JPS6241080B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6241080B2 JPS6241080B2 JP57048262A JP4826282A JPS6241080B2 JP S6241080 B2 JPS6241080 B2 JP S6241080B2 JP 57048262 A JP57048262 A JP 57048262A JP 4826282 A JP4826282 A JP 4826282A JP S6241080 B2 JPS6241080 B2 JP S6241080B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- trichlorethylene
- water
- layer
- cleaned
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 58
- XSTXAVWGXDQKEL-UHFFFAOYSA-N Trichloroethylene Chemical group ClC=C(Cl)Cl XSTXAVWGXDQKEL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 47
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 27
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 19
- VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N Ethene Chemical compound C=C VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 239000005977 Ethylene Substances 0.000 claims 1
- KVIPHDKUOLVVQN-UHFFFAOYSA-N ethene;hydrate Chemical compound O.C=C KVIPHDKUOLVVQN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 7
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 6
- 238000003915 air pollution Methods 0.000 description 4
- 239000012459 cleaning agent Substances 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 238000004506 ultrasonic cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、トリクロルエチレン溶液中において
被洗浄物の洗浄を行う洗浄方法に関するものであ
る。
被洗浄物の洗浄を行う洗浄方法に関するものであ
る。
表面に付着した油分等の汚れを除去するため、
トリクロルエチレン溶液中での洗浄が行われてい
る。従来のこの種の洗浄方法では、例えば第１図
に示すように、水１の入つた超音波洗浄槽２内に
トリクロルエチレン３を入れた洗浄槽４を配置
し、トリクロルエチレン３中に被洗浄物５を浸漬
して、超音波振動子６により超音波を与えつつ洗
浄を行つている。しかしながら、このような方法
では揮発性の高いトリクロルエチレンが、洗浄中
に表面から大気中に揮発したり、洗浄後、被洗浄
物表面あるいは内部に残留しているトリクロルエ
チレンを除去するために被洗浄物を乾燥させる際
に、トリクロルエチレンが大気中に逸散したりし
て、外気を汚染する欠点があつた。
トリクロルエチレン溶液中での洗浄が行われてい
る。従来のこの種の洗浄方法では、例えば第１図
に示すように、水１の入つた超音波洗浄槽２内に
トリクロルエチレン３を入れた洗浄槽４を配置
し、トリクロルエチレン３中に被洗浄物５を浸漬
して、超音波振動子６により超音波を与えつつ洗
浄を行つている。しかしながら、このような方法
では揮発性の高いトリクロルエチレンが、洗浄中
に表面から大気中に揮発したり、洗浄後、被洗浄
物表面あるいは内部に残留しているトリクロルエ
チレンを除去するために被洗浄物を乾燥させる際
に、トリクロルエチレンが大気中に逸散したりし
て、外気を汚染する欠点があつた。
そこで、特開昭55−132673号に見られるよう
