JPS6240202A

JPS6240202A - 耕耘砕土装置

Info

Publication number: JPS6240202A
Application number: JP17894285A
Authority: JP
Inventors: 関野　太一; 近藤　哲彦
Original assignee: STAR FARM MACHINERY Manufacturing; STAR NOKI KK
Current assignee: STAR FARM MACHINERY Manufacturing; STAR NOKI KK
Priority date: 1985-08-14
Filing date: 1985-08-14
Publication date: 1987-02-21
Anticipated expiration: 2005-08-14
Also published as: JPH0228281B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、耕耘砕土装置に関するものである。

（従来の技術）従来の耕耘砕土装置としては、トラクタにより牽引され
る機体の後方に、同トラクタのＰＴＯ軸により強制駆動
される。多数の円孤状に湾曲するロータを、当該トラク
タの進行方向に対して傾斜するように設けると共に、該
ロータの後方に前記ロータより小径の砕上板を、機体の
進行方向に設けたものが知られている（例えば、特開昭
５７−５０８０１号公報参照）。

この耕耘砕土装置は１円孤状に湾曲するロータを強制駆
動することにより、土壌を切削、反転させると共に、同
ロータの後方に設けた砕上板によ°す、前記ロータで切
削１反転した後の土壌の表層部を砕土させるものである
。

（従来技術における問題点）ところが、このような従来の耕耘砕土装置は、多数の円
孤状に湾曲した円板、すなわちロータ列をトラクタ進行
方向に対して斜設したものであるから、耕耘、枠上作業
中に機体を側方へ移動させようとするスラストが発生し
、トラクタを蛇行させるという不具合があり、またロー
タ軸が機体の定位置に設けられていたため、ロータの円
板角を調節することができず、土質条件に応する耕起反
転作用をさせることができなないという問題点があった
。

また、従来の耕耘砕土装置には、施肥装置を設けたもの
、殊にその砕上板の前部に施肥装置を設けたものがなか
ったため、耕耘砕土に併せて施肥を１工程で行なえるも
の、殊に散布した肥料を１工程で土中に混和させること
まではできないという問題点があった。

この発明は、このような問題点のない耕耘砕土装置を提
供しようとするものである。

（問題点を解決するための手段）この発明は、前記のような問題点を解決するために、３
点フレームを介してトラクタに装着されるパイプフレー
ムに第１側枠を固定し、該第１側枠にトラクタによりダ
ウンカット方向に駆動される大径皿形円板を設けた第１
耕耘軸を、その進行方向に対する傾斜角度を調節可能に
設けると共に、前記第１側枠に基部を回動可能に支承し
た第２側枠に、トラクタによりアップカット方向に駆動
され、前記大径皿形円板とは逆方向に湾曲し、それより
小ピッチの小径皿形円板を設けた第２耕耘軸を、その進
行方向に対して前記第１耕耘軸とは逆方向に傾斜し、か
つその傾斜角度を調節可能に設けたものであり、またこ
のような耕耘砕土装置において、前記第１耕耘軸上位に
肥料用ホッパを設け、該肥料用ホッパ底部に設けた散布
用導管を機体前部の第１耕耘軸付近に開口させたもので
ある。

（作用）この発明は、前記のような構成のものであるから、３点
フレームを介してトラクタに装着すると共に、パイプフ
レームに固定した第１側枠に設けられ、トラクタにより
ダウンカット方向に駆動される大径の皿形円板を備える
第１耕耘軸をトラクタにより、駆動して土壌を切削、反
転して耕起した後、その表層部をトラクタにより前記第
１耕耘軸と逆のアップカット方向に駆動され、前記耕耘
用大径皿形円板より小径の皿形円板を設けた第２耕耘軸
により砕土するものであり、この際、両耕耘軸がトラク
タの進行方向に対して互いに反対方向へ傾斜するように
設けられているから、耕耘、砕土によるスラストの発生
することが殆どなく、しかも、土質に適応するよう、進
行方向に対する第１耕耘軸及び第２耕耘軸の角度、すな
わち大径皿形円板及び小形車形円板（ロータ）の円板角
を調節することができる。

