JPS6241123B2 - - Google Patents
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- JPS6241123B2 JPS6241123B2 JP55131624A JP13162480A JPS6241123B2 JP S6241123 B2 JPS6241123 B2 JP S6241123B2 JP 55131624 A JP55131624 A JP 55131624A JP 13162480 A JP13162480 A JP 13162480A JP S6241123 B2 JPS6241123 B2 JP S6241123B2
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- memory
- data
- air conditioner
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- control
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00971—Control systems or circuits characterised by including features for locking or memorising of control modes
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車用空調機に係り、特にマイクロ
コンピユータを応用した温度制御装置に関する。
コンピユータを応用した温度制御装置に関する。
一般に、自動制御を行なう場合、比例制御に加
え、積分制御を行なうことによりその制御特性が
改善されることはよく知られている。従来、自動
車用空調機において車内温度の比例積分制御を行
なうために、第1図に示すごとくアナログ演算回
路が用いられている。第1図においてR1〜R1
2は抵抗器、C1はコンデンサであり、回路図中
−+記号を含んだ三角形はオペアンプ(演算増巾
器)である。Vc端子は一定電圧が供給される定
電圧端子、Vrはそれぞれ一定の基準電圧が供給
される基準電圧端子、Voutは演算信号が出力さ
れる出力端子である。次にR3〜R6オペアンプ
で構成される回路34は加算増巾回路であり、左
端からの入力信号を代数加算し、右端に出力する
機能を果たす。ここでは、R3とR6、R4とR
6、R5とR6の比に応じ、各入力信号の増巾率
は各々独立に任意に設定することが可能である。
又、R7,C1オペアンプからなる回路35は積
分回路であり、左端からの入力信号の時間的な積
分演算結果を右端に出力する。積分時定数はR7
×C1(CR時定数)の値に応じ任意に設定でき
る。又、R8,R9オペアンプからなる回路36
は反転増巾回路であり、左端からの入力信号を増
巾及び位相反転して右端に出力する。ここでも増
巾率はR8とR9の比率により、任意に設定でき
る。又、R10〜R12オペアンプからなる加算
増巾回路は前述の回路34と同様に動作する。こ
こで、サーミスタである内気センサ12とR1、
同じくサーミスタである外気センサ13とR2は
それぞれ温度検出回路を形成しており、センサの
温度に対応した信号電圧を発生する。又ボリウム
である温度設定手段11は乗員が設定した温度に
対応した信号電圧を発生する。
え、積分制御を行なうことによりその制御特性が
改善されることはよく知られている。従来、自動
車用空調機において車内温度の比例積分制御を行
なうために、第1図に示すごとくアナログ演算回
路が用いられている。第1図においてR1〜R1
2は抵抗器、C1はコンデンサであり、回路図中
−+記号を含んだ三角形はオペアンプ(演算増巾
器)である。Vc端子は一定電圧が供給される定
電圧端子、Vrはそれぞれ一定の基準電圧が供給
される基準電圧端子、Voutは演算信号が出力さ
れる出力端子である。次にR3〜R6オペアンプ
で構成される回路34は加算増巾回路であり、左
端からの入力信号を代数加算し、右端に出力する
機能を果たす。ここでは、R3とR6、R4とR
6、R5とR6の比に応じ、各入力信号の増巾率
は各々独立に任意に設定することが可能である。