に、被洗浄物の洗浄及び乾燥を密閉系で行うよう
にした洗浄方法が提案された。この先に提案され
た洗浄方法では、洗浄剤を収容した主洗浄領域の
上方にすすぎ洗い用の洗浄領域を設けるととも
に、該すすぎ洗い洗浄領域の上方に冷却手段を備
えた冷却領域を設けておき、主洗浄領域で洗浄が
行われた被洗浄物をすすぎ洗い用洗浄領域に移行
させてすすぎ洗いした後乾燥させて、乾燥の際に
蒸発した洗浄剤及び主洗浄領域から蒸発してきた
洗浄剤を冷却領域で冷却凝縮させて回収するよう
にしている。
に、被洗浄物の洗浄及び乾燥を密閉系で行うよう
にした洗浄方法が提案された。この先に提案され
た洗浄方法では、洗浄剤を収容した主洗浄領域の
上方にすすぎ洗い用の洗浄領域を設けるととも
に、該すすぎ洗い洗浄領域の上方に冷却手段を備
えた冷却領域を設けておき、主洗浄領域で洗浄が
行われた被洗浄物をすすぎ洗い用洗浄領域に移行
させてすすぎ洗いした後乾燥させて、乾燥の際に
蒸発した洗浄剤及び主洗浄領域から蒸発してきた
洗浄剤を冷却領域で冷却凝縮させて回収するよう
にしている。
しかしながら、このような方法では、洗浄槽内
に冷却手段を設けたり、洗浄槽を密閉構造にした
りする必要があるため、洗浄方法を実施するため
に用いる設備の構造が複雑になり、設備費が高く
なるという問題があつた。また洗浄槽が密閉構造
であるため、洗浄、乾燥及び被洗浄物の搬出を連
続的に行わせることができず、洗浄作業の能率が
悪くなるという問題もあつた。
に冷却手段を設けたり、洗浄槽を密閉構造にした
りする必要があるため、洗浄方法を実施するため
に用いる設備の構造が複雑になり、設備費が高く
なるという問題があつた。また洗浄槽が密閉構造
であるため、洗浄、乾燥及び被洗浄物の搬出を連
続的に行わせることができず、洗浄作業の能率が
悪くなるという問題もあつた。
本発明の目的は、冷却手段を用いたり、洗浄槽
を密閉構造としたりすることなく、トリクロルエ
チレンの大気中への逸散を防止しつつ洗浄を行う
ことができるようにした洗浄方法を提案すること
にある。
を密閉構造としたりすることなく、トリクロルエ
チレンの大気中への逸散を防止しつつ洗浄を行う
ことができるようにした洗浄方法を提案すること
にある。
本発明の洗浄方法は、洗浄槽内に水の層とトリ
クロルエチレンの層との２層を形成し、先ずトリ
クロルエチレン層中で洗浄を行つた後、水層中で
洗浄を行つて被洗浄物表面または内部に残留した
トリクロルエチレンを水と置換することを特徴と
したものである。
クロルエチレンの層との２層を形成し、先ずトリ
クロルエチレン層中で洗浄を行つた後、水層中で
洗浄を行つて被洗浄物表面または内部に残留した
トリクロルエチレンを水と置換することを特徴と
したものである。
上記の方法によると、水の層によつてトリクロ
ルエチレンが外気に対して密閉されているので、
有害なトリクロルエチレンが大気中に揮発して大
気汚染を生じさせることがない。また、上記のよ
うにトリクロルエチレンで洗浄した後に水で洗浄
して被洗浄物の表面及び内部に残留するトリクロ
ルエチレンを水と置換させるようにすると、トリ
クロルエチレンが大気中に逸散するのを防止する
ことができる。そして上記の方法のよれば、従来
のように蒸発した溶剤を冷却凝縮する手段を設け
たり、洗浄槽を密閉構造にしたりする必要がない
ため洗浄方法を実施する設備の構造を簡単にする
ことができ、実施のために要するコストの低減を
図ることができる。また洗浄槽を密閉構造にする
必要がないため洗浄、被洗浄物からのトリクロル
エチレンの除去及び被洗浄物の搬出を連続的に行
うことができ、洗浄作業の能率を向上させること
ができる。
ルエチレンが外気に対して密閉されているので、
有害なトリクロルエチレンが大気中に揮発して大
気汚染を生じさせることがない。また、上記のよ
うにトリクロルエチレンで洗浄した後に水で洗浄
して被洗浄物の表面及び内部に残留するトリクロ
ルエチレンを水と置換させるようにすると、トリ
クロルエチレンが大気中に逸散するのを防止する
ことができる。そして上記の方法のよれば、従来
のように蒸発した溶剤を冷却凝縮する手段を設け
たり、洗浄槽を密閉構造にしたりする必要がない
ため洗浄方法を実施する設備の構造を簡単にする
ことができ、実施のために要するコストの低減を
図ることができる。また洗浄槽を密閉構造にする
必要がないため洗浄、被洗浄物からのトリクロル
エチレンの除去及び被洗浄物の搬出を連続的に行
うことができ、洗浄作業の能率を向上させること
ができる。
以下図面を参照して本発明の洗浄方法を説明す
る。
る。
第２図は本発明の洗浄方法を実施する装置の概
略構成を示したもので、第１図と異なる点は、洗