また、前記第１耕耘軸上部に設けた肥料用ホッパの底部
に設けた散布用導管により、肥料用ホッパ内の肥料を機
体前部の第１耕耘軸付近に、すなわち耕起中の土壌上に
散布し、それに続く砂上作業工程における砕土と同時に
土壌中に混和させるものである。

（実施例）以下、この発明の一実施例を、図面を参照して説明する
。

図において、１はパイプフレーム２に固着した３点フレ
ームで、同３点フレーム１により前記パイプフレーム２
を図示しないトラクタに装着する。

３はパイプフレーム２の両側に固着した第１側枠で、そ
の端部は補強枠２Ａにより連結される。また、前記パイ
プフレーム２の中央部には、図示しないトラクタのＰＴ
Ｏ軸等により駆動される入力軸４の動力を伝達させるた
めの、ベベルギヤを内蔵するミッションＭを設けると共
に、該パイプフレーム２内には、該ミッションＭの動力
を伝達する駆動軸７が設けられ、該駆動軸７の端部にス
プロケット５と平歯車８とが設けられる。前記第１側枠
３の下部に、前記スプロケット５によりチェノ６を介し
て駆動されるスプロケット５Ａを有する軸１２Ｂが設け
られ、該軸１２Ｂにより自在接手１４を介して、第１耕
耘軸１２がダウンカット方向（Ｄ方向）に駆動され、該
第１耕耘軸１２は前記第１側枠３．３間に設けた第１耕
耘フレーム１６から垂下する軸受１２Ａ、１２Ａに支承
され。

該第１耕耘軸１２には複数の大径皿形円板１３が等間隔
に装着される。前記第１耕耘フレーム１６の一端（前記
自在接手１４側）は、前記第１側枠３に固定したブラケ
ット１５に枢軸１５Ａにより回動可能に軸着され、同第
１耕耘フレーム１６の他端は、前記第１側枠３の他方に
固定したブラケット１７の調節穴１７Ａ、１７Ａ　（こ
れらの調節穴１７Ａ、１７Ａは前記枢軸１５Ａを中心と
する同−円弧上に設けられる）の何れかに調節ピン１８
により係止させることにより、同第１耕耘フレーム１６
、したがってそれに支承される第１耕耘軸１２の進行方
向に対する角度が調節可能に装着される。

また、前記第１側枠３．３には支軸９．９Ａにより第２
側枠１１．１１が上下方向へ回動可能に設けられ、一方
（右側）の第２側枠１１の後端には前記平歯車８Ａを固
定した支軸９上のスプロケット１０により、チェノＩＯ
Ｂを介して駆動されるスプロケットＩＯＡを有する軸２
３Ｂが設けられ、該軸２３Ｂにより自在接手２５を介し
て、前記第２側枠１１．１１間に設けた第２耕耘フレー
ム１９から垂下する軸受２３Ａ、２３Ａに支承した第２
耕耘軸２３を駆動させるようにし、該第２耕耘軸２３に
は複数の小径皿形円板２４が、前記第１耕耘軸１２上の
大径皿形円板１３より狭い間隔で装着される。前記第２
耕耘フレーム１９の一端（前記自在接手２５側）は、前
記第２側枠１１に固定したブラケット２０に枢軸２ＯＡ
により回動可能に軸着され、同第２耕耘フレーム１９の
他端は、前記第２側枠１１の他方に固定したブラケット
２１の調節穴２１Ａ、２１Ａ（これらの調節穴２１Ａ、
２１Ａは前記枢軸２ＯＡを中心とする同−円弧上に設け
られる）の何れかに調節ピン２２を係止させることによ
り、同第２耕耘フレーム１９、したがって同第２耕耘フ
レーム１９に軸受２３Ａ、２３Ａを介して支承される第
２耕耘軸２３が、第２側枠１１．１１に対する傾斜角度
を調節可能に装着される。