又、R7,C1オペアンプからなる回路35は積
分回路であり、左端からの入力信号の時間的な積
分演算結果を右端に出力する。積分時定数はR7
×C1(CR時定数)の値に応じ任意に設定でき
る。又、R8,R9オペアンプからなる回路36
は反転増巾回路であり、左端からの入力信号を増
巾及び位相反転して右端に出力する。ここでも増
巾率はR8とR9の比率により、任意に設定でき
る。又、R10〜R12オペアンプからなる加算
増巾回路は前述の回路34と同様に動作する。こ
こで、サーミスタである内気センサ12とR1、
同じくサーミスタである外気センサ13とR2は
それぞれ温度検出回路を形成しており、センサの
温度に対応した信号電圧を発生する。又ボリウム
である温度設定手段11は乗員が設定した温度に
対応した信号電圧を発生する。
内気センサ温度信号をTr、外気温度信号を
Ta、設定温度信号をTsとすると、第1図に示し
た回路により、次式に示す演算が行なわれる。
Ta、設定温度信号をTsとすると、第1図に示し
た回路により、次式に示す演算が行なわれる。
V34=K1(Ts−Tr−1/K2Ta) ……(1)
V35=1/K3∫V34dt ……(2)
V36=−K4・V34 ……(3)
V37=−(K5・V35+K6・V36) ……(4)
以上を整理すると
V37=−K7・V34+1/K8∫V34dt ……(5)
ここでK1〜K8は定数
V34〜V37はそれぞれ回路34〜73の出
力信号 tは時間である。
力信号 tは時間である。
上記(5)式は入力温度の差信号である。V34に対
し、比例(右辺第1項)、積分(右辺第2項)を
表わしており、以上からわかる通り、第1図の回
路により、比例積分演算処理が実現できる。とこ
ろが、車両において良好な制御特性を得るために
は積分時定数として数分〜十数分の時間が必要で
あり、コンデンサC1として数百〜数千マイクロ
フアラツドという大型のコンデンサが必要とな
る。又、抵抗R7のインピーダンスを高く設定す
る必要があるため、コンデンサC1の洩れ電流に
よる影響を受けやすく何らかの対策が必要である
等、制御回路が複雑化、大型化するという欠点が
ある。
し、比例(右辺第1項)、積分(右辺第2項)を
表わしており、以上からわかる通り、第1図の回
路により、比例積分演算処理が実現できる。とこ
ろが、車両において良好な制御特性を得るために
は積分時定数として数分〜十数分の時間が必要で
あり、コンデンサC1として数百〜数千マイクロ
フアラツドという大型のコンデンサが必要とな
る。又、抵抗R7のインピーダンスを高く設定す
る必要があるため、コンデンサC1の洩れ電流に
よる影響を受けやすく何らかの対策が必要である
等、制御回路が複雑化、大型化するという欠点が
ある。
本発明の目的は、従来アナログ回路素子にて、
ハード的に行なつていた積分演算処理を、マイク
ロコンピユータのプログラムにより実行すること
によつて、小型で単純な構成の自動車用空調機の
制御装置を提供するにある。
ハード的に行なつていた積分演算処理を、マイク
ロコンピユータのプログラムにより実行すること
によつて、小型で単純な構成の自動車用空調機の
制御装置を提供するにある。
本発明は、マイクロコンピユータの備えている
タイマカウンタの機能を応用し、正負の符号をも
つた演算信号データを一定時間ごとに、メモリに
加算すれば、実用上アナログ積分と同等の効果が
得られる点に着目し、該加算された近似積分デー
タに基づいて空調機の冷暖房能力制御を行なうも
のである。
タイマカウンタの機能を応用し、正負の符号をも
つた演算信号データを一定時間ごとに、メモリに
加算すれば、実用上アナログ積分と同等の効果が
得られる点に着目し、該加算された近似積分デー
タに基づいて空調機の冷暖房能力制御を行なうも
のである。
以下図により本発明の実施例を説明する。
第2図は、自動車用空調機の断面模式図であ
る。第2図において、フアン1はブロワモータ5
の駆動により回転し空気を圧送する。エバポレー
タ2は、図示しない圧縮機より圧送された冷媒が
エバポレータ2の内部で断熱膨張し、その時の蒸
発熱により空気を冷却する役割を果たす。又、ヒ
ータコア4はエンジンからの温水を利用して空気
を加熱する役割を果たす。エアミクスドア3は、
