JPH09290617A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

Info

Publication number
JPH09290617A
JPH09290617A JP8102912A JP10291296A JPH09290617A JP H09290617 A JPH09290617 A JP H09290617A JP 8102912 A JP8102912 A JP 8102912A JP 10291296 A JP10291296 A JP 10291296A JP H09290617 A JPH09290617 A JP H09290617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
type
unit
calculation unit
point type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8102912A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Eda
正弘 江田
Mamoru Seiji
護 政氏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP8102912A priority Critical patent/JPH09290617A/ja
Publication of JPH09290617A publication Critical patent/JPH09290617A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、空調ユニットの制御値の演算も、推定
値の演算と同様に浮動小数点型の演算で行なっており、
演算手段としては、CPUの処理速度,処理能力が高
く、記憶手段の容量が大きい高価なマイクロコンピュー
タを用いなければならなかった。 【解決手段】 浮動小数点型の演算を行うオブザーバ部
6と整数型の演算を行う目標吹出し温度演算部1とを有
し、さらに、オブザーバ部6のデータ入力経路にデータ
を浮動小数点型に変換する型変換部10,12を、オブ
ザーバ部6から目標吹出し温度演算部1へのデータ出力
経路にデータを浮動小数点型から整数型に変換する型変
換部14を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物理量の検出値
及び推定値に基づいて空調ユニットを制御する車両用空
気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の空調は、エアコン吹出口
に吹出し温度センサを設置し、検知した吹出し温度と、
設定温度と、外気温度や日射量等と別途算出する推定温
度とに基づいて制御値を演算し、この制御値に基づい
て、エアミックスドアやブロアを制御して、車室内の空
調を快適に行うようにしている。従来、例えば、特開平
5−50837号公報に示された技術においては、制御
対象モデルをもとにオブザーバ部を構成し、このオブザ
ーバ部により車室内の温度などの物理量を推定してい
る。そして、演算手段は、オブザーバ部で算出された推
定値や,センサなどで検出される物理量の検出値を入力
して、これらデータに基づいて制御値を算出する。この
制御値により空調ユニットが制御される。
【0003】前記オブザーバ部を構成する場合、制御対
象モデルを離散化した方程式(微分方程式)を所定時間
毎に演算しなければならないので、計算には高い精度が
必要であり、浮動小数点型の演算を行う必要がある。浮
動小数点(floot)型はIEEE−754規格によ
ると、データは4バイトで表される単精度の値であり、
指数1バイト、仮数3バイトで表現される。即ち、表現
範囲は、2の−128乗から2の+127乗(2.93
87x10の−29乗から1.7014x10の+28
乗)である。一方、整数(INTERGER)型では、
データは1バイトまたは2バイトで表され、表現範囲は
0から2の8乗、0から2の16乗である。データ処理
を行うマイクロコンピュータにとっては、整数型のデー
タで演算を行う方がCPUの負担が軽く、またデータを
記憶するRAM,ROMなどの記憶手段の記憶容量も少
なくて済む。逆に、浮動小数点型のデータで演算を行う
場合は、CPUに負担がかかり、また整数型のデータで
演算する場合に比べて記憶容量の大きい記憶手段が必要
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
車両用空気調和装置では、制御値演算部としての演算手
段での演算も浮動小数点型で行なっていた。従って、こ
の制御値演算手段と推定値演算部としてのオブザーバ部
とをマイクロコンピュータにて構成する場合、すべての
データ処理を浮動小数点型の演算で行なわなくてはいけ
ないので、マイクロコンピュータとしては、CPUの処
理速度,処理能力が高い高価なマイクロコンピュータを