２６は前記第２側枠１１．１１間に固定され、小径皿形
円板２４列を覆うカバー、２７は該カバー２６に上端部
が軸着され、ばね手段２８により常時上面を押圧する均
平板、２９は前記補強枠２Ａと前記カバー２６間に配設
され、その長さを伸縮調節可能にしたターンバックル、
３０は前記パイプフレーム２と補強枠２Ａとの間に設け
た肥料用ホッパで、該肥料用ホッパ３０の底部には攪拌
装置３０Ａが設けられ、該攪拌装置３０Ａは前記ミッシ
ョンＭと連動するウオーム減速機３１を介して駆動され
る。

また、この肥料用ホッパ３０の下部には散布用導管３２
が垂設され、該導管３２はその開口部を第１耕耘フレー
ム１６及び第１耕耘軸１２の前側位置（第１図における
軸１２Ｂの右側位）に配する外、それらの後側位（同左
側位）に配してもよく、また、図示しないがこの散布用
導管３２を可撓性中空の合成樹脂材で構成し、その開口
部を前記第１耕耘軸１２の前側又は後側の何れかの側（
場合によっては第１耕耘軸１２の直下）に位置するよう
に、クリップその他の適宜固定手段により固定させるよ
うに構成してもよい。さらに１図示しないが、この散布
用導管３２はその基部から側方へ傾斜又は湾曲するよう
に形成し、その基部を前記肥料用ホッパ３０底部に回動
可能に設け、同散布用導管３２の下端開口部を前記第１
耕耘軸１２の前側又は後側の何れかの側に位置するよう
係止固定する構成にしてもよい。

次に、この実施例の作用を説明する。

図示しないトラクタのＰＴＱ軸により入力軸４を駆動す
ると、該入力軸４によりミッションＭ、駆動軸７、スプ
ロケット５．５Ａを介して第１耕耘軸１２上の大径皿形
円板１３．１３がダウンカット方向（Ｄ方向）へ回動し
、土壌を切削、耕起する。これと同時に、肥料用ホッパ
３０底部の攪拌装置３０Ａが、入力軸４と連動するミッ
ションＭ、ウオーム減速装置３１を介して駆動され、同
ホッパ３０内に収納された石灰その他の化成肥料などが
、散布用導管３２を介して第１耕耘軸１２の前側下位に
落下し、大径皿形円板１３．１３により切削、耕起した
。又はしようとする部位の土壌に散布される。

この散布直後、駆動軸７上の平歯車８と噛合する平歯車
８Ａ軸上のスプロケット１０とチェノ１０Ｂを介して駆
動されるスプロケットＩＯＡにより、小径皿形円板２４
列が大径皿形円板１３列とは逆向のアップカット方向（
Ｕ方向）に駆動され、大径皿形円板１３により切削、耕
起後の土壌（土塊）の表層部がすくい上げられつつ破砕
され、したがって、表層部が細かく、下層部が荒い（第
１図参照）とい、う、理想的な耕耘、砕土がされる。

なお、散布用導管３２を前記第１耕耘軸後位に開口させ
、耕起後の土塊表面に肥料を散布させれば。

当該散布された肥料が土塊表層部の砕土と共にその砕土
される表層部に混和されることになり、肥料、殊に速効
性の化成肥料等を一層効果的に活用するような施肥を行
える。

なお、この砕土深さの調整は、ターンバックル２９の伸
縮調整により、第２側枠１１．１１をその基部支軸９，
９Ａを中心として上下方向へ回動させることにより行う
ことができる。なお、このターンバックル２９は、伸縮
調節可能な他の伸縮調節手段に代えることができる。