エバポレータ2を通過した空気を分流し、ヒータ
コア4を通過する空気と、ヒータコア4を分流す
る空気の割合を決定する。さらに、パワーサーボ
6は、供給される負圧々力の大きさに応じてエア
ミクスドア3を開くため、パワーサーボ6に供給
する負圧々力を制御することによりエアミクスド
ア6の開度が制御される。以上の構成において、
吸込口7より吸引された空気はフアン1によりエ
バポレータ2に送られて冷却される。この冷却さ
れた空気がエアミクスドア3によりヒータコア4
をバイパスする空気と、ヒータコア4により再加
熱される空気に分流され、それらが再び混合して
吹出口8より車室内に吹出す。従つて、パワーサ
ーボ6に供給する負圧々力を制御することにより
空調機の冷暖房能力を制御することができると同
時に、ブロワモータ5の回転数すなわち印加電圧
を制御することによつても、空調機の冷暖房能力
の制御を行なうことができる。
る。第2図において、フアン1はブロワモータ5
の駆動により回転し空気を圧送する。エバポレー
タ2は、図示しない圧縮機より圧送された冷媒が
エバポレータ2の内部で断熱膨張し、その時の蒸
発熱により空気を冷却する役割を果たす。又、ヒ
ータコア4はエンジンからの温水を利用して空気
を加熱する役割を果たす。エアミクスドア3は、
エバポレータ2を通過した空気を分流し、ヒータ
コア4を通過する空気と、ヒータコア4を分流す
る空気の割合を決定する。さらに、パワーサーボ
6は、供給される負圧々力の大きさに応じてエア
ミクスドア3を開くため、パワーサーボ6に供給
する負圧々力を制御することによりエアミクスド
ア6の開度が制御される。以上の構成において、
吸込口7より吸引された空気はフアン1によりエ
バポレータ2に送られて冷却される。この冷却さ
れた空気がエアミクスドア3によりヒータコア4
をバイパスする空気と、ヒータコア4により再加
熱される空気に分流され、それらが再び混合して
吹出口8より車室内に吹出す。従つて、パワーサ
ーボ6に供給する負圧々力を制御することにより
空調機の冷暖房能力を制御することができると同
時に、ブロワモータ5の回転数すなわち印加電圧
を制御することによつても、空調機の冷暖房能力
の制御を行なうことができる。
次に第3図に本発明の一実施例における制御回
路構成を示す。各部の機能を説明すると、温度設
定部11は自動車乗員の快適性にあわせて車室内
の温度を手動にて設定する。内気センサ12、外
気センサ13は、それぞれ車室内外の温度を検知
して電気信号に変換する。又、日射センサ14は
太陽の直射による温度上昇等を検知することによ
り日射の強さを電気信号に変換する。一方、負圧
制御手段21は、第2図におけるパワーサーボ6
への供給負圧を制御するため、エンジンからの負
圧々力を入力信号に応じて変化させる役割を果た
す。又、ブロワモータ5は第2図にて説明したご
とく、フアン1を回転させ吹出風量の制御を行な
うことができる。又、冷房用の圧縮機22はエン
ジンからの駆動力の断続を行なうことにより、必
要に応じて運転、停止の制御を行ない、ウオータ
コツク23は、暖房用のエンジンからの温水流路
を必要に応じて開閉する。さらに、マイクロコン
ピユータ10は承知の通り、入力ポート15、出
力ポート19、中央処理装置であるCPU16、
データ及びプログラム格納用のメモリ18、シス
テムクロツク等を司るタイマカウンタ17、デー
タ等の転送路であるバスライン20等から構成さ
れる。以上の構成により、メモリ18内のプログ
ラムに従い、入力ポート15より順次データを読
込み、適切なる指示を必要に応じた出力ポート1
9に出力し、これらの手順を次々と繰り返すこと
により自動車用空調機の制御が行なわれる。
路構成を示す。各部の機能を説明すると、温度設
定部11は自動車乗員の快適性にあわせて車室内
の温度を手動にて設定する。内気センサ12、外
気センサ13は、それぞれ車室内外の温度を検知
して電気信号に変換する。又、日射センサ14は
太陽の直射による温度上昇等を検知することによ
り日射の強さを電気信号に変換する。一方、負圧
制御手段21は、第2図におけるパワーサーボ6
への供給負圧を制御するため、エンジンからの負
圧々力を入力信号に応じて変化させる役割を果た
す。又、ブロワモータ5は第2図にて説明したご
