為、十分な防湿効果が得られない。
また、本発明の組成物は、海底光ケーブルの層間止水材
としても優れた性能を有する。
すなわち、海底光フアイバーケーブルは、通常多層構造
を取っており、ケーブル内には長手方向に連続的な空隙
が存在する。
この空隙は、ケーブルが破損した時に浸入する海水の通
過路となり、いわゆる水走り現象によって被害を拡大す
る要因となる。
そこで、通常このような空隙には、特定のコ/パウ/ド
を充填して、水走りの程度を押えるようにする。
このコンパウ/ドとして、既存の樹脂を用いようとする
と、下記のように、さまざまな、欠点がみられる。
(1)  エポキシ樹脂は、硬化収縮が大きく硬度が高
いため、クラックが発生しやすく、また、元ファイバー
に余分な応力がかかり伝送損失を大きくする原因となる
(2)  シリコン樹脂のうち、縮合反応タイプのもの
は、硬化時に発生する低分子量物質による金属腐食の問
題があり、また付加反応タイプのものは、接着性が低く
、硬化後H2を発生して、光ファイバーの伝送特性を劣
化させる等の問題がある。
(3)既存のウレタン樹脂では5例えば、ポリ二二テル
、ポリエステル系のポリオールを用いたものは、充分に
柔軟なものを得ることが困難であり、また耐熱、耐加水
分解性に劣るため、長期耐久性が不十分である。
ポリブタジェンポリオールについても、酸化により架橋
が進み、しだいに硬度が高くなるという欠点を有する。
本発明になる硬化性組成物は、上述の他樹脂のもつ欠点
を全て解決したばかりでなく、粘度、混合比、硬化速度
共、適宜刺部可能でめるため、操作性に優れ、海底光フ
アイバーケーブルの層間止水材として好適なものである
以上のように、優れた機械的、i!電気特性と、作業性
、長期耐久性を兼ね備えた本発明の組成物は、上述以外
の広範な分野においても、電気電子用防湿絶縁封止材、
コーティング材、シーリング材、接着材として使用する
ことができ、工業上、極めて重要である。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限シこれらの例によって拘束
を受けるものではないつ尚、以下の実施例及び比較例に
おいて、硬化物の機械的性質、硬度、引張強度、伸び等
は、JISK −tjO/ IIC従イ、電気的性質、
ll[IE接、体積固有抵抗は、 、TI8に一691
/に従い、それぞれ測定した。
また、弾性率は、不動工業社製レオメータ−により測定
した初期弾性率の値である。
実施例1 平均分子量:Mn=2.000 、水酸基濃度Q、り0
2 meq/′f s平均水酸基数: i、rのポリオ
レフイノポリオール)joof、パラフィン系プロセス
オイルP−,2oo(共同石油社製) 200tを室温
で混合し、次いでトリレンジイソシアナート30?を加
え10℃に昇温した。r時間反応させた後、アブカフオ
ドロール(旭電化社製エチレンジアミンプロビレ/オキ
サイド付加物、μ官能ポリオール、水酸基濃度: / 
Jj lI−meq/P)/ / fを添加し、均二に
なるまで攪拌し、成分(A)を得た。OH当量は0./
りrneq/fであった。
成分(A)中に含まれるポリオール1分子当りの平均水
酸基数は、λ、2 jである。
また、成分(A)の粘度は、コj℃で7100apeで
あった。
パラフィン系プロセスオイルP−コoo  to。
tを室温で混合し、次いでトリレンジイソシアナート!
りtを加え、ro℃に昇温し、を時間反応させて、成分
(B)を製造した。NOO当量はO0λOmeq/fで
あった。
成分(B)の粘度は、2r℃でr j 00 cpsで
あった。
成分(〜、成分(B)の配合 上記で製造した成分(蜀、成分(B)をN O010)
I=lとなるよう、各JOOf混合、脱泡した上、金型
に注入し、/J(7’Cで2時間加熱プレスしてl1口
×lλα×0.2はの硬化シートを得た。
この硬化シートの機械的特性、電気特性、耐水試験後の
前記諸性性、熱劣化後の機械的特性を測定した。
これらの測定結果を第1表に示す。
計った。その時間は3時間であった。
尚、耐水試験は!Q℃水中200時間経過後、熱劣化試
験はioo℃空気中tooo時間後の測定値である。
実施例コ 三菱化成工業■社製ポリテール[F]HA (数平均分
子量: Mn=コ、000、水酸基濃度:0.rり3m
eq/P、平均水酸基数:/、1)joofとパ’)フ
ィン系プロセスオイルP−コDO7コo tt室温で均
一に混合し、次いでトリレンジイソシアナートコタtを
添加した。10℃に昇温し、rカ 時間反応した後、アゾlクオドロール≠Ofを加え、均
一になるまで攪拌混合し、成分(A)を得た。OE当量
は0.1 / meq/fであった。
成分(A)中に含まれるポリオール1分子当りの平均水
酸基数は、J、//である。
また、成分(A)の粘度は、コr℃で74100cpt
sであった。
成分(B)の製造 成分(A)で用いたポリテール■Hム(三菱化成工業■
m)rootとパラフィン系プロセスオイルP−コDO
Jlofを室温で均一に混合し、次いでトリレンジイソ
シアナート71fを加え。
10℃でμ時間反応し成分(B)を得た。NCo当量は
0 、j / meq/fであった。
成分(B)の粘度は、コr℃でA I 00 apeで
あった。
成分(A)、成分(B)の配合 成分(Alと成分(B)を実施例1と全く同様に配合成