用いなければならなかった。さらに、すべてのデータ演
算処理を浮動小数点型で行うので、マイクロコンピュー
タに備える記憶手段として、大容量のRAMやROMが
必要となってしまうという課題があった。
【0005】本願の目的は、推定値演算部と制御値演算
部とを、低コストなマイクロコンピュータを用いて構成
でき、その上、高精度な空調ユニットの制御が行える車
両用空気調和装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
車両用空気調和装置は、車両に設けられるセンサなどの
検出手段で検出される種々の物理量の検出値などのデー
タを入力して浮動小数点型の演算を行うことで推定値を
算出する推定値演算部(オブザーバ部6)と、前記物理
量の検出値および前記推定値演算部で算出された推定値
に基づいて空調ユニットを制御するための制御値を算出
する制御値演算部(目標吹出し温度演算部1)と、を備
えた車両用空気調和装置において、前記制御値演算部
を、整数型の演算を行うよう構成するとともに、前記推
定値演算部のデータ入力経路に、データを浮動小数点型
に変換する第1変換手段(型変換部10,12)を設
け、かつ、前記推定値演算部から前記制御値演算部への
データ出力経路に、データを浮動小数点型から整数型に
変換する第2変換手段(型変換部14)を設けたことを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す構
成図である。図1において、1は制御値演算部としての
目標吹出し温度演算部である。この目標吹出し温度演算
部1は、所望の室温を設定するための室温設定器2から
の設定データa、車両に設けられる種々のセンサで検出
された種々の物理量検出値及び推定値に基づいて空調ユ
ニットを制御するための制御値を算出する。尚、日射セ
ンサ3で検出された日射量検出データb,外気温センサ
4で検出された外気温度検出データc,車室内の上部の
温度を検出する頭部室温センサ5からの室内温度検出デ
ータdなどを前記検出値として入力する。この目標吹出
し温度演算部1は、データの表現に必要なバイト数が浮
動小数点型よりも少ない整数型で演算を行うよう構成さ
れている。
【0008】6は推定値演算部としてのオブザーバ部で
ある。これは従来技術で説明したオブザーバ部と同様に
制御対象モデルをもとに構成されていて、物理量を推定
するものである。つまり、車室内の物理量の検出値など
のデータを入力して制御対象モデルをもとに浮動小数点
型の演算を行うことで推定値を算出する。オブザーバ部
6は、前記頭部室温センサ5で検出される室内温度検出
データd,VENT(胸元)吹出し温度センサ7で検出
される検出データf,FOOT(足元)吹出し温度セン
サ8で検出される検出データg、DEF(デフロスト)
吹出し温度センサ9で検出される検出データhなどの検
出値を入力するわけであるが、オブザーバ部6では前述
したように浮動小数点型の演算を行うので、これら入力
データを浮動小数点型に変換しなくてはならない。従っ
て、オブザーバ部6における検出値の入力経路には、検
出値のデータ型を浮動小数点型に変換する型変換部10
が設けられており、検出値は、当該型変換部10により
浮動小数点型のデータに変換された後にオブザーバ部6
に入力される。つまり、各温度センサ7,8,9からの
検出データf,g,hは、指数1バイト,仮数3バイト
で表現される4バイト表現の浮動小数点型のデータF,
G,Hに変換される。
【0009】また、目標吹出し温度演算部1からの出力
データに基づいてブロア電圧演算部11ではブロア電圧
値iが生成され、この生成されたブロア電圧値iも前記
オブザーバ部6に入力されるが、このブロア電圧値iは
目標吹出し温度演算部1での整数型の演算にて算出され
たデータなので整数型データである。従って、このブロ
ア電圧値iのオブザーバ部6への入力経路においても、
データの型を、整数型から浮動小数点型に変換する型変
換部12が設けられており、ブロア電圧値iは、当該型
変換部12により整数型から浮動小数点型のデータIに
変換された後にオブザーバ部6に入力される。
【0010】前記オブザーバ部6は、型変換部10によ
り浮動小数点型のデータに変換された検出データF,
G,H及び型変換部12により浮動小数点型のデータに
変換されたブロア電圧値データIを入力し、制御対象モ
デルをもとに、高精度な浮動小数点型の演算を行って最
終的に目標吹出し温度演算部1に出力する推定値として
の足元温度推定値Eを算出する。尚、オブザーバ部6で
は、頭部温度推定値Jも算出されるが、この頭部温度推
定値Jと,頭部室温センサ5で検出されて型変換部10
にて浮動小数点型に変換された室内温度検出データDと
の差(JーD)が減算器13により抽出されてオブザー
バ部6にフィードバックされ、最終的には前記足元温度
推定値Eを算出して、目標吹出し温度演算部1に出力す
る。
【0011】前記オブザーバ部6にて算出された足元温
度推定値Eを前記目標吹出し温度演算部1に出力するわ