とく、フアン1を回転させ吹出風量の制御を行な
うことができる。又、冷房用の圧縮機22はエン
ジンからの駆動力の断続を行なうことにより、必
要に応じて運転、停止の制御を行ない、ウオータ
コツク23は、暖房用のエンジンからの温水流路
を必要に応じて開閉する。さらに、マイクロコン
ピユータ10は承知の通り、入力ポート15、出
力ポート19、中央処理装置であるCPU16、
データ及びプログラム格納用のメモリ18、シス
テムクロツク等を司るタイマカウンタ17、デー
タ等の転送路であるバスライン20等から構成さ
れる。以上の構成により、メモリ18内のプログ
ラムに従い、入力ポート15より順次データを読
込み、適切なる指示を必要に応じた出力ポート1
9に出力し、これらの手順を次々と繰り返すこと
により自動車用空調機の制御が行なわれる。
ここで、本発明の一実施例プログラムを第4図
により説明する。まずプログラムスタート時、マ
イクロコンピユータ10の各部機能等の初期設定
を行なうために初期処理を行ない、以下第4図に
示すごとく順次処理が行なわれる。本発明におい
て特徴的な部分をさらに詳細に説明すると、第2
ステツプにおいて、積分データ記憶用メモリ(以
下、メモリint.と呼ぶ)の内容クリアを行なう。
一般にマイクロコンピユータは起動時、それらの
メモリ(リードオンリーメモリROMは除く)の
内容は確定されない。従つてメモリの内容により
制御を実施する本発明においては、第2ステツプ
においてメモリint.の内容を「0」にし、入力デ
ータと無関係な制御動作を防止する。ステツプ3
では入力ポート15に印加された設定温度、車内
温度、外気温度、日射量などの電圧信号をA/D
変換により、デジタルの数値としてマイクロコン
ピユータ内部に読込み、必要に応じて、温度や日
射量の単位に換算する。
により説明する。まずプログラムスタート時、マ
イクロコンピユータ10の各部機能等の初期設定
を行なうために初期処理を行ない、以下第4図に
示すごとく順次処理が行なわれる。本発明におい
て特徴的な部分をさらに詳細に説明すると、第2
ステツプにおいて、積分データ記憶用メモリ(以
下、メモリint.と呼ぶ)の内容クリアを行なう。
一般にマイクロコンピユータは起動時、それらの
メモリ(リードオンリーメモリROMは除く)の
内容は確定されない。従つてメモリの内容により
制御を実施する本発明においては、第2ステツプ
においてメモリint.の内容を「0」にし、入力デ
ータと無関係な制御動作を防止する。ステツプ3
では入力ポート15に印加された設定温度、車内
温度、外気温度、日射量などの電圧信号をA/D
変換により、デジタルの数値としてマイクロコン
ピユータ内部に読込み、必要に応じて、温度や日
射量の単位に換算する。
ステツプ4では、上記入力されたデータに基づ
き、次ステツプ以降で比例、積分演算を行なうた
めに使用する誤差信号の演算を行なう。本ステツ
プは、第1図における回路34の動作に対応す
る。
き、次ステツプ以降で比例、積分演算を行なうた
めに使用する誤差信号の演算を行なう。本ステツ
プは、第1図における回路34の動作に対応す
る。
次にステツプ5では、以後のステツプ6〜11
において必要に応じ演算結果を利用できる様にす
るため、所定のメモリ位置に前ステツプでの演算
結果を記録する。次に第6ステツプにおいて、入
力温度データから演算された符号付演算信号をメ
モリint.に加える。本ステツプは、プログラムの
1周期に1度行なわれるため、一定時間ごとにメ
モリint.への加算が行なわれる。又、加算信号は
符号付であるため、加算信号の正、負に応じてメ
モリint.内の値が時間とともに増加、あるいは減
少し、積分と同等の結果が得られる。ここで、信
号加算の時間々隔を変化させれば、メモリint.の
内容の変化する速度が変化する。すなわち積分時
定数が変化するため、信号加算の時間々隔を適切
に設定することにより、積分時定数と任意に設定
可能であることは明らかである。次に第7ステツ
プにおいて、メモリint.の内容の絶対値(符号を
除いた値)があらかじめ決められている値Dmax
より大きいかどうか判定する。メモリint.の内容
がDmax以下であれば次の第9ステツプを実行す
るが、メモリint.の内容がDmaxを越えている場