また、土質状件により大径皿形円板１３又は小径皿形円
板２４の円板角Ｓ又はＴを調節する（こわらの円板角は
２８＠に設定するのが通常であるが、この円板角を大き
くすれば、耕起１友転の作用が強くなる）には、調節ピ
ン１８又は２２を、それぞれのブラケット１７又は２１
の他の調節穴１７Ａ、又は２１Ａに入れ替え固定するこ
とにより行なわれる。なお、小径皿形円板２４の円板角
Ｔの調節には、カバー２６の側部に設けた蓋２６Ａを開
けてから行えばよい。

（発明の効果）この発明は、前記のような構成からなり、作用をするも
のであるから、次のような効果が得られる。

（１）　第１耕耘軸上の皿形円板を大径とし、第２耕耘
軸上の皿形円板を小径とし、小径皿形円板の取付はピッ
チを大径皿形円板の取付ピッチより小さくし、しかも、
大径皿形円板によりダウンカット方向に耕起した土塊の
表層部を、大径皿形円板とは逆のアップカット方向に回
転する小径皿形円板により砕土するものであるから、砂
土効果が良好となり、表層が細かく、下層が荒いという
理想的な耕耘砕土をすることができる。

（２）　第１耕耘軸上の大径皿形円板と第２耕耘軸上の
小径皿形円板との向きを互いに逆方向にすると共に、第
１耕耘軸と第２耕耘軸とを進行方向に対して互いに逆方
向に傾斜させたので、機体を横方向へ移動させようとす
るスラストを発生させることが殆どない。

（３）　大径皿形円板及び小径皿形円板の進行方向に対
する傾斜角を調節することにより、土質状性等に応じた
耕起、砕土ができる。

（４）　第１耕耘軸上位に設けた肥料用ホッパの底部に
設けた散布用導管を、第１耕耘軸付近に開口させ、第１
耕耘軸付近すなわち大径皿形円板部に肥料の散布をさせ
得るようにしたから、耕耘砕土と施肥とを同一行程で行
なえる。

（５）　耕起と砕±（開始前）との間において肥料の散
布が行なわれ、その散布直後に散布された肥料を小径皿
形円板による砕土と同時に土中に混和させるものである
から、粉状ないし軽量の肥料についても飛散させること
なく効果的な施肥を耕耘砕土と同時に行なえる。

なお、肥料用ホッパの底部に設けた散布用導管を第１耕
耘軸の前側又は後側の何れかの側に移動可能に設ければ
、同導管を第１耕耘軸の前側に開口させることにより、
肥料散布後に土壌を耕起することになるので、耕起土壌
深層部への施肥を行え、また、散布用導管を第１耕耘軸
の後方位に開口させることにより、大径皿形円板による
耕起後の土壌表層部に肥料が散布され、この場合には散
布された肥料が小径皿形円板による砕土と同時に、その
表層部に混和、施肥させることになり、それぞれの目的
に適した施肥を、土壌の耕起、反転、砕土と同一行程で
行える。