けであるが、この足元温度推定値Eは浮動小数点型のデ
ータであるため、これを、整数型で演算を行う目標吹出
し温度演算部1に出力するためには整数型に変換してか
ら送らなければならない。よって、オブザーバ部6から
目標吹出し温度演算部1へのデータ出力経路には、デー
タの型を浮動小数点型から整数型に変換する型変換部1
4が設けられている。
【0012】従って、目標吹出し温度演算部1は、整数
型の設定データ信号a,各種検出値データb,c,d
と、オブザーバ部6で生成されて型変換部14でデータ
の型が変換された足元温度推定値eとを入力し、これら
入力データに基づいて、空調ユニットを制御するための
制御値としての頭部目標吹出し温度X,足元目標吹出し
温度Yを整数型の演算にて算出する。
【0013】尚、前記目標吹出し温度演算部1とオブザ
ーバ部6は、ワンチップのマイクロコンピュータにより
構成されている。従って、マイクロコンピュータのCP
Uは、すべてのデータ処理を浮動小数点型の演算で行う
わけではなく、目標吹出し温度演算部1での演算は整数
型で行うので、CPUの負担は軽くなる。また、すべて
のデータ処理を浮動小数点型の演算で行う場合に比べ
て、ROMやRAMなどの記憶容量も少なくて済む。
【0014】前記頭部目標吹出し温度Xは上部ミックス
ドア演算部15に出力される。この上部ミックスドア演
算部15は、前記頭部目標吹出し温度Xと、VENT吹
出し温度センサ7,DEF吹出し温度センサ9からの整
数型のデータf,hとを入力して制御信号Aを生成し、
アクチュータなどの駆動部に出力する。この駆動部は制
御信号Aを入力して、空調ユニットの上部ミックスドア
を制御する。また、足元目標吹出し温度Yは下部ミック
スドア演算部16に出力される。この下部ミックスドア
演算部16は、足元目標吹出し温度Yと、FOOT吹出
し温度センサ8からの整数型のデータgとを入力して制
御信号Bを生成し、アクチュータなどの駆動部に出力す
る。駆動部は制御信号Bを入力して、空調ユニットの下
部ミックスドアを制御する。さらに、頭部目標吹出し温
度X,足元目標吹出し温度Yは、ブロア電圧を演算する
ためにブロア電圧演算部11に出力される。このブロア
電圧演算部11で演算されたブロア電圧データiは駆動
部17に出力され、駆動部17はブロア電圧データiに
基づいてブロアモータを駆動する。まとめると、最終的
に目標吹出し温度演算部1で生成された頭部目標吹出し
温度X,足元目標吹出し温度Yに基づいて、空調ユニッ
トのミックスドア及びブロアが制御されるわけである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本願によれば、制
御値演算部と高精度な演算を行う推定値演算部とを、比
較的処理速度,処理能力が低くてかつ記憶手段の容量も
少なくて済む低コストなマイクロコンピュータを用いて
構成でき、その上、高精度な空調ユニットの制御が行え
る車両用空気調和装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の車両用空気調和装置の実施の形態
1を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 目標吹出し温度演算部(制御値演算部)、6 オブ
ザーバ部(推定値演算部)、10,12 型変換部(第
1変換部)、14 型変換部(第2変換部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられるセンサなどの検出手段
    で検出される種々の物理量の検出値などのデータを入力
    して浮動小数点型の演算を行うことで推定値を算出する
    推定値演算部と、前記物理量の検出値および前記推定値
    演算部で算出された推定値に基づいて空調ユニットを制
    御するための制御値を算出する制御値演算部と、を備え
    た車両用空気調和装置において、 前記制御値演算部を、整数型の演算を行うよう構成する
    とともに、 前記推定値演算部のデータ入力経路に、データを浮動小
    数点型に変換する第1変換手段を設け、かつ、前記推定
    値演算部から前記制御値演算部へのデータ出力経路に、
    データを浮動小数点型から整数型に変換する第2変換手
    段を設けたことを特徴とする車両用空気調和装置。
JP8102912A 1996-04-24 1996-04-24 車両用空気調和装置 Pending JPH09290617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8102912A JPH09290617A (ja) 1996-04-24 1996-04-24 車両用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8102912A JPH09290617A (ja) 1996-04-24 1996-04-24 車両用空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09290617A true JPH09290617A (ja) 1997-11-11