合、メモリint.の内容の絶対値をDmaxに置換
(第8ステツプの実行)し、その後第9ステツプ
を実行する。第7,第8ステツプの目的は、第1
点として、メモリ内容のデータ巡環の防止であ
る。すなわち、マイクロコンピユータのメモリに
データを順次加算するとオーバーフローした時点
でデータが「0」にもどるため、これを防止す
る。第2点として、空調機の有限な冷暖房能力と
演算信号の対応ずけがある。すなわち、演算信号
データのみ増大した場合、空調機の冷暖房能力が
対応しきれないため、無意味な演算を繰り返すこ
とになることを防止する。従つて、Dmaxの値に
ついては、空調機の能力に応じて、データが正の
値の最大値Dmax1、又、データが負の場合の最
大値Dmax2とそれぞれ異なつた値となる場合に
も本ステツプ適用される。次に、空調機の冷暖房
能力の制御を行なう制御信号データを発生するた
め、第9ステツプにおいて、演算メモリ、メモリ
int.の内容をそれぞれ読み出して加算し、制御信
号データとする。第9ステツプにて得られた制御
信号データを第10ステツプにて、負圧制御手段が
接続されている出力ポートに出力する。本ステツ
プ終了後、空調機における他の制御を行なうステ
ツプである第11ステツプを実行し、再び第3ステ
ツプにもどる。
において必要に応じ演算結果を利用できる様にす
るため、所定のメモリ位置に前ステツプでの演算
結果を記録する。次に第6ステツプにおいて、入
力温度データから演算された符号付演算信号をメ
モリint.に加える。本ステツプは、プログラムの
1周期に1度行なわれるため、一定時間ごとにメ
モリint.への加算が行なわれる。又、加算信号は
符号付であるため、加算信号の正、負に応じてメ
モリint.内の値が時間とともに増加、あるいは減
少し、積分と同等の結果が得られる。ここで、信
号加算の時間々隔を変化させれば、メモリint.の
内容の変化する速度が変化する。すなわち積分時
定数が変化するため、信号加算の時間々隔を適切
に設定することにより、積分時定数と任意に設定
可能であることは明らかである。次に第7ステツ
プにおいて、メモリint.の内容の絶対値(符号を
除いた値)があらかじめ決められている値Dmax
より大きいかどうか判定する。メモリint.の内容
がDmax以下であれば次の第9ステツプを実行す
るが、メモリint.の内容がDmaxを越えている場
合、メモリint.の内容の絶対値をDmaxに置換
(第8ステツプの実行)し、その後第9ステツプ
を実行する。第7,第8ステツプの目的は、第1
点として、メモリ内容のデータ巡環の防止であ
る。すなわち、マイクロコンピユータのメモリに
データを順次加算するとオーバーフローした時点
でデータが「0」にもどるため、これを防止す
る。第2点として、空調機の有限な冷暖房能力と
演算信号の対応ずけがある。すなわち、演算信号
データのみ増大した場合、空調機の冷暖房能力が
対応しきれないため、無意味な演算を繰り返すこ
とになることを防止する。従つて、Dmaxの値に
ついては、空調機の能力に応じて、データが正の
値の最大値Dmax1、又、データが負の場合の最
大値Dmax2とそれぞれ異なつた値となる場合に
も本ステツプ適用される。次に、空調機の冷暖房
能力の制御を行なう制御信号データを発生するた
め、第9ステツプにおいて、演算メモリ、メモリ
int.の内容をそれぞれ読み出して加算し、制御信
号データとする。第9ステツプにて得られた制御
信号データを第10ステツプにて、負圧制御手段が
接続されている出力ポートに出力する。本ステツ
プ終了後、空調機における他の制御を行なうステ
ツプである第11ステツプを実行し、再び第3ステ
ツプにもどる。
以上説明したごとく、本実施例によれば、大容
量コンデンサ等の部品を使用せず、マイクロコン
ピユータのプログラム処理のみにより、積分効果
が得られるため、積分時定数がプログラムにより
任意に簡単に選定でき、同時に回路構成が単純で
小型の自動車用空調機の制御装置が得られるとい
う効果がある。
量コンデンサ等の部品を使用せず、マイクロコン
ピユータのプログラム処理のみにより、積分効果
が得られるため、積分時定数がプログラムにより
任意に簡単に選定でき、同時に回路構成が単純で
小型の自動車用空調機の制御装置が得られるとい