型、物性測定を行った。結果を表1に示す。
まえ、別途混合液を室温に放置し、混合液の粘度が−2
0,000cp(21f ’C)  に達するまでの時
間を計った。その時間は1時間であった。
実施例J 三菱化成工業■社製ポリテール[F]HA(数平均分子
it : Mn=1000%水酸基濃度:o、り0Jm
eq/fのポリオレフィンポリオール)500fパjフ
ィン系プロセスオイルP−200C共同石油社製)50
09を室温で混合し、次いでPAPI−/3!(化成ア
ップジョン社友ポリメリツクジフェニルメタンジイソシ
アナー)NC!0濃度: J /、J wtts、平均
官能基数: 2.y ) t ztを加え10℃で3時
間反応させ、プレポリマーを製造した。
このプレポリマーに、7デカクオドロール(旭電化社製
エチレンジアミンプロピレンオキブイド付加物%ぴ官能
ポリオール、水酸基濃度:/ J、 t 4A meq
/r ) t fを加え、均一に混合して成分(A)を
得た。Oi1当量はo、z i rneq/9であった
成分(Al中に含まれるポリオール1分子当りの平均水
酸基数は、コ・27である。
また、成分(A) O粘度は、2f℃で/3000cp
sであった。
成分(Nで用いたポリテール[F]HA(三菱化成工業
■製)5009とパラフィン系プロセスオイルP−コo
o  3iotを室温で混合し、次いでトリレンジイソ
シアナート7りtをカロえ、10℃に昇温し、を時間反
応させて、成分(B)を製造した。NCo当量は0.j
 / meq/’jであった。
成分(B)の粘度は、コr℃でI j 00 apeで
あった。
成分(A)と成分(B)を実施例1と全く同様に配合、
成型、物性測定を行った。結果を表1に示す。
を計った。その時間はコ時間であった。
比較例1 出光石油員社fiR−ut−a’r(数平均分子量: 
Mn=J、100 、水酸基濃度: 0.10 maq
/? 。
平均水酸基数:2.2μのポリブタジェンポリオール)
tooy、ナフチ/系プロセスオイルR−2!(共同石
油社製)!JP、ト17レンジイソシアナー)?、79
.ジプテルチ/メルカプチド# 00 PPmを混合し
、金型に流し込み、100’C/時間加熱プレスして硬
化シートを得た。
このび化シートの機械的、電気的特性を実施例と同様に
測定した。結果を聚lに示す。
比較例コ及び3 市販の電装品封止用、酸無水物硬化可碗性エポキシ樹脂
及びシリコーン樹脂の緒特性を実施例と同様に表−lに
示す。
〔発明の効果〕
本発明硬化性重合体組成物は、粘度、混合比、硬化速度
弁適宜調節可能であるため、操作性にすぐれ、海底光フ
アイバーケーブルの層間止水材として好適なものでるる
また本発明硬化重合体組成物は、エポキシ樹脂或いは一
般のポリウレタンエラストマーに比し耐加水分解性、耐
熱性が高く、また電気特性にも優れるため、軟質の防湿
・絶縁用封止材とし優れた性能を有するものである。
特許出頷人 三菱化成工業株式会社 代 理 人 弁理士 長谷用   − ほかt名

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記(A)、(B)2成分及び炭化水素系オイル
    を含有してなる硬化性重合体組成物。 (A)ポリイソシアナートとポリヒドロキシ飽和炭化水
    素系重合体から成る水酸基末端プレポリマー及び/又は
    ポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体から成り、必要に
    応じて3官能以上のポリオール成分が添加されて、平均
    水酸基数がポリオール1分子当り2より大きくなるよう
    に調整されたポリオール成分 (B)ポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体とポリイソ
    シアナートから成るイソシアナート基末端プレポリマー
  2. (2)下記(A)、(B)2成分の反応物及び炭化水素
    系オイルを含有し、且つ硬度がJISK6301、A規
    格で40以下であることを特徴とする重合体組成物 (A)ポリイソシアナートとポリヒドロキシ飽和炭化水
    素系重合体から成る水酸基末端プレポリマー及び/又は
    ポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体から成り、必要に
    応じて3官能以上のポリオール成分が添加されて、平均
    水酸基数がポリオール1分子当り2より大きくなるよう
    に調整されたポリオール成分 (B)ポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体とポリイソ
    シアナートから成るイソシアナート基末端プレポリマー
  3. (3)ポリヒドロキシ飽和炭化水素系重合体が数平均分
    子量500〜20,000の範囲にあることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の重合体組成物
JP60181188A 1985-08-19 1985-08-19 重合体組成物 Granted JPS6241215A (ja)

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