Family

ID=14340075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8102912A Pending JPH09290617A (ja) 1996-04-24 1996-04-24 車両用空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09290617A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025824A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Sanden Corp 車両用空調装置
JP2007133411A (ja) * 2005-11-12 2007-05-31 Sony Computer Entertainment Inc ガウス確率データビットの低減と計算のためのメモリ使用削減方法および装置
US9153235B2 (en) 2012-04-09 2015-10-06 Sony Computer Entertainment Inc. Text dependent speaker recognition with long-term feature based on functional data analysis

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025824A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Sanden Corp 車両用空調装置
JP4699646B2 (ja) * 2001-07-17 2011-06-15 サンデン株式会社 車両用空調装置
JP2007133411A (ja) * 2005-11-12 2007-05-31 Sony Computer Entertainment Inc ガウス確率データビットの低減と計算のためのメモリ使用削減方法および装置
US7970613B2 (en) 2005-11-12 2011-06-28 Sony Computer Entertainment Inc. Method and system for Gaussian probability data bit reduction and computation
US9153235B2 (en) 2012-04-09 2015-10-06 Sony Computer Entertainment Inc. Text dependent speaker recognition with long-term feature based on functional data analysis

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0834222A (ja) 車両用空調制御方法
JPH08238927A (ja) 曇り防止のために自動車用hvacシステムを制御する方法および制御システム
JPS5984614A (ja) 車両用デユアル型空調装置
JPS63263125A (ja) 自動車用空調機の吹出温度制御装置
JPH09290617A (ja) 車両用空気調和装置
JPS6213207B2 (ja)
EP1132224A3 (en) Vehicle air conditioning apparatus
JP2570291B2 (ja) 車両用空気調和制御装置
JPS5940925A (ja) 自動車の空調制御装置
JP3479990B2 (ja) 車両用空調装置
JP2000177362A (ja) 内外気切換ドア制御装置
JP3416169B2 (ja) 自動車用空調装置
JPH0648151A (ja) 車両用空調装置
JPS6313845B2 (ja)
JP3208692B2 (ja) 車両用空調装置の目標吹出温度演算方式
JP2658046B2 (ja) 車両用空気調和装置
WO1999036280A1 (fr) Dispositif de conditionnement d'air pour vehicules et procede de commande du dispositif
JP2725204B2 (ja) 空気調和装置
JPH0332919A (ja) 空気調和装置
JP3399101B2 (ja) 空調装置
JP4985486B2 (ja) 車両用空調装置
JPH11268513A (ja) 車両用空調装置とその制御方法
JP3024772B2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP3214331B2 (ja) ファジィ演算装置及び車両用空調装置
JP4399979B2 (ja) 車両用空調装置