浄槽４内に入れる洗浄液をトリクロルエチレン３
の層と水１′の層との２層により構成した点であ
る。
略構成を示したもので、第１図と異なる点は、洗
浄槽４内に入れる洗浄液をトリクロルエチレン３
の層と水１′の層との２層により構成した点であ
る。
本発明の方法を行うに当つては、まず、洗浄槽
４内にトリクロルエチレン３を所定量入れる。次
に、トリクロルエチレンとほぼ同量の水１′を入
れる。トリクロルエチレンの比重は約1.4で水よ
り大きく、またトリクロルエチレンは水にほとん
ど溶けないため、図に示すようにトリクロルエチ
レン３の層と水１′の層とは略完全に分離して、
下方にトリクロルエチレン３の層が形成され、上
方に水１′の層が形成される。このように洗浄槽
４内の下部にトリクロルエチレン層３を形成し、
上部に水の層１′を形成した後、先ず被洗浄物を
洗浄層４内のトリクロルエチレン３内に挿入して
該トリクロルエチレン３中で洗浄を行い、しかる
後被洗浄物５の表面あるいは内部に残留している
トリクロルエチレンと水とを置換するため、水
１′の中で洗浄を行う。その後、必要であれば、
乾燥器中で水分を乾燥除去する。
４内にトリクロルエチレン３を所定量入れる。次
に、トリクロルエチレンとほぼ同量の水１′を入
れる。トリクロルエチレンの比重は約1.4で水よ
り大きく、またトリクロルエチレンは水にほとん
ど溶けないため、図に示すようにトリクロルエチ
レン３の層と水１′の層とは略完全に分離して、
下方にトリクロルエチレン３の層が形成され、上
方に水１′の層が形成される。このように洗浄槽
４内の下部にトリクロルエチレン層３を形成し、
上部に水の層１′を形成した後、先ず被洗浄物を
洗浄層４内のトリクロルエチレン３内に挿入して
該トリクロルエチレン３中で洗浄を行い、しかる
後被洗浄物５の表面あるいは内部に残留している
トリクロルエチレンと水とを置換するため、水
１′の中で洗浄を行う。その後、必要であれば、
乾燥器中で水分を乾燥除去する。
上記のように、トリクロルエチレンの上部に水
の層を形成すると、トリクロルエチレンの表面は
完全に密閉されるため、洗浄中にトリクロルエチ
レンが大気中に揮発するのを防止できる。また、
乾燥前に被洗浄物の表面及び内部に残留している
トリクロルエチレンを完全に水と置換できるた
め、乾燥中にトリクロルエチレンが大気中に逸散
することもなく、大気汚染を防止できる。
の層を形成すると、トリクロルエチレンの表面は
完全に密閉されるため、洗浄中にトリクロルエチ
レンが大気中に揮発するのを防止できる。また、
乾燥前に被洗浄物の表面及び内部に残留している
トリクロルエチレンを完全に水と置換できるた
め、乾燥中にトリクロルエチレンが大気中に逸散
することもなく、大気汚染を防止できる。
なお、洗浄効率を向上させ、被洗浄物表面及び
内部に残留したトリクロルエチレンと水との置換
効率を向上させるため、洗浄液を加温することも
できる。また超音波を用いないでトリクロルエチ
レン中での洗浄を行う場合にも同様に本発明を適
用することができる。
内部に残留したトリクロルエチレンと水との置換
効率を向上させるため、洗浄液を加温することも
できる。また超音波を用いないでトリクロルエチ
レン中での洗浄を行う場合にも同様に本発明を適
用することができる。
以上のように、本発明によれば、洗浄液がトリ
クロルエチレンの層と水の層との２つの層に分離
されていて、トリクロルエチレンの層がその上方
の水の層により外気に対して完全に密閉されてい
るので、洗浄槽内のトリクロルエチレンが大気中
に逸散するのを防ぐことができる。また、被洗浄
物をトリクロルエチレンで洗浄した後、引続いて
水の層で洗浄して該被洗浄物の表面及び内部に残
留しているトリクロルエチレンを水と置換するの
で、被洗浄物に残留しているトリクロルエチレン
が蒸発して大気中に逸散するのを防ぐことがで
き、大気汚染を完全に防止できる。
クロルエチレンの層と水の層との２つの層に分離
されていて、トリクロルエチレンの層がその上方
の水の層により外気に対して完全に密閉されてい
るので、洗浄槽内のトリクロルエチレンが大気中
に逸散するのを防ぐことができる。また、被洗浄
物をトリクロルエチレンで洗浄した後、引続いて
水の層で洗浄して該被洗浄物の表面及び内部に残
留しているトリクロルエチレンを水と置換するの
で、被洗浄物に残留しているトリクロルエチレン
が蒸発して大気中に逸散するのを防ぐことがで
き、大気汚染を完全に防止できる。
特に、本発明においては、トリクロルエチレン
層の上方に形成した水の層によりトリクロルエチ
レンの逸散を防止するので、冷却手段等、トリク