う効果がある。
第5図は本発明の他の実施例を示すもので、第
4図と異なるのは、一定時間ごとのメモリint.へ
の加算ステツプが、タイマ割込により行なわれて
いる点である。メモリint.への加算は、プログラ
ム処理上のどのポイントで実行しても実用上問題
ないため、メインプログラムは、上記メモリint.
への加算を除いた制御処理を連続して実行する。
一方、一定時間々隔で発生するタイマ割込みごと
に、第5図6′〜8のステツプで示したメモリ
int.への加算をを実行する。本実施例によれば、
メインプログラムの実行に無関係に、正確な一定
時間ごとのメモリint.への加算が行なえるため、
制御精度が向上すると同時に、プログラムがブロ
ツクとして分離するため、プログラミングが容易
になるという効果がある。
4図と異なるのは、一定時間ごとのメモリint.へ
の加算ステツプが、タイマ割込により行なわれて
いる点である。メモリint.への加算は、プログラ
ム処理上のどのポイントで実行しても実用上問題
ないため、メインプログラムは、上記メモリint.
への加算を除いた制御処理を連続して実行する。
一方、一定時間々隔で発生するタイマ割込みごと
に、第5図6′〜8のステツプで示したメモリ
int.への加算をを実行する。本実施例によれば、
メインプログラムの実行に無関係に、正確な一定
時間ごとのメモリint.への加算が行なえるため、
制御精度が向上すると同時に、プログラムがブロ
ツクとして分離するため、プログラミングが容易
になるという効果がある。
以上2つの実施例について説明を行なつたが、
一定時間ごとにメモリint.への加算を実施するた
め、タイマ割込み回数をカウンタで計数し、カウ
ンタがオーバーフローするごとにメモリint.への
加算を実施する方法等、種々手法が考えられる
が、実用上一定間隔と見なし得る間隔でメモリ
int.に符号付演算信号の加算を行なうことができ
れば、本発明に適用することが可能である。又、
前述の実施例では、空調機の冷暖房能力の制御を
行なうため、エアミクスドアの開度変化を行なう
場合について説明したが、同時にブロワモータに
も出力信号を出力し、吹出風量を同時に変化させ
ることによつて、より効果的な冷暖房能力制御が
行なえることは明らかである。
一定時間ごとにメモリint.への加算を実施するた
め、タイマ割込み回数をカウンタで計数し、カウ
ンタがオーバーフローするごとにメモリint.への
加算を実施する方法等、種々手法が考えられる
が、実用上一定間隔と見なし得る間隔でメモリ
int.に符号付演算信号の加算を行なうことができ
れば、本発明に適用することが可能である。又、
前述の実施例では、空調機の冷暖房能力の制御を
行なうため、エアミクスドアの開度変化を行なう
場合について説明したが、同時にブロワモータに
も出力信号を出力し、吹出風量を同時に変化させ
ることによつて、より効果的な冷暖房能力制御が
行なえることは明らかである。
以上説明したごとく、本発明によれば、従来ア
ナログ回路素子にてハード的に行なつていた積分
演算処理を、マイクロコンピユータのプログラム
により実行することができるため、小型で単純な
構成の自動車用空調機の制御装置を提供できると
いう効果がある。
ナログ回路素子にてハード的に行なつていた積分
演算処理を、マイクロコンピユータのプログラム
により実行することができるため、小型で単純な
構成の自動車用空調機の制御装置を提供できると
いう効果がある。
第1図は、従来の比例積分制御を行なう場合の
制御回路を示す回路図、第2図は、自動車用空調
機の構成を示す断面模式図、第3図は、本発明の
一実施例における制御装置の接続を示すブロツク
図、第4図は、本発明の一実施例を示すプログラ
ムのフローチヤート、第5図は、本発明の他の実
施例を示すプログラムのフローチヤートである。 3……エアミツクスドア、6……パワーサー
ボ、10……マイクロコンピユータ、11……温
度設定手段、12……内気センサ、13……外気
センサ、18……メモリ、21……負圧制御手
段、22……圧縮機、23……ウオータコツク、
34……温度信号演算回路。
制御回路を示す回路図、第2図は、自動車用空調
機の構成を示す断面模式図、第3図は、本発明の
一実施例における制御装置の接続を示すブロツク