さらに、前記第１側枠を連結する保強枠と前記第２側枠
の端部を連結するカバーとを、ターンバックル等の伸縮
手段を介して連結すれば、ターンバックル等の伸縮手段
を調節することにより、大径皿形円板に対する小径皿形
円板の高さを調節することができ、ひいて砕土深さの調
節を、また第１耕耘軸部に施肥装置を設けた場合には散
布した肥料の混和深さの調節を、それぞれ土質、肥料の
性質等を始め、各種の作業条件に応じて簡易、適切に行
うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に関わる耕耘砕土装置の一実施例の作
用状態を示す右側面図、第２図は同装置の一部を破断し
て示す平面図、第３図は肥料用ホッパ及びカバーを取除
き、かつ一部を破断して示すその平面図、第４図及び第
５図は第１図及び第２図のＩＶ−ＩＶ線及び■−■線に
沿う矢視図である。２・・・・・・パイプフレーム、３，３・・・・・・第
１側枠、９．９Ａ・・・・・・支軸、　　１１．１１・
・・・・・第２側枠、１２・・・・・・第１耕耘軸、１３．１３・・・・・・大径皿形円板。１６・・・・・・第１耕耘フレーム。１７．２１・・・・・・ブラケット、１７Ａ、２１Ａ・・・・・・調節穴、１８．２２・・・・・・調節ピン、１９・・・・・・第２耕耘フレーム、２３・・・・・・
第２耕耘軸、２４．２４・・・・・・小径皿形円板、２
６・・・・・・カバー、２９・・・・・・ターンバック
ル、３ｏ・・・・・・肥料用ホッパ、　　３２・・・・・・
散布用導管。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）３点フレームを介してトラクタに装着されるパイ
プフレームに第１側枠を固定し、該第１側枠にトラクタ
によりダウンカット方向に駆動される大径皿形円板を設
けた第１耕耘軸を、その進行方向に対する傾斜角度を調
節可能に設けると共に、前記第１側枠に基部を回動可能
に支承した第２側枠に、トラクタによりアップカット方
向に駆動され、前記大径皿形円板とは逆方向に湾曲し、
それより小ピッチの小径皿形円板を設けた第２耕耘軸を
、その進行方向に対して前記第１耕耘軸とは逆方向に傾
斜し、かつその傾斜角度を調節可能に設けたことを特徴
とする耕耘砕土装置。
（２）前記パイプフレームの両端部に設けた第１側枠の
一方に、第１耕耘フレームの一端部を回動自在に支承さ
せ、その他端部を他方の第１側枠に設けたブラケットの
調節穴の何れかに係合させると共に、前記第１耕耘フレ
ームにより第１耕耘軸を支承させ、かつ、前記第１側枠
に第２側枠の基部を回動自在に軸承させ、該第２側枠の
一方に第２耕耘フレームの一端部を回動自在に支承させ
、その他端部を第２側枠の他方に設けたブラケットの調
節穴の何れかに係合させると共に、前記第２耕耘フレー
ムにより第２耕耘軸を支承させたことを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の耕耘砕土装置。
（３）前記第１側枠を連結する保強枠と前記第２側枠の
端部を連結するカバーとを、ターンバックル等の伸縮手
段を介して連結したことを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の耕耘砕土装置。
（４）３点フレームを介してトラクタに装着されるパイ
プフレームに第１側枠を固定し、該第１側枠にトラクタ
によりダウンカット方向に駆動される大径皿形円板を設
けた第１耕耘軸を、その進行方向に対する傾斜角度を調
節可能に設けると共に、前記第１側枠に基部を回動可能
に支承した第２側枠に、トラクタによりアップカット方
向に駆動され、前記大径皿形円板とは逆方向に湾曲し、
それより小ピッチの小径皿形円板を設けた第２耕耘軸を
、その進行方向に対して前記第１耕耘軸とは逆方向に傾
斜し、かつその傾斜角度を調節可能に設けると共に、前
記第１耕耘軸上位に肥料用ホッパを設け、該ホッパ底部
に設けた散布用導管を機体前部の第１耕耘軸付近に開口
させたことを特徴とする耕耘砕土装置。
（５）前記パイプフレームの両端部に設けた第１側枠端
部を補強枠で連結すると共に、前記両第１側枠間又は前
記パイプフレームと補強枠間に肥料用ホッパを設け、該
ホッパ底部に散布用導管を配したことを特徴とする特許
請求の範囲第４項記載の耕耘砕土装置。
（６）前記肥料散布用導管を、その下端開口部が前記第
１耕耘軸の前側又は後側の何れの側にも位置し得るよう
、前記肥料用ホッパ下部に変向可能に装着したことを特
徴とする特許請求の範囲第４項記載の耕耘砕土装置。
（７）前記散布用導管を可撓性中空材で構成すると共に
、該散布用導管を前記機体前部の第１耕耘軸の前側位又
は後側位において係止開口させる係止手段を設けたこと
を特徴とする特許請求の範囲第４項記載の耕耘砕土装置
。