ロルエチレンを凝縮させるための手段を設ける必
要がなく、また洗浄槽は密閉構造にする必要がな
い、従つて本発明によれば、複雑な設備を用いな
いでトリクロルエチレンによる洗浄を行うことが
でき、設備費の低減を図ることができる。
層の上方に形成した水の層によりトリクロルエチ
レンの逸散を防止するので、冷却手段等、トリク
ロルエチレンを凝縮させるための手段を設ける必
要がなく、また洗浄槽は密閉構造にする必要がな
い、従つて本発明によれば、複雑な設備を用いな
いでトリクロルエチレンによる洗浄を行うことが
でき、設備費の低減を図ることができる。
更に、本発明の方法によれば、洗浄槽を密閉す
る必要がないため洗浄、被洗浄物からのトリクロ
ルエチレンの除去及び被洗浄物の搬出を連続的に
行うことができ、トリクロルエチレンによる大気
汚染を防止してしかも洗浄作業の能率を向上させ
ることができるという利点がある。
る必要がないため洗浄、被洗浄物からのトリクロ
ルエチレンの除去及び被洗浄物の搬出を連続的に
行うことができ、トリクロルエチレンによる大気
汚染を防止してしかも洗浄作業の能率を向上させ
ることができるという利点がある。
第１図は従来の洗浄方法を実施する装置の概略
構成を示す断面図、第２図は本発明に係る洗浄方
法を実施する装置の一例を示す概略断面図であ
る。 １，１′…水、２…超音波洗浄槽、３…トリク
ロルエチレン、４…洗浄槽、５…被洗浄物。
構成を示す断面図、第２図は本発明に係る洗浄方
法を実施する装置の一例を示す概略断面図であ
る。 １，１′…水、２…超音波洗浄槽、３…トリク
ロルエチレン、４…洗浄槽、５…被洗浄物。
Claims (1)
- １ 洗浄槽内に水及びトリクロルエチレンの二層
からなる洗浄液を入れておき、まずトリクロルエ
チレン層中で洗浄を行つた後、水層中で洗浄を行
つて被洗浄物表面あるいは内部に残留したトリク
ロルエチレンを水と置換することを特徴とする洗
浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4826282A JPS58166972A (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4826282A JPS58166972A (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 洗浄方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58166972A JPS58166972A (ja) | 1983-10-03 |
| JPS6241080B2 true JPS6241080B2 (ja) | 1987-09-01 |
Family
ID=12798519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4826282A Granted JPS58166972A (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58166972A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2732229B2 (ja) * | 1994-10-13 | 1998-03-25 | 花王株式会社 | 洗浄方法および洗浄剤 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55132673A (en) * | 1979-04-02 | 1980-10-15 | Daiwa Tokushiyu Kagaku Kogyo K | Method and device for washing and drying article |
-
1982
- 1982-03-26 JP JP4826282A patent/JPS58166972A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55132673A (en) * | 1979-04-02 | 1980-10-15 | Daiwa Tokushiyu Kagaku Kogyo K | Method and device for washing and drying article |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58166972A (ja) | 1983-10-03 |
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