図、第4図は、本発明の一実施例を示すプログラ
ムのフローチヤート、第5図は、本発明の他の実
施例を示すプログラムのフローチヤートである。 3……エアミツクスドア、6……パワーサー
ボ、10……マイクロコンピユータ、11……温
度設定手段、12……内気センサ、13……外気
センサ、18……メモリ、21……負圧制御手
段、22……圧縮機、23……ウオータコツク、
34……温度信号演算回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 データ入出力用のI/Oポート、タイマカウ
ンタ、メモリ、プロセツシングユニツト等を含む
マイクロコンピユータを備え、該プロセツシング
ユニツトにより演算される制御信号データに対応
して空調機の冷暖房能力の制御を行なう自動車用
空調機において、少なくとも (1) 入力温度データを演算することにより、暖房
あるいは冷房に対応する符号付演算信号を発生
する手段。 (2) 該符号付演算信号を一定時間ごとに積分デー
タ記憶用メモリに加算する手段。 (3) 該積分データ記憶用メモリ内の記憶データな
らびに前記符号付演算信号との和からなる前記
制御信号データを発生する手段。 を備えることを特徴とする自動車用空調機の制
御装置。 2 特許請求の範囲第1項記載において、積分デ
ータ記憶用メモリの内容はマイクロコンピユータ
の起動時にクリアされることを特徴とする自動車
用空調機の制御装置。 3 特許請求の範囲第1項記載において、前記積
分データ記憶用メモリ内のデータが、あらかじめ
決められている一定の値を越えた場合、該メモリ
内データの値を前記あらかじめ決められている値
に置換することを特徴とする自動車用空調機の制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55131624A JPS5758508A (en) | 1980-09-24 | 1980-09-24 | Control of automobile air conditioner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55131624A JPS5758508A (en) | 1980-09-24 | 1980-09-24 | Control of automobile air conditioner |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5758508A JPS5758508A (en) | 1982-04-08 |
JPS6241123B2 true JPS6241123B2 (ja) | 1987-09-01 |
Family
ID=15062400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55131624A Granted JPS5758508A (en) | 1980-09-24 | 1980-09-24 | Control of automobile air conditioner |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5758508A (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5531654A (en) * | 1978-08-29 | 1980-03-06 | Hitachi Ltd | Control system in air conditioner for automobile |
JPS5578308A (en) * | 1978-12-07 | 1980-06-12 | Nippon Denso Co Ltd | Temperature control method |
-
1980
- 1980-09-24 JP JP55131624A patent/JPS5758508A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5758508A (en) | 1982-04-08 |
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